JP7046128B2 - 包装袋 - Google Patents

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本発明は、例えば包装袋に内容物を充填する際の袋の破れを防止することのできる切目線を有し、かつ段差カット可能な包装袋に関する。
従来、例えば、外層にポリエチレンテレフタレートフィルム、中間層にアルミ箔、内層のシーラント層としてポリエチレンフィルムを用い、シーラント層同士を熱溶着して形成される積層フィルム(ラミネートフィルム)を用いた包装袋が、各種食品、医薬品等の包装袋として用いられている。
この種の包装袋は、上辺の熱溶着部の若干下方に、上辺に沿うレーザーカット線等の易開封切目線(ハーフカット線)が形成され、上記易開封切目線より上部の辺を、上記易開封切目線に沿って切り離すことにより、内容物を容易に取り出すことができる構成となっている。
このような包装袋は、製袋時は、上辺を残して他の3辺を熱溶着されることで、上辺開口状態で製袋されたのち、内容物の充填工程にて、上辺の開口部から内容物を充填され、内容物の充填の後、上辺のみを熱溶着して内容物を封止することが行われている。
そして、上記充填工程において、上記包装袋の上辺を開口する際、袋の表面側フィルムと、袋の裏面側フィルムに各々吸盤を吸着させ、これらの吸盤を互いに離間する方向に動かして、袋の上辺を若干開口した後、図10(a)(b)に示すように、袋の表面側フィルム1を一対のチャック爪30,31で表裏から把持すると共に、袋の裏面側フィルム2も同様に、他の一対のチャック爪30,31で表裏から把持し、上記両チャック爪30,31を互いに離間する方向(図10(b)矢印A,A’方向)に移動することにより、袋の上辺を大きく開口して開口部Bを形成し、次のステップにて、上方の抽出口から、上記開口部Bを介して、包装袋の内部に内容物を充填することが行われている。
そして、上記内容物の充填後、上記包装袋の上辺を熱溶着して閉鎖し、包装袋が完成する。
特開2016-104635号公報
ところで、上記包装袋の表面側フィルム1及び裏面側フィルム2を上記各一対のチャック爪30,31で把持する際、各チャック爪の対向先端部が一定の範囲でフィルムの表裏(表面側フィルム1の表裏、裏面側フィルム2の表裏)に各々接触することになる(図10(b)参照、表面側フィルム1は図8の接触位置X、裏面側フィルム2は図9の接触位置X参照)。
このとき、上記チャック爪30,31の先端部の接触位置X,Xにレーザーカット線等の易開封切目線28,29が存在する場合(表面側フィルム1は図8の切目線28、裏面側フィルム2は図9の切目線29参照)、上記易開封切目線28,29は、積層フィルムの内、上記外層19部分のみがカットされている所謂ハーフカット線なので(図10(a)参照)、当該接触位置X,Xのフィルム強度が他の部分に比べ弱くなっており、その結果、上記チャック爪の接触位置X,Xにおいて、易開封切目線28,29に沿ってフィルムが破れることがあった(破断位置は図8の位置X1の範囲(破断は切目線28に沿う距離t3の範囲)、破断位置は図9の位置X2の範囲(破断は切目線29に沿う距離t3の範囲))。
上記チャック爪30,31の接触位置X,Xは、ある程度の範囲を持っているので、例えば、表面側フィルム1では図8に示すように、表面側の切目線28に沿うX1の範囲で、切目線28に沿って破れ(横方向に略t3の距離の破れ)が発生し、裏面側フィルム2では図9に示すように裏面側の切目線29に沿うX2の範囲で、切目線29に沿って破れ(横方向に略t3の距離の破れ)が発生することがあった。
上記特許文献1では、内容物充填時の袋の破断を防止するために、引裂伝播抵抗値が一定値以上の延伸フィルムを用いる点が開示されているが、引裂伝播抵抗値を一定以上の延伸フィルムを用いたとしても、チャック爪の対向先端部が易開封切目線(ハーフカット線)に直接当接し、さらにチャック爪が包装袋の開口部を広げた場合において、袋の破断を防止できるか否かについては、開示されていない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、チャック爪等の把持手段の対向先端部が易開封手段としての切目線に直接当接すること防止することにより、内容物の充填時の積層フィルムの破断を防止することを可能とした包装袋を提供するものである。
また、上辺を易開封手段としての切目線に沿ってカットした場合に、開口部に段差を生じさせることを可能とした包装袋を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのシーラント層同士が対向された状態で、周囲の所定幅を熱溶着されることにより形成され、上部側に易開封手段を有する包装袋において、上記表面側積層フィルムの上記易開封手段は、上記表面側積層フィルムにおいて、当該包装袋の左右外縁より始まり左右熱溶着部より内側の左右の上部変曲部まで形成された左右対称の上側両端部切目線と、上記左右の上部変曲部から上記左右の上側両端部切目線に連続し、中央部が上方に膨れる上側凸状切目線とから構成される全体として連続する上部切目線と、上記上部切目線の下側において、当該包装袋の左右外縁より始まり左右熱溶着部より内側の左右の下部変曲部まで形成された左右対称の下側両端部切目線と、上記左右の下部変曲部から上記左右の下側両端部切目線に連続し、中央部が上方に膨れる下側凸状切目線とから構成される全体として連続する下部切目線により構成され、上記上部切目線と上記下部切目線とは上下方向に離間して互いに接触しないように構成され、かつ上記表面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置は、上記下側凸状切目線より下側の切目線の存在しない範囲に位置しており、上記包装袋の左右外縁における上記上側両端部切目線と上記下側両端部切目線の間に切込部が各々形成され、上記裏面側積層フィルムの易開封手段は、上記左右の上記切込部の下側水準位置の外縁から始まり、上記切込部の上側水準位置まで上り傾斜で形成された左右対称の裏面側上向両端部切目線と、上記左右の裏面側上向両端部切目線に連続する切目線であって、少なくとも中央部が上記上側凸状切目線と上記下側凸状切目線との間に位置し、上記中央部が上方に膨れる裏面側凸状切目線とから構成される全体として連続する裏面側切目線とから構成され、かつ上記裏面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置は、上記裏面側凸状切目線より下側の切目線の存在しない範囲に位置するものである包装袋により構成される。
