JP2962242B2 - Atm通信方法およびatm通信システム - Google Patents

Atm通信方法およびatm通信システム

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JP2962242B2
JP2962242B2 JP26437796A JP26437796A JP2962242B2 JP 2962242 B2 JP2962242 B2 JP 2962242B2 JP 26437796 A JP26437796 A JP 26437796A JP 26437796 A JP26437796 A JP 26437796A JP 2962242 B2 JP2962242 B2 JP 2962242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM通信方法およ
びATM通信方式に関し、特に、ATM通信上で、RM
(Resource Management)セルを使用して伝送レート制
御による輻輳制御を行うATM通信方法およびATM通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のATM通信方法およびATM通信
システムにおける輻輳制御は、特開昭61−26493
5号公報に開示されるように、網自身がコーディック処
理等のデータ種類に応じたレイヤの機能を持ち、輻輳を
検出した場合にはコーディックの精度を加減してデータ
量を増減させてレート制御を実現させている。
【0003】他の従来例としては、特開平4−3525
37号公報に開示される様に、レート制御用のセルを定
義し、ATM論理パスの両端のデータの受信端末で往路
の網輻輳を検出する手段を持ち、輻輳状態であることを
示すレート制御用セルを復路を通じて対向端末へ通知し
てレートを増減させる構成により、レート制御による輻
輳制御を実現している。
【0004】また、ATM ForumやITU−Tと
いった標準化活動では1996年電子情報通信学会総合
大会「公衆網でのABRサービス提供法の検討」北爪秀
雄・小池新・斉藤洋(NTT)(以下、文献と称する)
の「2.ABRの概要」に示されるようにRMセルによ
る送信端末への通知方法が提案されている。
【0005】ABR(Available Bit Rate)ではRMセ
ルを用いた、端末/網間での動作状況通知機能により送
信端末のセル送出レートを調節し、網の輻輳を回避する
もので、RMセルを用いた網内の輻輳状況の通知方法と
してはEFCIモードとERモードが考えられている。
【0006】EFCIモードでは、交換機の送信バッフ
ァ内に蓄積されたセル長が所定の閾値を越えたときにデ
ータセルのEFCIビットをセットし、着信端末ではこ
の情報をRMセルのCIビットにセットして送信端末側
へ返送することが行なわれる。これにより、受信側では
網が輻輳状態にあることを確認することができ、送信側
では、受信側が網が輻輳状態にあることを認識している
ことを確認することができる。
【0007】ERモードでは、交換機が適切な送信レー
トを計算し、その計算値を送信端末へ向うRMセルのE
Rフィールドに書き込む。この後は、計算された適切な
送信レートにて送信が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
は以下に記すような問題点がある。
【0009】特開昭61−264935号公報に開示さ
れた方式は網自身のコーディック機能を利用したレート
制御であるが、ATM網は基本的にセルのヘッダに示さ
れるアドレスによるスイッチングを行っており、ATM
レイヤの上位レイヤと位置づけられるコーディック機能
を持たないことから、ATM通信網では新たに各ATM
論理パス毎のコーディック処理機能が必要となるという
問題点がある。
【0010】また、セルをためてパケットに組み立てる
処理が必要となるため、コーディック機能を利用したレ
ート制御を行うとすると、高速に処理することができ
ず、遅延が増大し、輻輳を引き起こす原因となってしま
うという問題点がある。
【0011】また、特開平4−352537号公報に開
示されたもの及び文献に開示された通知方法のいずれに
おいても、輻輳状態を通知するセルが復路で遅延するこ
とが起こり得る。このときの遅延度は、復路の状態によ
っては大きく異なるものであり、遅れの状態によって
は、セルの送信側への到着が遅れて制御が行なわれるま
でに輻輳状態が一層悪化し、さらに、復路の状態によっ
ては輻輳制御が行なわれることについても遅れが生じ、
網の輻輳状態が悪くなってしまうという問題点がある。
【0012】また、上述した従来の技術のいずれも、送
信端から受信端への通信が保証されない場合であっても
輻輳状態を通知するセルやユーザセルは異常なパス上の
正常なリンクやノードまでは流れている。このため、A
TM論理パス上のいずれかのリンクやノードで異常が発
生した場合、輻輳状態を通知するセルやユーザセルが通
知されず、レート制御も行なわれない。この結果、輻輳
状態を認識できないATM論理パス上の正常なノードも
輻輳状態に陥ることとなり、他の正常なATM論理パス
へ影響を与えうるという問題点がある。
【0013】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、ATM網全体
として、輻輳時のレート制御をよりはやくかけることの
できるATM通信方法およびATM通信方式を実現する
ことを目的とする。
【0014】本発明の他の目的は、送信端から受信端ま
での、通信が保証されないパスが通るノードやリンク上
の不要なトラフィックを減らし、ネットワ−ク資源を共
有している他のATM論理パスへの影響を低減し、伝送
効率を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のATM通信方法
は、ATM網を構成する1以上のノードを介して送信端
末と受信端末の間を往復するATM論理パスを形成し、
往路方向に送られるフォワードリソースマネージメント
セルおよび復路方向に送られるバックワードリソースマ
ネージメントセルを用いて通知されるATM通信網およ
び受信端末の状態に応じて送信端末側で送信レートの制
御が行われるATM通信方法において、前記ATM網を
構成する各ノードでは、前記ATM論理パスの往路で輻
輳が検出されると、輻輳検出箇所に含まれるATM論理
パスのバックワードリソースマネージメントセルをAT
M論理パスの復路において優先して送出することを特徴
とする。
【0016】この場合、前記ATM網を構成する各ノー
ドでは、前記ATM論理パスの往路で輻輳が検出される
と、輻輳検出箇所に含まれるATM論理パスのフォワー
ドリソースマネージメントセルをATM論理パスの往路
において優先して送出することとしてもよい。
【0017】さらに、送信端末ではフォワードリソース
マネージメントセルおよびバックワードリソースマネー
ジメントセル中のCCR領域に送出時の送信レ―トを示
し、前記ATM網を構成する各ノードでは、ATM論理
パスの往路で輻輳が検出されると、フォワードリソース
マネージメントセル中のCCR領域により各ATM論理
パスの送信レートを確認し、輻輳検出箇所に含まれるA
TM論理パスのうち送信レートの高いATM論理パスの
バックワードリソースマネージメントセルをATM論理
パスの復路において優先して送出することとしてもよ
い。
【0018】また、送信端末ではフォワードリソースマ
ネージメントセルおよびバックワードリソースマネージ
メントセル中のCCR領域に送出時の送信レ―トを示
し、前記ATM網を構成する各ノードでは、ATM論理
パスの往路で輻輳が検出されると、フォワードリソース
マネージメントセル中のCCR領域により各ATM論理
パスの送信レートを確認し、輻輳検出箇所に含まれるA
TM論理パスのうち送信レートの高いATM論理パスの
フォワードリソースマネージメントセルおよびバックワ
ードリソースマネージメントセルをATM論理パスの往
路および復路において優先して送出することとしてもよ
い。
【0019】本発明のATM通信システムは、ATM網
を構成する1以上のノードを介して送信端末と受信端末
の間を往復するATM論理パスを形成し、往路方向に送
られるフォワードリソースマネージメントセルおよび復
路方向に送られるバックワードリソースマネージメント
セルを用いて通知されるATM通信網および受信端末の
状態に応じて送信端末側で送信レートの制御が行われる
ATM通信システムにおいて、前記ATM網を構成する
各ノードでは、前記ATM論理パスでの輻輳を検出する
と、輻輳検出箇所に含まれるATM論理パスのバックワ
ードリソースマネージメントセルをATM論理パスの復
路において優先して送出することを特徴とする。
【0020】また、ATM網を構成する1以上のノード
を介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理
パスを形成し、往路方向に送られるフォワードリソース
マネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワ
ードリソースマネージメントセルを用いて通知されるA
TM通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で
送信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
て、送信端末ではフォワードリソースマネージメントセ
ルのCCR領域に送出時の送信レ―トを書き込み、前記
ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理パス
での輻輳を検出すると、輻輳検出箇所に含まれるATM
