JP2013249862A - 管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法 - Google Patents

管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不断流工事を行う際には、不断流の状態で仕切弁及び開閉弁を取り付けることができ、長期間留置する際には、仕切弁及び開閉弁を取り外しておくことができる管ユニットを提供すること。
【解決手段】仕切弁手段12は、仕切弁を挿入可能な主挿入部を有する基部フランジ15を有し、基部フランジ15には、仕切弁を収容した仕切弁箱部が着脱可能に取り付けられる仕切弁取付部17と、主挿入部16を開閉する開閉弁を挿入可能な副挿入部19と、開閉弁を収容した開閉弁箱部36が着脱可能に取り付けられる開閉弁取付部20と、が設けられており、主挿入部16及び副挿入部19の両領域に対して流体の流入を阻止する第1位置と、副挿入部19に対する開閉弁の挿入を許容する第2位置と、の間で切換可能な閉塞部材30が主挿入部に挿入される。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体が流れる管路部と、前記管路部に該管路部を仕切る仕切弁を着脱可能に取り付けるための仕切弁手段と、を備える不断流状態での施工に適した管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法に関する。
従来、地中に埋設された水道本管中の流水を止めることなく、不断水の状態で水路の変更をしようとする場合に使用される水路変更用分岐管継手がある。このような分岐管継手では、水道本管の水路を変更しようとする箇所に、2つ割りに構成された止水弁(仕切弁)を嵌挿するための弁筐を有する止水管と、2つ割りに構成された分岐管路継手を有する分岐継手管と、を設置するようにしている。(例えば、特許文献1参照)。尚、近年では、水道本管を設置する際に、止水管と分岐継手管とが一体的に形成された管ユニットも製造されている。
また、本管部から上方に分岐するようにして突出する分岐管部を設け、この分岐管部を開閉する開閉弁と、分岐管部の上端に接合される弁蓋内に収容される仕切弁体(仕切弁)と、を備える仕切弁装置がある。このような装置では、作業完了後に仕切弁体を撤去して所定の保管場所に保管することで、仕切弁体の経時的劣化を防止するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
実公昭60−3430号公報(第1頁、第1図) 特開2001−27349号公報(第2頁、第2図)
しかしながら、特許文献1に記載の水路変更用分岐管継手にあっては、作業完了後も止水管の止水弁(仕切弁)や分岐継手管に接続される分岐用制水弁(仕切弁)が、そのまま留置されるようになっており、長期間留置されると止水弁や分岐用制水弁に腐食が生じてしまい、再び使用する場合に作動しなくなるという問題がある。
また、特許文献2に記載の仕切弁装置にあっても、作業完了後に仕切弁体(仕切弁)を撤去することはできるが、分岐管部を開閉する開閉弁が、そのまま留置されるようになっており、長期間留置されると開閉弁に腐食が生じてしまい、再び使用する場合に作動しなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、不断流工事を行う際には、不断流の状態で仕切弁及び開閉弁を取り付けることができ、長期間留置する際には、仕切弁及び開閉弁を取り外しておくことができる管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管ユニットは、
流体が流れる管路部と、前記管路部に該管路部を仕切る仕切弁を着脱可能に取り付けるための仕切弁手段と、を備える不断流状態での施工に適した管ユニットであって、
前記仕切弁手段は、前記仕切弁を挿入可能な主挿入部を有する基部フランジを有し、該基部フランジには、前記仕切弁を収容した仕切弁箱部が着脱可能に取り付けられる仕切弁取付部と、前記主挿入部を開閉する開閉弁を挿入可能な副挿入部と、前記開閉弁を収容した開閉弁箱部が着脱可能に取り付けられる開閉弁取付部と、が設けられており、
