JPH0752287A - シングルフェーサの糊付装置 - Google Patents

シングルフェーサの糊付装置

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JPH0752287A
JPH0752287A JP20417693A JP20417693A JPH0752287A JP H0752287 A JPH0752287 A JP H0752287A JP 20417693 A JP20417693 A JP 20417693A JP 20417693 A JP20417693 A JP 20417693A JP H0752287 A JPH0752287 A JP H0752287A
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roll
cylinder
gap
single facer
glue
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Seiji Seki
征治 関
Makoto Ando
真 安藤
Takashi Nitta
隆司 新田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下流側段ロールと糊付ロール外周面の微妙な
隙間調整ができるシングルフェーサの糊付装置を提供す
る。 【構成】 芯紙の山形段頂部へ糊を供給する糊付ロール
等の一連の糊付部ユニット16に伸縮自在のシリンダを
連結し、シリンダ6の伸長によって糊付ロール1と下流
側段ロール8とを接離可能に構成する。前記シリンダ6
のストロークエンド状態で糊付ロール1と下流側段ロー
ル8との隙間が所定寸法となるようにすると共に、シリ
ンダの端部を弾性変形可能なシャフトで支持することに
より紙継ぎ部等による急激な紙厚変動にも対応可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシングルフェーサに設備
する糊付装置、特に下流側段ロールと糊付ロールとの隙
間調整装置部の改善を図ったシングルフェーサの糊付装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はシングルフェーサに設備した従来
型糊付装置の構造説明図であり、図4,図5は一般的な
シングルフェーサの構造説明図である。図4に示す如く
ベルト加圧型シングルフェーサは、互いに噛み合って対
向回転する下流側段ロール8と上流側段ロール10の間
隙を通る事によって波形状に段繰りされた芯紙9の山形
段頂部へ糊付ロール1を介して糊11を塗布した後、芯
紙9と他経路を通って送り込まれたライナ12を合流さ
せ、所定の温度、加圧力を付加する事によって片面段ボ
ールシート13を製造するものであり、この製造工程中
両原紙(芯紙、ライナ)の貼合に必要とする押圧手段と
してエンドレスベルト(無端状ベルト)14の一部を接
触させ、同ベルト14の張力をもって加圧力を付加させ
るようにしている。一方図5に例示した他の形式として
のロール加圧型シングルフェーサは、前記両原紙(芯
紙、ライナ)の貼合に必要とする押圧手段としてエンド
レスベルト14に代え圧力ロール15を具備させて成
り、下流側段ロール8に対向する圧力ロール15の押付
力をもって加圧力を付加させることができるようになっ
ている。
【0003】次にシングルフェーサに具備させた糊付装
置について説明する。図4に例示した糊付装置は、糊付
ロール1、ドクターロール2及び同両ロール1,2によ
って片側壁を形成させた糊溜3等によって構成されてい
る。糊溜3の糊11は、糊付ロール1とドクターロール
2の間隙を通過する事によって、糊付ロール1の外周面
へ所定厚さの糊被膜として付着した後回転移送され、芯
紙9の山形段頂部へ供給される。また図5に例示した糊
付装置は、糊付ロール1の外周面の一部を糊溜3の糊1
1に浸漬させ、糊11を同糊付ロール1の外周面に付着
させて回転移送する途上ドクターロール2を介して所定
厚さの糊被膜に形成し、芯紙9の山形段頂部へ供給する
ようになっている。
【0004】次に下流側段ロール8と糊付ロール1の外
周面の隙間調整方法について説明する。前記従来型の隙
間調整装置は、図3に示す如く糊付部ユニット16の下
端にフレーム4に取付けたシリンダのヘッド部が連結さ
れている。そしてシリンダ6の伸長途上、つまり糊付部
ユニット側へ固着した位置決め金具17がストッパ18
へ当接した位置にて、下流側段ロール8の外周面と糊付
ロール1の外周面との隙間が所定寸法となるように設定
されている。
