JP5354093B2 - 伝送装置及び方法 - Google Patents
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Description
本発明は、例えば信号の送信や受信を行う伝送装置及び方法に関し、より具体的には例えば基幹伝送路としてのバックボーン回線上での信号の送信や受信を行う伝送装置及び方法に関する。
バックボーン回線等の基幹伝送路又はその他の伝送路等に採用される通信規格として、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告のOTN(Optical Transport Network)が提案されている。OTNでは、伝送路の信頼性や運用性の向上のために、伝送路に対して設定された複数の回線(例えば、現用回線及び予備回線)の切り替えが行われる。複数の回線の切り替えの方式として、1+1切替や1:n切替等が存在する。複数の回線の切り替えは、OTNフレーム中に含まれるAPS(Automatic Protection Switching)バイト(或いは、APSチャネル)を各伝送装置が参照することによって行われる。
一方で、OTNでは、伝送路の階層化概念として、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical Network)等で採用されていたパス及びセクションというセグメント(伝送区間)の概念に加えて、TCM(Tandem Connection Monitoring)という新たなセグメントの概念が導入されている。TCMは、伝送路上の任意の位置の又は任意の長さのセグメントに対して自由に設定することができる。つまり、TCMを導入することによって、ネットワークプロバイダやユーザごとに固有のセグメントを設定することができる。このため、ネットワークプロバイダやユーザごとに固有のセグメントに対して、障害の発生状況や回線品質等のモニタリングを行うことができる。
OTNでは、MFAS(Multi Frame Alignment Signal)を用いることで、複数種類のセグメントの夫々に対して個別にAPSバイトを送信することができる。従って、上述した1+1切替や1:n切替は、MFAS及びAPSバイトに応じて、パスの単位やセクションの単位やTCMの単位で行われる。しかしながら、現状の1+1切替や1:n切替では、パスという単一のセグメントに対する回線の切り替えが考慮されているに過ぎない。このため、異なる複数種類のセグメントに対して回線の切替要求が生じた場合には、切り替えの完了(言い換えれば、障害が生じている回線の救済)までの時間が相対的に長くなってしまったり、最適な切り替えが行われなくなってしまったり、或いは不要な切り替えが発生してしまいかねないという技術的な問題点が生じてしまう。
例えば、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間のパスに生じた障害に起因した現用回線から予備回線への切替要求が発生した後に、当該第1及び第2の伝送装置を中間ノードとして含むTCMに対してFS(Forced Switch)による予備回線から現用回線への切替要求が発生した場合について検討する。この場合、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間のパスでは、現用回線から予備回線への切り替えが行われる。一方で、第1及び第2の伝送装置を中間ノードとして含むTCMでは、予備回線から現用回線への切り替えが行われる。しかしながら、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間のパスでは現用回線に障害が発生しているため、TCMでの現用回線への切り替えによって、その後の信号の正常な伝送が困難になってしまう。従って、必ずしも最適な切り替えが行われなくなってしまう。
加えて、TCMという新たなセグメントの導入に限らず、複数種類のセグメントが導入されている場合には、上述した技術的な問題点が生じ得る。つまり、パス及びセクションという概念を採用しているSDHやSONETにおいても、パスに対する切替要求とセクションに対する切替要求とが生じた場合には、同様の技術的な問題点が生じかねない。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、例えば異なる種類の伝送区間に対する切替要求が生じた場合にも、伝送経路の切り替えを適切に行うことが可能な伝送装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題は、取得手段と選択手段と切替手段とを備える伝送装置によって解決される。取得手段は、少なくとも一部の区間が重複する複数種類の伝送区間を対象とした信号の伝送経路の切替要求を取得する。選択手段は、優先度(例えば、複数種類の伝送区間の夫々に対応する優先度)を示す優先度情報に基づいて、複数の切替要求(例えば、複数種類の伝送区間を対象とした切替要求)のうちのいずれか一つを選択する。切替手段は、選択手段によって選択された一つの切替要求に応じた伝送経路の切り替えを行う。
上記課題は、取得工程と選択工程と切替工程とを備える伝送方法によって解決される。取得工程では、上述した取得手段が行う動作と同様の動作が行われる。選択工程では、上述した選択手段が行う動作と同様の動作が行われる。切替工程では、上述した切替手段が行う動作と同様の動作が行われる。
以上説明した伝送装置によれば、複数種類の伝送区間を対象とした切替要求が生じた場合には、優先度を示す優先度情報に基づいて、いずれか一つの切替要求に応じた伝送経路の切り替えが行われる。このため、複数種類の伝送区間を対象とした切替要求(つまり、複数の切替要求)が生じた場合であっても、複数の切替要求を実行する順番等に依存することなく、伝送区間の優先度に応じた適切な伝送経路の切り替えが行われる。言い換えれば、上述の伝送装置によれば、伝送経路の切り替えの完了(言い換えれば、障害が生じている回線の救済)までの時間が相対的に長くなってしまったり、最適な切り替えが行われなくなってしまったり、或いは不要な切り替えが発生してしまいかねないという技術的な問題点が生ずる不都合を好適になくすないしは抑制することができる。
一例として、例えば、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間の第1の伝送区間(例えば、パス)に生じた障害に起因した現用回線から予備回線への第1の切替要求、並びに当該第1及び第2の伝送装置を中間ノードとして含む第2の伝送区間(例えば、TCM)に対してFSによる予備回線から現用回線への第2の切替要求が発生した場合について検討する。また、優先度情報は、第1の伝送区間の優先度が第2の伝送区間の優先度よりも高いことを示しているものとする。この場合、第1の切替要求に応じて、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間の第1の伝送区間では、現用回線から予備回線への切り替えが行われる。一方で、第2の切替要求は、第1の切替要求と比較して優先度が相対的に低い第2の伝送区間に対する切替要求である。このため、第1及び第2の伝送装置を中間ノードとして含む第2の伝送区間では、予備回線から現用回線への切り替えが行われない。このため、第1の伝送区間で障害が発生している状態で第2の伝送区間での現用回線への切り替えが行われてしまうことによって、第1の伝送装置と第2の伝送装置との間の信号の正常な伝送が困難になってしまうという不都合が生ずることはなくなる。
以上説明した伝送方法によれば、上述した伝送装置が享受する効果と同様の効果を享受することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。尚、以下の説明では、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告のOTN(Optical Transport Network)に準拠している伝送装置を例にあげて説明を進める。
(1)伝送システムの構成
図1を参照して、本実施形態の伝送装置10を備える伝送システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態の伝送システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1を参照して、本実施形態の伝送装置10を備える伝送システム1の構成について説明する。図1は、本実施形態の伝送システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、伝送システム1は、複数の伝送装置10と、ライナー伝送路20とを備えている。図1に示す伝送システム1の構成は一例であり、その他の構成を有する伝送システム(例えば、リング伝送路を介して複数の伝送装置が接続されている伝送システム等)に対して、以下に説明する伝送装置10を適用してもよい。
複数の伝送装置10は、ライナー伝送路20を介して相互に接続されている。複数の伝送装置10の夫々は、ライナー伝送路20を用いて、他の伝送装置10との間での所定の信号(例えば、後述するOTNフレーム40:図4参照)の送受信を行うことができる。図1では、5つの伝送装置10(具体的には、伝送装置(#1)10、伝送装置(#2)10、伝送装置(#3)10、伝送装置(#4)10及び伝送装置(#5)10)を備える例が開示されているが、図1に示す伝送装置10の数は一例である。伝送システム1は、任意の数の伝送装置10を備えていてもよい。
ライナー伝送路20は、複数の伝送装置10間での信号の送受信を行うための伝送路である。ライナー伝送路20は、例えば光ファイバ等を含んでいる。図1に示す例では、1つの伝送装置10から見て、信号の送信に用いられる光ファイバ及び信号の受信に用いられる光ファイバを含む例を示している。ライナー伝送路20は、その帯域のうちの一部が現用回線21又は23として利用され、その帯域のうちの他部が予備回線22又は24として使用される。図1では、1つの伝送装置10から見て、信号の送信(又は、受信)に用いられる光ファイバの帯域のうちの一部が現用回線21として利用され、当該光ファイバの帯域のうちの他部が予備回線22として使用される例を示している。同様に、図1では、1つの伝送装置10から見て、信号の受信(又は、送信)に用いられる光ファイバの帯域のうちの一部が現用回線23として利用され、当該光ファイバの帯域のうちの他部が予備回線24として使用される例を示している。
