JP3150640B2 - 鉄骨軸組みにより構築する建物における免震装置 - Google Patents

鉄骨軸組みにより構築する建物における免震装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨軸組みにより
構築する建物における免震装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物を鉄骨軸組工法により構築する際の
免震構造は、従前にあっては、図1および図2にあるよ
うに、所定の位置に配位して地盤Gに敷設した基礎1の
上に、鉄骨よりなる柱2…を立て、それの柱脚部20の
底部を、基礎1に植設してあるアンカーボルト3にナッ
ト30により締着して、基礎1に対しピン構造により固
定し、それら柱1…の上部側に梁4…を渡架連結して軸
組み構造体aを組立て構築する際に、柱脚部20の底部
と敷設した基礎1の上面との連結部位に、合成樹脂等か
らなるマットbを敷き込み、アンカーボルト3とナット
30による締着で、柱脚部20の底に一体に設けたベー
スプレート21と基礎1の上面との間に、このマットb
を介装して、地震の際の揺れに対し、地盤Gから基礎1
に伝わる力をその基礎1と柱脚部20との間で吸収緩和
させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の鉄骨軸組み工法
により構築する建物の免震構造は、充分な免震機能を具
備するものとするには、柱2の柱脚部20の底と基礎1
との間に介装するマットbを特殊に作らなければなら
ず、このマットbが高価なものになることと、マットb
を水平方向のモーメントを吸収し得るように作ることが
むづかしいことで、マットbによる免震機能が充分でな
く、基礎1からマットbを介して、鉄骨軸組みの構造体
aに伝えられるモーメントのうちの、垂直方向のモーメ
ントは吸収するようになっても水平方向のモーメント
は、構造体aに伝えられるようになって、構造体aの柱
2・梁4等の各構成メンバーが図4にあるようにこのモ
ーメントを受けるようになることから、その構成メンバ
ーを充分な強度を保持するものに作っておかないと、破
損・倒壊が起きるようになる問題がある。
【0004】本発明は、従前の鉄骨軸組みにより構築す
る建物の免震手段に生じている上述の問題を解消せしめ
るためになされたものであって、地盤Gから基礎1を介
して鉄骨軸組みの構造体aに応力が伝えられたときに、
その構造体aの各構成メンバーが受けるモーメントを小
さくし得るようにして、基礎1と柱2の柱脚部20との
連結部位に介装するマットbを簡略で安価に作り得るよ
うにするとともに、そのマットbが地盤Gから基礎1を
介して構造体aに伝えられる応力のうちの、垂直方向と
水平方向との両方向のモーメントを効果的に吸収するよ
うに構成し得る新たな手段を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、敷設した
基礎1の上に、鋼材よりなる柱2…を、ピン構造により
基礎1に連結して立設し、それら柱2…に鋼材よりなる
梁4…を渡架連結して鉄骨軸組みに構築する建物におい
て、鋼材よりなる柱2…を、箱型鋼により角筒状の鉄骨
柱に形成して、それら柱2…の下端側の柱脚部20の底
面に座板状のベースプレート21を設け、それら柱2…
の相い隣なる柱2…の下端側の柱脚部20と柱脚部20
との間に、鉄骨梁5…を、それの底壁が柱脚部20の底
面に設けた座板状のベースプレート21に接合するよう
に渡架して、接合部位を熔接70またはボルト24およ
びコンクリート8により柱脚部20に対し一体に連続
し、かつ、相い隣なる柱2…の上部側と上部側との間に
鋼材よりなる梁4を渡架連結して、鉄骨軸組みの構造体
aを組立て、この構造体aの各柱2…の底面のベースプ
レート21…を、地盤Gの所定位置に敷設した基礎1…
の上面に、そこに敷き込んだマットbの上に重ねて載架
し、そのベースプレート21の周縁部を基礎1に植設し
