JP7044232B2 - シングルフェーサ - Google Patents

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本発明は、波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサに関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、従来から、片面段ボール製造装置であるシングルフェーサが知られている。
図10により、従来のシングルフェーサの一例を説明する。従来のシングルフェーサ200には、それぞれの外周面に波形の段部を形成した上段ロール201と下段ロール202とが、段部で互いに噛合いながら回転可能に上下方向に配設されている。下段ロール201の右側には、ガイドロール203とプレヒータロール204とが隣接して配置されている。このガイドロール203の上流側から供給される中芯紙209は、ガイドロール203とプレヒータロール204と経て、上段ロール201と下段ロール202との間を通過することによって、波形段が連続して形成される。
また、シングルフェーサ200には、上段ロール201の左斜め下方に隣接して糊ロール205が回転可能に配設され、さらに、上段ロール201の左斜め上方に隣接してプレスロール206が回転可能に配設されている。このプレスロール206の左斜め上方には、プレヒータロール207とガイドロール208とが隣接して配置されている。このガイドロール208の上流側からライナ紙210が供給され、ガイドロール208とプレヒータロール207を経て、プレスロール206により、上段ロール201に供給される。
上段ロール201と下段ロール202により波形の段部が形成された中芯紙209の段頂部には糊ロール205により糊液が塗布され、プレスロール206によって、糊液が塗布された中芯紙の段頂部に、左側方から供給されるライナ紙210が貼り合わされ、これにより、片面段ボールシート211が製造される。製造された片面段ボールシート211は、巻き上げロール212を介して連続的に上方に移送される。
特開2015-24558号公報
このような従来のシングルフェーサ200においては、中芯紙209とライナ紙210の貼り合わせがプレスロール206により行われ、上段ロール201が一定速度で駆動され、この上段ロール201の回転速度が、シングルフェーサ200の基準速度となっている。
一般に、シングルフェーサでは、複数のロット(同一仕様で製造される複数の片面段ボールシートの単位が1ロット)において、連続して、片面段ボールシートが製造されるようになっている。このとき、上段ロール201は、常時、一定速度(基準速度)で駆動されているので、ロットが変わる毎に、上段ロール201に供給されるライナ紙210は、加速及び減速を繰り返すことになる。
ライナ紙が加速される際、ライナ紙210は、プレスロール206の上流側に配置されたガイドロール208及びプレヒータロール207との接触により、抵抗を受ける。この抵抗に抗してライナ紙210を加速してプレスロール206に送り込むためには、大きな張力(500~700N)をライナ紙に付与する必要がある。このためには、非常に大きな押圧力(少なくとも1N/mm、通常は10~20N/mm程度)をプレスロール206に加え、プレスロール206と上段ロール201との間でライナ紙を強く挟持する必要がある。
このため、従来、プレスロール206による押圧箇所(貼合箇所)において、本来片面段ボールシートの貼合せに必要な圧力よりも過大な圧力がライナ紙210と中芯紙209に対して作用し、ライナ紙210や中芯紙209の部分的な破れや強度低下が引き起されていた。さらに、プレスロール206による押圧により、ライナ紙210の表面に濃いプレスマークが発生するという問題もあった。
本発明者らは、上述したプレスロールを使用することによる問題を解決するために、鋭意研究を重ね、後述するフィードロールを使用することにより、これらの問題を解決することを見出した。
本発明は、上述した従来技術のもつ問題を解決するためになされたものであり、プレスロールを使用した場合であっても、ライナ紙や中芯紙の部分的な破れや強度低下を防止することができるシングルフェーサを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、外周面に波形段が形成された第1段ロールと、外周面に波形段が形成されこの波形段が第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、第1段ロールに隣接して配置され中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、押圧力が生じるようにプレスロールに当接し、ライナ紙をプレスロールを経て第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、ライナ紙フィードロールのプレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、プレスロールはプレスロールアームを備え、プレスロールアームによりプレスロールが揺動可能に支持され、ライナ紙フィードロールはフィードロールアームを備え、フィードロールアームはプレスロールアームに取り付けられ、このフィードロールアームによりライナ紙フィードロールが揺動可能に支持され、第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、プレスロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、圧力調整機構により調整されたライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている。