前記主挿入部及び前記副挿入部の両領域に対して前記流体の流入を阻止する第1位置と、前記副挿入部に対する前記開閉弁の挿入を許容する第2位置と、の間で切換可能な閉塞部材が前記主挿入部に挿入されることを特徴としている。
この特徴によれば、不断流工事を行う際には、開閉弁を収容した開閉弁箱部を基部フランジの開閉弁取付部に取り付けた状態にして、主挿入部及び副挿入部の両領域に対して流体の流入を阻止する第1位置にある閉塞部材を、副挿入部に対する開閉弁の挿入を許容する第2位置に切り換えることで、副挿入部に開閉弁を挿入して主挿入部を閉塞し、閉塞部材を取り外すとともに、仕切弁を収容した仕切弁箱部を仕切弁取付部に取り付けることで、不断流の状態で仕切弁を取り付けることができる。また、長期間留置する際には、仕切弁及び開閉弁の双方の弁体を仕切弁手段によって取り外しておくことができる。
本発明の管ユニットは、
前記閉塞部材は、前記主挿入部における前記管路部との開口を塞ぐ形状をしていることを特徴としている。
この特徴によれば、主挿入部及び副挿入部の両領域に対して流体の流入を阻止し、かつ閉塞部材及び主挿入部の存在が管路部を流れる流体の流れを乱す虞がなくなる。
本発明の管ユニットは、
前記閉塞部材が第2位置にあるときに、前記副挿入部に対して前記流体の流入を許容しつつ、前記主挿入部から外部への前記流体の流出を阻止することを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞部材が第2位置にあるときでも、主挿入部から外部への流体の流出が阻止され、不断流工事を行うことができる。
本発明の管ユニットは、
前記管路部の周面には、分岐部が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐部に迂回用の分岐管を取り付けて流体の迂回経路を確保し、仕切弁により管路部を閉塞して不断流工事を行うことができる。
本発明の管ユニットは、
前記管路部の両端部に設けられて上流側及び下流側の各流体管に接続される接続部を備え、該上流側及び下流側の接続部は、いずれもが挿口部、若しくはいずれもが受口部として構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐部に迂回用の分岐管を取り付けて流体の迂回経路を確保するための管ユニットとして敷設する際に、管ユニットの向きを変更するだけで、上流側及び下流側のいずれの管ユニットとしても対応させることができる。
本発明の管ユニットに対する仕切弁の設置方法は、
流体が流れる管路部と、前記管路部に該管路部を仕切る仕切弁を着脱可能に取り付けるための仕切弁手段と、を備える不断流状態での施工に適した管ユニットに対する仕切弁の設置方法であって、
前記仕切弁手段は、前記仕切弁を挿入可能な主挿入部を有する基部フランジを有し、該基部フランジには、前記仕切弁を収容した仕切弁箱部が着脱可能に取り付けられる仕切弁取付部と、前記主挿入部を開閉する開閉弁を挿入可能な副挿入部と、前記開閉弁を収容した開閉弁箱部が着脱可能に取り付けられる開閉弁取付部と、前記主挿入部及び前記副挿入部の両領域に対して前記流体の流入を阻止する閉塞部材と、が設けられており、
前記開閉弁箱部を前記開閉弁取付部に取り付ける開閉弁取付工程と、
前記閉塞部材を前記副挿入部に対する前記開閉弁の挿入を許容する位置まで移動させる閉塞部材移動工程と、
前記開閉弁を前記副挿入部に挿入して前記主挿入部を閉塞する開閉弁閉塞工程と、
前記閉塞部材を取り外して前記仕切弁箱部を前記仕切弁取付部に取り付ける仕切弁取付工程と、
を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、不断流工事を行う際には、開閉弁を収容した開閉弁箱部を基部フランジの開閉弁取付部に取り付けた状態にして、主挿入部及び副挿入部の両領域に対して流体の流入を阻止する閉塞部材を、副挿入部に対する開閉弁の挿入を許容する位置に移動することで、副挿入部に開閉弁を挿入して主挿入部を閉塞し、閉塞部材を取り外すとともに、仕切弁を収容した仕切弁箱部を仕切弁取付部に取り付けることで、不断流の状態で仕切弁を取り付けることができる。また、長期間留置する際には、仕切弁及び開閉弁の双方の弁体を仕切弁手段によって取り外しておくことができる。
