JPH0662036A - 同期維持制御方式 - Google Patents

同期維持制御方式

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JPH0662036A
JPH0662036A JP4208725A JP20872592A JPH0662036A JP H0662036 A JPH0662036 A JP H0662036A JP 4208725 A JP4208725 A JP 4208725A JP 20872592 A JP20872592 A JP 20872592A JP H0662036 A JPH0662036 A JP H0662036A
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cells
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Toshinori Koyanagi
敏則 小柳
Shinji Ota
眞治 太田
Haruo Yamashita
治雄 山下
Hiroshi Ota
宏 太田
Hiromi Ueda
裕巳 上田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両系の有効セルの同期状態を維持する同期維
持制御方式に関し、伝送遅延のばらつきや特殊セルの挿
入等があっても、バッファから同一の有効セルを同時に
読出す同期状態を維持する。 【構成】 0系と1系とのバッファ(FIFO)1,2
と、このバッファ1,2を読出制御信号により制御する
同期制御部3と、系選択制御信号により0系と1系とを
切替えるセレクタ4とを備え、バッファ1,2から同時
に同一の有効セルの読出しが可能の同期状態に於いて、
一方の系の伝送遅延によりその系のバッファが空きとな
った時、他方の系のバッファの読出しを停止して、両系
に空きセルを送出する。そして、空きのバッファに有効
セルが到着すると、一方の系のバッファと他方の系のバ
ッファとの読出しを再開し、同期状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重化された系のセル
を無瞬断で切替えることができるように同期化し、その
同期状態を維持する同期維持制御方式に関する。各種の
通信に於いて、伝送路や伝送装置を二重化構成として、
通信網の信頼性の向上を図っている。又ATM(Async
hronous Transfer Mode )方式に於いては、ディジタ
ル音声信号,ディジタル画像信号,各種のデータ等を固
定長パケット化し、それをセルとして伝送するものであ
り、現用系と予備系との二重化構成とした場合、系切替
えを行う場合に、有効セルの欠落や重複が生じないよう
に切替える無瞬断二重化切替えを可能とすることが要望
されている。
【0002】
【従来の技術】二重化システムは、例えば、図13に示
すように、送信側31に於いては、分配部33により送
信部34,35に送信データを分配し、送信部34,3
5からそれぞれ伝送路38,39にデータを送出する。
受信側32に於いては、受信部36,37によりそれぞ
れ受信し、セレクタ41により何れか一方の受信データ
を選択して出力する。即ち、二点鎖線で示すように、送
信部34と伝送路38と受信部36とにより0系の伝送
系を構成し、又送信部35と伝送路39と受信部37と
により1系の伝送系を構成している。
【0003】前述の二重化システムに於いて、ATM方
式によるセルを送信側31から受信側32に伝送し、現
用系の障害発生時に予備系にセレクタ41によって切替
えることになる。その場合、無瞬断で切替える方式とし
て、送信側31から切替用トリガセルを送出し、受信側
32の受信部36,37のバッファ(図示せず)からこ
の切替用トリガセルを同時に読出した時に、0系と1系
とのセルが同期化したと判断して、セレクタ41を制御
する方式が考えられる。即ち、セレクタ41を制御して
0系と1系との切替えを行う時に、0系と1系とセル同
期をとる方式である。
【0004】又0系と1系とのセルを、受信部36,3
7のバッファ(図示せず)により伝送路38,39等に
よる伝送遅延差を吸収して、常時同期状態としておき、
現用系の障害発生等により予備系に切替える時に、直ち
にセレクタ41を制御して無瞬断で切替える方式も考え