上記上側両端部切目線は、例えば上側下向両端部切目線(6a,6b)により構成することができる。上記下側両端部切目線は、例えば下側上向両端部切目線(9a,9b)により構成することができる。上記把持手段は例えばチャック爪により構成することができる。このように構成すると、表面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置(X)は下側凸状切目線の下側の切目線の存在しない範囲に位置しており、かつ、裏面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置(X)は裏面側凸状切目線より下側の切目線が存在しない範囲に位置しているので、内容物充填時において把持手段により表裏のフィルムが把持され上部開口が広げられても、把持手段の表裏積層フィルムの接触位置におけるフィルム強度は、切目線が存在しない他のフィルム部分と同様であるから、上記接触位置において表裏のフィルムが破れることはない。また、易開封手段に沿って上辺部を切り離した際、開口部に段差が生じるので、使用者は容易に開口部を開くことが可能となる。
第2に、上記上側凸状切目線は、上辺の熱溶着部の内縁より下側に位置しているものである上記第1記載の包装袋により構成される。
従って、易開封手段としての切目線は、把持手段の接触位置より上方に位置しているが、最も上方に位置する上側凸状切目線は、上辺の熱溶着部の内縁より下側に位置しているので、内容物の充填後、上辺の熱溶着を問題なく実施することができる。
第3に、上記上側凸状切目線は、上記左右の上部変曲部に位置する上記上側両端部切目線から連続して上方に急激に立ち上がる両側立上切目線と、上記両側立上切目線を結ぶ水平の直線状切目線とから構成されており、上記下側凸状切目線は、上記左右の下部変曲部に位置する上記下側両端部切目線から連続し、包装袋の中央部を頂点とする山型に構成されており、かつ上記裏面側凸状切目線は、上記下側凸状切目線より上側において、上記下側凸状切目線と略平行に山型に形成されたものである上記第1又は2記載の包装袋により構成される。
このように構成すると、表面側積層フィルムの上部切目線に沿って切断された場合は、中央部が上方に膨れる裏面側切目線との間に、中央部を境界として右側と左側に略三角形状の段差が形成され、表面側積層フィルムの下部切目線に沿って切断された場合は下側凸状切目線と、裏面側凸状切目線との間に、略山型の段差が形成されるので、何れの場合であっても、開口部の段差を利用して、容易に開口することが可能となる。
第4に、上記左右の上部変曲部と下部変曲部間に、互いに内側に開口する横向きV字型の誘導用切目線が、上記上部切目線と上記下部切目線に接触しない状態で各々形成されているものである上記第1~3の何れかに記載の包装袋により構成される。
このように構成すると、上部変曲部又は下部変曲部において、切目線が変曲しているので、切断線が切目線からずれることが有り得るが、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、上記誘導用切目線のV字の開口側から、上部切目線又は下部切目線に切断線を誘導することができるので、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、確実に開口部に段差を形成することができる。
第5に、上記左右の上側両端部切目線は各々下向に形成された上側下向両端部切目線により構成され、上記左右の下側両端部切目線は各々上向に形成された下側上向両端部切目線により構成されたものである上記第1~4の何れかに記載の包装袋により構成される。
このように構成すると、上側下向両端部切目線は下向きに形成され、下側上向両端部切目線は上向きに形成されているので、ノッチからの切断線を、手前に引く場合は、例えば
下側上向両端部切目線に、奥側に押す場合は、上側下向両端部切目線に誘導し易くなるため、より確実に、切断線を、上部切目線又は下部切目線に誘導することができ、結果として、開口部に段差を確実に形成することができる。
本発明によれば、表面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置(X)は下側凸状切目線の下側の切目線の存在しない範囲に位置しており、かつ、裏面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置(X)は裏面側凸状切目線より下側の切目線が存在しない範囲に位置しているので、内容物充填時において把持手段により上部開口が広げられても、把持手段の表裏積層フィルムの接触部からフィルムが破れることはない。
また、易開封手段に沿って上辺部を切り離した際、開口部に段差が生じるので、使用者は容易に開口部を開くことが可能となる。
また、易開封手段としての切目線は、把持手段の接触位置より上方に位置しているが、最も上方に位置する上側凸状切目線は、上辺の熱溶着部の内縁より下側に位置しているので、内容物の充填後、上辺の熱溶着を問題なく実施することができる。
また、表面側積層フィルムの上部切目線に沿って切断された場合は、中央部が上方に膨れる裏面側切目線との間に、中央部を境界として右側と左側に略三角形状の段差が形成され、表面側積層フィルムの下部切目線に沿って切断された場合は下側凸状切目線と、裏面側凸状切目線との間に、略山型の段差が形成されるので、何れの場合であっても、開口部の第差を利用して、容易に開口することが可能となる。
また、上部変曲部又は下部変曲部において、切目線が変曲しているので、切断線が切目線からずれることが有り得るが、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、上記誘導用切目線のV字の開口側から、上部切目線又は下部切目線に切断線を誘導することができるので、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、確実に開口部に段差を形成することができる。
また、上側下向両端部切目線は下向きに形成され、下側上向両端部切目線は上向きに形成されているので、ノッチからの切断線を、手前に引く場合は、例えば下側上向両端部切目線に、奥側に押す場合は、上側下向両端部切目線に誘導し易くなるため、より確実に、切断線を、上部切目線又は下部切目線に誘導することができ、結果として、開口部に段差を確実に形成することができる。
本発明に係る包装袋の表裏の易開封手段を示した一部正面図である。 同上包装袋の表面側の易開封手段を示した一部正面図である。 同上包装袋の裏面側の易開封手段を示した一部裏面図である。 同上包装袋の切目線の断面図である。 同上包装袋の上辺部を切断した開封状態を示す一部正面図である。 同上包装袋の上辺部を切断した開封状態を示す一部正面図である。 同上包装袋の全体を示す正面図である。 従来の包装袋の表面側のチャック爪の接触部を示す一部正面図である。 従来の包装袋の裏面側のチャック爪の接触部を示す一部裏面図である。 (a)は従来の包装袋の表面側フィルム又は裏面側フィルムのチャック爪の接触の様子を示す概略断面図、(b)は2つのチャック爪で上辺を開口した状態の概略断面図である。
