JP7042207B2 - エレベーターおよびエレベーターの制御方法 - Google Patents
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Description
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りカゴと、釣合おもりと、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定してつり下げる主ロープと、前記主ロープの中間部分が巻掛けられ前記乗りカゴを上下方向に走行させる巻上機と、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定したコンペンロープと、前記コンペンロープの中間部分が巻掛けられ前記コンペンロープによって懸垂されたコンペンプーリとを備えたエレベーターにおいて、前記コンペンプーリを、前記コンペンロープに懸垂された状態から固定した状態とするためのコンペンブレーキと、所定のタイミングで前記コンペンプーリを固定するように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する制御装置とを備えたエレベーターである。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
<エレベーターの構成>
図1は、第1実施形態のエレベーター1の構成を説明するための概略構成図である。この図に示すエレベーター1は、建物などの内部を上下方向に貫いて設けられている昇降路1a、昇降路1aの上部に設けられた機械室1b、さらに昇降路1aの下部に設けられたピット1cに設置されている。
乗りカゴ2は、昇降路1a内において、主ロープ4の一端につり下げられた状態で収容されている。この乗りカゴ2は、昇降路1aの内壁面に設けられたレール(図示省略)に案内された状態で、昇降路1a内を上下方向に昇降する。このような乗りカゴ2の側面には、水平方向にスライドして開閉するカゴドア2aが設けられている。
釣合おもり3は、乗りカゴ2との釣り合いをとるために設けられたものであり、昇降路1a内において、乗りカゴ2と逆側の主ロープ4の他端につり下げられた状態で収容されている。
主ロープ4は、乗りカゴ2と釣合おもり3とを吊り下げるためのものであり、乗りカゴ2の上部に一端が固定され、釣合おもり3に他端が固定された状態で設けられている。この主ロープ4は、中間部分が機械室1b内に設けられた巻上機10に巻き掛けられ、巻上機10の駆動により昇降路1a内において乗りカゴ2および釣合おもり3を自在に昇降させる。
コンペンロープ5は、巻上機10を介しての乗りカゴ2側と釣合おもり3側とにおける主ロープ4の重量差を補償するものであり、乗りカゴ2の底部に一端を固定し、釣合おもり3に他端を固定した状態で設けられている。コンペンロープ5は、中間部分がピット1c内に配置されたコンペンプーリ装置20に巻き掛けられたことにより、ある程度の張力を保って昇降路1aに配置された状態となっている。
ガバナロープ6は、機械室1b内に配置されたガバナ装置11に乗りカゴ2の昇降速度を伝えると共に、乗りカゴの落下を防止するためのものである。このようなガバナロープ6は、連結部材6aによって乗りカゴ2に固定されている。またガバナロープ6は、機械室1b内に配置されたガバナ装置11とピット1cに配置されたガバナ錘プーリ30とに巻き掛けられた状態で、昇降路1aに配置されている。
位置検出器7は、特定距離感知装置であって、各乗り場階[F]に対する特定の位置を乗りカゴ2が通過したことを検知する信号を出力する。このような位置検出器7は、例えば乗りカゴ2の外周壁から昇降路1aの内壁に向かって突出して設けられた光センサー7aと、各乗り場階[F]の対応する高さ位置において昇降路1aの内壁から昇降路1aの内側に向かって突出して設けられた遮光板7bとで構成されたものである。
乗り場ドア8は、水平方向にスライドして開閉するものであって独自の動力を持たず、乗りカゴ2のカゴドア2aと係合することにより、カゴドア2aに追従して開閉動作する。各乗り場階[F]における乗り場ドア8に近接する位置には、乗り場呼びボタン8aが設けられている。また乗り場ドア8には、例えば乗り場ドア8の開閉を検知するドアスイッチ8bが設けられており、乗り場ドア8およびカゴドア2aの開閉が検知される構成となっている。なお、このようなドアスイッチはカゴドア2aに設けられてもよい。