【0005】ところで前記隙間の微調整は、ストッパ1
8の位置を図中左、右に移動させる事によって行うが、
図3に例示したものは、ストッパ18を偏心軸19に軸
着させ、同偏心軸19の回動によって位置を調整するよ
うになっている。なお、図中20はシリンダ6に具備さ
せたアキュームレータである。また、停止位置の調整方
法としては、例示した以外に位置固定的に設備したスト
ッパ18と、糊付部ユニットの位置決め金具17との間
にクサビ状物を介在させ、このクサビの挿入量を変更す
る事によって停止位置を変え、下流側段ロール8と糊付
ロール1の隙間を調整する形式もある(図示省略)。
【0006】前記形式のロール隙間調整装置は、構造上
糊付ロール1の設定位置を原紙(芯紙)9の厚さによっ
てその都度変更調整する必要がある。またこの隙間を確
実に維持するためにシリンダ6の作動圧力をかなり高く
設定しており、このためアキュームレータ20を具備さ
せてはいるものの瞬間的な後退移動が不可能で、例えば
原紙(芯紙)9の紙継ぎによって紙厚が厚くなったよう
な場合、下流側段ロール8に対する糊付ロール1の押圧
力が急激に増加し、走行する原紙9を破断してしまう不
具合があった。これらの問題点に鑑み、通常状態では下
流側段ロール8と糊付ロール1の係合状態が正確に維持
でき、かつシート厚さの急激な変動に対し、即これに対
応して糊付ロール1が移動し、不具合を回避できると共
に操作が簡単に行える調整装置の開発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の説明の
如く、従来の糊付ロール部ユニットの位置調整装置は、
シリンダを介し段ロールに対して直接接離できるよう構
成したもので、下流側段ロール8と糊付ロール1の外周
面の微妙な隙間調整は、前記ユニットの進行方向におけ
るストッパ位置にて調整していた。従って糊転移状態を
一定にするためには、原紙(芯紙)厚さのバラツキやオ
ーダーチェンジに伴う芯紙紙厚変更に際してその都度調
整を行う必要がある。またシリンダ6へアキュームレー
タ20を具備させてはいるものの急激な原紙厚さの変
動、例えば紙継ぎ位置が通過するような場合には応答遅
れにより挟持圧力が急激に高騰し、原紙を破損する等の
不具合があった。そして前記原紙が破損した場合は再設
定に長い時間を必要とし、装置の稼働率を低下させる大
きな要因となっていた。本発明は前記従来の諸問題を解
決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、コル
ゲートマシンのシングルフェーサに設備した一対の上流
側段ロールと下流側段ロールによって、波形状に段繰り
された芯紙の山形段頂部へ糊を移転供給する糊付装置に
おいて、前記芯紙の山形段頂部へ糊を供給する糊付部ユ
ニットを揺動自在に支持すると共に、同ユニットを下流
側段ロールに対しシリンダの伸長によって接離可能に構
成し、さらに同シリンダを下流側段ロールと糊付ロール
の間に介入する芯紙の厚み変化に応じ、同下流側段ロー
ルと糊付ロールとの隙間を変化させるべく、弾性シャフ
ト等にて弾性支持してなるもので、これを課題解決のた
めの手段とするものである。
【0009】
【作用】本発明は、芯紙の山形段頂部へ糊を供給する糊
付ロール等一連の糊付部ユニットをシリンダを介して下
流側段ロールに対して接離可能に構成すると共に、シリ
ンダのストロークエンド状態で糊付ロールと下流側段ロ
ールとの隙間が所定寸法となる様設定した。またシリン
ダの別側端(後端)を支承する装置フレーム側を所定の
剛性を有するシャフトにて弾性支持させた。
【0010】従って原紙(芯紙)の紙継ぎ部等による急
激な紙厚の変動に際しても、シリンダ取付シャフトの曲
げ変形にて瞬間的に吸収する事ができ、原紙を破断した
り、装置に無理な作用力を及ぼす虞れがなくなる。また
原紙厚さの変動により糊付ロール部が移動して隙間が変
わるため、オーダーチェンジ等に伴う再調整が不要とな
る。更に下流側段ロールと糊付ロールとの隙間調整部に
特別の装置を具備させる必要がなく構造が簡単となり、
製造費の大幅な低減が可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1はシングルフェーサに設備した本発明の1実施
例の糊付装置の概略構成図であり、図2は図1のA矢視
図である。図1において本糊付装置の糊供給部は、糊付
ロール1、同糊付ロール1の外周面に形成する糊の被膜
厚さをコントロールするドクターロール(メータロー
ル)2及び前記糊付ロール1とドクターロール2により
片側壁を形成させた糊溜3等によって構成されており、
この糊供給部は、フレーム4に固着した支点軸5を中心
