JP7036065B2 - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7036065B2 JP7036065B2 JP2019041585A JP2019041585A JP7036065B2 JP 7036065 B2 JP7036065 B2 JP 7036065B2 JP 2019041585 A JP2019041585 A JP 2019041585A JP 2019041585 A JP2019041585 A JP 2019041585A JP 7036065 B2 JP7036065 B2 JP 7036065B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- toner
- mass
- image forming
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0827—Developers with toner particles characterised by their shape, e.g. degree of sphericity
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
- G03G5/14708—Cover layers comprising organic material
- G03G5/14713—Macromolecular material
- G03G5/14791—Macromolecular compounds characterised by their structure, e.g. block polymers, reticulated polymers, or by their chemical properties, e.g. by molecular weight or acidity
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/14—Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
- G03G5/147—Cover layers
- G03G5/14708—Cover layers comprising organic material
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0819—Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0821—Developers with toner particles characterised by physical parameters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
Description
このような課題に対しては、トナー形状を非球形にすることでクリーニング性を確保する方法(例えば、特許文献1参照。)や、感光体に硬化表面層(「保護層」ともいう。)を設けて耐傷性・耐摩耗性を付与することで感光体の長寿命化を達成する方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、硬化表面層を有する感光体の場合、表面が削れにくいことからクリーニング時に放電生成物を表層ごと除去することが難しく、長期間の使用においては、感光体表面に付着した放電生成物が高温高湿環境下で吸湿し、表面抵抗が低下して画像流れが発生する場合があった。
硬化表面層を有する感光体表面を研磨する手法としては、アルミナ粒子を含んだラップフィルムで表面を研磨する方法が知られている(例えば、特許文献3参照。)。一方、アルミナはトナーの外添剤としても使用される(例えば、特許文献4参照。)ため、アルミナ粒子を外添したトナーを用いれば、硬化表面層を有する感光体においても研磨効果を発揮し、放電生成物の除去が可能と考えられる。
しかしながら、アルミナは比較的比重が小さいためにトナーへの付着性が弱い。特に前記のようなクリーニング性に優れた非球形な形状のトナーを使用した場合には、現像機内での撹拌等によるストレスでアルミナがトナー表面の凹んだ部分に偏在してしまい、十分な研磨効果を得ることが困難であった。また、アルミナは抵抗値が低いため、高カバレッジ印刷時にキャリアへ移行した際、キャリアの電荷移動が促進されてトナーの帯電量が低下し、所望の画像濃度が得られない場合があった。
また、近年では低温定着化達成のため、低融点の離型剤が使用されることが多い(例えば、特許文献5。)。しかしながら、低融点の離型剤は分子量が低いため、トナーが定着プロセスで加熱されると、揮発成分が発生し易くなり、この揮発成分が画像形成装置内を汚染することが問題となっていた。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