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前述の切替用トリガ
セルを用いる方式は、この切替用トリガセルを識別し、
同時にバッファから読出すまでセレクタ41を制御し
て、無瞬断切替えを行わせることができないので、例え
ば、現用系から予備系に切替えるまでに要する時間が長
くなる欠点がある。
【0006】又受信部36,37のバッファ(図示せ
ず)により常時同期状態として、セレクタ41により無
瞬断切替えを行わせる方式は、同期確立後のセル廃棄に
より同期外れが生じる欠点があり、又現用系の伝送系の
正常性等を確認する為の特殊セルを伝送する場合に、余
分なセルが挿入されることにより、同期外れが生じる欠
点がある。このような同期外れが生じると、現用系から
予備系に切替える時に、直ちにセレクタ41を制御した
場合、セルの欠落や重複が生じる欠点がある。本発明
は、同期を確立した後、その同期を維持できるように制
御することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の同期維持制御方
式は、図1を参照して説明すると、二重化構成の一方と
他方との系の有効セルをそれぞれ入力するファーストイ
ン・ファーストアウト・メモリ(FIFO)からなるバ
ッファ1,2と、これらのバッファ1,2を制御する同
期制御部3とを備え、バッファ1,2から同期して有効
セルを読出してセレクタ4により無瞬断で切替える為の
同期維持制御方式であり、同期制御部3は、一方の系
(0系)と他方の系(1系)との間で同期化した後、一
方又は他方の系のバッファから有効セルの読出しが可能
の状態の時に、他方又は一方の系のバッファに有効セル
がない場合、前記一方又は他方の系のバッファの読出し
を停止して、前記一方と他方との系に空きセルを送出
し、他方の又は一方の系のバッファに有効セルが入力さ
れた時に、一方と他方との系のバッファから同期して有
効セルを読出して、同期を維持するものである。
【0008】一方又は他方の系(0系又は1系)の有効
セル廃棄時に、廃棄した有効セルの位置にダミーセルを
挿入し、このダミーセルを有効セルとしてバッファに入
力する。
【0009】又一方又は他方の系(0系又は1系)に特
殊セルを挿入した時に、他方又は一方の系に、その特殊
セルの挿入位置に対応した位置にダミーセルを挿入し、
そのダミーセルを特殊セルと共に有効セルとしてバッフ
ァ1,2に入力する。
【0010】又一方と他方との系(0系と1系)に、特
殊セル挿入用セルを伝送し、一方又は他方の系に於い
て、特殊セル挿入用セルに特殊セルを挿入する。
【0011】又一方又は他方の系(0系又は1系)に挿
入した特殊セルを検出する特殊セル検出部を設け、この
特殊セル検出部によりバッファ1,2から読出した特殊
セルを検出した時に、同期制御部3は、特殊セルが挿入
されていない系のバッファの読出しを停止し、且つ特殊
セルと同期して空きセルを送出する。
【0012】又バッファ1,2に蓄積された有効セル数
を検出し、この有効セル数が予め設定された値を超えた
時に、同期制御部3は、バッファ1,2が読出停止状態
であっても、その読出停止を解除して、有効セル読出し
の制御を行うものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明に於いては、バッファ(FIF
O)1,2は有効セルのみを入力し、同期制御部3は、
バッファ1,2から有効セルの読出しを読出制御信号に
より制御するものであり、同一の有効セルを同時に読出
すことができる同期状態に於いて、例えば、1系の伝送
遅延等によりバッファ2に有効セルがなくなった場合、
0系のバッファ1から有効セルを読出し、次に1系のバ
ッファ2に有効セルが入力されて、バッファ1の有効セ
ルと同期して読出しを行うと、0系と1系との有効セル
のずれが生じる。そこで、バッファ2が空き状態となっ
た時に、バッファ1の読出しを停止する。そして、バッ
ファ2に有効セルが入力された時に、バッファ1の有効
セルとバッファ2の有効セルとを同期して読出す。従っ
て、一旦同期が確立した後は、伝送遅延等のばらつきが
あっても、その同期状態を維持し、系選択制御信号によ
りセレクタ4を制御して、0系と1系との切替えを行う
場合に、無瞬断切替えを可能とすることができる。
【0014】請求項2の発明に於いては、セルのヘッダ
のビット誤り等によりセルが廃棄される場合があり、廃
棄セルは空きセルとするものであるから、バッファには