論理パスの輻輳を同じ方向に流れるフォワードリソース
マネージメントセルのCCR領域に書き込まれた送信レ
ートの高いATM論理パスについてバックワードリソー
スマネージメントセルをATM論理パスの復路において
優先して送出することを特徴とする。
【0021】また、ATM網を構成する1以上のノード
を介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理
パスを形成し、往路方向に送られるフォワードリソース
マネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワ
ードリソースマネージメントセルを用いて通知されるA
TM通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で
送信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
て、前記ATM網を構成する各ノードは、フォワードリ
ソースマネージメントセルによる輻輳通知により往路上
での輻輳を検出し、輻輳が検出されたATM論理パスの
復路ではバックワードリソースマネージメントセルを優
先して送出することを特徴とする。
【0022】この場合、送信端末ではフォワードリソー
スマネージメントセルおよびバックワードリソースマネ
ージメントセル中のCCR領域に送出時の送信レ―トを
書き込み、前記ATM網を構成する各ノードは、往路の
フォワードリソースマネージメントセル中のCCR領域
に書き込まれた送信レートの高いATM論理パスのバッ
クワードリソースマネージメントセルを復路において優
先して送出することとしてもよい。
【0023】本発明の他の形態によるATM通信方法
は、ATM網を構成する1以上のノードを介して送信端
末と受信端末の間を往復するATM論理パスを形成し、
往路方向に送られるフォワードリソースマネージメント
セルおよび復路方向に送られるバックワードリソースマ
ネージメントセルを用いて通知されるATM通信網およ
び受信端末の状態に応じて送信端末側で送信レートの制
御が行われるATM通信方法において、前記ATM網を
構成する各ノードでは、前記ATM論理パスの往路で異
常が発生した旨の警報が検出すると、往路においては異
常なATM論理パスのフォワードリソースマネージメン
トセルを廃棄し、復路においては送信端末に隣接するノ
ードで、異常なATM論理パスの送信端末がデータ送出
を停止しているかを監視し、データ送出の停止を検出す
るまで、輻輳中、送信レートを増加を禁止する旨のバッ
クワードリソースマネージメントセルを挿入することを
特徴とする。
【0024】また、ATM網を構成する1以上のノード
を介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理
パスを形成し、往路方向に送られるフォワードリソース
マネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワ
ードリソースマネージメントセルを用いて通知されるA
TM通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で
送信レートの制御が行われるATM通信方法において、
前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
パスの往路で異常が発生した旨の警報が検出すると、往
路においては異常なATM論理パスのフォワードリソー
スマネージメントセルを廃棄し、復路においては送信端
末のデータ送出を即時停止させるために、異常なATM
論理パスにはER領域が0のバックワードリソースマネ
ージメントセルを挿入することを特徴とする。
【0025】また、ATM網を構成する1以上のノード
を介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理
パスを形成し、往路方向に送られるフォワードリソース
マネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワ
ードリソースマネージメントセルを用いて通知されるA
TM通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で
送信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
て、前記ATM網を構成する各ノードでは、物理レイヤ
での異常を示す警報を検出すると、往路においては異常
箇所に収容するATM論理パスのフォワードリソースマ
ネージメントセルを廃棄し、復路においては異常箇所に
収容されるATM論理パスを探索してER領域が0のバ
ックワードリソースマネージメントセルを挿入すること
を特徴とする。
【0026】本発明の他の形態によるATM通信システ
ムは。ATM網を構成する1以上のノードを介して送信
端末と受信端末の間を往復するATM論理パスを形成
し、往路方向に送られるフォワードリソースマネージメ
ントセルおよび復路方向に送られるバックワードリソー
スマネージメントセルを用いて通知されるATM通信網
および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信レート
の制御が行われるATM通信システムにおいて、前記A
TM網を構成する各ノードでは、往路におけるAISセ
ルの受信、または、復路におけるRDIセルを監視する
ことによりATM論理パスにおける異常および故障を検
出し、これらのセルが検出されたATM論理パスについ
て、往路においてはフォワードリソースマネージメント
セルを廃棄し、復路においては、輻輳中であり、送信レ
ートの増加を禁止する旨のバックワードリソースマネー
ジメントセルを送信端末のデータ送出を確認するまで挿
入することを特徴とする。
【0027】また、ATM網を構成する1以上のノード
を介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理
パスを形成し、往路方向に送られるフォワードリソース
マネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワ
ードリソースマネージメントセルを用いて通知されるA
TM通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で
送信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
て、前記ATM網を構成する各ノードでは、往路におけ
るAISセルの受信、または、復路におけるRDIセル
を監視することによりATM論理パスにおける異常およ
び故障を検出し、これらのセルが検出されたATM論理
パスについて、往路においてはフォワードリソースマネ
ージメントセルを廃棄し、復路においてはER領域が0
のバックワードリソースマネージメントセルを挿入する
ことを特徴とする。
【0028】本発明のさらに他の形態によるATM通信
方法は、ATM網を構成する1以上のノードを介して送
信端末と受信端末の間を往復するATM論理パスを形成
し、往路方向に送られるフォワードリソースマネージメ
ントセルおよび復路方向に送られるバックワードリソー
スマネージメントセルを用いて通知されるATM通信網
および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信レート
の制御が行われるATM通信方法において、前記ATM
網を構成する各ノードでは、網内の一重化部での異常ま
たは故障を検出するとそのことを警報セルにより網内に
通知し、異常または故障が検出されたATM論理パスに
ついては同一方向のユーザセルを廃棄することを特徴と
する。
【0029】本発明のさらに他の形態によるATM通信
システムは、ATM網を構成する1以上のノードを介し
て送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パスを
形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネー
ジメントセルおよび復路方向に送られるバックワードリ
ソースマネージメントセルを用いて通知されるATM通
信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信レ
ートの制御が行われるATM通信システムにおいて、前
記ATM網を構成する各ノードでは、一重化部での異常
または故障を示すAISセルまたはRDIセルを受信す
ると、異常なATM論理パスのAISセルと同一方向の
ユーザセル、あるいはRDIセルと逆方向のATM論理
パスを探索してユーザセルを廃棄することを特徴とす
る。
【0030】「作用」本発明のRMセルを使ったレート
制御を行っているATM網は、網輻輳時に輻輳状態にな
ったATMノードが、フォワードRMセルまたは/及
び、バックワードRMセルを輻輳状態を示したフォーマ
ットで送出して、パス上のエンド端末、他のATMノー
ドに対して輻輳を通知している。この状態のとき、各ノ
ードは輻輳の方向を判断し、往路方向に送られるフォワ
ードRMセル及び復路方向に送られるバックワードRM
セル、その他のセルを方向別に優先制御を行い、復路へ
バックワードRMセルが到着するまでの遅延を最低限に
押さえている。
【0031】またバックワードRMセルのうち、送信レ
ートの高いATM論理パスから優先的に送ることにより
送信および送信端末への輻輳通知を素速くかつ効果的に
行われる。
【0032】本発明のより具体的な構成としては、受信
したフォワードRMセル、バックワードRMセルからA
TM論理パスの往路の前方または後方のノードで輻輳が
