JP4591789B2 - パケット転送方法およびパケット転送装置 - Google Patents

パケット転送方法およびパケット転送装置 Download PDF

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Description

本発明は、パケット転送方法およびパケット転送装置に関し、特にイーサネット(登録商標)や、放送(IPTV)のような一定な通信帯域を必要とし、かつデータ欠落のない通信を必要とするネットワークにおいて、パケット欠落を補完するパケット転送方法およびパケット転送装置に関する。
従来のこの種の技術として、イーサネット(登録商標)を利用したパケット転送方法および転送装置であって、パケット送信装置は、受信フレームから2つのコピーを作成し、コピーされたフレームのそれぞれに、VLANタグとシーケンス番号と送信経路を識別するための識別子を付加してイーサネット(登録商標)に送信し、パケット受信装置では、シーケンス番号と識別子から同一情報を有するパケットとその順序を同定し、フレームのコピーの内の一方を選択して下流に送出し、他方は廃棄するか、片方しか到着しなかった場合は、到着したパケットを下流に転送することにより、無瞬断切替え機能を実現したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、サーバ/クライアント型のシステムであるが、インターネット(登録商標)においてパケットの欠落が生じた場合、サーバ側伝送装置はクライアント側伝送装置からの再送要求に応じてパケットを再送し、クライアント側伝送装置は再送を考慮して指定された待機時間経過後にユーザ端末へ順次送信し始める「データ品質保証システム」も公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−102157号公報(第2頁、第12頁−第14頁、図1) 特開2003−069613号公報(第3頁、図4)
上述した特許文献1に記載の技術では、図14に示すように、早系でパケット欠落が発生した場合、遅系の同一番号のパケットを待つことになり、これによりパケット受信装置からの出力パケットが一時的にバースト的に送信される可能性がある。パケット受信装置からユーザ網へパケットがバースト的に送信された場合、ユーザ網に接続された端末では、バッファオーバフローによりデータ欠落が発生する虞があり、端末が画像再生装置の場合は、再生した画像に乱れが発生することになるという第1の問題点がある。更に、画像再生装置の場合、一定な帯域での受信を必要とするため、図14のP22,P23のように、出力されるパケット間隔が大きく空いた場合はバッファアンダフローが発生し、バッファオーバフローと同様に再生した画像に乱れが発生する可能性がある。
また、連続するパケットの判定用に順序識別子(カウント値)を使用しているが、図15に示すように、ユーザ網の端末変更などによりパケット送信装置の設定変更が行われ、一緒にこのカウント値をクリアした場合、パケット受信装置ではカウント値がクリアされたことを受信パケットからは判定できないため、パケットが不連続になったと判定し、アラームの検出と受信パケットの廃棄を行う可能性があるという第2の問題点がある。図15の例は、カウント値が3回連続不一致となった場合であって、新たなカウント値に更新されるが、切り替わり直後の3パケットはアラームとして廃棄している。
具体的には、放送などの通信において、送信元のコンテンツの変更などによりコンフィグレーションの変更を行い、あわせてシーケンス番号をリセットした場合、シーケンス番号の切替りが検出できず、リセット後のパケットをシーケンスエラーとして廃棄している。しかし、放送等の再送なしで瞬断が許されない高信頼性を要求する通信において、この廃棄は致命的である。
また、VLANタグの後にシーケンス番号を付加しているため、装置間のイーサネット(登録商標)内にある市販のL2SW等中継装置にてレングスエラーにて廃棄される可能性があるという第3の問題点がある。これは、中継装置がVLANタグの後のタイプ/レングスを参照しフレームの正常性をチェックしている場合で、市販の中継装置は、このタイプ/レングスがシーケンス番号に置き換わっていることは検知できないため、レングスチェックを行なった場合、シーケンス番号をレングス値と判断し、実際のフレーム長と不一致となることからレングスエラーとなり廃棄されかねないからである。
次に、特許文献2に記載の技術では、再送が多くなった場合、通信帯域が増大し、最悪の場合は再送ができなくなるという第1の問題点がある。正常な再送ができないと、クライアント側でバッファアンダフローが発生し、クライアント側伝送装置からの画像の送信が途切れる。
また、最初のパケット欠落はシーケンス番号の監視などで確認可能だが、再送されたパケットの欠落は、既にシーケンス番号が不連続になっているため検出が難しいという第2の問題点がある。
また、パケット欠落時の再送用に大容量の送信バッファと受信バッファを備える必要があるという第3の問題点がある。
更に、待機時間は再送にかかる時間を考慮して定められているため、送信開始が遅くなるという第4の問題点がある。