このように構成された本発明のシングルフェーサにおいては、第1段ロール及びプレスロールがその回転速度が制御可能な駆動ロールであり、押圧力が生じるようにプレスロールに当接しライナ紙をプレスロールを経て第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、ライナ紙フィードロールのプレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を設け、押圧力調整機構により調整された押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている。その結果、本発明によれば、プレスロールによる押圧箇所(貼合箇所)では、片面段ボールの貼合せに必要な低い押圧力で押圧することができるので、片面段ボールの貼合せに必要な押圧力よりも過大な圧力がライナ紙及び中芯紙に対して作用し、原紙の部分的な破れや強度低下を引き起こすことがない。
本発明において、好ましくは、ライナ紙フィードロールは、プレスロールについて回りする従動ロールである。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールがプレスロールについて回りするので、ライナ紙フィードロールの回転速度を正確に制御することができる。
本発明において、好ましくは、ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールである。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィールドロールはその回転速度が制御可能な駆動ロールであるので、プレスロールの回転速度に同期するように制御することができる。
本発明において、好ましくは、ライナ紙フィードロールの表面は金属製である。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールの表面が金属製であるので、ライナ紙の加速時等において、ライナ紙とプレスロールとの間で滑りが生じても、ライナ紙フィードロールの表面の摩擦力が小さいのでライナ紙とプレスロールとの間で速度差が生じ難く、ライナ紙と中芯紙の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、プレスロールの回転速度は、第1段ロールの回転速度以上の所定の速度範囲となるように制御される。
このように構成された本発明においては、プレスロールの回転速度が第1段ロールの回転速度以上の所定の速度範囲となるように制御されるので、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙と中芯紙の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、ライナ紙の坪量及び全幅により決定される。
本発明において、好ましくは、ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、50N/ライナ紙全幅~1000N/ライナ紙全幅の範囲である。
本発明において、好ましくは、プレスロールアームは、プレスロールの軸端部に取り付けられ、このプレスロールアームが揺動支点を中心に揺動することにより、プレスロールが揺動するようになっており、フィードロールアームは、その一端部がライナ紙フィードロールの軸端部に連結され、ライナ紙フィードロールが上記プレスロールと一体的に揺動するようになっている。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールがプレスロールと一体的に揺動するようになっているので、プレスロールが揺動してニップ圧を調整する場合でも、ライナ紙フィードロールの押圧力は影響を受けることがなく、また、ライナ紙フィードロールが揺動して押圧力を調整する場合でも、プレスロールのニップ圧は影響を受けることがない。
本発明において、好ましくは、押圧力調整機構は、フィードロールアームの他端部に取り付けられた駆動手段を備え、この駆動手段の駆動によりフィードロールアームが揺動支点を中心に揺動して、押圧力が調整されるようになっている。
このように構成された本発明においては、フィードロールアームの他端部に駆動手段を設けるという比較的簡易な構成により、押圧力調整機構が押圧力を正確に調整することができる。
本発明は、波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、外周面に波形段が形成された第1段ロールと、外周面に波形段が形成されこの波形段が第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、第1段ロールに隣接して配置され中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、プレスロールに当接しライナ紙をプレスロールを経て第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、ライナ紙フィードロールのプレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、プレスロールは、第1段ロールについて回りする従動ロールであり、ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、圧力調整機構により調整されたライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている。
本発明のシングルフェーサによれば、プレスロールを使用した場合であっても、ライナ紙や中芯紙の部分的な破れや強度低下を防止することができる。
