JP2861959B2 - Atm網輻輳制御システム - Google Patents

Atm網輻輳制御システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM網輻輳制御シ
ステムに関し、特にATM通信網を構成する各ノ一ドの
輻輳を回避して加入者から要求のあったチャネルの収容
を行い、ATM通信網の輻輳を回避する為の輻輳制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非同期転送方式を採用する通信網
[ATM(AsynchronousTransfer
Mode)網]、特にLAN(Local Area
Network)においては、通信するための帯域予
約を行わないBest Effortクラスでサービス
を転送を行うことが考えられている。
【0003】Best Effortサービストラフィ
ックでは何も制御を行わないと、帯域予約を行っていな
い為、高負荷の時にセル廃棄による再送を行うと、スル
ープット特性が急激に悪化する恐れがあり、輻輳制御を
行う必要がある。
【0004】この輻輳制御において、Best Eff
ortクラスのABR(Availabile Bit
Rate)サービスではリソースマネジメント(R
M)セルを用いて、端末のセル送出レート(ACR:A
llowed Cell Rate)のフィードバック
コントロールを網が行っている。
【0005】ECN(Explicit Conges
tion Notification)方式はノードに
おいて輻輳状況を検出した時に、輻輳を知らせるメッセ
ージを発信端末側へ送信し、そのメッセージを受信した
発信端末が送信レートを下げることによって輻輳を解除
することで、セル廃棄を防ぐ方法である。このECN方
式としては下記に示すような2種類の方法がある。
【0006】まず、FECN(Forward EC
N)と呼ばれる方法ではノ一ドで輻輳が検出されると、
データセルのヘッダのCongestion Noti
fication bitをたて、そのセルを着信端末
まで送出する。すなわち、発信端末が着信端末側へ輻輳
を知らせる制御セルを送信する方式である。
【0007】また、BECN(Backword EC
N)と呼ばれる方法ではノ一ドで輻輳が検出されると、
ノ一ドが直接発信端末側へ輻輳検出を知らせる制御セル
を送り返す方式である。
【0008】但し、上記のABRはもともとATM−L
ANで用いることを目的としたものであり、WAN(W
ide Area Network)でも有効性を発揮
できるかどうかはまだ明らかでない。
【0009】バースト性のある情報が流れるATM網全
体にわたる輻輳制御方法としては発交換機側で規定値を
持ち、パスの設定を制御する方法、あるいは着信側にて
制御する方法等が考えられている。これらの方法につい
ては、「ATM網における着加入者回線輻輳制御に関す
る一考察」(古川、白戸、八尾、山中著、1996年電
子情報通信学会春季大会予稿集B−663)に記載され
ている。
【0010】但し、網の入り口側、着信側で輻輳制御を
行う方法では、大規模な網において加入者交換機で持つ
情報が膨大となり、また輻輳の発生から検出制御までに
時間がかかり、十分な輻輳の回避が行えない。
【0011】分散的なノ一ドレベルの輻輳状態検出法と
しては、次のような方法がある。例えば、特開平5−2
44193号公報に開示された非同期転送モードにおけ
る輻輳判定制御方式では仮想バス毎に単位時間あたりに
トラフィック量を測定し、予め定めたトラフィック量の
範囲を越えた場合に輻輳状態であると判定する手段と、
非同期転送セルの輻輳を検出した時に輻輳状態である仮
想バスに割り当てられたチャネル数をトラフィック量に
応じた値に変更する手段とを有している。
【0012】しかしながら、この方式では仮想チャネル
数をトラフィック量に応じた値に設定するのみであり、
チャネル設定できない呼については規定されていない。
また、非同期転送網では呼数のみの制限では十分でな
く、接続要求のあった呼の要求帯域を考慮した規制方法
が望ましい。
【0013】一方、特開平5−292109号公報に開
示された論理パス分散収容呼接続方式においては、セル
非同期転送網内における広帯域バーストの集中あるいは
障害発生等によって局所的にトラフィック急上昇が生じ
た場合に中継交換ノ一ドでのセル廃棄およびセル遅延の
増大を抑制する為に、常時、呼毎に発着交換ノ一ド間の
複数の通信経路に論理パスを分散させて収容する方式で
ある。
【0014】この方式を用いた装置は着側交換ノ一ドに
到達しうる複数の通信経路を形成する中継交換ノ一ドの
座標情報を格納しておく経路表と、その各交換ノ一ドの
負荷率情報を随時更新して記憶しておく負荷率表と、そ
の負荷率からパーセント遅延を計算する計算器と、その
計算結果から最小パーセント遅延の通信経路を判定する
判定機と、判定結果を登録するセル交換機用接続表とか
ら構成されている。
【0015】この方式では呼毎に着側交換ノ一ドに向か
う論理パスを分散させて通信経路に収容し、その呼を接
続するようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の輻輳制
御方式では、集中管理装置の制御下でVC(Virtu
al Channel)パスの設定やトラフィック管理
を行うようなネットワークシステムの場合、網内の装置