そこで、本発明の第1の目的は、冗長化による系切替え方式を採用しつつ、出力パケットのバースト的送信を回避したパケット転送方法およびパケット転送装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、パケット送信装置のカウント値のクリアをパケット受信装置で検出できるパケット転送方法およびパケット転送装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、パケット送信装置において送信元ユーザ網から受信したパケットに少なくともシーケンス番号およびタイムスタンプを挿入する手順と、シーケンス番号が挿入されたパケットを複数コピーする手順と、コピーしたパケットそれぞれを複数の通信経路を経て送信する手順と、パケット受信装置において複数の通信経路から受信した各パケットについてシーケンス番号を元に同じパケットかを判断する手順と、同じパケットの内の最早着のパケットをタイムスタンプの時刻から遅系の通信経路の遅延時間および揺らぎ分だけ遅らせ送信先ユーザ網に送信する手順と、他のパケットは廃棄する手順を含むことを特徴とするパケット転送方法である。
請求項1に係る本発明は、請求項1に記載のパケット転送方法において、パケット送信装置において送信元ユーザ網から受信したパケットに該送信元ユーザ網の送信元IDを挿入してコピーをする手順と、パケット受信装置では最早着のパケットの送信元IDが現在処理中のパケットの送信元IDと一致するかを判定する手順と、送信元IDが一致するときはシーケンス番号の判断を行う手順と、不一致のときは現在処理中のパケットの送信元IDが挿入され、かつ送信先ユーザ網に未送信のパケットを廃棄し、新しい送信元IDが挿入されているパケットを送信先ユーザ網に順次送信する手順を含むことを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、送信元ユーザ網から送信されてくるパケットを受信する受信部と、受信パケットそれぞれに少なくともシーケンス番号およびタイムスタンプを挿入し該パケットを複数コピーする重複化送信部と、重複化送信部からコピーされたパケットが入力すると、該パケットそれぞれを複数の通信経路を経由して送信する複数の送信部を含むパケット送信装置と、パケット送信装置から送信されたパケットを受信する複数の受信部と、複数の受信部からパケットが入力すると各パケットについてシーケンス番号を元に同じパケットかを判断し、同じパケットの内の最早着のパケットをタイムスタンプの時刻から遅系の通信経路の遅延時間および揺らぎ分だけ遅らせて送信し他のパケットは廃棄する重複化受信部と、重複化受信部からのパケットを送信先ユーザ網へ送信する送信部を含むパケット受信装置を有することを特徴とするパケット転送装置である。
請求項4に係る本発明は、請求項3に記載のパケット転送装置において、重複化送信部は送信元ユーザ網から受信したパケットに該送信元ユーザ網の送信元IDを挿入してコピーをすることと、重複化受信部は最早着のパケットの送信元IDが現在処理中のパケットの送信元IDと一致するかを判定し、送信元IDが一致するときはシーケンス番号の判断を行い、不一致のときは現在処理中の送信元IDが挿入され、かつ送信先ユーザ網に未送信のパケットを廃棄し、新しい送信元IDが挿入されているパケットを送信先ユーザ網に順次送信することを特徴とする。
請求項5に係る本発明は、請求項4に記載のパケット転送装置において、重複化送信部は、時刻に合わせて更新するタイマカウンタを備えてタイマカウント値を出力するタイマ部と、受信部からパケットが入力すると、少なくとも送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを挿入して出力するヘッダ付加部と、ヘッダ付加部からパケットが入力するとパケットをコピーして2つのパケットを送信部へ出力するパケットコピー部を有することを特徴とする。
請求項6に係る本発明は、請求項4に記載のパケット転送装置において、重複化受信部は、受信部からパケットが入力すると、その送信元IDが現在処理中の送信元IDと一致するかの判定を行ない、現送信元IDと一致しない場合には、送られてきたパケットの送信元IDで現送信元IDを更新し、判定結果とともにパケットを出力する2つの送信元ID判定部と、少なくとも送信元IDおよび(受信パケットにおけるタイムスタンプに遅系の通信経路の遅延時間と通信経路での揺らぎ分を加算した)タイムスタンプから成るエントリ情報をシーケンス番号に対応したアドレス毎に記憶する到着管理テーブルと、時刻に合わせて更新するタイマカウンタを備え、二重化送信部におけるタイマ部と同期したタイマカウント値を出力するタイマ部と、送信元ID判定部からパケットが入力すると、パケットのシーケンス番号に従い到着管理テーブルから該当テーブル情報を読み出し、テーブル情報に既に当該エントリがある場合は受信パケットを廃棄し、テーブル情報に当該エントリが無い場合は到着管理テーブルに送信元IDおよびタイムスタンプを書き込んで受信パケットを出力し、またパケット受信がない時間に到着管理テーブルから順次にエントリ情報を読み出してタイムスタンプとタイマ部から通知されるタイマカウント値と比較し、一致した場合には到着管理テーブルの当該エントリ情報を削除してパケット読出し要求を出力する到着管理部と、到着管理部からパケットが入力するとシーケンス番号に対応したアドレスにパケットを保存するパケットバッファと、パケット読出し要求が入力すると、受信したパケットのパケットバッファへの保存処理を行なっていない時に該当パケットをパケットバッファから読み出すパケット管理部と、読み出されたパケットから送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを削除して出力するヘッダ削除部と、ヘッダ削除部からパケットが入力すると送信先ユーザ網にパケットを送信する送信部を有することを特徴とする。