伝送システム1は、伝送すべき信号の伝送経路に対する階層化概念を採用している。本実施形態では、伝送システム1は、パス、TCM(Tandem Connection Monitoring:OTNでは、最大6つのTCM)及びセクションという3種類の階層化されたセグメント(伝送区間)を採用している。尚、図1に示す階層化されたセグメントは一例であり、他のセグメントの概念を採用してもよいし、より多くの種類の若しくはより少ない種類のセグメントの概念を採用してもよい。
(2)伝送装置の構成
図2を参照して、本実施形態の伝送装置10の構成について説明する。図2は、本実施形態の伝送装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図2を参照して、本実施形態の伝送装置10の構成について説明する。図2は、本実施形態の伝送装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、伝送装置10は、伝送装置10の動作を制御又は管理する制御系ユニット11と、制御系ユニット11の制御下でライナー伝送路20を介して伝送装置10の外部との間で信号を送受信するインタフェースカード12とを備えている。図2では、現用回線21及び23用のインタフェースカード12並びに予備回線22及び24用のインタフェースカード12を備える例が開示されている。つまり、図2では、1本の現用回線21(或いは、23)と1本の予備回線22(或いは、24)とを切り替える1+1切替を行う伝送装置10の例が開示されている。制御系ユニット11及びインタフェースカード12の夫々は、例えば、バックワイヤリングボード(Back Wiring Board)を背面に搭載しているブックシェルフ型の筐体に対して実装される。
制御系ユニット11は、ハードウェアレジスタ110と、現用側障害検出部111と、予備側障害検出部112と、「選択手段」の一例である切替制御部113と、「優先度情報」の一例である優先順位テーブル114と、「切替手段」の一例である切替I/O(Input / Output)設定部115と、「取得手段」、「送信手段」及び「受信手段」の一例であるAPS(Automatic Protection Switching:自動保護切替)バイト送受信部116と、「取得手段」の一例であるコマンド入力部117と、セレクタ118とを備えている。
ハードウェアレジスタ110は、信号の受信時には、インタフェースカード12から転送される信号を内部に格納する。ハードウェアレジスタ110は、現用側障害検出部111、予備側障害検出部又はAPSバイト送受信部116からの読み取り要求に応じて、当該格納した信号を現用側障害検出部111、予備側障害検出部112又はAPSバイト送受信部116に対して出力する。ハードウェアレジスタ110は、信号の送信時には、切替I/O設定部115から転送されるセレクタ制御信号を内部に格納する。ハードウェアレジスタ110は、当該格納したセレクタ制御信号をセレクタ118に対して出力する。
現用側障害検出部111は、インタフェースカード12から転送される信号等に基づいて、現用回線21又は23に生ずる障害の有無を検出する。
予備側障害検出部112は、インタフェースカード12から転送される信号等に基づいて、予備回線22又は24に生ずる障害の有無を検出する。
切替制御部113は、現用側障害検出部111及び予備側障害検出部112における障害の検出結果やAPSバイト送受信部116が受信するAPSバイト411(図4参照)や監視装置30から入力されるコマンドに基づいて、伝送システム1における信号の伝送経路の切り替えを制御する。例えば、切替制御部113は、現用回線21から予備回線22への切り替え(或いは、現用回線23から予備回線24への切り替え)や、予備回線22から現用回線21への切り替え(或いは、予備回線24から現用回線23への切り替え)を行うか否かを決定する。或いは、例えば、切替制御部113は、現用回線21及び予備回線22のいずれを信号の伝送経路として用いるか(或いは、現用回線23及び予備回線24のいずれを信号の伝送経路として用いるか)を選択する。切替制御部113は、伝送経路の切り替えを行う場合には、セレクタ118の入出力を適切に切り替えるよう、切替I/O設定部115に対して適切なセレクタ制御信号を出力するよう指示する。
優先順位テーブル114は、現用回線21から予備回線22への切り替え(或いは、現用回線23から予備回線24への切り替え)や、予備回線22から現用回線21への切り替え(或いは、予備回線24から現用回線23への切り替え)を行うか否かを決定する際の優先順位(言い換えれば、決定条件)を示すテーブルである。優先順位テーブル114は、切替制御部113内の不図示のメモリ等に格納されていてもよいし、その他の位置に配置されるメモリ等に格納されてもよい。
切替I/O設定部115は、切替制御部113の制御の下に、セレクタ118の入出力を切り替えるためのセレクタ制御信号をハードウェアレジスタ110に対して出力する。
APSバイト送受信部116は、インタフェースカード12から転送される信号に含まれるAPSバイト411(図4参照)を取得すると共に、取得したAPSバイト411を切替制御部113に対して転送する。また、APSバイト送受信部116は、切替制御部113から出力されるAPSバイト411の送信指示に応答して、インタフェースカード12に対して転送される信号(つまり、伝送装置10の外部に送信される信号)に対してAPSバイト411を付加する。
コマンド入力部117は、例えば外部の監視装置30を介して外部のオペレータ等から伝送装置10に対して入力されるコマンド(具体的には、例えば、回線の切替要求に関するコマンド)の入力を受け付ける。コマンド入力部117は、入力されたコマンドを切替制御部113に対して出力する。また、コマンド入力部117は、伝送装置10に発生したアラームやそのほか各種ログを含むレポートを監視装置30に対して出力する。
セレクタ118は、ハードウェアレジスタ110に格納されたセレクタ制御信号を適宜読み取ることで、1+1切替を行う。つまり、セレクタ118は、現用回線21から予備回線22への切り替え(或いは、現用回線23から予備回線24への切り替え)や、予備回線22から現用回線21への切り替え(或いは、予備回線24から現用回線23への切り替え)を行う。
図2では、1+1切替を行う伝送装置10について説明している。しかしながら、1:n切替を行う伝送装置10を本実施形態の伝送システム1に対して適用してもよい。1:n切替を行う場合には、図3に示すように、伝送装置10は、現用回線の数nに応じた複数の現用障害検出部111_1から111_nと、現用回線の数nに応じた現用回線用の複数のインタフェースカード12を備えるという点で、図2に示す伝送装置10とは異なっている。1:n切替を行う伝送装置10のその他の構成については、1+1切替を行う伝送装置10と同様であってもよい。
(3)OTNフレームのデータ構造
図4から図6を参照して、本実施形態の伝送システム1上で送受信される信号であるOTNフレーム40のデータ構造について説明する。図4は、OTNフレーム40のデータ構造を示すデータ構造図である。図5は、OTNフレーム40中に含まれるAPSバイト411のデータ構造を示すデータ構造図である。図6は、OTNフレーム40中に含まれるMFAS412のデータ構造を示すデータ構造図である。
図4から図6を参照して、本実施形態の伝送システム1上で送受信される信号であるOTNフレーム40のデータ構造について説明する。図4は、OTNフレーム40のデータ構造を示すデータ構造図である。図5は、OTNフレーム40中に含まれるAPSバイト411のデータ構造を示すデータ構造図である。図6は、OTNフレーム40中に含まれるMFAS412のデータ構造を示すデータ構造図である。
図4に示すように、OTNフレーム40は、FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部(Frame Alignment / Optical channel Transport Unit k /Optical channel Data Unit k Overhead)41と、OPUkオーバーヘッド部(Optical channel Payload Unit k Overhead)42と、OPUkペイロード部(OPUk Payload)43と、OTUkエラー訂正部(OTUk FEC : OTUk Forward Error Correction)44を含んでいる。OTNフレーム40のデータ構造は、ITU−T G.709によって定義されている。
FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部41は、第1列目から第14列目までのフィールドに相当する14バイト×4行のフレームサイズを有している。FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部41は、OTNフレーム40の伝送及び伝送品質の管理等に用いられる。FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部41には、例えば、FAオーバーヘッド部や、MFAS(Multi Frame Alignment Signal:マルチフレームアライメント信号)412や、OTUkオーバーヘッド部や、TCM1からTCM6(Tandem Connection Monitoring:タンデムコネクションモニタリング)や、FTFL(Fault Type & Fault Location reporting channel:フォールトタイプ&フォールト位置報告チャネル)や、PM(Path Monitoring:パスモニタリング)や、EXP(Experimental:エクスペリメンタル)や、GCC1からGCC2(General Communication Channel:ジェネラルコミュニケーションチャネル)や、APSバイト411や、RES(Reserved:リザーブド)エリアが含まれている。
OPUkオーバーヘッド部42は、第15列目及び第16列目のフィールドに相当する2バイト×4行のフレームサイズを有している。OPUkオーバーヘッド部42は、OPUkペイロード部43を制御及び管理するための各種情報が含まれている。具体的には、OPUkオーバーヘッド部42には、例えば、PSI(Payload Structure Identifier:ペイロード構造識別子)や、マッピング・連結部(Mapping & Concat. specific)等が含まれている。
OPUkペイロード部43は、第17列目から第3824列目までのフィールドに相当する3808バイト×4行のフレームサイズを有している。OPUkペイロード部43には、1以上のサービスを提供するクライアントの信号が含まれる。