蓄積されないことになる。従って、セル廃棄が生じる
と、0系と1系とのバッファ1,2から同期して有効セ
ルの読出しを行ったとしても、内容が異なるセルが同時
に読出されるだけで、実際の同期状態とは異なる状態と
なる。そこで、廃棄されたセルの代わりにダミーセルを
挿入し、このダミーセルを有効セルとしてバッファに入
力する。それにより、ダミーセル以後の有効セルは内容
が同一となって、実際の同期状態を維持することができ
る。
【0015】請求項3の発明に於いては、現用系に特殊
セルを挿入して現用系の正常性を確認する場合があり、
その場合、予備系には特殊セルを挿入しないから、特殊
セルを挿入した系のバッファには、他方の系のバッファ
より一つ多い有効セルが入力されることになり、そのま
ま両系のバッファ1,2から同期して読出しを行うと、
実際の同期状態とは異なる状態となる。そこで、例え
ば、0系に特殊セルを挿入した場合は、1系にダミーセ
ルを挿入する。従って、バッファ1には特殊セルが入力
され、バッファ2にはダミーセルが挿入されて、特殊セ
ルとダミーセルとが同期して読出されるから、実際の同
期状態を維持することができる。
【0016】請求項4の発明に於いては、特殊セルを挿
入するタイミングが予め定められている場合が一般的で
あり、その特殊セル挿入用セルを0系と1系とに伝送す
る。例えば、0系が現用系の場合に、その0系に於いて
特殊セル挿入用セルを検出して特殊セルを挿入する。従
って、この特殊セルを挿入した有効セルが0系のバッフ
ァ1に入力されると、1系のバッファ2には特殊セル挿
入用セルが有効セルとして入力されるから、0系のバッ
ファ1からの特殊セルが挿入された特殊セル挿入用セル
と、1系のバッファ2から特殊セルを挿入していない特
殊セル挿入用セルとを同期して読出すことになるから、
同期状態を維持することができる。
【0017】請求項5の発明に於いては、特殊セル挿入
用セルやダミーセルの挿入を行わないシステムに於い
て、特殊セル検出部により一方の系の特殊セルを検出し
た時に、他方の系のバッファの読出しを停止し、その代
わりに空きセルを送出する。例えば、0系の特殊セルを
バッファ1から読出した時に、1系のバッファ2の読出
しを停止し、空きセルを0系の特殊セルと同期して送出
する。従って、0系に特殊セルが挿入されても、それ以
後の同期状態を維持することができる。
【0018】請求項6の発明に於いては、バッファ1,
2は有限の蓄積容量を有するものであるから、例えば、
1系のバッファ2に入力される有効セルの到着が遅れた
場合に、0系のバッファ1の読出しが停止されて、バッ
ファ1がオーバーフローし、有効セルが廃棄されること
になる。そこで、バッファ1,2の容量情報を基に同期
制御部3は、蓄積されている有効セル数が予め定められ
た数を超えた状態か否かを判定し、超えた場合には、そ
のバッファの読出停止を解除し、一時同期外れの状態と
して、有効セルの廃棄を回避する。
【0019】
【実施例】図2は本発明の一実施例のフローチャートで
あり、図1の本発明の原理説明図に於いて、バッファ
1,2は、ファーストイン・ファーストアウト・メモリ
から構成され、同期制御部3は、読出制御信号によりバ
ッファ1,2から同期して有効セルの読出しを制御し、
セレクタ4は、系選択制御信号により0系と1系との切
替えを行うものである。図2に於いては、この0系と1
系との何れか一方をX系、他方をY系として示し、同期
制御部3は、X系とY系とのバッファ(FIFO)が空
きか否かを、バッファ(FIFO)からの容量情報(蓄
積された有効セル数)により判定する(a),(b)。
そして、X系とY系とのバッファ(FIFO)が空きで
ない場合、即ち、有効セルが蓄積されている場合は、両
系の有効セルを同期して読出す(c)。又X系のバッフ
ァが空きの場合は、Y系のバッファ(FIFO)の読出
しを停止し(d)、Y系に空きセルを送出する(e)。
又Y系のバッファが空きの場合は、X系のバッファ(F
IFO)の読出しを停止し(f)、X系に空きセルを送
出する(g)。同期制御部3は、マイクロプロセッサ等
による制御機能を備え、バッファ1,2の読出制御と共
に、前述の空きセルの送出制御を行うものである。
【0020】図3,図4,図5は本発明の一実施例の動
作説明図であり、1,2は図1に示す0系と1系とのバ
ッファ(FIFO)、Y,Z,A,B,C,・・・は有
効セル、点線は空きセルを示し、有効セルBを用いて同