請求項7に係る本発明は、請求項3に記載のパケット転送装置において、パケット送信装置に、受信パケットの宛先情報から重複化処理の対象か対象外かを判断し、重複化処理対象の場合は受信パケットを重複化送信部に出力する識別部と、重複化送信部からのパケットと識別部からの直送パケットを多重して送信部に出力する多重部を設けたことを特徴とする。
請求項8に係る本発明は、請求項3に記載のパケット転送装置において、パケット受信装置に、受信パケットの宛先情報から重複化処理の対象か対象外かを判断し、重複化処理対象の場合は受信パケットを重複化受信部に出力する識別部と、多重化受信部からのパケットと識別部からの直送パケットを多重して送信部に出力する多重部を設けたことを特徴とする。
請求項9に係る本発明は、請求項3〜請求項8に記載のパケット転送装置において、重複化送信部においてパケットに挿入されるのは、802.1qに対応しているVLANタグ,イーサネット(登録商標)ヘッダ内のタイプを真似た擬似タイプ,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプであることを特徴とする。
請求項10に係る本発明は、請求項3〜請求項8に記載のパケット転送装置において、重複化送信部においてパケットに宛先情報として、MACヘッダ,IPヘッダ,UDPヘッダもしくはTCPヘッダが挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、パケットをコピーして複数のパケットを転送することとしたので、遅延時間が異なる通信経路を介して接続されているデータ転送装置において、片系にパケット欠落が発生し系切替えが発生した場合でも、高品質の通信を保証できるという第1の効果を得ることができる。しかも、データ転送装置からのパケットの出力は、入力時から、通信経路の遅延時間と揺るぎ分だけ遅れるのみでこの効果を得ることができる。
また、パケット送信装置のユーザ網からのパケット受信時のパケット間隔でパケット送信装置からユーザ網にパケットを送信するため、バースト的送信を回避することができるという第2の効果を得ることができる。
また、従来は通経路路の遅延差を吸収する場合、系ごとにバッファを設け、遅系到着まで、早系をバッファに保存して位相を合わせる必要があったが、本発明ではタイムスタンプによって送信タイミングを制御することにより、共通パケットバッファのみの実装でバースト性のないユーザ網への送信が可能となった。これによりバッファメモリ容量を削減できるという第3の効果を得ることができる。
更に、パケットに送信元IDを付加して転送することにより、同一の宛先情報のネットワークであっても複数のコネクション(ユーザ)を定義することが可能となり、効率的なネットワーク構成が可能になるという第4の効果も得ることができる。
本発明では、パケット送信装置にて、ユーザ網から受信したパケットを2つにコピーし、それぞれの系のパケットのイーサネット(登録商標)ヘッダの後ろに、VLANタグ,擬似タイプ,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを付加し、イーサネット(登録商標)に送信する。
パケット受信装置では、イーサネット(登録商標)から受信したパケットの送信元IDが現在処理中の送信元IDに該当するかを判断し、現在処理中の送信元IDと一致した場合は、シーケンス番号の確認を行なう。受信したパケットのシーケンス番号が到着管理テーブルに無い場合は、受信パケットをパケットバッファに保存する。到着管理テーブルに存在した場合は、既に別の系から受信パケットと同一のパケットを受信しているので受信パケットの廃棄を行なう。送信元IDが不一致の場合には、送られてきたパケットの送信元IDで現送信元IDを更新する。
遅系の通信経路の遅延時間と通信経路の揺らぎ分を考慮した後に、パケットバッファからの読出しを行なう。その際、直前の送信パケットに対しタイムスタンプの差分の送信間隔をあけてユーザ網へ送信する。また、ここでの通信経路の揺らぎとは、パケット送信装置からパケット受信装置の間の通信経路において、スイッチなどによって中継される際に発生する遅延の変化のことであり、パケット受信装置では、この揺らぎが発生してもバッファが枯渇しないようにある程度バッファリングしてから読み出しを開始する。
[構成の説明]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態としてのパケット転送システムの概要図である。このパケット転送システムは、ユーザ網(図の左上方)から送信されてくるパケットをパケット送信装置2が受信し、冗長系を構成するA系,B系のイーサネット(登録商標)を介してパケット受信装置3へ転送し、パケット受信装置3がユーザ網(図の左下方)へ送信するものである。
パケット送信装置2は、ユーザ網からパケットを受信すると、受信部21にてパケットを受信し、二重化送信部20に出力する。二重化送信部20は受信部21からパケットが入力すると受信パケットのイーサネット(登録商標)ヘッダの後にVLANタグと擬似タイプと送信元IDとシーケンス番号とタイムスタンプを付加し、2つの送信部221,222にパケットをコピーして出力する。送信部221,222は二重化送信部20からパケットが入力するとイーサネット(登録商標)にパケットを送信する。イーサネット(登録商標)はA系、B系がそれぞれ独立したネットワークである。