前記保護層が、少なくとも重合性化合物を硬化した硬化性樹脂を含有し、
前記トナーが、下記式(1)で算出される形状係数が1.2~1.6の範囲内にあるトナー粒子を50個数%以上含有し、前記形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、個数平均粒径が5~60nmの範囲内のアルミナ粒子及び個数平均粒径が80~200nmの範囲内のシリカ粒子を含有することを特徴とする画像形成方法。
形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積・・・式(1)
[最大径:トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅
投影面積:トナー粒子の平面上への投影像の面積]
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
重合性化合物を硬化した硬化性樹脂を含有した保護層を有する感光体であることで、耐摩耗性や耐傷性が向上し、長期に渡り良好な画像を得ることができる。
また、形状係数が1.2~1.6の範囲内である特定形状のトナー粒子は、同じ投影面積の真球と比較して僅かに扁平な形状、又は凹凸を有する形状となっている。このようなトナー粒子は感光体と接する面積が小さいため、クリーニング性が良好となる。
さらに、アルミナ粒子を外添したトナーを使用すると、モース硬度の高いアルミナ粒子が感光体の保護層に対して研磨剤として作用し、放電生成物が除去される。その結果、長期使用時にも像流れの発生を抑制することができる。
また、外添剤として用いるアルミナ粒子が5~60nmと小径であるため、トナー母体粒子表面への付着力が強い。そのため、現像機内における撹拌等のストレスを受けても、非球形トナーの凹部に偏在しにくく、研磨効果が維持される。その結果、長期使用時にも像流れの発生を抑制することができる。
特に、上記特定形状のトナー粒子は、僅かに扁平又は凹凸表面であるため、感光体上で転がりにくい。そのため、感光体表面はトナー表面による擦過を受けやすく、トナー表面に存在するアルミナ粒子による研磨の効果が得られやすい。その結果、像流れの発生を確実に抑制することができる。
また、アルミナ粒子が5~60nmと小径であるため、単位体積当たりの表面積が大きく、トナーへの付着力が強い。そのため、キャリア移行しにくく、高カバレッジ印刷時にも帯電量低下が抑制され、良好な画像を得ることができる。
さらに、シリカ粒子は80~200nmと大径であるため、スペーサーとして作用する。そのため、現像機内における撹拌等によるストレスを受けにくくなり、アルミナ粒子がトナー表面の凹部に偏在しにくくなる。その結果、長期使用時にも像流れの発生がなく、良好な画像を得ることができると推察される。
トナー粒子は、機械的な衝撃を受けることにより表面に微小なひび割れが生じる場合がある。こうしたトナー粒子を用いた場合、定着時の加熱により微小なひび割れ部分から離型剤成分が揮発しやすい。特に保護層を有する感光体は表面が比較的硬いため、トナー粒子が感光体表面に静電的に付着する際に受ける衝撃が大きく、微小なひび割れが生じやすい。また、本発明のトナー母粒子においては、トナー粒子の形状が扁平または凹凸を有するものであるため、機械的な衝撃が加わると凹部に応力が集中して微小なひび割れが生じやすい。
しかしながら本発明においては、モース硬度の高いアルミナ粒子がトナー表面に付着しているため、アルミナ粒子を使用しない場合と比較して、トナー粒子の見かけ上の硬度は大きなものになる。このため、機械的な衝撃を受けた場合にもトナー粒子表面に微小なひび割れが発生しにくく、離型剤成分の揮発が抑制されるものと思われる。
この特徴は、下記各実施形態に共通又は対応する技術的特徴である。
前記シリカ粒子の含有量は、前記トナー母体粒子全体に対して0.1~3.0質量部の範囲内であることが、トナーから脱離することなく、十分なスペーサー効果が得られる点で好ましい。
前記無機微粒子の個数平均粒径が、0.1~0.5μmの範囲内であることが、感光体の保護層の十分な強度アップを図れ、また光透過が阻害されることなく高画質な画像が得られる点で好ましい。
前記無機微粒子は、少なくともアルミナ粒子を含有することが、アルミナの硬度が高いことから、感光体の保護層の強度アップに寄与する点で好ましい。
本発明の画像形成方法は、導電性支持体上に感光層及び保護層をこの順に備えた電子写真感光体と、トナーを用い、少なくとも帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、定着工程、及びクリーニング工程を有する画像形成方法であって、前記保護層が、少なくとも重合性モノマーを含む組成物の硬化物で形成されており、前記トナーが、前記式(1)で算出される形状係数が1.2~1.6の範囲内にあるトナー粒子を50個数%以上含有し、前記形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、個数平均粒径が5~60nmの範囲内のアルミナ粒子及び個数平均粒径が80~200nmの範囲内のシリカ粒子を含有することを特徴とする。
