JP7044303B2 - 管路分岐システムおよび管路分岐方法 - Google Patents

管路分岐システムおよび管路分岐方法 Download PDF

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Description

この発明は、管路分岐システムおよび管路分岐方法に係り、特に、ガスなどの流体が流通している状態で管路を分岐する管路分岐システムおよび管路分岐方法に関する。
近年、都市ガスなどの流体が流通する主管路に対して、流体を流通させたまま分岐管路を取り付ける技術が実用化されている。
例えば、特許文献1には、ノーブローバッグを用いた分岐取出工法が提案されている。この分岐取出工法は、まず、配管の所定位置に穿孔装置などの取出用治具を取り付けて穿孔した後、ノーブローバッグを取り付けた状態で取出用治具を取り外し、穿孔された開口部に仮止めプラグを取り付ける。続いて、仮止めプラグに換えてサービスチーズを開口部に取り付け、ノーブローバッグを取り外して、サービスチーズの取出部から新規配管を延長する。そして、ノーブローバッグを取り付けた状態で、サービスチーズ用ストッパを取り外し、サービスチーズの管端にプラグを取り付ける。このように、ノーブローバッグを取り付けて作業を行うことで、配管における流体の流れを止めることなく、比較的安全に配管を分岐することができる。
特開2001-082672号公報
しかしながら、特許文献1の分岐取出工法は、流体の漏れを防ぐためにノーブローバッグの取り付けと取り外しを何度も繰り返す必要があり、流体の漏れを容易に抑制することが困難であった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、流体の漏れを容易に抑制する管路分岐システムおよび管路分岐方法を提供することを目的とする。
この発明に係る管路分岐システムは、流体が流通する主管路に分岐管路を接続する継手と、継手に取り付けられる開閉装置と、を備え、開閉装置は、継手に取り付けられ、継手内に連通する連通路が形成された弁座と、板形状に形成されると共に連通路を開閉するように弁座にスライド可能に配置され、継手に対向する内面と内面の反対側に形成された外面とを有するシャッターと、シャッターの外面と弁座との間に配置されたシール部材と、を有し、弁座は、主管路に形成された貫通孔から継手内に流入する流体の圧力に応じてシャッターがシール部材に押し付けられるようにシャッターを移動可能に支持するものである。
ここで、シール部材は、第1のシール部材であり、開閉装置は、シャッターの内面と弁座との間に配置され、第1のシール部材より断面積が小さく形成された第2のシール部材を有することが好ましい。
また、弁座は、主管路に貫通孔を形成するための穿孔装置を取り付け可能に形成され、シャッターは、穿孔装置と継手との間を延びる連通路を開閉するように配置することができる。
また、弁座は、シャッターをスライドさせるための空間を有し、空間の表面がシャッターの内面に当接すると共に流体の圧力に応じてシャッターが移動可能にシャッターの外面から離間するように形成することが好ましい。
また、弁座は、空間が全体にわたって一定の幅で形成され、シャッターを平行移動可能に支持することができる。
また、弁座は、空間においてシャッターの出入口側より奥側の幅が大きくなるように形成され、シャッターを傾斜させるように移動可能に支持することもできる。
また、シャッターは、連通路に対応する部分がシール部材側に移動可能に配置された移動部と、移動部を支持するシャッター本体とを有し、弁座は、空間の表面がシャッター本体の外面に近接すると共に移動部が移動可能に移動部の外面から離間するように形成することができる。
また、開閉装置は、継手を取り付ける部分の外面を囲むように配置されて開閉装置と継手を外側から締め付けて固定するクランプ部と、継手を取り付ける部分の外面から突出する嵌合部とを有し、嵌合部は、突出方向に向かって継手側に傾斜する嵌合側傾斜面を有し、クランプ部は、嵌合側傾斜面に沿って傾斜するクランプ側傾斜面を有し、クランプ部の締め付けに従ってクランプ側傾斜面と嵌合側傾斜面との当接部分を増やすように嵌合部に嵌合することができる。
この発明に係る管路分岐方法は、流体が流通する主管路に継手を介して分岐管路を接続し、継手に開閉装置を取り付けて、開閉装置の弁座に形成された連通路が継手内に連通し、板形状に形成されると共に連通路を開閉するように弁座にスライド可能に配置されて継手に対向する内面と内面の反対側に形成された外面とを有するシャッターで連通路を閉じ、シャッターの外面と弁座との間に配置されたシール部材に向かって移動可能に弁座に支持されたシャッターが、主管路に形成された貫通孔から継手内に流入する流体の圧力に応じてシール部材に押し付けられて、分岐管路に流体が流通するものである。