以下、本発明に係る包装袋について詳細に説明する。
この発明に係る包装袋12は、図4に示すように、例えば外層19としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、中間層20としてアルミニウム(AL)箔、内層21のシーラント層として直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)フィルムを用いた積層フィルム(ラミネートフィルム)を用い、2枚の積層フィルムの上記シーラント層(内層21)同士を対向させて重ね合わせて、表面側積層フィルム1、裏面側積層フィルム2とし、周辺を熱溶着して形成された包装袋に関するものである。包装袋12の中に入る内容物としては、食品、薬品(錠剤)、粉粒体等の各種のものが含まれる。
また、本発明において切目線22とは(図4参照)、易開封手段としてのレーザー光によるカット線をいい、上記外層19のフィルム(上記PETフィルム)にのみレーザー光によりカット線を設け、上記中間層20及びシーラント層(内層21)はカットされない、いわゆるハーフカット線をいう。レーザー光によるハーフカット線による切目線は公知の技術である(例えば特開2002-274546号公報等)。
また、図1、図2において、包装袋12の表面側積層フィルム1を正面に見た場合、図面に向かって左右を「左側」、「右側」、図面に向かって上下を「上側」、「下側」と定義する。従って、図3の裏面側積層フィルム2を正面にみた場合は、左右のみが逆転する。但し、熱溶着部3については、上辺の熱溶着部3cの下縁を内縁3c”、上縁を外縁3c’という。
また、図1において、左右どちらから見ても、熱溶着部の外縁側を「外側」、熱溶着部の内縁側を「内側」と表現する。また、表面側積層フィルム1を単に「表面側」、裏面側積層フィルム2を単に「裏面側」とも表現する。
(表面側積層フィルム1の易開封手段13について)(図1、図2参照)
図1は、長方形の包装袋12の上半部のみを示したものであり、実際の包装袋12は図7に示すように、長方形乃至は正方形であり、周囲の辺を所定幅の熱溶着部3(左右の熱溶着部3a,3b、上下の熱溶着部3c,3d)が形成されている(切目線は範囲26内に形成される)。図1中、左辺の熱溶着部3a、右辺の熱溶着部3b、上辺の熱溶着部3cとする。そして、熱溶着部3の内部の空間(表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2の間の空間)に、内容物が収納される。
図1、図2において、上記表面側積層フィルム1の上記易開封手段13は、上記表面側積層フィルム1において、当該包装袋12の左右外縁3a’,3b’の左右同一高さの位置6a”,6b”より始まり、左右の熱溶着部3a,3bの内縁3a”,3b”より内側の左右の上部変曲部4a,4bまで形成された左右対称の上側下向両端部切目線6a,6bと、上記左右の上部変曲部4a,4bから上記左右の上側下向両端部切目線6a,6bに連続し、中央部が上方に膨れる山型の上側凸状切目線7とから構成される全体として1本の連続する上部切目線8が形成されている。このように、上部切目線8は包装袋12の中央を境界線として左右対称に形成されている。
上記上側下向両端部切目線6a,6bは、上記外縁3a’,3b’から直線的な下り傾斜で形成されながら、上記上部変曲部4a,4b近傍では、下に凸の緩やかな湾曲状切目線6a’,6b’となり、上記上側凸状切目線7になめらかに連続している。
この上側凸状切目線7は、上記左右の上部変曲部4a,4bの上記湾曲状切目線6a’,6b’の左右内側端部から連続して上方に急激に立ち上がる両側立上切目線7a,7bと、上記両側立上切目線7a,7bの内側端部同士を結ぶ水平の長い直線状切目線7cとから構成されており、上記両側立上切目線7a,7bと上記直線状切目線7cの両端部はゆるやかな湾曲部7a’,7b’を介して接続されている。
そして、上記直線状切目線7cは包装袋12の中央部に位置しており、その左右の長さT1は、上記上辺の熱溶着部3cの内縁3c”の長さT2の約2/4の長さを有している。また上記直線状切目線7cは上記上辺の熱溶着部3cの内縁3c”に平行であり、上記内縁3c”と上記直線状切目線7cとの距離は、例えば1mm~2mmとなっている。尚、上記上部切目線8は包装袋12の中央を境界として左右対称形状である。
上記上部切目線8の下側において、当該包装袋12の左右外縁3a’,3b’の同一高さ位置9a”,9b”(上記位置6a”,6b”より低い位置)より始まり、左右熱溶着部3a,3bの内縁3a”,3b”より内側の左右の下部変曲部5a,5bまで形成された左右対称の下側上向両端部切目線9a,9bと、上記左右の下部変曲部5a,5bから上記左右の下側上向両端部切目線9a,9bに連続し、中央部が上方に膨れる山型の下側凸状切目線10とから構成される全体として1本の連続する下部切目線11が形成されている。そして、上記下側凸状切目線10の頂点10aは包装袋12の左右方向の中央に位置している。このように、下部切目線11は包装袋12の中央を境界線として左右対称に形成されている。
上記左右の下側上向両端部切目線9a,9bは、上記外縁3a’,3b’の同一高さ位置9a”,9b”から直線的な上り傾斜で形成されながら、上記下部変曲部5a,5b近傍では、上に凸の緩やかな湾曲状切目線9a’,9b’となり、さらに左右の湾曲状切目線9a’,9b’の内側端部(変曲点5a’,5b’)より、上記下側凸状切目線10の上り傾斜の左右直線状切目線10b,10cの左右端部に連続している。従って、上記変曲点5a’,5b’は下向に鋭く突出した突出部となっている。また、上記下側凸状切目線10の頂点10aは、包装袋12の左右方向の中央に位置し、互いに上り傾斜の左右直線状切目線10b,10cの頂点10aとして、上方に鋭く突出するように形成されている。
上記上部変曲部4a,4bと上記下部変曲部5a,5bは、上下方向に間隔を開けてはいるが、左右方向には略同一位置に各々設けられている。
さらに、上記上部切目線8と上記下部切目線11とは、上下方向に離間して互いに決して接触しないように構成されている。