たアンカーボルト3に連結して、構造体aの底面をピン
構造により基礎1の上面にマットbを介して連結してな
る鉄骨軸組みにより構築する建物における免震装置を提
起し、さらにまた、敷設した基礎1の上に、鋼材よりな
る柱2…を、ピン構造により基礎1に連結して立設し、
それら柱2…に鋼材よりなる梁4…を渡架連結して鉄骨
軸組みに構築する建物において、鋼材よりなる柱2…
を、箱型鋼により角筒状の鉄骨柱に形成して、それら柱
2…の下端側の柱脚部20の底面に座板状のベースプレ
ート21を設け、それら柱2…の相い隣なる柱2…の下
端側の柱脚部20と柱脚部20との間に、鉄骨梁5…
を、それの底壁が柱脚部20の底面に設けた座板状のベ
ースプレート21に接合するように渡架して、接合部位
を熔接70またはボルト24およびコンクリート8によ
り柱脚部20に対し一体に連続し、かつ、相い隣なる柱
2…の上部側と上部側との間に鋼材よりなる梁4を渡架
連結して、鉄骨軸組みの構造体aを組立て、この構造体
aの各柱2…の底面のベースプレート21…を、地盤G
の所定位置に敷設した基礎1…の上面に、そこに硬質ゴ
ム・スチール等の鉛直荷重を考慮した材質の素材により
板状乃至シート状に形成した複数枚の単位マット60…
を各別に分離した状態で積層状に重ねてなる免震用のマ
ット6を敷き込んでそのマットbの上に重ねて載架し、
そのベースプレート21の周縁部を基礎1に植設したア
ンカーボルト3に連結して、構造体aの底面をピン構造
により基礎1の上面にマットbを介して連結してなる鉄
骨軸組みにより構築する建物における免震装置を提起す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】しかして、本発明手段は、図5の
構造の概要図にあるよう、地盤Gの所定位置に敷設した
基礎1の上に、鋼材よりなる柱2の下端側の柱脚部20
の底部を載架して、基礎1に植設してあるアンカーボル
ト3とナット30…による締着で、ピン構造により基礎
1に連結して、柱2…を立設し、これら柱2…の上部側
に、その柱2…と同様に鋼材で成形した梁4…を渡架連
結して、鉄骨軸組みの構造体aを構築するようにし、そ
の際、柱2の柱脚部20の底面と基礎1の上面との連結
部位に、マットbを敷き込み介装して、鉄骨軸組みの建
物の免震手段を構成することについては、従前手段と変
わりなく構成する。
【0007】しかし、基礎1の上に構築する鉄骨軸組み
の構造体aは、それを組立てる鋼材よりなる鉄骨部材の
うちの柱2については、箱型鋼を用いて、角筒状の鉄骨
柱に形成する。そして、この角筒状に形成した鉄骨の柱
2の下端側の脚柱部20の底面には、四角な座板状のベ
ースプレート21を設けた、それの周縁を鍔状に突出さ
せておく。
【0008】また、この柱2…の相い隣なる柱2と柱2
との間に渡架する丸型鋼・箱型鋼・H型鋼等の鋼材より
なる鉄骨梁5は、それの底壁を角筒状の鉄骨よりなる柱
2の底面に設けた座板状のベースプレート21に接合さ
せて、柱脚部20と基礎1との連結部位より上方におい
て渡架して、その接合部位を、熔接70により一体に連
結するか、接合部位のまわりにコンクリートを巻いて一
体に連結するなどにより、剛構造に構成する。
【0009】これにより、基礎1の上にピン構造を介し
連結して構築した鉄骨軸組みの構造体aが、地盤Gから
基礎1を経て伝えられる応力を受けるときに、その構造
体aの全体で応力を受けて、図6にあるように、個々の
構成メンバーにかかる力を小さくし、鉄骨軸組みの構造
体a自体が免震機能を持つようにして、基礎1と柱脚部
20との連結部位に介装する免震用のマットbが簡略な
構成のものにし得るようにする。
【0010】しかして、基礎1と柱脚部20との連結部
位に介装するこのマットbについては、本発明において
は、硬質ゴム・スチール・木材・合成樹脂材等の、主と
して鉛直荷重を考慮した材質の素材を用いて、図7にあ
るように、板状乃至シート状の単位マット60…を成形
し、これを多層に積み重ねることで構成する、免震用マ