本発明の第1実施形態によるシングルフェーサを示す全体側面図である。 本発明の第1実施形態によるシンルグフェーサのプレスロールの揺動機構のみを抽出して示す側面図である。 図2の正面図である。 本発明の第1実施形態によるシンルグフェーサのライナ紙フィードロールの揺動機構のみを抽出して示す側面図である。 図4の正面図である。 本発明の第1実施形態によるシンルグフェーサのプレスロール及びライナ紙フィードロールの両方の揺動機構を示す側面図である。 図6の部分正面図である。 図6の部分平面図である。 本発明の第1実施形態によるシングルフェーサのライナ紙フィードロールの役割を説明する正面図である。 従来のシングルフェーサを示す全体構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態によるシングルフェーサについて説明する。先ず、図1乃至図9により、本発明の第1実施形態によるシングルフェーサについて説明する。
図1に示すように、第1実施形態によるシングルフェーサ1は、外周面に波形段部が形成された一対の段ロールである第1段ロール2及び第2段ロール4を備えている。第1段ロール2は、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、この第1段ロール2の速度が基準速度となっている。また、第2段ロール4は、第1段ロール2について回りする駆動ロールである。第1段ロール2は、第2段ロール4の上方に配置され、これらが噛み合い、中芯紙6が波形に形成されるようになっている。第2段ロール4の下方右側には、段形成前に中芯紙6を予熱するためのロール形状の中芯紙用プレヒータ8及びこの中芯紙用プレヒータ6に中芯紙6をガイドして供給するガイドロール10が配置されている。
第1段ロール2の下方左側には、糊付装置12が配置されている。この糊付装置12は、糊ロール12aと、ドクターロール12bとを備えている。この糊ロール12aは、第1段ロール2と第2段ロール4により段成形された中芯紙6の段頂部に糊付けを行うものであり、ドクターロール12bは、糊ロール12aに塗布された糊の厚さを均一に調整するものである。
第1段ロール2の左側には、プレスロール14が配置されている。このプレスロール14は、第1段ロール2に当接して、ライナ紙16を糊付けされた中芯紙6に貼り付けるためのものである。プレスロール14は、その回転速度が制御可能な駆動ロールである。
このプレスロール14の左側には、プレスロール14に当接しライナ紙16をプレスロール14を経て第1段ロール2に送り込むためのライナ紙フィードロール18が配置されている。ライナ紙フィードロール18は、プレスロール14について回りする従動ロールである。
このライナ紙フィードロール18は、表面が金属製であり、詳細は後述するが、所定の押圧力により、ライナ紙16をプレスロール14に押圧して、ライナ紙16に必要な張力を付与するようになっている。
プレスロール14及びライナ紙フィードロール18の上方には、ライナ紙16を予熱するためのライナ紙用プレヒータ20、及び、このライナ紙用プレヒータ20の上流側と下流側にはそれぞれライナ紙16をガイドして供給するガイドロール22、24が配置されている。
第1段ロール2の右側には、ガイドロール26が配置されている。このガイドロール26は、駆動ロールであり、貼合された中芯紙6とライナ紙16とからなる片面段ボール28に張力を加えてライナ紙16を中芯紙6に押しつけるようになっている。さらに、ガイドロール26の上方には別のガイドロール30が設けられ、片面段ボール28を下流側に向けて送出するようになっている。
上述した第1段ロール2、第2段ロール4等の全てのロールは、シングルフェーサ1を側面から見たとき両側の設けられた一対のフレーム32に回転可能に取り付けられている。
上述した第1段ロール2は駆動モータM1により、中芯紙用プレヒータ8は駆動モータM2により、プレスロール14は駆動モータM3により、ライナ紙用プレヒータ20は駆動モータM4により、ガイドロール26は駆動モータM5により、それぞれ単独駆動されるようになっている。なお、各ロールの回転数が同一又は一定の関係にある場合には、直結又は変速機を介在させて駆動モータを共有するようにしてもよい。ここで、第1実施形態のシングルフェーサ1においては、ライナ紙フィードロール18は、プレスロール14について回りする従動ロールである。なお、他のロールは、従動ロールである。
次に、図2、図3、図6により、プレスロール14の揺動機構について具体的に説明する。プレスロール14の両端の支軸40には、それぞれ、L字形状(図2、図6参照)のプレスロールアーム42が、プレスロール14が回転可能な状態で、取り付けられている。このプレスロールアーム42には、プレスロール14の上方側の位置にプレスロールアーム揺動支点(ピン構造)44が形成され、このプレスロールアーム揺動支点44が、上述したフレーム32に取り付けられている。
プレスロールアーム42の左側端には回転可能なピン46が取り付けられている。このプレスロールアーム42の左端部の上方には、プレスロール14を揺動させるための駆動手段であるプレスロール加圧シリンダ48が設けられ、このプレスロール加圧シリング48は、フレーム32に取り付けられている。プレスロール加圧シリンダ48は、上下動するピストン50を備え、このピストン50の下端が上述したプレスロールアーム42の左側端に設けられたピン46に連結されている。このため、プレスロール加圧シリンダ48のピストン50が上下動すると、ピストン50の上下動がピン46を介してプレスロールアーム42に伝わり、プレスロールアーム42がプレスロールアーム揺動支点44を支点として揺動する。プレスロール加圧シリンダ48により、プレスロールアーム42を介して、プレスロール14による第1段ロール2への押圧力が制御できるようになっている。