上記表面側積層フィルム1の内容物充填時のチャック爪(把持手段)の対向先端部(幅は10mm程度)の接触位置(接触範囲)は、表面側積層フィルム1の上方の中央部であって、上記下部切目線11の中央(頂点10a)より下側の位置(接触位置)Xに位置している。尚、図1中、L1は従来の表面側積層フィルム1の切目線の高さ位置を示しており、上記位置Xは中央から左右に若干ずれる場合がある。即ち、上記下部切目線11(下側凸状切目線10)は上記位置Xの範囲に絶対に接触しない上方の位置に存在している。尚、上記表面側積層フィルム1の上記位置X内における破断位置X1は、例えば上記上辺の熱溶着部3cの外縁3c’から約20mm下(より具体的には、外縁3c’と切目線L1間の距離が約20mm)の位置にある。従って、内容物の充填時に、上記チャック爪の対向先端部が表面側積層フィルム1の表裏を掴んで上辺を開口したとき、上記チャック爪の対向先端部の接触位置Xの範囲内には切目線(ハーフカット線)は存在しないため、従来のように、チャック爪が接触することによって、切目線から袋が破れることはない。
ここで、従来のチャック爪30,31の対向先端部が接触することによって、何故に切目線に沿って袋が破れたかを検証する。図10(a)に示すように、外層19のフィルムにのみ切目線28(29)が形成されているので、当該部分における表面側フィルム1の厚は外装フィルム19の厚分薄くなっており、切目線が存在しない他の部分に比べて強度が弱いことが推測される。このとき、内容物の充填時において、チャック爪30,31が図10(a)の外層19側と内層21側から、上記切目線28(29)を含む範囲にて当該積層フィルム1(2)を矢印C,C’方向に把持すると、対向先端部の接触時の圧力が衝撃となって厚の薄い部分に厚み方向に亀裂が入ることが考えられる。
また、その後、図10(b)に示すように、チャック爪30,31は互い離間する方向(矢印A,A’方向)に移動して開口部Bを形成するので、表面側フィルム1及び裏面側フィルム2は、対向先端部の接触位置において、切目線28(29)を境界として、下側より上側が若干上方に引かれて、切目線28(29)に沿って、亀裂が生じることが考えられる。
その結果、図8の範囲Xの範囲内における破断位置X1(横方向の距離t3)、図9の範囲Xの範囲内における破断位置X2(横方向の距離t3)に亘り、袋が破断したものと考えられる。従って、上記チャック爪30,31の対向先端部の接触範囲X,Xに、そもそも切目線を存在させないことが、上記破れを抑止するために最も重要となる。
ところで、切目線の存在しない3層の積層フィルムの片を左右に引っ張った場合の引張強度は、100[N/30mm]以上(測定限界)(30mmはサンプルの幅)であり、中央に外層のみにハーフカット線を有する3層の積層フィルムの片を左右(ハーフカット線とは直交方向)に引っ張った場合の引張強度は、45[N/30mm](30mmはサンプルの幅)であり、当然、ハーフカット線のないものの方が引張強度は強いことがわかる。この意味で、本発明のように、チャック爪の対向先端部の接触位置X,Xに切目線を位置させないことは、合理的な根拠を有する。
図1、図2に戻って、上記上部切目線8の左の上側下向両端部切目線6aの外縁の位置6a”の位置と、上記下部切目線11の下側上向両端部切目線9aの外縁の位置9a”の位置の間(例えば中間位置)、及び、上記上部切目線8の右の上側下向両端部切目線6bの外縁の位置6b”の位置と、上記下部切目線11の下側上向両端部切目線9bの外縁の位置9b”の位置の間(例えば中間位置)には、各々ノッチ(切込部)23,23が形成されている。尚、ノッチ23,23の左右の高さは同一である。
このノッチ23,23は切断のきっかけとなる部分であり、表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2に貫通して設けられている。図1に示すノッチは所謂Iノッチであるが、Vノッチ、Uノッチ、その他の形状のノッチであっても良い。
そして、上記上側凸状切目線7は、上辺の熱溶着部3cの内縁3c”より、さらに下側に位置している。
また、上記左右の上部変曲部4a,4bと下部変曲部5a,5bの間の左右対称の位置に、互いに内側に開口する横向きV字型の誘導用切目線25a,25bが、上記上部切目線8と上記下部切目線11に接触しない状態で各々形成されている。このような誘導用切目線25a,25bを設けたのは、上記上下部変曲部4a,4b,5a,5bにおいて、切目線の方向が変曲しているので、力の加減、力の方向性から、切目線(例えば6a’,9a’,6b’,9b’)から切断線がずれることがある。このとき、仮に、切断線が切目線(例えば6a’,9a’,6b’,9b’)からずれたとしても、上記誘導用切目線25a,25bのV字の開口側から、切断線を、上部切目線8又は下部切目線11に誘導し得るようにするためである。
(裏面側積層フィルム2の易開封手段18について)(図1、図3参照)
上記裏面側積層フィルム2の易開封手段18は、上記左右の上記ノッチ23,23の同一高さ水準位置の下側の、左右同一の高さ水準位置14a’,14b’から始まり、上記ノッチ23,23の高さ水準位置の上側の、左右同一高さの水準位置14a”,14b”まで、上り傾斜で直線的に設けられた左右対称の裏面側上向両端部切目線14a,14bと、上記左右の裏面側上向両端部切目線14a,14bの内側端に連続する切目線であって、少なくとも中央部が、表面側の上記上側凸状切目線7と上記下側凸状切目線10との間に位置し、上記中央部が上方に膨れる山型の裏面側凸状切目線15とから構成される全体として連続する1本の裏面側切目線16とから構成されている。このように、裏面側切目線16は包装袋12の中央を境界線として左右対称に形成されている。
図1、図3に示すように、上記裏面側上向両端部切目線14a,14bの両内側の位置14a”,14b”は、上記熱溶着部3a,3bの内縁3a”,3b”に接しており、上記裏面側凸状切目線15の左右両端部は、上記位置14a”,14b”に連続している。尚、上記位置14a”,14b”は上記内縁3a”,3b”に接しなくても良く、上記位置14a”,14b”が上記内縁3a”,3b”より外側、或いは、内側にあっても良い。
上記裏面側凸状切目線15は、より具体的には、上記位置14a”,14b”から内側に連続する左右対称の裏面側直線状切目線15a,15bを有しており、その裏面側直線状切目線15a,15bの内側端である15a’,15b’から山型切目線15cが形成されている。
上記裏面側直線状切目線15a,15bの一部は、表面側の湾曲状切目線6a’,6b’より上側に位置しており、途中で表面側の両側立上切目線7a,7bとクロス(交差)してさらに直線状に内側に入り込み、上記内側端15a’,15b’は、各々上記表面側の変曲点5a’,5b’よりも各々内側に位置している。しかも内側端15a’,15b’は、上側凸状切目線7と下側凸状切目線10との間に位置している。
