JP7041113B2 - 将来性評価装置及び将来性評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、施設の将来性を予測するための将来性評価装置及び将来性評価方法に関する。
従来、企業業績や地域経済を予測する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、複数の場所における複数の製品の過去の売上業績が天候の影響を受けた度合いに基づいて特定の場所における製品の将来の小売業績を予測する技術が開示されている。
また、特許文献2には、企業の財務データに基づき将来期の貸借対照表を算出することで、企業等の将来財務を精度良くかつ中立的な立場で予測する技術が開示されている。
特表2000-503434号 特許第4320361号
しかしながら、特許文献1記載の技術は天候要素に基づく予測であって、天候要素以外の変動要因については考慮されていない。また、特許文献2記載の技術は企業の財務データという企業自身が公表するデータを入手する必要があるが、全ての企業が財務データを公表しているわけでは無いため、対象となる企業が限られてしまう。また、財務データでは、企業の研究開発活動に対する活性度のような感覚的な予測をおこなうことが困難だった。
このため、財務データを使用せずに、また、天候要素以外の客観的かつ観察可能なデータを利用して、企業等の将来性に関して予測することができる将来性評価装置及び将来性評価方法が望まれている。
本発明は、ユーザ指定施設に訪問した複数の移動客体について、所定期間毎の平均滞在時間を集計し、所定期間毎の平均滞在時間に基づいて、ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標を算出する将来性評価装置及び将来性評価方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)は、複数の移動客体(例えば、後述の移動体60)の施設への訪問を検出する訪問検出部(例えば、後述の訪問検出部312)と、施設の種別情報と位置情報を含む施設情報を記憶する地図情報記憶部(例えば、後述の記憶部32)と、前記施設情報の中からユーザによる施設情報の指定をユーザ指定施設として受け付ける予測条件受付部(例えば、後述の予測条件受付部314)と、前記ユーザ指定施設に訪問した移動客体について、所定期間毎の平均滞在時間を算出する滞在時間算出部(滞在時間算出部313)と、前記滞在時間算出部により算出された前記所定期間毎の平均滞在時間に基づいて、前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標情報を作成する評価部(例えば、後述の評価部315)と、を備える。
上記(1)によれば、客観的かつ観察可能なデータのみで、前記施設の将来性を予測することが可能となる。
(2)上記(1)に記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記訪問検出部(例えば、後述の訪問検出部312)は、車両からの位置情報の受信、ユーザによって携行される端末からの位置情報の受信、入退場を記録する装置からの入退場情報の受信、エレベータ装置の操作パネルに入力された行き先情報の受信、のいずれかにより訪問を検出するようにしてもよい。
上記(2)によれば、車両やスマートフォン等様々な移動体のみならず、移動客体としての訪問客に基づいて、対象施設への訪問を検出することが可能となる。
(3)上記(1)又は上記(2)に記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記訪問検出部(例えば、後述の訪問検出部312)は、さらに、前記所定期間毎に前記ユーザ指定施設に訪問した前記移動客体の訪問回数を検出し、前記評価部(例えば、後述の評価部315)は、さらに、前記複数の移動体の前記所定期間毎の訪問回数も加味して前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標を算出するようにしてもよい。
上記(3)によれば、さらに正確にユーザ指定施設の将来性を予測することができる。
(4)上記(1)乃至上記(3)の何れかに記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記予測条件受付部(例えば、後述の予測条件受付部314)により受け付けるユーザ指定施設は、特定の企業の事業所であり、前記評価部(例えば、後述の評価部315)は、さらに、前記ユーザ指定施設である前記特定の企業の事業所の売り上げ業績が含まれる業績を予測するようにしてもよい。
上記(4)によれば、特定の企業の将来業績を予測することが可能となる。
(5)上記(4)に記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記予測条件受付部(例えば、後述の予測条件受付部314)により受け付けるユーザ指定施設は、特定の業種に属する複数の企業の事業所であり、前記評価部(例えば、後述の評価部315)は、さらに、前記特定の業種の売り上げが含まれる業績を予測するようにしてもよい。
上記(5)によれば、特定業種の将来業績を予測することが可能となる。
(6)上記(4)に記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記評価部(例えば、後述の評価部315)は、前記特定の企業の業種により、前記所定期間毎の平均滞在時間が増加傾向である場合に前記ユーザ指定施設の将来性を高く評価するか低く評価するか変更するようにしてもよい。
上記(6)によれば、ユーザ指定施設の属する業種によって、当該ユーザ指定施設の業績の将来性評価の上下を変更させることが可能となる。
(7)上記(5)に記載の将来性評価装置(例えば、後述の将来性評価装置30)において、前記評価部(例えば、後述の評価部315)は、前記特定の業種により、前記所定期間毎の平均滞在時間が増加傾向である場合に地域経済の将来性を高く評価するか低く評価するか変更するようにしてもよい。
上記(7)によれば、地域経済業種の将来性評価の上下を変更させることが可能となる。
(8)本発明の将来性評価方法は、施設の種別情報と位置情報を含む施設情報を記憶する地図情報記憶部を備えるコンピュータが行う将来性評価方法であって、前記施設情報の中からユーザによる施設情報の指定をユーザ指定施設として受け付ける予測条件受付ステップと、前記予測条件受付ステップにおいて受け付けた前記ユーザ指定施設に訪問した移動客体について、所定期間毎の平均滞在時間を算出する滞在時間算出ステップと、前記滞在時間算出ステップにおいて算出される前記所定期間毎の平均滞在時間に基づいて、前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標情報を作成する評価ステップと、を備える。
上記(8)の方法によれば、上記(1)の将来性評価装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、客観的かつ観察可能なデータのみで、施設としての企業等の将来性を予測することが可能となる。
本発明の実施形態である将来性評価システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるユーザ端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における将来性評価装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における駐車情報データベースの例を示す図である。 本発明の実施形態における所定期間毎のユーザ指定施設70を訪問した移動体の平均滞在時間の一例を示す図である。 本発明の実施形態における所定期間毎のユーザ指定施設70を訪問した移動体の平均滞在時間の一例を示す図である。 本発明の実施形態における駐車情報データベースの更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、将来性に関する予測指標情報を作成する時の基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の将来性評価システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら説明する。
<将来性評価システム1の全体構成>