OTUkエラー訂正部44は、第3825列目から第4080列目までのフィールドに相当する256バイト×4行のフレームサイズを有している。OTUkエラー訂正部44は、OTNフレーム40の伝送中に生じた誤りを訂正するための各種情報が含まれている。
ここで、本実施形態における伝送経路の切り替えに関係する情報の一例であるAPSバイト411及びMFAS412について、更に説明を加える。
図4に示すように、APSバイト411は、「要求状態情報」の一例である4ビットのサイズを有する要求状態(Request / State)と、4ビットのサイズを有する保護タイプ(Protection Type)と、8ビットのサイズを有する要求信号(Requested Signal)と、8ビットのサイズを有するブリッジ信号(Bridged Signal)と、8ビットのサイズを有するRESエリアとを含んでいる。APSバイト411のデータ構造は、ITU−T G.873.1等によって定義されている。
図5に示すように、要求状態は、その値が「1111」となる場合には、「Lockout of Protection(LO)」を示している。要求状態は、その値が「1110」となる場合には、「Forced Switch(FS)」を示している。要求状態は、その値が「1100」となる場合には、「Signal Fail(SF)」を示している。要求状態は、その値が「1010」となる場合には、「Signal Degrade(SD)」を示している。要求状態は、その値が「1000」となる場合には、「Manual Switch(MS)」を示している。要求状態は、その値が「0110」となる場合には、「Wait-to-Restore(WTR)」を示している。要求状態は、その値が「0100」となる場合には、「Exercise(EXER)」を示している。要求状態は、その値が「0010」となる場合には、「Reverse Request(RR)」を示している。要求状態は、その値が「0001」となる場合には、「Do Not Revert(DNR)」を示している。要求状態は、その値が「0000」となる場合には、「No Request(NR)」を示している。
保護タイプは、Aフィールドの値が「0」となる場合には、「No APS Channel」を示している。保護タイプは、Aフィールドの値が「1」となる場合には、「APS Channel」を示している。保護タイプは、Bフィールドの値が「0」となる場合には、「1+1切替」を示している。保護タイプは、Bフィールドの値が「1」となる場合には、「1:n切替」を示している。保護タイプは、Cフィールドの値が「0」となる場合には、「Unidirectional Switching」を示している。保護タイプは、Cフィールドの値が「1」となる場合には、「Bidirectional Switching」を示している。保護タイプは、Dフィールドの値が「0」となる場合には、「Non-revertive Operation」を示している。保護タイプは、Dフィールドの値が「1」となる場合には、「Revertive Operation」を示している。
要求信号は、隣接する他の伝送装置10(例えば、ニアエンド:NENDの伝送装置10)が、伝送経路の切り替えによって伝送するべきであると要求している信号を示す。一方で、ブリッジ信号は、伝送経路の切り替えによってブリッジされる信号を示す。いずれも、その値が「0」となる場合には「Null Signal」を示し、その値が「1」から「254」となる場合には「Normal Traffic Signal」を示し、その値が「255」となる場合には「Extra Traffic Signal」を示す。
図4に示すように、MFAS412は、3ビットのサイズを有するモニタリングレベル(Monitoring Level)と、5ビットのサイズを有するその他の情報とを含んでいる。モニタリングレベルは、「区間種類情報」の一具体例に相当しており、APSバイト411がいずれのセグメントに対応するAPSバイト411であるか(言い換えれば、APSバイト411を含むOTNフレーム40が、いずれのセグメントに対応するOTNフレーム40であるか)を示している。
具体的には、図6に示すように、モニタリングレベルは、その値が「000」となる場合には、APSバイト411がパスに対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「001」となる場合には、APSバイト411がTCM1に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「010」となる場合には、APSバイト411がTCM2に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「011」となる場合には、APSバイト411がTCM3に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「100」となる場合には、APSバイト411がTCM4に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「101」となる場合には、APSバイト411がTCM5に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「110」となる場合には、APSバイト411がTCM6に対応するAPSバイト411であることを示している。モニタリングレベルは、その値が「111」となる場合には、APSバイト411がセクションに対応するAPSバイト411であることを示している。つまり、MFAS412の値を変えることによって、OTNフレーム40毎に、APSバイト411が対応するセグメントを変更することができる。言い換えれば、MFAS412の値を変えることによって、マルチフレームでAPSバイト411を伝送することができる。
(4)第1動作例
図7及び図8を参照して、伝送装置10の第1動作例(伝送システム1の第1動作例)について説明する。図7は、第1動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図8は、第1動作例において用いられる優先順位テーブル114の一例を示すテーブル図である。
図7及び図8を参照して、伝送装置10の第1動作例(伝送システム1の第1動作例)について説明する。図7は、第1動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図8は、第1動作例において用いられる優先順位テーブル114の一例を示すテーブル図である。
図7に示すように、6つの伝送装置(具体的には、伝送装置(#1)10、伝送装置(#2)10、伝送装置(#3)10、伝送装置(#4)10、伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10)が、ライナー伝送路20を介して相互に接続される伝送システム1上での動作を例にあげて、第1動作例について説明する。より具体的には、伝送装置(#1)10と伝送装置(#2)10とがライナー伝送路20を介して接続され、伝送装置(#2)10と伝送装置(#3)10とがライナー伝送路20を介して接続され、伝送装置(#3)10と伝送装置(#4)10とがライナー伝送路20を介して接続され、伝送装置(#4)10と伝送装置(#5)10とがライナー伝送路20を介して接続され、伝送装置(#5)10と伝送装置(#6)10とがライナー伝送路20を介して接続される伝送システム1上での動作を例にあげて、第1動作例について説明する。
図7に示す伝送システム1では、TCMは、以下のように設定されている。TCM1は、伝送装置(#1)10と伝送装置(#3)10との間及び伝送装置(#4)10と伝送装置(#6)10との間の夫々に設定される。TCM2は、伝送装置(#1)10と伝送装置(#4)10との間に設定される。TCM3は、伝送装置(#2)10と伝送装置(#6)10との間に設定される。TCM4は、伝送装置(#3)10と伝送装置(#5)10との間に設定される。TCM6は、伝送装置(#2)10と伝送装置(#5)10との間に設定される。尚、パスは、伝送装置(#1)10と伝送装置(#2)10との間、伝送装置(#2)10と伝送装置(#3)10との間、伝送装置(#3)10と伝送装置(#4)10との間、伝送装置(#4)10と伝送装置(#5)10との間及び伝送装置(#5)10と伝送装置(#6)10との間の夫々のセグメントに相当する。セクションは、伝送装置(#1)10と伝送装置(#6)10との間のセグメントに相当する。
図7に示すように、例えば、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側のパスの現用回線23に障害が発生したとする。この障害は、例えば、伝送装置(#2)10の現用側障害検出部111により検出される。加えて、例えば、伝送装置(#4)10に対して、コマンド入力部117を介して、FS(Forced Switch)に基づくTCM2(言い換えれば、上述の障害が発生するパスと一部が重複するTCM2)での伝送経路の現用回線への切替コマンドが入力されたとする。また、伝送経路の切り替えは、双方向(Bidirectional)の1+1切替によって行われるものとする。但し、その他の方法での切り替え(例えば、1:n切替)であって、同様の動作が行われる。
伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に応答して、伝送装置(#2)10のAPSバイト送受信部116は、時刻t11の時点で、伝送装置(#3)10に対して、要求状態が「SF」であり、要求信号が「0(予備)」であり、且つブリッジ信号が「1(現用)」となるAPSバイト411を送信する。このとき、当該APSバイト411がパスに対応していることを示すため、当該APSバイト411が含まれるOTNフレーム40のMFAS412は、パスであることを示す値「000」に設定される。尚、以下の説明では、説明の簡略化のため、要求状態、要求信号及びブリッジ信号を含むAPSバイト411並びにモニタリングレベルを含むMFAS412をまとめて、「(要求状態)/(要求信号)/(ブリッジ信号)/(モニタリングレベル)」という表記で説明する。従って、伝送装置(#2)10から伝送装置(#3)10に対して送信されるAPSバイト411は、「SF/0/1/パス」という表記で説明される。