そして、上記山型切目線15cの頂点は、表面側の下側凸状切目線10の頂点10aと異なり、全体としてなだらかな上に凸状の湾曲部15c’を形成している。
この山型切目線15cは、上記表面側の山型の下側凸状切目線10に略平行に山型に形成されており、左側の上り傾斜状切目線15dと右側の上り傾斜状切目線15eと、中央の上記湾曲部15c’から構成されている。そして、上記上り傾斜状切目線15dと表面側の直線状切目線10bは略平行、上記上り傾斜状切目線15eと表面側の直線状切目線10cは略平行に形成されている。
そして、上記山型切目線15cの左右の上り傾斜状切目線15d,15eと上記表面側の下側凸状切目線10の左右の直線状切目線10b,10cとの上下方向の距離t1が(図1参照)、表面側が上記下側凸状切目線10に沿って切断されたときの切断面(開口部)の段差となるものである。尚、上記距離t1は、1.5mm~3mmに形成される。よって、上記距離t1の段差は、表面側積層フィルム1が下部切目線11に沿って切断されたときは、左側は直線状切目線10bと上り傾斜状切目線15dの間に沿って、右側は直線状切目線10cと上り傾斜状切目線15eの間に沿って、略平行に山型に形成される。
また、上記山型切目線15cの左右の上り傾斜状切目線15d,15eと、上記表面側の上側凸状切目線7の直線状切目線7cとの間隔は、上記山型切目線15cが左右共に上り傾斜であるのに対して、表面側が直線の直線状切目線7cであるので、中央部を境界として、左側に略三角形状の段差部(最大の上下方向の距離t2)、右側に対称形状の略三角形状の段差部(最大の上下方向の距離t2)(t2=約5mm~10mm)が形成されており、これらの略三角形状の段差部が、表面側が上記上部切目線8に沿って切断されたときの切断面(開口部)の段差となるものである。
そして、上記裏面側積層フィルム2の内容物充填時のチャック爪(把持手段)の対向先端部の接触位置(接触範囲)は、裏面側積層フィルム2の中央部であって、上記裏面側凸状切目線15(裏面側切目線16)の下側の位置(接触位置)X(図1参照)に位置している。尚、L2は従来の裏面側積層フィルム2の切目線の高さ位置を示しており、上記位置Xは中央から左右に若干ずれる場合がある。即ち、上記裏面側切目線16(特に、山型切目線15c)は上記位置Xの範囲に絶対に接触しない位置に存在している。尚、上記位置Xの範囲内における破断位置X2は、例えば上記上辺の熱溶着部3cの外縁3c’から約15mm下(より具体的には、外縁3c’と切目線L2間の距離が約15mm)の位置にある。従って、内容物の充填時に、上記チャック爪の対向先端部が裏面側積層フィルム2の表裏を掴んで上辺を開口したとき、上記チャック爪の対向先端部の接触位置Xには切目線(ハーフカット線)は存在しないため、従来のように、チャック爪の対向先端部が接触することによって、切目線から袋が破れることはない。従来の破れが発生した検証は上述の通りである。
上記の実施形態では、チャック爪の接触位置は、表面側積層フィルム1においては中央部の接触位置X、裏面側積層フィルム2においては中央部の接触位置Xであり(図1参照)、従来フィルムの表面側の破断位置はX1(図2参照)、裏面側の破断位置はX2(図3参照)となる。破断位置の左右方向幅は、上記位置X1と上記位置X2の幅(距離t3)となる(図8、図9参照)。尚、本発明の包装袋12では、チャック爪の対向先端部が位置X(表面側のフィルム)と位置X(裏面側のフィルム)に接触したとしても、表面側のフィルム1の上部切目線8、下部切目線10及び裏面側のフィルム2の裏面側切目線16は、上記範囲X,Xには位置しておらず、上記チャック爪の対向先端部の接触範囲X,Xには切目線は存在しない。
本発明の表裏の易開封手段13,18において、表面側の上側凸状切目線7及び下側凸状切目線10は、何れも、上記位置Xの上下方向範囲には存在せず、何れも、上記位置Xの上下方向範囲の上側に位置している(図1参照)。また、裏面側の裏面側凸状切目線15も、上記位置Xの上下方向範囲には存在せず、何れも、上記位置Xの上下方向範囲の上側に位置している(図1参照)。
従って、本発明の包装袋における易開封手段としての表裏の切目線は、表裏を把持するチャック爪の対向先端部の表裏のフィルムへの接触範囲X,Xには存在せず、上記接触範囲より上方に位置しているので、上記チャック爪の対向先端部のフィルムへの接触により、表裏のフィルムが破れることはない。
尚、上記表面側積層フィルム1、及び、上記裏面側積層フィルム2は、上記の構成のみならず、以下のフィルムにより構成することができる(図4参照)。
例えば外層19としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、中間層20として透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、内層21のシーラント層としてポリエチレン(PE)フィルム、又は、外層19としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、中間層20としてアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、内層21のシーラント層として無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、又は、外層19としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、中間層20としてポリエチレン(PE)フィルム、アルミニウム(AL)箔、ポリエチレン(PE)フィルムの3層、内層21のシーラント層としてポリエチレン(PE)フィルムを用いることができる。
何れも、同一積層フィルムの内層21のシーラント層同士を対向させ、周辺を熱溶着させることにより包装袋を形成することができる。この場合、レーザーカットによる切目線22は(図4参照)、何れも外層19のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等にのみ設けられたハーフカット線であり、中間層20及び内層21には切目線22は設けられない。
本発明は上述のように構成されているので、以下、本発明に係る包装袋の作用について説明する。
(製袋時及び内容物の充填時)
