JP7040718B2 - 免震建物の構築方法 - Google Patents
免震建物の構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7040718B2 JP7040718B2 JP2017221910A JP2017221910A JP7040718B2 JP 7040718 B2 JP7040718 B2 JP 7040718B2 JP 2017221910 A JP2017221910 A JP 2017221910A JP 2017221910 A JP2017221910 A JP 2017221910A JP 7040718 B2 JP7040718 B2 JP 7040718B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- stopper
- seismic isolation
- isolation device
- seismic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
請求項4の免震建物の構築方法は、前記接触部は、前記第2棟の壁面である。
請求項5の免震建物の構築方法は、前記変位抑制手段は、前記第1免震装置及び前記第2免震装置が設置された前記基礎部および前記第2棟に設けられたストッパーとされ、前記ストッパーは、底辺が前記基礎部に固定された台形状の第一枠状部と、底辺が前記第2棟に固定された台形状の第二枠状部と、を備え、前記第一枠状部の脚と、前記第二枠状部の脚と、が互いに対向して配置されている。
(免震建物)
本発明の第1実施形態に係る免震建物の構築方法は、図1に示すように、工期を分けて構築される免震建物10に適用される。免震建物10の第1棟12は、第2棟14に先行して構築される。また、第1棟12と第2棟14の構築後に、第1棟12と第2棟14とが連結部16で連結される。
第2棟14の段差部14Cと基礎床版20の擁壁26との間には、本発明における変位抑制手段の一例としてのストッパー40が設置されている。なお、図1においてストッパー40は簡略化して示されているが、図1における一点鎖線で囲んだ範囲を拡大した図2に示すように、ストッパー40は、支柱42と、コマ材44と、緩衝材46と、ストッパーレール48と、を備えている。
図1に示す免震建物10を構築するためには、まず、敷地Gに基礎床版20を形成し、免震装置30を設置する。次に、免震装置30の上部に第1棟12を構築する。第1棟12の構築中及び構築後、免震装置30は動作可能な状態で設置しておく。
第1実施形態に係る免震建物の構築方法によると、図2に示すように、第2棟14の段差部14Cと基礎床版20の擁壁26との間に、ストッパー40が設置される。このストッパー40におけるストッパーレール48は、第2棟14の段差部14Cと距離αを空けて対向して配置される。
(ストッパー)
第2実施形態に係る免震建物の構築方法は第1実施形態と同様であるが、ストッパーの構成が、以下の点で相違する。
第2実施形態においては、段差部14Cと擁壁26との離隔距離が、第1実施形態と比較して大きい。このため、ここに図2に示す第1実施形態のストッパー40を設置した場合、ストッパー40(ストッパーレール48)と段差部14Cとの離隔距離が大きく、第2棟14の変位を抑制することが難しい。
(ストッパー)
第3実施形態に係る免震建物の構築方法は第1実施形態と同様であるが、ストッパーの構成が、以下の点で相違する。
第3実施形態においては、第2棟14がX方向に距離βだけ変位すると、ストッパー60Aとストッパー60Bとが接触し、距離βより大きな第2棟14の変位が抑制される。同様に、第2棟14がY方向に距離αだけ変位すると、ストッパー60Aとストッパー60Bとが接触し、距離αより大きな第2棟14の変位が抑制される。
12 第1棟
14 第2棟
14C 段差部(接触部)
20 基礎床版(基礎部)
22 上段部(基礎部)
24 下段部(基礎部)
26 擁壁(基礎部)
28 擁壁(基礎部)
30 免震装置
40 ストッパー(変位抑制手段)
48 ストッパーレール(H型鋼)
50 ストッパー(変位抑制手段)
58 ストッパーレール(H型鋼)
60 ストッパー(変位抑制手段)
Claims (5)
- 第1免震装置に支持された第1棟を、前記第1免震装置を働かせた状態で構築する工程と、
前記第1棟と隣接して第2免震装置に支持された第2棟を、前記第2免震装置を働かせた状態で構築する工程と、
前記第2棟の構築前又は構築中に、前記第1棟の前記第2棟側への変位又は前記第2棟の前記第1棟側への変位を抑制する変位抑制手段を設置する工程と、
前記第1棟と前記第2棟とを連結し、前記変位抑制手段を撤去する工程と、
を備えた免震建物の構築方法。 - 前記変位抑制手段は、第2棟の下方に配置され、前記第1免震装置及び前記第2免震装置が設置された基礎部に固定されたストッパーであり、前記第2棟の下部に設けられた接触部からの離隔距離が前記第1免震装置及び前記第2免震装置の許容変位未満とされている、請求項1に記載の免震建物の構築方法。
- 前記ストッパーは複数のH型鋼を用いて形成され、前記H型鋼のフランジが前記第2棟の前記接触部と対向している、請求項2に記載の免震建物の構築方法。
- 前記接触部は、前記第2棟の壁面である、請求項3に記載の免震建物の構築方法。
- 前記変位抑制手段は、前記第1免震装置及び前記第2免震装置が設置された基礎部および前記第2棟に設けられたストッパーとされ、
前記ストッパーは、
