JPH0964887A - 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置 - Google Patents

通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置

Info

Publication number
JPH0964887A
JPH0964887A JP21740695A JP21740695A JPH0964887A JP H0964887 A JPH0964887 A JP H0964887A JP 21740695 A JP21740695 A JP 21740695A JP 21740695 A JP21740695 A JP 21740695A JP H0964887 A JPH0964887 A JP H0964887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
cell
communication path
node
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21740695A
Other languages
English (en)
Inventor
Makiko Kaji
満喜子 鍛冶
Mikio Hasegawa
幹夫 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP21740695A priority Critical patent/JPH0964887A/ja
Publication of JPH0964887A publication Critical patent/JPH0964887A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積容量の小さい遅延バッファ部を用いて経
路切替が可能な通信経路切替方法を提供する。 【解決手段】 ATM (非同期転送モード) に従ってセル
を伝送する通信網内の2つのノード間に設けられた現用
系パス32から予備系パス34に切り替えるときに、送信側
切替装置10内のセル挿入部44、46 から現用系パス32と予
備系パス34とに同時に測定用 OAMセルを挿入する。受信
側切替装置36内の受信制御部70は、これらのセルの到着
時刻の差から現用系パス32と予備系パス34との伝送遅延
時間の差を測定する。測定された伝送遅延時間の差に基
づいて、遅延バッファ部38がセルを一時的に蓄積する遅
延時間を決定する。遅延バッファ部38は、伝送遅延時間
の差を吸収するために、セルを遅延時間だけ一時的に蓄
積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 ATM(Asynchronou
s Transfer Mode : 非同期転送モード)網における通信
経路切替方法および通信経路切替装置に関し、特に無瞬
断で経路を切り替える方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆通信網などの通信ネットワークにお
いて、網を構成する伝送装置は高い信頼性が要求され
る。このため、通信経路の二重化、または装置内の主要
部分の二重化が行なわれて、冗長構成をとることにより
信頼度を上げている。ここで通信経路とはノード間(例
えば東京〜大阪間などの対地間)を接続する回線(チャ
ネル)、この回線を多重化したパス、またはパスが設定
される伝送路のいずれかを意味する。
【0003】通信経路が二重化されている場合、伝送装
置では、通常は一方の系を現用系として使用し、たとえ
ば、伝送路の配線工事あるいは装置の保守などの理由に
より、他方の予備系に切り替えて信号が伝送される。以
下では、現用系とは経路切替前に使用されている伝送
路、パス等の経路を指し、予備系とは経路切替により使
用される、伝送路、パス等の経路を指すこととする。
【0004】経路を切り替える場合、ユーザが実際に通
信しているために経路は運用中であり、経路の切替は無
瞬断で行なうことが望ましい。ここで無瞬断とは信号の
欠落がなく、その順序が保証され、かつ信号が重複しな
いということである。特に、信号を固定長のセルと呼ば
れるパケットにして伝送する ATM伝送方式においては、
無瞬断で切り替えるとは、パスを伝送されるセルの順序
が変わらず、セルの重複およびセルの損失がなく、セル
相互間の伝送遅延時間差が許容範囲内にあるという条件
を守って切り替えることを言う。
【0005】ここで、伝送遅延時間差とは、2つのノー
ド間に複数の経路が設定されている場合に、経路ごとに
異なる伝送遅延時間の差をいう。また、経路の伝送遅延
時間とは、その経路上の2つのノード間をセルが伝送す
るのに要する時間をいう。
【0006】ATM網における切替えには、伝送路の切替
え、パスを収容する伝送路の変更、伝送装置等の増設時
や故障時の通信経路の切替え、または伝送装置等の復旧
後の予備系から現用系への切替え(これは、「切戻し」
と呼ばれる)等がある。 ATM網における、これらの経路
切替えが無瞬断で行なえる方法が検討されてきた。
【0007】ATM網における、従来技術に係るパス無瞬
断切替方法として、たとえば、電子情報通信学会春季全
国大会(1990年)講演論文集の 3 - 192頁に記載された
「B-772 ATM伝送網における無瞬断切替方式」(熊野秀
雄、戸倉信之)がある。これは、連続空セル区間を利用
した切替方法である。
【0008】以下、この切替方法について、ノード及び
伝送路が次のように構成されているATM網を例にして説
明する。 ATM網は、5つのノード1、2、3、1A、3A (図示し
ない)とからなり、そのうち3つのノード1、2、3 はリン
グ状に接続されている。ノード1はノード1Aにも接続さ
れ、ノード3はノード3Aにも接続されている。ノード1
とノード2とは伝送路4(図示しない)により接続さ
れ、ノード2とノード3とは伝送路5(図示しない)に
より接続されている。ノード3とノード1とは、2つの
伝送路、現用系伝送路6と予備系伝送路7(いずれも図
示しない)とにより接続されており、2つの伝送路6、7
のうち、現用系伝送路6が使われているとする。ノード
1とノード3との間には、2つのパス、現用系パスと予
備系パスとが設けられているとする。現用系パスはノー
ド1から現用系伝送路6を通り、直接、ノード3に接続
されているパス、予備系パスは、ノード1からノード2
を経由してノード3に接続されているパスとする。予備
系パスは、ノード1からノード2の間は伝送路4を通
り、ノード2からノード3の間は伝送路5を通る。ここ
で、現在使われているパスを現用系パスと呼び、現用系
パスの予備として用意されているパスを予備系パスと呼
ぶ。
【0009】なお、予備系パスの構成方法として、この
ような1対1の構成(現用系パス1本に対して、予備系
パス1本を割り当てる構成)以外に、N対1の構成(現
用系パスN本に対して、予備系パス1本を割り当てる構
成)もある。
【0010】このような ATM網における経路切替として
は、ノード1とノード3との間にある現用系伝送路6と
予備系伝送路7との間における切替え(以下、伝送路切
替という)、またはノード1とノード3との間における
現用系パスと予備系パスとの間における切替え(以下、
パス経路切替という)が可能である。
【0011】なお、伝送路切替を行なう装置は、ノード
に設けられている伝送路スイッチであり、パス経路切替
を行なう装置は、ノードに設けられているパススイッチ
である。具体的には、伝送路スイッチは、クロスコネク
ト装置または交換機内に設けられる。パススイッチも、
クロスコネクト装置または交換機内に設けられる。交換
機は、さらにチャネルを切り替える機能も有する。
【0012】上述の従来技術に係る経路の切替方法は、