一方で、FSに基づくTCM2での伝送経路の切替コマンドの入力に応答して、伝送装置(#4)10からは、時刻t11の時点で、TCM2に収容されている伝送装置(#3)10に対して、「FS/1/0/TCM2」というAPSバイト411が送信される。尚、伝送装置(#4)10からは、TCM2に収容されているその他の伝送装置(#1)10及び伝送装置(#2)10に対して、「FS/1/0/TCM2」というAPSバイト411が送信されてもよい。
伝送装置(#3)10には、「SF/0/1/パス」というAPSバイト411と「FS/1/0/TCM2」というAPSバイト411の双方が送信される。つまり、伝送装置(#3)10には、一部が重複する複数のセグメントを対象とした複数の切替要求(つまり、複数のAPSバイト411の送信)がなされている。第1動作例では、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、複数のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114に基づいて、一部が重複する複数のセグメントを対象とした複数の切替要求のうちのいずれか一つを、実際に伝送経路を切り替える切替要求として選択する。言い換えれば、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、複数のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114に基づいて、複数のAPSバイト411のうちのいずれか一つを、実際に伝送経路を切り替えるために参照するAPSバイト411として選択する。
複数のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114の一例は、図8に示されている。図8に示すように、優先順位テーブル114は、同一の要求状態に対してパス、TCM及びセクションの順に優先度が低くなるように、複数のセグメントの夫々の優先度を設定している。具体的には、優先順位テーブル114は、LOに基づくパスの切替要求、LOに基づくTCMの切替要求、LOに基づくセクションの切替要求、FSに基づくパスの切替要求、SFに基づくパスの切替要求、SDに基づくパスの切替要求、FSに基づくTCMの切替要求、SFに基づくTCMの切替要求、SDに基づくTCMの切替要求、FSに基づくセクションの切替要求、SFに基づくセクションの切替要求、SDに基づくセクションの切替要求、MSに基づくパスの切替要求、MSに基づくTCMの切替要求、MSに基づくセクションの切替要求、WTRに基づくパスの切替要求、WTRに基づくTCMの切替要求、WTRに基づくセクションの切替要求、EXERに基づくパスの切替要求、EXERに基づくTCMの切替要求、EXERに基づくセクションの切替要求、RRに基づくパスの切替要求、RRに基づくTCMの切替要求、RRに基づくセクションの切替要求、DNRに基づくパスの切替要求、DNRに基づくTCMの切替要求、DNRに基づくセクションの切替要求、NRに基づくパスの切替要求、NRに基づくTCMの切替要求及びNRに基づくセクションの切替要求の順に優先度が低くなるように、複数のセグメントの夫々の優先度を設定している。
尚、図8に示す優先度の設定態様は一例であって、任意の優先順位となるように各セグメントの優先度を設定してもよい。また、OTNでは最大6つのTCM(つまり、TCM1からTCM6)が設定されることを考慮すれば、優先順位テーブル114は、TCM1からTCM6の夫々の優先順位を更に設定してもよい。
図8に示す優先順位テーブル114によれば、「SF/0/1/パス」というAPSバイト411の優先度は、「FS/1/0/TCM2」というAPSバイト411の優先度よりも高いことが判明する。従って、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に対する伝送経路の切り替えを行う。言い換えれば、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#4)10からのFSに基づくTCM2での伝送経路の切替要求には応答しない。このため、伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#2)10への応答として、「RR/1/1/パス」というAPSバイト411を送信する。その結果、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の信号の伝送経路は、現用回線23から予備回線24へと切り替えられる。
一方で、FSに基づくTCM2での伝送経路の切替要求を行った伝送装置(#4)10の切替制御部113は、APSバイト411の送信後一定時間以内に(具体的には、例えば、時刻t12までに)応答のAPSバイト411の送信がない場合には、伝送経路の切り替えを行うことができないと判定することが好ましい。
以上説明したように、第1動作例によれば、伝送装置10は、複数種類のセグメント(つまり、パス、TCM及びセクション)を対象とした複数の切替要求が生じた場合には、複数種類のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114に基づいて、いずれか一つの切替要求に応じた伝送経路の切り替えを行うことができる。
仮に複数種類のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114を参照しなければ、「SF」という要求状態の優先度が「FS」という要求状態の優先度よりも低くなりかねない。このため、図7に示す例では、「SF/0/1/パス」というAPSバイト411の優先度が、「FS/1/0/TCM2」というAPSバイト411の優先度よりも低くなってしまいかねない。従って、TCM2での現用回線への切り替えが行われてしまう。しかしながら、TCM2と一部が重複する伝送装置(#2)10と伝送装置(#3)10との間のパスの現用回線23に障害が発生しているため、TCM2での現用回線への切り替え後の信号の伝送が適切に行われなくなってしまう。このため、TCM2での適切な伝送を行うために、伝送装置10は、再度伝送経路の切り替えを行う必要がある。従って、最適な切り替えが行われないばかりか、最適な切り替えを行うためには不要な切替要求を繰り返し行うことが想定される。
しかるに、本実施形態によれば、複数種類のセグメントを対象とした複数の切替要求が生じた場合であっても、各セグメントの優先度に応じた適切な伝送経路の切り替えが行われる。言い換えれば、上述の伝送装置10によれば、複数の切替要求を実行する順番等に依存して、伝送経路の切り替えの完了(言い換えれば、障害が生じている回線の救済)までの時間が相対的に長くなってしまったり、最適な切り替えが行われなくなってしまったり、或いは不要な切り替えが発生してしまいかねないという技術的な問題点が生ずる不都合を好適になくすないしは抑制することができる。
尚、図7では、伝送装置(#3)10が、「SF/0/1/パス」というAPSバイト411と「FS/0/1/TCM2」というAPSバイト411の双方を同時に受信する例について説明している。しかしながら、「SF/0/1/パス」というAPSバイト411と「FS/0/1/TCM2」というAPSバイト411の双方を同時に受信しない場合(つまり、相前後して受信する場合)であっても、上述した効果を享受することができる。具体的には、一部が重複する複数のセグメントを対象とした複数の切替要求が相前後して1台の伝送装置10に対して行われた場合であっても、新たに受信した切替要求の優先度とそれまでに受信していた切替要求の優先度とを比較することで、上述した効果を享受することができる。
(5)第2動作例
図9から図12を参照して、伝送装置10の第2動作例(伝送システム1の第2動作例)について説明する。図9は、第2動作例で用いられるAPSバイト411aのデータ構造を示すデータ構造図である。図10は、第2動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図11は、第2動作例において用いられる優先順位テーブル114aの一例を示すテーブル図である。図12は、第2動作例に対応する伝送装置10の動作の他の一例を示すシーケンス図である。
図9から図12を参照して、伝送装置10の第2動作例(伝送システム1の第2動作例)について説明する。図9は、第2動作例で用いられるAPSバイト411aのデータ構造を示すデータ構造図である。図10は、第2動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図11は、第2動作例において用いられる優先順位テーブル114aの一例を示すテーブル図である。図12は、第2動作例に対応する伝送装置10の動作の他の一例を示すシーケンス図である。
図9に示すように、第2動作例では、APSバイト411aは、その一部のフィールドに、当該APSバイト411aを送信する伝送装置10を識別するためのソース装置ID4111を含んでいる。ソース装置ID4111は、「位置情報」及び「識別情報」の一例である。図9に示す例では、APSバイト411aは、第8列目の第1ビットから第6ビットにソース装置ID4111を含む例が開示されている。つまり、図9に示す例では、2^6=64個の伝送装置を個別に識別することが可能なソース装置ID4111をAPSバイト411aに含める例が開示されている。
ソース装置ID4111は、APSバイト411aがパスに対応する場合、APSバイト411aがTCMに対応する場合、及びAPSバイト411aがセクションに対応する場合のいずれの場合にも、APSバイト411aに含められることが好ましい。但し、ソース装置ID4111は、APSバイト411a以外のOTNフレーム40中の任意のフィールドに含められていてもよい。
APSバイト411aに含められるソース装置ID4111は、例えば、当該APSバイト411aを受信した伝送装置10が、受信したAPSバイト411aが隣接する伝送装置10(つまり、NEND(Near END)の伝送装置10)から送信されているか否かを判定するために用いられる。言い換えれば、APSバイト411aに含められるソース装置ID4111は、例えば、当該APSバイト411aを受信した伝送装置10が、受信したAPSバイト411aが隣接していない遠方の伝送装置10(つまり、FEND(Far END)の伝送装置10)から送信されているか否かを判定するために用いられる。第2動作例では、伝送装置10は、上述した複数のセグメントの夫々の優先度に加えて、APSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を考慮して、受信する複数のAPSバイト411aのうちのいずれか一つを、実際に伝送経路を切り替えるために参照するAPSバイト411aとして選択する。言い換えれば、伝送装置10は、上述した複数のセグメントの夫々の優先度に加えて、切替要求がFENDの伝送装置10からなされているか否かに応じた優先度を考慮して、複数の切り替え要求のうちのいずれか一つを、実際に伝送経路を切り替える切替要求として選択する。以下、具体例を交えながら、第2動作例について説明を進める。