実施例1における敷設状態の管ユニットを示す側断面図である。 開閉弁箱部が取り付けられた状態の管ユニットを示す側断面図である。 開閉弁箱部が取り付けられた状態の管ユニットを示す平面図である。 仕切弁箱部が取り付けられた状態の管ユニットを示す側断面図である。 仕切弁を挿入した状態の管ユニットを示す側断面図である。 図2における仕切弁取付装置を示す拡大側断面図である。 実施例2における副挿入部を示す側断面図である。 実施例3における副挿入部を示す側断面図である。 実施例4における管ユニットを示す側断面図である。
本発明に係る管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法につき、図1から図6を参照して説明する。本実施例の管ユニット1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、管路部は断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る管ユニット1は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、管ユニット1の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により管ユニット1の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では管ユニット1内の流体は、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。尚、図1から図6において紙面右側を管ユニット1の上流側として説明する。
図1に示すように、本実施例の管ユニット1は、上流側及び下流側の端部のいずれもが挿口部2,3となっている。そして、それぞれの挿口部2,3が地中に略水平方向に埋設される流体管路を構成する流体管4,5の受口部6,7に接続される。尚、管ユニット1の両端部の挿口部2,3が本発明における接続部となっている。また、本実施例における管ユニット1は、流体が流れる管路部8を有し、管路部8の周面には、水平方向に分岐された分岐部9が設けられている。更に、管ユニット1が敷設された状態では、分岐部9の開口が蓋部材10により閉塞されている。
尚、後述するように、本実施例の管ユニット1は、分岐部9に迂回用の分岐管11を取り付けて流体の迂回経路を確保することで(図3参照)、迂回経路にて流体を流し続けるとともに、管ユニット1の下流側の流体管4にて工事を行えるようになっており、不断流状態での施工に適した管ユニット1となっている。
また、管路部8における分岐部9よりも若干下流側の部位には、本発明における仕切弁手段としての仕切弁取付装置12が設けられている。尚、この仕切弁取付装置12は、管路部8の上部側に設けられ、管路部8を仕切るための後述する仕切弁13を収容した仕切弁箱部14が着脱されるようになっている。更に、分岐部9の部位にも、仕切弁取付装置12’が設けられている。尚、この仕切弁取付装置12’は、分岐部9の上部側に設けられ、分岐部9を仕切るための後述する仕切弁13を収容した仕切弁箱部14が着脱されるようになっている。また、これら2つの仕切弁取付装置12,12’は、同様の構成となっているため、管路部8を仕切るため仕切弁取付装置12を例にして以下に説明する。
図1に示すように、仕切弁取付装置12は、管路部8の上面に一体的に形成された基部フランジ15を有している。この基部フランジ15には、後述する仕切弁13を挿入可能な主挿入部16が形成されている。尚、主挿入部16は、基部フランジ15の上面に設けられた仕切弁取付部17に開口されており、この主挿入部16は、管路部8の内部から仕切弁取付部17まで垂直に延設されている。
また、基部フランジ15の上下方向の略中央部には、主挿入部16を開閉する後述する開閉弁18を挿入可能な副挿入部19が形成されている。この副挿入部19は、主挿入部16に直交するように延設されており、主挿入部16の上下方向の略中央部が副挿入部19により分断されている。尚、副挿入部19は、基部フランジ15の側面に設けられた開閉弁取付部20に開口されている。更に、主挿入部16及び副挿入部19は、板状をなす弁体である仕切弁13及び開閉弁18を挿入可能なように横長のスリット状の孔部として形成されている。