におけるトラフィックオーバフローによって通信サービ
スの品質が劣化するという問題がある。
【0017】また、網の入り口側、着信側で輻輳制御を
集中的に行う方法では、規制帯域の算出法や着側トラフ
ィックに応じた柔軟な規制が困難であり、また発/着交
換機側で中継ノ一ドの輻輳状態の検出と制御開始までに
時間がかかり、迅速な制御が行えないという問題があ
る。
【0018】さらに、中継ノ一ドにおいて輻輳の検出や
制御を行う分散化輻輳制御方式としては特開平5−29
2109号公報に開示された方法があり、この方法では
呼毎に発着交換ノードの間の各通信経路のパーセント遅
延を、時々多様に変化するトラフィックに対して逐次、
推定・比較し、トラフィック最小の通信経路を選択して
呼を接続している。
【0019】この方式では網内の各々の中継交換ノ一ド
において、着側交換ノ一ドに至る経路表を有する為に記
憶領域を確保しなければならず、網の大規模化や複雑な
構成を招いてしまう。
【0020】この網においては着側交換機に至る下流に
つながる全てのノ一ドにおけるトラフィック情報をトラ
フィック情報通知用の論理パスで入手し、負荷率表に設
定するのであるが、該当中継ノ一ドと着側交換機との距
離が大きいような場合、中継ノ一ドの負荷率を受信する
までに遅延が生じる恐れがあり、正しい負荷率判定が行
えない可能性がある。また、網内の各ノ一ドで下流の中
継ノ一ドの情報を持つため、設備増設による網内のノ一
ドの追加等によって経路表の更新を全てのノ一ドについ
て行わねばならず、保守管理が難しい。
【0021】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ノ一ドレベルの輻輳状態を迅速に検出することが
でき、セル廃棄等の事態を防止することができるATM
網輻輳制御システムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によるATMAT
M網輻輳制御システムは、呼の設定を開始する発信側加
入者交換ノ一ドと、前記呼を受信する着信側加入者交換
ノ一ドと、前記発信側加入者交換ノ一ドと前記着信側加
入者交換ノ一ドとの間を接続する複数の中継交換ノード
とからなる非同期転送モード通信網のATM網輻輳制御
システムであって、前記発信側加入者交換ノ一ドと前記
複数の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点となるノー
ド各々とに設けられかつ自分岐点から着信側の次の分岐
点までの迂回路を探索する探索手段と、前記複数の中継
交換ノード各々に設けられかつ自ノードが接続された伝
送路のトラフィックを監視する監視手段と、前記複数の
中継交換ノード各々に設けられかつ前記監視手段の監視
結果に基づいた前記伝送路の輻輳情報を発信側の隣接ノ
ードに通知する通知手段と、前記発信側加入者交換ノ一
ドと前記複数の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点と
なるノード各々とに設けられかつ着信側の隣接ノードの
前記通知手段からの前記輻輳情報によって前記伝送路が
輻輳状態となったことが通知された時に当該伝送路を前
記探索手段で探索された迂回路のうち最もトラフィック
量の低い経路に切換える切換え手段とを備えている。
【0023】すなわち、非同期転送モード通信網は加入
者からのデータや音声、及び画像等の情報を接続先に通
信する為の呼の接続要求を受け、保有する網の情報に照
らして呼の収容要求に応答し、呼の設定を開始する加入
者交換ノ一ドと、これに伝送路を介して接続する中継交
換ノ一ド群と、着信側加入者交換ノ一ドとから構成され
るメッシュ状のATM通信網と、そのATM通信網の管
理を行う管理システムとから構成されている。
【0024】この通信システムにおいて、交換ノ一ドは
セルを転送する為に参照するルーティングテーブルと、
受信したセルの処理を行う為にそのセルを一時格納する
バッファと、トラフィック計測手段とを持ち、管理シス
テムは加入者からの要求により設定するエンドツウエン
ドのパスの一部に関して輻輳を回避する為の範囲を設定
する手段を有している。
【0025】上記の交換ノ一ドは隣接ノ一ドとの情報の
交換によって予め隣接するノ一ドとの伝送路の識別を行
う手段を持つ通信システムにおいて、通信網内に設定さ
れるパスの部分に対して輻輳の回避の為の迂回路設定領
域を伝送路分岐点となるノ一ドを両端として複数設定す
る手段と、隣接ノ一ドとの情報の交換によって予め隣接
するノ一ドとの間で伝送路の識別を行う手段と、セルの
送受信部における予め急激なトラフィックの増加を吸収
するために設定されたバッファと、このバッファの占有
率を計測して予め定められた複数のしきい値と比較する
ことでトラフィック量の観測を行う手段とを持ってい
る。
【0026】特に、迂回路設定の両端及び指定された2
ノ一ドは設定された領域の両端のノ一ド間で、指定され
たパスの部分について自律的に複数の迂回路の探索/設
定を行うため、管理システムから指定された経由ノ一ド
数と迂回路の設定数の範囲とによって上流側の端点から
メッセージをブロードキャストしていき、下流の端点で
その規定数範囲内でのメッセージの到達確認を行うこと
で有効な経路を探索登録するとともに、トラフィック情
報を運ぶための制御チャネルを設定する。
【0027】上流側の端点では制御チャネルにて迂回路