次に、図4、図5、図6乃至図8により、ライナ紙フィードロール18の揺動機構について具体的に説明する。ライナ紙フィードロール18の両端の支軸60には、それぞれ、フィードロールアーム62が、ライナ紙フィードロール18が回転可能な状態で、取り付けられている。フィードロールアーム62の上方側には、フィードロールアーム揺動支点(ピン構造)64が形成されている。ここで、上述したプレスロールアーム42には、接続用部材66(図7及び図8参照)が固着され、この接続用部材66に、フィードロールアーム接続用部材68(図7及び図8参照)が固着されている。このフィードロールアーム接続用部材68の先端にピン68a(図8参照)が形成され、このピン68aが、上述したフィードロールアーム揺動支点(ピン構造)64となっている。
また、フィードロールアーム62の左側上方端部には、回転可能なピン70が取り付けられている。このフィードロールアーム62の左側上方端部の下方には、ライナ紙フィードロール18を揺動させるための駆動手段であるフィードロール加圧シリンダ72が設けられ、このフィードロール加圧シリング72は、加圧シリンダ接続用部材74を介して、上述したフィードロールアーム接続用部材68に取り付けられている。フィードロール加圧シリンダ72は、上下動するピストン76を備え、このピストン76の上端が上述したフィードロールアーム62の左側上方端部に設けられたピン70に連結されている。このため、フィードロール加圧シリンダ72のピストン76が上下動すると、ピストン76の上下動がピン70を介してフィードロールアーム62に伝わり、フィードロールアーム62がフィードロールアーム揺動支点64を支点として揺動する。フィードロール加圧シリンダ72により、フィードロールアーム62を介して、フィードロール18によるプレスロール14への押圧力が制御できるようになっている。
図6乃至図8に示すように、ライナ紙フィードロール18は、フレーム32には取り付けられておらず、プレスロールアーム42に取り付けられている。そのため、プレスロール14が揺動した場合には、ライナ紙フィードロール18も一緒に揺動するようになっている。また、プレスロールアーム42が揺動しても、それにより、ライナ紙フィードロール18によるプレスロール8への押圧力が変化することはない。
次に、図9により、ライナ紙フィードロール18の役割について説明する。ライナ紙フィードロール18のプレスロール14への押圧力をF(N)、プレスロール14とライナ紙16との摩擦係数をμ1、ライナ紙16の送り込みに必要な張力をS(N)とする。このライナ紙の送り込みに必要な張力S(N)は、シングルフェーサ1の上流側にある図示しないスプライサや張力コントロール装置により決定される。
本実施形態においては、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が、「μ1・F>S」となるように、ライナ紙フィードロール18のプレスロール14への押圧力F(N)が決定される。
ここで、ライナ紙の送り込みに必要な張力S(N)は、ライナ紙の坪量及び全幅により決定される。ライナ紙の坪量が大きくなれば張力S(N)も大きくなり、全幅が大きくなれば、張力S(N)も大きくなる。また、このライナ紙に付与される張力S(N)は、50N/ライナ紙全幅~1000N/ライナ紙全幅の範囲である。
このようにして、プレスロール4による押圧箇所よりも上流側に、ライナ紙フィードロール16を設け、このライナ紙フィードロール16によりプレスロール8に押圧力F(N)により押し付けるようにしたので、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)よりも大きな摩擦力μ1・Fを得ることができる。このライナ紙フィードロール16による押圧力F(N)により、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が付与されることになる。
この結果、本実施形態によるシングルフェーサ1においては、プレスロールによる押圧力は、押圧箇所(貼合箇所)では片面段ボールの貼合せに必要な低い押圧力でよく、そのため、片面段ボールの貼合せに必要な押圧力よりも過大な圧力がライナ紙及び中芯紙に対して作用し、原紙の部分的な破れや強度低下を引き起こすことがない。
次に、第1実施形態のシングルフェーサ1においては、第1段ロール2が駆動モータM1により駆動され、この第1段ロール2の回転速度がシングルフェーサ1の基準速度となる。プレスロール14は、駆動モータM3により、第1段ロール2の回転速度と同期するように制御される。ライナ紙フィードロール18は、従動ロールであり、プレスロール14について回りするので、第1段ロール2及びプレスロール14の回転速度と同じ回転速度となる。これにより、プレスロール14の回転速度は、第1段ロール2の回転速度に同期させればよいので、正確な回転速度の制御が可能となる。
次に、第1実施形態によるシングルフェーサ1の動作を説明する。本実施形態のシングルフェーサ1において、先ず、中芯紙6は、ガイドロール10により案内され中芯用プレヒータ8に到達し、この中芯用プレヒータ8により加熱される。加熱された中芯紙6は、上段ロール2と下段ロール4との間を通過し、中芯紙6には波形段が連続して形成される。中芯紙6の波形段の段頂部には、糊ロール12aにより糊液が塗布される。中芯紙6は、糊液が塗布された中芯紙の段頂部に、所定のニップ圧が付与されたプレスロール14によって、左側方から供給されるライナ紙16が貼り合わされ、これにより、片面段ボールシート28が製造され、第1段ロール2により右側に移動し、片面段ボールシート28は、ガイドロール26、30を介して連続的に上方に移送される。
ここで、プレスロール14は、上述したように、プレスロール加圧シリンダ48のピストン50が上下動し、ピストン50の上下動がピン46を介してプレスロールアーム42に伝わり、プレスロールアーム42がプレスロールアーム揺動支点44を支点として揺動する。このプレスロール加圧シリンダ48により、プレスロールアーム42を介して、プレスロール14による第1段ロール2への押圧力が制御され、所定のニップ圧に設定される。