尚、副挿入部19には、その上下幅寸法を開閉弁18の厚み寸法に合わせるためのスペーサ部材21が設けられている。また、このスペーサ部材21は、副挿入部19の内面における上面側にボルト等の螺合部材22を用いて取り付けられている。そして、副挿入部19の内面における下面側とスペーサ部材21の下面側には、後述する開閉弁18による密封状態を維持するためのシール部材23,24が設けられている(図6参照)。
また、管ユニット1が長期間設置される敷設状態では、基部フランジ15の上面の仕切弁取付部17には、主挿入部16を閉塞するための蓋部材25がボルト等の螺合部材26を用いて取り付けられるとともに、基部フランジ15の側面の開閉弁取付部20にも、副挿入部19を閉塞するための蓋部材27がボルト等の螺合部材28を用いて取り付けられる。
更に、仕切弁取付部17に取り付けられた蓋部材25の中央部の貫通孔29には、閉塞部材30が支持されている。また、この閉塞部材30の下端部には、主挿入部16及び副挿入部19の両領域に対して管路部8内を流れる流体の流入を阻止するための閉塞シール部31が設けられている。尚、この閉塞シール部31は、横長のスリット状の孔部である主挿入部16における管路部8との開口を塞ぐ形状、すなわち横長の略棒状をなす部材となっている。
更に、閉塞部材30の上端部は、側面視で略T字状をなすT字端部32となっており、このT字端部32は、蓋部材25の上面側に突出されている。そして、このT字端部32が蓋部材25の上面にボルト等の螺合部材33により固定されることで、閉塞シール部31は、主挿入部16における管路部8との開口を塞ぐ位置に固定的に配置される。
尚、閉塞シール部31が主挿入部16における管路部8との開口を塞ぐ位置に固定的に配置され、主挿入部16及び副挿入部19の両領域に対して管路部8の流体の流入を阻止する状態にある閉塞部材30の位置を本発明における第1位置とする。
また、蓋部材25には、この蓋部材25と閉塞部材30のT字端部32との間を密封するシール部材34が設けられるとともに、蓋部材25と仕切弁取付部17との間を密封するシール部材35が設けられる(図6参照)。
図2及び図3に示すように、不断流状態で工事を行う場合に、開閉弁18を収容した開閉弁箱部36を取り付ける際には、先ず基部フランジ15の開閉弁取付部20に取り付けられた蓋部材27を取り外す。そして、この開閉弁取付部20に開閉弁箱部36をボルト等の螺合部材37を用いて取り付ける。この開閉弁箱部36を開閉弁取付部20に取り付ける工程が本発明における開閉弁取付工程を構成している。尚、開閉弁取付部20と開閉弁箱部36との間は、蓋部材27の密封に用いたシール部材45により密封されている(図6参照)。
次に、閉塞部材30のT字端部32を蓋部材25に固定している螺合部材33を取り外し、閉塞部材30を副挿入部19に対する開閉弁18の挿入を許容する位置、つまり閉塞部材30の閉塞シール部31が副挿入部19よりも上方位置になるまで引き上げる。この閉塞部材30の閉塞シール部31が副挿入部19よりも上方位置になるまで引き上げる工程が本発明における閉塞部材移動工程を構成している。尚、副挿入部19に対する開閉弁18の挿入を許容する状態にある閉塞部材30の位置を本発明における第2位置とする。
更に、この第2位置に閉塞部材30があるときに、閉塞部材30は、副挿入部19に対して管路部8の流体の流入を許容しつつ、主挿入部16から外部への流体の流出を阻止するようになっている。尚、この状態では、管路部8の流体が主挿入部16、副挿入部19、及び開閉弁箱部36の内部に流入される。
次に、開閉弁18を副挿入部19に挿入して主挿入部16を開閉弁18により閉塞する。この開閉弁18を副挿入部19に挿入して主挿入部16を開閉弁18により閉塞する工程が本発明における開閉弁閉塞工程を構成している。尚、この状態では、開閉弁18によって閉塞されることにより、主挿入部16の上部領域には、流体の流入が阻止されるようになっている。また、この状態では、主挿入部16における開閉弁18よりも下方の領域、つまり主挿入部16の下部領域まで管路部8の流体が流入される。
図4に示すように、基部フランジ15の仕切弁取付部17から蓋部材25を取り外すとともに、主挿入部16に挿入された閉塞部材30を取り外す。更に、基部フランジ15の仕切弁取付部17に、仕切弁13を収容した仕切弁箱部14をボルト等の螺合部材38を用いて取り付ける。この基部フランジ15の仕切弁取付部17に、仕切弁13を収容した仕切弁箱部14を取り付ける工程が本発明における仕切弁取付工程を構成している。そして、開閉弁18を開閉弁箱部36に収容して主挿入部16を開放する。尚、仕切弁取付部17と仕切弁箱部14との間は、仕切弁箱部14に設けられたシール部材39により密封されている。