ット6を用いるようにしている。
【0011】この免震用マット6は、鉛直荷重を考慮し
た材質の素材により板状に形成する複数枚の単位マット
60…を、それぞれが各別に分離する状態で多層に積み
重ねることで構成している。
【0012】そして、この免震用マット6は、図7の如
く、単位マット60…を積層して基礎1の上面に敷き込
み、それの最上位のものの上面に、立設する柱2の柱脚
部20の底面に座板状に設けておく鋼板よりなるベース
プレート21を載置し、それらに、基礎1に植設してあ
るアンカーボルト3を挿通させ、ベースプレート21の
上面に突出するそのアンカーボルト3の上部に、スプリ
ングワッシャー31を介して締付けナット30を螺合し
て締着することで、免震構造のマット6を構成し、これ
により、地盤Gから基礎1を経て、免震構造のマット6
を介し鉄骨軸組みの構造体aに伝えられる応力のうちの
垂直方向のモーメントを多層に積み重なる単位マット6
0…の重合部位で吸収し、横方向のモーメントを多層に
積み重なる単位マット60…の重合面のずれにより吸収
されるようになる。
【0013】この免震用マット6は、従前のマットbに
かえて用いてよく、また、隣り合う柱2の柱脚部20…
間に渡架して剛構造で連結する鉄骨梁5と組合わせて用
いることで、免震機能は一層向上する。
【0014】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段なのものと同効の構成部材について
は同一の符号を用いるものとする。
【0015】図8は、本発明手段による鉄骨軸組みによ
り構築する建物の免震装置の概要の説明図で、同図にお
いて、Gは地盤、1はその地盤Gの所定位置に敷設した
基礎、2はその基礎1の上面に立設した鋼材よりなる
柱、5はその柱2の柱脚部20と隣り合う柱2の柱脚部
20との間に渡架連結した鋼材よりなる鉄骨梁、4は隣
り合う柱2…の上部側の間に渡架連結した鋼材よりなる
梁、6は基礎1と柱脚部20の底面との間に介装した免
震用マットを示す。
【0016】地盤Gの所定位置に敷設する基礎1は、こ
の例においては、上端部に柱頭10を具備するパイルに
形成しているが、図9にあるように通常の独立基礎とす
る場合があり、また、図10に示している如く、連続す
る布基礎が用いられる場合がある。
【0017】また、この基礎1を敷設する地盤Gは、図
8にあるように、構築する建物が地階部のある場合にあ
っては、対応する深さに掘り下げられる。
【0018】基礎1の上に立設する柱2は、箱型鋼より
なる角筒状の鉄骨柱であり、それの柱脚部20の底面に
は、図11および図12に示している如く、四角な座板
状のベースプレート21が鍔状に設けてあって、それの
四隅部にはそれぞれ、前述の基礎1に植設しておくアン
カーボルト3…を挿通させるボルト穴210…が形設し
てある。
【0019】また、柱脚部20の鉄骨梁4を接合する部
位および柱2の上部側の梁4…を接合する部位には、接
合用の鍔22…がそれぞれ設けられる。
【0020】そして、該柱2…は、それの柱脚部20の
底面の座板状のベースプレート21を、基礎に植設して
あるアンカーボルト3…にナット30…により締着する
ことで、ピン構造をもって基礎1の上面に立設するが、
このとき、ベースプレート21と基礎1との間には、免
震用マット6を介装する。
【0021】このマット6は、硬質ゴム・スチール板・
木材・合成樹脂材等の鉛直荷重を考慮した材質の素材に
より、ベースプレート21に対応する形状の板状乃至シ
ート状に形成した単位マット60…を、それぞれ分離し
た状態のまま少なくとも2枚以上多層に積み重ねて、そ
れらの集合体により免震用マット6を構成するようにし
ている。
【0022】多層に積み重ねる単位マット60…は、そ
れぞれの四隅部に、前述のベースプレート21に開設せ
るボルト穴210…と対応する部位にアンカーボルト3
の挿通用のボルト穴61…が開設してあり、これにアン
カーボルト3を挿通して、図11にあるように基礎1の
