JP7041356B2 - 伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法 - Google Patents

伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法に関する。
従来、信頼性の高いネットワークサービスを提供するため、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)には、支障移転や回線断時にビット落ちなく経路切替を行うためのプロテクション機能が含まれている。このような経路切替機能は、送信側の伝送装置において信号を複製して、現用系の伝送路(以下、「0系伝送路」という。)と、予備系の伝送路(以下、「1系伝送路」という。)にそれぞれ信号を送信する機能と、受信側の伝送装置において0系伝送路と1系伝送路との経路差を補償した後に、0系伝送路と1系伝送路とを切り替える機能とで構成されている。受信側の伝送装置は、オペレータの指示や信号断などを経路の切替トリガとして、0系伝送路と1系伝送路との信号切替を実行する。
特許文献1には、送信側の伝送装置と、受信側の伝送装置との間を0系伝送路と1系伝送路とで接続した伝送システムにおいて、遅延を抑制しながら無瞬断で伝送路の切替を実現する装置が開示されている。一般的に、0系伝送路の長さと、1系伝送路の長さは異なっているため、無瞬断で切り替えるためにはデータバッファメモリを用いた遅延調整が必要になる。特許文献1に開示された伝送装置は、0系伝送路と1系伝送路それぞれから受信した信号を蓄積するための複数のメモリを備え、メモリから信号を読み出すタイミングを遅らせて信号に遅延を付加する、又は、読み出すタイミングを早めて遅延を削除することによって遅延調整を行う。
特開2008-48213号公報
しかしながら、特許文献1に開示された伝送装置では、遅延差調整部において、遅延調整を目的としたデータバッファ用の大容量のメモリを、0系伝送路用と1系伝送路用にそれぞれ備える必要があった。大容量のメモリは高価であるため、装置のコストが高価になってしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、装置のコストを抑えることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置であって、前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、を備える伝送装置である。
本発明の一態様は、上記の伝送装置であって、前記メモリ接続制御部は、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させる。
本発明の一態様は、上記の伝送装置であって、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のうち、信号の取得元の経路を選択する経路選択部をさらに備え、前記メモリ接続制御部は、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれかの伝送路において疎通待機中に前記メモリの接続を切断し、疎通が回復した後に、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を蓄積させるために前記メモリを再度接続しなおし、前記経路選択部は、前記メモリの接続がなされた後に、信号の取得元の経路を選択した経路に切り替える。
本発明の一態様は、現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置と、前記伝送装置を制御する制御システムとを備える伝送システムであって、前記伝送装置は、前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、前記制御システムからの指示に従って前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、を備え、前記制御システムは、前記メモリの接続先を前記メモリ接続制御部に対して指示する制御部、を備える伝送システムである。
本発明の一態様は、現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置における遅延調整方法であって、前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御ステップ、を有する遅延調整方法である。
本発明により、装置のコストを抑えることが可能となる。
第1の実施形態における伝送装置の機能構成を表すブロック図である。 第1の実施形態における伝送装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における伝送装置の機能構成を表すブロック図である。 第2の実施形態における伝送装置の処理を説明するための図である。 第2の実施形態における伝送装置の処理を説明するための図である。 第2の実施形態における伝送装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態における伝送システムのシステム構成を示す図である。 第3の実施形態における伝送システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 第4の実施形態における伝送システムのシステム構成を示す図である。 第4の実施形態における伝送システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における伝送装置10の機能構成を表すブロック図である。
第1の実施形態における伝送装置10は、送信側の伝送装置から0系伝送路と1系伝送路それぞれで送信された複数の信号を受信し、受信した複数の信号のうちいずれかの伝送路で受信された信号を他の装置に伝送する。
伝送装置10は、受信部11-1,11-2、復号部12-1,12-2、遅延調整部13、遅延差検出部14、経路選択部15、デマッピング部16、送信信号生成部17、送信部18、メモリ接続制御部19及び制御部20を備える。
受信部11-1は、0系伝送路から信号を受信するインタフェースである。
受信部11-2は、1系伝送路から信号を受信するインタフェースである。
復号部12-1は、受信した電気信号からOTUフレームを復元し、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整部13に出力する。OTUフレームは、OTU(Optical-channel Transport Unit)1、OTU2、OTU3及びOTU4のいずれであってもよい。
復号部12-2は、受信した電気信号からOTUフレームを復元し、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整部13に出力する。
遅延調整部13は、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延を調整する。具体的には、遅延調整部13は、制御部20からの指示に従って、0系伝送路と1系伝送路とで受信された同一の信号の出力を調整する。例えば、遅延調整部13は、メモリの読み出し速度を調整することによって遅延を調整する。遅延調整部13は、0系伝送路と1系伝送路との間で遅延差がなくなるまで調整を行う。遅延調整部13は、遅延調整用メモリ131-1,131-2、遅延調整用大容量メモリ132及び遅延調整制御部133で構成される。
遅延調整用メモリ131-1は、復号部12-1から出力されたOTUフレームを蓄積し、FIFO(First In First Out)方式で出力する。遅延調整用メモリ131-1は、容量が小さいメモリであり、例えば0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)を調整できるだけの容量を有していないメモリである。
遅延調整用メモリ131-2は、復号部12-2から出力されたOTUフレームを蓄積し、FIFO方式で出力する。遅延調整用メモリ131-2は、容量が小さいメモリであり、例えば0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)による遅延を許容できる容量を有していないメモリである。0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)による遅延を許容できる容量とは、0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)による遅延がなくなるまでに発生した全てのデータを蓄積できる容量である。
なお、以下の説明において、遅延調整用メモリ131-1及び131-2を特に区別しない場合には遅延調整用メモリ131と記載する。
遅延調整用大容量メモリ132は、復号部12-1又は復号部12-2から出力されたOTUフレームを蓄積する。遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2において容量不足により蓄積できない信号を蓄積するための補助メモリである。遅延調整用大容量メモリ132は、0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)による遅延を許容できる容量を有するメモリである。
遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2との物理的な接続を切替可能である。例えば、遅延調整用大容量メモリ132は、メモリ接続制御部19による制御により接続先を切り替えてもよいし、スイッチで接続先を切り替えてもよいし、運用者が物理的に接続先を切り替えてもよい。遅延調整用大容量メモリ132は、利用時には、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2のいずれか一方と接続が可能であり、他方のメモリとは接続されない。遅延調整用大容量メモリ132は、チップ内メモリであってもよいし、チップ外の外付けメモリであってもよい。