尚、分岐部9の仕切弁取付装置12’に対しても、前述した管路部8の仕切弁取付装置12と同様の工程で開閉弁箱部36及び仕切弁箱部14を取り付けるようにする。そして、不断流状態で流体管5を流れる流体の迂回経路を確保する際には、分岐部9に取り付けた仕切弁箱部14の仕切弁13を下ろして分岐部9を閉塞した状態にし、分岐部9の開口を閉塞している蓋部材10を取り外し、この分岐部9に迂回用の分岐管11を取り付けるようにする(図3参照)。
そして、図5に示すように、分岐部9の仕切弁13を引き上げて分岐部9を開放し、迂回用の分岐管11に流体を流すとともに、管路部8に取り付けた仕切弁箱部14の仕切弁13を下ろして管路部8を閉塞した状態にする。すると、不断流状態で管ユニット1の下流側の流体管4にて工事を行えるようになる。
また、不断流状態での工事が終了して管ユニット1が長期間設置される敷設状態に戻す際には、先ず管路部8の仕切弁13を引き上げて仕切弁箱部14に収容して管路部8を開放し、下流側の流体管4に流体が流れるようにした状態にする。次に、分岐部9の仕切弁13を下ろして分岐部9を閉塞した状態にし、迂回用の分岐管11を取り外す。そして、分岐部9の開口を蓋部材10により閉塞し、分岐部9の仕切弁13を引き上げて仕切弁箱部14に収容する(図4参照)。
また、管路部8の仕切弁取付装置12の開閉弁18を用いて主挿入部16を閉塞し、仕切弁箱部14を基部フランジ15の仕切弁取付部17から取り外す。そして、基部フランジ15の仕切弁取付部17に蓋部材25及び閉塞部材30を取り付けるようにし、開閉弁18を開閉弁箱部36に収容して主挿入部16を開放するとともに、閉塞部材30によって主挿入部16における管路部8との開口を塞ぐようにする(図2及び図3参照)。
次に、基部フランジ15の開閉弁取付部20から開閉弁箱部36を取り外し、開閉弁取付部20に蓋部材27を取り付けるようにし、この蓋部材27により副挿入部19を閉塞する。尚、分岐部9の仕切弁取付装置12’の仕切弁箱部14及び開閉弁箱部36も同様の工程により取り外すようにする(図1参照)。
以上のように、本実施例における管ユニット1では、不断流工事を行う際には、開閉弁18を収容した開閉弁箱部36を基部フランジ15の開閉弁取付部20に取り付けた状態にして、主挿入部16及び副挿入部19の両領域に対して流体の流入を阻止する第1位置にある閉塞部材30を、副挿入部19に対する開閉弁18の挿入を許容する第2位置に切り換えることで、副挿入部19に開閉弁18を挿入して主挿入部16を閉塞し、閉塞部材30を取り外すとともに、仕切弁13を収容した仕切弁箱部14を仕切弁取付部17に取り付けることで、不断流の状態で仕切弁13を取り付けることができる。また、長期間留置する際には、仕切弁13及び開閉弁18の双方の弁体を仕切弁取付装置12によって取り外しておくことができる。
また、閉塞部材30は、主挿入部16における管路部8との開口を塞ぐ形状をしていることで、主挿入部16及び副挿入部19の両領域に対して流体の流入を阻止し、かつ閉塞部材30及び主挿入部16の存在が管路部8を流れる流体の流れを乱す虞がなくなる。
また、閉塞部材30が第2位置にあるときに、副挿入部19に対して流体の流入を許容しつつ、主挿入部16から外部への流体の流出を阻止することで、閉塞部材30が第2位置にあるときでも、主挿入部16から外部への流体の流出が阻止され、不断流工事を行うことができる。
また、管路部8の周面には、分岐部9が設けられることで、分岐部9に迂回用の分岐管11を取り付けて流体の迂回経路を確保し、仕切弁13により管路部8を閉塞して不断流工事を行うことができる。
次に、実施例2に係る管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法につき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。前記実施例1では、副挿入部19の上下幅寸法を開閉弁18の厚み寸法に合わせるためのスペーサ部材21が設けられているが、このスペーサ部材21を用いて開閉弁18による主挿入部16の密封性を向上させるようにしてもよい。具体的には、図7に示すように、実施例2におけるスペーサ部材21では、副挿入部19の内面における上面側にボルト等の螺合部材40を用いて取り付けられており、この螺合部材40を調整することで、スペーサ部材21を上下方向に移動させることができる。