巻上機10は、モーターによって回転する巻上プーリ10aと、巻上プーリ10aに設けられた速度監視装置10bと、反らせ車10cとを備えている。巻上プーリ10aおよび反らせ車10cは、昇降路1a内から延設された主ロープ4の中間部が巻き回されるものであり、巻上プーリ10aの回転によって主ロープ4に吊持された乗りカゴ2および釣合おもり3を昇降させる。また速度監視装置10bは、例えばエンコーダーであって、巻上プーリ10aの回転数によって乗りカゴ2の速度および移動量を検出するものであり、検出した情報を制御装置12に送信する構成である。
ガバナ装置11は、ガバナプーリ11aと、ガバナプーリ11aに設けられた速度監視装置11bとを備えている。ガバナプーリ11aは、ガバナロープ6が巻きかけられる綱車であって、またガバナロープ6を拘束して乗りカゴ2の走行を停止させる調速機として機能する。また、速度監視装置11bは、例えばエンコーダーであって、ガバナプーリ11aの回転数を検出し、検出した情報を制御装置12に送信する構成である。ガバナプーリ11aは、速度監視装置11bからの信号に基づいて、ガバナロープ6を拘束する。
制御装置12は、乗りカゴ2を昇降させるための巻上機10の駆動、乗りカゴ2におけるカゴドア2aの開閉、および以降に説明するコンペンブレーキ100の駆動など、エレベーター1の運転を制御するものである。このような制御装置12は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成されている。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。
図3は、コンペンプーリ装置20の構成を示す正面図である。また図4は、コンペンプーリ装置20の構成を示す側面図である。これらの図に示すコンペンプーリ装置20は、コンペンブレーキ100を備えたものである。このコンペンプーリ装置20は、コンペンプーリ21、枠体22、一対のガイドレール23、案内装置24、およびコンペンブレーキ100を備えている。
コンペンプーリ21は、コンペンロープ5が巻き掛けられるものであり、巻きかけられたコンペンロープ5によって懸垂されている。コンペンプーリ21は、軸21φを中心して回転自在である。
枠体22は、コンペンプーリ21の軸21φを回転自在に支持した状態で、コンペンプーリ21を収容する。この枠体22は、コンペンプーリ21を介してコンペンロープ5によって懸垂されている。
ガイドレール23は、コンペンロープ5によって懸垂されたコンペンプーリ21の移動を上下方向に規制するためのものである。このようなガイドレール23は、コンペンプーリ21を挟んだ両側の位置において、ピット1cの床面1dから垂直方向に立ち上がる状態で、ピット1cの床面1dに固定されている。
案内装置24は、コンペンロープ5の伸縮や乗りカゴ2の走行に伴うコンペンプーリ21の上下動を、ガイドレール23に沿った上下方向に規制するためのものである。このような案内装置24は、枠体22に固定された状態で、一対のガイドレール23のそれぞれを挟持するものであり、挟持した状態においてコンペンプーリ21および枠体22のガイドレール23に沿った上下動を自在としている。このような案内装置24は、1本のガイドレール23に対してその上下方向に複数設けられ、これによってガイドレール23に沿ったコンペンプーリ21の移動を安定化させている。
コンペンブレーキ100は、コンペンロープ5によって上下動自在に懸垂された状態にあるコンペンプーリ21を固定し、その上下動を停止させるためのものである。このようなコンペンブレーキ100は、例えば、ブラケット101によって枠体22に固定して設けられた電磁ブレーキであり、制御装置12からの信号によって、ガイドレール23を把挟することにより、ガイドレール23に対してコンペンプーリ21を固定する。
図1に戻り、ガバナ錘プーリ30は、錘30aを備えたプーリであって、ガバナロープ6が巻き掛けられ、ガバナロープ6に対して張力を与えるものである。
図6は、第1実施形態のエレベーターの制御方法を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す制御方法は、図2を用いて説明した制御装置12によって実施されるコンペンブレーキ100の動作の手順であって、制御装置12を構成するCPUが、ROMやRAMに保存されたプログラムを、制御装置12の各部に実行させることによって実現される。以下、図6のフローチャートに沿って、図1~図5および必要に応じて他の図を参照しつつ、第1実施形態のエレベーターの制御方法を説明する。