設定領域内の迂回路経路情報を登録するルーティングテ
ーブルと、制御チャネルを用いて送信される中継ノ一ド
のトラフィック情報を記憶するトラフィックテーブルと
を持ち、これらのテーブルの内容を基に迂回先となる伝
送路のトラフィックの混み状態を比較して常に最も輻輳
度の低いルートを記憶している。
【0028】通信システムにて中継交換ノ一ドは、上記
しきい値との比較によりトラフィックが通知レベルに達
したのを観測すると、その経路上の制御チャネルで上流
ノ一ドに輻輳の通知を行い、輻輳を通知された時に迂回
路設定の上流側の端点と指定されていない場合にさらに
上流ノ一ドに転送を行う。
【0029】迂回路設定の上流側の端点と指定されたノ
一ドは輻輳情報の検出と終端とを行い、輻輳レベルと伝
送路容量情報とから受付け可能な帯域を算出して監視す
る複数の迂回路の中で最も適切な迂回路への呼の設定を
開始し、また設定領域全体について輻輳度が高いと判定
した場合に輻輳メッセージを生成して上流の中継交換ノ
一ドに転送する。
【0030】この輻輳メッセージを検出した上流の別の
迂回路設定領域では呼の収容を図るとともに、迂回路設
定ができない場合にさらに上流にさかのぼって迂回路設
定を行い、加入者系装置までさかのぼっても収容が不可
能な場合にはユーザーと管理システム(オペレータ)に
通知を行う。
【0031】一方、下流ノ一ドで閾値との比較によって
輻輳状態の解除を検出した場合には上流ノ一ドヘ輻輳状
態の解除の通知を行い、この通知を基に迂回路設定領域
の端点で管理する領域の迂回路のトラフィック状態の更
新を行う。また、受付け可能な帯域を算出し、これを上
流ノ一ドに通知して上流の迂回路設定領域で輻輳状態の
更新を行う。これによって、ノ一ドレベルの輻輳状態を
迅速に検出することが可能となり、セル廃棄等の事態を
防止することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るATM交換ノ一ドの構成を示すブロック図である。図
において、ATM交換ノ一ド[VPI(Virtual
Path Identifier)/VCI(Vir
tual Channel Identifier)変
換ノ一ド]1は輻輳制御部2と、送/受信部3と、ノー
ド輻輳判定部4と、タイマ5と、転送処理部(VPI/
VCI変換部)6と、バッファ7と、トラフィックモニ
タ部8とから構成されている。
【0033】また、輻輳制御部2は迂回路設定制御部2
1と、トラフィック管理テーブル22と、迂回路ルーテ
ィングテーブル23と、経路輻輳判定部24と、制御チ
ャネル100のトラフィック情報読出し部25とから構
成されている。
【0034】ここで、本発明の一実施例によるATM通
信網は加入者からのデータや音声、及び画像等の情報を
接続先に通信するための呼の接続要求を受け、保有する
網の情報に照らして呼の収容要求に応答し、呼の設定を
開始する加入者交換ノ一ドと、これに伝送路を介して接
続する中継交換ノ一ド群と、着信側加入者交換ノ一ドと
から構成されるメッシュ状のATM通信網と、そのAT
M通信網の管理を行う管理システムとから構成されてい
る。尚、ATM交換ノ一ド1は加入者交換ノ一ドや着信
側加入者交換ノ一ド、及び中継交換ノ一ド群のうちの各
分岐点に配置された中継交換ノ一ドに対応している。
【0035】ATM交換ノ一ド1はセルを転送するため
に参照するルーティングテーブル(図示せず)と、受信
したセルの処理を行うためにそのセルを一時格納するバ
ッファ7と、バッファ7の占有率を監視してトラフィッ
クを計測するトラフィックモニタ部8とを備えている。
図示せぬ管理システムは加入者からの要求により設定す
るエンドツウエンドのパスの一部に関して輻輳を回避す
るための範囲を設定する手段を有している。
【0036】輻輳制御部2は迂回路設定制御部21によ
って、通信網(図示せず)内に設定されるパスの部分に
対して輻輳の回避のための迂回路設定領域を伝送路分岐
点となるノ一ドを両端として複数設定する。
【0037】また、輻輳制御部2は設定された領域の両
端のノ一ド間で指定されたパスの部分について自律的に
複数の迂回路の探索/設定を行うため、迂回路設定制御
部21によって管理システムから指定された経由ノ一ド
数と迂回路の設定数の範囲とに応じて、上流側(発信側
に向う方向を示す)の端点から迂回路を探索するための
探索メッセージをブロードキャストしていき、下流側
(着信側に向う方向を示す)の端点でその規定数範囲内
での探索メッセージの到達確認を行うことで有効な経路
を探索登録するとともに、トラフィック情報を運ぶため
の制御チャネル100を設定する。
【0038】転送処理部(VPI/VCI変換部)6は
隣接ノ一ドとの情報の交換によって予め隣接するノ一ド
との間で伝送路の識別を行う。バッファ7はセルの送受
信部3における予め急激なトラフィックの増加を吸収す
るために設定されている。トラフィックモニタ部8はバ
ッファ7の占有率を計測して予め定められた複数のしき
い値と比較することでトラフィック量の観測を行う。
尚、トラフィック量の観測のためのサンプリング時間等
はタイマ5で計時される。
【0039】ノード輻輳判定部4はトラフィックモニタ
部8で上記しきい値との比較によりトラフィックが通知
レベルに達したのが観測されると、送/受信部3を介し
てその経路上の制御チャネル100で上流ノ一ドに輻輳
の通知を行い、輻輳を通知された時に迂回路設定の上流
側の端点と指定されていない場合にさらに上流ノ一ドに