ライナ紙フィードロール18は、上述したように、フィードロール加圧シリンダ72のピストン76が上下動し、ピストン76の上下動がピン70を介してフィードロールアーム62に伝わり、フィードロールアーム62がフィードロールアーム揺動支点64を支点として揺動する。このフィードロール加圧シリンダ72により、フィードロールアーム62を介して、フィードロール18によるプレスロール14への押圧力が制御され、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が付与される。
次に、第1実施形態によるシングルフェーサの作用効果について説明する。
本実施形態によるシングルフェーサ1においては、第1段ロール2及びプレスロール14がその回転速度が制御可能な駆動ロールであり、プレスロール14に当接しライナ紙16をプレスロール14を経て第1段ロール2に送り込むライナ紙フィードロール18と、ライナ紙フィードロール18のプレスロールへの押圧力を調整するフィードロール加圧シリンダ72と、を設け、フィードロール加圧シリンダ72により調整された押圧力により、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が付与されるようになっている。その結果、本実施形態によれば、プレスロール14による押圧箇所(貼合箇所)では、片面段ボール28の貼合せに必要な低い押圧力で押圧することができるので、片面段ボール28の貼合せに必要な押圧力よりも過大な圧力がライナ紙及び中芯紙に対して作用し、原紙の部分的な破れや強度低下を引き起こすことがない。
ライナ紙フィードロール18は、プレスロール14について回りする従動ロールであるので、ライナ紙フィードロール18の回転速度を正確に制御することができる。
ライナ紙フィードロール18の表面が金属製であるので、ライナ紙16の加速時等において、ライナ紙16とプレスロール14との間で滑りが生じても、ライナ紙フィードロール18の表面の摩擦力が小さいのでライナ紙16とプレスロール14との間で速度差が生じ難く、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
次に、ライナ紙フィードロール18がプレスロール14と一体的に揺動するようになっているので、プレスロール14が揺動してニップ圧を調整する場合でも、ライナ紙フィードロール18の押圧力は影響を受けることがなく、また、ライナ紙フィードロール18が揺動して押圧力を調整する場合でも、プレスロール14のニップ圧は影響を受けることがない。
さらに、ライナ紙フィードロール18のフィードロールアーム62の他端部にフィードロール加圧シリンダ72を設けるという比較的簡易な構成により、ライナ紙フィードロール18による押圧力を正確に調整することができる。
次に、本発明の第2実施形態によるシングルフェーサについて説明する。第2実施形態によるシングルフェーサの基本構成は、上述した第1実施形態と同様である。即ち、第1段ロールは駆動ロールであり、プレスロールは駆動ロールであり、ライナ紙フィードロールは従動ロールである。
第2実施形態によるシングルフェーサにおいては、プレスロールの回転速度は、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
この第2実施形態によるシングルフェーサにおいて、上述したプレスロールの第1段ロールの回転速度に対する比である100-102%の速度範囲は、ライナ紙の坪量(実際はライナ紙の厚み)に応じて決定される。
次に、本発明の第3実施形態によるシングルフェーサについて説明する。第3実施形態によるシングルフェーサの基本構成は、ライナ紙フィードロールが駆動ロールである点を除き、上述した第1実施形態と同様である。即ち、第1段ロールは駆動ロールであり、プレスロールは駆動ロールであり、ライナ紙フィードロールも駆動ロールである。
第3実施形態によるシングルフェーサにおいても、第2実施形態と同様に、プレスロールの回転速度は、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
また、ライナ紙フィードロールは、駆動ロールであり、プレスロールの回転速度に同期するように制御される。これにより、ライナ紙フィードロールの回転速度も、同様に、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
次に、本発明の第4実施形態によるシングルフェーサについて説明する。第4実施形態によるシングルフェーサの基本構成は、プレスロールが従動ロールでありライナ紙フィードロールが駆動ロールである点を除き、上述した第1実施形態と同様である。即ち、第1段ロールは駆動ロールであり、プレスロールは従動ロールであり、ライナ紙フィードロールは駆動ロールである。
第4実施形態によるシングルフェーサにおいては、プレスロールは従動ロールであるので、プレスロールは第1段ロールについて回りし、第1段ロールの回転速度と同じになる。ライナ紙フィードロールは、第3実施形態と同様に、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、この滑りの影響を無くすることができる。
上述した第2実施形態から第4実施形態によるシングルフェーサにおいても、上述した第1実施形態によるシングルフェーサの基本となる作用効果が奏される。
1 シングルフェーサ
2 第1段ロール
4 第2段ロール
6 中芯紙
12 糊付装置
14 プレスロール
16 ライナ紙
18 ライナ紙フィードロール
42 プレスロールアーム
48 プレスロール油圧シリング(駆動手段)
62 フィードロールアーム
72 フィードロール加圧シリンダ

Claims (10)

  1. 波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、