まず、表面側の外層19のフィルムであるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのロールからフィルムを引き出し、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の方法で袋の表面のデザインを施し、その後、例えばドライラミネート等の方法により、上記表面側の外層フィルムに接着剤が塗布され、中間層20のロールから引き出された中間層20であるアルミニウム箔のフィルムが接着され、その後、アルミニウム箔のフィルムに接着剤が塗布され、内層21のロールから引き出された内層21のシーラント層である直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)フィルムが接着される。
同様に、裏面側の外層19のフィルムであるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのロールからフィルムを引き出し、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の方法で袋の裏面のデザインを施し、その後、例えばドライラミネート等の方法により、上記表面側の外層フィルムに接着剤が塗布され、中間層20のロールから引き出された中間層20であるアルミニウム箔のフィルムが接着され、その後、アルミニウム箔のフィルムに接着剤が塗布され、内層21のロールから引き出された内層21のシーラント層である直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)フィルムが接着される。
上記表裏のフィルムのラミネートが終了したら、エージングが行われ、その後、表裏のフィルムへのレーザー光による表面側の上部切目線8、下部切目線11、及び、裏面側切目線16のカット、及び、ノッチ23のカットが行われる。尚、表面側及び裏面側の外層フィルムへの表裏のデザインの印刷、表裏の切目線のレーザー光によるカット、及び、ノッチのカットは、包装袋の生産個数に応じて、フィルムの長さ方向に複数回、繰り返し行われる。
その後、表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2のシーラント層同士が対向され、1個の包装袋12毎に、左右辺と底辺が熱溶着され、上辺は熱溶着されない状態で、1袋ずつカットされる。尚、図2、図3に示すように、上辺は内縁27,27間が熱溶着されていない範囲となる。
その後、上記1個の包装袋12は、上辺を上に向けた縦の状態で機器にセットされ、表面側積層フィルム1の表面側と、裏面側積層フィルム2の表面側に、先端に吸盤が設けられた一対の吸盤部材が各々吸着し、上記吸盤部材が互いに離間する方向に移動することにより、包装袋12の上辺を若干表裏に開口する。
その後、若干開口した包装袋12の上記表面側積層フィルム1の開口部上方からチャック爪(把持手段)が下降し、1枚の上記表面側積層フィルム1を対向先端部で把持する。このとき、上記チャック爪の一対の対向先端部は図1の表面側積層フィルム1の中央部の位置Xを表裏から把持する(図1参照)。ここで上記位置Xには切目線は存在しないので、チャック爪の対向先端部が接触する位置Xは他の表面側積層フィルムと同様の強度を有しており、従って上記位置Xの範囲内において表面側積層フィルム1が破れることはない。
裏面側積層フィルム2も同様であり、上記裏面側積層フィルム2の開口部上方からチャック爪が下降し、上記裏面側積層フィルム2を対向先端部で把持する(図1参照)。このとき、上記チャック爪の一対の対向先端部は図1の裏面側積層フィルム2の中央部の位置Xを表裏から把持する。ここで上記位置Xには切目線は存在しないので、チャック爪の対向先端部が接触する位置Xは他の裏面側積層フィルムと同様の強度を有しており、従って上記位置Xの範囲内において裏面側積層フィルム2が破れることはない。
その後、表面側積層フィルム1を把持している上記チャック爪と、上記裏面側積層フィルム2を把持している上記チャック爪が、互いに離間する方向に移動することで、当該包装袋12の上辺の開口部が大きく開口される。このときも、上記2つのチャック爪が表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2を把持したまま離間方向に移動しても、上記表面側積層フィルム1及び裏面側積層フィルム2の接触位置X,Xのフィルムの強度は維持されているので、破れることはない。
その後、大きく開口された包装袋12の上辺の上側に設置された充填口から、1袋分の内容物が落下してくるので、上記内容物が上記包装袋12の内部に充填される。
以後は、上記包装袋12が次段に移行され、シール部において上辺(図2、図3の内縁27,27の範囲)が熱溶着されることにより封鎖され、内容物の入った包装袋12が完成する。この包装袋12は、コンベア等によって所定位置に運搬される。
このように、本発明に係る包装袋12は、内容物の充填時において、表面側積層フィルム1の上辺部、裏面側積層フィルム2の上辺部を各々のチャック爪で掴んで前後に開口されても、チャック爪の対向先端部の接触位置X,X内には切目線は存在しないので、チャック爪の対向先端部の接触位置(従来の破断位置X1,X2)から袋が破れることを効果的に防止することが可能となる。
(易開口手段13,18による開封について)
次に、本発明に係る包装袋12を開封する動作について説明する。
まず、図1において、左側の上辺部12’を摘まんで、手前側に引いて開封する場合を説明する。
このとき、上記上辺部12’を摘まんで手前に引くと、左側のノッチ23から切断が開始され、左辺の熱溶着部3a内において、裏面側の切断線はすぐに、裏面側上向両端部切目線14aに達するため、裏面側切目線16に沿って開口される。
また、表面側は、手前に引いている関係上、切断線は下側に誘導され、下部切目線11に誘導される。
従って、裏面側は、裏面側上向両端部切目線14aから位置14a”を通って、裏面側直線状切目線15aに沿って切断され、内側端15a’を通って裏面側凸状切目線15(上り傾斜状切目線15d)に沿って切断され、湾曲部15c’を介して、上り傾斜状切目線15eを下って、内側端15b’から裏面側直線状切目線15bに移行し、最終的には裏面側上向両端部切目線14bから外縁3b’まで切断される(図5参照)。
一方、表面側は、熱溶着部3aの内縁3a”を過ぎたあたりから、切断線が湾曲状切目線9a’に誘導され、左側の変曲点5a’を通って、左側の下側凸状切目線10(直線状切目線10b)に沿って切断され、頂点10aを通って、右側の下側凸状切目線10(直線状切目線10c)に沿って切断され、右側の変曲点5b’を通って、右側の湾曲状切目線9b’を通って下側上向両端部切目線9bに沿って切断され、外縁3b’に至る(図5参照)。