先ずステップS101において、巻上制御部12aは、カゴ呼びボタン2bおよび乗り場呼びボタン8aの何れか一方からの信号に基づいて、巻上プーリ10aを駆動させ、所定の乗り場階[F]に向けての乗りカゴ2の走行を開始させる。
ステップS102において、ブレーキ動作判定部12bは、巻上機10に設けられた速度監視装置10b、およびガバナ装置11に設けられた速度監視装置11bの少なくとも一方から得られた情報に基づいて、コンペンブレーキ100を作動させるタイミングであるか否かを判断する。ここでは、2つの速度監視装置10b,11aを代表して、巻上機10に設けられた速度監視装置10bからの情報に基づいて、コンペンブレーキ100を作動させるタイミングであるか否かを、以下のように判断する。
ステップS103において、ブレーキ動作制御部12dは、図5(A)に示したように、コンペンブレーキ100を動作させてコンペンブレーキ100によってガイドレール23を強力に把持させ、コンペンプーリ21を固定することにより、コンペンプーリ21の上下動にブレーキを掛ける。
次にステップS104において、巻上制御部12aは、カゴ呼びボタン2bまたは乗り場呼びボタン8aで指定された乗り場階[F]に対応して設けられた位置検出器7からの信号に基づいて、乗りカゴ2を乗り場階[F]に着床させる。なお、ここでの図示は省略したが、制御装置12は、乗りカゴ2の走行を停止させた後、カゴドア2aを駆動してカゴドア2aを開く。
その後、ステップS105において、ブレーキ解除判定部12cは、カゴ呼びボタン2b、乗り場呼びボタン8a、およびドアスイッチ8bからの信号に基づいて、動作させていたコンペンブレーキ100を解除するタイミングであるか否かを判断する。
ステップS106において、ブレーキ動作制御部12dは、図5(B)に示したように、動作させていたコンペンブレーキ100によるガイドレール23の把持を解除する。これにより、コンペンプーリ21の移動を自在とし、走行中における乗りカゴ2の乗り心地を確保することが可能となる。その後はステップS101に戻る。
以上説明した第1実施形態は、コンペンプーリ装置20にコンペンブレーキ100を設け、乗りカゴ2が着床する直前のタイミングで、コンペンブレーキ100を作動させてコンペンプーリ21を固定してその上下動を停止させる構成である。これにより、乗りカゴ2が着床する直前にはコンペンプーリ21の上下方向の変位がゼロに抑えられ、乗りカゴ2の着床精度に対して、コンペンプーリ21の変位が影響を及ぼすことを防止できる。この結果、乗りカゴ2の着床時における床合わせ精度の向上を図ることが可能である。しかも、乗りカゴ2の走行時における速度特性線(図7参照)に基づいて乗りカゴ2が着床する直前のタイミングを検出しているため、乗りカゴ2が移動している間においてコンペンプーリ21の変位をゼロとしている期間を、効果的に短くすることができる。これにより、移動している乗りカゴ2の乗り心地を確保することも可能である。
<エレベーターの構成>
図8は、第2実施形態のエレベーターの制御方法を説明するための図(その1)である。また図9は、第2実施形態のエレベーターの制御方法を説明するための図(その2)である。これらの図を用いて説明する第2実施形態のエレベーターが、第1実施形態のエレベーターと異なるところは、制御装置12のブレーキ動作判定部12b(図2参照)が実施する判断の手順にあり、他の構成は第1実施形態のエレベーターと同様である。したがって、以下においては、図6のフローチャートに示したステップS102において制御装置12のブレーキ動作判定部12bが実施する手順を説明する。
[ステップS102]
ステップS102において、ブレーキ動作判定部12bは、位置検出器7からの信号に基づいて、コンペンブレーキ100を作動させるタイミングの判断を実施する。この際、位置検出器7は、着床した乗りカゴ2の再床合わせが許可される特定距離(例えば[d]=±75mm)を検知したことにより、コンペンブレーキ100を作動させるタイミングである(YES)と判断する。
以上説明した第2実施形態の構成であっても、第1実施形態と同様に乗りカゴ2の着床時における床合わせ精度の向上を図ることが可能であり、しかも、再床合わせ運転許可ゾーンを監視してタイミング良くコンペンプーリ21にブレーキを掛けてその変位をゼロとしている。したがって、第1実施形態と同様に、乗りカゴ2が移動している間においてコンペンプーリ21の変位をゼロとしている期間を、効果的に短くすることができるため、移動している乗りカゴ2の乗り心地を確保することも可能である。
<エレベーターの構成>