期を確立する場合を示す。図3の(A1)は、0系と1
系とのバッファ1,2が空き状態で、次に有効セルYが
バッファ1に入力され、バッファ2には3セル分遅れて
有効セルYが入力される状態を示す。又(A2)は、0
系のバッファ1から有効セルYが読出され、この有効セ
ルYに対して1系に空きセルが送出され、且つバッファ
1に有効セルZが蓄積されて次の読出しを待っている状
態を示す。
【0021】又図3の(A3)はバッファ1に同期確立
用の有効セルBが蓄積され、バッファ2に有効セルYが
蓄積された状態を示し、同期確立用の有効セルBが0系
のバッファ1に入力されると、同期制御部(図示せず)
が同期確立用の有効セルBを検出して、1系のバッファ
2に同期確立用の有効セルBが蓄積されるまで、0系の
バッファ1の読出しを停止し、0系に空きセルを送出す
る。その場合、1系のバッファ2は空きであるから、1
系には空きセルを送出することになる。従って、図3の
(A4)の状態から(A5)の状態に移行し、(A5)
に示すように、同期確立用の有効セルBがバッファ1,
2に蓄積されると、0系のバッファ1に対する読出停止
が解除され、バッファ1,2から同期して有効セルBが
読出される。即ち、図4の(A6)に示す状態となり、
同期が確立される。
【0022】同期確立後に、図4の(A7)に示すよう
に、1系の有効セルD,E,F,Gが0系より遅れたこ
とにより、1系のバッファ2が空きとなると、0系のバ
ッファ1の読出しを停止し、両系に空きセルを送出す
る。従って、0系のバッファ1には、有効セルD,E,
Fが蓄積された状態となる。次に、(A8)に示すよう
に、1系の有効セルDがバッファ2に蓄積されると、読
出停止が解除されて、有効セルDは(A9)に示すよう
に同期して読出される。従って、(A10)の状態に於
いても同期が維持されている。
【0023】前述と同様にして、図5の(A11),
(A14)に於いては、1系のバッファ2が空きとなる
から、0系のバッファ1の読出しを停止し、1系のバッ
ファ2に有効セルが入力されると、両系のバッファ1,
2の読出しを行い、同期を維持することができる。
【0024】図6は本発明の一実施例に於けるセル廃棄
の問題点の説明図であり、(B1)に示すように、1系
の有効セルGが廃棄された場合を示す。従って、(B
2)に示すように、0系と1系とのバッファ1,2の先
頭に有効セルFが蓄積され、その有効セルFが(B3)
に示すように同期して読出された後、0系のバッファ1
の先頭に有効セルGが蓄積された状態となるが、1系の
バッファ2には有効セルGは入力されないから、バッフ
ァ2が空きとなった場合、0系のバッファ1の読出しを
停止するから、(B4)に示すように、両系に空きセル
を送出することになり、次に(B5)に示すように、1
系のバッファ2に有効セルHが蓄積されると、(B6)
に示すように、0系のバッファ1から有効セルG、1系
のバッファ2から有効セルHを同時に読出して送出する
ことになり、位相同期外れの状態となり、この状態は
(B7)以降も継続することになる。即ち、セル廃棄が
生じない場合は、前述の実施例により同期を維持するこ
とができるが、セル廃棄が生じる場合は、位相同期外れ
の状態となる。
【0025】そこで、本発明の他の実施例は、図7に示
すように、廃棄されたセルXをダミーセルとし、これを
有効セルとしてバッファに入力するものである。即ち、
図6の(B1),(B2)に示すように、有効セルGを
廃棄した場合、この実施例に於いては、図7の(C1)
に示すように、廃棄した有効セルGをダミーセルXとす
る。例えば、セルのヘッダのビット誤りにより廃棄され
た場合、そのヘッダを有効セルとして取扱うことができ
るよう修正する。このダミーセルXが有効セルFの後
に、(C2)に示すように1系のバッファ2に入力さ
れ、(C3)に示すように、バッファ1の先頭に有効セ
ルG、バッファ2の先頭にダミーセルXが蓄積された状
態となり、(C4)に示すように、この有効セルGとダ
ミーセルXとが同時に読出され、次に(C5)に示すよ
うに、バッファ1,2の先頭に有効セルHが蓄積される
から、それ以降は(C6),(C7)に示すように、位
相同期が維持されることになる。
【0026】図8は本発明の実施例の特殊セルを用いた
場合の説明図であり、1,2はバッファ、3は同期制御
部、4はセレクタ、5,6は特殊セル検出部である。現
用系のセルの伝送経路に特殊セルを挿入し、確認個所に