発生していることを検出し、同時にフォワードRMセル
もしくはバックワードRMセルのCCR領域を比較する
RM処理・判断部と、RM処理・判断部からの信号によ
り、FRMセル、BRMセル、他のセルを輻輳方向と逆
方向とで別々の優先順位をつけ、また、ATM論理パス
の中でもレートの高いパス順で優先制御を行うスイッチ
制御部とRM処理・判断部からスイッチ制御部への信号
ルートを備えることが挙げられる。
【0033】また、本発明は、網で異常が発生して端末
間の通信が保証されない全てのATM論理パスについ
て、往路のフォワードRMを各ノードで廃棄して意味の
無いトラフィックを減らし、復路は各ノードで、端末に
送信停止要求のフォーマットをしたバックワードRMセ
ルを挿入して端末のデータ送出が止めることも他の特徴
とするものである。
【0034】この場合のより具体的な構成としては、警
報処理部の物理警報検出部、AISセル検出部、RDI
セル検出部のいずれかで警報を検出するとスイッチ設定
テーブルに設定されているATM論理パス全てについて
RM処理部で往路上はFRMセルを廃棄し、復路はBR
Mセルにソースのデータ送出停止指示をのせ、挿入する
ことが挙げられる。
【0035】また、本発明は、端末がER制御をサポー
トしない場合には、網で異常が発生して端末間の通信が
保証されない全てのATM論理パスについて、往路のフ
ォワードRMを各ノードで廃棄して意味の無いトラフィ
ックを減らし、復路は送信端末隣接ノードで、端末のデ
ータ送出を監視しながら、端末のデ−タ送出が停止され
るまで端末に輻輳、レート増禁止要求のフォーマットを
したバックワードRMセルを挿入して、デ−タ送出を止
めることも他の特徴とするものである。
【0036】この場合のより具体的な構成としては、警
報処理部の物理警報検出部、AISセル検出部、RDI
セル検出部のいずれかで警報を検出するとスイッチ設定
テーブルに設定されているATM論理パス全てについて
RM処理部で往路上はFRMセルを廃棄し、復路はBR
Mセルに輻輳中、レート増禁止をのせて、挿入すること
が挙げられる。
【0037】また、同時に、網で異常が発生した箇所が
一重化の部分であった場合には、含まれる全てのパスに
対して警報転送時に一重化部での異常であることも同時
に通知し、受信した各ノードは異常なパスの方向を判断
してユーザセルを廃棄し、パス上の他のノードでのトラ
フィックを下げることも他の特徴である。より具体的に
はAISセル、RDIセルのペイロ−ド中の機能別情報
フィールドに一重化故障識別子を設け、警報セル挿入箇
所では、一重化部の物理レイヤ警報検出部で異常検出し
た場合は一重化故障識別子が―重化を表すフォーマット
の警報セルの挿入を行う。以降のノードではAISセル
及びRDIセルを受信し、異常パス判断部で―重化部で
の故障であると判断した場合には異常なATM論理パス
の往路のユーザセルを廃棄することが挙げられる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0039】図1は本発明によるネットワークの一実施
例の構成を示す図である。
【0040】本実施例は、端末101と端末102間で
の通信をこれらの間に設けられたノード103〜105
を介して行なうものであり、端末101のATMSAP
1111から端末102のATMSAP1112方向への
通信と、端末102のATMSAP1112から端末1
01のATMSAP1111方向への通信を行うための
ネットワークの例を示すものである。
【0041】端末101と端末102間のATM論理パ
スがノード103、ノード104、ノード105を介し
て設定されている。ATM論理パスは端末101から端
末102方向のものと、端末102から端末101方向
の両方向に設定される。
【0042】端末101から端末102への通信と、端
末102から端末101への通信は同じノードを通って
いるが、これらの各帯域は等しい必要は無い。
【0043】端末101、端末102の最も基本的な機
能は、実際の上位レイヤ等のデータがソフト的に送出、
受信されるATMSAP1111,1112と、ネットワ
ークへATMセル送出を行うセル送出部1121,11
2、ネットワークからATMセル受信を行うセル受信
部1131,1132、送出制御部1141,1142であ
る。この他に警報を検出および送出する警報処理部11
1,1152が設けられ、さらにRMセルの処理を行な
うためのフォワードRMセル送出部1161,1162
バックワードRMセル処理部1171,1172、フォワ
ードRMセル検出部1181,1182およびバックワー
ドRMセル送出部1191,1192が設けられている。
【0044】バックワードRM処理部1171,1172
およびバックワードRMセル送出部1191,119
2は、ABRサービスとしてのレート制御関連の必須機
能部としてはバックワードRMセル(以下BRMセル)
の検出や通知内容を判断する。ここで、送信端末へのネ
ットワークの輻輳の有無の通知、許容レート通知は、送
出するBRMのペイロード(図4中の409に示し、後
述する)上に示すことで実現される。
【0045】ユ−ザセルやフォワードRMセル(以下F
RMセル)によるネットワークの輻輳通知がなくてもB
RMセルは周期的に送出され、輻輳が無いことを対向す
る送信端末に示す。送信端末側ではバックワードRMセ
ル処理部1171,1172から戻ってくるBRMセルの
タイマ監視を行っており、これによっても間接的に網の
輻輳監視がなされている。
【0046】フォワードRMセル送出部1161,11
2から輻輳無しを示すFRMセルが送出されると、受
信側のフォワードRMセル検出部1181,1182は受
信したFRMセルにより輻輳なしの状態であることを認
識することができ、輻輳なしの状態であることおよびこ
れに応じた許容レートを示すBRMセルがバックワード
RMセル送出部119から送出される。
【0047】―般的なABR端末の受信側の動作とし
て、ユーザセルのEFCIやFRMセルによるネットワ
ークの輻輳通知を受けている間は、送信端末に向かって
送出するBRMセルのCIビット(図4中の419に示
し、後述する)またはER値(図4中の412に示し、
後述する)に反映させ、送信端末にレート減が通知され
続ける。ネットワーク側、つまりノード103、ノード
104、ノード105では、常時、端末にレート制御を
させるためにFRMセルやBRMセルに最新の輻輳状態
をのせて再送出または新規挿入する。
【0048】なお、フォワードRMセル送出部11
1,1162とフォワードRMセル検出部1181,1
182を持たない場合でも本発明は適用できる。
【0049】以降の説明は、端末101のATMSAP
1111から端末102のATMSAP1112方向への
通信に着目して行い、端末101から端末102方向を
往路、端末102から端末101方向を復路と定義する
(端末101から端末102方向は、端末102のAT
MSAP1112から端末101のATMSAP1111
方向への通信に着目し、端末102から端末101方向
を往路とした場合の復路となるが、説明を混乱させない
ために片方向にのみ着目する)。
【0050】ノード103、ノード104、ノード10
5は往路方向のスイッチ部1131〜1133、復路方向
のスイッチ部1321〜1323と送出の制御を行うス
イッチ制御部1331〜1333、スイッチ輻輳検出部1
341〜1343、RM処理・判断部1351〜1353
警報処理部1361〜1363がそれぞれ設けられてい
る。
【0051】往路のパスの通るスイッチ部1311〜1
313については、常時、スイッチ輻輳検出部1341
1343において往路の輻輳を監視している。物理的に
はスイッチ部1311〜1313とスイッチ部1321
1323は同様に構成されたスイッチである。このた
め、スイッチ輻輳検出部1341〜1343はスイッチ部
1311〜1313とスイッチ部1321〜1323の両方
を監視するようにも構成することができるが本実施例に
おいてはスイッチ部1311〜1313の輻輳のみを監視
する論理的な機能ブロックとされている。
【0052】RM処理・判断部1351〜1353ではス
イッチ輻輳検出部1341〜1343で輻輳が検出された
場合に、送信端末101への輻輳通知にBRMセルを挿
入し、また、スイッチ部1321〜1323に入力される
のBRMセルのペイロード409の値を変更する処理を
行う。
【0053】また、RM処理部・判断部1351〜13
3では本発明の特徴である、受信したFRMセルやB
RMセルによる輻輳通知の検出を行い、スイッチ制御部
133 1〜1333ではFRMセル、BRMセルの優先制
御を往路と復路それぞれに異なる優先順位で行う。
【0054】一般的なABRネットワーク上の動作を図
1、図2および図4を参照して説明する。
【0055】まず、FRMセル、BRMセルのフォーマ
ットについて図4を参照して説明する。
【0056】ATMセル401は5バイトのATMヘッ
ダ402と48バイトのペイロード403からなる。4
04はUNIでのヘッダフォーマット、405はNNI
でのヘッダフォーマットである。
【0057】ATM論理パスがVPパスの場合にはVC
I値407が6hとされ、PT値408が6h、プロト
コルID値410が1hとされる。VCパスの場合には
PT値408が6h、ABRサービス用のRMセルであ
るプロトコルID値410が1hとされる。
【0058】メッセージタイプ領域411の先頭の1ビ
ットであるDIRビット418は0のときにFRMセル
を示し、1のときにBRMセルを示す。BN419はそ
のRMセルが送出点で挿入されたことを示し、1で網内
で挿入されたことを示す。CI420は0で輻輳が無い
ことを示し、1で輻輳であることを表す。NI421は
1で送信レート増禁止を意味する。