底辺が前記基礎部に固定された台形状の第一枠状部と、底辺が前記第2棟に固定された台形状の第二枠状部と、を備え、
前記第一枠状部の脚と、前記第二枠状部の脚と、が互いに対向して配置されている、
請求項1に記載の免震建物の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221910A JP7040718B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 免震建物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221910A JP7040718B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 免震建物の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094615A JP2019094615A (ja) | 2019-06-20 |
JP7040718B2 true JP7040718B2 (ja) | 2022-03-23 |
Family
ID=66971081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017221910A Active JP7040718B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 免震建物の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7040718B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000204772A (ja) | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Ohbayashi Corp | 免震構造物の増築方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319377A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 | 株式会社大林組 | 免震建造物の施工方法 |
JP3551993B2 (ja) * | 1995-10-11 | 2004-08-11 | 清水建設株式会社 | 免震建屋の過大変形防止装置 |
-
2017
- 2017-11-17 JP JP2017221910A patent/JP7040718B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000204772A (ja) | 1999-01-19 | 2000-07-25 | Ohbayashi Corp | 免震構造物の増築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019094615A (ja) | 2019-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6550319B2 (ja) | ブレース付き柱架構 | |
JP7040718B2 (ja) | 免震建物の構築方法 | |
JP4812463B2 (ja) | 免震床構造 | |
JP4672805B1 (ja) | 柱頭免震構造 | |
JP7081745B2 (ja) | 免震構造 | |
JP4674718B2 (ja) | 隣接する建物の連結構造 | |
JP4980782B2 (ja) | 建築物の中間階免震機構 | |
KR20180051344A (ko) | 지진응답 감쇠기능을 갖는 자재 및 이를 이용한 건물의 기초 구조물 | |
JP2019094643A (ja) | 新設建物の地下構造 | |
KR102209624B1 (ko) | 내진보강 구조체 | |
JP6383532B2 (ja) | 既存構造物の免震化方法 | |
JP6383533B2 (ja) | 既存建物の耐震改修方法 | |
JP4733460B2 (ja) | 既存建物の耐震補強架構 | |
JP6372604B1 (ja) | 軽量盛土構造 | |
JP6372605B1 (ja) | 軽量盛土構造 | |
JP3150640B2 (ja) | 鉄骨軸組みにより構築する建物における免震装置 | |
JP2017101516A (ja) | 免制振併用構造物 | |
JP4678098B2 (ja) | 制振間柱 | |
JP7239459B2 (ja) | 免震建物の引抜き・転倒防止構造 | |
JP3128455U (ja) | 柱と梁と金物を接合する免震構造 | |
JP2013234481A (ja) | 耐震シェルターの補強方法及び耐震強度の高い耐震シェルター | |
JP3925868B2 (ja) | 制震補強架構及びそれを用いた制震構造物 | |
JP2013049954A (ja) | 制震補強架構付き構造物 | |
JP6834206B2 (ja) | 建物の補強構造 | |
JP2002242128A (ja) | 防護構造物における屋根スラブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210907 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7040718 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |