JPH0746250A - 無中断伝送装置 - Google Patents

無中断伝送装置

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JPH0746250A
JPH0746250A JP5191325A JP19132593A JPH0746250A JP H0746250 A JPH0746250 A JP H0746250A JP 5191325 A JP5191325 A JP 5191325A JP 19132593 A JP19132593 A JP 19132593A JP H0746250 A JPH0746250 A JP H0746250A
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JP
Japan
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cell
transmission
unit
cells
reception
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JP5191325A
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English (en)
Inventor
Ryutaro Kawamura
龍太郎 川村
Hisaya Hadama
寿弥 葉玉
Ikuo Tokizawa
郁男 鴇沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ATM網において、故障や網運用上の要因に
より発生する伝送単位の切断に際して、伝送の中断およ
びセルの損失を防止する無中断伝送装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 ATM網内でセルを伝送する複数の伝送単位
を介して対向配置される無中断伝送装置において、複数
の伝送単位の一端に配置される送信部は、同一情報を有
するセルを複製し、複数の伝送単位に並列に送出するセ
ル複製部を備え、複数の伝送単位の他端に配置される受
信部は、複数の伝送単位から到着するセルを受信し、同
一情報を有するセルを同定してその内の1つのセルを後
段に送出し他のセルを廃棄するセル判定手段を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM(非同期転送モ
ード)網において、故障や網運用上の要因により発生す
る伝送単位の切断に際して、伝送の中断およびセルの損
失を防止する無中断伝送装置に関する。なお、伝送単位
とは、伝送路,セクション,SDHパス,バーチャルパ
ス,バーチャルチャネルをいう。
【0002】
【従来の技術】網内の故障に対して伝送単位の切り替え
を行う方式として、例えば特願平2−136814号に
記載のものがある。その概要を図9に示す。図におい
て、符号91は伝送ノード、符号92は伝送単位であ
る。網内に故障が発生した場合には、故障箇所を検出
し、予め設定された迂回経路または故障発生後に形成し
た迂回経路に伝送単位の切り替えを行い、故障を復旧さ
せる。
【0003】また、伝送情報の損失がない切り替え方式
として、例えば特願平4−56915号の無瞬断切り替
え方式がある。その概要を図10に示す。図において、
送信部93でセルを複製し、同一情報を0系/1系の各
伝送単位92に送信する。受信部94の切替部95では
通常は一方の系を選択し、切替命令が入力されたときに
他方の系に切り替えて到着するセルを後段に送出する。
このとき、遅延調整部96において、伝送遅延時間の短
い系から到着するセルに対して一定の遅延を与えて各系
の伝送遅延時間が同一になるように調整する。すなわ
ち、各系の伝送遅延時間を同一にすることにより無瞬断
切り替えが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、故障に対す
る従来の切り替え方式では、信号断の検出により伝送単
位の切断を検出し、切断箇所を迂回する経路に形成した
他の伝送単位に切り替えて故障を復旧させていた。した
がって、故障発生から切り替え完了までに時間がかか
り、その間は信号断状態が続いていた。すなわち、伝送
情報の損失が避けられなかった。
【0005】また、従来の無瞬断切り替え方式は、伝送
ノードや伝送路の工事あるいは試験等のように、作業者
の意思によって切り替えを行う場合に適用されるもので
ある。したがって、故障等による伝送単位の切断に対し
ては、伝送情報の損失なく他の伝送単位に切り替えるこ
とはできなかった。
【0006】本発明は、ATM網において故障あるいは
他の要因により伝送単位が切断されても、セル流のセル
損失を防ぐことができる無中断伝送装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の無中断伝送装置の基本構成を示すブロック図である。
【0008】図において、ATM網内でセルを伝送する
複数の伝送単位10を介して対向配置される無中断伝送
装置は、送信部20と受信部30とにより構成される。
複数の伝送単位10の一端に配置される送信部20は、
同一情報を有するセルを複製し、複数の伝送単位10に
並列に送出するセル複製部21を備える。複数の伝送単
位10の他端に配置される受信部30は、複数の伝送単
位10から到着するセルを受信し、同一情報を有するセ
ルを同定してその内の1つのセルを後段に送出し、他の
セルを廃棄するセル判定手段31を備える。
【0009】なお、受信部30のセル判定手段31で
は、同一情報を有するセルが複数の伝送単位10から相
次いで到着するのでそれらの同定を行い、その内の1つ
のセルを選択することが必要となる。その選択法の違い
により各種のセル判定手段が構成される。
【0010】請求項2に記載のセル判定手段は、各伝送
単位からの受信セルについて、同一情報を有するセルの
受信履歴の有無を判定し、受信履歴がなければそのセル
を後段に送出すると共に受信履歴を記録し、受信履歴が
あればそのセルを廃棄する構成とする。
【0011】請求項3に記載のセル判定手段は、請求項
2に記載のセル判定手段において、各伝送単位からの受
信セルについて、各伝送単位の伝送遅延時間を調整して
受信履歴の有無を判定する構成とする。
【0012】請求項4に記載のセル判定手段は、各伝送
単位からの受信セルを蓄積し、並列伝送された同一情報
を有するすべてのセルの到着が見込める所定時間ごとに
同一情報を有するセルを同定し、その内の1つのセルを
後段に送出し他のセルを廃棄する構成とする。
【0013】請求項5に記載の無中断伝送装置は、請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の無中断伝送装置
において、各伝送単位の伝送遅延時間差が大きい場合に
セル同定を容易にするために同期セルを用いる。すなわ
ち、送信部は、複数の伝送単位に並列に送出される各セ
ル流に対して所定の周期で同期セルを挿入する同期セル
挿入部を備える。受信部のセル判定手段は、複数の伝送
単位から所定の周期で到着する同期セルを識別し、各伝
送単位からの受信セルについて、同期セルを基に同一情
報を有するセルの同定を行う構成とする。
【0014】請求項6に記載の無中断伝送装置は、請求
項1ないし請求項5のいずれかに記載の無中断伝送装置
において、送信部に、複数の伝送単位に並列に送出され
る各セルの誤り訂正符号を作成して受信部に送出する誤
り訂正符号作成部を備える。また、受信部に、受信した
誤り訂正符号を基に受信セルに伝送誤りがあるか否かを
検出し、かつ伝送誤りを訂正する誤り訂正部を備え、セ
ル判定手段が伝送誤りがないセルまたは伝送誤りが訂正
されたセルを後段に送出する構成とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載の無中断伝送装置では、送信部
20と受信部30との間で、同一情報を有するセルが複
数の伝送単位10を介して並列伝送される。これによ
り、一部の伝送単位が切断されても、他の伝送単位を介
して確実にセルを伝送することができる。受信部30の
セル判定手段31は、複数の伝送単位10から相次いで
到着する同一情報を有するセルを同定し、その内の1つ
のセルを後段に送出する。このように、一部の伝送単位
が切断しても正常な伝送単位が残存する限り、受信部3
0では切断に伴うセル損失を防いで後段にセルを送出す
ることができる。
【0016】請求項2に記載のセル判定手段は、各伝送
単位からの受信セルについて、同一情報を有するセルが
すでに他の伝送単位を介して受信されていることを示す
受信履歴の有無を判定する。受信履歴がなければ、この
セルが最も早く受信されたセルとなるので、そのセルを
後段に送出すると共に受信履歴を記録する。一方、受信
履歴があれば、すでに他の伝送単位を介して同一情報を
有するセルが受信され、後段に送出されているのでその
セルを廃棄する。
【0017】したがって、通常は伝送遅延時間が最小と
なる伝送単位からの受信セルが選択されて後段に送出さ
れることになる。また、この伝送単位が切断すると、そ
れ以降は次に伝送遅延時間の短い伝送単位からの受信セ
ルが選択されて後段に送出されることになる。一方、伝
送遅延時間が最小でない伝送単位が切断しても、通常は
その受信セルが廃棄されているので変化はない。
【0018】このように、一部の伝送単位が切断しても
正常な伝送単位が残存する限り、セル判定手段から送出
されるセル流にセル損失は発生しない。ただし、伝送単
位の切断によって他の伝送単位からの受信セルに切り替
わるときには、伝送遅延時間の跳躍が発生する。それを
解消するための構成が請求項3に記載のセル判定手段で
ある。
【0019】請求項3に記載のセル判定手段は、伝送遅
延時間が最大となる伝送単位からの受信セルを基準に、
他の伝送単位からの受信セルにその伝送遅延時間差分の
遅延を加えることにより、各伝送単位からの受信セルの
伝送遅延時間差を跳躍が許容される時間以内に調整する
ことができる。これにより、伝送単位の切断によって他
の伝送単位からの受信セルに切り替わっても、伝送遅延
時間の跳躍は許容時間以内に抑えることができる。
【0020】請求項4に記載のセル判定手段は、複数の
伝送単位から相次いで到着するセルを蓄積し、その中か
ら並列伝送された同一情報を有するセルを同定し、その
内の1つのセルを選択して後段に送出しているので、一
部の伝送単位が切断しても正常な伝送単位が残存する限
り、セル判定手段から送出されるセル流にセル損失は発
生しない。
【0021】なお、一部の伝送単位が切断して同一情報
を有するすべてのセルが揃わなくても、同一情報を有す
るすべてのセルの到着が見込める所定時間ごとに同定処
理を行うので支障はない。しかも、各伝送単位からの受
信セルを一旦蓄積した上でその1つを選択しているの
で、伝送単位の切断によって他の伝送単位からの受信セ
ルに切り替わっても、伝送遅延時間の跳躍は生じない。
【0022】請求項5に記載の無中断伝送装置は、送信
部から受信部へ所定の周期で同期セルを伝送する。一
方、受信部のセル判定手段は、その同期セルを識別し、
各伝送単位からの受信セルについて、同期セルを基に同
一情報を有するセルの同定を行う。これにより、伝送単
位の伝送遅延時間差の大小に関わらず、同一情報を有す
るセルの同定処理を容易にすることができる。
【0023】請求項6に記載の無中断伝送装置は、送信
部で誤り訂正符号を作成して受信部に送出する。一方、
受信部の誤り訂正部は、受信した誤り訂正符号を基に受
信セルに伝送誤りがあるか否かを検出し、かつ伝送誤り
を訂正する。これにより、セル判定手段は、同一情報を
有するセルの同定処理に際して、伝送誤りがないセルま
たは伝送誤りが訂正されたセルを後段に送出することが
できる。
【0024】
【実施例】図2は、請求項2に記載の無中断伝送装置の
実施例構成を示すブロック図である。
【0025】図において、ATM網内でセルを伝送する
複数の伝送単位10を介して対向配置される無中断伝送
装置は、送信部20aと受信部30aとにより構成され
る。なお、複数の伝送単位10は、全伝送単位が同時に
切断することを回避するために独立経路に設定される。
送信部20aは、セル複製部21を備える。受信部30
aは、セル判定手段としてセル判定部32a,セル送出
部33および受信履歴保持部34を備える。
【0026】送信部20aのセル複製部21は、前段か
らの入力セルと同一情報を有するセルを複製し、複数の
伝送単位10に並列に送出する。受信部30aのセル判
定部32aは、複数の伝送単位10から到着するセルを
受信し、受信履歴保持部34を参照して受信履歴の有無
を判定する。受信履歴がなければ、並列伝送された複数
の同一情報を有するセルの内、最も早く受信されたセル
となるので、そのセルをセル送出部33に送出する。ま
た、その受信履歴を受信履歴保持部34に書き込む。な
お、受信履歴は、受信セルと同一情報を有するセルがす
でに他の伝送単位を介して受信されているか否かを同定
するための情報であり、例えばセルのペイロード情報そ
の他が用いられる。したがって、セル判定部32aが受
信履歴保持部34を参照し、受信セルについての受信履
歴があると判定すれば、すでに他の伝送単位を介して同
一情報を有するセルが受信されていることが判るので、
そのセルを廃棄する。セル送出部33は、セル判定部3
2aが送出したセルを後段に送出する。
【0027】ここで、本実施例の無中断伝送動作につい
て、図3を参照して具体的に説明する。本説明では、伝
送単位の数を2とし、伝送単位Aの伝送遅延時間が伝送
単位Bの伝送遅延時間に比べて小さいものとする。
【0028】図3(1) は、両伝送単位が正常な場合の動
作を示す。送信部20aから送出されたセル流は、伝送
単位A,Bを介して正常に受信部30aに到着する。受
信部30aでは、最初に到着したセルを後段に送出する
規則に基づいて、伝送単位Aからの受信セルを後段に送
出し、後から到着する伝送単位Bからの受信セルを廃棄
する。
【0029】図3(2) は、伝送単位Aに切断が発生し、
伝送単位Aからセル以降が到着しない場合の動作を示
す。セル〜は、(1) で示したように、伝送単位Aか
らのものが後段に送出され、後から到着する伝送単位B
からのものは廃棄される。しかし、伝送単位Aに切断が
発生してセル以降が到着しない。したがって、受信部
30aは、セル以降については、伝送単位Bから到着
するものを最先と判定し、その受信セルを後段に送出す
る。このとき、受信部30aから後段に送出されるセル
流にセル損失は発生しない。ただし、セルとセルと
の間には、伝送単位Aと伝送単位Bとの間の伝送遅延時
間差分に相当する跳躍が発生する。
【0030】図3(3) は、伝送単位Bに切断が発生し、
伝送単位Bからセル以降が到着しない場合の動作を示
す。受信部30aでは、伝送単位Bが切断する前も後も
伝送単位Aからの受信セルを選択し、伝送単位Bからの
受信セルを廃棄しているので、受信部30aから後段に
送出されるセル流に変化はない。
【0031】図4は、請求項3に記載の無中断伝送装置
の実施例構成を示すブロック図である。なお、本実施例
は、図3(2) の説明で触れた伝送遅延時間の跳躍を回避
するためのものである。
【0032】図において、本実施例の特徴とするところ
は、遅延調整部35を含む受信部30bの構成にある。
受信部30bは、セル判定部32aの前段に遅延調整部
35を配置し、その他の構成は図2に示す受信部30a
と同様である。
【0033】遅延調整部35は、伝送遅延時間が最大と
なる伝送単位からの受信セルを基準に、他の伝送単位か
らの受信セルにその伝送遅延時間差分の遅延を加えるこ
とにより、各伝送単位10からの受信セルの伝送遅延時
間差を跳躍が許容される時間以内に調整する。これによ
り、伝送単位の切断によって伝送遅延時間が次に短い伝
送単位からの受信セルに切り替わっても、伝送遅延時間
の跳躍は許容時間以内に抑えることができる。
【0034】図5は、請求項4に記載の無中断伝送装置
の実施例構成を示すブロック図である。図において、本
実施例の特徴とするところは受信部30cの構成にあ
る。受信部30cは、セル判定手段として受信セル蓄積
部36,セル判定部32bおよびセル送出部33を備え
る。
【0035】受信部30cの受信セル蓄積部36は、各
伝送単位10から到着するセルを蓄積する。セル判定部
32bは、受信セル蓄積部36に蓄積されている受信セ
ルの中から、各伝送単位10を介して並列伝送された同
一情報を有するセルを同定し、その内の1つのセルを選
択してセル送出部33に送出し、他のセルを廃棄する。
セル送出部33は、セル判定部32bが送出したセルを
後段に送出する。
【0036】なお、セル判定部32bにおける同一情報
を有するセルの同定処理は、例えば次のようになる。並
列伝送された同一情報を有するセルの1つが到着する
と、同一情報を有する他のセルの到着を待ち、同一情報
を有するすべてのセルが揃ったところで、その1つのセ
ルを選択してセル送出部33に送出する。また、一部の
伝送単位が切断し、同一情報を有するすべてのセルが揃
わなくても、並列伝送された同一情報を有するすべての
セルの到着が見込める所定時間経過後に、1つのセルを
選択してセル送出部33に送出する。
【0037】このように、通常は伝送遅延時間が最大と
なる伝送単位からのセルの到着を待って同一情報を有す
るセルの同定が行われるが、一部の伝送単位が切断して
同一情報を有するすべてのセルが揃わなくても同定処理
に支障はなく、セル送出部33から送出されるセル流に
セル損失は生じない。また、伝送遅延時間の跳躍も生じ
ない。
【0038】ここで、本実施例の無中断伝送動作につい
て、図6を参照して具体的に説明する。本説明では、伝
送単位の数を2とし、伝送単位Aの伝送遅延時間が伝送
単位Bの伝送遅延時間に比べて小さいものとする。
【0039】図6(1) は、両伝送単位が正常であり、受
信セル蓄積部36に伝送単位Aから到着したセル〜
がすでに蓄積され、伝送単位Bからセルが到着した場
合の動作を示す。セル判定部32bは、この状態で両伝
送単位A,Bからセルが到着したことを判定し、受信
セル蓄積部36からセルを読み出してセル送出部33
を介して後段に送出する。セル以降についても同様で
あり、伝送単位Bからセルが到着するごとに後段に送出
される。
【0040】図6(2) は、伝送単位Aに切断が発生し、
伝送単位Aからセル以降が到着しない場合の動作を示
す。セル〜については、(1) で示したように、伝送
単位Bからセル〜が到着した時点で、セル判定部3
2bが受信セル蓄積部36からセル〜を逐次読み出
してセル送出部33を介して後段に送出する。一方、セ
ル判定部32bはセルが伝送単位Bから到着した時点
で伝送単位Aの切断と判定する。したがって、セル判定
部32bは、セル以降については、伝送単位Bから到
着するセルを直ちに受信セル蓄積部36から読み出して
セル送出部33を介して後段に送出する。このとき、セ
ル送出部33から後段に送出されるセル流にセル損失は
発生しない。
【0041】図6(3) は、伝送単位Bに切断が発生し、
伝送単位Bからセル以降が到着しない場合の動作を示
す。セル判定部32bは、伝送単位Aからセルが到着
した後に、所定時間経過しても伝送単位Bから同一情報
を有するセルが到着しない場合には、伝送単位Bの切
断と判定する。したがって、それ以降は伝送単位Aから
到着するセルを読み出して後段に送出する。このとき、
セル送出部33から後段に送出されるセル流にセル損失
は発生しない。
【0042】ところで、伝送単位間の伝送遅延時間差が
大きくなると、各受信部30a〜30cのセル判定部3
2a,32bでは、各伝送単位10から相次いで到着す
る同一情報を有するセルの同定が困難になることがあ
る。この問題解決には、送信部から所定の周期で同期セ
ルを送出し、受信部でこの同期セルを基準に同一情報を
有するセルの同定処理を行うのがよい。これは、以上示
した各実施例に適用することが可能であるが、ここでは
図5に示す実施例に適用したものを図7に示す。
【0043】図7において、本実施例の特徴とするとこ
ろは、同期セル挿入部22aを含む送信部20bの構成
と、同期セルを用いてセル同定を行うセル判定部32c
を含む受信部30dの構成にある。
【0044】同期セル挿入部22aは、セル複製部21
の前段に配置され、セル複製部21に入力されるセル流
に所定の時間周期または所定のセル数周期で同期セルを
挿入する。同期セルは、受信部30dにおいて、通常セ
ルと異なるセルであることを同定する必要があるので、
ATM網におけるOAMセルその他が利用される。セル
複製部21は、通常セルと同様に同期セルを複製し、各
伝送単位10に並列に送出する。
【0045】受信部30dのセル判定部32cは、複数
の伝送単位10から所定の周期で到着する同期セルを識
別し、この同期セルを基点に、同期セルからの位置(到
着番号)により通常セルについての同定を行う。その他
の機能は、受信部30cのセル判定部32bと同様であ
る。これにより、各伝送単位10の伝送遅延時間差が大
きくても、各伝送単位10から到着する通常セルの同定
を容易にすることができる。なお、同期セルは、各同定
処理後に廃棄される。
【0046】次に、送信部・受信部間のトラヒックに発
生するセル内情報のビット誤り,セル損失,セル混入,
その他の伝送誤りへの対処法について説明する。これ
は、以上示した各実施例に適用することが可能である
が、ここでは図7に示す実施例に適用したものを図8に
示す。
【0047】図8において、本実施例の特徴とするとこ
ろは、誤り訂正符号作成部23を含む送信部20cの構
成と、誤り検出部37を含む受信部30eの構成にあ
る。誤り訂正符号作成部23は、同期セル挿入部22b
に接続され、送信部20cに前段から入力する各セルに
対する誤り訂正符号を作成する。この誤り訂正符号に
は、受信部30eにおいて復号化することにより、伝送
誤りを検出し、その伝送誤りの訂正を可能とするパリテ
ィ符号その他を用いる。同期セル挿入部22bは、複数
セル分の誤り訂正符号を同期セル内に記述してセル複製
部21に送出する。
【0048】誤り検出部37は、セル判定部32dに接
続され、各伝送単位10ごとに同期セルを介して伝送さ
れた誤り訂正符号を基に、各伝送単位10からの受信セ
ルに伝送誤りがあるか否かを検出し、かつ補償可能な伝
送誤りを訂正する。セル判定部32dは、誤り検出部3
7の結果を基に、受信セル蓄積部36に蓄積されている
同一情報を有するセルの内、伝送誤りがないセル、また
は伝送誤りが訂正されたセルを選択してセル送出部33
に送出する。受信部30eにおけるその他の機能は、受
信部30dと同様である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無中断伝
送装置は、送信部・受信部間で同一情報を有するセルを
複数の伝送単位を介して並列に伝送し、受信部で正常に
到着した同一情報を有するセルの1つを後段に送出す
る。したがって、並列伝送を行う伝送単位の内、一部の
伝送単位が切断しても正常な伝送単位が残存する限り、