於いてその特殊セルを抽出して、ビットエラーレート等
により現用系の正常性の確認を行うものである。その特
殊セルを検出する特殊セル検出部5,6を設け、検出信
号を同期制御部3に加えるものである。この特殊セル検
出部5,6は、バッファ1,2から読出した有効セルか
ら特殊セルを検出する順序の構成を示すが、バッファ
1,2に入力される有効セル或いはバッファ1,2に蓄
積された有効セルから特殊セルを検出する構成とするこ
ともできる。
【0027】図9は特殊セルを挿入した場合の問題点の
説明図であり、(D1)に示すように、1系の有効セル
G,H間に特殊セル(特)を挿入した場合、即ち、0系
が予備系となり、1系が現用系の場合に、その伝送経路
の正常性を確認する為の特殊セル(特)を挿入した場
合、(D2),(D3),(D4)までは位相同期が維
持されている。この(D4)に於いては、バッファ1の
先頭に有効セルH、バッファ2の先頭に特殊セル(特)
が蓄積された状態となる。
【0028】次の(D5)の状態では、0系に有効セル
H、1系に特殊セル(特)が同時に読出され、次の(D
6)状態では、0系に有効セルI、1系に有効セルHが
同時に読出されるから、(D5),(D6),(D7)
以降は位相同期外れの状態となり、同期を維持できなく
なる。
【0029】そこで、図8に示すように、特殊セル検出
部5,6を設け、同期制御部3によりダミーセルの挿入
又はバッファの読出停止の制御等を行うものであり、図
10はダミーセルを挿入する場合の実施例の動作説明図
である。この動作説明図の実施例に於いては、特殊セル
検出部5,6は、バッファ1,2に入力される前の特殊
セルを検出する構成の場合であり、同図の(E1)は、
1系の有効セルG,H間に特殊セル(特)が挿入された
状態を示し、この特殊セル(特)を特殊セル検出部6に
より検出すると、0系の有効セルG,H間にダミーセル
(ダ)を挿入する。この挿入はバッファ1に対して行わ
れる。
【0030】従って、(E2),(E3),(E4)に
示すように、バッファ1にダミーセル(ダ)、バッファ
2に特殊セル(特)が蓄積されることになり、(E5)
に示すように、ダミーセル(ダ)と特殊セル(特)とは
同時に読出されるから、(E5)以降の(E6),(E
7)に示すように、位相同期は維持される。
【0031】特殊セル(特)の挿入個所に対応してダミ
ーセル(ダ)を挿入する代わりに、図11に示す実施例
は、特殊セルを空きセルと等価なセルとしてバッファ
1,2の読出しを制御するもので、この場合の特殊セル
検出部5,6は、バッファ1,2に蓄積された特殊セル
を検出する構成とするものである。従って、(F1)に
示すように、1系の有効セルG,H間に特殊セル(特)
が挿入されて、(F2),(F3)に示すように位相同
期が維持され、(F4)に示すように、特殊セル(特)
がバッファ2の先頭に蓄積されると、特殊セル検出部6
により検出することになり、その検出信号を同期制御部
3に加えることにより、同期制御部3は、0系のバッフ
ァ1の読出しを停止する。従って、そのバッファ1の先
頭に有効セルHが蓄積された状態となる。
【0032】次に、(F5)に示すように、1系のバッ
ファ2から特殊セル(特)を読出し、0系に空きセルを
送出する。それにより、(F6),(F7)に示すよう
に、バッファ1,2から同一の有効セルが読出されて、
位相同期が維持されることになる。
【0033】又特殊セルは、所定の間隔毎に挿入して、
定期的に現用系の正常性を監視する場合が一般的である
から、予め特殊セル挿入用セルを0系と1系とに送出
し、この特殊セル挿入用セルに特殊セルを挿入し、又正
常性の監視点でこの特殊セルを抽出することができる。
その場合は、特殊セルが挿入されていない特殊セル挿入
用セルも有効セルとしてバッファ1,2に入力すること
により、図3,図4,図5について説明した本発明の実
施例を適用して、同期確立後の同期を維持することがで
きる。
【0034】図12は本発明の更に他の実施例の説明図
であり、図1,図8と同一符号は同一部分を示し、7は
セル一致検出部である。このセル一致検出部7は、例え
ば、図3の同期確立用の有効セルBが0系と1系とに同
時にセレクタ4に入力されるか否かを検出するもので、
セル内容を比較して一致している場合に同期状態と判定
する。この場合、連続して所定数のセルが一致した場合
に同期確立と判定し、不一致のセルが所定数連続した場
合に同期外れと判定することもできる。又特殊セル検出