遅延調整制御部133は、制御部20から通知される遅延量制御指示にしたがって、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2から信号を読み出すタイミングを遅らせることにより信号に遅延を付加したり、読み出すタイミングを早めることにより遅延を削除して遅延調整を行う。遅延量制御指示とは、遅延調整を行うことを指示する通知であり、例えば遅延量制御指示には0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差の情報が含まれる。
また、遅延調整制御部133は、遅延調整用大容量メモリ132が接続されている遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2から信号の読み出しを行った後、遅延調整用大容量メモリ132に蓄積されている信号を自メモリに蓄積するように遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2に指示する。なお、遅延調整制御部133は、遅延調整用大容量メモリ132から信号を直接読み出して、遅延調整用大容量メモリ132が接続されている遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2に蓄積させてもよい。また、遅延調整制御部133は、遅延調整用大容量メモリ132が接続されている遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2の容量が不足したことにより信号を蓄積できない場合や容量が不足しそうな場合には、遅延調整用大容量メモリ132に信号を蓄積させる。なお、遅延調整制御部133は、遅延調整用大容量メモリ132が接続されている遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2に信号を蓄積させず、遅延調整用大容量メモリ132に直接信号を蓄積させてもよい。
遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームに基づいて、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出する。遅延差検出部14は、算出した遅延差の値を含む情報(以下、「遅延差情報」という。)を制御部20に出力するとともに、OTUフレームを経路選択部15に出力する。遅延差検出部14と、経路選択部15との間は、第1の経路及び第2の経路の2つの経路で接続されている。第1の経路は、遅延調整用メモリ131-1に蓄積されているOTUフレームが出力される経路、すなわち0系伝送路に対応する経路である。第2の経路は、遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームが出力される経路、すなわち1系伝送路に対応する経路である。
経路選択部15は、制御部20から通知される経路選択指示にしたがって信号の取得元の経路を選択する。経路選択指示とは、信号の取得経路を選択させる指示であり、例えば経路選択指示には0系伝送路及び1系伝送路のいずれかを指定する情報が含まれる。経路選択部15は、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれる場合には第1の経路を選択する。また、経路選択部15は、1系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれる場合には第2の経路を選択する。例えば、経路選択部15は、スイッチであり、制御部20からの指示に応じて、選択した経路に接続を切り替えることによって、選択した経路から出力されるOTUフレームをデマッピング部16に出力する。
デマッピング部16は、経路選択部15から出力されたOTUフレームにおけるOH(Over Head)の終端処理を行うことによって、クライアント信号を復元する。例えば、OTUフレームの種類がOTU4である場合、デマッピング部16はOTUフレームのペイロードから100GEクライアント信号を復元する。
送信信号生成部17は、デマッピング部16によって復元されたクライアント信号に対して、OHの挿入処理を行った後、送信用の電気信号に変換することによって送信信号を生成する。
送信部18は、送信信号生成部17によって生成された送信信号を電気-光変換した後に、伝送装置10外部へ送信する。
メモリ接続制御部19は、制御部20から通知されるメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用大容量メモリ132の接続先を制御する。より具体的には、メモリ接続制御部19は、遅延調整用大容量メモリ132の物理的な接続を切り替えて、0系伝送路又は1系伝送路のいずれか一方の信号を遅延調整用大容量メモリ132に蓄積させる。メモリ接続指示とは、遅延調整用大容量メモリ132の接続に関する指示であり、例えばメモリ接続指示には遅延調整が必要な経路における遅延調整用メモリ131を指定する情報が含まれる。遅延調整が必要な経路とは、同一の信号が早く受信された伝送路である。遅延調整用メモリ131を指定する情報は、例えば遅延調整用メモリ131の識別情報でもよいし、遅延調整用メモリ131の名称であってもよい。
制御部20は、伝送装置10の各機能部を制御する。例えば、制御部20は、遅延差検出部14から得られる遅延差情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する。すなわち、制御部20は、0系伝送路又は1系伝送路のいずれの伝送路の信号が早く受信されたかを判定する。
また、例えば、制御部20は、遅延差情報による判定結果に基づいてメモリ接続指示を生成する。また、例えば、制御部20は、遅延差情報に基づいて遅延量制御指示を生成する。また、例えば、制御部20は、遅延差情報や経路の故障を示す故障情報に基づいて経路選択指示を生成する。本明細書における故障は、予期せずに起こる一般的な故障のみならず、計画的な伝送路工事に伴って伝送路が切断される事象等を含む。
故障情報は、遅延差検出部14や運用者が操作する外部の通信装置より入力されてもよい。遅延差検出部14が故障情報を出力する場合、遅延差検出部14は、ある系の伝送路からの信号が一定時間取得できなかった場合に当該系が故障であると判定して故障情報を制御部20に出力してもよい。また、制御部20は、受信部11-1で検出された光信号の異常を示す情報や、復号部12-1で復号されたOTN-OH(OTU-OH,ODU-OH,OPU-OH)の情報から故障情報を取得してもよい。
図2は、第1の実施形態における伝送装置10の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図2の処理開始時には、遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び131-2のいずれにも接続されていないものとする。
伝送装置10は、2系統で信号を受信する(ステップS101)。具体的には、受信部11-1は、0系伝送路から信号を受信する。また、受信部11-2は、1系伝送路から信号を受信する。受信部11-1は、受信した信号を光-電気変換して、光-電気変換後の信号を復号部12-1に出力する。また、受信部11-2は、受信した信号を光-電気変換して、光-電気変換後の信号を復号部12-2に出力する(ステップS102)。
復号部12-1は、受信した電気信号からOTUフレームを復元する。復号部12-1は、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整用メモリ131-1に蓄積する。また、復号部12-2は、受信した電気信号からOTUフレームを復元する(ステップS103)。復号部12-2は、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整用メモリ131-2に蓄積する。
遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームに基づいて、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出する(ステップS104)。具体的には、遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1に蓄積されているOTUフレーム及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームをそれぞれ取得する。遅延差検出部14は、取得したOTUフレームそれぞれからMFASを検出し、MFAS同期を確立する。次に、遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1から取得したOTUフレームにおけるMFASの値と、遅延調整用メモリ131-2から取得したOTUフレームにおけるMFASの値とを比較することによって遅延差を算出する。
なお、遅延差検出部14は、MFAS値を用いたカウンタだけでは遅延差の算出に不足する場合、OTN(Optical Transport Network)フレームのOHの任意の領域を拡張MFASと定義して利用しても良い。遅延差検出部14は、算出した遅延差の情報を制御部20に出力するとともに、OTUフレームを経路選択部15に出力する。なお、遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1から取得したOTUフレームと、遅延調整用メモリ131-2から取得したOTUフレーム中のTTI(Trial Trace Identifier)を比較することで、受信データ同一性チェックを行っても良い。