ここで、開閉装置を継手に取り付けて連通路が継手内に連通した後、弁座に穿孔装置を取り付け、シャッターを開いて連通路を通じて穿孔装置を継手内に接続し、主管路に穿孔装置で貫通孔を形成することが好ましい。
この発明によれば、弁座は主管路に形成された貫通孔から継手内に流入する流体の圧力に応じてシャッターがシール部材に押し付けられるようにシャッターを移動可能に支持するので、流体の漏れを容易に抑制する管路分岐システムおよび管路分岐方法を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る管路分岐システムの構成を示す図である。 開閉装置の構成を示す断面図である。 弁座がシャッターを移動可能に支持する様子を示す断面図である。 主管路に分岐管路と開閉装置を取り付ける様子を示す図である。 主管路に貫通孔を形成する様子を示す図である。 継手の開口部にプラグが嵌められる様子を示す図である。 実施の形態2の開閉装置の構成を示す断面図である。 実施の形態3の弁座の構成を示す断面図である。 実施の形態4の弁座の構成を示す断面図である。 実施の形態5のシャッターおよび弁座の構成を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る管路分岐システムの構成を示す。この管路分岐システムは、流体が流通する主管路T1に固定される固定部1と、固定部1に接続される継手2と、継手2に取り付けられる開閉装置3とを有する。
固定部1は、いわゆる割スリーブであり、主管路T1を囲むような管形状を有し、その中央部で主管路T1に直交する方向に分割するように形成されている。分割部分には、止め具4が配置され、固定部1が主管路T1から外れないように止められている。また、固定部1は、継手2を接続するための突出部5が設けられている。突出部5には、主管路T1に形成された貫通孔Hに連通する開口部が形成されている。
継手2は、いわゆるサービスチーであり、3つの接続部6a,6bおよび6cを有する。接続部6aは固定部1側に突出するように形成され、接続部6bは接続部6aの反対側に突出するように形成されている。また、接続部6cは、接続部6aと接続部6bの間から側方に突出するように形成されている。そして、接続部6aが固定部1の突出部5に接続されると共に、接続部6bが開閉装置3に接続され、接続部6cが分岐管路T2に接続されている。接続部6a,6bおよび6cには、それぞれ開口部7a,7bおよび7cが形成されており、この開口部7a~7cを介して主管路T1、開閉装置3および分岐管路T2が互いに連通される。
開閉装置3は、クランプ部8と、取付部9aおよび9bと、弁座10と、シャッター11とを有する。図2に示すように、取付部9a、弁座10および取付部9bは、順次重なるように配置され、その内部には取付部9a、弁座10および取付部9bを貫通する連通路12が形成されている。
取付部9aは、弁座10を継手2に取り付けるためのもので、継手2の接続部6bが取付部9aに嵌入される。これにより、取付部9aに形成された連通路12が開口部7bを介して継手2内に連通される。
取付部9bは、外部装置を弁座10に取り付けるためのもので、例えば主管路T1に貫通孔Hを形成するための穿孔装置などの外部装置が取り付け可能に形成されている。
弁座10は、取付部9aと取付部9bとの間に配置され、取付部9aに固定される内側弁座10aと、取付部9bに固定される外側弁座10bとを有する。弁座10は、取付部9aを介して継手2の接続部6bに取り付けられており、これにより弁座10に形成された連通路12が継手2内に連通される。
シャッター11は、板形状に形成されて、弁座10に形成された連通路12を開閉するように内側弁座10aと外側弁座10bとの間にスライド可能に配置されている。また、シャッター11は、取付部9aを挟んで継手2に対向する内面13aと、内面13aの反対側に形成された外面13bとを有する。
クランプ部8は、継手2の接続部6bと取付部9aの外周を囲むように配置され、接続部6bと取付部9aを外側から締め付けて固定するものである。
次に、弁座10とシャッター11の構成について詳細に説明する。
図3(a)に示すように、弁座10内には、シャッター11をスライドさせるための空間14が形成され、その空間14に露出するように中央側シール部材15と一対の出入口側シール部材16aおよび16bとが配置されている。