パケット受信装置3の受信部311,312は、イーサネット(登録商標)からパケットを受信すると、二重化受信部30に出力する。二重化受信部30は、受信部311,312からパケットが入力すると、送信元IDが現在処理中の送信元IDと一致するかを判定し、現在処理中の送信元IDと一致した場合はシーケンス番号の確認を行なう。その結果により、現送信元IDの更新と、重複送信を回避するための受信パケットの廃棄等を行なう。そして、遅系の通信経路の遅延時間と揺らぎ分を考慮した後に送信部32に出力する。その際、前の送信パケットのタイムスタンプの差分の送信間隔を空ける。送信部32では、二重化受信部30からパケットを受けると、受信パケットをユーザ網に送信する。
ここで、遅系の通信経路の遅延時間とは、二重化送信部20から送信部221,A系のイーサネット(登録商標),受信部311を経て二重化受信部30に到るルートにおける遅延時間と、二重化送信部20から送信部222,B系のイーサネット(登録商標),受信部312を経て二重化受信部30に到るルートにおける遅延時間とで、より多い方の遅延時間をいう。また、揺らぎとは、これらの遅延時間の変化である。
図2は、本発明の一実施の形態としてのパケット転送装置のブロック図である。図において、パケット転送装置1は、パケット送信装置2とパケット受信装置3から構成される。これは、図1のパケット送信装置2とパケット受信装置3を1つの装置として構成している装置であり、本発明の実施形態の一つである。また、二重化送信部20および二重化受信部30の詳細が示されている。
二重化送信部20は、ヘッダ付加部23,パケットコピー部24およびタイマ部25を有する。タイマ部25は、時刻に合わせて更新するタイマカウンタを持ち、タイマカウント値をヘッダ付加部23に通知する。ヘッダ付加部23は、受信部21からパケットが入力すると、送信先アドレス(MAC DA)および送信元アドレス(MAC SA)の後に、802.1qに対応しているVLANタグとイーサネット(登録商標)ヘッダ内のタイプを真似た擬似タイプ、送信元ID、シーケンス番号、タイムスタンプを挿入し、パケットコピー部24に送信する。
なお、宛先情報としてVLANタグを必要としない場合は、VLANタグおよび擬似タイプを付加しなくてもよいが、VLANタグを必要とする場合は擬似タイプを付加することにより、中継装置にてVLANタグの後のシーケンス番号の誤検出によりレングスエラーと判定されることを防ぐことができる。パケットコピー部24は、ヘッダ付加部23からパケットを受けるとパケットをコピーし、2つのパケットを送信部221,222に送信する。
図5は、本発明におけるパケットフォーマットを示す図である。図5(A)に示す二重化入力に対して、ヘッダ付加部23がVLANタグ,擬似タイプ,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを挿入し、図5(B)に示す二重化出力とする。送信元IDとは、ユーザ網に接続されてパケットを送信するユーザ端末のIDをいい、低優先の一般データと高優先の音声データとによる振り分けや、標準画質とハイビジョン画質とによる切替えに伴う変更も可能である。送信元IDは送信元の識別やシーケンス番号の切替り情報となる。シーケンス番号はパケット毎に振られる一連番号であり、タイムスタンプはタイマ部25からのタイマカウント値を使用する。
二重化受信部30は、2つの送信元ID判定部331,332,到着管理部34,パケット管理部35,ヘッダ削除部36,到着管理テーブル37,パケットバッファ38およびタイマ部39を有する。
送信元ID判定部331,332は、受信部311,312からパケットが送られてくると、その送信元IDが現在処理中の送信元ID(現送信元ID)と一致するかの判定を行ない、判定結果とともに到着管理部34にパケットを出力する。現送信元IDは送信元ID判定部331,332が認識している。現送信元IDと一致しない場合には、送られてきたパケットの送信元IDで現送信元IDを更新する。
到着管理テーブル37は、図6に示すように、エントリ有効情報EN,送信元IDおよびタイムスタンプから成るエントリ情報を、図7に示すように、シーケンス番号に対応したアドレス毎に記憶する。
タイマ部39は、時刻に合わせて更新するタイマカウンタを備え、タイマカウント値を到着管理部34に通知する。なお、タイマ部39のタイマカウンタは、パケット送信部2のタイマ部25のタイマカウンタとNTP(Network Time Protocol)などを使用し同期をとり、同じタイマカウント値になるようにしておく。
到着管理部34は、送信元ID判定部331,332からパケットが入力すると、パケットのシーケンス番号に従い到着管理テーブル37から該当テーブル情報を読み出し、その結果、テーブル情報に既に当該エントリがある場合は、既に他の系から同一シーケンス番号のパケットが到着していることになるので受信パケットを廃棄する。テーブル情報に当該エントリが無い場合は、早着のパケットになるので、到着管理テーブル37にエントリ有効情報,送信元IDおよびタイムスタンプを書き込み、受信パケットをパケット管理部35に出力する。到着管理テーブル37に書き込まれるタイムスタンプは、受信パケットにおけるタイムスタンプに、遅系の通信経路の遅延時間と通信経路での揺らぎ分を加算したものとする。