【0059】端末1101のフォワードRMセル送出部
116からはフィールド417の領域が、DIR(41
8)=0、BN(419)=0、CI(420)=0、
NI(421)=0のFRMのフォーマットが作られ
る。このとき、ERビット412は端末101が往路で
出したいレートを、CCRビット413はそのときどき
に端末101が送出しているレートを、MCRビット4
14は往路上で保障される最小レートを示す。
【0060】送出制御部1141ではユーザデータとF
RMセルの送出レートの制御も行っていて、端末101
から送出されるユーザデータとFRMセルのレート比は
―定である。
【0061】次に、網や端末102で輻輳が無いときの
本実施例の動作を説明する。
【0062】ノード103,ノード104,ノード10
5それぞれのスイッチ輻輳検出部1341〜1343のい
ずれも、各ノードそれぞれのスイッチ部1311〜13
3の輻輳無しを検出しているとき、セル送出部1121
から送出されたFRMは、ノード103のスイッチ部1
311、ノード104のスイッチ部1312、ノード部1
05のスイッチ部1313を通り、端末102のセル受B
R>信部1132に到達する。
【0063】端末102のフォワードRMセル検出部1
182で上記のFRMが検出されると、バックワードR
Mセル送出部1192ではDIRビットを1にすること
でBRMのフォーマットを作成し、端末102のセル送
出部1122から端末101方向への復路へ送出する。
端末101にFRMセル送出機能が無かったり、往路の
輻輳等によりFRMセルが端末102まで到着しない、
あるいは到着FRMセル数が少ない状態のときには、端
末102のバックワードRMセル送出部119 2でBR
Mセルを挿入する。
【0064】端末102でBRMセルを挿入する場合、
BRMのフォーマットは、フィールド417の領域がD
IR(418)=1、BN(419)=1、CI(42
0)=0、NI(421)=0、ER(412)は端末
102のセル受信部1132やATMSAP1112の状
態により、端末102が往路で受信できる最大レートを
示し、MCR(414)は端末101から端末102の
往路で網が保障する最小レートを示す。CCRビット4
13は、セル受信部1132もしくはATMSAP11
2で受信レートを測定する機能を持って受信レートを
示すか、CCRビット413が意味をなさないことを示
し、例えば、全て“1”を示す。
【0065】上記のBRMがノード105のスイッチ部
1323、ノード104のスイッチ部1322、ノード1
03のスイッチ部1321を通過する時点で、それぞれ
のノードのスイッチ輻輳検出部1341〜1343がスイ
ッチ部1311〜1313の輻輳無しを検出していれば、
端末102のセル送出部1122から送出されたままの
フォーマットで、端末101のセル受信部1131まで
到達する。端末101ではバックワードRMセル処理部
1171でこのBRMの内容を解析し、端末102や網
内で輻輳が無かったことを検知する。
【0066】具体的にはBNビット419やCIビット
420が0のままであることを確認する。戻って来たB
RMセルが輻輳無しを示している間は、端末101の送
出制御部1141では規定のアルゴリズムにより、送信
レートを上げていく。
【0067】次に、往路が輻輳したときの本実施例の動
作について、例として、ノード104のスイッチ部13
2が輻輳した場合について説明する。
【0068】端末102のセル送出部1122から送出
されたBRMが、ノード104のスイッチ部1322
力側に到達した時点で、ノード104のスイッチ輻輳検
出部1342で輻輳が検出されると、BRMセルはRM
処理・判断部1352で、CI(420)=1、NI
(421)=1に変更されて送出される。
【0069】ノード部104がERモードをサポートす
る場合には、さらにERビット412の領域をスイッチ
部1312で受信できる能力から算出した許容レートに
値を減じて送出する。ノード103を通って端末101
のセル受信部1131に戻ったBRMセルが、端末10
1のバックワードRMセル処理部1171でCI(42
0)=1、NI(421)=1が検出され、端末101
は網が輻輳状態であることを検知する。
【0070】ネットワークがERモードで無いときに輻
輳が検出されると、端末101の送出制御部1141
FRM送出のタイミングで決められている率で、例えば
半分にレートを落とす。
【0071】次に、端末101で受信したBRMがまだ
輻輳を示す場合には端末101の送出制御部1141
再びレートを落とす。ネットワークがERモードの場合
には、端末101のバックワードRMセル処理部117
1はERビット412に示されている許容レートを読み
とり、送出制御部1141ではそのレートまで送出レー
トを下げる。ERモードで制御を行うか、EFCIモー
ドだけで制御を行うかは契約時の規定、またはシグナリ
ングによるネゴシエーションなどでATM論理パスが設
定される前に決められる。
【0072】次に、本発明のABRネットワーク上の詳
細な動作について説明する。
【0073】まず、ネットワーク輻輳だけが発生した場
合の動作を図1、図2、図4および図7を参照して説明
する。
【0074】端末1101から、時刻t−f1(図7参
照)に、フィールド417の領域が、DIR(418)
=0、BN(419)=0、CI(420)=0、N1
(421)=0、ERビット412には端末1101が
往路で出したいレートER#1を、CCRビット413
には時刻t−f1で端末101が送出しているレートC
CR#1を、MCRビット414には往路上で保障され
る最小レートMCR#1を示したFRM#1が送出され
る。
【0075】端末101からのFRMセルはユーザデー
タに対して一定の比で送出され、次のFRM送出時刻t
−f2までにユーザデータ#1−1〜#1−32が送出
される。ユーザデータ#1−1〜#1−32のレートは
等しく、つまり時間的に等間隔で送出される。
【0076】時刻t−f2より前に、端末101のバッ
クワードRMセル送出処理部117 1で検出する全ての
BRMセル、すなわちBRM#1以前のBRMセルは、
BNビット419、CIビット420は0を示し、ER
ビット412も時刻t−f1で送出したFRM#1のE
Rビット412と同じ値を示していたとする。端末10
1のバックワードRMセル処理部1171では、往路で
輻輳は無いと判断し、送出制御部1141に通知する。
すると、端末101の送出制御部1141は、次のFR
M#2送出時刻のt−f2からレートを上げ、CCR#
2をFRM#2のCCRビット413にのせ、ユーザデ
ータ#2−1〜#2−32を送出する。例えば、ノード
104でFRM#1受信後の時刻Tconに往路の輻輳
が検出されると、ノード104では自分で輻輳を通知す
るBRM#i−1を挿入する。また、輻輳が解除される
までに往路を通過するFRM#2、FRM#3、FRM
#4を使って、ノード105、端末102に対して輻輳
を通知する。FRM#2、FRM#3、FRM#4のそ
れぞれにより輻輳を知ったノード105は往路ではFR
Mを優先的に通し、復路ではBRMを優先させる。ノー
ド101はBRMにより輻輳を知るとノード105と同
様に往路ではFRMを優先的に通し、復路ではBRMを
優先させる。
【0077】このとき、RM処理・判断部1351〜1
353、スイッチ制御部1331〜1333では、輻輳し
たノ−ドを通っているATM論理パスの中でもレート減
による輻輳制御効果の大きな、送出レートの高いATM
論理パスに対して優先的に、つまりCCRビット413
に書かれているレートが大きなRMセルから送出する。
【0078】このときのノード103、ノード104、
ノード105での動作の詳細をノード104を例とし、
ノード104の構成を示す図2を参照して説明する。
【0079】スイッチ制御部1332は、スイッチング
テーブル206およびフォワードバックワード対応テー
ブル207からなるスイッチ設定テーブル205と優先
制御部208から構成されている。
【0080】RM処理・判断部1352は、FRMセル
検出部209、FRM挿入/送出処理部210、FRM
輻輳通知検出部212およびBRM輻輳通知検出部21
3からなるRMセル輻輳通知検出部211、FRM輻輳
通知部214、FRMセル廃棄処理部215、BRMセ
ル検出部216、BRM輻輳通知部217、BRM挿入
/送出処理部218およびソースへの送出停止通知部2
19から構成されている。
【0081】警報処理部1362は、物理レイヤ警報検
出部220、AISセル検出部221、AISセル送出
部222、バス一重化区間検出部224およびアラーム
パス・位置判断部225からなる異常パス判断部223
およびRDIセル検出部226から構成されている。
【0082】スイッチ輻輳検出部1342ではスイッチ
の輻輳を検出し、RM処理・判断部1352とスイッチ
制御部1332に通知する。
【0083】より具体的には、スイッチ輻輳検出部13
2で検出されたスイッチの輻輳は、FRM輻輳通知部
214とBRM輻輳通知部217、優先制御部208へ
通知される。FRM輻輳通知部214では自装置のスイ
ッチ輻輳検出部1342が検出した輻輳状態に応じた、
出力202として送出するFRMセルのBNビット41
9、CIビット420、ERビット412それぞれの値
を準備しており、FRMセル検出部209が、VPパス
についてはVCIビット407とPTビット408を監
視し、VCパスについてはPTビット408と、また、
プロトコルIDビット410が1h、DIRビット41
8が0のセルを監視することで、前方からのFRMセル
を検出すると、FRM挿入/送出処理部210で最終的
にFRMセルのペイロード409を整えてスイッチ部1
312へ送出する。