中央側シール部材15は、連通路12の近傍においてシャッター11の外面13bと外側弁座10bの下面との間に配置されている。中央側シール部材15は、円形状の横断面を有し、連通路12を囲むように環状に形成されている。
出入口側シール部材16aおよび16bは、シャッター11が出し入れされる出入口11a近傍に配置され、出入口11aに沿って延びるように形成されている。出入口側シール部材16aは、シャッター11の内面13aと内側弁座10aの上面との間に配置され、出入口側シール部材16bは、シャッター11の外面13bと外側弁座10bの下面との間に配置されている。出入口側シール部材16aおよび16bは、例えばラウンドパッキンなどから構成することができる。
弁座10の空間14は、シャッター11の厚みより大きく形成されている。具体的には、空間14は、シャッター11と外側弁座10bの下面との間に隙間が生じるような幅で形成、すなわち空間14の表面がシャッター11の内面13aに当接すると共にシャッター11が移動可能にシャッター11の外面13bから離間するように形成されている(図3(a)参照)。これにより、弁座10は、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じてシャッター11が中央側シール部材15に押し付けられるようにシャッター11を移動可能に支持することができる。すなわち、図3(b)に示すように、弁座10は、シャッター11の内面13a側からのガスGの圧力に応じてシャッター11が中央側シール部材15に向かって移動するように支持する。ここで、弁座10は、空間14が全体にわたって一定の幅で形成されており、シャッター11を平行移動可能に支持している。
次に、この実施の形態の管路分岐方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、ガスGが流通する主管路T1に固定部1を固定し、その突出部5に継手2の接続部6aを接続すると共に継手2の接続部6cに分岐管路T2を接続する。これにより、主管路T1に継手2を介して分岐管路T2が接続される。
ここで、継手2および分岐管路T2の全ての空間について気密試験が実施され、例えば継手2の接続部6cと分岐管路T2との間および継手2の接続部6aと固定部1の突出部5との間などから流体が漏れないことが確認される。
継手2および分岐管路T2の気密性が確認されると、図4(b)に示すように、開閉装置3が継手2の接続部6bに取り付けられる。このとき、開閉装置3は、図2に示すように、取付部9a、弁座10および取付部9bに形成された連通路12が開口部7bを介して継手2内に連通するように取り付けられる。
その後、図5(a)に示すように、開閉装置3の取付部9bに穿孔装置Pが取り付けられる。穿孔装置Pが取り付けられると、図5(b)に示すように、開閉装置3のシャッター11をスライドさせて連通路12が開かれ、連通路12を通じて穿孔装置Pが継手2内に接続される。この開かれた連通路12を通じて穿孔装置Pからホルソー部Paを継手2内に進入させ、続いて継手2の開口部7aを通じて固定部1内にホルソー部Paを進入させる。固定部1内に進入したホルソー部Paは、主管路T1に接触すると、そのまま主管路T1に貫通孔Hを形成する。
このようにして、主管路T1に貫通孔Hが形成されると、ホルソー部Paが穿孔装置Pに戻されて固定部1内、継手2内および開閉装置3内から除かれる。ここで、主管路T1を流通するガスGは、主管路T1に形成された貫通孔Hから固定部1および継手2を介して分岐管路T2に流入するだけでなく、開閉装置3の連通路12にも流入する。
そこで、図3(a)に示すように、シャッター11をスライドさせて弁座10に形成された連通路12を閉じることで、ガスGが連通路12から外部に漏れることを抑制することができる。このように、シャッター11が弁座10にスライド可能に配置されているため、シャッター11をスライドさせるだけでガスGの漏れを容易に抑制することができる。
また、図3(b)に示すように、シャッター11は、主管路T1の貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて移動するように弁座10に支持されている。このため、シャッター11は、ガスGの圧力に応じて中央側シール部材15に押し付けられ、シャッター11と弁座10との隙間からガスGが外部に流出することを確実に抑制することができる。