転送を行う。
【0040】輻輳制御部2のトラフィック管理テーブル
22は制御チャネル100を用いて送信される中継ノ一
ドのトラフィック情報を記憶し、迂回路ルーティングテ
ーブル23は迂回路設定領域内の迂回路経路情報を登録
する。この場合、トラフィック情報は制御チャネル10
0からトラフィック情報読出し部25によって読出され
る。
【0041】経路輻輳判定部24はこれらトラフィック
管理テーブル22及び迂回路ルーティングテーブル23
各々の内容を基に迂回先となる伝送路のトラフィックの
混み状態を比較して常に最も輻輳度の低いルートを判定
する。
【0042】迂回路設定の上流側の端点と指定されたA
TM交換ノ一ド1の輻輳制御部2は輻輳情報の検出と終
端とを行い、輻輳レベルと伝送路容量情報とから受付け
可能な帯域を算出して監視する複数の迂回路の中で最も
適切な迂回路への呼の設定を開始する。また、輻輳制御
部2は設定領域全体について輻輳度が高いと判定した場
合に輻輳メッセージを生成して上流の中継交換ノ一ドヘ
転送を行う。
【0043】この輻輳メッセージを検出した上流の別の
迂回路設定領域では呼の収容を図るとともに、迂回路設
定ができない場合にさらに上流にさかのぼって迂回路設
定を行い、加入者系装置までさかのぼっても収容が不可
能な場合にはユーザーと管理システム(オペレータ)に
通知を行う。
【0044】一方、下流ノ一ドで閾値との比較によって
輻輳状態の解除を検出した場合、ノード輻輳判定部4は
上流ノ一ドヘ輻輳状態の解除の通知を行う。迂回路設定
領域の端点ではこの通知を基に輻輳制御部2が管理する
領域の迂回路のトラフィック状態の更新を行う。また、
輻輳制御部2は受付け可能な帯域を算出し、これを上流
ノ一ドに通知して上流の迂回路設定領域で輻輳状態の更
新を行う。これによって、ノ一ドレベルの輻輳状態を迅
速に検出することが可能となり、セル廃棄等の事態を防
止することが可能となる。
【0045】図2は本発明の一実施例によるATM中継
交換ノ一ドの構成を示すブロック図である。図におい
て、ATM中継交換ノ一ド(主にVPI交換ノ一ド)9
は送/受信部3と、ノード輻輳判定部4と、タイマ5
と、転送処理部(VPI/VCI変換部)6と、バッフ
ァ7と、トラフィックモニタ部8とから構成されてい
る。
【0046】このATM中継交換ノ一ド9は加入者交換
ノ一ドと着信側加入者交換ノ一ドとを伝送路を介して接
続する中継交換ノ一ドであり、各部の動作は上記のAT
M交換ノ一ド1が中継交換ノ一ドとして動作する時の動
作と同様なので、その説明は省略する。
【0047】図3は本発明の一実施例による迂回路への
チャネルの収容を行う処理手順を示すフローチャートで
ある。これら図1〜図3を用いて本発明の一実施例によ
る迂回路へのチャネルの収容を行う処理手順について説
明する。
【0048】下流より状態通知(輻輳通知または輻輳解
除通知)を受けた交換ノ一ドは自ノードが迂回路設定ノ
ードでなければ(図3ステップS1)、その状態通知を
上流ノードに通知する(図3ステップS2)。
【0049】また、交換ノードは自ノードが迂回路設定
ノードであれば(図3ステップS1)、その状態通知の
内容をトラフィック管理テーブル22に設定し(図3ス
テップS3)、下流ノ一ドの状態状態に応じて現在収容
可能な迂回路への収容設定処理を行う。
【0050】すなわち、交換ノードは最も低いトラフィ
ック(TL=minTn)の迂回路リンクPLに呼を接
続し(図3ステップS4)、迂回路リンクPLの最小ト
ラフィックTLが規定値以上か否かを判定することで、
最も輻輳度の低い伝送路を判定する(図3ステップS
5)。
【0051】これによって、交換ノードは最も輻輳度の
低い伝送路に設定すると、その設定状態を上流ノードに
通知する(図3ステップS6)。交換ノードは上記の如
く、下流ノ一ドの輻輳状態に応じて現在収容可能な迂回
路への収容設定処理を行う。
【0052】図4は本発明の一実施例によるATM交換
機を要素の1つとするネットワーク構成例を示す図であ
る。図において、a1〜a4は加入者交換ノードを示
し、b1〜b6は迂回路設定の上流側の端点に指定され
たATM交換ノ一ドを示し、c1〜c13はATM中継
交換ノ一ドを示し、D1〜D3は迂回路設定領域を示し
ている。
【0053】図5は図1及び図2のノード輻輳判定部4
のトラフィックテーブルの構成例を示す図である。図に
おいて、トラフィックテーブル4aには隣接する各ノー
ド(a1,a2,a3,……,aL,……,an等)に
対応付けて、トラフィック値(X1,X2,X3,…
…,XL,……,Xn等)と時刻(t1,t2,……)
と状変フラグ(“0”または“1”)とが格納されてい
る。ここで、状変フラグは毎サンプリング時間において
輻輳状態に関する状態(正常、近輻輳状態、……)の変
更を通知するためのものである。
【0054】図6は図1の迂回路ルーティングテーブル
23の構成例を示す図である。図において、迂回路ルー
ティングテーブル23には設定された迂回路(ルート
1,ルート2,ルート3,……,ルートL−1,ルート
L)毎の中継ノード(a1,a2,a3,a4,a5,
……,aL−1,aL等)とhop数(4,5,n,
m,……)と、prioeity(1,2,……)とが
格納されている。ここで、hop数は経由する中継交換
ノ一ド数を示している。
【0055】図7は図1及び図2のバッファ7のトラフ