第3実施形態のエレベーターが、第1実施形態のエレベーターと異なるところは、図2に示した制御装置12のブレーキ動作判定部12bが実施する判断のプログラムにあり、他の構成は第1実施形態のエレベーターと同様である。したがって、以下においては、制御装置12において実施されるエレベーターの制御方法のみを説明する。
図10は、第3実施形態のエレベーターの制御方法を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す制御方法は、図2を用いて説明した制御装置12によって実施されるコンペンブレーキ100の動作の手順であって、制御装置12を構成するCPUが、ROMやRAMに保存されたプログラムを、制御装置12の各部に実行させることによって実現される。以下、図10のフローチャートに沿って、他の図を参照しつつ第3実施形態のエレベーターの制御方法を説明する。なお以下において、第1実施形態の構成要素およびステップと同一の構成要素およびステップには、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
先ずステップS101において、巻上制御部12aは、カゴ呼びボタン2bおよび乗り場呼びボタン8aの何れか一方からの信号に基づいて、巻上プーリ10aを駆動させ、所定の乗り場階[F]に向けての乗りカゴ2の走行を開始させる。このステップは第1実施形態のステップS101と同様である。
次にステップS201において、巻上制御部12aは、カゴ呼びボタン2bまたは乗り場呼びボタン8aで指定された乗り場階[F]に対応して設けられた位置検出器7からの信号に基づいて、乗りカゴ2を乗り場階[F]に着床させる。なお、ここでの図示は省略したが、制御装置12は、乗りカゴ2の移動を停止させた後、カゴドア2aを駆動してカゴドア2aを開く。このステップは第1実施形態のステップS104(図6参照)と同様である。
ステップS202において、ブレーキ動作判定部12bは、位置検出器7からの信号に基づいて、着床した状態にある乗りカゴ2の位置が変動したか否かを判断する。
ステップS203において、ブレーキ動作制御部12dは、第1実施形態で説明したステップS103と同様の手順を実施し、コンペンブレーキ100を動作させてコンペンブレーキ100によってガイドレール23を強力に把持させ、コンペンプーリ21を固定し、その上下動にブレーキを掛ける。
次のステップS204において、巻上制御部12aは、巻上プーリ10aの駆動を制御し、変動した乗りカゴ2の位置を乗り場階[F]に対して再床合わせする。
以降のステップS105およびステップS106は、第1実施形態で説明した各ステップと同様の手順を実施し、コンペンブレーキ100によるブレーキを解除する。これにより、走行中における乗りカゴ2の乗り心地を確保することが可能となる。その後はステップS101に戻る。
以上説明した第3実施形態は、コンペンプーリ装置20にコンペンブレーキ100を設け、着床した状態にある乗りカゴ2の位置が変位したタイミングで、コンペンブレーキ100を作動させてコンペンプーリ21を固定し、その上下動を停止させる構成である。これにより、着床していて停止状態にある乗りカゴ2の再床合わせを実施する場合には、コンペンプーリ21の上下方向の変位がゼロに抑えられていて、乗りカゴ2の再床合わせ精度に対して、コンペンプーリ21の変位が影響を及ぼすことを防止できる。この結果、乗りカゴ2の再床合わせ精度の向上を図ることが可能である。
2…乗りカゴ
2a…カゴドア
2b…カゴ呼びボタン
3…釣合おもり
4…主ロープ
5…コンペンロープ
7…位置検出器
8a…乗り場呼びボタン
10…巻上機
10b,11b…速度監視装置
12…制御装置
21…コンペンプーリ
100…コンペンブレーキ
[F]…乗り場階
Claims (12)
- 乗りカゴと、釣合おもりと、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定してつり下げる主ロープと、前記主ロープの中間部分が巻掛けられ前記乗りカゴを上下方向に走行させる巻上機と、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定したコンペンロープと、前記コンペンロープの中間部分が巻掛けられ前記コンペンロープによって懸垂されたコンペンプーリとを備えたエレベーターにおいて、
前記コンペンプーリを回転自在に支持した状態で、前記コンペンプーリを介して前記コンペンロープによって懸垂された枠体と、
床面から垂直に立設されたガイドレールと、
前記枠体に対して固定されたもので、前記ガイドレールに対して前記枠体の固定が自在なコンペンブレーキと、