このようにして、シャッター11をスライドさせて弁座10の連通路12が閉じられると、開閉装置3の取付部9bから穿孔装置Pが取り外されて、図6に示すように、取付部9bにノーブローバッグNが取り付けられる。続いて、シャッター11が再度開かれて、開閉装置3の連通路12を介して継手2の開口部7bにプラグLが嵌められる。プラグLにより継手2の開口部7bが塞がれると、ノーブローバッグNおよび開閉装置3が継手2から取り外される。これにより、主管路T1を流通するガスGが分岐管路T2のみに流入し、主管路T1を分岐管路T2で分岐させることができる。
本実施の形態によれば、シャッター11が、弁座10に形成された連通路12を開閉するようにスライド可能に配置されているため、連通路12から外部へのガスGの漏れを容易に抑制することができる。
また、シャッター11が、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて中央側シール部材15に押し付けられるように移動可能に支持されるため、連通路12から外部へのガスGの漏れを確実に抑制することができる。
実施の形態2
上記の実施の形態1において、クランプ部8は、継手2の接続部6bと取付部9aとを強固に固定することが好ましい。
例えば、図7(a)に示すように、実施の形態1のクランプ部8に換えてクランプ部21を配置すると共に取付部9aに換えて取付部22を配置することができる。
取付部22は、継手2の接続部6bを取り付ける部分の外面が側方に向かって突出する嵌合部23を有する。この嵌合部23は、弁座10側を向いた嵌合側傾斜面23aが突出方向に向かって継手2側に傾斜するように形成されている。また、取付部22は、継手2の接続部6bに対向する下面に接続部6bに当接するパッキン22aが配置されている。パッキン22aは、接続部6bの縁部に対応して環状に形成されている。
クランプ部21は、本体部24と、ロックガイド25と、弾性体26とを有する。
本体部24は、継手2の接続部6bと取付部22の外面を囲むように配置され、接続部6bと取付部22を外側から締め付けて固定するものである。本体部24には、継手2の接続部6bに対向する端部に複数の突起部27が形成されている。
ロックガイド25は、本体部24の内側において取付部22の嵌合部23に対向するように配置され、嵌合部23に沿って環状に形成されている。ロックガイド25は、嵌合部23の嵌合側傾斜面23aに当接するクランプ側傾斜面25aを有し、このクランプ側傾斜面25aが嵌合部23の嵌合側傾斜面23aに沿って傾斜するように形成されている。
弾性体26は、本体部24の内側においてロックガイド25を嵌合部23との間で挟むように配置されている。弾性体26は、ロックガイド25に沿って環状に形成されている。
このような構成により、クランプ部21の本体部24で接続部6bと取付部22が締め付けられると、図7(b)に示すように、ロックガイド25と嵌合部23がクランプ側傾斜面25aと嵌合側傾斜面23aの当接部分を増やすように移動して嵌合される。これにより、継手2と取付部22を強固に固定することができる。
また、ロックガイド25と嵌合部23の嵌合に従って、本体部24が内側に縮径するように変形する。これにより、取付部22がパッキン22aを継手2の接続部6bに押し付けるように移動されると共に、複数の突起部27が接続部6bに押し当てられる。このように、接続部6bがパッキン22aに押し付けられることにより、接続部6bと取付部22との間からガスGが外部に漏れることを抑制することができる。また、複数の突起部27が接続部6bに押し当てられることにより、継手2と取付部22を強固に接続することができる。
ここで、主管路T1に貫通孔Hが形成されて、シャッター11がガスGの圧力に応じて弁座10の中央側シール部材15に押し付けられるように移動すると、取付部22は、ロックガイド25のクランプ側傾斜面25aに沿って弁座10側へ僅かに移動する。これにより、シャッター11がガスGの圧力に応じて中央側シール部材15に急激に押し付けられることを抑制することができ、シャッター11を適切な姿勢で中央側シール部材15に押し付けることができる。
本実施の形態によれば、クランプ部21は、本体部24の締め付けに従ってロックガイド25と嵌合部23がクランプ側傾斜面25aと嵌合側傾斜面23aの密着部分を増やすように移動して嵌合するため、継手2と取付部22を強固に固定することができる。
実施の形態3
上記の実施の形態1および2では、中央側シール部材15は、シャッター11の外面13bと外側弁座10bの下面との間のみに配置されたが、シャッター11の内面13aと内側弁座10aの上面との間にさらに配置することもできる。
例えば、図8に示すように、実施の形態1において中央側シール部材31を配置することができる。