として図中左右に揺動できるようになっている。また前
記糊溜3にはシリンダ6のヘッド部が連結されており、
同シリンダ6の端部は前記フレーム4へ取付けたシャフ
ト7へ軸着されている。従ってシリンダ6はロッドの伸
縮によって図中実線位置と一点鎖線位置へ移動すること
ができ、またこれに連動して糊溜3と一体の糊付ロール
1は、支点軸5を中心として下流側段ロール8に対し接
離するようになっている。シリンダ6は最大伸長時(図
中実線位置)の状態において、下流側段ロール8の外周
面と糊付ロール1の外周面との隙間が所定寸法(約0.1m
/m)になる様設定してある。そして前記シリンダ6の端
部を支承するシャフト7は、図2中矢印で示す如く直
径、スパン及び材質等を適宜考慮し、所定の作用力で曲
げ変形するよう調整されている。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されているた
め、同一ロールにおける原紙(芯紙)の厚さのバラツキ
や、仕様変更に伴う紙厚変動に対しても自動的に隙間が
変わるため、その都度隙間の再調整を行う必要がなく、
また芯紙の接続部(紙継ぎ部)等急激に厚さが変わった
場合でも、シリンダ後端側シャフトの曲げ変形によって
これを瞬時に吸収できるため破断(紙切れ)等の問題も
なくなる。加えて構造が簡素となり、装置の製造原価が
大幅に低減できる特徴もある。
【0013】本発明は段ロール外周面へ接離させる糊付
ロール部ユニットをシリンダにて移動させると共に、同
シリンダ後端を所定の剛性を有する弾性体シャフトにて
支持させているため、 (1)オーダーチェンジ等に伴い原紙(芯紙)の紙厚が
変わっても、その都度隙間の調整を行う必要がなく省力
化が図れる。 (2)通紙する芯紙厚さの急激な変動、例えば紙継ぎ
部、異物の付着等に際しても弾性体シャフトの変形にて
これを回避する事ができる。またこの機能により原紙を
破断させたり、装置に無理な力が作用する等の不具合が
なくなる。 (3)隙間調整用ストッパ等が不要となる等装置の構造
が簡素となり、製造原価の大幅な低減が図れる。 (4)保守点検、修理が簡単にできる。 等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シングルフェーサに設備した本発明の実施例に
係る糊付装置の側断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】シングルフェーサに設備した従来型糊付装置の
側断面図である。
【図4】一般的なベルト加圧型シングルフェーサの側断
面図である。
【図5】一般的なロール加圧型シングルフェーサの側断
面図である。
【符号の説明】
1 糊付ロール 2 ドクターロール 3 糊溜 4 フレーム 5 支点軸 6 シリンダ 7 シャフト 8 下流側段ロール 9 芯紙 10 上流側段ロール 11 糊 12 ライナ 13 片面段ボールシート 14 エンドレスベルト 15 圧力ロール 16 糊付部ユニット 17 位置決め金具 18 ストッパ 19 偏心軸 20 アキュームレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲートマシンのシングルフェーサに
    設備した一対の上流側段ロールと下流側段ロールによっ
    て、波形状に段繰りされた芯紙の山形段頂部へ糊を移転
    供給する糊付装置において、前記芯紙の山形段頂部へ糊
    を供給する糊付部ユニットを揺動自在に支持すると共
    に、同ユニットを下流側段ロールに対しシリンダの伸長
    によって接離可能に構成し、さらに同シリンダを下流側
    段ロールと糊付ロールの間に介入する芯紙の厚み変化に
    応じ、同下流側段ロールと糊付ロールとの隙間を変化さ
    せるべく、弾性シャフト等にて弾性支持してなることを
    特徴とするシングルフェーサの糊付装置。
JP20417693A 1993-08-18 1993-08-18 シングルフェーサの糊付装置 Expired - Fee Related JP3611251B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202548A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シングルフェーサの糊付方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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