まず本発明の好ましい一実施形態に係る将来性評価システム1について概略を説明する。図1に、将来性評価システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、将来性評価システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、将来性評価装置30と、ユーザ端末40と、通信網50と、を含んで構成される。なお、ここでは、将来性評価装置30がFCD(Floating Car Data)収集手段及び移動体駐車データ作成更新手段を備えるものとして説明するが、これに限られない。FCD収集手段及び移動体駐車データ作成更新手段は、将来性評価装置30とは別装置(例えばFCDサーバ)として構成し、直接又はネットワークを介して将来性評価装置30と通信可能に接続されてもよい。
これら各装置及び各端末は、通信網50を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
移動客体は、後述する移動体、携帯端末20を携行して移動するユーザ、又は移動するユーザ等を意味する。この実施形態においては、移動客体として、例えば車載ナビゲーション装置10を備える車両60aや携帯端末20を携行するユーザが乗車する車両60bを表す移動体を例示する。
図中では、車載ナビゲーション装置10と車両60aの組と、携帯端末20と車両60bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はない。また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両60aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両60bを区別することなく説明する場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両60」と呼ぶ。また、車両60は、例えば、4輪自動車、3輪自動車、2輪自動車、及び自転車等の移動するための手段を意味する。
車載ナビゲーション装置10は、車両60aに乗車したユーザに対して、ナビゲーション(経路案内)を行う装置である。車載ナビゲーション装置10は、ユーザの要求に基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両60aの位置情報)を測位する機能も有する。車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報は、車両60aを識別するための移動体識別情報と共に、将来性評価装置30に対して適宜送信される。
車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両60aに据え付けられたカーナビゲーション装置や、移動体である車両60aに簡易的に設置され可搬可能なPND(Portable Navigation Device)により実現することができる。また、これ以外にも、車載ナビゲーション装置10は、所定のアプリケーションがインストールされた、スマートフォン等の電子機器により実現することができる。
携帯端末20は、車両60bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両60bの位置情報)を測位する機能を有する。携帯端末20が測位した位置情報は、車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報と同様に、車両60bを識別するための移動体識別情報と共に、将来性評価装置30に対して適宜送信される。なお、移動体識別情報は、携帯端末20が車両60bから取得してもよいし、携帯端末20自身の識別情報を移動体識別情報とみなしても良い。
携帯端末20は、所定のアプリケーションがインストールされた、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
本実施形態において、移動体の施設への訪問の検出は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20等から収集される移動体の位置情報であるFCDに基づくケースを例示する。
将来性評価装置30は、本実施形態特有の処理として、移動体である各車両60の位置情報等の様々な情報に基づいて企業等の将来性の分析を行う装置である。
このため、将来性評価装置30は、複数の施設の種別情報と位置情報を含む施設情報を記憶する地図情報321等を備え、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20等から収集される移動体の位置情報であるFCD(Floating Car Data)に基づいて、企業の事業所等を含む施設70毎に、移動体60が当該施設70の駐車場に駐車した駐車情報(以下、「移動体駐車データ」ともいう)を算出して、例えば、データベース化(以下「駐車情報データベース」ともいう)することができる。
ここで、移動体60の当該施設70の駐車情報(移動体駐車データ)は、施設駐車場に係る施設IDに対応して、移動体60の施設駐車場への入場した日と時刻(「移動体入場時刻」ともいう)、移動体60の施設駐車場から退場した日と時刻(「移動体退場時刻」ともいう)、移動体60の駐車時間等を含む。なお、各移動体は、移動体60の識別IDにより識別されるものとする。
将来性評価装置30は、移動体駐車データに基づいて、ユーザにより指定されたユーザ指定施設70の駐車場に駐車した移動体60が、当該ユーザ指定施設70の訪問に該当するか否かを判定する。具体的には、例えば車両60の駐車時間が予め設定された第1の時間を超える場合、当該車両60のユーザは、当該ユーザ指定施設70の訪問客ではなく、当該ユーザ指定施設70の従業員又は工事関係者と判定することで、移動体60の駐車が当該ユーザ指定施設70の訪問に該当するか否かを判定するようにしてもよい。
そうすることで、将来性評価装置30は、例えば、指定された所定期間毎(例えば、月毎、4半期毎、半期毎等)にユーザ指定施設70を、訪問した移動体60を検出することができる。
また、将来性評価装置30は、所定期間毎に、当該ユーザ指定施設70を訪問した移動体60が当該ユーザ指定施設70に滞在した時間の平均値(以下、「平均滞在時間」ともいう)を算出することができる。さらに、将来性評価装置30は、所定期間毎に、移動体60が当該ユーザ指定施設70を訪問した回数(以下、「訪問回数」ともいう)を算出することができる。
将来性評価装置30は、ユーザ指定施設70について、所定期間毎(例えば、ある年又は年度の第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期)に当該ユーザ指定施設70を訪問した移動体60の平均滞在時間を、それぞれ算出し、所定期間毎の平均滞在時間の増減傾向に基づいて、当該ユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標情報を作成することができる。ここで、予測指標情報は、例えば、positive、negative、neutralを示す情報である。
具体的には、例えば当該ユーザ指定施設70でのユーザの滞在時間が長い場合に、当該ユーザ指定施設70における売り上げが増える傾向にある業種の場合、例えば、平均滞在時間が所定期間毎に増加傾向にある場合には、当該ユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標情報をpositiveと判定することができる。例えば、ショッピングモール、飲食業、商品販売業、パチンコ・スロット業等大部分の業種は、このようなケースに相当すると考えられる。
さらに、将来性評価装置30は、所定期間毎の平均滞在時間に加えて、訪問回数を加味することで、より適切な当該ユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標情報を作成することができる。例えば、例えば当該ユーザ指定施設70でのユーザの滞在時間が長い場合に、当該ユーザ指定施設70における売り上げが増える傾向にある業種の場合、平均滞在時間と訪問回数の積(以下「滞在時間総和」ともいう)が増加傾向にあるときに、当該ユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標情報をpositiveと判定することができる。
さらに、当該ユーザ指定施設70のある期間(例えば、四半期毎)における売り上げ業績がわかっている場合(例えば、ユーザ自身が当該ユーザ指定施設70の管理者、コンサルタント等である場合)、平均滞在時間又は滞在時間総和等の増減傾向に基づいて、売り上げ業績を含む将来業績を予測することができる。
なお、当該ユーザ指定施設70でのユーザの滞在時間が長い場合に、当該ユーザ指定施設70における売り上げが増える傾向にある業種を例として、将来性予測指標の算出を概略説明したが、これに限られない。逆に、当該ユーザ指定施設70でのユーザの滞在時間が長い場合に、当該ユーザ指定施設70における売り上げが減少する傾向にある業種にも適用することができる。このような業種については、例えば、上記の例とは逆に、平均滞在時間が所定期間毎に増加傾向にある場合には、当該ユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標情報をnegativeと判定することができる。