到着管理部34では、また、パケット受信がない時間に到着管理テーブル37から順次にエントリ情報を読み出して、タイマ部39から通知されるタイマカウント値と比較し、一致した場合には到着管理テーブル37の当該エントリ情報を削除しパケット管理部35にパケット読出し要求を行う。
パケット管理部35は、到着管理部34からパケットが入力すると、パケットバッファ38のシーケンス番号に対応したアドレスにパケットを保存する。図8はパケットバッファ38の構成を示す。また、パケット管理部35は到着管理部34からパケット読出し要求を受けた場合、該当パケットをパケットバッファ38から読み出し、ヘッダ削除部36に出力する。この読出しは、イーサネットから受信したパケットのパケットバッファ38への保存処理を行なっていない時に行なう。
ヘッダ削除部36では、二重化送信部20のヘッダ付加部23で付加されたVLANタグ,擬似タイプ,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを削除して送信部32に出力する。送信部32は、ヘッダ削除部36からパケットを受けると、ユーザ網にパケットを送信する。
[動作の説明]
以上のように構成された本パケット転送装置の動作について、図3および図4に示すタイムチャートと、図9および図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図9はパケット送信装置2の動作を示す。受信部21がユーザ網からパケットを受信すると(図9のステップS1)、ヘッダ付加部23は、図5に示したようにヘッダを挿入する(図9のステップS2)。詳しくは、ヘッダ付加部23にて、図5の二重化入力のパケットフォーマットから、二重化出力のパケットフォーマットになるように、送信先アドレス(MAC DA)、送信元アドレス(MAC SA)の後に、802.1qに対応しているVLANタグ,イーサネットヘッダ内のタイプを真似た擬似タイプ,送信元の識別やシーケンス番号の切替り情報となる送信元ID,パケットごとに加算されるシーケンス番号およびタイマ部25からのタイマカウント値であるタイムスタンプを付加する。
そして、パケットコピー部24はA系とB系にヘッダを付加したパケットをコピーして(図9のステップS3)、送信部221,222は、A系,B系のイーサネット(登録商標)へ2つのパケットを送信する(図9のステップS4)。図3を参照すると、最上段に、二重化送信部20からA系およびB系へ同内容の9個のパケットP20〜P28が同時に出力されていることが示されている。
図10はパケット受信装置3の動作を示す。パケット受信があると(図10のステップT1でY)、送信元ID判定部331,332は、送信元IDが現送信元IDと一致するかをチェックし(図10のステップT2)。その結果、一致すれば(図10のステップT2でY)、到着管理部34は到着管理テーブル37を読み出す(図10のステップT3)。そして、受信パケットと同じシーケンス番号のエントリ情報が登録されていることが分かると(図10のステップT4でY)、他の系から同じパケットを既に受信済みであるから受信パケットを廃棄する(図10のステップT5)。
受信パケットと同じシーケンス番号のエントリ情報が登録されていない場合には(図10のステップT4でN)、到着管理部34は図6に示したようなエントリ情報を到着管理テーブル37に順次に登録する(図10のステップT6)。このとき書き込まれるタイムスタンプは、受信パケットのタイムスタンプに遅系の通信経路の遅延時間と通信経路での揺らぎ分を加算したものである。そして、パケット管理部35は、パケットバッファ38のシーケンス番号に対応したアドレスに受信パケットを順次に保存する(図10のステップT7)。
図3を参照すると、二重化受信部30のA系には、A/B系出力よりA系の遅延時間分だけ遅れてパケットP20〜P28が順次に入力しており、B系には、A/B系出力よりB系の遅延時間分だけ遅れてパケットP20〜P28(P27,P28は不図示)が順次に入力している。ここでは、A系の遅延時間はB系の遅延時間より小さいとしているので、A系が早着、B系が遅着である。従って、A系の受信パケットがエントリ登録されパケットバッファ38に保存され(図10のステップT6,T7)、B系の受信パケットは廃棄される(図10のステップT4,T5)。
図3において、パケットP20〜P22は早着A系の受信パケットが保存されるが、A系の受信パケットの内で欠落するパケットP23に対しては、そのエントリ情報が登録されていないため(図10のステップT4でN)、遅着B系の受信パケットP23がエントリ登録されパケットバッファ38に保存される(図10のステップT6,T7)。パケットP24〜P28は再び早着A系の受信パケットが保存される。
一方、送信元IDが現送信元IDと不一致の場合は(図10のステップT2でN)、到着管理部34は、そのパケットのシーケンス番号に対応したエントリ情報を到着管理テーブル37から削除する(図10のステップT8)。更に、パケット管理部35は、そのパケットのシーケンス番号に対応したパケットをパケットバッファから削除する(図10のステップT9)。その後に、ステップT3〜T7の処理が行われるため、結局、到着管理テーブル37およびパケットバッファ38の更新が行なわれることとなる。