所定のタイミングで前記ガイドレールに前記枠体を固定させることで、前記枠体によって支持された前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する制御装置とを備えた
エレベーター。 - 前記制御装置は、前記乗りカゴが乗り場階に着床する直前に前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記乗りカゴの走行速度を検出する速度監視装置を備え、
前記制御装置は、前記速度監視装置から得られた前記乗りカゴの走行速度に基づいて、
前記乗りカゴが乗り場階に着床する直前のタイミングを検出し、検出したタイミングにおいて前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記乗りカゴの上下方向の位置を検出するための位置検出器を備え、
前記制御装置は、前記位置検出器から得られた前記乗りカゴの位置に基づいて、前記乗りカゴが所定の乗り場階に着床する直前のタイミングを検出し、検出したタイミングにおいて前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記乗りカゴの上下方向の位置を検出するための位置検出器を備え、
前記制御装置は、前記乗りカゴが乗り場階に着床した状態における前記乗りカゴの位置の変動を前記位置検出器からの信号によって検知し、位置の変動を検知したタイミングにおいて前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記制御装置は、前記巻上機の駆動による前記乗りカゴの走行が開始される直前に、前記コンペンプーリの上下動の停止状態を解除するように前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項2~5の何れか1項に記載のエレベーター。 - 前記制御装置は、前記乗りカゴのカゴドアが閉じた場合に、前記コンペンプーリの上下動の停止状態を解除するように前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項6に記載のエレベーター。 - 前記制御装置は、前記乗りカゴに設けられたカゴ呼びボタン、または前記乗りカゴが着床する乗り場階に設けられた乗り場呼びボタンが操作された場合に、前記コンペンプーリの上下動の停止状態を解除するように前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項7に記載のエレベーター。 - 乗りカゴと、釣合おもりと、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定してつり下げる主ロープと、前記主ロープの中間部分が巻掛けられ前記乗りカゴを上下方向に走行させる巻上機と、前記乗りカゴと前記釣合おもりとを両端に固定したコンペンロープと、前記コンペンロープの中間部分が巻掛けられ前記コンペンロープによって懸垂されたコンペンプーリと、前記コンペンプーリを回転自在に支持した状態で、前記コンペンプーリを介して前記コンペンロープによって懸垂された枠体と、床面から垂直に立設されたガイドレールと、前記枠体に対して固定されたもので、前記ガイドレールに対して前記枠体の固定が自在なコンペンブレーキとを備えたエレベーターの制御方法であって、
制御装置が、所定のタイミングで前記ガイドレールに前記枠体を固定させることで、前記枠体によって支持された前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
エレベーターの制御方法。 - 前記乗りカゴが乗り場階に着床する直前に前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項9に記載のエレベーターの制御方法。 - 前記乗りカゴが乗り場階に着床した状態における前記乗りカゴの上下方向の位置が変動した場合に、前記コンペンプーリの上下動を停止させるように、前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項9に記載のエレベーターの制御方法。 - 前記巻上機の駆動による前記乗りカゴの走行を開始する直前に、前記コンペンプーリの上下動の停止状態を解除するように前記コンペンブレーキの駆動を制御する
請求項10または11に記載のエレベーターの制御方法。
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