ィックにおける輻輳状態の検出方法を説明するためのし
きい値の設定例を示す図である。図において、TH1は
近輻輳状態を示すしきい値を表しており、TH2は輻輳
状態の解除を示すしきい値を表している。
【0056】輻輳通知はトラフィック計測値がしきい値
TH1以上になると出力され、これ以降、トラフィック
量の監視が行われる。このトラフィック量の監視におい
て、トラフィック計測値がしきい値TH2以下になる
と、このレベルの輻輳の解除と判定される。この時、状
態のふらつきを押さえるため、ノ一ドのバッファ7のキ
ャパシティを考慮にいれたトラフィック量や測定のため
のサンプリング時間が設定される。
【0057】トラフィックの計測は各リンク毎に受信す
るセルを処理するためのバッファ7において、各サンプ
リング時間におけるバッファ7のセル数をこのバッファ
7の容量で割った値Rが用いられる(0≦R≦1)。
【0058】ここで、値R=1の状態とはバッファ7の
処理能力がいっぱいになった状態であり、セルの廃棄が
起こっている状態またはその廃棄が行われようとする限
界の状態を表している。これに対し、値R=0の状態と
はセルの入力に対し処理転送能力が十分である場合、ま
たはセルの流入がない場合を表している。
【0059】図8(a),(b)は本発明の一実施例に
よる迂回路設定領域の構成例を示す図であり、図9及び
図10は本発明の一実施例による迂回路設定探索手順を
説明するための図である。これら図1〜図10を用いて
本発明の一実施例による輻輳制御について説明する。
【0060】非同期転送モード通信網において、通信シ
ステムは加入者からのデータや音声、及び画像等の情報
を接続先に通信するための呼の接続要求を受け、かつ保
有する網の情報に照らして呼の収容要求に応答して呼の
設定を開始する加入者交換ノ一ド(VCI/VPI変換
ノ一ド1)と、これに伝送路を介して接続する中継交換
ノ一ド群(VPI/VCI変換ノ一ド1、またはVPI
変換ノ一ド9)と、着信側加入者交換ノ一ドとにより構
成されるメッシュ上のATM通信網と、その管理を行う
管理システムとから構成されている。
【0061】この通信システムにおいては、まず通信ネ
ットワークにて迂回路設定領域D1〜D3が指定され
る。この時、その迂回路設定領域D1〜D3は管理シス
テムから特に重要であると判断される通信コネクション
の一部(セグメント)が指定され、伝送路の分岐点を有
する2ノ一ド(図4のノードa1,c1、ノードb1,
c10、ノードb4,a2)を結ぶ範囲で設定が行われ
る。その際、上流側の端点については経由する中継交換
ノ一ド数と探索時間とが通知され、下流側の端点宛てに
は迂回路設定本数と探索時間とが通知される。
【0062】続いて、上流側の端点は隣接する中継ノ一
ドに対して、探索メッセージをブロードキャストする。
例えば、図9において、上流側の端点であるノードeは
隣接する中継ノードe1,e2,e3,e8に夫々探索
メッセージを送出する。
【0063】隣接する中継ノ一ドe1,e2,e3,e
8では送信元伝送路と出力方路の識別番号とを経路情報
に格納して予約し、出力方路にブロードキャストするこ
とを繰り返すことにより迂回路を探索していく。つま
り、隣接する中継ノ一ドe1,e2,e3,e8は送信
元伝送路と出力方路の識別番号とを経路情報に格納した
探索メッセージを隣接する中継ノ一ドe4,e5,e
6,e1に送出する。
【0064】下流側の端点では指定されたタイマ内で迂
回路探索メッセージの受信をモニタし、指定時間内に到
着した指定数個の探索メッセージについて設定取得を行
い、上流側の端点に迂回路設定とトラフィック情報用の
制御チャネル100としての登録とを行う。上記の図9
に示す場合、中継交換ノ一ド数を2とし、中継ノ一ドe
4,e5からの探索メッセージが指定された探索時間内
に下流側の端点であるノードfに到達すると、ノードf
はノードeに迂回路設定(e1→e4→f,e2→e5
→f)とトラフィック情報用の制御チャネル100の登
録とを通知する。
【0065】上流側の端点では上記の制御チャネルを用
いて設定された領域の、設定されているVP(Virt
ual Path)及びリンク全体の流量の観測を行
う。この観測では単位時間に各リンク、仮想バス毎に受
信するセルを処理するためのバッファ7の容量に対する
占有率によってVP及びリンク全体の流量が計測され
る。ここで、バッファ7は急激なトラフィックの増加を
吸収するために適切な値に設定されているものとする。
【0066】バッファ7の占有率に対しては次の複数の
値が設定されている。すなわち、近輻輳状態を示すしき
い値TH1と、輻輳状態の解除を示すしきい値TH2
と、毎サンプリング時間において輻輳状態に関する状態
(正常、近輻輳状態、……)の変更を通知するための状
変フラグとが設定されている。
【0067】トラフィックの計測値がしきい値TH1以
上になると輻輳通知が出力され、これ以降、トラフィッ
ク量の監視が行われる。このトラフィック量の監視にお
いてトラフィックの計測値がしきい値TH2以下になる
と、このレベルの輻輳の解除と判定される。この時、状
態のふらつきを押さえるため、ノ一ドのバッファ7のキ
ャパシティを考慮にいれたトラフィック量や測定のため
のサンプリング時間が設定される。
【0068】各ノ一ドは各隣接ノ一ドに自ノ一ドのトラ
フィック状態を載せたメッセージを定期的に送出してい
る。そのメッセージを受信したノードではトラフィック