中央側シール部材31は、シャッター11の内面13aと内側弁座10aの上面との間において中央側シール部材15に対応する位置に配置されている。ここで、中央側シール部材31は、中央側シール部材15より断面積が小さくなるように形成されている。
このような構成により、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて、シャッター11が中央側シール部材15に押し付けられるように移動する。このとき、シャッター11の内面13a側に中央側シール部材31が配置されているため、連通路12から外部へのガスGの漏れをより確実に抑制することができる。また、シャッター11が中央側シール部材15に押し付けられることによりガスGの漏れが抑制されているため、中央側シール部材31の断面積を小さく形成してもガスGの漏れが所定の値より増加することはなく、中央側シール部材31の断面積を小さく形成することで弁座10の構成を簡単化することができる。
本実施の形態によれば、中央側シール部材15より小さな断面積の中央側シール部材31が、シャッター11の内面13aと弁座10との間に配置されるため、連通路12から外部へのガスGの漏れを簡単な構成でより確実に抑制することができる。
実施の形態4
上記の実施の形態1~3では、弁座10の空間14は、一定の幅で形成されたが、シャッター11が中央側シール部材15に押し付けられるように移動できればよく、一定の幅に限られるものではない。
例えば、図9に示すように、実施の形態1の弁座10の空間14に換えて空間41を形成することができる。この空間41は、シャッター11が出し入れされる出入口11a側より奥側の幅が大きくなるように形成され、シャッター11を傾斜させるように移動可能に支持することができる。
このような構成により、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて、シャッター11が中央側シール部材15に押し付けられるように移動する。このとき、シャッター11は、出入口11a側に対して奥側が大きく移動し、斜めに傾斜するような姿勢で中央側シール部材15に押し付けられる。
本実施の形態によれば、シャッター11が、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて斜めに傾斜するような姿勢で中央側シール部材15に押し付けられるように移動可能に支持されるため、連通路12から外部へのガスGの漏れを確実に抑制することができる。
実施の形態5
上記の実施の形態1~4では、シャッター11は、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて全体が移動するように形成されたが、中央側シール部材15に押し付けられるように移動できればよく、全体が移動するものに限られるものではない。
例えば、図10に示すように、実施の形態1のシャッター11に換えてシャッター51を配置すると共に弁座10の空間14に換えて空間52を形成することができる。
シャッター51は、弁座10の連通路12に対応する部分に移動部53aと、移動部53aを支持するシャッター本体53bとを有する。移動部53aは、ガスGの圧力に応じて中央側シール部材15側に移動可能にシャッター本体53bに対して内側弁座10a側に付勢されている。すなわち、移動部53aは、ガスGの圧力が生じない場合にはシャッター本体53bと同一面内に位置するように付勢されている。
弁座10の空間52は、シャッター51の移動部53aに対応する部分が幅広に形成、すなわち移動部53aが移動可能に移動部53aの外面13bから外側弁座10bの下面が離間するような幅で形成され、その他の部分がシャッター本体53bの外面13bに近接するような幅で形成されている。
このような構成により、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて、シャッター51の移動部53aが弁座10の空間52を移動して中央側シール部材15に押し付けられる。このとき、シャッター本体53bは、弁座10の空間52がシャッター本体53bの厚みとほぼ同じ幅で形成されているため殆んど移動されない。これにより、シャッター51の出入口11aにおける密封性を維持しつつ、移動部53aが中央側シール部材15に押し付けられることにより連通路12から外部へのガスGの漏れを確実に抑制することができる。
本実施の形態によれば、シャッター51は、主管路T1に形成された貫通孔Hから継手2内に流入するガスGの圧力に応じて、弁座10の連通路12に対応する移動部53aのみが中央側シール部材15に押し付けられるように移動するため、連通路12から外部へのガスGの漏れをさらに確実に抑制することができる。