制御部20は、遅延差検出部14から出力された遅延差の情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する(ステップS105)。制御部20は、判定結果に応じてメモリ接続指示を生成し、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19に出力する。
例えば、制御部20は、0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定した場合、0系伝送路から受信された信号を蓄積する遅延調整用メモリ131、すなわち遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示を含むメモリ接続指示を生成する。そして、制御部20は、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19に出力する。
また、例えば、制御部20は、1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定した場合、1系伝送路から受信された信号を蓄積する遅延調整用メモリ131、すなわち遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示を含むメモリ接続指示を生成する。そして、制御部20は、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19に出力する。
メモリ接続制御部19は、制御部20から出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2のいずれかに遅延調整用大容量メモリ132を接続する(ステップS106)。例えば、メモリ接続制御部19は、遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-1に接続する。また、例えば、メモリ接続制御部19は、遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-2に接続する。
メモリ接続制御部19は、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続が完了すると、遅延調整用大容量メモリ132を接続したことを制御部20に応答する。制御部20は、遅延調整用大容量メモリ132が接続された応答を受けた後、遅延量制御指示を生成し、生成した遅延量制御指示を遅延調整制御部133に出力する(ステップS107)。
遅延調整制御部133は、制御部20から出力された遅延量制御指示にしたがって、メモリの読み出し速度を調整する等して遅延調整を行う(ステップS108)。遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出したか否かを判定する(ステップS109)。遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出した場合(ステップS109-YES)、遅延差がなくなったことを制御部20に通知する。
一方、遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出していない場合(ステップS109-NO)、遅延差がなくなったことを検出するまで待機する。
制御部20は、遅延差がなくなったことを遅延差検出部14から通知されると、遅延調整を終了するように遅延調整制御部133に指示を出力する。これにより、遅延調整制御部133は、遅延調整を終了する。また、制御部20は、遅延差がなくなった後、経路選択部15に対して経路選択指示を出力する。例えば、制御部20は、遅延が少ない、すなわち信号が早く受信された伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を経路選択部15に出力する。なお、制御部20は、遅延差検出部14から故障情報の入力、又は、運用者により外部の通信装置から故障情報の入力がなされた場合、故障情報で示される伝送路と異なる伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を経路選択部15に出力する。
経路選択部15は、経路選択指示にしたがって信号の取得元の経路を選択する(ステップS110)。例えば、経路選択部15は、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で0系伝送路の経路(第1の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択するが接続の切替などの動作は行わない。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが同じである場合には、経路選択部15は経路の切り替えを行わない。
一方、経路選択部15は、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で1系伝送路の経路(第2の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択して、接続先を第2の経路から第1の経路へ切替動作を行う。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが異なる場合には、経路選択部15は経路の切り替えを行う。
上記の処理により、経路選択部15と遅延差検出部14とが接続された経路からOTUフレームがデマッピング部16に出力される。デマッピング部16は、経路選択部15から出力されたOTUフレームにおけるOHの終端処理を行った後、ペイロードから所定のクライアント信号(例えば、100GEクライアント信号)を復元する(ステップS111)。デマッピング部16は、復元したクライアント信号を送信信号生成部17に出力する。
送信信号生成部17は、デマッピング部16によって復元されたクライアント信号に対して、OHの挿入処理を行った後、送信用の電気信号に変換することによって送信信号を生成する(ステップS112)。送信信号生成部17は、生成した送信信号に出力する。送信部18は、送信信号生成部17によって生成された送信信号を電気-光変換した後に、伝送装置10外部へ送信する(ステップS113)。
以上のように構成された伝送装置10によれば、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差に基づいて遅延調整用大容量メモリ132の接続を切り替える。例えば、伝送装置10は、遅延調整が必要となる伝送路、すなわち同一の信号の受信が早かった伝送路の遅延調整用メモリ131に対して遅延調整用大容量メモリ132を接続するように制御する。これにより、0系伝送路と1系伝送路との最大の経路差(遅延差)による遅延を調整できるだけの容量を有する大容量のメモリを1つ備えて共用することができる。したがって、このような大容量のメモリを伝送路毎に備える必要がない。そのため、メモリの総容量を削減することができる。その結果、装置のコストを抑えることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、経路切替の実施後において0系伝送路又は1系伝送路のいずれかの伝送路で通信を行っている状況から、経路切替前の伝送路に接続を切り替える(以下、「経路の切戻し」という。)際の問題点を解消する実施形態である。すなわち、第2の実施形態は、経路切替の実施後において0系伝送路で通信を行っている場合には経路切替前の伝送路である1系伝送路に接続を切り替え、経路切替の実施後において1系伝送路で通信を行っている場合には経路切替前の伝送路である0系伝送路に接続を切り替える際の問題点を解消する実施形態である。
まず、第2の実施形態の説明を行う前に問題点について説明する。問題点を説明するにあたり、第1の実施形態において経路切替を実行した後、以下の状況になっていることを想定して説明する。
・0系伝送路が故障により通信ができない、すなわち0系伝送路で疎通待機中の場合
・遅延調整用大容量メモリ132が遅延調整用メモリ131-1に接続されている
・経路切替で0系伝送路から1系伝送路に経路を切り替えて1系伝送路で通信を行っている
・0系伝送路の疎通が回復した際に、ルート延長やルート中に新たな装置が導入される等の復旧作業により、0系伝送路の遅延量が1系伝送路の遅延量よりも大きい(0系伝送路の遅延量>1系伝送路の遅延量)
上記のような状況である場合に、遅延調整用大容量メモリ132を0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1に接続したままの状態で、経路選択部15により1系伝送路から0系伝送路に経路の切戻しを行おうとすると、遅延調整を行った際に、1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2で、メモリ容量の不足によるデータ破棄が生じてしまう。そこで、第2の実施形態では、このような問題点を回避する方法について説明する。
図3は、第2の実施形態における伝送装置10aの機能構成を表すブロック図である。
第2の実施形態における伝送装置10aは、伝送装置10と同様の処理を行う。また、伝送装置10aは、経路切替を実行した後、所定のタイミングで経路の切戻しを行う。所定のタイミングとは、例えば故障中の経路の疎通が回復したタイミングや運用者から指示がなされたタイミングである。
伝送装置10aは、受信部11-1,11-2、復号部12-1,12-2、遅延調整部13、遅延差検出部14、経路選択部15、デマッピング部16、送信信号生成部17、送信部18、メモリ接続制御部19a及び制御部20aを備える。