図4は、送信元ID切替え時の動作を示す。図において、二重化受信部30に入力されたパケットP50〜P52は、送信元IDが同じ「2」であるため、順次にパケットバッファ38に保存される。しかし、パケットP52の次に送信元IDが「3」に変更されたパケットP0〜が入力している。この場合、送信元ID判定部331,332が送信元IDの切替りを検出し、その結果を到着管理部34に通知する。到着管理部34は、到着管理テーブル37の中の前送信元ID「2」に該当するパケットP51とP52のエントリを削除するとともにパケット管理部35にパケットP51とP52の廃棄要求を通知する。パケット管理部35は、パケットバッファ38に保存中のパケットP51とP52の廃棄処理をする。送信元ID「3」に切替え後のパケットP0〜については、順次にパケットバッファ38に保存していく。
このように、パケット送信装置のカウント値のクリアをパケット受信装置30で検出できるようにしたため、同一の宛先情報のネットワークであっても複数のコネクション(ユーザ)を定義することが可能となり、効率的なネットワーク構成が可能となる。
次に、タイマ部25およびタイマ部39は、時を同じくしてタイマカウント値を更新しており、到着管理部34はパケット受信がない時間に(図10のステップT1でN)、到着管理テーブル37から順次にエントリ情報を読み出して(図10のステップT10)、タイマ部39から通知されるタイマカウント値と比較し(図10のステップT11)、一致した場合には到着管理テーブル37の当該エントリ情報を削除する(図10のステップT12)。また、パケット管理部35にパケット読出し要求を行って、当該パケットをパケットテーブル38から読み出す(図10のステップT13)。ヘッダ削除部36は、そのパケットからヘッダを削除して対向装置のユーザ網へ送信する。
図3の最下段を参照すると、先頭のパケットP20の入力から遅系の通信経路の遅延時間および揺らぎ分だけ遅れ、かつタイムスタンプの差分間隔を空けて、パケットP20〜P28が順次に出力され、出力パケットのバースト的送信が回避されている。但し、パケットP23のみはB系入力によるパケットであり、A系入力によるパケットP24の次にパケットバッファ38に保存されているため、シーケンス番号に基づいて出力順序の修正が行なわれている。
このように、時刻に合わせてタイマカウンタを動作させ、シーケンス番号順に遅系の通信経路の遅延時間と揺らぎを加算したタイムスタンプとの一致確認を行ない、一致した場合にパケットバッファ38からの読出しを行い、二重化受信部30からユーザ網へ送信することとしたため、片系に欠落が発生しても、イーサネットでの揺らぎの無い状態で対向装置のユーザ網へ送信でき、高品質の通信を保証することができる。
また、伝送路の遅延差を吸収する場合、従来は系毎にバッファを設け、遅系パケットの到着まで早系のパケットをバッファに保存して位相を合わせる必要があったが、タイムスタンプによって送信タイミングを制御することとしたためより、共通パケットバッファのみの実装でバースト性のないユーザ網への送信が可能となる。
[発明の他の実施の形態]
本発明の他の実施例を図11に示す。図において、基本構成は図2に示したパケット転送装置1と同様であるが、パケット送信装置2において識別部26および2つの多重部271,272、パケット受信装置3において2つの識別部3A1,3A2および多重部3Bを設けた点が異なる。
受信部21にてパケットを受信した場合、識別部26に送信する。識別部26では、パケットの宛先情報から、二重化処理の対象か対象外かを判断し、二重化処理対象の場合は、前述と同様に二重化送信部20にてヘッダ付加およびパケットコピーを行い、多重部27に出力する。しかし、二重化処理対象外の場合は、二重化送信部20には出力せずに多重部27に直送する。このとき、パケットの宛先情報によりイーサネット(登録商標)のA系、B系に振り分けることができる。多重部27では、二重化送信部20からのパケットと識別部26からのパケットを多重して送信部22に出力する。
パケット受信装置3において、受信部31にてパケットを受信した場合、識別部3Aに出力する。識別部3Aでは、パケットの宛先情報から、二重化処理の対象か対象外かを判断し、二重化処理対象の場合は、上記説明同様、二重化受信部30にて、パケット切替およびヘッダ削除を行い、多重部3Bに出力する。しかし、二重化処理対象外の場合、二重化受信部30には出力せずに多重部3Bに直送する。多重部3Bでは、二重化受信部30からのパケットと識別部3Aからのパケットを多重して送信部32にパケットを出力する。この実施例では、識別部26による宛先識別を追加したことにより、高品質の通信と通常の通信が混在したネットワークを構築することが可能となる。
また、この例では二重化送信部20および二重化受信部30は1個の構成になっているが、識別部26で行なうパケットの宛先情報からの宛先の判定数を増やすことにより、複数の二重化送信部20および二重化受信部30を持つパケット転送装置を構成することもできる。例えば、識別部26にて、宛先情報がaの場合は二重化送信部Aに送信、宛先情報がbの場合は二重化送信部Bに送信、宛先情報がcの場合には二重化対象外というように宛先情報の判定数を増やすことが可能となる。
本発明の更なる他の実施例を図12に示す。この例は、図2の構成に、パケット送信装置2の送信部22を1つ追加して、送信部22は3個構成となっている。ここでは、パケットコピー部24にて、受信パケットを3個にコピーする。これに対応して、パケット受信装置3においては、受信部31および送信元ID判定部33が3個構成になっており、到着管理部34では、3つの経路からパケットを受信し、早着のパケットのみをパケット管理部35に送信し、それ以外の遅着のパケットは廃棄する。これにより、パケット転送装置1間のネットワークの信頼性を高めている。本実施例では、3つにコピーする構成としているが、4個以上の構成とすることも可能である。