図10に示すように、図7に示す伝送システム1と同一の伝送システム1上での動作を例に挙げて、第2動作例について説明する。図10中の「伝送装置(#X(X=1〜6))」が示す「X」は、各伝送装置10の装置IDを示す。
図10に示すように、例えば、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側のパスの現用回線23に障害が発生したとする。この障害は、例えば、伝送装置(#2)10の現用側障害検出部111により検出される。加えて、例えば、伝送装置(#5)10に対して、コマンド入力部117を介して、FS(Forced Switch)に基づくTCM6(言い換えれば、上述の障害が発生するパスと一部が重複するTCM6)での伝送経路の現用回線への切替コマンドが入力されたとする。
伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に応答して、伝送装置(#2)10のAPSバイト送受信部116は、時刻t21の時点で、伝送装置(#3)10に対して、「SF/1/1/ID=2/パス」というAPSバイト411aを送信する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のため、要求状態、要求信号、ブリッジ信号及びソース装置ID4111を含むAPSバイト411a並びにモニタリングレベルを含むMFAS412をまとめて、「(要求状態)/(要求信号)/(ブリッジ信号)/(ソース装置ID4111)/(モニタリングレベル)」という表記で説明する。
伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411aの受信により、伝送装置(#3)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「2」であることを認識する。また、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に対する伝送経路の切り替えを行う。つまり、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の信号の伝送経路は、現用回線23から予備回線24へと切り替えられる。
伝送経路の切り替えに伴って、伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#2)10への応答として、「RR/1/1/ID=3/パス」というAPSバイト411aを送信する。その結果、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411aの受信により、伝送装置(#2)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「3」であることを認識する。
一方で、FSに基づくTCM6での伝送経路の切替コマンドの入力に応答して、伝送装置(#5)10からは、時刻t22の時点で、TCM6に収容されており且つTCM6の終端ノード(つまり、中間ノード以外の両端のノード)となる伝送装置(#2)10に対して、「FS/0/1/ID=5/TCM6」というAPSバイト411aが送信される。尚、伝送装置(#5)10からは、TCM6に収容されているその他の伝送装置(#3)10及び伝送装置(#4)10に対して、「FS/0/1/ID=5/TCM6」というAPSバイト411aが送信されてもよい。
その結果、伝送装置(#2)10には、それまでに送信していた「SF/1/1/ID=2/パス」というAPSバイト411aに基づく切替要求に加えて、新たに受信した「FS/0/1/ID=5/TCM6」というAPSバイト411aに基づく切替要求が発生することになる。第2動作例では、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、複数のセグメントの夫々の優先度及びAPSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を考慮した優先順位テーブル114aに基づいて、一部が重複する複数のセグメントを対象とした複数の切替要求のうちのいずれか一つを、実際に伝送経路を切り替える切替要求として選択する。
複数のセグメントの夫々の優先度及びAPSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を考慮した優先順位テーブル114aの一例は、図11に示されている。図11に示すように、優先順位テーブル114aは、要求状態単体の優先度の順位については図8に示す優先順位テーブルの順位を採用している。一方で、図11に示すように、優先順位テーブル114aは、パス、TCM、TCM(FEND)、セクション及びセクション(FEND)の順に優先度が低くなるように、APSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を設定している。つまり、優先順位テーブル114aは、APSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されている場合の優先度を、APSバイト411aがNENDの伝送装置10から送信されている場合の優先度よりも低くしている。言い換えれば、優先順位テーブル114aは、パスの切替要求、NENDの伝送装置10からのTCMの切替要求、FENDの伝送装置10からのTCMの切替要求、NENDの伝送装置10からのセクションの切替要求及びFENDの伝送装置10からのセクションの切替要求の順に優先度が低くなるように、APSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を設定している。
尚、図11に示す優先度の設定態様は一例であって、任意の優先順位となるように各セグメントの優先度及びAPSバイト411aがFENDの伝送装置10から送信されているか否かに応じた優先度を設定してもよい。
伝送装置(#2)10の切替制御部113は、「FS/0/1/ID=5/TCM6」というAPSバイト411aに含まれるソース装置ID4111を参照することで、当該APSバイト411aが、FENDの伝送装置(#5)10から送信されていることを認識する。図11に示す優先順位テーブル114aによれば、「SF/1/1/ID=2/パス」というAPSバイト411の優先度は、「FS/0/1/ID=5/TCM6(FEND)」というAPSバイト411の優先度よりも高いことが判明する。従って、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#5)10からのFSに基づくTCM6での伝送経路の切替要求には応答しない。
或いは、図12に示すように、伝送装置(#5)10に対してFS(Forced Switch)に基づくTCM6での伝送経路の現用回線への切替コマンドが入力されることに代えて、伝送装置(#3)10に対してLO(Lockout of Protection)に基づくTCM6での伝送経路の現用回線への切替コマンドが入力された場合について説明する。尚、図12に示す伝送システム1は、TCM6が、伝送装置(#2)10と伝送装置(#3)10との間に設定されているという点で、図10に示す伝送システム1とは異なる。
図12に示すように、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に対しては、図10と同様の態様で、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の信号の伝送経路は、現用回線23から予備回線24へと切り替えられる。
一方で、LOに基づくTCM6での伝送経路の切替コマンドの入力に応答して、伝送装置(#3)10からは、時刻t22の時点で、TCM6に収容されており且つTCM6の終端ノード(つまり、中間ノード以外の両端のノード)となる伝送装置(#2)10に対して、「LO/0/1/ID=3/TCM6」というAPSバイト411aが送信される。
その結果、伝送装置(#2)10には、それまでに送信していた「SF/1/1/ID=2/パス」というAPSバイト411aに基づく切替要求に加えて、新たに受信した「LO/0/1/ID=3/TCM6」というAPSバイト411aに基づく切替要求が発生することになる。伝送装置(#2)10の切替制御部113は、「LO/0/1/ID=3/TCM6」というAPSバイト411aに含まれるソース装置ID4111を参照することで、当該APSバイト411aが、NENDの伝送装置(#2)10から送信されていることを認識する。図11に示す優先順位テーブル114aによれば、「SF/1/1/ID=2/パス」というAPSバイト411の優先度は、「LO/0/1/ID=3/TCM6(FEND)」というAPSバイト411の優先度よりも低いことが判明する。従って、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#3)10からのLOに基づくTCM6での伝送経路の切替要求に応答する。従って、伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#3)への応答として、「RR/0/0/ID=2/TCM6」というAPSバイト411aを送信する。
一方で、それまでの伝送経路の切り替えを行っていたパスでは、切り替えが行われなくなる。このため、伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、パスでの伝送装置(#3)10への応答として、「SF/1/0/ID=2/パス」というAPSバイト411aを送信する。このAPSバイト411aを受信した伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、パスでの切り替えが行われなくなったため、パスでの伝送装置(#2)10への応答として、「NR/0/0/ID=3/パス」というAPSバイト411aを送信する。
以上説明したように、第2動作例によれば、第1動作例と同様に、伝送装置10は、複数種類のセグメント(つまり、パス、TCM及びセクション)を対象とした複数の切替要求が生じた場合には、複数種類のセグメントの夫々の優先度を考慮した優先順位テーブル114に基づいて、いずれか一つの切替要求に応じた伝送経路の切り替えを行うことができる。
第2動作例によれば、伝送装置10(例えば、TCMを終端する伝送装置10であり、図10及び図12における伝送装置(#2)10等)は、切替要求が(或いは、APSバイト411aの送信)がFENDの伝送装置10によって行われているか否かに応じて、複数の切替要求のうちのいずれか一つの切替要求を選択することができる。従って、伝送装置10は、優先度の高いパスにおける伝送経路の切り替えを行っている場合には、優先度の低いFENDの伝送装置10から要求されているTCM又はセクションでの伝送経路の切り替えを行わなくともよくなる。或いは、伝送装置10は、優先度の高いNENDの伝送装置10から要求されているTCM又はセクションにおける伝送経路の切り替えを行っている場合には、優先度の低いFENDの伝送装置10から要求されているTCM又はセクションでの伝送経路の切り替えを行わなくともよくなる。このため、複数のパスをまたぐTCM又はセクションでの切替要求が、当該TCM又はセクションと一部重複するパスでの切替要求に対して悪影響を及ぼす事態をなくす又は減らすことができる。言い換えれば、複数のパスをまたぐTCM又はセクションを終端する伝送装置10は、当該TCM又はセクションと一部重複する中間のパスで行われている伝送経路の切り替えに対して悪影響を及ぼす不必要な切り替えを行わなくなる。従って、伝送装置10は、より好適に、伝送経路の切り替えを行うことができる。
(6)第3動作例
図13から図15を参照して、伝送装置10の第3動作例(伝送システム1の第3動作例)について説明する。図13は、第3動作例で用いられるAPSバイト411bのデータ構造を示すデータ構造図である。図14は、第3動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図15は、第3動作例に対応する伝送装置10の動作の他の一例を示すシーケンス図である。
図13から図15を参照して、伝送装置10の第3動作例(伝送システム1の第3動作例)について説明する。図13は、第3動作例で用いられるAPSバイト411bのデータ構造を示すデータ構造図である。図14は、第3動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。図15は、第3動作例に対応する伝送装置10の動作の他の一例を示すシーケンス図である。
図13に示すように、第3動作例では、APSバイト411bは、その一部のフィールドに、当該APSバイト411bを送信する伝送装置10を識別するためのソース装置ID4111及び当該APSバイト411bが切替要求そのものを示しているのか又は切り替えを行っている旨の他の伝送装置10に対する通知を示しているのかを識別する転送情報4112を含んでいる。図9に示す例では、APSバイト411bは、第8列目の第1ビットから第6ビットにソース装置ID4111を含み、且つ第8列目の第7ビットに転送情報4112を含む例が開示されている。つまり、図9に示す例では、転送情報4112は、1ビットのフラグとなる例が開示されている。例えば、転送情報4112が「0(NEND)」となる場合には、APSバイト411bは、切替要求を示している(つまり、当該APSバイト411bを受信する伝送装置10に対して、伝送経路の切り替えを要求している)。一方で、転送情報4112が「1(FEND)」となる場合には、APSバイト411bは、APSバイト411によって示される切り替えを行っている旨を、他の伝送装置10に対して通知している。
APSバイト411bに含められるソース装置ID4111については、第2動作例と同様に、当該APSバイト411bを受信した伝送装置10が、受信したAPSバイト411bがNEND又はFENDの伝送装置10から送信されているのかを判定するために用いられる。また、APSバイト411bに含められるソース装置ID4111は、当該APSバイト411bを受信した伝送装置10が、受信したAPSバイト411bがどの伝送装置10から送信されているのかを判定するために用いられてもよい。
APSバイト411bに含められる転送情報4112は、当該APSバイト411bを受信した伝送装置10が、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えを行うのか又は受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えが他の伝送装置10によって行われている旨を認識するにとどめるのかを決定するために用いられる。例えば、転送情報4112が「0」であれば、伝送装置10は、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替え(例えば、上述した第1及び第2動作例に基づく切り替え等)を行うことを決定する。一方で、例えば、転送情報4112が「1」であれば、伝送装置10は、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えが他の伝送装置10によって行われている旨を認識するにとどめることを決定する。尚、伝送装置10は、転送情報4112を参照することで認識した他の伝送装置10によって行われている伝送経路の切り替えについても、上述した優先順位テーブル114又は114aを参照することで、新たに送信するべき又は受信したAPSバイト411やコマンド等による切替要求との間での優先度の比較を行うことが好ましい。つまり、伝送装置10は、新たに送信するべき又は受信したAPSバイト411やコマンド等による切替要求によって行うべき伝送経路の切り替えを、他の伝送装置10によって行われている伝送経路の切り替えに対して優先して行うのか否かを決定することが好ましい。
尚、転送情報4112を「1」に設定した上でのAPSバイト411bの送信は、TCM又はセクションの中間ノード(言い換えれば、終端ノードないしは両端ノードではないノード)に相当する伝送装置10によって行われることが好ましい。また、転送情報4112を「1」に設定した上でのAPSバイト411bの送信は、TCM又はセクションの中間ノードに相当する伝送装置10であって且つパスでの伝送経路の切り替えを行っている伝送装置10によって行われることが好ましい。もちろん、伝送経路の切り替えを実際に行っている任意の伝送装置10が、転送情報4112を「1」に設定した上でのAPSバイト411bの送信を行ってもよい。
図14に示すように、図12に示す伝送システム1と同一の伝送システム1上での動作を例に挙げて、第3動作例について説明する。図14中の「伝送装置(#X(X=1〜6))」が示す「X」は、各伝送装置10の装置IDを示す。
図14に示すように、例えば、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側のパスの現用回線23に障害が発生したとする。この障害は、例えば、伝送装置(#3)10の現用側障害検出部111によって検出される。伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に応答して、伝送装置(#3)10のAPSバイト送受信部116は、時刻t31の時点で、伝送装置(#2)10に対して、「SF/1/1/ID=3/NEND(0)/パス」というAPSバイト411bを送信する。尚、以下の説明では、説明の簡略化のため、要求状態、要求信号、ブリッジ信号,ソース装置ID4111及び転送情報4112を含むAPSバイト411a並びにモニタリングレベルを含むMFAS412をまとめて、「(要求状態)/(要求信号)/(ブリッジ信号)/(ソース装置ID4111)/(転送情報4112)/(モニタリングレベル)」という表記で説明する。
伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411bの受信により、伝送装置(#2)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「3」であることを認識する。また、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、転送情報4112が「0」となるAPSバイト411bの受信により、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えを行うことを決定する。つまり、伝送装置(#2)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#2)10から伝送装置(#3)10へと向かう側の現用回線23に発生した障害に対する伝送経路の切り替えを行う。従って、伝送装置(#3)10から伝送装置(#2)10へと向かう側の信号の伝送経路は、現用回線23から予備回線24へと切り替えられる。
伝送経路の切り替えに伴って、伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#3)10への応答として、「RR/1/1/ID=2/NEND(0)/パス」というAPSバイト411bを送信する。その結果、伝送装置(#3)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411bの受信により、伝送装置(#3)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「2」であることを認識する。
その後、伝送装置(#2)10は、時刻t32の時点で、パスでの伝送経路の切り替えを行っている旨を、当該伝送装置(#2)10を中間ノードとして収容しているTCM又はセクションに収容されている他の伝送装置10に対して通知する。この通知は、転送情報4112が「1」となるAPSバイト411bの送信によって行われる。具体的には、図14に示す例では、伝送装置(#2)10は、TCM1、TCM2及びセクションに中間ノードとして収容されている。従って、伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=2/FEND(1)/TCM1」というAPSバイト411bを、TCM1に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#1)10)に送信する。伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=2/FEND(1)/TCM2」というAPSバイト411bを、TCM2に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#1)10)に送信する。伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=2/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bを、セクションに収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#1)10)に送信する。