伝送装置10aは、メモリ接続制御部19及び制御部20に代えて、メモリ接続制御部19a及び制御部20aを備える点で伝送装置10と構成が異なる。伝送装置10aは、他の構成については伝送装置10と同様である。そのため、伝送装置10a全体の説明は省略し、メモリ接続制御部19a及び制御部20aについて説明する。
メモリ接続制御部19aは、メモリ接続制御部19と同様の処理を行う。また、メモリ接続制御部19aは、経路切替実施後に、遅延調整用メモリ131に接続されている遅延調整用大容量メモリ132の接続を切断する。具体的には、メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続を物理的に切断する。
制御部20aは、制御部20と同様の処理を行う。また、制御部20aは、経路切替実施後、すなわち経路選択部15により経路の切り替えがなされた後に、遅延調整用大容量メモリ132の接続を解除させる指示を含むメモリ接続指示をメモリ接続制御部19aに出力する。また、制御部20aは、遅延調整により遅延差がなくなった後に、切替前の経路へ接続させる指示を含む経路選択指示を経路選択部15に出力する。
図4及び図5は、第2の実施形態における伝送装置10aの処理を説明するための図である。
図4(A)に示すように、0系伝送路が故障などの影響により通信が行えず0系伝送路の復旧中で、かつ、1系伝送路のみで通信を行っている際に、メモリ接続制御部19aは制御部20aからの指示にしたがって、0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。
その後、図4(B)に示すように、0系伝送路が復旧し、疎通が回復した後、遅延差検出部14において、遅延調整用メモリ131-1から取得したOTUフレームにおけるMFASの値と、遅延調整用メモリ131-2から取得したOTUフレームにおけるMFASの値とを比較することによって遅延差を算出する。ここで、同一の信号において0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも遅く受信された場合、図5に示すように、メモリ接続制御部19aはより遅延の少ない伝送路である1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続し直す。そして、遅延差検出部14で遅延調整を行い、遅延差をなくした後、経路選択部15で1系伝送路から0系伝送路に切戻しを行う。
図6は、第2の実施形態における伝送装置10aの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6の処理は、経路選択部15により経路の切替がなされた後に実行される。
制御部20aは、経路選択部15により経路の切り替えがなされた後に、遅延調整用大容量メモリ132の接続を解除させる指示を含むメモリ接続指示を生成する。制御部20aは、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19aに出力する。メモリ接続制御部19aは、制御部20aから出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する(ステップS201)。
例えば、メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131-1と遅延調整用大容量メモリ132とが接続されている場合には、遅延調整用メモリ131-1と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。
また、例えば、メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131-2と遅延調整用大容量メモリ132とが接続されている場合には、遅延調整用メモリ131-2と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。
これにより、遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び131-2のいずれにも接続されていない状態になる。
制御部20aは、遅延差検出部14からの故障回復を示す通知又は運用者からの切り戻しの指示により伝送路の復旧を検出する(ステップS202)。遅延差検出部14は、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームに基づいて、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出する(ステップS203)。
制御部20aは、遅延差検出部14から出力された遅延差の情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する(ステップS204)。制御部20aは、判定結果に応じてメモリ接続指示を生成し、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19aに出力する。
例えば、制御部20aは、0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定した場合、0系伝送路から受信された信号を蓄積する遅延調整用メモリ131、すなわち遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示を含むメモリ接続指示を生成する。そして、制御部20aは、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19aに出力する。
また、例えば、制御部20aは、1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定した場合、1系伝送路から受信された信号を蓄積する遅延調整用メモリ131、すなわち遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示を含むメモリ接続指示を生成する。そして、制御部20aは、生成したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19aに出力する。
メモリ接続制御部19aは、制御部20aから出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2のいずれかに遅延調整用大容量メモリ132を接続する(ステップS205)。例えば、メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-1に接続する。また、例えば、メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-2に接続する。
メモリ接続制御部19aは、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続が完了すると、遅延調整用大容量メモリ132を接続したことを制御部20aに応答する。制御部20aは、遅延調整用大容量メモリ132が接続された応答を受けた後、遅延量制御指示を生成し、生成した遅延量制御指示を遅延調整制御部133に出力する(ステップS206)。
遅延調整制御部133は、制御部20aから出力された遅延量制御指示にしたがって、メモリの読み出し速度を調整する等して遅延調整を行う(ステップS207)。遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出したか否かを判定する(ステップS208)。遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出した場合(ステップS208-YES)、遅延差がなくなったことを制御部20aに通知する。
一方、遅延差検出部14は、遅延差がなくなったことを検出していない場合(ステップS208-NO)、遅延差がなくなったことを検出するまで待機する。
制御部20aは、遅延差がなくなったことを遅延差検出部14から通知されると、遅延調整を終了するように遅延調整制御部133に指示を出力する。これにより、遅延調整制御部133は、遅延調整を終了する。また、制御部20aは、遅延差がなくなった後、経路選択部15に対して経路選択指示を出力する。例えば、制御部20aは、遅延が少ない、すなわち信号が早く受信された伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を経路選択部15に出力する。なお、制御部20aは、遅延差検出部14から故障情報の入力、又は、運用者により外部の通信装置から故障情報の入力がなされた場合、故障情報で示される伝送路と異なる伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を経路選択部15に出力する。
経路選択部15は、経路選択指示にしたがって信号の取得元の経路を選択する(ステップS209)。例えば、経路選択部15は、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で0系伝送路の経路(第1の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択するが接続の切替などの動作は行わない。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが同じである場合には、経路選択部15は経路の切り替えを行わない。
一方、経路選択部15は、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で1系伝送路の経路(第2の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択して、接続先を第2の経路から第1の経路へ切替動作を行う。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが異なる場合には、経路選択部15は経路の切り替えを行う。