【0084】復路でも同様に、BRM輻輳通知部217
では自装置のスイッチ輻輳検出部134の輻輳状態によ
って入力203から送出するBRMのBNビット41
9、CIビット420、ERビット412の値を準備し
ており、BRMセル検出部216がVPパスについては
VCIビット407とPTビット408を監視し、VC
パスについてはPTビット408と、プロトコルIDビ
ット410が1h、DIRビット418が1のセルを監
視することで前方からのBRMセルを検出すると、BR
M挿入/送出処理部218で最終的にFRMのペイロー
ド409を整えてスイッチ部131へ送出する。
【0085】また、端末101へ可能な限り制御を早く
かけるために、BRM輻輳通知部217で保持している
BNビット419、CIビット420、ERビット41
2の値を持ち、BNビットの値が1のBRMセルを許容
範囲内のレートで挿入する。同時にスイッチ輻輳検出部
1342から通知を受けた優先制御部208はスイッチ
設定テーブル205を参照し、スイッチ部1312を通
っているATM論理パスをスイッチングテーブル206
から検知し、復路でのヘッダ設定をスイッチングテーブ
ル206、フォワードバックワード対応テーブル207
から検知し、復路では輻輳通知を行なうATM論理パス
のBRMセルを優先させてスイッチ部1322を通す。
【0086】このとき、輻輳したノードを通っているA
TM論理パスの中でもレート減による輻輳制御効果の大
きい、送出レートの高いATM論理パスに対して優先的
に制御をかけるために、FRMセル検出部209でFR
MのCCRビット413を確認してCCRビット413
に示される送信レートが大きなATM論理パスから順に
往路ではFRMセルが優先送出され、復路ではBRMセ
ルが優先送出される様に優先制御部208で制御をかけ
る。
【0087】次に、往路の前方で輻輳を検出された場合
のノードの動作についてノード105を例として説明す
る。なお、ノード105の構成もノード104と同じで
あるために説明は省略する。
【0088】ノード105では、FRMセル検出部20
9で検出したFRMをFRM輻輳通知検出部212でC
Iビット420、NIビット421ビットが1であるこ
とを監視し、往路の自装置よりも前方で輻輳が発生して
いると判断する。このときM同時にVPI406、VC
I407からスイッチ1313を通るATM論理パスの
うち、どのパスが輻輳しているノードを通っているかを
判断する。
【0089】RMセル輻輳通知検出部211から往路の
輻輳通知を受けると、自装置での輻輳時と同様に優先制
御部208はスイッチ設定テーブル205を参照しに行
き、スイッチ部1313を通っているATM論理パスを
のうち、輻輳が通知されたパスについて復路でのヘッダ
設定をスイッチングテーブル206、フォワードバック
ワード対応テーブル207から検知し、復路では輻輳通
知したいATM論理パスのBRMセルを優先させてスイ
ッチ部1323を通す。反対に端末1022で折り返され
てBRMとして戻ってくるFRMをスイッチ部1313
では優先的に通して、間接的に復路で早くBRMセルを
戻せるように優先制御を行う。このときも自装置で輻輳
した場合と同様、FRMセル検出部209でFRMセル
のCCRビット413を確認して輻輳しているATM論
理パスのうちでもCCRビット413に示されるレート
が大きいATM論理パスから順に、往路ではFRMセル
が優先送出され、復路ではBRMセルが優先送出される
様に優先制御部208で制御をかける。
【0090】次に、往路の後方での輻輳を検出した場合
の動作についてノード103を例として説明する。な
お、ノード103の構成もノード104と同じであるた
めに説明は省略する。
【0091】ノード103では、FRMセル検出部20
9で検出したFRMセルをFRM輻輳通知検出部212
でCIビット420、NIビット421が0であること
を検出し、かつ、BRMセル検出部216で検出したB
RMセルをBRM輻輳通知検出部213でCIビット4
20、NIビット421が1であることを検出したとき
にRMセル輻輳通知検出部211では往路の自装置より
も後方で輻輳が発生していると判断する。このとき、同
時にVPI406、VCI407から、スイッチ131
1を通るATM論理パスのうち、どのパスが輻輳してい
るノードを通っているかを判断する。
【0092】BRM輻輳通知検出部213から往路の輻
輳通知を受けると前方での輻輳を確認したときと同様
に、優先制御部208はスイッチ設定テーブル205を
参照しに行き、スイッチ部1311を通っているATM
論理パスのうち、輻輳が通知されたパスについてスイッ
チングテーブル206から検知し、復路でのヘッダ設定
をスイッチングテーブル206、フォワードバックワー
ド対応テーブル207から検知し、復路ではBRMセル
によって輻輳通知したいATM論理パスのBRMセルを
優先させてスイッチ部1321を通す。
【0093】反対に、スイッチ部1311では端末10
2で折り返されてBRMセルとして戻ってくるFRMセ
ルを優先的に通すことにより、間接的に復路のいずれか
のノード部内のBRM輻輳通知部217、BRM挿入/
送出処理部218で早く使用できるように優先制御を行
う。同様に、FRMセル検出部209でFRMセルのC
CRビット413を確認し、CCRビット413に示さ
れる送信レートが大きなATM論理パスから順に、往路
ではFRMセルが送出され、復路ではBRMセルが優先
送出される様に優先制御部208で制御をかける。
【0094】次に、本実施例のATM論理パスに異常が
発生した場合の処理を示す。図2、図3、図4を参照し
て説明する。
【0095】まず、ネットワークの構成、ネットワーク
上の動作を図3を参照して説明する。図3中に示される
端末およびノードのそれぞれは、図1に示した端末10
1,102およびノード103〜104と同様の構成で
あり、以下の説明においては端末およびノードの構成要
素については添字を省略して説明する。
【0096】端末305と端末306間にATMレベル
のATM論理パスであるパス1a,1bを張る。端末3
05から端末306方向のパス1aは、ノード301
1、ノード3013、ノード3014、ノード3015
を介して張られ、図3に示すようにリンク3001a、
リンク3003a、リンク3005a、リンク3006
a、リンク3008aによって各ノード間が接続されて
いる。
【0097】端末306から端末305方向のパス1b
は、ノード3015、ノード3014、ノード301
3、ノード3011を介して張られ、図3に示すように
リンク3008b、リンク3006b、リンク3005
b、リンク3003b、リンク3001bによって各ノ
ード間が接続されている。
【0098】端末307と端末308間にはATMレベ
ルのATM論理パス、2a,2bが張られる。端末30
7から端末308方向のパス2aは、ノード3012、
ノード3013、ノード3014、ノード3016を介
して張られ、図3に示すようにリンク3002a、リン
ク3004a、リンク3005a、リンク3007a、
リンク3009aによって各ノード間が接続されてい
て、ノード3013、ノード3014、リンク3005
aがパス1aと共有とされている。
【0099】端末308から端末307方向のパス2b
は、ノード3016、ノード3014、ノード301
3、ノード3012を介して張られ、図3に示すように
リンク3009b、リンク3007b、リンク3005
b、リンク3004b、リンク3002bによって各ノ
ード間が接続されていて、ノード3013、ノード30
14、リンク3005bがパス1bと共有とされてい
る。
【0100】端末305から端末306へパス1aを通
じてFRMセルの送出がなされ、端末306で折り返さ
れてパス1bを通じてBRMセルが戻される。端末30
7から端末308についても同様にパス2aを通じて周
期的にFRMセルの送出が行なわれ、端末308で折り
返されてパス1bを通じてBRMセルが戻される。
【0101】例えば、リンク3006aで故障が発生し
たとすると、リンク3001a、リンク3003a、リ
ンク3005aを通って来るパス3001aのFRMセ
ルはリンク3006aの故障により、端末306までの
到達が保証されない。
【0102】ノード3015では故障を検出すると、収
容する全てのATM論理パスについてAISセルを送出
するので、パス1aについてもAISセルが送出され
る。端末3013ではAISセル受信により、警報処理
部115でパス1b上にRDIセルが送出され、パス1
bを通って端末305まで送信される。
【0103】ノード3011、ノード3013、ノ一ド
3014ではRDIセル受信により、パス1aの異常を
知り、パス1aのFRMセルを検出して廃棄する。これ
により最終的に到達しない無駄なセルを廃棄して、パス
2aと共有するリンク3005aの帯域をパス2aや新
たなATM論理パスへ割り当て可能とする。
【0104】また、端末3011がERモードをサポー
トする場合には、パス1bに対してERビット412の
値が0、DIRビット418、BNビット419、CI
ビット420、NIビット421が全て1のBRMセル
を挿入し、端末305のデータ送出を即時に止める。
【0105】このときの各ノードの詳細動作を図2を参
照して説明する。
【0106】ノード3015では、入力201からの入
力を常時、物理レイヤ警報検出部220でチェックして
おり、リンク3006a異常時には物理レイヤ警報検出
部220で警報が検出される。異常パス判断部223で
は物理レイヤ警報検出部220での異常検出中は自装置
で物理レイヤの故障検出した内容を保持し、リンク30
06a中に含まれるATM論理パスをスイッチ設定テー
ブル205から判断する。リンク3006a中に含まれ