このように、将来性評価装置30は、ユーザ指定施設70の業種に応じて、所定期間毎の平均滞在時間が増加傾向である場合に、将来性を高く評価するか、又は低く評価するかを変更することができる。
また、将来性評価装置30は、ユーザ指定施設70のみならず、特定の業種(業界)の将来性を予測することができる。具体的には、将来性評価装置30は、所定期間毎に、特定の業種に属する複数の企業の事業所である各施設70での平均滞在時間及び訪問回数を算出することで、これらに基づいて、当該業種の将来性を予測することが可能となる。
また、将来性評価装置30は、所定の地域における特定業種(特定業界)の所定期間毎の平均滞在時間に基づいて、当該地域経済の将来性を評価することができる。
ユーザ端末40はユーザにより操作される端末であって、将来性評価装置30と通信することで、将来性に関する予測指標情報を取得し照会する端末である。
上述した将来性評価装置30やユーザ端末40は、例えばサーバ装置やパーソナルコンピュータに、本実施形態を実現するためのソフトウェアを組み込むことにより実現することができる。
通信網50は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組み合わせたネットワークにより実現される。また、ネットワークの一部(例えば、将来性評価装置30とユーザ端末40の間)に、LAN(Local Area Network)が含まれていてもよい。
以上が、本発明の好ましい一実施形態に係る将来性評価システム1の概略である。
次に、各装置についてそれぞれ詳細を説明する。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
まず、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両60aから電源の供給を受けており、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載ナビゲーション装置10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、将来性評価装置30に対する位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部12が記憶する情報として、位置情報の送信処理に特に関する情報である、位置情報121及び移動体識別情報122を図示する。
位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両60aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにする。
また、移動体識別情報122は、車載ナビゲーション装置10を識別するための情報である。移動体識別情報122としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網50に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を移動体識別情報122として利用することができる。また、他にも、車両60aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を移動体識別情報122として利用することができる。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)或いはWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網50を介して通信網50を介した他の装置(例えば、将来性評価装置30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の位置情報送信部112が、記憶部12に格納されている位置情報121及び移動体識別情報122を、将来性評価装置30(具体的には、例えば後述するFCD収集部310)に対して送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報121及び移動体識別情報122以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報121として記憶部12に格納される。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、ルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111及び位置情報送信部112を備える。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報(図示を省略する。)に基づいて目的地までの地図を生成し、この地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行うことができる。この場合に、さらに、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。また、経路案内処理を行うための地図情報についても、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明及び図示は省略する。
位置情報送信部112は、通信部13を利用した無線通信により、記憶部12に格納されている位置情報121及び移動体識別情報122を、将来性評価装置30(FCD収集部310)に対して送信する部分である。
位置情報送信部112による、将来性評価装置30(FCD収集部310)に対する位置情報121及び移動体識別情報122の送信は、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、車両60aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。また、リアルタイムに将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信するのではなく、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、移動体識別情報122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部112は、センサ部14が測位した車両60aの移動経路を特定するための位置情報121と、移動体識別情報122とを、将来性評価装置30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信することができる。さらに、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信することができる。
この場合、出発位置を表す位置情報121であることを示す起動情報や、駐車位置を表す位置情報121であることを示す停止情報を、位置情報121に追加してから、将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信するようにしてもよい。例えば、起動情報であることを示すフラグを1にして送信したり、停止情報であることを示すフラグを1にして送信したりするとよい。なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、駐車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両60aが目的地(例えば、或る施設)に到着したと判断された場合には、位置情報送信部112は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、或る施設に到着後、駐車位置の位置情報121が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報121が将来性評価装置30(FCD収集部310)に対して送信されない、という事態を防止することができる。