上記の処理により、経路選択部15と遅延差検出部14とが接続された経路からOTUフレームがデマッピング部16に出力される。デマッピング部16は、経路選択部15から出力されたOTUフレームにおけるOHの終端処理を行った後、ペイロードから所定のクライアント信号(例えば、100GEクライアント信号)を復元する(ステップS210)。デマッピング部16は、復元したクライアント信号を送信信号生成部17に出力する。
送信信号生成部17は、デマッピング部16によって復元されたクライアント信号に対して、OHの挿入処理を行った後、送信用の電気信号に変換することによって送信信号を生成する(ステップS211)。送信信号生成部17は、生成した送信信号に出力する。送信部18は、送信信号生成部17によって生成された送信信号を電気-光変換した後に、伝送装置10外部へ送信する(ステップS212)。
第2の実施形態において、経路の切替前後の遅延調整用大容量メモリ132の接続関係について具体例を挙げて説明する。ここで、経路の切替前における遅延調整用大容量メモリ132の接続の処理は、図2におけるステップS103~ステップS106の処理であり、経路の切替後における遅延調整用大容量メモリ132の接続の処理は、図6におけるステップS201~ステップS206の処理である。
経路の切替前後の遅延調整用大容量メモリ132の接続関係として以下の4つのパターンが想定される。
1)切替前:0系伝送路遅延<1系伝送路遅延→切替後:0系伝送路遅延<1系伝送路遅延
2)切替前:0系伝送路遅延>1系伝送路遅延→切替後:0系伝送路遅延>1系伝送路遅延
3)切替前:0系伝送路遅延<1系伝送路遅延→切替後:0系伝送路遅延>1系伝送路遅延
4)切替前:0系伝送路遅延>1系伝送路遅延→切替後:0系伝送路遅延<1系伝送路遅延
上記の4つのパターンにおける遅延調整用大容量メモリ132の接続動作について詳細に説明する。
まず、1)のパターンについて説明する。1)のパターンは、図2のステップS105の処理において0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定され、かつ、図6のステップS204の処理において0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定された場合である。この場合、メモリ接続制御部19aは、ステップS106の処理において、遅延が少ない0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。そして、メモリ接続制御部19aは、ステップS205の処理において、遅延が少ない0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を再度接続する。
次に、2)のパターンについて説明する。2)のパターンは、図2のステップS105の処理において1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定され、かつ、図6のステップS204の処理において1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定された場合である。この場合、メモリ接続制御部19aは、ステップS106の処理において、遅延が少ない1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。そして、メモリ接続制御部19aは、ステップS205の処理において、遅延が少ない1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を再度接続する。
次に、3)のパターンについて説明する。3)のパターンは、図2のステップS105の処理において0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定され、かつ、図6のステップS204の処理において1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定された場合である。この場合、メモリ接続制御部19aは、ステップS106の処理において、遅延が少ない0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。そして、メモリ接続制御部19aは、ステップS205の処理において、遅延が少ない1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。
このように、3)のパターンでは、経路の切替前後で遅延調整用大容量メモリ132の接続先が切り替わっている。これにより、遅延が少ない伝送路の遅延調整を行う際のオーバーフローによるデータの廃棄を抑制することができる。
次に、4)のパターンについて説明する。4)のパターンは、図2のステップS105の処理において1系伝送路の信号が0系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定され、かつ、図6のステップS204の処理において0系伝送路の信号が1系伝送路の信号よりも早く受信されたと判定された場合である。この場合、メモリ接続制御部19aは、ステップS106の処理において、遅延が少ない1系伝送路における遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。そして、メモリ接続制御部19aは、ステップS205の処理において、遅延が少ない0系伝送路における遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続する。
このように、4)のパターンにおいても、経路の切替前後で遅延調整用大容量メモリ132の接続先が切り替わっている。これにより、遅延が少ない伝送路の遅延調整を行う際のオーバーフローによるデータの廃棄を抑制することができる。
以上のように構成された伝送装置10aによれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、伝送装置10aは、第1の実施形態のように経路の切り替えを実施した後に、所定のタイミングが経過するまでの間に遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。そして、伝送装置10aは、所定のタイミングが経過した後に、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出し、遅延が少ない伝送路の遅延調整用メモリ131に遅延調整用大容量メモリ132を接続しなおす。これにより、メモリ容量の不足によるデータ破棄を抑制することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、伝送装置が備える制御部が他のシステムに実装されている場合の実施形態である。
図7は、第3の実施形態における伝送システム100bのシステム構成を示す図である。伝送システム100bは、伝送装置10b及び制御システム30を備える。伝送装置10bと制御システム30との間の通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
伝送装置10bは、送信側の伝送装置から0系伝送路と1系伝送路それぞれで送信された複数の信号を受信し、受信した複数の信号のうちいずれかの伝送路で受信された信号を他の装置に伝送する。伝送装置10bは、制御システム30から指示にしたがって、遅延調整用大容量メモリの接続、遅延調整及び経路の選択を行う。
制御システム30は、伝送装置10bから得られる情報に基づいて、伝送装置10bに対して遅延調整用大容量メモリの接続、遅延調整及び経路の選択を指示することによって伝送装置10bを制御する。制御システム30は、例えば伝送装置10bが設置された場所とは異なる場所であり、運用者が位置している場所に設けられる。
次に、伝送装置10b及び制御システム30の具体的な構成について説明する。
伝送装置10bは、受信部11-1,11-2、復号部12-1,12-2、遅延調整部13b、遅延差検出部14b、経路選択部15b、デマッピング部16、送信信号生成部17、送信部18、メモリ接続制御部19b及び通信部21を備える。
伝送装置10bは、遅延調整部13、遅延差検出部14、経路選択部15及びメモリ接続制御部19に代えて遅延調整部13b、遅延差検出部14b、経路選択部15b及びメモリ接続制御部19bを備える点、制御部20を備えない点、通信部21を新たに備える点で伝送装置10と構成が異なる。伝送装置10bは、他の構成については伝送装置10と同様である。そのため、伝送装置10b全体の説明は省略し、遅延調整部13b、遅延差検出部14b、経路選択部15b、メモリ接続制御部19b及び通信部21について説明する。
通信部21は、制御システム30との間で通信を行う。通信部21は、遅延差情報を制御システム30に送信し、メモリ接続指示、遅延量制御指示及び経路選択指示を制御システム30から受信する。
遅延調整部13bは、遅延調整部13と同様の動作を行う。遅延調整部13bが行う動作で遅延調整部13が行う動作と異なる点は、制御部20からの指示ではなく、制御システム30から送信された指示に基づいて動作する点である。
遅延差検出部14bは、遅延差検出部14と同様の動作を行う。遅延差検出部14bが行う動作で遅延差検出部14が行う動作と異なる点は、遅延差情報を制御部20に出力するのではなく、通信部21を介して遅延差情報を制御システム30に出力する点である。