るATM論理パスについて物理レイヤ警報検出部220
での故障検出内容に基づいて、VPIビット406、V
CIビット407、PTビット408、GFCビット4
04を設定してAISセルのフォーマットを作り、AI
Sセル送出部222から送出する。ソースへの送出停止
通知部219ではリンク3006a中に含まれるATM
論理パスについて、ERビット412の値が0、DIR
ビット418、BNビット419、CIビット420、
NIビット421が全て1のBRMセルをつくり、BR
M挿入/送出処理部218で挿入する。優先制御部20
8ではスイッチ部132を通過するリンク3006a中
に含まれるATM論理パスのBRMセルを優先的に送出
し、これにより遅延時間の短縮が図られる。
【0107】ノード3011、ノード3013、ノード
3014それぞれの異常パス判断部223では、物理レ
イヤ警報検出部220での警報未検出と、AISセル検
出部221でのAISセル未受信と、出力204からの
入力を常時監視しているRDIセル検出部226で検出
したRDIセルのVPIビット406、VCIビット4
07、PTビット408とから、異常なパスと異常位置
がパス上の前方なのか後方なのかを知る。
【0108】ソースへの送出停止通知部219ではER
ビット412の値が0、DIRビット418、BNビッ
ト419、CIビット420、NIビット421が全て
1のBRMセルをつくり、BRM挿入/送出処理部21
8で挿入する。優先制御部208ではスイッチ部132
を通過するリンク3006a中に含まれるATM論理パ
スのBRMセルを優先的に送出し、これにより遅延時間
の短縮が図られる。
【0109】また、FRMセル検出部209でRDIセ
ル受信中のパス、VPパスの場合は同じVPI値406
を持つパス、VCパスの場合は同じVCI値407を持
つパスのFRMを検出すると、FRMセル廃棄処理部2
15で廃棄処理を行う。
【0110】あるいは、端末305がERモードをサポ
ートしないとわかっている場合については、ノード30
11がRDIセル受信でパス3001aの異常を認識す
ると、ノード3011のユーザセル廃棄処理部227で
ユーザセル到着を監視し、ユーザセルが到着している間
は、DIRビット418、BNビット419、CIビッ
ト420、NIビット421が全て1のBRMセルをつ
くり、BRM挿入/送出処理部218で挿入する。優先
制御部208ではスイッチ部132を通過するリンク3
006a中に含まれるATM論理パスのBRMセルを優
先的に送出し、これにより遅延時間の短縮が図られる。
【0111】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例では、故障位置が一重化部の場合にはFR
Mセルだけで無く、ユーザセルも廃棄し、パス2aに共
有するリンク3005aの帯域を割り当て可能にする。
具体的には、比較例として図6に示す従来から用いられ
ている警報セルフォーマットに対して、図5に示すよう
に警報セルの一重化故障領域436を設ける。
【0112】ノード3015では、入力201からの入
力を常時、物理レイヤ警報検出部220でチェックして
おり、リンク3006aが異常のときには、物理レイヤ
警報検出部220で警報検出される。異常パス判断部2
23では、異常検出中は自装置で物理レイヤの故障検出
したことを保持し、リンク3006a中に含まれるAT
M論理パスをスイッチ設定テーブル205で判断する。
リンク3006a中に含まれるATM論理パスについ
て、VPIビット406、VCIビット407、PTビ
ット408、GFCビット404を設定してAISセル
送出部222からAISセルを送出する。このとき、切
り替えによる救済が不可能であることを示すように一重
化部故障領域436を例えば1に設定する。
【0113】ソースへの送出停止通知部219ではリン
ク3006a中に含まれるATM論理パスについて、E
Rビット412の値が0、DIRビット418、BNビ
ット419、CIビット420、NIビット421が全
て1のBRMセルをつくり、BRM挿入/送出処理部2
18で挿入する。優先制御部208ではスイッチ部13
2を通過するリンク3006a中に含まれるATM論理
パス中の上記BRMセルを優先的に送出する。
【0114】ノード3011、ノード3013、ノード
3014それぞれの異常パス判断部223では、出力2
04からの入力を常時監視しているRDIセル検出部2
26でRDIビットを検出し、VPIビット、VCIビ
ット407、PTビット408とから異常なATM論理
パスと異常位置が前方なのか後方なのかを知る。このと
き、パス一重化区間検出部224では一重化部故障領域
436を監視し、1であれば一重化の部分での異常であ
ると判断する。FRMセル検出部209でRDIセル受
信中のパス、VPパスの場合は同じVPI値406を持
つパス、VCパスの場合は同じVCI値407を持つパ
スのFRMを検出するとFRMセル廃棄処理部215で
廃棄処理を行うと同時に、ユーザセル廃棄処理部227
では異常なATM論理パスのユーザセルも廃棄する。
【0115】ソースへの送出停止通知部219ではER
ビット412の値が0、DIRビット418、BNビッ
ト419、CIビット420、NIビット421が全て
1のBRMセルをつくり、BRM挿入/送出処理部21
8で挿入し、優先制御部208ではスイッチ部2132
を通過するリンク3006a中に含まれるATM論理パ
スのBRMセルを優先的に送出し、これにより遅延時間
の短縮が図られる。
【0116】端末1305ではこのBRM受信によりデ
ータ送出を停止する。あるいは、端末1305がERモ
ードをサポートしない場合には、ノード11309がR
DIセル受信でパス1aの異常を認識すると、ノード1
1309のユーザセル廃棄処理部227でユーザセル到
着を監視し、ユーザセルが到着している間は、DIR4
18、BN419、CI420、NI421が全て1の
BRMセルをつくり、BRM挿入/送出処理部218で
挿入する。
【0117】優先制御部208ではスイッチ部2132
を通過するリンク3006a中に含まれるATM論理パ
スのBRMセルを優先的に送出し、これにより遅延時間
の短縮が図られる。
【0118】上記のように構成される本実施例において
は、ネットワ−クの輻輳を各ノードのスイッチ輻輳検出
部における輻輳検出をRMセルにのせることで他ノード
への通知を行っている。自装置のスイッチ輻輳検出部で
輻輳を検出した場合、スイッチ設定テ−ブルを参照して
輻輳箇所に含まれるATM論理パスとその逆方向のAT
M論理パスを検出している。また、FRM輻輳通知検出
部もしくはBRM輻輳通知検出部でATM論理パス上の
輻輳を検出した場合にも、各ノードではFRMもしくは
BRMのVPI、VCIから輻輳ノードに含まれるパス
を知り、スイッチ設定テーブルを参照して輻輳方向のA
TM論理パスとその逆方向のATM論理パスを検出して
いる。
【0119】これにより、輻輳制御を行うATM論理パ
スの往路、復路の設定を知ることができる。
【0120】この輻輳ATM論理パスの往路、復路を知
った上で、優先制御部で往路、復路別々に優先制御をか
け、往路ではFRMセルを、復路ではBRMセルを優先
して処理している。
【0121】これにより、パス全体としては通常よりも
速く送信端末への輻輳通知とレート減制御が行える。
【0122】同時に輻輳ATM論理パスの往路、復路を
知った上で、FRM輻輳通知検出部で輻輳中のATM論
理パスのCCR値を見て、CCR値の大きいATM論理
パスを優先させてBRMセルを送出している。
【0123】これにより、輻輳箇所での影響が大きい、
送出レートの大きいパスから順に速く輻輳通知とレート
減制御が行える。
【0124】各ノードでは物理レイヤの警報検出時に
は、スイッチ設定テーブルを参照して知った異常箇所に
収容されているATM論理パス上で、ATM論理パスレ
ベルの警報検出時、つまり警報セル受信時には、そのA
TM論理パスの異常方向上でFRMセルを廃棄してい
る。
【0125】これにより、ATM論理パス上の問題が無
いリンクやノードを共有する他のATM論理パスを保証
できるようになる。
【0126】各ノードでは物理レイヤの警報検出時に
は、スイッチ設定テーブルを参照して異常箇所に収容さ
れているATM論理パスの往路と復路のパスを知り、復
路上に、ATM論理パスレベルの警報検出時、つまり警
報セル受信時にはRDIセルと同じ方向のパス上に、E
R領域を0に設定したBRMセルを挿入して、端末のデ
ータ送信を停止させている。これにより、ATM論理パ
ス上の問題が無いリンクやノードを共有する他のATM
論理パスに帯域を明け渡すことができるようになる。
【0127】送信端末がERモードを保証しない場合に
は、送信端末の隣接ノードで、物理レイヤの警報検出時
には、スイッチ設定テーブルを参照して異常箇所に収容
されているATM論理パスの往路と復路のパスを知り、
往路のデータ送信を監視して、端末送出が停止されるま
で復路上に輻輳中、レート増禁止を示したBRMセルを
挿入し続ける。また、送信端末の隣接ノードで、ATM
論理パスレベルの警報検出時、つまり警報セル受信時に
はRDIセルと逆方向で端末のデータ送信を監視して、
端末送出が停止されるまでRDIセルと同じ方向のパス
上に、輻輳中、レート増禁止を示したBRMセルを挿入
し続けて端末のデータ送信を停止させている。これによ
り、ATM論理パス上の問題が無いリンクやノードを共
有する他のATM論理パスに帯域を明け渡すことができ
るようになる。
【0128】警報については、警報セルに一重化故障領
域を設け、警報検出してAISセルを送出する箇所が一
重化部での異常と判断したときには一重化故障領域をセ
ットして送出している。また、一重化故障領域がセット