現用系パスから予備系パスへ切り替える場合(パス切
替)を対象とする方法である。以下では、ノード1を送
信側、ノード3を受信側とする。送信側のノード1に
は、送信側経路切替装置(以下送信側切替装置という)
が設けられ、受信側のノード3には受信側経路切替装置
(以下受信側切替装置という)が設けられている。ノー
ド1は、ノード1Aから送信すべきセルを受け付け、ノー
ド3は、受信したセルをノード3Aに送るとする。なお、
予備系パスの伝送遅延時間は、現用系パスの伝送遅延時
間より短いとする。
【0013】従来技術に係る本方法では、受信側におい
て、現用系パスと予備系パスとを、多重化装置を用いて
常時、結合させておく。送信側からは、有効セル(Vali
d Cell) は現用系パスと予備系パスのいずれか一方を通
してのみ送られる。すなわち、パスの切替え前は現用系
パスからのみ有効セルを送り、予備系パスからは空きセ
ル(Idle Cell)のみが送られる。予備系パスに切替え後
は逆に予備系パスからのみ有効セルを送り、現用系パス
からは空きセルのみが送られる。
【0014】また、送信側においては、伝送遅延時間が
短い方のパス(予備系パス)に、現用系と予備系の伝送
遅延時間差の最大値(以下、最大伝送遅延差という)以
上の時間分、セルの送信を遅延させてからセルを送信す
るための遅延バッファ部を設ける。遅延バッファ部は、
入力されたセルを最大伝送遅延差の間、蓄積して遅延さ
せ、その後出力する。
【0015】現用系パスから予備系パスに切え替えたと
きは、切り替えた時刻から、現用系と予備系の最大伝送
遅延差以上経過した後に遅延バッファ部から読み出しが
開始されて、読み出されたセルが予備系パスを通して送
信される。切り替えた時刻以降は現用系パスにおいて
は、最大伝送遅延差以上の間、連続して空きセルが送信
される。受信側においては、現用系パスから最大伝送遅
延差以上の間、空きセルを検出することにより、パスが
切り替えられたことを知る。
【0016】この方法によれば、送信側と受信側との間
で切り替え制御のための通信が不要である。また、受信
側で、現用系パスと予備系パスとを常時多重化してい
て、有効セルは片方のパスを通してのみ送るために、両
方のパスに有効セルを並行して送って受信側のセレクタ
によりどちらかの有効セルを選択する方法(非多重化方
法)と異なり、現用系パス経由のセルと予備系パス経由
のセルとの間でセルの同期を取ることは不要であり、信
頼性が高い。
【0017】従来技術に係る方法をさらに具体的に説明
する。送信側切替装置はノード3に送信すべき有効セル
をノード1Aから受け付けるとともに、現用系パスまたは
予備系パスのいずれかを選択して、受け付けた有効セル
を、選択したパスを通してノード3に送信する機能を有
する。そのために、送信側切替装置の入力側は、ノード
1Aとパスにより接続されている。
【0018】送信側切換装置は送信側切替スイッチと前
記の遅延バッファ部とを有する。送信側切替スイッチ
は、現用系パスまたは予備系パスのいずれかを、セルを
出力するパスとして選択し、選択した現用系パスまたは
予備系パスに有効セルを送る。遅延バッファ部は、送信
側切替スイッチに後続して、かつ予備系パス上に設けら
れる。遅延バッファ部は、有効セルを一時的に記憶し
て、最大伝送遅延差が経過した後に、記憶した有効セル
の読み出しを開始して予備系パスを通してノード3に送
る。
【0019】遅延バッファ部は、予備系パスの伝送遅延
時間が現用系パスの伝送遅延時間より短いために、予備
系パス上に設置されている。もし逆に、現用系パスの遅
延時間が予備系パスの遅延時間より短い場合に、現用系
パスから予備系パスに切り替えるときは、遅延バッファ
部は不要である。切り替えると同時に直ちに予備系パス
に有効セルを送り出してよいからである。ただし、この
場合でも予備系パスから現用系パスに切り戻す場合は、
遅延バッファ部が現用系パス上に必要となる。すなわ
ち、遅延バッファ部は伝送遅延時間の長いパスから伝送
遅延時間の短いパスへ切り替えるときに、伝送遅延時間
の短いパス上に必要となるものである。
【0020】受信側切替装置は、現用系パスと予備系パ
スとが接続されており、両方のパスから送られて来たセ
ルを多重化(セル多重)して、多重化されたセルをノー
ド3Aに出力する。
【0021】次に、従来技術に係る方法による、現用系
パスから予備系パスへの切替の処理手順を説明する。セ
ルはパスの切替前は、ノード1Aから送信側切替装置を経
て現用系パスを通り、さらに受信側切替装置を経てノー
ド3Aに至るルート(以下ルート1という)のパス上を流
れているとする。一方、ノード1Aから送信側切替装置を
経て予備系パスを通り、さらに受信側切替装置を経てノ
ード3Aに至るルートをルート2とする。
【0022】まず、送信側切替装置は現用系パスから予
備系パスへ切替を行ない、予備系パスに有効セルを出力
する。現用系パスには空きセルが出力される。予備系パ
スに切り替えられると、遅延バッファ部に有効セルが蓄
積され始める。最大伝送遅延差以上の時間が経つまで、
遅延バッファ部にはセルが蓄積されていく。最大伝送遅
延差以上の時間が経つと、遅延バッファ部からセルの読
み出しを開始する。
【0023】遅延バッファ部内に蓄積されているセル数
をしだいに減少させて最終的に0とするために、遅延バ
ッファ部からのセルの読み出し速度は、遅延バッファ部
にセルが流入する速度よりも大きくなるように設定され
ている。遅延バッファ部は数千セル程度の記憶容量を有
する場合があり、常に、この回路を通してセルを送信す
ることは信頼性の点から好ましくないからである。遅延
バッファ部内にセルがなくなった時点で、遅延バッファ
部は予備系パスから切り離されて、セルは遅延バッファ
部を通らずにノード3に送られる。こうして、ルート2
のパスによってセルが転送され、ルート1からルート2
へのパス切替が無瞬断で終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
連続空セル区間を利用する従来の切替方法では、遅延バ
ッファ部において、常に最大伝送遅延差以上の時間が経
つまで、有効セルを蓄積しなければならない。この最大
伝送遅延差は、予め計算によって求められている。この
計算は例えば、現用系パスと予備系パス間の経路長差に
よる伝搬遅延時間差と、パスの途中のノードにおけるセ
ルの蓄積交換に起因する伝送遅延とを考慮して行なわれ
る。このため、最大伝送遅延差は、実際の通信時でのパ
スの遅延時間の実測値ではない。例えば、計算で求めた
最大伝送遅延差(最悪値)より早い時間での切替が可能
な場合でも、最大伝送遅延差以上の時間までセルの読み
出しを待たなければならない。このように、従来技術に
おいては待ち時間が長いため、セルの遅延変動が大きく
なり、また容量の大きい遅延バッファ部が必要である。
容量の大きい遅延バッファ部を設けていると、以下に説
明するスムージング回路に影響が出てくる。
【0025】ATM網に接続された2つの端末間で通信を
行なう場合、端末と ATM網との間では、通信方式によっ
ては、一定の通信速度でデータ等が連続して送受信され
なければならない場合がある。また、 ATM網に既存の S
TM(Synchronous Transfer Mode : 同期転送モード)で
通信を行なう交換機や伝送装置が接続されている場合
も、一定の通信速度でデータ等が連続して送受信される
必要がある。一方、 ATM網内では、上記のように遅延バ
ッファ部等により伝送遅延時間が変動する。そのため、
ATM網の出口もしくは受信側の端末には、伝送遅延時間
の変動を吸収するスムージング回路が必要である。
【0026】スムージング回路は、スムージング回路に
入力されたセルを一時的に蓄積するスムージングバッフ
ァと、セルを所定の形式の信号に変換して出力する変換
回路とを有する。スムージング回路においては、スムー