経路選択部15bは、経路選択部15と同様の動作を行う。経路選択部15bが行う動作で経路選択部15が行う動作と異なる点は、制御部20からの指示ではなく、制御システム30から送信された指示に基づいて動作する点である。
メモリ接続制御部19bは、メモリ接続制御部19と同様の動作を行う。メモリ接続制御部19bが行う動作でメモリ接続制御部19が行う動作と異なる点は、制御部20からの指示ではなく、制御システム30から送信された指示に基づいて動作する点である。
次に、制御システム30の構成について説明する。
制御システム30は、通信部31及び制御部32を備える。
通信部31は、伝送装置10bとの間で通信を行う。通信部31は、遅延差情報を伝送装置10bから受信し、メモリ接続指示、遅延量制御指示及び経路選択指示を伝送装置10bに送信する。
制御部32は、伝送装置10bから得られた情報に基づいて伝送装置10bを制御する。例えば、制御部32は、伝送装置10bから得られた遅延差情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する。すなわち、制御部32は、伝送装置10bにおいて0系伝送路又は1系伝送路のいずれの伝送路の信号が早く受信されたかを判定する。
また、例えば、制御部32は、遅延差情報による判定結果に基づいてメモリ接続指示を生成する。また、例えば、制御部32は、遅延差情報に基づいて遅延量制御指示を生成する。また、例えば、制御部32は、遅延差情報や経路の故障を示す故障情報に基づいて経路選択指示を生成する。
図8は、第3の実施形態における伝送システム100bの処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図8の処理開始時には、遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び131-2のいずれにも接続されていないものとする。
伝送装置10bは、2系統で信号を受信する(ステップS301)。具体的には、受信部11-1は、0系伝送路から信号を受信する。また、受信部11-2は、1系伝送路から信号を受信する。受信部11-1は、受信した信号を光-電気変換して、光-電気変換後の信号を復号部12-1に出力する。また、受信部11-2は、受信した信号を光-電気変換して、光-電気変換後の信号を復号部12-2に出力する(ステップS302)。
復号部12-1は、受信した電気信号からOTUフレームを復元する。復号部12-1は、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整用メモリ131-1に蓄積する。また、復号部12-2は、受信した電気信号からOTUフレームを復元する(ステップS303)。復号部12-2は、フレーム同期を確立した後に、復元したOTUフレームを遅延調整用メモリ131-2に蓄積する。
遅延差検出部14bは、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームに基づいて、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出する(ステップS304)。なお、遅延差の算出方法は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。遅延差検出部14bは、算出した遅延差の情報を通信部21に出力するとともに、OTUフレームを経路選択部15bに出力する。
通信部21は、遅延差検出部14bから出力された遅延差の情報を制御システム30に送信する(ステップS305)。
制御システム30の通信部31は、伝送装置10bから送信された遅延差の情報を受信する。通信部31は、受信した遅延差の情報を制御部32に出力する。制御部32は、通信部31から出力された遅延差の情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する(ステップS306)。制御部32は、判定結果に応じてメモリ接続指示を生成し、生成したメモリ接続指示を通信部31に出力する。
通信部31は、制御部32から出力されたメモリ接続指示を伝送装置10bに送信する(ステップS307)。
伝送装置10bの通信部21は、制御システム30から送信されたメモリ接続指示を受信する。通信部21は、受信したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19bに出力する。メモリ接続制御部19bは、通信部21から出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2のいずれかに遅延調整用大容量メモリ132を接続する(ステップS308)。
例えば、メモリ接続制御部19bは、遅延調整用メモリ131-1に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-1に接続する。また、例えば、メモリ接続制御部19bは、遅延調整用メモリ131-2に遅延調整用大容量メモリ132を接続させる旨の指示がメモリ接続指示に含まれる場合、遅延調整用大容量メモリ132を遅延調整用メモリ131-2に接続する。
メモリ接続制御部19bは、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続が完了すると、遅延調整用大容量メモリ132を接続したことを示す応答を生成して、通信部21を介して制御システム30に応答を送信する。
制御システム30の通信部31は、伝送装置10bから送信された応答を受信し、受信した応答を制御部32に出力する。制御部32は、遅延調整用大容量メモリ132が接続された応答を受けた後、遅延量制御指示を生成し、生成した遅延量制御指示を通信部31に出力する(ステップS309)。通信部31は、制御部32から出力された遅延量制御指示を伝送装置10bに送信する(ステップS310)。
伝送装置10bの通信部21は、制御システム30から送信された遅延量制御指示を受信する。通信部21は、受信した遅延量制御指示を遅延調整制御部133bに出力する。遅延調整制御部133bは、通信部21から出力された遅延量制御指示にしたがって、メモリの読み出し速度を調整する等して遅延調整を行う(ステップS311)。遅延差検出部14bは、遅延差がなくなったことを検出すると(ステップS312)、遅延差がなくなったことを示す通知を生成し、生成した通知を通信部21に出力する。通信部21は、遅延差検出部14bから出力された通知を制御システム30に送信する(ステップS313)。
制御システム30の通信部31は、伝送装置10bから送信された通知を受信する。通信部31は、受信した通知を制御部32に出力する。制御部32は、通信部31から出力された通知において遅延差がなくなったことを検出すると、遅延調整を終了する指示を含む遅延調整終了指示を生成する。制御部32は、生成した遅延調整終了指示を通信部31に出力する。通信部31は、制御部32から出力された遅延調整終了指示を伝送装置10bに送信する(ステップS314)。
伝送装置10bの通信部21は、制御システム30から送信された遅延調整終了指示を受信する。通信部21は、受信した遅延調整終了指示を遅延調整制御部133bに出力する。これにより、遅延調整制御部133bは、遅延調整を終了する(ステップS315)。
制御システム30の制御部32は、遅延調整終了指示が送信された後、経路選択指示を生成する。例えば、制御部32は、遅延が少ない、すなわち信号が早く受信された伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を通信部31に出力する。通信部31は、制御部32から出力された経路選択指示を伝送装置10bに送信する(ステップS316)。
伝送装置10bの通信部21は、制御システム30から送信された経路選択指示を受信する。通信部21は、受信した経路選択指示を経路選択部15bに出力する。経路選択部15bは、通信部21から出力された経路選択指示にしたがって信号の取得元の経路を選択する(ステップS317)。例えば、経路選択部15bは、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で0系伝送路の経路(第1の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択するが接続の切替などの動作は行わない。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが同じである場合には、経路選択部15bは経路の切り替えを行わない。
一方、経路選択部15bは、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で1系伝送路の経路(第2の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択して、接続先を第2の経路から第1の経路へ切替動作を行う。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが異なる場合には、経路選択部15bは経路の切り替えを行う。
上記の処理により、経路選択部15bと遅延差検出部14bとが接続された経路からOTUフレームがデマッピング部16に出力される。デマッピング部16は、経路選択部15から出力されたOTUフレームにおけるOHの終端処理を行った後、ペイロードから所定のクライアント信号(例えば、100GEクライアント信号)を復元する(ステップS318)。デマッピング部16は、復元したクライアント信号を送信信号生成部17に出力する。
送信信号生成部17は、デマッピング部16によって復元されたクライアント信号に対して、OHの挿入処理を行った後、送信用の電気信号に変換することによって送信信号を生成する(ステップS319)。送信信号生成部17は、生成した送信信号に出力する。送信部18は、送信信号生成部17によって生成された送信信号を電気-光変換した後に、伝送装置10外部へ送信する(ステップS320)。