された警報セルを検出した各ノードでは、異常パスにつ
いてAISセルと同じ方向ではユーザセルの廃棄も行
う。これにより、ATM論理パス上の問題が無いリンク
やノードを共有する他のATM論理パスや新たなATM
論理パスへ帯域割り当てができるようになる。
【0129】
【発明の効果】本発明は上述したように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0130】第1には、輻輳と同じ方向では輻輳の起き
ているノードに収容される全てのATM論理パスのFR
Mセル送出を最優先にし、逆方向ではBRMセルを最優
先にしてBRMセルの遅延を小さくするため、ネットワ
ーク輻輳時に送信端末へのBRMセルが可能な限り早く
到着する。これにより、送信端末への制御がかかるまで
の遅延を小さくし、制御の遅延中に輻輳状態が一層ひど
くなることを防ぐことができる効果がある。
【0131】第2には、FRMセルまたはBRMセルの
CCR領域から各ATM論理パスのレートを知り、レー
トの高いATM論理パスのBRMセルを優先的に送出す
るため、ネットワーク輻輳時にレートの高いATM論理
パスから優先的にBRMセルによる制御がかけられる。
これにより、輻輳時に効果の高いパスからレート制御を
かけることができる効果がある。
【0132】第3には、警報検出時にはATM論理パス
上の各ノードでFRMセルを廃棄するため、ATM論理
パスの異常時にはATM論理パス全体でFRMセルが廃
棄される。これにより、ATM論理パス上の問題が無い
リンクやノードを共有する他のATM論理パスを保証す
ることができる効果がある。
【0133】第4には、各ノードでは警報検出時にはE
R領域を0に設定したBRMセルを挿入して、端末のデ
ータ送信を停止させるため、ATM論理パスの異常時に
は送信端末のデータ送出が停止となる。これにより、A
TM論理パス上の問題が無いリンクやノードを共有する
他のATM論理パスを保証することができる効果があ
る。
【0134】第5には、送信端末がERモードを保証し
ない場合、隣接ノードではATM論理パスの警報検出時
に送信端末からのデータ受信を監視し、データ受信があ
る間はCIビット、NIビットを1に設定したBRMセ
ルを挿入して、端末のデ一タ送信を停止させるため、A
TM論理パスの異常時には送信端末がERモードを保証
しなくても、送信端末のデータ送出が停止する。これに
より、ATM論理パス上の問題が無いリンクやノードを
共有する他のATM論理パスを保証することができる効
果がある。
【0135】第6には、AISセル、RDIセルに一重
化部での故障であることを通知する領域を設け、各ノー
ドで一重化部での故障と判断されるATM論理パスにつ
いてはユーザセルを廃棄するため、切り替えによる保証
が行えない一重化部での異常時には、通信が保証されな
いユーザセルが廃棄される。これによりATM論理パス
上の問題が無いリンクやノードを共有する他のATM論
理パスや新たなATM論理パスへ帯域を割り当てること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク全体での一実施例を示す
図である。
【図2】図1のATMノードの一構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の他のネットワーク構成を示す図であ
る。
【図4】RM(Resource Managemen
t)セルフォーマットを示す図である。
【図5】本発明による警報セルフォーマットを示す図で
ある。
【図6】従来の警報セルフォーマットを示す図である。
【図7】本発明の図1に示すATM端末、ATMノード
の動作を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
101,102 端末 103〜105 ノード 111 ATM−SAP 112 セル送出部 113 セル受信部 114 送出制御部 115 警報処理部 116 フォワードRMセル送出部 117 バックワードRMセル送出部 118 フォワードRMセル検出部 119 バックワードRMセル送出部 1311〜1313 スイッチ部 1321〜1323 スイッチ部 1331〜1333 スイッチ制御部 1341〜1343 スイッチ輻輳検出部 1351〜1353 RMセル処理、判断部 1361〜1363 警報処理部 201,203 入力 202,204 出力 205 スイッチ設定テーブル 206 スイッチングテーブル 207 フォワード、バックワード対応テーブル 208 優先制御部 209 フォワードRMセル検出部 210 フォワードRMセル挿入・送出処理部 211 RMセル輻輳通知検出部 212 FRM(フォワードRM)セル輻輳通知検出
部 213 BRM(バックワードRM)セル輻輳通知検
出部 214 フォワードRMセル輻輳通知部 215 フォワードRMセル廃棄処理部 216 バックワードRMセル検出部 217 バックワードRMセル輻輳通知部 218 バックワードRMセル挿入・送出処理部 219 ソースへの送出停止通知部 220 物理レイヤ警報検出部 221 AISセル検出部 222 AISセル送出部 223 異常パス判断部 224 パスー重化区間検出部 225 アラームパス・位置判断部 226 RDIセル検出部 1a,1b,2a,2b パス 305〜308 端末 3011〜3016 ノード 3001a〜3009a,3001b〜3009b
リンク 401 ATMセル 402 ATMヘッダ 403 ペイロード 404 UNI ATMヘッダ 405 NNI ATMヘッダ 406 VPI 407 VCI 408 PT 409 RMセルペイロード 410 プロトコルID 411 メッセージタイプ 412 ER(The Explicit Rat
e)フィールド 413 CCR(The Current Cell
Rate)フィールド 414 MCR(The Minimum Cell
Rate)フィールド 415 QL(Queue Length)フィール
ド 416 SN(Sequence Number)フ
ィールド 417 DIR(The Direction In
dication of RM−cell)フィールド 418 CI(The Congestion In
dication)フィールド 419 NI(The No Increase b
it)フィールド 430 0AMセルペイロード 431 0AM種別 432 機能タイプ 433 機能別情報フィールド 434 故障タイプ 435 故障点 436 一重化部故障識別子

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM網を構成する1以上のノードを介
    して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パス
    を形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネ
    ージメントセルおよび復路方向に送られるバックワード
    リソースマネージメントセルを用いて通知されるATM
    通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信
    レートの制御が行われるATM通信方法において、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスの往路で輻輳が検出されると、輻輳検出箇所に含ま
    れるATM論理パスのバックワードリソースマネージメ
    ントセルをATM論理パスの復路において優先して送出
    することを特徴とするATM通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のATM通信方法におい
    て、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスの往路で輻輳が検出されると、輻輳検出箇所に含ま
    れるATM論理パスのフォワードリソースマネージメン
    トセルをATM論理パスの往路において優先して送出す
    ることを特徴とするATM通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のATM
    通信方法において、 送信端末ではフォワードリソースマネージメントセルお
    よびバックワードリソースマネージメントセル中のCC
    R領域に送出時の送信レ―トを示し、 前記ATM網を構成する各ノードでは、ATM論理パス
    の往路で輻輳が検出されると、フォワードリソースマネ
    ージメントセル中のCCR領域により各ATM論理パス
    の送信レートを確認し、輻輳検出箇所に含まれるATM
    論理パスのうち送信レートの高いATM論理パスのバッ
    クワードリソースマネージメントセルをATM論理パス
    の復路において優先して送出することを特徴とするAT
    M通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のATM
    通信方法において、 送信端末ではフォワードリソースマネージメントセルお
    よびバックワードリソースマネージメントセル中のCC
    R領域に送出時の送信レ―トを示し、 前記ATM網を構成する各ノードでは、ATM論理パス
    の往路で輻輳が検出されると、フォワードリソースマネ
    ージメントセル中のCCR領域により各ATM論理パス
    の送信レートを確認し、輻輳検出箇所に含まれるATM
    論理パスのうち送信レートの高いATM論理パスのフォ
    ワードリソースマネージメントセルおよびバックワード