次に、本発明では、図5に示したパケットフォーマットと異なるパケットフォーマットを採用することも可能である。その一例を図13に示す。図は、宛先情報として、MACヘッダ,IPヘッダおよびUDPヘッダを使用する場合の二重化出力のパケットフォーマットを示している。このようなフォーマットの場合、パケット転送装置間のネットワークは、イーサネットではなくIPネットワークになる。このフォーマットを採用した場合、図2のヘッダ付加部23の処理において、MACヘッダ,IPヘッダおよびUDPヘッダの後に,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを付加する。それ以外のパケット送信装置2の動作は前述のとおりである。
また、パケット受信装置3の動作については、各ブロックの送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプのパケット内の位置が違うことと、ヘッダ付加部23にて付加された送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプの削除をヘッダ削除部36にて行なうことが本発明と違う動作になる点であり、それ以外は本発明の動作と同様である。
また、図13の二重化出力のフォーマットでは、UDPヘッダの後に送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを付加しているが、UDPヘッダの代わりにTCPヘッダを適用しても良い。
また、図13の二重化出力のフォーマットでは、UDPヘッダの後に送信元ID,シーケンス番号、タイムスタンプを付加しているが、MACヘッダとIPヘッダのみで宛先情報が十分な場合はUDPヘッダの後ではなく、IPヘッダの後に送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを付加してもよい。
本発明の一実施例によるパケット転送システムのシステム構成図 本発明の一実施例によるパケット転送装置のブロック図 本発明における動作例を示すタイムチャート 本発明における送信元ID切替時の動作例を示すタイムチャート 本発明におけるパケット転送システムのパケットフォーマットを例示する図 本発明における到着管理テーブルのエントリフォーマット例を示す図 本発明における到着管理テーブルのメモリ構成例を示す図 本発明におけるパケットバッファのメモリ構成例を示す図 本発明におけるパケット送信装置の動作を示すフローチャート 本発明におけるパケット受信装置の動作を示すフローチャート 本発明の他の実施例によるパケット転送装置のブロック図 本発明の他の実施例によるパケット転送装置のブロック図 本発明におけるパケット転送システムのパケットフォーマットを例示する図 従来技術の第1の問題点を示すためのタイムチャート 従来技術の第2の問題点を示すためのタイムチャート
符号の説明
1 パケット転送装置
2 パケット送信装置
3 パケット受信装置
20 二重化送信部
21 受信部
22 送信部
23 ヘッダ付加部
24 パケットコピー部
25 タイマ部
26 識別部
27 多重部
30 二重化受信部
31 受信部
32 送信部
33 送信元ID判定部
34 到着管理部
35 パケット管理部
36 ヘッダ削除部
37 到着管理テーブル
38 パケットバッファ
39 タイマ部
3A 識別部
3B 多重部

Claims (10)

  1. パケット送信装置において送信元ユーザ網から受信したパケットに少なくともシーケンス番号およびタイムスタンプを挿入する手順と、
    前記シーケンス番号が挿入されたパケットを複数コピーする手順と、
    前記コピーしたパケットそれぞれを複数の通信経路を経て送信する手順と、
    パケット受信装置において前記複数の通信経路から受信した各パケットについて前記シーケンス番号を元に同じパケットかを判断する手順と、
    同じパケットの内の最早着のパケットを前記タイムスタンプの時刻から遅系の通信経路の遅延時間および揺らぎ分だけ遅らせ送信先ユーザ網に送信する手順と、
    他のパケットは廃棄する手順を含むことを特徴とするパケット転送方法。
  2. 前記パケット送信装置において送信元ユーザ網から受信したパケットに該送信元ユーザ網の送信元IDを挿入して前記コピーをする手順と、
    前記パケット受信装置では前記最早着のパケットの前記送信元IDが現在処理中のパケットの送信元IDと一致するかを判定する手順と、
    送信元IDが一致するときは前記シーケンス番号の判断を行う手順と、
    不一致のときは前記現在処理中のパケットの送信元IDが挿入され、かつ前記送信先ユーザ網に未送信のパケットを廃棄し、新しい送信元IDが挿入されているパケットを前記送信先ユーザ網に順次送信する手順を含むことを特徴とする請求項1に記載のパケット転送方法。
  3. 送信元ユーザ網から送信されてくるパケットを受信する受信部と、
    受信パケットそれぞれに少なくともシーケンス番号およびタイムスタンプを挿入し該パケットを複数コピーする重複化送信部と、
    重複化送信部からコピーされたパケットが入力すると、該パケットそれぞれを複数の通信経路を経由して送信する複数の送信部を含むパケット送信装置と、