以上のように構成された伝送システム100bによれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、伝送システム100bは、第1の実施形態における伝送装置10の一部の機能部が他のシステムに実装される。これにより、第1の実施形態と比較して伝送装置10bにおける処理負荷を軽減することが可能になる。
<変形例>
本実施形態では、制御システム30が、1台の伝送装置10bを制御する構成を示したが、制御システム30は複数台の伝送装置10bを制御するように構成されてもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、伝送装置が備える制御部が他のシステムに実装されている構成であって、経路切替の実施後において0系伝送路又は1系伝送路のいずれかの伝送路で通信を行っている状況から、経路切替前の伝送路に接続を切り替える(以下、「経路の切戻し」という。)際の問題点を解消する実施形態である。
図9は、第4の実施形態における伝送システム100cのシステム構成を示す図である。伝送システム100cは、伝送装置10c及び制御システム30cを備える。
伝送装置10cは、伝送装置10bと同様の処理を行う。また、伝送装置10cは、経路切替を実行した後、所定のタイミングで経路の切戻しを行う。
制御システム30cは、制御システム30と同様の処理を行う。また、制御システム30cは、経路切替を実行した後、所定のタイミングで伝送装置10cに対して経路の切戻しを指示する。
次に、伝送装置10c及び制御システム30cの具体的な構成について説明する。
伝送装置10cは、受信部11-1,11-2、復号部12-1,12-2、遅延調整部13b、遅延差検出部14b、経路選択部15b、デマッピング部16、送信信号生成部17、送信部18及びメモリ接続制御部19cを備える。
伝送装置10cは、メモリ接続制御部19bに代えてメモリ接続制御部19cを備える点で伝送装置10bと構成が異なる。伝送装置10cは、他の構成については伝送装置10bと同様である。そのため、伝送装置10c全体の説明は省略し、メモリ接続制御部19cについて説明する。
メモリ接続制御部19cは、メモリ接続制御部19bと同様の処理を行う。また、メモリ接続制御部19cは、経路切替実施後に、遅延調整用メモリ131に接続されている遅延調整用大容量メモリ132の接続を切断する。具体的には、メモリ接続制御部19cは、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続を物理的に切断する。
次に、制御システム30cの構成について説明する。
制御システム30cは、通信部31及び制御部32cを備える。
制御部32cは、制御部32と同様の処理を行う。また、制御部32cは、経路切替実施後、すなわち経路選択部15により経路の切り替えがなされた後に、遅延調整用大容量メモリ132の接続を解除させる指示を含むメモリ接続指示を、通信部31を介して伝送装置10cに送信する。また、制御部20cは、遅延調整により遅延差がなくなった後に、切替前の経路へ接続させる指示を含む経路選択指示を、通信部31を介して伝送装置10cに送信する。
図10は、第4の実施形態における伝送システム100cの処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図10の処理は、経路選択部15により経路の切替がなされた後に実行される。
制御システム30cの制御部32cは、伝送装置10cにおいて経路の切り替えがなされた後に、遅延調整用大容量メモリ132の接続を解除させる指示を含むメモリ接続指示を生成する。制御部32cは、生成したメモリ接続指示を通信部31に出力する。通信部31は、制御部32から出力されたメモリ接続指示を伝送装置10cに送信する(ステップS401)。
伝送装置10cの通信部21は、制御システム30cから送信されたメモリ接続指示を受信する。通信部21は、受信したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19cに出力する。メモリ接続制御部19cは、通信部21から出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する(ステップS402)。
例えば、メモリ接続制御部19cは、遅延調整用メモリ131-1と遅延調整用大容量メモリ132とが接続されている場合には、遅延調整用メモリ131-1と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。
また、例えば、メモリ接続制御部19cは、遅延調整用メモリ131-2と遅延調整用大容量メモリ132とが接続されている場合には、遅延調整用メモリ131-2と遅延調整用大容量メモリ132との接続を切断する。
これにより、遅延調整用大容量メモリ132は、遅延調整用メモリ131-1及び131-2のいずれにも接続されていない状態になる。
遅延差検出部14bは、伝送路の復旧を検出すると(ステップS403)、遅延調整用メモリ131-1及び遅延調整用メモリ131-2に蓄積されているOTUフレームに基づいて、0系伝送路と1系伝送路との間の遅延差を算出する(ステップS404)。なお、遅延差の算出方法は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。遅延差検出部14bは、算出した遅延差の情報を通信部21に出力するとともに、OTUフレームを経路選択部15bに出力する。
通信部21は、遅延差検出部14bから出力された遅延差の情報を制御システム30cに送信する(ステップS405)。
制御システム30cの通信部31は、伝送装置10cから送信された遅延差の情報を受信する。通信部31は、受信した遅延差の情報を制御部32cに出力する。制御部32cは、通信部31から出力された遅延差の情報に基づいて、同一の信号が早く受信された伝送路を判定する(ステップS406)。制御部32cは、判定結果に応じてメモリ接続指示を生成し、生成したメモリ接続指示を通信部31に出力する。
通信部31は、制御部32cから出力されたメモリ接続指示を伝送装置10cに送信する(ステップS407)。
伝送装置10cの通信部21は、制御システム30cから送信されたメモリ接続指示を受信する。通信部21は、受信したメモリ接続指示をメモリ接続制御部19cに出力する。メモリ接続制御部19cは、通信部21から出力されたメモリ接続指示にしたがって、遅延調整用メモリ131-1又は遅延調整用メモリ131-2のいずれかに遅延調整用大容量メモリ132を接続する(ステップS408)。
メモリ接続制御部19cは、遅延調整用メモリ131と遅延調整用大容量メモリ132との接続が完了すると、遅延調整用大容量メモリ132を接続したことを示す応答を生成して、通信部21を介して制御システム30cに応答を送信する。
制御システム30cの通信部31は、伝送装置10cから送信された応答を受信し、受信した応答を制御部32cに出力する。制御部32cは、遅延調整用大容量メモリ132が接続された応答を受けた後、遅延量制御指示を生成し、生成した遅延量制御指示を通信部31に出力する(ステップS409)。通信部31は、制御部32cから出力された遅延量制御指示を伝送装置10cに送信する(ステップS410)。
伝送装置10cの通信部21は、制御システム30cから送信された遅延量制御指示を受信する。通信部21は、受信した遅延量制御指示を遅延調整制御部133bに出力する。遅延調整制御部133bは、通信部21から出力された遅延量制御指示にしたがって、メモリの読み出し速度を調整する等して遅延調整を行う(ステップS411)。遅延差検出部14bは、遅延差がなくなったことを検出すると(ステップS412)、遅延差がなくなったことを示す通知を生成し、生成した通知を通信部21に出力する。通信部21は、遅延差検出部14bから出力された通知を制御システム30cに送信する(ステップS413)。
制御システム30cの通信部31は、伝送装置10cから送信された通知を受信する。通信部31は、受信した通知を制御部32cに出力する。制御部32cは、通信部31から出力された通知において遅延差がなくなったことを検出すると、遅延調整を終了する指示を含む遅延調整終了指示を生成する。制御部32cは、生成した遅延調整終了指示を通信部31に出力する。通信部31は、制御部32cから出力された遅延調整終了指示を伝送装置10cに送信する(ステップS414)。
伝送装置10cの通信部21は、制御システム30cから送信された遅延調整終了指示を受信する。通信部21は、受信した遅延調整終了指示を遅延調整制御部133bに出力する。これにより、遅延調整制御部133bは、遅延調整を終了する(ステップS415)。
制御システム30cの制御部32cは、遅延調整終了指示が送信された後、経路選択指示を生成する。例えば、制御部32cは、遅延が少ない、すなわち信号が早く受信された伝送路を指定する情報を含む経路選択指示を生成し、生成した経路選択指示を通信部31に出力する。通信部31は、制御部32cから出力された経路選択指示を伝送装置10bに送信する(ステップS416)。
伝送装置10cの通信部21は、制御システム30cから送信された経路選択指示を受信する。通信部21は、受信した経路選択指示を経路選択部15bに出力する。経路選択部15bは、通信部21から出力された経路選択指示にしたがって信号の取得元の経路を選択する(ステップS417)。例えば、経路選択部15bは、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で0系伝送路の経路(第1の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択するが接続の切替などの動作は行わない。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが同じである場合には、経路選択部15bは経路の切り替えを行わない。