    リソースマネージメントセルをATM論理パスの往路お
    よび復路において優先して送出することを特徴とするA
    TM通信方法。
  5. 【請求項5】 ATM網を構成する1以上のノードを介
    して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パス
    を形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネ
    ージメントセルおよび復路方向に送られるバックワード
    リソースマネージメントセルを用いて通知されるATM
    通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信
    レートの制御が行われるATM通信システムにおいて、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスでの輻輳を検出すると、輻輳検出箇所に含まれるA
    TM論理パスのバックワードリソースマネージメントセ
    ルをATM論理パスの復路において優先して送出するこ
    とを特徴とするATM通信システム。
  6. 【請求項6】 ATM網を構成する1以上のノードを介
    して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パス
    を形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネ
    ージメントセルおよび復路方向に送られるバックワード
    リソースマネージメントセルを用いて通知されるATM
    通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信
    レートの制御が行われるATM通信システムにおいて、 送信端末ではフォワードリソースマネージメントセルの
    CCR領域に送出時の送信レ―トを書き込み、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスでの輻輳を検出すると、輻輳検出箇所に含まれるA
    TM論理パスの輻輳を同じ方向に流れるフォワードリソ
    ースマネージメントセルのCCR領域に書き込まれた送
    信レートの高いATM論理パスについてバックワードリ
    ソースマネージメントセルをATM論理パスの復路にお
    いて優先して送出することを特徴とするATM通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 ATM網を構成する1以上のノードを介
    して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パス
    を形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネ
    ージメントセルおよび復路方向に送られるバックワード
    リソースマネージメントセルを用いて通知されるATM
    通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信
    レートの制御が行われるATM通信システムにおいて、 前記ATM網を構成する各ノードは、フォワードリソー
    スマネージメントセルによる輻輳通知により往路上での
    輻輳を検出し、輻輳が検出されたATM論理パスの復路
    ではバックワードリソースマネージメントセルを優先し
    て送出することを特徴とするATM通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のATM通信システムにお
    いて、 送信端末ではフォワードリソースマネージメントセルお
    よびバックワードリソースマネージメントセル中のCC
    R領域に送出時の送信レ―トを書き込み、 前記ATM網を構成する各ノードは、往路のフォワード
    リソースマネージメントセル中のCCR領域に書き込ま
    れた送信レートの高いATM論理パスのバックワードリ
    ソースマネージメントセルを復路において優先して送出
    することを特徴とするATM通信システム。
  9. 【請求項9】 ATM網を構成する1以上のノードを介
    して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パス
    を形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマネ
    ージメントセルおよび復路方向に送られるバックワード
    リソースマネージメントセルを用いて通知されるATM
    通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送信
    レートの制御が行われるATM通信方法において、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスの往路で異常が発生した旨の警報が検出すると、往
    路においては異常なATM論理パスのフォワードリソー
    スマネージメントセルを廃棄し、復路においては送信端
    末に隣接するノードで、異常なATM論理パスの送信端
    末がデータ送出を停止しているかを監視し、データ送出
    の停止を検出するまで、輻輳中、送信レートを増加を禁
    止する旨のバックワードリソースマネージメントセルを
    挿入することを特徴とするATM通信方法。
  10. 【請求項10】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信方法において、 前記ATM網を構成する各ノードでは、前記ATM論理
    パスの往路で異常が発生した旨の警報が検出すると、往
    路においては異常なATM論理パスのフォワードリソー
    スマネージメントセルを廃棄し、復路においては送信端
    末のデータ送出を即時停止させるために、異常なATM
    論理パスにはER領域が0のバックワードリソースマネ
    ージメントセルを挿入することを特徴とするATM通信
    方法。
  11. 【請求項11】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
    て、 前記ATM網を構成する各ノードでは、物理レイヤでの
    異常を示す警報を検出すると、往路においては異常箇所
    に収容するATM論理パスのフォワードリソースマネー
    ジメントセルを廃棄し、復路においては異常箇所に収容
    されるATM論理パスを探索してER領域が0のバック
    ワードリソースマネージメントセルを挿入することを特
    徴とするATM通信システム。
  12. 【請求項12】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
    て、 前記ATM網を構成する各ノードでは、往路におけるA
    ISセルの受信、または、復路におけるRDIセルを監
    視することによりATM論理パスにおける異常および故
    障を検出し、これらのセルが検出されたATM論理パス
    について、往路においてはフォワードリソースマネージ
    メントセルを廃棄し、復路においては、輻輳中であり、
    送信レートの増加を禁止する旨のバックワードリソース
    マネージメントセルを送信端末のデータ送出を確認する
    まで挿入することを特徴とするATM通信システム。
  13. 【請求項13】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
    て、 前記ATM網を構成する各ノードでは、往路におけるA
    ISセルの受信、または、復路におけるRDIセルを監
    視することによりATM論理パスにおける異常および故
    障を検出し、これらのセルが検出されたATM論理パス
    について、往路においてはフォワードリソースマネージ
    メントセルを廃棄し、復路においてはER領域が0のバ
    ックワードリソースマネージメントセルを挿入すること
    を特徴とするATM通信システム。
  14. 【請求項14】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信方法において、 前記ATM網を構成する各ノードでは、網内の一重化部
    での異常または故障を検出するとそのことを警報セルに
    より網内に通知し、異常または故障が検出されたATM
    論理パスについては同一方向のユーザセルを廃棄するこ
    とを特徴とするATM通信方法。
  15. 【請求項15】 ATM網を構成する1以上のノードを
    介して送信端末と受信端末の間を往復するATM論理パ
    スを形成し、往路方向に送られるフォワードリソースマ
    ネージメントセルおよび復路方向に送られるバックワー
    ドリソースマネージメントセルを用いて通知されるAT
    M通信網および受信端末の状態に応じて送信端末側で送
    信レートの制御が行われるATM通信システムにおい
    て、 前記ATM網を構成する各ノードでは、一重化部での異
    常または故障を示すAISセルまたはRDIセルを受信
    すると、異常なATM論理パスのAISセルと同一方向
    のユーザセル、あるいはRDIセルと逆方向のATM論
    理パスを探索してユーザセルを廃棄することを特徴とす
    るATM通信システム。
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