テーブル4aに接続先ノ一ド毎にトラフィック状態を格
納し、状態の更新をはかる。
【0069】各ノ一ドは輻輳状態を検出すると、そのリ
ンク上流につながるノ一ドに輻輳発生を通知する。輻輳
発生の通知を受信したノ一ドは該当パスの送信を一時停
止し、迂回路への収容が可能か否かを判定する。当該ノ
ードでは迂回路への収容が可能であり、引き続き輻輳状
態が継続するならば、該当VPへのチャネルの設定を抑
止する。新しい呼の設定は迂回路リンクへの収容を開始
する。
【0070】例えば、図9及び図10のノ一ドeの下流
に接続される複数のリンクのトラフィック量が近輻輳状
態となり、迂回路設定領域全体のトラフィック量が増し
たと判定されると、ノ一ドeはさらに上流にある迂回路
設定領域の交換ノ一ド(図示せず)に輻輳状態の通知を
行う。
【0071】下流より輻輳通知を受けた交換ノ一ドはノ
ードeと同様に迂回路が設定されている場合、下流ノ一
ドの輻輳状態によって現在収容可能な迂回路への収容設
定処理を行う。
【0072】各ノ一ドは輻輳状態の解除を検出すると、
そのリンク上流につながるノ一ドに輻輳状態の解除を通
知する。
【0073】以下に、図1〜図10を参照して本発明の
一実施例の動作について詳細に説明する。
【0074】管理システムは加入者から要求される通信
バスについて輻輳をさけた呼の収容を行うため、バスの
部分について複数の迂回路設定領域D1〜D3を指定す
る。迂回路設定領域D2は分岐点を有する2ノ一ド(b
1,c10)を結ぶ範囲で設定を行い、その上流側のノ
ードb1を迂回路設定のマスタとして、経由する中継交
換ノ一ド数(hop数:n)とタイマ情報とともに、ノ
一ドc10宛ての迂回路探索メッセージ挿入の指示を行
う。同時に、他端のノ一ドc10には迂回路の設定本数
Lとタイマ値とを設定通知し、ノ一ドc10は入力方路
からの探索メッセージの受信のモニタを開始する。
【0075】ノ一ドb1は自分の下流につながる隣接す
る中継ノ一ドc3,c4に対して探索メッセージをブロ
ードキャストする。隣接する中継ノ一ドc3,c4で
は、受信した探索メッセージが自分宛てでないことを照
合し、送信元伝送路と出力方路の識別番号とを経路情報
に格納して予約し、通知されたhop数の値nから1を
減算して出力方路にブロードキャストする。この動作を
繰り返すことにより迂回路を探索していく。
【0076】ノ一ドc10は指定されたタイマ内で迂回
路探索メッセージの受信をモニタし、自分宛てである探
索メッセージを到着順にL個分だけ有効として登録し、
それ以外の探索メッセージを廃棄する。また、網内でh
op数が0となった探索メッセージを受信したノ一ドは
その探索メッセージを終端廃棄する。
【0077】さらに、予約情報はタイマ満了後、削除を
行う。ノ一ドC10はL本の迂回路に対して予約確認の
情報を折り返す。この情報を受信した中継ノ一ドc6,
c7,c3,c4はノ一ドb1に至るまで予約した経路
情報の有効化を行い、迂回路設定とトラフィック情報用
の制御チャネル100の登録とを行う。
【0078】これにより、ネットワークのノ一ドb1に
おいてはノードb1につながるリンクの数N本と、この
うちのオンディマンドレベルで迂回路リンク設定の範囲
となるグループL(L≦N)本とが設定される。設定さ
れたL本のリンクについては迂回路設定のための迂回路
ルーチングテーブル23に経路情報と出力先リンクとが
登録される。
【0079】迂回路は対象となる通信網領域(リンク)
において、目的ノ一ドまでのおおよそのhop数とトラ
フィック流量予測とにより、網のプロビジョニング(p
rovisioning)時や設備増設時等を契機に、
迂回路としてより適切なリンクを選択しておく。
【0080】これは各ノ一ドで持つ経路情報の少量化や
最適な迂回路選択判定のための検索時間の短縮をはかる
ためである。図9及び図10において、ノ一ドel,e
2,e3,……ではバッファキャパシティにより設定さ
れたサンプリング周期によるトラフィック状態の計測を
行う。
【0081】この計測は各リンク毎に受信するセルを処
理するためのバッファ7において、各サンプリング時間
におけるバッファ7のセル数を、このバッファ7の容量
で割った値Rを用いる(0≦R≦1)。
【0082】ここで、R=1の状態とはバッファ7の処
理能力がいっぱいになった状態であり、セルの廃棄が起
こっている状態またはその廃棄が行われようとする限界
の状態を表し、R=0の状態とはセルの入力に対し処理
転送能力が十分である場合、またはセルの流入がない場
合を表している。よって、ノ一ドにおけるリンクから受
信する輻輳状態をすみやかに検出するためには適切なし
きい値の設定を行い、トラフィック状態を検出する必要
がある。
【0083】しきい値はトラフィックの状態を適切に通
知するために段階的な値が設定されるが、通知及び処理
の複雑性をともなうことから、輻輳による廃棄を予防す
るために設定されたしきい値TH1と、輻輳状態の解除
を示すしきい値TH2と、毎サンプリング時間において
状態の変更があったかどうかをモニタして状態の変化が
あったときにそれを示すための状変フラグとを最低限設
定するものとする。
【0084】これらの値は網の構成と、予測されるトラ
フィック量と輻輳とを通知して制御が行われるまでに見
込まれる遅延等とを考慮してシステム評価等で適切な値
に設定する必要があるが、ここではその値の設定方法に
ついては触れない。
【0085】ノ一ドb1はこの情報に基づいてその時点
の最も輻輳度の低い伝送路を判定し、それに基づいて迂
回路設定領域D2におけるチャネルの設定を行う。ノ一
ドb1は自分の管理する範囲の伝送路の輻輳状態を監視
し、その輻輳状態を回避したチャネル設定を続ける。
【0086】ノ一ドb1は管理範囲にあるノ一ド全体が
一定のしきい値以上になると、さらに上流の交換ノ一ド
c1に輻輳状態の通知を行う。上流の交換ノ一ドc1で
は下流のノードb1から輻輳状態の通知を受けると、自
分がそのパスについての分岐設定ノードでなければ、さ
らに上流のノードa1に通知し、到達した分岐設定で上
記と同様の処置を行う。
【0087】輻輳状態の発生はトラフィックの計測値が
しきい値TH1以上になった時に判定され、そのレベル
の輻輳の解除はそれ以降のトラフィック量の監視におい
てしきい値TH2以下となった時に判定される。輻輳を
受信した上流のノ一ドa1は迂回路として設定したリン
クへのモニタを開始する。
【0088】このように、輻輳の発生した下流から上流
に輻輳情報を伝搬し、迂回路設定のノ一ドと予め指定さ
れたノ一ドで輻輳情報の終端を行い、自分の保有する範
囲の領域における迂回路を判定して該パスへのチャネル
収容を開始すること、及び自分の管理領域内の全体につ
いてノ一ドの輻輳が顕著になってきた時にさらに上流の
交換ノ一ドへの輻輳状態の通知を繰り返すことによっ
て、少ない経路情報で分散化した輻輳の回避を行うこと
ができる。
【0089】すなわち、分散化した呼の収容による輻輳
の回避を行い、輻輳状態が一定値を越えた場合に上流側
の端点の交換ノ一ドへこのパスへのチャネルの設定を停
止して迂回路への設定を行ったことを通知することで、
ノ一ドレベルの輻輳状態を迅速に検出することができ、
セル廃棄等の事態を防止することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、呼
の設定を開始する発信側加入者交換ノ一ドと、呼を受信
する着信側加入者交換ノ一ドと、発信側加入者交換ノ一
ドと着信側加入者交換ノ一ドとの間を接続する複数の中
継交換ノードとからなる非同期転送モード通信網のAT
M網輻輳制御システムにおいて、発信側加入者交換ノ一
ドと複数の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点となる
ノード各々とから着信側の次の分岐点までの迂回路を探
索するとともに、複数の中継交換ノード各々が接続され
た伝送路のトラフィックを監視してこの監視結果に基づ
いた伝送路の輻輳情報を発信側の隣接ノードに通知し、
発信側加入者交換ノ一ドと複数の中継交換ノードのうち
の伝送路分岐点となるノード各々とに着信側の隣接ノー
ドからの輻輳情報によって伝送路が輻輳状態となったこ
とが通知された時に当該伝送路を上記の迂回路のうち最
もトラフィック量の低い経路に切換えることによって、
ノ一ドレベルの輻輳状態を迅速に検出することができ、
セル廃棄等の事態を防止することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるATM交換ノ一ドの構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるATM中継交換ノ一ド
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による迂回路へのチャネルの
収容を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるATM交換機を要素の
1つとするネットワーク構成例を示す図である。
【図5】図1及び図2のノード輻輳判定部のトラフィッ
クテーブルの構成例を示す図である。
【図6】図1の迂回路ルーティングテーブルの構成例を
示す図である。
【図7】図1及び図2のバッファのトラフィックにおけ
る輻輳状態の検出方法を説明するためのしきい値の設定
例を示す図である。
【図8】(a),(b)は本発明の一実施例による迂回
路設定領域の構成例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例による迂回路設定探索手順を
説明するための図である。
【図10】本発明の一実施例による迂回路設定探索手順
を説明するための図である。
【符号の説明】 1 ATM交換ノ一ド(VPI/VCI変換ノ一ド) 2 輻輳制御部 3 送/受信部 4 ノード輻輳判定部 5 タイマ 6 転送処理部(VPI/VCI変換部) 7 バッファ 8 トラフィックモニタ部 9 ATM中継交換ノ一ド 21 迂回路設定制御部 22 トラフィック管理テーブル 23 迂回路ルーティングテーブル 24 経路輻輳判定部 25 トラフィック情報読出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼の設定を開始する発信側加入者交換ノ
    一ドと、前記呼を受信する着信側加入者交換ノ一ドと、
    前記発信側加入者交換ノ一ドと前記着信側加入者交換ノ
    一ドとの間を接続する複数の中継交換ノードとからなる
    非同期転送モード通信網のATM網輻輳制御システムで
    あって、 前記発信側加入者交換ノ一ドと前記複数の中継交換ノー
    ドのうちの伝送路分岐点となるノード各々とに設けられ
    かつ自分岐点から着信側の次の分岐点までの迂回路を探
    索する探索手段と、 前記複数の中継交換ノード各々に設けられかつ自ノード
    が接続された伝送路のトラフィックを監視する監視手段
    と、 前記複数の中継交換ノード各々に設けられかつ前記監視
    手段の監視結果に基づいた前記伝送路の輻輳情報を発信
    側の隣接ノードに通知する通知手段と、 前記発信側加入者交換ノ一ドと前記複数の中継交換ノー
    ドのうちの伝送路分岐点となるノード各々とに設けられ
    かつ着信側の隣接ノードの前記通知手段からの前記輻輳
    情報によって前記伝送路が輻輳状態となったことが通知
    された時に当該伝送路を前記探索手段で探索された迂回
    路のうち最もトラフィック量の低い経路に切換える切換
    え手段とを有することを特徴とするATM網輻輳制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記探索手段は、着信側の隣接ノードす
    べてに探索用のメッセージを送出する手段と、発信側の
    隣接ノードから前記探索用のメッセージを受信した時に
    前記探索用のメッセージの到達確認を行う手段と、前記
    到達確認によって有効と判断した経路を予約確認情報と
    して送信する手段と、前記予約確認情報を受信した時に
    当該予約確認情報に基づいて着信側の次の分岐点までの
    迂回路を設定する手段とを含むことを特徴とする請求項
    1記載のATM網輻輳制御システム。
  3. 【請求項3】 前記監視手段は、対象となる通信網領域
    毎に受信するセルを処理するためのバッファにおける占
    有率を計測する手段と、前記占有率を予め設定されたし
    きい値と比較して前記トラフィック量の観測を行う手段
    とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のATM網輻輳制御システム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段は、前記占有率が予め設定
    された第1のしきい値以上となった時に前記伝送路が輻
    輳状態となったことを前記通知手段に送出する手段と、
    前記占有率が予め設定された第2のしきい値以下となっ
    た時に前記伝送路の輻輳状態の解除を前記通知手段に送
    出する手段とを含むことを特徴とする請求項3記載のA
    TM網輻輳制御システム。
  5. 【請求項5】 前記発信側加入者交換ノ一ドと前記複数
    の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点となるノード各
    々とに設けられかつ前記探索手段で探索された迂回路の
    経路情報を登録するルーティングテーブルと、前記発信
    側加入者交換ノ一ドと前記複数の中継交換ノードのうち
    の伝送路分岐点となるノード各々とに設けられかつ着信
    側の次の分岐点までの迂回路上の前記中継交換ノード各
    々の前記監視手段からのトラフィック情報を記憶するト
    ラフィックテーブルと、前記発信側加入者交換ノ一ドと
    前記複数の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点となる
    ノード各々とに設けられかつ前記ルーティングテーブル
    の内容及び前記トラフィックテーブルの内容を基に最も
    トラフィック量の低い経路の経路情報を記憶しておく手
    段とを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか記載のATM網輻輳制御システム。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、着信側の隣接ノードか
    らの前記輻輳情報が自ノード宛てか否かを判定する手段
    と、前記通知が自ノード宛てでないと判定した時に前記
    輻輳情報を発信側の隣接ノードに転送する手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載
    のATM網輻輳制御システム。
  7. 【請求項7】 前記発信側加入者交換ノ一ドと前記複数
    の中継交換ノードのうちの伝送路分岐点となるノード各
    々とに設けられかつ着信側の隣接ノードからの前記輻輳
    情報の検出及び終端を行う手段と、前記発信側加入者交
    換ノ一ドと前記複数の中継交換ノードのうちの伝送路分
    岐点となるノード各々とに設けられかつ着信側の次の分
    岐点までの経路全体について輻輳度が高いと判定した時
    に発信側の次の分岐点に対応するノードに当該経路全体
    が輻輳状態となったことを通知する手段と、前記発信側
    加入者交換ノ一ドと前記複数の中継交換ノードのうちの
    伝送路分岐点となるノード各々とに設けられかつ着信側
    の次の分岐点に対応するノードから前記経路全体が輻輳
    状態となったことが通知された時に最も適切な迂回路を
    設定する手段とを含むことを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか記載のATM網輻輳制御システム。
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