これにより上記上辺部12’は包装袋12から切り離すことができ、開口部が形成される。このとき、図5に示すように、表面側積層フィルム1は下部切目線11に沿って切断され(切断線32)、裏面側積層フィルム2は裏面側切目線16に沿って切断されるので(切断線17)、開封部に距離t1の山型の段差を形成することができる。
よって、使用者は、上記段差の距離t1を以って上記開口部を容易に開口することができる。即ち、裏面側積層フィルム2の切断線17と表面側積層フィルム1の切断線32との距離t1を利用して、容易に包装袋3の上辺を開口することが可能となる。
次に、図1において、左側の上辺部12’を摘まんで、奥側に押して開封する場合を説明する。
このとき、上記上辺部12’を摘まんで奥前に押すと、左側のノッチ23から切断が開始され、熱溶着部3a内において、裏面側はすぐに、裏面側上向両端部切目線14aに達するため、裏面側切目線16に沿って開口される。
また、表面側は、奥前に押している関係上、切断線は上側に誘導され、上部切目線8に誘導される。
従って、裏面側は、図6に示すように、裏面側上向両端部切目線14aから位置14a”を通って、裏面側直線状切目線15aに沿って切断され、内側端15a’を通って裏面側凸状切目線15(上り傾斜状切目線15d)に沿って切断され、湾曲部15c’を介して、上り傾斜状切目線15eを下って、内側端15b’から裏面側直線状切目線15bに移行し、最終的には裏面側上向両端部切目線14bから外縁3b’まで切断される。これは手前に引く場合と同様である。
一方、表面側は、熱溶着部3aの内縁3a”を過ぎたあたりから、奥側に押している関係上、切断線が上側の湾曲状切目線6a’に誘導され、その結果、両側立上切目線7aに沿って切断され、湾曲部7a’を介して、そのまま直線状切目線7cに沿って切断され、引き続いて、湾曲部7b’を介して、右側の両側立上切目線7bを通って、湾曲状切目線6b’に沿って切断され、右側の熱溶着部3bにおいては、裏面側上向両端部切目線14bを通って右側のノッチ23から外縁3b’に移行するまで切断される。
これにより上記上辺部12’は包装袋12から切り離すことができ、開口部が形成される。このとき、図6に示すように、表面側積層フィルム1は上部切目線8に沿って切断され(切断線20)、裏面側積層フィルム2は裏面側切目線16に沿って切断されるので(切断線19)、包装袋12の中心を境界として、開封部の左右対称位置に略三角形状の段差が形成され、開口部の左右に、距離t2(最大値)の段差を形成することができる。
よって、使用者は、上記左右の段差の距離t2(最大値)を以って上記開口部を容易に開口することができる。即ち、裏面側積層フィルム2の切断線19と表面側積層フィルム1の切断線20との距離t2を利用して、容易に包装袋3の上辺を開口することが可能となる。
上記段差の距離t2は、中央部に行くに従い縮小されるが、左右位置に上記最大距離t2の段差が形成されているので、上記開口部を容易に開口することが可能となる。
また、上記開封時において、上下の変曲部4a,5a(右側から切断するときは上下の変曲部4b,5b)において、切目線から切断線がずれたとしても、誘導用切目線25a(右側から切断するときは誘導用切目線25b)によって、力の方向によって、V字の開口部側から、下部切目線11又は上部切目線8に切断線を誘導することができるので、何れにしても、開封後は、明確な段差を形成することが可能となる。
上記包装袋12の右側の上辺部12’を摘まんで手前に引いた場合、奥側に押した場合においても、上記と同様に上辺部12’を切断することができ、開口部には同様の段差を形成することができる。
1 製袋時の内容物充填工程
外層19としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(グラビア印刷の方法により袋毎に表面デザインが施されている)、中間層20としてアルミニウム(AL)箔、内層21のシーラント層として直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)フィルムを用いて、ドライラミネート法により各層を接着して表面側積層フィルムを製造した。同様の方法(同様の素材)にて裏面側積層フィルム(外層19のPETフィルムにはグラビア印刷の方法により裏面デザインが施されている)を製造し、表裏のフィルムのラミネートの終了後、表裏のPETフィルム側からレーザー光により切目線(ハーフカット線)、及び、ノッチを包装袋の単位毎に加工した。
その後、製袋機にて両フィルムの内層21同士を対向して重ね合わせ、上辺を残して3辺を熱溶着して包装袋を順次製造し、包装袋毎にカットしていく。その後、順次、包装袋を内容物の充填機にセットした。
この包装袋の表面側積層フィルム1の上方の所定箇所には上部切目線8と下部切目線11(図1、図2参照)が形成され、裏面側積層フィルム2の上方の所定箇所には裏面側切目線16(図1、図3参照)が形成されている。
その後、充填機において、表裏のフィルムに吸盤部材が吸着した後、互いに離間方向に移動して、包装袋の開口部を若干開口した後、表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2の上辺側から、各々チャック爪が下降して、表面側積層フィルム1と裏面側積層フィルム2を各々把持し(表裏の積層フィルム1,2の接触位置X,Xに各々チャック爪の対向先端部が接触した)、各チャック爪が互いに離間方向に移動することで、開口部を広く開口した。
その後、開口部の上方の充填口から内容物が充填され、次の工程において、熱溶着機により、内容物が充填された上記包装袋の上辺が熱溶着され、包装袋が完成した。熱溶着により封止された包装袋は、順次、コンベアにて所定箇所に搬送される。
この完成後の包装袋のチャック爪の表裏の積層フィルム1,2の各接触位置X,Xを確認したところ、表面側積層フィルム1及び裏面側積層フィルム2の何れにも破れは発見されなかった。
2 開封時の段差形成
上記内容物が充填された包装袋において、上辺部12’を摘まんで手前に引いて上部を開口した。その結果、開口部に図5に示すような距離t1の良好な段差が形成された。
上記内容物が充填された包装袋において、上辺部12’を摘まんで奥側に押して上部を開口した。その結果、開口部に図6に示すような距離t2の良好な段差が形成された。
本発明は以上のように、表面側積層フィルム1の内容物充填時のチャック爪(把持手段)の接触位置(X)は下側凸状切目線10の下側の切目線の存在しない範囲Xに位置しており、かつ、裏面側積層フィルム2の内容物充填時のチャック爪(把持手段)の接触位置(X)は裏面側凸状切目線15より下側の切目線が存在しない範囲Xに位置しているので、内容物充填時においてチャック爪(把持手段)により表裏のフィルム1,2が把持され上部開口が広げられても、チャック爪(把持手段)の表裏積層フィルム1,2の接触位置X,Xにおけるフィルム強度は、切目線が存在しない他のフィルム部分と同様であるから、上記両接触位置X,X内において表裏のフィルム1,2が破れることはない。