そして、開閉弁18が副挿入部19に挿入された状態で、螺合部材40による調整によりスペーサ部材21を開閉弁18に向かって押し付けるようにすると、スペーサ部材21の下面側に設けられたシール部材24が開閉弁18の上面側に押し付けられるようになるとともに、開閉弁18の下面が副挿入部19の内面における下面側に設けられたシール部材23に押し付けられるようになり、これらのシール部材23,24による密封性が向上するようになる。
尚、前記実施例1及び実施例2では、副挿入部19の内面における下面側とスペーサ部材21の下面側に、シール部材23,24が設けられているが、副挿入部19の内面における上面側にシール部材(図示略)を設けるようにしてもよい。このようにすれば、副挿入部19の内面における上面側とスペーサ部材21の上面側との間に間隙が生じても、シール部材(図示略)により主挿入部16の閉塞性を維持できるようになる。
次に、実施例3に係る管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法につき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。図8に示すように、実施例3における副挿入部19では、副挿入部19の内面全体を覆うシール部材41が設けられている。この実施例3におけるシール部材41は、断面視で略コ字形状をなし、開閉弁18が挿入可能なスリット孔42が形成されている。そして、このスリット孔42の内面における上面側と下面側には、主挿入部16の配置位置を囲むように延設された凸条43,44が突設されている。この上下の凸条43,44同士が接触されることで、主挿入部16の密封状態を向上させることができる。
また、開閉弁18により主挿入部16を閉塞する際には、シール部材41のスリット孔42に開閉弁18を挿入する。このスリット孔42に挿入された開閉弁18は、上下の凸条43,44により挟み込まれて、主挿入部16の密封状態を維持しつつ、主挿入部16を閉塞できるようになっている。
次に、実施例4に係る管ユニット及び管ユニットに対する仕切弁の設置方法につき、図9を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する説明を省略する。前記実施例1の管ユニット1では、管路部8の周面に水平方向に分岐された分岐部9が設けられているが、図9に示すように、実施例4における管ユニット1’では、管路部8の周面に垂直方向に分岐された分岐部9が設けられている。
前述した実施例1の管ユニット1と同様に、実施例4における管ユニット1’は、上流側及び下流側の端部のいずれもが挿口部2,3となっている。そして、それぞれの挿口部2,3が地中に略水平方向に埋設される流体管路を構成する流体管4,5の受口部6,7に接続される。この同一構成の2つの管ユニット1’を用いて、所定の流体管4,5の上流側及び下流側に分岐管11を接続可能な分岐部9を設けるようにし、流体の迂回経路を確保することができる。
このように、上流側及び下流側の各流体管4,5に接続される管路部8の両端部のいずれもが挿口部2,3となっていることで、分岐部9に迂回用の分岐管11を取り付けて流体の迂回経路を確保するための管ユニット1’として敷設する際に、管ユニット1’の向きを変更するだけで、上流側及び下流側のいずれの管ユニット1’としても対応させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1及び4では、管ユニット1の上流側及び下流側の端部のいずれもが挿口部2,3となっているが、管ユニット1の上流側及び下流側の端部のいずれもが受口部若しくは切断により形成された切断端部(図示略)となっている構成であってもよい。尚、管ユニット1の上流側及び下流側の端部は、一方が挿口部で他方が受口部となっている構成であってもよいし、一方が切断端部で他方が挿口部若しくは受口部となっているような挿口部、受口部、切断端部を組み合わせた構成となってもよい。