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図3のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両60aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両60bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における「車載ナビゲーション装置10」の文言と「携帯端末20」の文言を置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両60bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両60bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両60bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両60bの位置情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、位置情報送信部212を起動させる。そして、起動した位置情報送信部212が、車載ナビゲーション装置10の位置情報送信部112と同様にして、センサ部24が測位した車両60bの移動経路を特定するための位置情報221と、移動体識別情報222とを、将来性評価装置30に対して送信する。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両60bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチをオンにすると、車両60bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報221及び移動体識別情報222が携帯端末20から将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信される。この場合、車両60bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信することができる。
さらに、イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオフにされると、車両60bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信することができる。
この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、駐車位置に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は駐車位置であることを示す起動情報や停止情報を追加しても良い点や、再起動時に駐車位置を送信しても良い点も位置情報送信部112と同様である。
なお、車両60bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両60bが測位する位置情報を位置情報121として将来性評価装置30(FCD収集部310)に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
<ユーザ端末40が備える機能ブロック>
次に、ユーザ端末40が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、ユーザ端末40は、少なくとも、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、入力部45とを含んで構成される。各部の構成は、例えば、車載ナビゲーション装置10や、携帯端末20の名称が同一の各部の構成とそれぞれ同様である。ユーザ端末40については、一般的なパーソナルコンピュータにより実現できるので、詳細な説明を省略する。
制御部41は、将来性評価照会部411を含む。将来性評価照会部411は、将来性評価装置30に対して、例えば、企業の事業所等を含む施設70への移動体駐車データを参照する権限のある者に対して割り当てられたユーザIDによってアクセス可能とすることができる。
将来性評価照会部411は、将来性評価装置30に対して、例えば、ユーザにより指定された特定の企業の事業体等の施設の将来性に関する予測指標情報を要求することで、特定の企業の事業体の将来性に関する予測指標情報を取得して照会することができる。同様に、将来性評価照会部411は、将来性評価装置30に対して、例えば、ユーザにより指定された特定業種の将来性に関する予測指標情報を要求することで、特定業種の将来性に関する予測指標情報を取得して照会することができる。
なお、ユーザ端末40に係る機能を将来性評価装置30が備えるようにしてもよい。
<将来性評価装置30が備える機能ブロック>
次に、将来性評価装置30が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明をする。
図5に示すように、将来性評価装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、将来性評価装置30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、施設の将来性を予測するための将来性評価分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、位置情報の分析処理に特に関する情報である、地図情報321、売り上げ業績情報322、及び駐車情報データベース323を図示する。
地図情報321には、道路や企業の事業体等を含む施設等の地物に関する情報、道路情報、施設位置情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報321には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
道路情報としては道路の位置及び形状や、道路の種別や信号機の位置等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設位置情報としては、企業の事業体等を含む各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、企業の事業体等を含む施設の識別情報(施設ID)、名称、企業の事業体等を含む施設の業種種別、電話番号、住所、営業時間等の付帯的な情報が含まれていてもよい。
駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各施設の駐車場である場合には、施設と駐車場を紐付けて保存される。
地図情報321は、記憶部32に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
売り上げ業績情報322には、例えば特定の事業所である各施設70の過去数年の所定期間毎の売り上げ業績を含む。そうすることで、後述するように、ユーザにより指定された特定の事業所である施設70の売り上げ業績情報にアクセスするアクセス権限を有する場合に限り、評価部315は、当該施設の売り上げ業績が含まれる、当該施設の将来性に関する業績を予測し、予測した業績を、評価情報提供部316を介して前記ユーザに対して提供することができる。
駐車情報データベース323は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した位置情報121及び位置情報221、並びに、移動体識別情報122及び移動体識別情報222に基づいて構築された、移動体駐車データを含むデータベースである。駐車情報データベース323は、後述の駐車情報データベース更新部311により構築される。駐車情報データベース323の詳細については、駐車情報データベース更新部311の説明の際に後述する。なお、以下の説明では、位置情報121及び位置情報221を区別することなく説明する際は、符号を省略して「位置情報」と呼ぶ。また、同様に移動体識別情報122及び移動体識別情報222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「移動体識別情報」と呼ぶ。
通信部33は、DSP等を有し、3G、LTE、4G、5G或いはWi-Fi(登録商標)といった通信規格に準拠して、通信網50を介して他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報及び移動体識別情報を受信するために利用される。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、表示部34、及び入力部35と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、FCD収集部310、駐車情報データベース更新部311、訪問検出部312、滞在時間算出部313、予測条件受付部314、評価部315、評価情報提供部316を含む。