ジングバッファにある程度のセルが蓄積された後に、セ
ルの読み出しが開始される。読み出されたセルは変換回
路により、端末や交換機等に適合した信号に変換された
後に、端末や交換機等に送られる。スムージングバッフ
ァにある程度のセルを蓄積する理由は、蓄積されたセル
が少ないときに読み出しを開始すると、スムージングバ
ッファが空になる場合があり、スムージング回路から端
末等へ送る信号がなくなってしまうからである。
【0027】スムージングバッファの容量およびスムー
ジングバッファからの読み出しの制御方法(読み出し開
始のタイミング等)は、 ATM網からスムージング回路に
流入するセルの流入速度の変動および伝送遅延時間の変
動等を考慮して決定される。例えば、スムージングバッ
ファの容量は定性的には、セルの流入速度の変動および
伝送遅延時間の変動の大きさに比例する。
【0028】従来技術に係る送信側切替装置内の遅延バ
ッファ部は最大伝送遅延差を考慮しているため、遅延バ
ッファ部には多くのセルが蓄積される。蓄積されるセル
数が増えると、この遅延バッファ部内にあるセルを空に
するために必要な、遅延バッファ部からのセルの読み出
し速度は速くなる。その結果、スムージング回路へ流入
するセルの流入速度が一時的に大きく変動する。流入速
度が一時的に大きく変動するときは、上述のようにスム
ージングバッファの容量を大きくする必要がある。この
ように、遅延バッファ部の容量が大きくなるほど、スム
ージング回路の設計等に与える影響が大きくなる。
【0029】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、蓄積容量の小さい遅延バッファ部を用いて経路切替
が可能な通信経路切替方法を提供することを目的とす
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、セルを非同期転送モードに従って伝送す
る通信網内の2つのノード間に設けられた現用系通信経
路と予備系通信経路とを切り替えるときに、この現用系
通信経路の伝送遅延時間と予備系通信経路の伝送遅延時
間との差を吸収するために、前記セルを一時的に蓄積し
た後に該セルを出力する遅延バッファ手段を用いる通信
経路切替方法において、現用系通信経路の伝送遅延時間
と予備系通信経路の伝送遅延時間との差を測定し、この
測定された伝送遅延時間の差に基づいて、遅延バッファ
手段が前記セルを一時的に蓄積する時間を決定すること
としたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
係る通信経路切替方法および通信経路切替装置の実施例
を詳細に説明する。
【0032】本実施例では、経路切替の対象がパスであ
る場合、すなわちパス無瞬断切替について説明する。本
実施例の方法では、受信側において、現用系パスと予備
系パスとを、多重化装置を用いて常時、結合させてお
く。また、本実施例においては、予備系パスの伝送遅延
時間は、現用系パスの伝送遅延時間よりも短いとする。
【0033】本実施例では、現用系パスの伝送遅延時間
と予備系パスの伝送遅延時間との差を測定するために、
送信側のノードから受信側のノードに対して、保守運用
管理用の OAMセルを現用系パスおよび予備系パスの両方
を用いて同時に送出し、2つの OAMセルが受信側のノー
ドに到着した時刻の差から伝送遅延時間の差を求める。
そして、測定された伝送遅延時間の差に基づいて、受信
側の予備系パス上に設けられた遅延バッファ部により遅
延させる時間を決定する。
【0034】受信側において遅延時間が決定されて、こ
の時間が遅延バッファ部に設定された後に、送信側は現
用系パスから予備系パスに切り替える。切り替えた後
は、送信側は現用系パスを通して空きセルを送り、予備
系パスを通して有効セルを送る。
【0035】受信側では、パスが切り替えられたこと
を、予備系パスを通して有効セルが送られてきたことに
より知る。なお、現用系パスから所定の時間以上連続し
て空きセルを送信することにより受信側に現用系パスが
切り替えられたことを知らせることとしてもよい。
【0036】現用系パスを点検等のために ATM網から切
り離すときは、これらの方法により受信側は、現用系パ
スが送信側において切り替えられたことを知り、その後
受信側は、現用系パスを受信側切替装置から切り離す。
【0037】受信側は、本実施例においては予備系パス
を通して有効セルが送られてきたときに、パスが切り替
えられたことを知る。そして、有効セルを遅延バッファ
部に蓄積することを開始する。受信側がこのようにし
て、切替えを検知した時刻から、実測された伝送遅延時
間差以上経過した後に遅延バッファ部から読み出しが開
始される。
【0038】この方法によれば、送信側と受信側との間
で切り替え制御のための通信が不要である。また、受信
側で多重化を行なっているために、パスの切替時に、現
用系パス経由のセルと予備系パス経由のセルとの間でセ
ルの同期を取ってから切り替えることは不要であり、信
頼性が高い。
【0039】次に、本発明に係る通信経路切替方法を詳
細に説明する。図1は、本発明に係る通信経路切替方法
の一実施例の説明図であり、併せて、本発明に係る送信
側および受信側の通信経路切替装置(以下では、送信側
切替装置10、受信側切替装置36と呼ぶ)の一実施例の構
成を示す。
【0040】送信側切替装置10および受信側切替装置36
が用いられる ATM網12の構成を図2に示す。 ATM網12
は、5つのノード14、16、18、20、22とからなり、そのうち
3つのノード14、16、18はリング状に接続されている。ノ
ード14はノード20にも接続され、ノード18はノード22に
も接続されている。ノード14とノード16とは伝送路24に
より、ノード16とノード18とは伝送路26により、ノード
14とノード20とは伝送路54により、ノード18とノード22
とは伝送路56により、それぞれ接続されている。
【0041】ノード14とノード18とは、2つの伝送路、
現用系伝送路28と予備系伝送路30とにより接続されてお
り、2つの伝送路28、30 のうち、現用系伝送路28が現時
点では使われているとする。ノード14とノード18との間
には、2つのパス、現用系パス32と予備系パス34とが設
けられている。現用系パス32はノード14から現用系伝送
路28を通り、直接、ノード18に接続しているパス、予備
系パス34は、ノード14からノード16を経由してノード18
に接続しているパスとする。予備系パス34は、ノード14
からノード16の間は伝送路24を通り、ノード16からノー
ド18の間は伝送路26を通る。なお、本実施例では現用系
パス32の容量と予備系パス34の容量との比が1対1であ
るが、容量の比がN対1でも本発明は適用可能である。
【0042】ノード14とノード20との間、およびノード
18とノード22との間には、それぞれパス40とパス58とが
設けられている。ノード間にどのようにパスが設定され
ているかという情報は送信側切替装置10および受信側切
替装置36内の送信制御部52および受信制御部70に記憶さ
れている。
【0043】この ATM網12においては、ノード14とノー
ド18との間にある現用系伝送路28と予備系伝送路30との
間における切替え、またはノード14とノード18との間に
おける現用系パス32と予備系パス34との間における切替
えが可能である。本実施例では、現用系パス32から予備
系パス34に切り替える場合の経路切替方法について説明
する。
【0044】以下では、ノード14を送信側、ノード18を
受信側とする。送信側のノード14には、送信側切替装置
10が設けられ、受信側のノード18には受信側切替装置36
が設けられている。ノード14は、ノード20から送信すべ
きセルを受け付け、ノード18は、ノード14から受信した
セルをノード22に送るとする。
【0045】次に、送信側切替装置10について説明す
る。送信側切替装置10の入力側は、ノード20とパス40に
より接続され、本装置10は、ノード18に送信すべきセル
をノード20から受け付ける機能を有する。また、送信側
切替装置10は、現用系パス32または予備系パス34のいず
れかを選択して、ノード20から受け付けたセルを、選択
したパスを通してノード18に送信する機能を有する。
【0046】送信側切換装置10は図1に示すように、パ
ス40を通してセル56を受け付けて現用系/予備系パスの
どちらかに振り分ける送信側切替スイッチ42と、現用系
/予備系パスにそれぞれ設けられ、必要に応じて空きセ
ルまたは OAMセルを挿入するセル挿入部44、46 と、これ
らを制御する送信制御部52とを有する。図1において
は、送信側切替スイッチ42が現用系パス32から予備系パ
ス34に切り替えられており、予備系パス34を通してセル
が送られている状態を示す。
【0047】図1に示すセルA48 〜G56 について説明す
る。これらは、ノード20からパス40を通して入力された
セルである。送信側切替装置10内のセル挿入部44、46 に
より挿入される OAMセルまたは空きセルは図示しない。
入力されるセルA48 〜G56 の種類は、有効セル、 OAMセ
ルもしくは空きセルである。図1に示すセルA48 〜G56
のパス上の位置については、セルB50 が多重化部に入力
される直前の時点における各セルA48 〜G56 の位置を図
1に示す。
【0048】セルA48、B50、CDE51、F54、G56 の送信順序は
常に保存され、この順序で送信側から受信側に送出さ
れ、受信側からノード22に対してもこの順序で送出され
る。セルA48、B50 は、切替え前に現用系パス32を通して
送られたセルである。セルB50が送信された後に、現用
系パス32から予備系パス34への切替えが行なわれてい
る。現用系パス32上においては、セルB50 の後ろに、セ
ル挿入部44により挿入された、図示しない空きセルが続
いている。セルCDE51、F54 は、切替え後に予備系パス34
を通して送られたセルである。セルCDE51 は遅延バッフ
ァ部38にすでに蓄積されている。セルF54 は、送信側か
ら出力された直後のセルである。セルG56 は、パス40か
ら送信側切替装置10に入力される直前の位置にあるセル
である。
【0049】次に、送信側切替装置10の各部について説
明する。送信側切替スイッチ42は、送信制御部52の指示
を受けて、現用系パス32または予備系パス34を選択し、
選択した現用系パス32または予備系パス34にセルを出力
する。
【0050】2つのセル挿入部44、46 は、同一の機能を
有する。これらは、現用系パス32と予備系パス34との伝
送遅延時間差を測定するときは、送信制御部52の指示を
受けて、同時に OAMセルをそれぞれ現用系パス32と予備
系パス34に挿入する。ここで、 OAMセルとは、 ATM網の
性能モニタ/故障検出等を目的として用いられるセルで
ある。 OAMセルは ATM網の保守運用のために用いられる
が、複数種類ある。
【0051】なお、伝送遅延時間差を測定する際に、送
信側で同時に挿入された OAMセルではない OAMセルを同
時に挿入されたものであると誤認識する可能性がある場
合等においては、伝送遅延時間差を測定するための OAM
セルであることを示す情報をOAMセルの情報フィールド
(48バイトある)に記載することにより、他の目的に使
われる OAMセルと区別することができる。本実施例で
は、伝送遅延時間差を測定するための OAMセルであるこ
とを示す情報を有する OAMセルを用いることとし、以下
ではこの OAMセルを測定用 OAMセルと呼ぶ。
【0052】なお、セルには OAMセル以外に、既述のよ
うに有効セルや空きセルがある。有効セルは、ユーザが
情報を伝送するために用いるものである。空きセルは、
速度整合のために使用されるセルである。 OAMセルと有
効セルとの区別は、各セルに含まれるヘッダ内の所定の
部分に記載された内容により行なわれる。空きセルの識
別もセル内のヘッダにより行なわれる。
【0053】なお、本実施例では、伝送時間差の測定に
OAMセルを使用したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、有効セルを用いてもよい。例えば、新たにパス
が設定された後に最初に送られる有効セルを用いて伝送
遅延時間差を測定してもよい。また、 OAMセルを現用系
パス32と予備系パス34に同時に挿入するとしたが、同時
に挿入しなくてもよく、現用系パス32に OAMセルを挿入
する時刻と予備系パス34に OAMセルを挿入する時刻との
間に一定の時刻差があってもよい。一定の時刻差で挿入
されれば、受信側はこの時刻差を用いて、測定した時刻
を補正することにより、正しく伝送遅延時刻差を決定で
きるからである。
【0054】なお、 ATM網にすでに一定の時間関係を有
して、現用系パスと予備系パスの両方に挿入される OAM
セルがある場合(保守運用のためにそのような OAMセル
が設けられている等の場合)は、その OAMセルを用いる
こともできる。
【0055】さらに、現用系パスと予備系パスに挿入さ
れる2つの測定用 OAMセルに、それぞれがパスに挿入さ
れる時間をそれぞれのセルの情報フィールドに記載する
場合は、2つの測定用 OAMセルを挿入する時間間隔を送
信側が任意に選ぶことができる。受信側では、記載され
た挿入時刻と到着時刻とから伝送遅延時間を知ることが
できるからである。
【0056】2つの測定用 OAMセルが挿入される時刻の
関係に関しては上記の通りであるが、測定用 OAMセルが
挿入される時期に関しては以下の方法がある。周期的に
セル挿入部44、46 が自律的に、もしくは送信制御部52の
指示を受けて挿入する、パスが新たに設定された直後に
送信制御部52の指示を受けてセル挿入部44、46 が挿入す
る、点検/修理のための切替えに際して ATM網の管理者
が送信制御部52に切替えを指示したときに挿入する等が
ある。
【0057】本実施例では、点検/修理のための切替え
に際して ATM網の管理者が送信制御部52に切替えを指示
したときに測定用 OAMセルが挿入されるとする。管理者
からの切替指示は、管理者により管理用端末(図示せ
ず)から入力される。この指示は、管理端末が存在する
ノードから、測定用 OAMセルとは別の種類の OAMセルを
用いて送信切替装置10が存在するノード14まで送信され
る。この OAMセルは、ノード14にある受信装置(図示せ
ず)で受信された後、 OAMセルの内容に従って受信装置
から切替指示74が送信制御部52に送られる。
【0058】セル挿入部44、52 は、 OAMセルを同時にそ
れぞれ現用系パス32と予備系パス34とに挿入する。セル
挿入部44はさらに、現用系パス32から予備系パス34にパ
スが切り替えられた後に、送信制御部52の指示を受け
て、連続して空きセルを現用系パス32に挿入し続けるこ
とも行なう。
【0059】送信制御部52は、 ATM網の管理者からパス
切替の指示があったとき、伝送遅延時間差の測定のため
に測定用 OAMセルを現用系パス32と予備系パス34とに挿
入することをセル挿入部44、46 に指示する。測定用 OAM
セルの挿入指示をセル挿入部44、46 に出力した後、送信
制御部52は、所定の時間が経過した後に、送信側切替え
スイッチ42に現用系パス32から予備系パス34に切り替え
るように指示する。この所定の時間とは、受信制御部70
が測定用 OAMセルを受信し、伝送遅延時間差を求め、遅
延バッファ部38に測定に基づいた遅延時間を設定するた
めに要する処理時間と、受信側で測定用 OAMセルの受信
に失敗したとして再送要求が送られてくるまでの再送時
間とのいずれか長い方の時間である。この処理時間や再