この結果、例えば伝送装置(#1)10は、TCM1、TCM2及びセクションのうちの少なくとも一部の区間(例えば、パス)で、SFに基づく伝送経路の切り替えが行われていることを認識することができる。つまり、伝送装置(#1)10は、自身が直接認識することができない又は困難なTCM1、TCM2及びセクションのうちの少なくとも一部の区間(例えば、パス)での伝送経路の切り替えの有無を認識することができる。従って、伝送装置(#1)10は、TCM1、TCM2及びセクションと重複するパスでの伝送経路の切り替えの有無を考慮しながら、伝送経路の切り替えが可能な場合に又は伝送経路の切り替えが悪影響を及ぼさない場合に、選択的にTCM1、TCM2及びセクションでの伝送経路の切り替えを行うことができる。従って、適切な伝送経路の切り替えを行うことができる。
同様に、伝送装置(#3)10は、時刻t32の時点で、パスでの伝送経路の切り替えを行っている旨を、当該伝送装置(#3)10を中間ノードとして収容しているTCM又はセクションに収容されている他の伝送装置10に対して通知する。この通知は、APSバイト送受信部116による転送情報4112が「1」となるAPSバイト411bの送信によって行われる。具体的には、図14に示す例では、伝送装置(#3)10は、TCM2、TCM3及びセクションに中間ノードとして収容されている。従って、伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/TCM2」というAPSバイト411bを、TCM2に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#4)10)に送信する。伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411bを、TCM3に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#4)10、伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10)に送信する。伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bを、セクションに収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#4)10、伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10)に送信する。
この結果、例えば伝送装置(#4)10は、TCM2、TCM3及びセクションのうちの少なくとも一部の区間(例えば、パス)で、SFに基づく伝送経路の切り替えが行われていることを認識することができる。従って、伝送装置(#4)10は、TCM2、TCM3及びセクションと重複するパスでの伝送経路の切り替えの有無を考慮しながら、伝送経路の切り替えが可能な場合に又は伝送経路の切り替えが悪影響を及ぼさない場合に、選択的にTCM2、TCM3及びセクションでの伝送経路の切り替えを行うことができる。従って、適切な伝送経路の切り替えを行うことができる。
同様に、例えば伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10は、TCM3及びセクションのうちの少なくとも一部の区間(例えば、パス)で、SFに基づく伝送経路の切り替えが行われていることを認識することができる。従って、伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10は、TCM3及びセクションと重複するパスでの伝送経路の切り替えの有無を考慮しながら、伝送経路の切り替えが可能な場合に又は伝送経路の切り替えが悪影響を及ぼさない場合に、選択的にTCM3及びセクションでの伝送経路の切り替えを行うことができる。従って、適切な伝送経路の切り替えを行うことができる。
尚、伝送装置10は、相対的に優先度の低い要求状態に応じて伝送経路の切り替えを行っている場合には、「1」に設定されている転送情報4112を含むAPSバイト411bを用いて伝送経路の切り替えを行っている旨を他の伝送装置10に通知しなくともよい。言い換えれば、伝送装置10は、相対的に優先度の高い一部の要求状態(例えば、LOやFSやSFやSD)に応じて伝送経路の切り替えを行っている場合に、「1」に設定されている転送情報4112を含むAPSバイト411bを用いて伝送経路の切り替えを行っている旨を他の伝送装置10に通知してもよい。このように通知すれば、優先度が低い要求状態に応じて伝送経路の切り替えを行っている通知が送信されてないため、ライナー伝送路20上の通信負荷を低減させることができる。
また、伝送装置10は、相対的に優先度の低い要求状態に応じて伝送経路の切り替えを行っている場合には、他の伝送装置10から通知されている相対的に優先度の高いAPSバイト411bをそのまま他の伝送装置10に対して転送してもよい。具体的に、図15に示す伝送システム1上での動作を例にあげて説明する。
図15に示すように、図14に示す伝送経路の切り替え及び伝送経路の切り替えを行っている旨の通知が行われた後、伝送装置(#4)10に対してMS(Manual Switch)に基づく伝送装置(#4)10と伝送装置(#5)10との間のパスでの伝送経路の現用回線への切替コマンドが入力された場合について説明する。
図15に示すように、MSに基づくパスでの伝送経路の切替コマンドの入力に応答して、伝送装置(#4)10からは、時刻t33の時点で、伝送装置(#5)10に対して、「MS/0/1/ID=4/NEND(0)/パス」というAPSバイト411bが送信される。
伝送装置(#5)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411bの受信により、伝送装置(#5)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「4」であることを認識する。また、伝送装置(#5)10が備える切替制御部113は、転送情報4112が「0」となるAPSバイト411bの受信により、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えを行うことを決定する。つまり、伝送装置(#5)10が備える切替制御部113は、伝送装置(#4)10と伝送装置(#5)10との間のパスでの伝送経路の切り替えを行う。
伝送経路の切り替えに伴って、伝送装置(#5)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#4)10への応答として、「RR/1/1/ID=5/NEND(0)/パス」というAPSバイト411bを送信する。その結果、伝送装置(#4)10が備える切替制御部113は、ソース装置ID4111を含むAPSバイト411bの受信により、伝送装置(#4)10に隣接している伝送装置10の装置IDが「5」であることを認識する。
伝送装置(#4)10及び伝送装置(#5)10の夫々は、伝送経路の切り替えを行っている間にも、伝送装置(#3)10から、「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411b及び「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bを受信している。ここで、伝送装置(#4)10及び伝送装置(#5)10の夫々は、図8に示す優先順位テーブル114によれば、「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411b及び「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bの優先度は、「MS/0/1/ID=4/NEND(0)/パス」というAPSバイト411bの優先度よりも高いと判定する。従って、伝送装置(#4)10及び伝送装置(#5)10の夫々は、伝送装置(#3)10から送信されている「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411b及び「SF/1/1/ID=3/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bを他の伝送装置10に対して転送する。言い換えれば、伝送装置(#4)は、MSに基づくパスでの伝送経路の切り替えを他の伝送装置10に対して通知するための「MS/1/1/ID=4/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411b(図15中の点線矢印参照)及び「MS/1/1/ID=4/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411b(図15中の点線矢印参照)を他の伝送装置10に転送しなくともよい。同様に、伝送装置(#5)は、MSに基づくパスでの伝送経路の切り替えを他の伝送装置10に対して通知するための「MS/1/1/ID=5/FEND(1)/TCM3」というAPSバイト411b及び「MS/1/1/ID=5/FEND(1)/セクション」というAPSバイト411bを他の伝送装置10に転送しなくともよい。
尚、伝送装置(#4)10は、TCM3及びセクションに加えて、TCM4にも中間ノードとして収容されている。一方で、TCM4では、伝送装置(#3)10から優先度の高いAPSバイト411bは送信されていない。従って、伝送装置(#4)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「MS/1/1/ID=4/FEND(1)/TCM4」というAPSバイト411bを、TCM4に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#3)10)に送信してもよい。同様に、伝送装置(#5)10は、TCM3及びセクションに加えて、TCM1にも中間ノードとして収容されている。一方で、TCM1では、伝送装置(#3)10から優先度の高いAPSバイト411bは送信されていない。従って、伝送装置(#5)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「MS/1/1/ID=5/FEND(1)/TCM1」というAPSバイト411bを、TCM4に収容されている他の伝送装置10(例えば、伝送装置(#6)10)に送信してもよい。