FCD収集部310は、前述したように、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20等から収集される移動体の位置情報であるFCDを受信して収集する。FCD収集部310は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した位置情報に基づいて、車両60の識別情報毎に、出発位置、出発時刻を含む出発位置情報、到着位置、到着時刻を含む到着位置情報及び移動経路情報を属性とする走行履歴データをその移動順序にしたがって作成更新するようにしてもよい。
ここで、走行履歴データ内の「出発位置情報」は、ユーザが車両60により出発した位置及び出発時刻を特定するための情報である。また、走行履歴データ内の到着位置情報は、ユーザが車両60により到着した位置及び出発時刻を特定するための情報である。
FCD収集は、当業者にとって公知の技術(例えば、WO2019/082826、WO2019/065349等参照)であり、詳細な説明は省略する。
駐車情報データベース更新部311は、FCD収集部310により収集された走行履歴データに基づいて、駐車情報データベース323を構築すると共に、駐車情報データベース323を適宜更新する部分である。駐車情報データベース323のデータ構造の一例について図6を参照して説明する。図6は、駐車情報データベース323のデータ構造の一例を示す図である。
<駐車情報データベース323>
前述したように、駐車情報データベース323は、各施設70における移動体駐車データを含む。具体的には、駐車情報データベース323は、車両60が訪問した企業の事業体等を含む施設を識別するための「施設識別情報」を含む。また、駐車情報データベース323は、施設識別情報に対応する企業の事業体等を含む施設の駐車場に駐車した車両60の車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から受信した「移動体識別情報」を含む。さらに、駐車情報データベース323は、施設識別情報に対応する企業の事業体等を含む施設の駐車場に駐車した車両60の車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から受信した「位置情報」に基づいて駐車情報データベース更新部311が特定した、「駐車日時」、及び「移動経路情報」を含む。
そして、駐車情報データベース更新部311は、これらの情報それぞれを、駐車情報データベース323内の対応するフィールドに格納することにより、駐車情報データベース323を構築及び更新する。
駐車情報データベース323内の「施設識別情報」は、車両60が駐車した企業の事業体等を含む施設を識別するための情報であり、上述した地図情報321から取得される。施設識別情報としては、例えば、企業の事業体等を含む施設に一意に割り当てられた数字やアルファベットや、施設名や、施設の電話番号等を利用することができる。
駐車情報データベース323内の「駐車日時」は、移動体識別情報に対応する車両60が移動した日時に係る情報である。具体的には、前述したように、移動体60の当該施設に係る駐車場に到着した、移動体入場時刻、移動体60の当該施設に係る駐車場を出発した移動体退場時刻、及び移動体60の駐車時間等を含む。
駐車情報データベース323内の「移動体識別情報」は、上述したように位置情報の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を識別するための情報である。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する車両60を識別する情報である。
駐車情報データベース323内の「移動経路情報」には、例えば、当該施設に到着するまでの移動の間、及び当該施設を出発してからの移動に受信した時間離散的に変化する位置情報に基づいて特定される移動経路を示す情報を含むようにしてもよい。なお、本実施形態を実装した環境において、位置情報の精度が低いような場合には、駐車情報データベース更新部311は、地図情報321と位置情報を照らし合わせるマップマッチングを行って移動経路を特定するようにしてもよい。ただし、位置情報の精度が高いような場合には、必ずしもマップマッチングを行う必要はない。
駐車情報データベース更新部311は、何れかの車載ナビゲーション装置10又は携帯端末20から位置情報及び移動体識別情報の送信が一度開始されてから終了する都度、受信した位置情報及び移動体識別情報に基づいて新たなフィールドに、上述した各情報を格納することにより駐車情報データベース323を更新する。
また、駐車情報データベース更新部311は、駐車情報データベース323を構築及び更新するにあたって、何れの車両60が何れの施設の駐車場に駐車したのかを特定する必要がある。
そのために、駐車情報データベース更新部311は、受信した位置情報から、ユーザが車両60にて駐車した位置を特定する。例えば、上述したように、位置情報に駐車位置を示す情報が含まれているならば、この情報により駐車した位置を特定する。また、仮に位置情報に駐車位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最後に受信した位置情報に対応する位置や、一定時間変化しない位置を駐車位置であるとみなすこともできる。
そして、駐車情報データベース更新部311は、特定した駐車位置と、地図情報321に含まれる各施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)を比較し、特定した駐車位置と何れかの施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)が一致した場合に、一致した施設に車両60が駐車したと判定する。そして、この往路における駐車位置に対応する位置情報を受信するよりも前に受信したと判定する。なお、駐車位置と、施設の位置の「一致」の度合いは任意に定めるようにしてよい。例えば、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が位置情報を精度良く測定できるような場合には、一致と判定する範囲を狭くするようにしてもよい。一方で、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が位置情報をそれほど精度良く測定できないような場合には、一致と判定する範囲を広くするようにしてもよい。つまり、多少位置がずれている場合にも一致と判定するようにしてもよい。
なお、将来性評価装置30のユーザが、駐車情報データベース323を適宜修正するようにしてもよい。
<訪問検出部312>
訪問検出部312は、駐車情報データベース323に基づいて、後述の予測条件受付部314を介して、ユーザから指定された、施設70と所定期間に係る予測条件に基づいて、所定期間毎に当該施設70の駐車場に駐車した移動体60が、当該施設70の訪問に該当するか否かを検出する。具体的には、例えば車両60の駐車時間が予め設定された第1の時間を超える場合、当該車両60のユーザは、当該施設70の訪問客ではなく、当該施設70の従業員又は工事関係者と判定することで、移動体60の駐車が当該施設70の訪問に該当するか否かを検出するようにしてもよい。
そうすることで、訪問検出部312は、ユーザから指定された所定期間毎に指定された施設70を訪問した移動体60を検出することができる。
なお、所定期間については、予めデフォルト値が設定されているようにしてもよい。
<滞在時間算出部313>
滞在時間算出部313は、所定期間毎に、駐車情報データベース323に基づいて、訪問検出部312により、ユーザから指定された施設70を訪問したと判定された全ての移動体60の駐車時間に基づいて平均滞在時間を算出する。また、滞在時間算出部313は、所定期間毎に、駐車情報データベース323に基づいて、訪問検出部312により、ユーザから指定された施設70を訪問したと判定された全ての移動体60の台数(すなわち、当該施設70を訪問した訪問回数)を算出する。また、滞在時間算出部313は、所定期間毎に、駐車情報データベース323に基づいて、訪問検出部312により、ユーザから指定された施設70を訪問したと判定された全ての移動体60の滞在時間の総和(例えば、平均滞在時間×訪問回数)を算出する。以下、ユーザ指定施設における、所定期間毎の移動体の平均滞在時間及び訪問回数等を施設特性指標ともいう。
図7A及び図7Bは、所定期間毎に当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間の一例を示す図である。ここで、所定期間として、四半期(第1四半期:4月から6月、第2四半期:7月から9月、第3四半期:10月から12月、第4四半期:1月から3月、を例示する。
<予測条件受付部314>