上面に積み重ね、それの上面に柱脚部20のベースプレ
ート21を載架し、そのプレート21の上面に突出して
くるアンカーボルト3…の上端部に、スプリングワッシ
ャー31…を介しナット30…を螺合して締着すること
で、基礎1の上に柱2をピン構造により立設する際に、
その柱2のベースプレート21と基礎1の上面との間に
この免震用マット6が介装される。
【0023】そして、基礎1の上に立設した柱2の柱脚
部20には、隣り合う柱2の柱脚部20との間に、丸型
鋼・箱型鋼・H型鋼等の鋼材よりなる鉄骨梁5が渡架連
結される。
【0024】この隣り合う柱脚部20…の間に渡架され
る鉄骨梁5…は、図11にあるように、基礎1と柱脚部
20との連結点である免震用マット6より上方において
底壁が柱脚部20の底面に設けたベースプレート21に
接合するように柱脚部20…間に渡架し、かつ、その接
合部は、熔接70により一体に連結して剛構造の接合と
する。
【0025】この場合、剛構造の連結は、図13にある
ように、柱脚部20には連結用の座板23を設けておい
て、それに、鉄骨梁5の遊端側を連結ボルト24…によ
り連結し、その周囲を、コンクリート8で図13に示す
如く巻きしめることで、一体に連結する剛構造とするな
ど適宜の手段で行なってよい。
【0026】この相い隣なる柱脚部20…間に渡架して
剛構造で連結する鉄骨梁5…は、地盤Gからの反力を受
けず、水平応力だけを受けるようになるが、図8にある
ように、地盤Gの地表面GLとの間が狭いときは、この
間隙内に、砂・発泡スチロール材等のクッション材9を
充填するようにする。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による鉄骨
軸組みにより構築する建物の免震装置は、地盤Gに敷設
した基礎1の上に、鋼材よりなる柱2…を、ピン構造に
より連結して立設し、それら柱2…に鋼材よりなる梁4
…を渡架連結して鉄骨軸組みを構築するが、その軸組み
する鉄骨の柱2…は、箱型鋼を用いた角筒状の鉄骨柱と
して、それら柱2…の相い隣なる柱2…の柱脚部20…
との間に、鋼材よりなる鉄骨梁5…を、柱2と基礎1と
の連結点よりも上方において鉄骨梁5の底壁が角筒状の
柱2の底面に設けたベースプレート21と接合するよう
に渡架し剛構造で連結しておいて、柱脚部20の底と基
礎1との連結点に、マットbを介装するようにしている
のだから、地盤Gから基礎1を経てマットbを介して建
物の軸組みに伝えられる応力を、軸組みの全体が受ける
ようになって、軸組みの各構成メンバーが受けるモーメ
ントを小さくするので、連結点に免震用に介装するマッ
トbの負担が軽減されて、従前の構成のマットでも、剛
構造で柱脚部20…間に連結する鉄骨梁5…と共同して
充分な免震機能を発揮するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の鉄骨軸組み工法による構築する建物の免
震手段の説明図である。
【図2】基礎を布基礎とした従前の鉄骨軸組み工法によ
る建物の免震手段の説明図である。
【図3】従前の免震手段の縦断面図である。
【図4】従前の免震手段の軸組みの構成メンバーが受け
るモーメントの説明図である。
【図5】本発明による鉄骨軸組みにより構築する建物の
免震装置の概要の説明図である。
【図6】同上免震装置の作用の説明図である。
【図7】同上免震装置の要部の一部破断した正面図であ
る。
【図8】本発明の実施例装置の一部破断した正面図であ
る。
【図9】本発明の別の実施例の一部破断した正面図であ
る。
【図10】本発明のさらに別の実施例の一部破断した正
面図である。
【図11】本発明による免震装置の要部の一部破断した
正面図である。
【図12】同上免震装置の要部の横断平面図である。
【図13】同上免震装置の要部の別の実施例の一部破断
した正面図である。
【図14】同上実施例の縦断側面図である。
【符号の説明】
a…軸組み構造体、b…マット,G…地盤、GL…地
表、1…基礎、10…柱頭、2…柱、20…柱脚部、2