送時間は、 ATM網の管理者等が予め予測もしくは測定を
して求め、所定の時間を決定する。所定の時間は送信制
御部52内のメモリに記憶されている。送信制御部52は、
切替え後はセル挿入部44に対して、連続して空きセルを
現用系パス32に挿入するように指示する。
【0060】次に、受信側切替装置36について説明す
る。受信側切替装置36は、伝送遅延時間差を測定し、測
定結果に基づいて、遅延バッファ部38に設定する遅延時
間を決定し、遅延バッファ部38に決定した遅延時間を設
定する。また、受信側切替装置36には、現用系パス32と
予備系パス34とが接続されており、両方のパスから送ら
れて来たセルを多重化(セル多重)して、多重化された
セルをノード22に出力する。
【0061】受信側切替装置36は、予備系パス34を通し
て送られてきたセルに遅延を与えるための遅延バッファ
部38と、遅延バッファ部38を予備系パス34に挿入し、遅
延バッファ部38を空にした後に予備系パス34から切り離
すスイッチ60、66 と、現用系パス32を伝送されてきたセ
ルおよび予備系パス34を伝送されてきたセルを多重化す
る多重化部68と、現用系パス32および予備系パス34の伝
送遅延時間差の測定ならびに遅延バッファ部38に設定す
る遅延時間の決定を行なう受信制御部70とを有する。
【0062】遅延バッファ部38は予備系パス34に設けら
れる。遅延バッファ部38は、受信したセルを一時的に記
憶して、所定の遅延時間が経過した後に、記憶したセル
の読み出しを開始して多重化部68に送る。遅延バッファ
部38は、受信したセルを蓄積するためのメモリ(図示し
ない)と、所定の遅延時間が経過したかどうかを判断す
るためのタイマ(図示しない)と、受信制御部70から入
力された所定の遅延時間とタイマによる経過時間とを比
較して所定の経過時間が経過したかどうかを判断し、経
過後は、所定の速度でセルを出力する判断回路(図示し
ない)とを有する。判断回路は、送信側でパスの切替が
行なわれた後に最初に送信された有効セルが予備系パス
34から受信側切替装置36に入力されたときにタイマによ
り時間計測を開始する。
【0063】遅延バッファ部38は、予備系パス34の伝送
遅延時間が現用系パス32の伝送遅延時間より短いため
に、予備系パス32上に設置されている。もし逆に、現用
系パスの遅延時間が予備系パスの遅延時間より短い場合
に、現用系パスから予備系パスに切り替えるときは、遅
延バッファ部は不要である。ただし、この場合でも予備
系パスから現用系パスに切り戻す場合は、遅延バッファ
部は必要である。すなわち、遅延バッファ部は伝送遅延
時間の長いパスから伝送遅延時間の短いパスへ切り替え
るときに、伝送遅延時間の短いパス上に必要となるもの
である。
【0064】遅延バッファ部38は、セルを、遅延バッフ
ァ部38へのセルの流入速度よりも速い速度で読み出す。
これは、遅延バッファ部38内を空にして、遅延バッファ
部38を予備系パス34から切り離すためである。予備系パ
ス34から切り離すのは、遅延バッファ部38を常時介して
セルを流すことは信頼性の点から好ましくないからであ
る。
【0065】遅延バッファ部38は、予備系パス34から切
り離された後、予備系パス34から現用系パス32への切り
戻しが行なわれた後に再度スイッチ60、66 により予備系
パス34に挿入される。現用系パス32から予備系パス34へ
の切替えに備えるためである。
【0066】受信制御部70は、測定用 OAMセルが現用系
パス32および予備系パス34を通して送られてくるかどう
かを常時監視している。また、タイマ(図示せず)と、
一時記憶メモリ(図示せず)と、到着時刻記憶メモリ
(図示せず)とを有する。セルが到着すると、セルの種
類を問わずにタイマを用いてセルの到着時刻を知り、そ
の到着時刻を一時記憶メモリに一時的に記憶する。次に
セルの種類を判断し、測定用 OAMセルであると判断した
ときは、一時記憶メモリに記憶してある時刻を到着時刻
記憶メモリに記憶する。次に、予備系パス34を通って送
られてくる測定用OAMセルを検出したときには、その到
着時刻が一時記憶メモリに記憶されているので、前記到
着時刻記憶メモリにある時刻と一時記憶メモリにある時
刻とから、2つの時刻の差を求める。この時刻差を現用
系パス32と予備系パス34の伝送遅延時間差とする。受信
制御部70は、この時間差を遅延バッファ部38がセルを遅
延させる遅延時間として決定し、決定した時間を遅延バ
ッファ部38に送る。
【0067】なお、 ATM網のセルは、SDH(Synchronous
Digital Hierarchy)により伝送される。具体的には例え
ば、伝送路の伝送速度がSTM-1(155Mb/s)の場合、SDH の
3つのVC(Virtual Container :バーチャルコンテナ)-3
が1単位として伝送される。VC-3のペイロード部分にセ
ルが格納されている。この1単位の信号は 125μsec周
期(8kHz)で伝送される。従って、1単位の信号の到着時
刻を 125μsec 単位で計測し、この時刻を1単位内に格
納されている測定用 OAMセルの到着時刻とし、この時刻
を記憶することとすればよい。
【0068】SDH において用いられる伝送装置は、機能
別にモジュールA、B、C という3種類に分類されている。
このうちモジュールBが、パスの切替を行なう。モジュ
ールBは、クロスコネクト装置とも呼ばれる。この装置
内に本発明に係るパス切替のための経路切替装置を有
し、クロスコネクト装置内において時刻の計測等を行な
うこととすればよい。
【0069】なお、遅延バッファ部38の遅延時間の決定
方法としては、上述のように測定された伝送遅延時間差
をそのまま遅延時間とする方法以外に以下の方法も可能
である。 (1) 測定された伝送遅延時間差に対してマージンを考慮
して遅延時間を決定するために、測定された伝送遅延時
間差に所定の時間を加算、もしくは測定された伝送遅延
時間差に所定の係数を乗算して遅延時間を決定する。所
定の時間もしくは所定の係数は計算、実験、もしくは経
験により決定することができる。なお、マージンの取り
方として、遅延バッファ部に設定する遅延時間そのもの
にマージンを持たせる方法以外に、遅延時間は測定値に
固定しておいて、遅延バッファ部のメモリ容量にマージ
ンを持たせることとし、メモリ容量を大きくする方法も
可能である。 (2) 伝送遅延時間差の測定を複数回行ない、得られた複
数の測定値のうちの最大値を遅延時間とする。 (3) 伝送遅延時間差の測定を周期的もしくは不定期に行
ない、得られた測定値を受信制御部において蓄積し、こ
れらの過去の測定値を統計的に処理して測定値の将来の
傾向を予測し、予測に基づいて伝送遅延時間差を決定す
る。
【0070】受信制御部70は、現用系パス32もしくは予
備系パス34のいずれか一方から測定用 OAMセルを検知し
たが、他方のパスからは所定時間が経過しても測定用 O
AMセルを検知しないときは、受信に失敗したとして、送
信制御部52に信号線72を通して測定用 OAMセルの再送を
要求する。
【0071】例えば、現用系パス32上を送られてきた測
定用 OAMセルを検知した後に、計算で求めた現用系パス
32と予備系パス34との伝送遅延時間差の最大値(前述の
最大伝送遅延差)が経過しても予備系パス34上で測定用
OAMセルを検知できないときは、信号線72を介して送信
制御部52に測定用 OAMセルの再送を要求する。また、予
備系パス上を送られてきた測定用 OAMセルを受信したと
きまでに現用系パス上で測定用 OAMセルを受信しないと
きに再送を要求することとしてもよい。
【0072】なお、周期的に伝送遅延時間差を測定して
いる場合は、前回の測定用 OAMセルを受信してから、例
えば、1.5 周期の時間が経過しても次の測定用 OAMセル
を現用系パスおよび予備系パスのいずれか、もしくは、
どちらにおいても検知できないときに測定用 OAMセルの
再送を要求することとしてもよい。また、このように周
期的に伝送遅延時間差を測定している場合、前回の測定
用 OAMセルを現用系パスにおいて受信してから、(所定
の1周期の時間+現用系パスの最大伝送遅延時間)が経
過しても測定用 OAMセルを検知できないときに、再送を
要求することとしてもよい。現用系パスの最大伝送遅延
時間は、計算により求めておく。
【0073】送信制御部52は、再送要求を受けると、現
用系パス32と予備系パス34の両方に測定用 OAMセルを再
度挿入する。
【0074】受信制御部70は切替え後、遅延バッファ部
38からセルの読み出しが行なわれて、遅延バッファ部38
内からセルがなくなったときに、スイッチ60、66 を制御
して遅延バッファ部38を予備系パス34から切り離す。切
り離された後は、遅延バッファ部38を介さずにセルが予
備系パス34上を伝送される。
【0075】次に、本発明に係る経路切替方法による処
理手順を図3のフローチャートにより説明する。図3は
現用系パスから予備系パスへ経路を切り替える場合の経
路切替方法のフローチャートである。
【0076】送信側切替装置10と受信側切替装置36との
間のパスは、最初は、図1に示すパス40から送信側切替
装置10を経て現用系パス32を通り、さらに受信側切替装
置36を経てパス58を通るルート(以下ルート1という)
に設定されているとする。切替え後は、送信側切替装置
10と受信側切替装置36との間のパスは、パス40から送信
側切替装置10を経て予備系パス34を通り、さらに受信側
切替装置36を経てパス58を通るルート(以下ルート2と
いう)に設定される。
【0077】ATM網の管理者からパスの切替指示74が出
されたとき、その指示を受けた送信制御部52は、図1の
送信側切替装置10内のセル挿入部44、46 に、それぞれ現
用系パス32と予備系パス34に同時に測定用 OAMセルを挿
入することを指示する。セル挿入部44、46 は、測定用 O
AMセルをパス32、 34へ挿入する。こうして送信側切替装
置10から現用系パス32および予備系パス34へ OAMセルが
送出される(ステップ100 )。
【0078】受信側切替装置36内の受信制御装置70は、
現用系パス32および予備系パス34へ挿入された測定用 O
AMセルの両方を受信したかどうかを判断する。両方を受
信したと判断したときは、ステップ104 に進む。
【0079】また、受信制御装置70は、現用系パス32お
よび予備系パス34の片方から、 OAMセルを受信できなか
った場合( OAMセルの受信に失敗した場合)、受信制御
装置70より送信側切替装置10へ測定用 OAMセルの再送の
指示を送る。そして、再送されてくる測定用 OAMセルを
待つ(ステップ102 )。
【0080】受信制御装置70が測定用 OAMセルを、現用
系パス32および予備系パス34の両方から受信したとき、
受信制御装置70は、2つの測定用 OAMセルの到着時刻か
らその差求め、この差を現用系パス32の伝送遅延時間と
予備系パス34の伝送遅延時間の差とする(ステップ104
)。
【0081】受信制御装置70は得られた、現用系パス32
と予備系パス34の伝送遅延時間の差を遅延バッファ部38
に与える。遅延バッファ部38は、蓄積したセルをある時
間がたつとセルの読み出しを開始する機能を持ってい
る。このある時間が、受信制御装置70で測定した伝送遅
延時間の差に設定される(ステップ106 )。
【0082】送信側切替装置10は測定用 OAMセルを挿入
した後、所定の時間が経過した後、現用系パス32から予
備系パス34へ切替えを行なう。この時間は、再送要求が
来る可能性がある時間、および再送要求がない場合に受
信側において現用系パス32と予備系パス34の伝送遅延時
間の差を遅延バッファ部38に設定する作業が終了する時
間より長く設定される。この時間は計算により求められ
る。切替え後予備系パス34から有効セルが送信される
(ステップ108 )。
【0083】予備系パス34を通して最初の有効セルが受
信側に到着すると、有効セルはスイッチ60を通って遅延
バッファ部38に送られ、遅延バッファ部38はセルの蓄積
を始める。予備系パス34と現用系パス32との伝送遅延時
間差の実質値以上の時間が経つまで遅延バッファ部38に
はセルが蓄積されていく。遅延バッファ部38内の判断回
路は、伝送遅延時間差が経過したかを遅延バッファ部38
に内蔵するタイマに基づいて判断する。経過していない
ときはセルの読み出しをせずに待機する(ステップ110
)。
【0084】判断回路は伝送遅延時間差の実質値以上の
時間が経つと、遅延バッファ部38から、所定の速度でセ
ルの読み出しを行なう(ステップ110 )。遅延バッファ
部38内のセルが空になった時点で、受信制御部70は、ス
イッチ60、66 を制御して、遅延バッファ部38を予備系パ
ス34から切り離す(ステップ112 )。
【0085】こうして、ルート2のパスによってセルが
転送されるようになり、ルート1からルート2へのパス
切替は終了する。
【0086】本実施例は、このように伝送遅延時間を測
定しているので、従来のように伝送遅延時間を計算で求
める場合と比較して、伝送遅延時間を正確に評価できる
結果、遅延バッファ部での遅延時間が従来よりも短く設
定できる。そして、遅延バッファ部で蓄積されるセルの
量が減り、スムージング回路への影響が少なくなる。ま
た、遅延バッファ部のメモリ容量が減ることにより、切
替装置の小型化、低コスト化が可能となる。
【0087】本実施例とは異なる、計算値に基づいた最
大伝送遅延差を用いた経路切替方法の一例を本実施例と
の比較のために図4に示す。図4に示す経路切替方法が
用いられる ATM網の構成は図2と同じであるとする。送
信側切替装置76は図1の送信側切替装置10と同様にノー
ド18に送信すべきセルをノード20から受け付けるととも
に、現用系パス32または予備系パス34のいずれかを選択
して、受け付けたセルを、選択したパスを通してノード
18に送信する機能を有する。
【0088】送信側切換装置76は送信側切替スイッチ78
と遅延バッファ部80とを有する。送信側切替スイッチ78
は、現用系パス32または予備系パス34を選択し、選択し
た現用系パス32または予備系パス34にセルを送る。遅延
バッファ部80は予備系パスに設けられる。この回路は、
セルを一時的に記憶して、最大伝送遅延差が経過した後
に、記憶したセルの読み出しを開始して予備系パス34を
通してノード18に送る。遅延バッファ部80は、予備系パ
ス34の伝送遅延時間が現用系パス32の伝送遅延時間より
短いために、予備系パス34上に設置されている。
【0089】受信側切替装置82は、現用系パス32と予備
系パス34とが接続されており、両方のパスから送られて
来たセルを多重化(セル多重)して、多重化されたセル
をノード22に出力する。
【0090】次に、図4の経路切替方法について現用系
パス32から予備系パス34への切替の処理手順を図5のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、送信側切替装置
76は現用系パス32から予備系パス34へ切替を行ない、予
備系パス32に有効セルを出力する。現用系パス32には空
きセルが出力される。予備系パス34に切り替えられる
と、遅延バッファ部80にセルが蓄積され始める(ステッ
プ300)。予備系パス34の伝送遅延時間と現用系パス34の
伝送遅延時間との差の最大値以上の時間が経過したかど
うかを、遅延バッファ部80は調べる。経過していないと
きは遅延バッファ部80はセルの蓄積を続ける(ステップ
302)。最大伝送遅延差以上の時間が経つと、遅延バッフ
ァ部からセルの読み出しを開始する(ステップ304)。
【0091】遅延バッファ部80からのセルの読み出し速
度は、遅延バッファ部80にセルが流入する速度よりも大
きくなるように設定されている。遅延バッファ部80内に
セルがなくなった時点で、遅延バッファ部80は予備系パ
ス34から切り離されて、セルは遅延バッファ部80を通ら
ずにノード18に送られる。こうして、ルート2のパスに
よってセルが転送され、ルート1からルート2へのパス
切替が無瞬断で終了する(ステップ306)。
【0092】この比較例においては最大伝送遅延差が用
いられているために遅延バッファ部の容量が図1の実施
例の遅延バッファ部の容量よりも大きくなる。
【0093】図1の実施例に戻ると、この実施例におい
ては経路を切り替える単位として現用系パス、予備系パ
スを用いて説明してきたが、本発明は、伝送路の切替に
も適用できる。
【0094】また、この実施例では、1+1の切替例
(現用系パス1本に対して、予備系パス1本を割り当て
る構成)で示してきたが、1+Nの切替構成(現用系パ
スN本に対し、予備系パス1本を割り当てる構成)でも
切り替えることができ、本発明が適用可能である。
【0095】また、この実施例では切替動作を行なう直
前に現用系パスと予備系パスの遅延時間の差を求めてい
るが、切替動作に関係なく一定の時間ごとに伝送遅延時
間差を求めて、遅延バッファ部へその値を随時更新する
方法も可能である。
【0096】上記の実施例においては、遅延バッファ部
は受信側に設けることとしたが、本発明はこれに限られ
るものではなく、遅延バッファ部は送信側に設けること
も可能である。その際は、受信側で測定した伝送遅延時
間の差を送信側にある遅延バッファ部に送信すればよ
い。そして、送信側は、予備系パスに切り替えた後に遅
延バッファ部でセルを蓄積し、測定された時間だけ遅延
させた後にセルを読み出し、読み出したセルを予備系パ
スを通して受信側に送信すればよい。
【0097】なお、実施例においては、遅延バッファ部
においては遅延時間が規定されているが、パスを流れる
セルの流量が安定している場合は、遅延時間と遅延バッ
ファに蓄積されるセル量とは比例関係にあると考えてよ
いため、遅延バッファ部において蓄積するセル量を規定
することとしてもよい。この場合、遅延バッファ部は、
セルの蓄積を開始した後、決められた量のセルを蓄積し
た後に読み出しを開始することとすればよい。
【0098】
【発明の効果】このように本発明によれば、遅延バッフ
ァ部において常に予備系の通信経路と現用系の通信経路
との伝送遅延差の最悪値以上までバッファにセルを蓄積
する従来の方法よりも、遅延バッファ部に蓄積されるセ
ルの量が減り、遅延変動を小さくすることができる。そ
して、後続のスムージング回路への影響も小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、測定用 OAMセルの再送要求を行
なう通信経路切替方法の一実施例の説明図である。
【図2】図1の通信経路切替方法が用いられる ATM網の
説明図である。
【図3】図1の通信経路切替方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】最大伝送遅延差を用いている通信経路切替方法
の説明図である。
【図5】図4の通信経路切替方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 送信側切替装置 36 受信側切替装置 38 遅延バッファ部 44、46 セル挿入部 52 送信制御部 68 多重化部 70 受信制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルを非同期転送モードに従って伝送す
    る通信網内の2つのノード間に設けられた現用系通信経
    路と予備系通信経路とを切り替えるときに、該現用系通
    信経路の伝送遅延時間と該予備系通信経路の伝送遅延時
    間との差を吸収するために、前記セルを一時的に蓄積し
    た後に該セルを出力する遅延バッファ手段を用いる通信
    経路切替方法において、該方法は、 前記現用系通信経路の伝送遅延時間と前記予備系通信経
    路の伝送遅延時間との差を測定し、 該測定された伝送遅延時間の差に基づいて、前記遅延バ
    ッファ手段が前記セルを一時的に蓄積する時間を決定す
    ることを特徴とする通信経路切替方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信経路切替方法にお
    いて、前記伝送遅延時間の差を測定する際に、保守運用
    管理用の第1の OAMセルを前記2つのノードのうちの一
    方のノードから他方のノードに前記現用系通信経路を通
    して送出し、 該第1の OAMセルの送出時刻に対して予め定められた時
    間間隔を有して、前記一方のノードから前記他方のノー
    ドに前記予備系通信経路を通して第2の OAMセルを送出
    し、 該第1および第2の OAMセルが前記他方のノードに到着
    した時刻から前記伝送遅延時間の差を求めることを特徴
    とする通信経路切替方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信経路切替方法にお
    いて、 前記他方のノードにおいて、前記第1の OAMセルおよび
    第2の OAMセルのうち、いずれか一方の OAMセルを受信
    できないときは、前記第1の OAMセルおよび第2の OAM
    セルの再送要求を、前記他方のノードから前記一方のノ
    ードに対して送り、 再送要求を受けて、前記一方のノードから前記第1の O
    AMセルおよび第2の OAMセルを再送することを特徴とす
    る通信経路切替方法。
  4. 【請求項4】 セルを非同期転送モードに従って伝送す
    る通信網内の2つのノード間に設けられた現用系通信経
    路と予備系通信経路とを切り替えるときに、該現用系通
    信経路の伝送遅延時間と該予備系通信経路の伝送遅延時
    間との差を吸収するために、前記セルを一時的に蓄積し
    た後に該セルを出力する遅延バッファ手段を用いる通信
    経路切替装置において、該装置は、 前記現用系通信経路の伝送遅延時間と前記予備系通信経
    路の伝送遅延時間との差を測定する測定手段と、 該測定された伝送遅延時間の差に基づいて、前記遅延バ
    ッファ手段が前記セルを一時的に蓄積する時間を決定す
    る蓄積量決定手段とを有し、 前記遅延バッファ手段は、前記決定された時間の間、セ
    ルを一時的に蓄積することを特徴とする通信経路切替装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の通信経路切替装置にお
    いて、前記測定手段は、前記伝送遅延時間の差を測定す
    る際に、前記2つのノードのうちの一方のノードから他
    方のノードに前記現用系通信経路を通して送出される保
    守運用管理用の第1の OAMセルと、および該第1の OAM
    セルの送出時刻に対して予め定められた時間間隔を有し
    て、前記一方のノードから前記他方のノードに前記予備
    系通信経路を通して送出される第2の OAMセルを受信
    し、該第1および第2の OAMセルが前記他方のノードに
    到着した時刻から前記伝送遅延時間の差を求めることを
    特徴とする通信経路切替装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信経路切替装置にお
    いて、前記測定手段は、前記第1の OAMセルおよび第2
    の OAMセルのうち、いずれか一方の OAMセルを受信でき
    ないときは、前記他方のノードに向けて、前記第1の O
    AMセルおよび第2の OAMセルの再送要求を出力すること
    を特徴とする通信経路切替装置。
JP21740695A 1995-08-25 1995-08-25 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置 Withdrawn JPH0964887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21740695A JPH0964887A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21740695A JPH0964887A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0964887A true JPH0964887A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16703702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21740695A Withdrawn JPH0964887A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0964887A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729862B1 (ko) * 1999-05-28 2007-06-19 노키아 네트워크즈 오와이 Atm 네트워크 요소 및 전송 수렴 부계층 서브 네트워크 접속의 자동 보호 스위칭 방법
JP2009147579A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Nec Engineering Ltd パケット転送方法およびパケット転送装置
JP2011188046A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Hitachi Ltd パケット通信システム及びパケット通信装置制御方法
JP2011199530A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ntt Communications Kk 伝送装置、伝送路切り替え方法、及びプログラム
JP2015070365A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本電気株式会社 トランスポートネットワークシステム
JP2020080473A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 日本電信電話株式会社 伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729862B1 (ko) * 1999-05-28 2007-06-19 노키아 네트워크즈 오와이 Atm 네트워크 요소 및 전송 수렴 부계층 서브 네트워크 접속의 자동 보호 스위칭 방법
JP2009147579A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Nec Engineering Ltd パケット転送方法およびパケット転送装置
JP4591789B2 (ja) * 2007-12-13 2010-12-01 Necエンジニアリング株式会社 パケット転送方法およびパケット転送装置
JP2011188046A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Hitachi Ltd パケット通信システム及びパケット通信装置制御方法
JP2011199530A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ntt Communications Kk 伝送装置、伝送路切り替え方法、及びプログラム
JP2015070365A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本電気株式会社 トランスポートネットワークシステム
JP2020080473A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 日本電信電話株式会社 伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6654923B1 (en) ATM group protection switching method and apparatus
US7596094B2 (en) System and method for transmission of operations, administration, and maintenance packets between ATM and switching networks upon failures
KR100648566B1 (ko) Atm 장치간 통신 지원 시스템, 데이터 송신 지원 장치, 데이터 송신 방법, 및 기록 매체
US6049530A (en) Segment performance monitoring
US6452934B1 (en) Packet forwarding apparatus
US8000353B2 (en) Delay variation buffer control technique
US6426941B1 (en) Hitless ATM cell transport for reliable multi-service provisioning
JP2868609B2 (ja) 通信ネットワークにおける経路切替方式
US6898177B1 (en) ATM protection switching method and apparatus
JPH0964887A (ja) 通信経路切替方法および該方法を用いた通信経路切替装置
US6882626B1 (en) System and method for automated switching of data traffic in a packet network
US5475675A (en) Apparatus and method for non-stop switching in asynchronous transfer mode
US20080205269A1 (en) Method and system for rerouting traffic
JP3484083B2 (ja) 無中断伝送装置
JP2003273902A (ja) パケット通信装置、および、パケット通信網の回線切替方法
JPH0738610A (ja) パケット伝送方式
JPH08181697A (ja) 無中断伝送装置
JPH07321810A (ja) 経路切替方式
Yoshikai et al. Message control channel protocol and performance analysis for distributed ATM Virtual Path self-healing network
JP3031290B2 (ja) Pds構成の光伝送システムにおける遅延測定方式
KR20010057812A (ko) 멀티프로토콜 레이블 스위칭 망의 에지 라우터에서의비동기전달모드 스위치 정합장치
JPH07143153A (ja) リング状伝送方式
JP2000196642A (ja) ノ―ド装置及びそれを用いたネットワ―クとその伝送制御方法
JP2962242B2 (ja) Atm通信方法およびatm通信システム
JPH06120972A (ja) 同期制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105