    外周面に波形段が形成された第1段ロールと、
    外周面に波形段が形成されこの波形段が上記第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、
    上記第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、
    上記第1段ロールに隣接して配置され上記中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、
    押圧力が生じるように上記プレスロールに当接し、上記ライナ紙を上記プレスロールを経て上記第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、
    上記ライナ紙フィードロールの上記プレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、
    上記プレスロールはプレスロールアームを備え、このプレスロールアームにより上記プレスロールが揺動可能に支持され、
    上記ライナ紙フィードロールはフィードロールアームを備え、このフィードロールアームは上記プレスロールアームに取り付けられ、このフィードロールアームにより上記ライナ紙フィードロールが揺動可能に支持され、
    上記第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
    上記プレスロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
    上記押圧力調整機構により調整された上記ライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている、シングルフェーサ。
  2. 上記ライナ紙フィードロールは、上記プレスロールについて回りする従動ロールである、請求項1に記載のシングルフェーサ。
  3. 上記ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールである、請求項1に記載のシングルフェーサ。
  4. 上記ライナ紙フィードロールの表面は金属製である、請求項1乃至3の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  5. 上記プレスロールの回転速度は、上記第1段ロールの回転速度以上の所定の速度範囲となるように制御される、請求項1乃至4の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  6. 上記ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、ライナ紙の坪量及び全幅により決定される、請求項1乃至5の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  7. 上記ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、50N/ライナ紙全幅~1000N/ライナ紙全幅の範囲である、請求項1乃至6の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  8. 上記プレスロールアームは、上記プレスロールの軸端部に取り付けられ、このプレスロールアームが揺動支点を中心に揺動することにより、上記プレスロールが揺動するようになっており、
    上記フィードロールアームは、その一端部がライナ紙フィードロールの軸端部に連結され、上記ライナ紙フィードロールが上記プレスロールと一体的に揺動するようになっている、請求項1乃至7に何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  9. 上記押圧力調整機構は、上記フィードロールアームの他端部に取り付けられた駆動手段を備え、この駆動手段の駆動によりフィードロールアームが揺動支点を中心に揺動して、上記押圧力が調整されるようになっている、請求項8に記載のシングルフェーサ。
  10. 波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、
    外周面に波形段が形成された第1段ロールと、
    外周面に波形段が形成されこの波形段が上記第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、
    上記第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、
    上記第1段ロールに隣接して配置され上記中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、
    上記プレスロールに当接し上記ライナ紙を上記プレスロールを経て上記第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、
    上記ライナ紙フィードロールの上記プレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、
    上記第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
    上記プレスロールは、上記第1段ロールについて回りする従動ロールであり、
    上記ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
    上記圧力調整機構により調整された上記ライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている、シングルフェーサ。
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