1…ベースプレート、210…ボルト穴、22…鍔、2
3…座板、24…連結ボルト、3…アンカーボルト、3
0…ナット、31…スプリングワッシャー、4…梁、5
…鉄骨梁、6…免震用マット、60…単位マット、61
…ボルト穴、7…熔接、8…コンクリート、9…クッシ
ョン材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 9/02 E04B 1/24 E04B 1/98 F16F 15/02 - 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設した基礎1の上に、鋼材よりなる柱
    2…を、ピン構造により基礎1に連結して立設し、それ
    ら柱2…に鋼材よりなる梁4…を渡架連結して鉄骨軸組
    みに構築する建物において、鋼材よりなる柱2…を、箱
    型鋼により角筒状の鉄骨柱に形成して、それら柱2…の
    下端側の柱脚部20の底面に座板状のベースプレート2
    1を設け、それら柱2…の相い隣なる柱2…の下端側の
    柱脚部20と柱脚部20との間に、鉄骨梁5…を、それ
    の底壁が柱脚部20の底面に設けた座板状のベースプレ
    ート21に接合するように渡架して、接合部位を熔接7
    0またはボルト24およびコンクリート8により柱脚部
    20に対し一体に連続し、かつ、相い隣なる柱2…の上
    部側と上部側との間に鋼材よりなる梁4を渡架連結し
    て、鉄骨軸組みの構造体aを組立て、この構造体aの各
    柱2…の底面のベースプレート21…を、地盤Gの所定
    位置に敷設した基礎1…の上面に、そこに敷き込んだマ
    ットbの上に重ねて載架し、そのベースプレート21の
    周縁部を基礎1に植設したアンカーボルト3に連結し
    て、構造体aの底面をピン構造により基礎1の上面にマ
    ットbを介して連結してなる鉄骨軸組みにより構築する
    建物における免震装置。
  2. 【請求項2】 敷設した基礎1の上に、鋼材よりなる柱
    2…を、ピン構造により基礎1に連結して立設し、それ
    ら柱2…に鋼材よりなる梁4…を渡架連結して鉄骨軸組
    みに構築する建物において、鋼材よりなる柱2…を、箱
    型鋼により角筒状の鉄骨柱に形成して、それら柱2…の
    下端側の柱脚部20の底面に座板状のベースプレート2
    1を設け、それら柱2…の相い隣なる柱2…の下端側の
    柱脚部20と柱脚部20との間に、鉄骨梁5…を、それ
    の底壁が柱脚部20の底面に設けた座板状のベースプレ
    ート21に接合するように渡架して、接合部位を熔接7
    0またはボルト24およびコンクリート8により柱脚部
    20に対し一体に連続し、かつ、相い隣なる柱2…の上
    部側と上部側との間に鋼材よりなる梁4を渡架連結し
    て、鉄骨軸組みの構造体aを組立て、この構造体aの各
    柱2…の底面のベースプレート21…を、地盤Gの所定
    位置に敷設した基礎1…の上面に、そこに硬質ゴム・ス
    チール等の鉛直荷重を考慮した材質の素材により板状乃
    至シート状に形成した複数枚の単位マット60…を各別
    に分離した状態で積層状に重ねてなる免震用のマット6
    を敷き込んでそのマットbの上に重ねて載架し、そのベ
    ースプレート21の周縁部を基礎1に植設したアンカー
    ボルト3に連結して、構造体aの底面をピン構造により
    基礎1の上面にマットbを介して連結してなる鉄骨軸組
    みにより構築する建物における免震装置。
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CN104005493B (zh) * 2014-06-18 2016-06-29 桂林理工大学 一种抗震结构柱脚的制造方法
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