JP7044232B2 - シングルフェーサ - Google Patents
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図10により、従来のシングルフェーサの一例を説明する。従来のシングルフェーサ200には、それぞれの外周面に波形の段部を形成した上段ロール201と下段ロール202とが、段部で互いに噛合いながら回転可能に上下方向に配設されている。下段ロール201の右側には、ガイドロール203とプレヒータロール204とが隣接して配置されている。このガイドロール203の上流側から供給される中芯紙209は、ガイドロール203とプレヒータロール204と経て、上段ロール201と下段ロール202との間を通過することによって、波形段が連続して形成される。
このように構成された本発明のシングルフェーサにおいては、第1段ロール及びプレスロールがその回転速度が制御可能な駆動ロールであり、押圧力が生じるようにプレスロールに当接し、ライナ紙をプレスロールを経て第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、ライナ紙フィードロールのプレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を設け、押圧力調整機構により調整された押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている。その結果、本発明によれば、プレスロールによる押圧箇所(貼合箇所)では、片面段ボールの貼合せに必要な低い押圧力で押圧することができるので、片面段ボールの貼合せに必要な押圧力よりも過大な圧力がライナ紙及び中芯紙に対して作用し、原紙の部分的な破れや強度低下を引き起こすことがない。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールがプレスロールについて回りするので、ライナ紙フィードロールの回転速度を正確に制御することができる。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィールドロールはその回転速度が制御可能な駆動ロールであるので、プレスロールの回転速度に同期するように制御することができる。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールの表面が金属製であるので、ライナ紙の加速時等において、ライナ紙とプレスロールとの間で滑りが生じても、ライナ紙フィードロールの表面の摩擦力が小さいのでライナ紙とプレスロールとの間で速度差が生じ難く、ライナ紙と中芯紙の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、プレスロールの回転速度が第1段ロールの回転速度以上の所定の速度範囲となるように制御されるので、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙と中芯紙の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、ライナ紙フィードロールがプレスロールと一体的に揺動するようになっているので、プレスロールが揺動してニップ圧を調整する場合でも、ライナ紙フィードロールの押圧力は影響を受けることがなく、また、ライナ紙フィードロールが揺動して押圧力を調整する場合でも、プレスロールのニップ圧は影響を受けることがない。
このように構成された本発明においては、フィードロールアームの他端部に駆動手段を設けるという比較的簡易な構成により、押圧力調整機構が押圧力を正確に調整することができる。
図1に示すように、第1実施形態によるシングルフェーサ1は、外周面に波形段部が形成された一対の段ロールである第1段ロール2及び第2段ロール4を備えている。第1段ロール2は、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、この第1段ロール2の速度が基準速度となっている。また、第2段ロール4は、第1段ロール2について回りする駆動ロールである。第1段ロール2は、第2段ロール4の上方に配置され、これらが噛み合い、中芯紙6が波形に形成されるようになっている。第2段ロール4の下方右側には、段形成前に中芯紙6を予熱するためのロール形状の中芯紙用プレヒータ8及びこの中芯紙用プレヒータ6に中芯紙6をガイドして供給するガイドロール10が配置されている。
このプレスロール14の左側には、プレスロール14に当接しライナ紙16をプレスロール14を経て第1段ロール2に送り込むためのライナ紙フィードロール18が配置されている。ライナ紙フィードロール18は、プレスロール14について回りする従動ロールである。
このライナ紙フィードロール18は、表面が金属製であり、詳細は後述するが、所定の押圧力により、ライナ紙16をプレスロール14に押圧して、ライナ紙16に必要な張力を付与するようになっている。
本実施形態においては、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が、「μ1・F>S」となるように、ライナ紙フィードロール18のプレスロール14への押圧力F(N)が決定される。
本実施形態によるシングルフェーサ1においては、第1段ロール2及びプレスロール14がその回転速度が制御可能な駆動ロールであり、プレスロール14に当接しライナ紙16をプレスロール14を経て第1段ロール2に送り込むライナ紙フィードロール18と、ライナ紙フィードロール18のプレスロールへの押圧力を調整するフィードロール加圧シリンダ72と、を設け、フィードロール加圧シリンダ72により調整された押圧力により、ライナ紙16の送り込みに必要な張力S(N)が付与されるようになっている。その結果、本実施形態によれば、プレスロール14による押圧箇所(貼合箇所)では、片面段ボール28の貼合せに必要な低い押圧力で押圧することができるので、片面段ボール28の貼合せに必要な押圧力よりも過大な圧力がライナ紙及び中芯紙に対して作用し、原紙の部分的な破れや強度低下を引き起こすことがない。
第2実施形態によるシングルフェーサにおいては、プレスロールの回転速度は、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