受信部から後段に送出されるセル流にセル損失が発生し
ない無中断伝送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の無中断伝送装置の基本構成を
示すブロック図。
【図2】請求項2に記載の無中断伝送装置の実施例構成
を示すブロック図。
【図3】請求項2に記載の無中断伝送装置の動作例を説
明する図。
【図4】請求項3に記載の無中断伝送装置の実施例構成
を示すブロック図。
【図5】請求項4に記載の無中断伝送装置の実施例構成
を示すブロック図。
【図6】請求項4に記載の無中断伝送装置の動作例を説
明する図。
【図7】請求項5に記載の無中断伝送装置の実施例構成
を示すブロック図。
【図8】請求項6に記載の無中断伝送装置の実施例構成
を示すブロック図。
【図9】故障に対する従来の切り替え方式を説明する
図。
【図10】従来の無瞬断切り替え方式を説明する図。
【符号の説明】
10 伝送単位 20,20a,20b,20c 送信部 21 セル複製部 22a,22b 同期セル挿入部 23 誤り訂正符号作成部 30,30a,30b,30c,30d,30e 受信
部 31 セル判定手段 32a,32b,32c,32d セル判定部 33 セル送出部 34 受信履歴保持部 35 遅延調整部 36 受信セル蓄積部 37 誤り訂正部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM網内でセルを伝送する複数の伝送
    単位を介して対向配置される無中断伝送装置において、 前記複数の伝送単位の一端に配置される送信部は、同一
    情報を有するセルを複製し、前記複数の伝送単位に並列
    に送出するセル複製部を備え、 前記複数の伝送単位の他端に配置される受信部は、前記
    複数の伝送単位から到着するセルを受信し、同一情報を
    有するセルを同定してその内の1つのセルを後段に送出
    し他のセルを廃棄するセル判定手段を備えたことを特徴
    とする無中断伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無中断伝送装置におい
    て、 受信部のセル判定手段は、各伝送単位からの受信セルに
    ついて、同一情報を有するセルの受信履歴の有無を判定
    し、受信履歴がなければそのセルを後段に送出すると共
    に受信履歴を記録し、受信履歴があればそのセルを廃棄
    する構成であることを特徴とする無中断伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無中断伝送装置におい
    て、 受信部のセル判定手段は、各伝送単位からの受信セルに
    ついて、各伝送単位の伝送遅延時間を調整して受信履歴
    の有無を判定する構成であることを特徴とする無中断伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無中断伝送装置におい
    て、 受信部のセル判定手段は、各伝送単位からの受信セルを
    蓄積し、並列伝送された同一情報を有するすべてのセル
    の到着が見込める所定時間ごとに同一情報を有するセル
    を同定し、その内の1つのセルを後段に送出し他のセル
    を廃棄する構成であることを特徴とする無中断伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の無中断伝送装置において、 送信部に、複数の伝送単位に並列に送出される各セル流
    に対して所定の周期で同期セルを挿入する同期セル挿入
    部を備え、 受信部のセル判定手段は、前記複数の伝送単位から所定
    の周期で到着する前記同期セルを識別し、各伝送単位か
    らの受信セルについて、前記同期セルを基に同一情報を
    有するセルの同定を行う構成であることを特徴とする無
    中断伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の無中断伝送装置において、 送信部に、複数の伝送単位に並列に送出される各セルの
    誤り訂正符号を作成して受信部に送出する誤り訂正符号
    作成部を備え、 受信部に、受信した誤り訂正符号を基に受信セルに伝送
    誤りがあるか否かを検出し、かつ伝送誤りを訂正する誤
    り訂正部を備え、セル判定手段が伝送誤りがないセルま
    たは伝送誤りが訂正されたセルを後段に送出する構成で
    あることを特徴とする無中断伝送装置。
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