予測条件受付部314は、滞在時間算出部313により算出する施設特性指標に係る条件を、例えばユーザ端末40から通信網50を介して受け付ける。予測条件受付部314は、ユーザから滞在時間を特定する条件の入力を受け付けるためのユーザインタフェースを生成し、生成したユーザインタフェースを、ユーザ端末40に対して表示させるようにしてもよい。そうすることで、ユーザは、ユーザインタフェースを参照して予測条件を入力することができる。
ここで、予測条件には、例えば、将来性に関する予測指標情報を算出する対象とする企業の事業体等を含む施設の指定が含まれる。また、施設特性指標のベースとなる、所定期間の指定等を含んでもよい。なお、所定期間については、予めデフォルト値が設定されているようにしてもよい。
例えば、ユーザは、ユーザ端末40を介して、評価対象とする施設Aの指定、及び所定期間(例えば、四半期)の指定等の条件を入力することで、前述したように、滞在時間算出部313は、所定期間毎に、ユーザ指定施設Aを訪問した移動体について、駐車情報データベース323(移動体駐車データ)を参照して、所定期間毎に当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間、訪問回数等をそれぞれ算出することができる。そうすることで、評価部315は、所定期間毎の平均滞在時間の比較に基づいて、ユーザ指定施設Aの将来性に関する予測指標情報を作成することができる。また、予測指標情報を作成する際に訪問回数を加味して、ユーザ指定施設Aの将来性に関する予測指標情報を作成することができる。
また、ユーザは、評価対象として、特定の施設Aの指定に換えて特定の業種を指定するようにしてもよい。その場合、訪問検出部312は、当該特定の業種に属する施設を複数抽出し、滞在時間算出部313は、施設毎に平均滞在時間、及び訪問回数等を算出し、施設毎に算出された平均滞在時間、訪問回数等の集合に基づいて、特定の業種に係る特性指標(例えば、平均、最大値、最小値、中間値、総和等)を算出するようにしてもよい。
また、ユーザは、評価対象として、特定の地域を指定するようにしてもよい。その際、当該特定の地域の経済の状況を反映する当該地域における特定業種を指定するようにしてもよい。
<評価部315>
評価部315は、滞在時間算出部313により、指定期間毎に算出される、ユーザ指定施設70を訪問した全ての移動体60の平均滞在時間に基づいて、当該施設70である企業の事業体の将来性に関する予測指標情報を作成する。ここで、予測指標情報としては、例えばpositive、negative、neutralを示す情報である。
例えば、施設の業績と施設における平均滞在時間との間に正の相関関係がある場合、図7Aに示したように、所定期間毎の当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間が増加傾向にあるとき、評価部315は、当該施設70についてpositive判定をしてもよい。逆に、図7Bに示したように、所定期間毎の当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間が減少傾向にある場合、negative判定をしてもよい。また、どちらにも該当しない場合、neutral判定をしてもよい。なお、いずれでもない場合、評価部315は、当該施設70についてneutral判定をしてもよい。所定期間毎の比較に際しては、例えば、前年等の同じ所定期間と比較してもよい。
なお、評価部315は、ユーザ指定施設の属する業種によって、所定期間毎の当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間が増加傾向にある場合に、当該施設の将来性を高く評価する(positive評価)か、又は低く評価する(negative評価)か、を変更することができる。例えば、施設の業績と施設における平均滞在時間との間に負の相関関係がある場合、所定期間毎の当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間が増加傾向にあるとき、評価部315は、当該施設70についてnegative判定をしてもよい。逆に、図7Bに示したように、所定期間毎の当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間が減少傾向にある場合、positive判定をしてもよい。
平均滞在時間が増加傾向にあるか又は減少傾向にあるかの判定については、例えば、所定期間をその日時順に所定期間(i)(1≦i≦N)とし、当該所定期間(i)における平均滞在時間を平均滞在時間(i)(1≦i≦N)とした場合に、平均滞在時間(i)を所定期間(i)の任意の関数(例えば、1次関数)により近似した場合に算出される当該近似関数の傾きに基づいて増加傾向又は減少傾向にあるかを判定するようにしてもよい。
また、任意のi (1≦i≦N-1)に対して 、平均滞在時間(i+1)が平均滞在時間(i)の所定の割合以上となる場合に、増加傾向にあると判定してもよい。逆に任意のi (1≦i≦N-1)に対して 、平均滞在時間(i+1)が平均滞在時間(i)を所定の割合以下である場合に、減少傾向にあると判定してもよい。
このようにすることで、所定期間毎の当該施設70に滞在する全ての移動体の平均滞在時間を比較することにより、平均滞在時間が増加傾向にあるか又は減少傾向にあるか、が明確になるため、客観的かつ観察可能なデータのみを用いて、企業等の将来性を予測することができる。
なお、上記説明では、評価部315が、指定期間毎の、ユーザ指定施設70を訪問した全ての移動体60の平均滞在時間に基づいて、当該施設70である企業の事業体の将来性に関する予測指標情報を作成するケースを例示したが、これに限られない。
評価部315は、滞在時間算出部313により算出されたユーザ指定施設70を訪問した移動体60の訪問回数も加味してユーザ指定施設の将来性に関する予測指標を算出するようにしてもよい。
具体的には、滞在時間算出部313により算出された、ユーザ指定施設70を訪問したと判定された全ての移動体60の滞在時間の総和(例えば、平均滞在時間×訪問回数)が増加傾向にあるか又は減少傾向にあるか、によりユーザ指定施設70の将来性に関する予測指標を算出するようにしてもよい。
そうすることで、さらに正確にユーザ指定施設の将来性を予測することができる。
また、前述したように、記憶部32に、ユーザ指定施設である企業の事業所の売り上げ業績情報322(例えば特定の事業所である各施設70の過去数年の所定期間毎の売り上げ業績)が記憶されている場合、評価部315は、当該施設の売り上げ業績(予測)を含む、当該施設の将来性に関する業績を予測することができる。
具体的には、施設の業績と施設における平均滞在時間との間に正の相関関係がある場合、売り上げ業績についても、平均滞在時間に相関すると想定することができる。そうすることで、評価部315は、売り上げ業績のわかっている所定期間における平均滞在時間に基づいて、将来性評価対象となる将来の所定期間における平均滞在時間を推定することで、推定された平均滞在時間に基づいて、将来の所定期間における売り上げ業績を算出することができる。なお、施設の業績と施設における平均滞在時間との間に負の相関関係がある場合についても同様に算出することができる。
こうすることで、評価部315は、当該施設の売り上げ業績が含まれる、当該施設の将来性に関する業績を予測することができる。
以上、評価部315が、指定された施設70の将来性に関する予測指標情報を作成する場合について説明したが、前述したように、評価部315により、特定業種(特定業界)の将来性に関する予測指標情報を作成することも可能である。
この場合の処理について簡単に説明する。
以下、ユーザから指定されたユーザ指定施設を特定業種に属する複数の施設70(j)(1≦j≦M)とする。ここでMは、ユーザから指定された特定業種に属する企業の事業体であるユーザ指定施設70の個数とする。
まず、訪問検出部312は、ユーザから指定された特定業種に属する各施設70(j)について、各所定期間(i)(1≦i≦N)に各施設70(j)を訪問した移動体60を検出する。
滞在時間算出部313は、各所定期間(i)に、各施設70(j)を訪問した全ての移動体60の平均滞在時間(i,j)を算出する。
以下、例えば、各所定期間(i)に各施設70(j)(1≦j≦M)を訪問した移動体60の平均滞在時間(i,j)の合計を施設の個数Mで除算した平均値をT(i)で示す。そうすると、平均値T(i)は、各所定期間(i)におけるユーザ指定特定業種に属する全ての施設の平均滞在時間とみることができる。
評価部315は、ユーザ指定特定業種(特定業界)の将来性に関する予測指標情報を、前述したユーザ指定施設の場合と同様に、平均値T(i)の増減傾向に基づいて作成することができる。
なお、各所定期間(i)に各施設70(j)(1≦j≦M)を訪問した移動体60の平均滞在時間(i,j)の合計を施設の個数Mで除算した平均値をT(i)に換えて、平均滞在時間(i,j)の集合(1≦j≦M)により算出される、任意の統計値(例えば、中間値、最大値、最小値、合計値等)を用いてもよい。