また、易開封手段13,18に沿って上辺部12’を切り離した際、開口部に段差が生じるので、使用者は容易に開口部を開くことが可能となる。
また、易開封手段としての切目線は、チャック爪(把持手段)の接触位置より上方に位置しているが、最も上方に位置する上側凸状切目線7は、上辺の熱溶着部3cの内縁3c”より下側に位置しているので、内容物の充填後、上辺の熱溶着を問題なく実施することができる。
また、表面側積層フィルム1の上部切目線8に沿って切断された場合は、中央部が上方に膨れる裏面側切目線15との間に、中央部を境界として右側と左側に略三角形状の段差が形成され、表面側積層フィルム1の下部切目線11に沿って切断された場合は下側凸状切目線10と、裏面側凸状切目線15との間に、略山型の段差が形成されるので、何れの場合であっても、開口部の段差を利用して、容易に開口することが可能となる。
また、上部変曲部4a,4b又は下部変曲部5a,5bにおいて、切目線が変曲しているので、切断線が切目線からずれることが有り得るが、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、上記誘導用切目線25a,25bのV字の開口側から、上部切目線8又は下部切目線11に切断線を誘導することができるので、仮に、切断線が切目線からずれたとしても、確実に開口部に段差を形成することができる。
また、上側下向両端部切目線6a,6bは下向きに形成され、下側上向両端部切目線9a,9bは上向きに形成されているので、ノッチ23,23からの切断線を、手前に引く場合は、例えば下側上向両端部切目線9a,9bに、奥側に押す場合は、上側下向両端部切目線6a,6bに誘導し易くなるため、より確実に、切断線を、上部切目線8又は下部切目線11に誘導することができ、結果として、開口部に段差を確実に形成することができる。
尚、上記易開封手段の下に再封手段を設けても良い。この再封手段は、左右方向の表面側積層フィルムの内側に、樹脂製等の凸条を設け、裏面側積層フィルムの内側の対向位置に樹脂製等の溝を設け、凸条を対向する溝に嵌合させることで、複数回の再封を可能とするものである。この再封手段は設けても良いし、設けなくても良い。
本発明に係る包装袋によれば、例えば再封可能な包装袋であって、食品、化粧品、医薬品等の包装袋として広く利用が可能である。
1 表面側積層フィルム
2 裏面側積層フィルム
3a,3b,3c 熱溶着部
3a’,3b’ 外縁
3c” 内縁
4a,4b 上部変曲部
5a,5b 下部変曲部
6a,6b 上側下向両端部切目線(上側両端部切目線)
7 上側凸状切目線
7a,7b 両側立上切目線
7c 直線状切目線
8 上部切目線
9a,9b 下側上向両端部切目線(下側両端部切目線)
10 下側凸状切目線
11 下部切目線
12 包装袋
13 易開封手段(表面側)
14a,14b 裏面側上向両端部切目線
15 裏面側凸状切目線
16 裏面側切目線
18 易開封手段(裏面側)
21 内層(シーラント層)
23 ノッチ
25a,25b 誘導用切目線
X,X 接触位置

Claims (5)

  1. 表面側積層フィルムと裏面側積層フィルムのシーラント層同士が対向された状態で、周囲の所定幅を熱溶着されることにより形成され、上部側に易開封手段を有する包装袋において、
    上記表面側積層フィルムの上記易開封手段は、
    上記表面側積層フィルムにおいて、当該包装袋の左右外縁より始まり左右熱溶着部より内側の左右の上部変曲部まで形成された左右対称の上側両端部切目線と、上記左右の上部変曲部から上記左右の上側両端部切目線に連続し、中央部が上方に膨れる上側凸状切目線とから構成される全体として連続する上部切目線と、
    上記上部切目線の下側において、当該包装袋の左右外縁より始まり左右熱溶着部より内側の左右の下部変曲部まで形成された左右対称の下側両端部切目線と、上記左右の下部変曲部から上記左右の下側両端部切目線に連続し、中央部が上方に膨れる下側凸状切目線とから構成される全体として連続する下部切目線により構成され、
    上記上部切目線と上記下部切目線とは上下方向に離間して互いに接触しないように構成され、
    かつ上記表面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置は、上記下側凸状切目線より下側の切目線の存在しない範囲に位置しており、
    上記包装袋の左右外縁における上記上側両端部切目線と上記下側両端部切目線の間に切込部が各々形成され、
    上記裏面側積層フィルムの易開封手段は、
    上記左右の上記切込部の下側水準位置の外縁から始まり、上記切込部の上側水準位置まで上り傾斜で形成された左右対称の裏面側上向両端部切目線と、
    上記左右の裏面側上向両端部切目線に連続する切目線であって、少なくとも中央部が上記上側凸状切目線と上記下側凸状切目線との間に位置し、上記中央部が上方に膨れる裏面側凸状切目線とから構成される全体として連続する裏面側切目線とから構成され、
    かつ上記裏面側積層フィルムの内容物充填時の把持手段の接触位置は、上記裏面側凸状切目線より下側の切目線の存在しない範囲に位置するものである包装袋。
  2. 上記上側凸状切目線は、上辺の熱溶着部の内縁より下側に位置しているものである請求項1記載の包装袋。
  3. 上記上側凸状切目線は、上記左右の上部変曲部に位置する上記上側両端部切目線から連続して上方に急激に立ち上がる両側立上切目線と、上記両側立上切目線を結ぶ水平の直線状切目線とから構成されており、
    上記下側凸状切目線は、上記左右の下部変曲部に位置する上記下側両端部切目線から連続し、包装袋の中央部を頂点とする山型に構成されており、
    かつ上記裏面側凸状切目線は、上記下側凸状切目線より上側において、上記下側凸状切目線と略平行に山型に形成されたものである請求項1又は2記載の包装袋。
  4. 上記左右の上部変曲部と下部変曲部間に、互いに内側に開口する横向きV字型の誘導用切目線が、上記上部切目線と上記下部切目線に接触しない状態で各々形成されているものである請求項1~3の何れかに記載の包装袋。
  5. 上記左右の上側両端部切目線は各々下向に形成された上側下向両端部切目線により構成され、上記左右の下側両端部切目線は各々上向に形成された下側上向両端部切目線により構成されたものである請求項1~4の何れかに記載の包装袋。
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