1 固定部
2 継手
3 開閉装置
4 止め具
5 突出部
6a,6b,6c 接続部
7a,7b,7c 開口部
8,21 クランプ部
9a,9b,22 取付部
10 弁座
10a 内側弁座
10b 外側弁座
11,51 シャッター
11a 出入口
12 連通路
13a シャッターの内面
13b シャッターの外面
14,41,52 空間
15,31 中央側シール部材
16a,16b 出入口側シール部材
23 嵌合部
23a 嵌合側傾斜面
22a パッキン
24 本体部
25 ロックガイド
25a クランプ側傾斜面
26 弾性体
27 複数の突起部
53a 移動部
53b シャッター本体
T1 主管路
T2 分岐管路
H 貫通孔
G ガス
P 穿孔装置
Pa ホルソー部
N ノーブローバッグ
L プラグ

Claims (5)

  1. 流体が流通する主管路に分岐管路を接続する継手と、
    前記継手に取り付けられる開閉装置と、を備え、
    前記開閉装置は、
    前記継手に取り付けられ、前記継手内に連通する連通路が形成された弁座と、
    板形状に形成されると共に前記連通路を開閉するように前記弁座にスライド可能に配置され、前記継手に対向する内面と前記内面の反対側に形成された外面とを有するシャッターと、
    前記シャッターの外面と前記弁座との間に配置されたシール部材と、を有し、
    前記弁座は、前記シャッターをスライドさせるための空間を有し、前記流体の圧力に応じて閉じた前記シャッターが前記空間を前記シール部材の方向に移動可能に形成され、
    前記弁座は、前記主管路に形成された貫通孔から前記継手内に流入する前記流体の圧力に応じて前記シャッターが前記シール部材に押し付けられるように前記シャッターを移動可能に支持し、
    前記弁座は、前記空間において前記シャッターの出入口側より奥側の幅が大きくなるように形成され、前記シャッターを傾斜させるように移動可能に支持することを特徴とする管路分岐システム。
  2. 流体が流通する主管路に分岐管路を接続する継手と、
    前記継手に取り付けられる開閉装置と、を備え、
    前記開閉装置は、
    前記継手に取り付けられ、前記継手内に連通する連通路が形成された弁座と、
    板形状に形成されると共に前記連通路を開閉するように前記弁座にスライド可能に配置され、前記継手に対向する内面と前記内面の反対側に形成された外面とを有するシャッターと、
    前記シャッターの外面と前記弁座との間に配置されたシール部材と、を有し、
    前記シャッターは、前記連通路に対応する部分が前記シール部材の側に移動可能に配置された移動部と、前記移動部を支持するシャッター本体とを有し、
    前記弁座は、前記シャッターをスライドさせるための空間を有し、前記空間の前記移動部に対応する部分が幅広に形成されて前記移動部が移動可能であり、前記主管路に形成された貫通孔から前記継手内に流入する前記流体の圧力に応じて、前記移動部の前記外面が前記シャッター本体の前記外面から離間して、前記移動部の前記外面が前記シール部材に押し付けられることを特徴とする管路分岐システム。
  3. 前記シール部材は、第1のシール部材であり、
    前記開閉装置は、
    前記シャッターの前記内面と前記弁座との間に配置され、前記第1のシール部材より断面積が小さく形成された第2のシール部材を有する請求項1または2に記載の管路分岐システム。
  4. 前記弁座は、前記主管路に前記貫通孔を形成するための穿孔装置を取り付け可能に形成され、
    前記シャッターは、前記穿孔装置と前記継手との間を延びる前記連通路を開閉するように配置される請求項1~3のいずれか一項に記載の管路分岐システム。
  5. 前記開閉装置は、前記継手を取り付ける部分の外面を囲むように配置されて前記開閉装置と前記継手を外側から締め付けて固定するクランプ部と、前記継手を取り付ける部分の外面から突出する嵌合部とを有し、
    前記嵌合部は、突出方向に向かって前記継手側に傾斜する嵌合側傾斜面を有し、
    前記クランプ部は、前記嵌合側傾斜面に沿って傾斜するクランプ側傾斜面を有し、前記クランプ部の締め付けに従って前記クランプ側傾斜面と前記嵌合側傾斜面との当接部分を増やすように前記嵌合部に嵌合される請求項1~のいずれか一項に記載の管路分岐システム。
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