こうすることで、特定業種(特定業界)の将来性を客観的かつ観察可能なデータのみを用いて予測することができる。
なお、評価部315は、特定業種(特定業界)の将来性に関する予測指標情報を作成する際に、各所定期間(i)に各施設70(j)(1≦j≦M)を訪問した移動体60の訪問回数(i,j)も加味して、特定業種(特定業界)の将来性に関する予測指標情報を作成するようにしてもよい。この場合、評価部315は、各所定期間(i)に各施設70(j)(1≦j≦M)を訪問した移動体60の平均滞在時間(i,j)の各施設70(j)(1≦j≦M)に係る総和(例えば、Σ{平均滞在時間(i,j)×訪問回数(i,j)}を施設の個数Mで除算した平均値を用いてもよい。又は、{平均滞在時間(i,j)×訪問回数(i,j)}(1≦j≦M) の集合(1≦j≦M)により算出される、任意の統計値(例えば、中間値、最大値、最小値、合計値等)を用いてもよい。
そうすることで、さらに正確にユーザ指定施設の将来性を予測することができる。
なお、予測条件受付部314は、ユーザからユーザ指定施設を複数個受け付ける代わりに、ユーザ指定施設の属する特定業種を受け付けるようにしてもよい。この場合、予測条件受付部314は、前記特定業種に属する複数の施設70(j)を、予め設定された業種と、複数の施設70(j)と、を対応づけた対応テーブル(図示せず)に基づいて、選択するようにしてもよい。
以上、評価部315が、指定された施設70及び/又は特定の業種の将来性に関する予測指標情報を作成する場合について説明した。評価部315は、さらに、所定の地域における特定業種(特定業界)の所定期間毎の平均滞在時間に基づいて、当該地域経済の将来性を評価することができる。
例えば、特定業種の業績と、当該特定業種を抱える地域経済の将来性と、の間に相関関係があると考えられる場合、評価部315は、当該地域における特定業種の属する複数の施設における平均滞在時間に基づいて、当該地域経済の将来性を評価することができる。
具体的には、例えば、正の相関関係がある場合、評価部315により算出される所定期間毎の当該業種の平均滞在時間が増加傾向にある場合、評価部315は、当該地域経済の将来性を高く評価することができる。例えば、外食業界における平均滞在時間は、外食業界の業績と正の相関関係にあると考えられると共に、地域経済の将来性とも正の相関関係があると考えられる。すなわち、景気がいい場合、外食業界の業績も高く、景気が悪い場合、外食業界の業績も低くなると考えられる。そうすると、評価部315は、例えば、地域における特定業種(外食業界)の平均滞在時間が増加傾向である場合、当該地域経済の将来性をpositive評価することができる。
逆に、特定業種の業績と、当該特定業種を抱える地域経済の将来性と、の間に負の相関関係があると考えられる場合においても、評価部315は、当該地域における当該特定業種の属する複数の施設における平均滞在時間に基づいて、当該地域経済の将来性を評価することができる。
例えば、パチンコ・パチスロ等の業界の業績と、地域経済の将来性と、の間に負の相関関係があると考えられる。すなわち、景気が悪くなった場合、パチンコ・パチスロ等における平均滞在時間が増加する傾向にあると予想される。そうすると、評価部315は、例えば、地域における特定業種(パチンコ・パチスロ業界)の平均滞在時間が増加傾向である場合、当該地域経済の将来性をnegative評価することができる。
このため、記憶部32には、地域毎に、当該地域における予め設定された特定業種と、それに属する複数の施設と、を対応づけた対応テーブルを予め記憶することが好ましい。その際、特定業種としては、地域経済の業績と当該特定業種の業績との間に正の相関関係があると考えられる第1の業種に属する複数の施設の集合、及び/又は地域経済の業績と当該特定業種の業績との間に負の相関関係があると考えられる第2の業種に属する複数の施設の集合を含むことが好ましい。
そうすることで、評価部315は、第1の業種からの観点と、第2の業種からの観点による地域経済の業績を予想することができ、両者を参照することで、さらに正確に地域経済の将来性を予測することができる。
<評価情報提供部316>
評価情報提供部316は、評価部315により判定された、ユーザ指定施設70又はユーザ指定業種の将来性に関する予測指標情報をユーザ端末40(将来性評価照会部411)に対して提供する。また、評価情報提供部316は、評価部315により判定された指定された地域経済の将来性についての予測指標情報をユーザ端末40(将来性評価照会部411)に対して提供することができる。
評価情報提供部316は、例えば図7A及び図7Bのように、所定期間毎に当該施設70を訪問した移動体の平均滞在時間を表すグラフと共に、予測指標情報(例えばpositive、negative、neutral)を提供するようにしてもよい。なお、平均滞在時間に加えて訪問回数を表示するようにしてもよい。
<本実施形態の動作>
最後に、図8及び図9のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図8は、FCD収集部310及び駐車情報データベース更新部311により行われる、位置情報の収集及び駐車情報データベース323の更新時の動作を示すフローチャートである。また、図9は、訪問検出部312、滞在時間算出部313、予測条件受付部314、及び評価部315により行われる、将来性に関する予測指標情報を作成する時の基本的動作を示すフローチャートである。
まず、車載ナビゲーション装置10から収集した位置情報により、駐車情報データベース323を更新する場合の動作について図8を参照して説明する。
位置情報送信部112が位置情報の送信を開始するか否かを判定する(ステップS11)。ここで、上述したように、車両60aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。イグニッションスイッチがオフのままの場合には(ステップS11にてNo)、位置情報送信部112による送信は開始されない。一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には(ステップS11にてYes)、ステップS12に進む。
ステップS12では、センサ部14が、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する(ステップS12)。
位置情報送信部112は、センサ部14から位置情報を取得し、取得した位置情報をFCD収集部310に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする(ステップS13)。
次に、位置情報送信部112が位置情報の送信を終了するか否かを判定する(ステップS14)。上述したように、車両60aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。車両60aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には(ステップS14にてNo)、ステップS12における測位及びステップS13における送信が繰り返される。
一方で、車両60aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には(ステップS14にてYes)、ステップS15に進む。
ステップS15では、将来性評価装置30の駐車情報データベース更新部311が、ステップS12及びステップS13の繰り返しにより送信された位置情報に基づいて駐車情報データベース323を更新する(ステップS15)。
以上説明した動作により、位置情報の収集及び駐車情報データベース323の更新が実現される。
次に、携帯端末20から収集した位置情報により、駐車情報データベース323を更新する場合の動作について図8を参照して説明する。この場合、上述の図8を参照した説明における、位置情報送信部112を位置情報送信部211に置き換え、センサ部14をセンサ部24に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオンとなり、車両60bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS14にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオフとなり、車両60bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
次に、図9のフローチャートを参照して、将来性に関する予測指標情報を作成する時の基本的動作について説明をする。
まず、予測条件受付部314が、施設特性指標に係る条件を、例えばユーザ端末40から通信網50を介して受け付ける。(ステップS21)。予測条件受付部314は、受け付けた条件を訪問検出部312に対して出力する。
訪問検出部312は、受け付けた条件及び地図情報321に基づいて、対象施設を特定する。そして、滞在時間算出部313は、駐車情報データベース323に含まれる移動体駐車データに基づいて、所定期間毎に、対象施設70を訪問した移動体60の平均滞在時間を算出する。(ステップS22)。
評価部315は、ステップS22において算出された所定期間毎の対象施設70を訪問した移動体60の平均滞在時間が、増加傾向にあるか、又は減少傾向にあるかに応じて、対象施設70である企業の事業体の将来性に関する予測指標情報を作成する(ステップS23)。
評価情報提供部316は、通信網50を介して対象施設70である企業の事業体の将来性に関する予測指標情報をユーザ端末40に送信する。ユーザ端末40は、将来性に関する予測指標情報を表示部444に表示することにより、ユーザに提示する(ステップS24)。
以上説明した、本実施形態の動作によれば、所定期間毎の当該施設70に滞在する全ての移動体の平均滞在時間を比較することにより、平均滞在時間が増加傾向にあるか又は減少傾向にあるか、が明確になるため、客観的かつ観察可能なデータのみを用いて、企業等の将来性を予測することができ、ユーザに対して提示することができる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、以下に説明する各変形例のような変更を施した形態での実施が可能である。
<第1の変形例>
上述の実施形態において、移動客体として移動体を例示して、移動体(車載ナビゲーション装置10及びユーザの携行する携帯端末)から送信される移動体の位置情報に基づいて、移動体の対象施設への訪問を検出したが、これに限られない。
移動客体として、例えば、対象施設への訪問客を適用することができる。具体的には、例えば、対象施設が対象施設への訪問客の入退場を記録する装置を備えている場合、訪問検出部312は、入退場を記録する装置から得られる訪問客の入退場情報データに基づいて、訪問客の対象施設への訪問を検出することができる。
そして、滞在時間算出部313は、当該入退場情報に基づいて、所定期間毎に対象施設における訪問客の平均滞在時間を算出することができる。
また、訪問客が対象施設に入場する場合及び対象施設から退場する場合に、必ずエレベータを利用する場合、訪問検出部312は、エレベータ装置の備える操作パネルに入力される行き先情報データに基づいて、訪問客の対象施設への訪問を検出することができる。
そして、滞在時間算出部313は、当該入退場情報に基づいて、所定期間毎に対象施設における訪問客の平均滞在時間を算出することができる。
また、移動客体が移動体の場合、例えば、施設駐車場を所定の周期で撮影した衛星画像を利用して、対象施設(施設の駐車場)への移動体の訪問を検出することができる。
そして、滞在時間算出部313は、衛星画像に基づいて、所定期間毎に対象施設における訪問客の平均滞在時間を算出することができる。
<他の変形例>
他の変形例として、上述の実施形態では、将来性評価装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、将来性評価装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、将来性評価装置30の各機能を実現してもよい。また、ユーザ端末40に換えて、将来性評価装置30がユーザ端末40の機能を備えるようにしてもよい。
すなわち、図2、図3、図4、及び図5の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の将来性予測機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、図4、及び図5の例に限定されない。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 将来性評価システム
10 車載ナビゲーション装置
11、21、31 制御部
111、211 経路案内部
112、212 位置情報送信部
12、22、32 記憶部
121、221 位置情報
122、222 移動体識別情報
13、23、33 通信部
14、24 センサ部
15、25、34 表示部
16、26、35 入力部
20 携帯端末
27 近距離通信部
30 将来性評価装置
310 FCD収集部
311 駐車情報データベース更新部
312 訪問検出部
313 滞在時間算出部
314 予測条件受付部
315 評価部
316 評価情報提供部
32 記憶部
321 地図情報
322 売り上げ業績情報
323 駐車情報データベース
40 ユーザ端末
50 通信網
60 移動体
60a、60b 車両
70 施設

Claims (8)

  1. 複数の移動客体の施設への訪問を検出する訪問検出部と、
    施設の種別情報と位置情報を含む施設情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記施設情報の中からユーザによる施設情報の指定をユーザ指定施設として受け付けるとともに、複数の連続する日数からなる所定期間の指定を受け付けることができる予測条件受付部と、
    前記予測条件受付部を介して前記ユーザにより指定されたユーザ指定施設に訪問した移動客体について、前記予測条件受付部を介して前記ユーザにより指定されるか、又は予め設定された前記所定期間毎の平均滞在時間を算出する滞在時間算出部と、
    前記滞在時間算出部により算出された前記所定期間毎の平均滞在時間の増減傾向に基づいて、前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標情報を作成する評価部と、
    を備えることを特徴とする将来性評価装置。
  2. 前記訪問検出部は、車両からの位置情報の受信、ユーザによって携行される端末からの位置情報の受信、入退場を記録する装置からの入退場情報の受信、エレベータ装置の操作パネルに入力された行き先情報の受信、のいずれかにより訪問を検出することを特徴とする請求項1に記載の将来性評価装置。
  3. 前記訪問検出部は、さらに、
    前記所定期間毎に前記ユーザ指定施設に訪問した前記移動客体の訪問回数を検出し、
    前記評価部は、さらに、
    前記複数の移動体の前記所定期間毎の訪問回数も加味して前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の将来性評価装置。
  4. 前記予測条件受付部により受け付ける前記ユーザ指定施設は、特定の企業の事業所であり、
    前記評価部は、さらに、
    前記ユーザ指定施設である前記特定の企業の事業所の売り上げ業績が含まれる業績を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の将来性評価装置。
  5. 前記予測条件受付部により受け付けるユーザ指定施設は、特定の業種に属する複数の企業の事業所であり、
    前記評価部は、さらに、
    前記特定の業種の売り上げが含まれる業績を予測することを特徴とする請求項4に記載の将来性評価装置。
  6. 前記評価部は、前記特定の企業の業種により、前記所定期間毎の平均滞在時間が増加傾向である場合に前記ユーザ指定施設の将来性を高く評価するか低く評価するか変更することを特徴とする請求項4に記載の将来性評価装置。
  7. 前記評価部は、前記特定の業種により、前記所定期間毎の平均滞在時間が増加傾向である場合に地域経済の将来性を高く評価するか低く評価するか変更することを特徴とする請求項5に記載の将来性評価装置。
  8. 施設の種別情報と位置情報を含む施設情報を記憶する地図情報記憶部を備えるコンピュータが行う将来性評価方法であって、
    前記施設情報の中からユーザによる施設情報の指定をユーザ指定施設として受け付けるとともに、複数の連続する日数からなる所定期間の指定を受け付けることができる予測条件受付ステップと、
    前記予測条件受付ステップにおいて受け付けた前記ユーザにより指定されたユーザ指定施設に訪問した移動客体について、前記予測条件受付ステップにおいて前記ユーザにより指定されるか、又は予め設定された前記所定期間毎の平均滞在時間を算出する滞在時間算出ステップと、
    前記滞在時間算出ステップにおいて算出される前記所定期間毎の平均滞在時間の増減傾向に基づいて、前記ユーザ指定施設の将来性に関する予測指標情報を作成する評価ステップと、
    を備えることを特徴とする将来性評価方法。
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