また、前記実施例1及び4では、管路部8側の仕切弁取付装置12の基部フランジ15が管路部8の上面に設けられるとともに、分岐部9側の仕切弁取付装置12’の基部フランジ15が分岐部9の上面に設けられる構成となっているが、基部フランジ15が設けられる位置は、管路部8及び分岐部9の上面に限らず、管路部8及び分岐部9の側面や下面であってもよいし、管路部8及び分岐部9は、本実施例の構成に限られず、共に同一の面に設けられてもよいし、例えば、いずれか一方が上面に設けられ、他方が側面に設けられる構成であってもよい。
また、前記実施例1及び4では、開閉弁18が、垂直方向に延設された主挿入部16に対し、水平方向から直角に挿入されるようになっているが、開閉弁18の挿入方向は水平方向に限らず、主挿入部16に対して若干斜め方向から挿入されるようにしてもよい。更に、主挿入部16に対してその周囲のいずれの方向から開閉弁18が挿入されてもよい。
1,1’ 管ユニット
2,3 挿口部(接続部)
4,5 流体管
6,7 受口部
8 管路部
9 分岐部
11 分岐管
12,12’ 仕切弁取付装置(仕切弁手段)
13 仕切弁
14 仕切弁箱部
15 基部フランジ
16 主挿入部
17 仕切弁取付部
18 開閉弁
19 副挿入部
20 開閉弁取付部
30 閉塞部材
31 閉塞シール部
36 開閉弁箱部

Claims (6)

  1. 流体が流れる管路部と、前記管路部に該管路部を仕切る仕切弁を着脱可能に取り付けるための仕切弁手段と、を備える不断流状態での施工に適した管ユニットであって、
    前記仕切弁手段は、前記仕切弁を挿入可能な主挿入部を有する基部フランジを有し、該基部フランジには、前記仕切弁を収容した仕切弁箱部が着脱可能に取り付けられる仕切弁取付部と、前記主挿入部を開閉する開閉弁を挿入可能な副挿入部と、前記開閉弁を収容した開閉弁箱部が着脱可能に取り付けられる開閉弁取付部と、が設けられており、
    前記主挿入部及び前記副挿入部の両領域に対して前記流体の流入を阻止する第1位置と、前記副挿入部に対する前記開閉弁の挿入を許容する第2位置と、の間で切換可能な閉塞部材が前記主挿入部に挿入されることを特徴とする管ユニット。
  2. 前記閉塞部材は、前記主挿入部における前記管路部との開口を塞ぐ形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の管ユニット。
  3. 前記閉塞部材が第2位置にあるときに、前記副挿入部に対して前記流体の流入を許容しつつ、前記主挿入部から外部への前記流体の流出を阻止することを特徴とする請求項1または2に記載の管ユニット。
  4. 前記管路部の周面には、分岐部が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管ユニット。
  5. 前記管路部の両端部に設けられて上流側及び下流側の各流体管に接続される接続部を備え、該上流側及び下流側の接続部は、いずれもが挿口部、若しくはいずれもが受口部として構成されることを特徴とする請求項4に記載の管ユニット。
  6. 流体が流れる管路部と、前記管路部に該管路部を仕切る仕切弁を着脱可能に取り付けるための仕切弁手段と、を備える不断流状態での施工に適した管ユニットに対する仕切弁の設置方法であって、
    前記仕切弁手段は、前記仕切弁を挿入可能な主挿入部を有する基部フランジを有し、該基部フランジには、前記仕切弁を収容した仕切弁箱部が着脱可能に取り付けられる仕切弁取付部と、前記主挿入部を開閉する開閉弁を挿入可能な副挿入部と、前記開閉弁を収容した開閉弁箱部が着脱可能に取り付けられる開閉弁取付部と、前記主挿入部及び前記副挿入部の両領域に対して前記流体の流入を阻止する閉塞部材と、が設けられており、
    前記開閉弁箱部を前記開閉弁取付部に取り付ける開閉弁取付工程と、
    前記閉塞部材を前記副挿入部に対する前記開閉弁の挿入を許容する位置まで移動させる閉塞部材移動工程と、
    前記開閉弁を前記副挿入部に挿入して前記主挿入部を閉塞する開閉弁閉塞工程と、
    前記閉塞部材を取り外して前記仕切弁箱部を前記仕切弁取付部に取り付ける仕切弁取付工程と、
    を含むことを特徴とする管ユニットに対する仕切弁の設置方法。
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