一方、経路選択部15bは、0系伝送路を指定する情報が経路選択指示に含まれていて、経路選択指示の取得時点で1系伝送路の経路(第2の経路)と接続している場合には、第1の経路を選択して、接続先を第2の経路から第1の経路へ切替動作を行う。このように、経路選択指示で指定された経路と、経路選択指示の取得時点で接続している経路とが異なる場合には、経路選択部15bは経路の切り替えを行う。
上記の処理により、経路選択部15bと遅延差検出部14bとが接続された経路からOTUフレームがデマッピング部16に出力される。デマッピング部16は、経路選択部15から出力されたOTUフレームにおけるOHの終端処理を行った後、ペイロードから所定のクライアント信号(例えば、100GEクライアント信号)を復元する(ステップS418)。デマッピング部16は、復元したクライアント信号を送信信号生成部17に出力する。
送信信号生成部17は、デマッピング部16によって復元されたクライアント信号に対して、OHの挿入処理を行った後、送信用の電気信号に変換することによって送信信号を生成する(ステップS419)。送信信号生成部17は、生成した送信信号に出力する。送信部18は、送信信号生成部17によって生成された送信信号を電気-光変換した後に、伝送装置10外部へ送信する(ステップS420)。
以上のように構成された伝送システム100cによれば、第2の実施形態及び第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<変形例>
本実施形態では、制御システム30cが、1台の伝送装置10cを制御する構成を示したが、制御システム30cは複数台の伝送装置10cを制御するように構成されてもよい。
上述した実施形態における伝送装置10,10a,10b,10c、制御システム30,30cをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10、10a、10b、10c…伝送装置, 11-1、11-2…受信部, 12-1、12-2…復号部, 13、13b…遅延調整部, 131-1、131-2…遅延調整用メモリ, 132…遅延調整用大容量メモリ, 133、133b…遅延調整制御部, 14、14b…遅延差検出部, 15、15b…経路選択部, 16…デマッピング部, 17…送信信号生成部, 18…送信部, 19、19a、19b、19c…メモリ接続制御部, 20、20a、20b、20c…制御部, 21…通信部, 30、30c…制御システム, 31…通信部, 32…制御部

Claims (7)

  1. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置であって、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、
    前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号から復元されたフレームをそのまま前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、
    を備える伝送装置。
  2. 前記メモリ接続制御部は、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号から復元されたフレームをそのまま前記メモリに蓄積させる、請求項1に記載の伝送装置。
  3. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置であって、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、
    前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、
    前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のうち、信号の取得元の経路を選択する経路選択部と、
    を備え、
    前記メモリ接続制御部は、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれかの伝送路において疎通待機中に前記メモリの接続を切断し、疎通が回復した後に、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を蓄積させるために前記メモリを再度接続しなおし、
    前記経路選択部は、前記メモリの接続がなされた後に、信号の取得元の経路を選択した経路に切り替える伝送装置。
  4. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置と、前記伝送装置を制御する制御システムとを備える伝送システムであって、
    前記伝送装置は、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、
    前記制御システムからの指示に従って前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号から復元されたフレームをそのまま前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、
    を備え、
    前記制御システムは、
    前記メモリの接続先を前記メモリ接続制御部に対して指示する制御部、
    を備える伝送システム。
  5. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置と、前記伝送装置を制御する制御システムとを備える伝送システムであって、
    前記伝送装置は、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリと、
    前記制御システムからの指示に従って前記メモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御部と、
    前記制御システムからの指示に従って、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のうち、信号の取得元の経路を選択する経路選択部と、
    を備え、
    前記制御システムは、
    前記メモリの接続先を前記メモリ接続制御部に対して指示するとともに、信号の取得元の経路を前記経路選択部に対して指示する制御部、
    を備え
    前記制御部は、
    前記メモリ接続制御部に対して、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれかの伝送路において疎通待機中に前記メモリの接続を切断し、疎通が回復した後に、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を蓄積させるために前記メモリを再度接続しなおす指示を行い、
    前記経路選択部に対して、前記メモリの接続がなされた後に、信号の取得元の経路を選択した経路に切り替える指示を行う伝送システム。
  6. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置における遅延調整方法であって、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号から復元されたフレームをそのまま前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御ステップ、
    を有する遅延調整方法。
  7. 現用系の伝送路と、予備系の伝送路とを介して送信側の伝送装置との間で通信を行う伝送装置における遅延調整方法であって、
    前記現用系の伝送路と前記予備系の伝送路との最大の経路差による遅延を許容できる容量を有するメモリの接続を切り替えて、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を前記メモリに蓄積させるメモリ接続制御ステップと、
    前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のうち、信号の取得元の経路を選択する経路選択ステップと
    を有し、
    前記メモリ接続制御ステップでは、前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれかの伝送路において疎通待機中に前記メモリの接続を切断し、疎通が回復した後に、遅延が少ない前記現用系の伝送路又は前記予備系の伝送路のいずれか一方の信号を蓄積させるために前記メモリを再度接続しなおし、
    前記経路選択ステップでは、前記メモリの接続がなされた後に、信号の取得元の経路を選択した経路に切り替える遅延調整方法。
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阿比留 節雄,篠宮 知宏,河合 正昭,山下 治雄,酒井 俊行,小林 克巳,ATM光パッシブ網における無瞬断切替え技術 Hitless protection switching Technique for ATM Passive Optical Network,電子情報通信学会技術研究報告 Vol.96 No.131 IEICE Technical Report,日本,社団法人電子情報通信学会 The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers,1996年06月24日,Vol.96, No.131,pp.1-7

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