部5,6による特殊セル検出時には、特殊セルとダミー
セル,空きセル或いは特殊セル挿入用セルとがセル一致
検出部7に入力されることになるから、同期制御部3か
らの制御により、セル一致検出部7はセル内容の比較を
行わないようにすることができる。
【0035】又特殊セル検出部5,6は、前述の実施例
のように、バッファ(FIFO)1,2に入力される特
殊セル又はバッファ1,2に蓄積された特殊セル或いは
バッファ1,2から読出された特殊セルの何れかの状態
の特殊セルを検出する構成とすることができる。
【0036】又同期制御部3は、バッファ1,2の蓄積
有効セル数を示す容量情報を受信して、予め定めた数を
超えたか否かを判定し、超えた場合には、そのバッファ
にオーバーフローが生じる可能性が大きくなった状態で
あるから、読出停止を解除する。例えば、1系の伝送系
の障害によりバッファ2に有効セルが入力されない状態
に於いて、そのバッファ2は空きとなるから、0系のバ
ッファ1の読出しが停止される。そして、このバッファ
1に蓄積された有効セル数が予め定めた数を超え、更に
そのままの状態を継続すると、バッファ1はオーバーフ
ローして、有効セルが廃棄されることになる。そこで、
前述のように、容量情報による蓄積有効セル数が予め定
めた数を超えると、読出停止を解除し、バッファ1のオ
ーバーフローによる有効セルの廃棄を回避するものであ
る。なお、その場合は同期外れの状態となる。
【0037】本発明は、前述の各実施例にのみ限定され
るものではなく、種々付加変更することができるもので
あり、データをパケット化して伝送する二重化システム
に適用し、無瞬断切替えを可能とすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一方の
系と他方の系とのバッファ1,2によって、一方の系と
他方の系とのセルの位相差を吸収し、同一内容の有効セ
ルを同時に読出して同期を確立し、その状態に於いて、
一方の系のバッファが空きとなった場合に、他方の系の
バッファの読出しを停止するものであり、一方の系に有
効セルが到着するまで、他方の系にバッファに先に到着
した有効セルを待ち合わせることにより、同期を維持す
ることができる。従って、系選択制御信号によりセレク
タ4を制御して、一方の系と他方の系との切替えを行う
場合に、無瞬断切替えが可能となる。
【0039】又ヘッダ誤り等によりセル廃棄が生じる場
合があるから、その場合には、廃棄セルの代わりにダミ
ーセルを挿入するもので、このダミーセルを有効セルと
してバッファに入力するから、同期を維持することがで
きる。
【0040】又一方の系に特殊セルを挿入した場合に、
他方の系にダミーセルを挿入し、一方の系のバッファか
ら特殊セルを読出す時に、同時に他方の系のバッファか
らダミーセルを読出すように同期制御部3により制御す
ることによって、同期を維持することができる。又特殊
セル挿入用セルを一方の系と他方の系とに伝送すること
により、ダミーセルの挿入等の操作を行うことなく、特
殊セルを挿入した場合の同期を維持することができる。
又一方の系の特殊セルをバッファから読出す時に、他方
の系のバッファの読出しを停止して、その系に空きセル
を送出することにより、一方のバッファが空きの状態の
時に、他方の系のバッファの読出しを停止する制御と同
様な制御により、同期を維持することができる。
【0041】又バッファ1,2に蓄積された有効セル数
が設定値を超えた時に、読出停止を解除することによ
り、一方の系の障害発生時に生じるバッファのオーバー
フローを回避して、有効セルの廃棄が生じないように制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例に於けるセル廃棄の問題点の
説明図である。
【図7】本発明の他の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の実施例の特殊セルを用いた場合の説明
図である。
【図9】本発明の実施例に於ける特殊セルの問題点の説
明図である。
【図10】本発明の実施例の特殊セルを用いた場合の動
作説明図である。
【図11】本発明の実施例の特殊セルを用いた場合の動
作説明図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の説明図である。
【図13】二重化システムの説明図である。
【符号の説明】