    前記パケット送信装置から送信されたパケットを受信する複数の受信部と、
    前記複数の受信部からパケットが入力すると各パケットについて前記シーケンス番号を元に同じパケットかを判断し、同じパケットの内の最早着のパケットを前記タイムスタンプの時刻から遅系の通信経路の遅延時間および揺らぎ分だけ遅らせて送信し他のパケットは廃棄する重複化受信部と、
    前記重複化受信部からのパケットを送信先ユーザ網へ送信する送信部を含むパケット受信装置を有することを特徴とするパケット転送装置。
  4. 前記重複化送信部は送信元ユーザ網から受信したパケットに該送信元ユーザ網の送信元IDを挿入して前記コピーをすることと、
    前記重複化受信部は前記最早着のパケットの前記送信元IDが現在処理中のパケットの送信元IDと一致するかを判定し、送信元IDが一致するときは前記シーケンス番号の判断を行い、不一致のときは前記現在処理中の送信元IDが挿入され、かつ前記送信先ユーザ網に未送信のパケットを廃棄し、新しい送信元IDが挿入されているパケットを前記送信先ユーザ網に順次送信することを特徴とする請求項3に記載のパケット転送装置。
  5. 前記重複化送信部は、
    時刻に合わせて更新するタイマカウンタを備えてタイマカウント値を出力するタイマ部と、
    前記受信部からパケットが入力すると、少なくとも送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを挿入して出力するヘッダ付加部と、
    前記ヘッダ付加部からパケットが入力するとパケットをコピーして2つのパケットを前記送信部へ出力するパケットコピー部を有することを特徴とする請求項4に記載のパケット転送装置。
  6. 前記重複化受信部は、
    前記受信部からパケットが入力すると、その送信元IDが現在処理中の送信元IDと一致するかの判定を行ない、現送信元IDと一致しない場合には、送られてきたパケットの送信元IDで現送信元IDを更新し、判定結果とともにパケットを出力する2つの送信元ID判定部と、
    少なくとも送信元IDおよび(受信パケットにおけるタイムスタンプに遅系の通信経路の遅延時間と通信経路での揺らぎ分を加算した)タイムスタンプから成るエントリ情報をシーケンス番号に対応したアドレス毎に記憶する到着管理テーブルと、
    時刻に合わせて更新するタイマカウンタを備え、前記二重化送信部におけるタイマ部と同期したタイマカウント値を出力するタイマ部と、
    前記送信元ID判定部からパケットが入力すると、パケットのシーケンス番号に従い前記到着管理テーブルから該当テーブル情報を読み出し、テーブル情報に既に当該エントリがある場合は受信パケットを廃棄し、テーブル情報に当該エントリが無い場合は到着管理テーブルに送信元IDおよびタイムスタンプを書き込んで受信パケットを出力し、またパケット受信がない時間に前記到着管理テーブルから順次にエントリ情報を読み出してタイムスタンプと前記タイマ部から通知されるタイマカウント値と比較し、一致した場合には前記到着管理テーブルの当該エントリ情報を削除してパケット読出し要求を出力する到着管理部と、
    到着管理部からパケットが入力するとシーケンス番号に対応したアドレスにパケットを保存するパケットバッファと、
    前記パケット読出し要求が入力すると、受信したパケットのパケットバッファへの保存処理を行なっていない時に該当パケットをパケットバッファから読み出すパケット管理部と、
    読み出されたパケットから前記送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプを削除して出力するヘッダ削除部と、
    ヘッダ削除部からパケットが入力すると送信先ユーザ網にパケットを送信する送信部を有することを特徴とする請求項4に記載のパケット転送装置。
  7. 前記パケット送信装置に、受信パケットの宛先情報から重複化処理の対象か対象外かを判断し、重複化処理対象の場合は受信パケットを前記重複化送信部に出力する識別部と、
    前記重複化送信部からのパケットと前記識別部からの直送パケットを多重して前記送信部に出力する多重部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のパケット転送装置。
  8. 前記パケット受信装置に、受信パケットの宛先情報から重複化処理の対象か対象外かを判断し、重複化処理対象の場合は受信パケットを前記重複化受信部に出力する識別部と、
    前記多重化受信部からのパケットと前記識別部からの直送パケットを多重して前記送信部に出力する多重部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のパケット転送装置。
  9. 前記重複化送信部においてパケットに挿入されるのは、802.1qに対応しているVLANタグ,イーサネット(登録商標)ヘッダ内のタイプを真似た擬似タイプ,送信元ID,シーケンス番号およびタイムスタンプであることを特徴とする請求項3〜請求項8に記載のパケット転送装置。
  10. 前記重複化送信部においてパケットに宛先情報として、MACヘッダ,IPヘッダ,UDPヘッダもしくはTCPヘッダが挿入されることを特徴とする請求項3〜請求項8に記載のパケット転送装置。
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