第3実施形態によるシングルフェーサにおいても、第2実施形態と同様に、プレスロールの回転速度は、第1段ロールの回転速度に対して、100-102%の速度範囲となるように、制御される。このように制御されることにより、プレスロールとライナ紙との間で滑りが生じても、ライナ紙16と中芯紙6の貼り合せの剥がれが生じることを防止することができる。
2 第1段ロール
4 第2段ロール
6 中芯紙
12 糊付装置
14 プレスロール
16 ライナ紙
18 ライナ紙フィードロール
42 プレスロールアーム
48 プレスロール油圧シリング(駆動手段)
62 フィードロールアーム
72 フィードロール加圧シリンダ
Claims (10)
- 波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、
外周面に波形段が形成された第1段ロールと、
外周面に波形段が形成されこの波形段が上記第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、
上記第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、
上記第1段ロールに隣接して配置され上記中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、
押圧力が生じるように上記プレスロールに当接し、上記ライナ紙を上記プレスロールを経て上記第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、
上記ライナ紙フィードロールの上記プレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、
上記プレスロールはプレスロールアームを備え、このプレスロールアームにより上記プレスロールが揺動可能に支持され、
上記ライナ紙フィードロールはフィードロールアームを備え、このフィードロールアームは上記プレスロールアームに取り付けられ、このフィードロールアームにより上記ライナ紙フィードロールが揺動可能に支持され、
上記第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
上記プレスロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
上記押圧力調整機構により調整された上記ライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている、シングルフェーサ。 - 上記ライナ紙フィードロールは、上記プレスロールについて回りする従動ロールである、請求項1に記載のシングルフェーサ。
- 上記ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールである、請求項1に記載のシングルフェーサ。
- 上記ライナ紙フィードロールの表面は金属製である、請求項1乃至3の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
- 上記プレスロールの回転速度は、上記第1段ロールの回転速度以上の所定の速度範囲となるように制御される、請求項1乃至4の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
- 上記ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、ライナ紙の坪量及び全幅により決定される、請求項1乃至5の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
- 上記ライナ紙フィードロールの押圧力によりライナ紙に付与される張力は、50N/ライナ紙全幅~1000N/ライナ紙全幅の範囲である、請求項1乃至6の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
- 上記プレスロールアームは、上記プレスロールの軸端部に取り付けられ、このプレスロールアームが揺動支点を中心に揺動することにより、上記プレスロールが揺動するようになっており、
上記フィードロールアームは、その一端部がライナ紙フィードロールの軸端部に連結され、上記ライナ紙フィードロールが上記プレスロールと一体的に揺動するようになっている、請求項1乃至7に何れか1項に記載のシングルフェーサ。 - 上記押圧力調整機構は、上記フィードロールアームの他端部に取り付けられた駆動手段を備え、この駆動手段の駆動によりフィードロールアームが揺動支点を中心に揺動して、上記押圧力が調整されるようになっている、請求項8に記載のシングルフェーサ。
- 波形段が形成された中芯紙の段頂部にライナ紙を貼り合わせるシングルフェーサであって、
外周面に波形段が形成された第1段ロールと、
外周面に波形段が形成されこの波形段が上記第1段ロールの波形段と噛み合う第2段ロールと、
上記第1段ロールに隣接して配置され波形段が形成された中芯紙の段頂部に糊液を塗布する糊ロールと、
上記第1段ロールに隣接して配置され上記中芯紙にライナ紙を貼り合わせるように第1段ロールに所定のニップ圧を加えるプレスロールと、
上記プレスロールに当接し上記ライナ紙を上記プレスロールを経て上記第1段ロールに送り込むライナ紙フィードロールと、
上記ライナ紙フィードロールの上記プレスロールへの押圧力を調整する押圧力調整機構と、を有し、
上記第1段ロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
上記プレスロールは、上記第1段ロールについて回りする従動ロールであり、
上記ライナ紙フィードロールは、その回転速度が制御可能な駆動ロールであり、
上記圧力調整機構により調整された上記ライナ紙フィードロールの押圧力により、ライナ紙の送り込みに必要な張力が付与されるようになっている、シングルフェーサ。
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JP2017169535A JP7044232B2 (ja) | 2017-09-04 | 2017-09-04 | シングルフェーサ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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- 2017-09-04 JP JP2017169535A patent/JP7044232B2/ja active Active
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