1,2 バッファ(FIFO) 3 同期制御部 4 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 治雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 太田 宏 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 上田 裕巳 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化構成の一方と他方との系の有効セ
    ルをそれぞれ入力するファーストイン・ファーストアウ
    ト・メモリからなるバッファ(1),(2)と、該バッ
    ファ(1),(2)を制御する同期制御部(3)とを備
    え、前記バッファ(1),(2)から同期して前記有効
    セルを読出して、前記一方の系と前記他方の系とを無瞬
    断で切替える為の同期維持制御方式に於いて、 前記同期制御部(3)は、前記一方の系と前記他方の系
    との間で同期化した後に、前記一方又は他方の系のバッ
    ファから有効セルの読出しが可能の状態の時に、前記他
    方又は一方の系のバッファに有効セルがない場合、前記
    一方又は他方の系のバッファの読出しを停止して、前記
    一方と他方との系に空きセルを送出し、前記他方又は一
    方の系のバッファに有効セルが入力された時に、前記一
    方と他方との系のバッファから同期して前記有効セルを
    読出して、同期を維持することを特徴とする同期維持制
    御方式。
  2. 【請求項2】 前記一方又は他方の系の有効セル廃棄時
    に、廃棄した有効セルの位置にダミーセルを挿入して、
    該ダミーセルを有効セルとして前記バッファに入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の同期維持制御方式。
  3. 【請求項3】 前記一方又は他方の系に特殊セルを挿入
    した時に、前記他方又は一方の系に、前記特殊セルの挿
    入位置に対応した位置にダミーセルを挿入し、該ダミー
    セルを前記特殊セルと共に有効セルとして前記バッファ
    に入力することを特徴とする請求項1記載の同期維持制
    御方式。
  4. 【請求項4】 前記一方と他方との系に、特殊セル挿入
    用セルを伝送し、前記一方又は他方の系に於いて、前記
    特殊セル挿入用セルに特殊セルを挿入することを特徴と
    する請求項1記載の同期維持制御方式。
  5. 【請求項5】 前記一方又は他方の系に挿入した特殊セ
    ルを検出する特殊セル検出部を設け、該特殊セル検出部
    により前記バッファから読出した前記特殊セルを検出し
    た時に、前記同期制御部(3)は、前記特殊セルが挿入
    されていない系のバッファの読出しを停止し、前記特殊
    セルと同期して空きセルを送出することを特徴とする請
    求項1記載の同期維持制御方式。
  6. 【請求項6】 前記バッファ(1),(2)に蓄積され
    た有効セル数を検出し、該有効セル数が予め設定された
    値を超えた時に、前記同期制御部(3)は、前記バッフ
    ァ(1),(2)が読出停止の状態に制御されていて
    も、該読出停止を解除して有効セル読出しの制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の同期維持制御方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998187A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Nec Corp 出力バッファ型スイッチの位相合わせ制御回路
US6490282B1 (en) 1998-03-12 2002-12-03 Nec Corporation Switching system for asynchronous transfer mode switch
JP2014099685A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Nec Corp Ts信号の信号切替装置および信号切替方法

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