(7)第4動作例
図16を参照して、伝送装置10の第4動作例(伝送システム1の第4動作例)について説明する。図16は、第4動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。
図16を参照して、伝送装置10の第4動作例(伝送システム1の第4動作例)について説明する。図16は、第4動作例に対応する伝送装置10の動作の一例を示すシーケンス図である。
第4動作例では、TCM又はセクションでの伝送経路の切り替えを行っている伝送装置10は、APSバイト411bをパスに送信することで、当該伝送経路の切り替えを行っている旨をパスに通知する。以下、図16に示すように、図12に示す伝送システム1と同一の伝送システム1上での動作を例に挙げて、第4動作例について説明する。
図16に示すように、伝送装置(#2)10に対してFS(Forced Switch)に基づくTCM3での伝送経路の切替コマンドが入力されたとする。FSに基づくTCM3での伝送経路の切替コマンドの入力に応答して、伝送装置(#2)10からは、時刻t41の時点で、TCM3を終端する伝送装置(#6)10に対して(或いは、TCM3に対して)、「FS/1/1/ID=2/NEND(0)/TCM3」というAPSバイト411bが送信される。伝送装置(#6)10が備える切替制御部113は、転送情報4112が「0」となるAPSバイト411bの受信により、受信したAPSバイト411bに応じた伝送経路の切り替えを行うことを決定する。つまり、伝送装置(#6)10が備える切替制御部113は、TCM3での伝送経路の切り替えを行う。伝送経路の切り替えに伴って、伝送装置(#6)10が備えるAPSバイト送受信部116は、伝送装置(#2)10への応答として、「RR/1/1/ID=6/NEND(0)/TCM3」というAPSバイト411bを送信する。
上述した伝送経路の切り替えは、TCM3の階層で行われているが、第4動作例では、TCM3に収容されている伝送装置10は、各伝送装置10が収容されているパスに対して(言い換えれば、パスを介して隣接する他の伝送装置10に対して)、上述したTCM3での伝送経路の切り替えが行われている旨を通知する。具体的には、TCM3には、伝送装置(#2)10、伝送装置(#3)10、伝送装置(#4)10、伝送装置(#5)10及び伝送装置(#6)10が収容されている。従って、伝送装置(#2)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「FS/1/1/ID=2/FEND(1)/パス」というAPSバイト411bを、伝送装置(#3)10に対して送信する。伝送装置(#3)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「FS/1/1/ID=3/FEND(1)/パス」というAPSバイト411bを、伝送装置(#2)10及び伝送装置(#4)10に対して送信する。伝送装置(#4)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「FS/1/1/ID=4/FEND(1)/パス」というAPSバイト411bを、伝送装置(#3)10及び伝送装置(#5)10に対して送信する。伝送装置(#5)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「FS/1/1/ID=5/FEND(1)/パス」というAPSバイト411bを、伝送装置(#4)10及び伝送装置(#6)10に対して送信する。伝送装置(#6)10が備えるAPSバイト送受信部116は、「FS/1/1/ID=6/FEND(1)/パス」というAPSバイト411bを、伝送装置(#5)10に対して送信する。
これにより、TCM又はセクションの階層での伝送経路の切り替えが行われている場合であっても、当該伝送経路の切り替えの有無をパスの階層のレベルで認識することができる。従って、パスでの伝送経路の切替要求やTCMでの伝送経路の切替要求やセクションでの伝送経路の切替要求が新たに発生した場合には、パスの階層のレベルで認識されている伝送経路の切り替えの有無に応じて、伝送経路の切り替えを行うか否かの判定(言い換えれば、切替要求の優先度の判定)を行うことができる。従って、伝送装置10は、より簡易な処理によって上述した伝送経路の切り替えを行うことができる。
10 伝送装置
11 制御系ユニット
111 現用側障害検出部
112 予備側障害検出部
113 切替制御部
114 優先順位テーブル
115 切替I/O設定部
116 APSバイト送受信部
117 コマンド入力部
12 インタフェースカード
20 ライナー伝送路
40 OTNフレーム
41 FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部
411 APSバイト
4111 ソース装置ID
4112 転送情報
412 MFAS
11 制御系ユニット
111 現用側障害検出部
112 予備側障害検出部
113 切替制御部
114 優先順位テーブル
115 切替I/O設定部
116 APSバイト送受信部
117 コマンド入力部
12 インタフェースカード
20 ライナー伝送路
40 OTNフレーム
41 FA/OTUk/ODUkオーバーヘッド部
411 APSバイト
4111 ソース装置ID
4112 転送情報
412 MFAS
Claims (9)
- 少なくとも一部の区間が重複する複数種類の伝送区間を対象とした信号の伝送経路の切替要求を取得する取得手段と、
優先度を示す優先度情報に基づいて、前記切替要求のうちのいずれか一つを選択する選択手段と、
選択された前記切替要求に応じた前記伝送経路の切り替えを行う切替手段と、
選択された前記切替要求に応じた前記伝送経路の切り替えを行っていることを示す切替実行情報を、前記複数種類の伝送区間のうち当該伝送装置が属する伝送区間上に位置する他の伝送装置に対して送信する送信手段と
を備えることを特徴とする伝送装置。 - 前記切替要求は、当該切替要求の発生原因を示す要求状態情報及び当該切替要求が対象とする前記伝送区間の種類を示す区間種類情報を含んでおり、
前記優先度情報は、前記切替要求の発生原因に対応する優先度及び前記伝送区間の種類に対応する優先度の夫々を示し、
前記選択手段は、前記切替要求の発生原因及び前記伝送区間の種類の夫々に対応する優先度を示す前記優先度情報に基づいて、前記複数種類の伝送区間を対象とした前記切替要求のうちのいずれか一つを選択することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記切替要求は、当該切替要求を送信する伝送装置の位置を示す位置情報を含んでおり、
前記優先度情報は、前記伝送区間の種類に対応する優先度及び前記切替要求を受信する伝送装置に対する前記切替要求を送信する伝送装置の位置に対応する優先度の夫々を示し、
前記選択手段は、前記伝送区間の種類に対応する優先度及び前記切替要求を受信する伝送装置に対する前記切替要求を送信する伝送装置の位置に対応する優先度を示す前記優先度情報に基づいて、前記複数種類の伝送区間を対象とした前記切替要求のうちのいずれか一つを選択することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記位置情報は、前記伝送装置を識別する識別情報であることを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
- 前記優先度情報は、前記切替要求を送信する伝送装置が、前記切替要求を受信する伝送装置に隣接しているか否かによって区別される優先度を示し、
前記選択手段は、前記切替要求を送信する伝送装置が前記切替要求を受信する伝送装置に隣接しているか否かによって区別される優先度を示す前記優先度情報に基づいて、前記複数種類の伝送区間を対象とした前記切替要求のうちのいずれか一つを選択することを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。 - 前記優先度情報は、前記切替要求を送信する伝送装置が前記切替要求を受信する伝送装置に隣接している場合の優先度が、前記切替要求を送信する伝送装置が前記切替要求を受信する伝送装置に隣接していない場合の優先度よりも高いことを示すことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
- 前記切替実行情報を受信する受信手段を更に備え、
前記送信手段は、(i)新たに受信した若しくは送信すべき前記切替実行情報の優先度がそれまでに受信していた若しくは送信していた前記切替実行情報の優先度よりも低い場合に、それまでに受信していた若しくは送信していた前記切替情報を前記他の伝送装置に対して送信し、(ii)新たに受信した若しくは送信すべき前記切替実行情報の優先度がそれまでに受信していた若しくは送信していた前記切替実行情報の優先度よりも高い場合に、新たに受信した若しくは送信すべき前記切替実行情報を前記他の伝送装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記複数種類の伝送区間は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告のOTN(Optical Transport Network)に準拠したパス、セクション及びTCM(Tandem Connection Monitoring)の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
- 少なくとも一部の区間が重複する複数種類の伝送区間を対象とした信号の伝送経路の切替要求を取得する取得工程と、
優先度を示す優先度情報に基づいて、前記切替要求のうちのいずれか一つを選択する選択工程と、
選択された前記切替要求に応じた前記伝送経路の切り替えを行う切替工程と、
選択された前記切替要求に応じた前記伝送経路の切り替えを行っていることを示す切替実行情報を、前記複数種類の伝送区間のうち当該伝送装置が属する伝送区間上に位置する他の伝送装置に対して送信する送信工程と
を備えることを特徴とする伝送方法。
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