具体的に、帯電工程は、電子写真感光体を帯電させる工程、露光工程は、電子写真感光体上に静電潜像を形成する工程、現像工程は、静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する工程である。転写工程は、転写材へのトナー像を転写する工程、定着工程は、トナーを用いて形成された未定着画像が転写された転写材に対して、加熱や加圧等により、未定着画像を転写材に定着させる工程である。クリーニング工程は、感光体や中間転写体などの現像剤担持体上には画像形成に使用されなかった又は転写されずに残った現像剤を現像剤担持体上から除去する工程である。
本発明に係るトナー粒子の形状係数は、トナー粒子の丸さの度合いを示すものであり、走査型電子顕微鏡により2000倍にトナー粒子を拡大した写真を撮影し、画像処理解析装置「LUZEX AP」(ニレコ社製)を使用して画像の解析を行うことにより算出される。このとき、他のトナー粒子の下部に重なって存在しているトナー粒子、視野の端にあるトナー粒子など、粒子全体が見えていないものは除き、粒子全体が見えているものの中から100個のトナー粒子を無作為に選定し測定する。
前記で得られた写真画像から、下記式(1)により形状係数を算出する。
形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積・・・式(1)
[最大径:トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅
投影面積:トナー粒子の平面上への投影像の面積]
前記形状係数が1.2より小さいものが多いと、トナー粒子形状としては真球に近いものが多くなるため、クリーニングの際にトナーが感光体表面で転がりやすく、感光体表面への擦過作用が十分に発揮されない。その結果、放電生成物の除去が十分に行われず像流れが発生しやすくなる。
また、形状係数が1.6より大きいものが多い場合、過度に凹凸が多い形状や過度に扁平な形状のトナー粒子が多いことが考えられる。こうしたトナーにおいては外添剤が均一に付着しにくくトナー帯電量の低下がしやすい。またストレスによる粒子表面のひび割れや粒子自体の割れも起こりやすいため、離型剤由来の揮発成分の発生による機内汚染が生じたり、画像濃度が過剰となることで、かぶりなどの画像不良が発生しやすくなる。
上記方法の中では重合法トナーが製造方法として簡便である点と、粉砕トナーに比較して表面の均一性に優れる点で好ましい。
本発明に係るトナー粒子の形状係数の変動係数は、下記式(2)から算出される。
変動係数=(S1/K)×100(%)・・・式(2)
式中、S1は、無作為に選定した100個のトナー粒子の形状係数の標準偏差、Kは形状係数の平均値を示す。
前記形状係数及び形状係数の変動係数を、ロットのバラツキなく均一に制御するために、樹脂粒子(重合体粒子)を重合、融着、形状制御させる工程において、形成されつつあるトナー粒子(着色粒子)の特性をモニタリングしながら適正な工程終了時期を決めてもよい。
本発明に係るトナーは、個数平均粒径が5~60nmの範囲内のアルミナ粒子を含有する。好ましくは、10~40nmの範囲内であり、10~25nmの範囲内であることがさらに好ましい。5nm以上であると、感光体表面に対して十分な研磨効果が得られる。60nm以下であると、体積に対する表面積が大きくなるためにトナー表面への付着性が強まり、トナー粒子表面の見かけ上の硬度が向上することにより離型剤の揮発による機内汚染を抑制できる。さらには、キャリア移行による画像不良の発生を防げる。
本発明に係るトナーは、個数平均粒径が80~200nmの範囲内のシリカ粒子を含有する。好ましくは、80~150nmの範囲内であり、90~120nmの範囲内であることがさらに好ましい。80nm以上であると、十分なスペーサー効果が得られ、200nm以下であると、トナーから脱離しにくく、この点でも十分なスペーサー効果が得られる。
走査型電子顕微鏡(SEM)「JSM-7401F」(日本電子社製)を用いて、5万倍に拡大したSEM写真をスキャナーにより取り込む。画像処理解析装置「LUZEX AP」(ニレコ社製)にて、当該SEM写真画像のアルミナ粒子又はシリカ粒子について2値化処理し、アルミナ粒子又はシリカ粒子100個についての水平方向のフェレ径を算出し、その平均値を個数平均粒径とする。
本発明の画像形成方法において、トナーは、トナー母体粒子と、トナー母体粒子に外添された外添剤として、前記アルミナ粒子及び前記シリカ粒子を用いる。
本明細書において、「トナー母体粒子」とは、「トナー粒子」の母体を構成するものである。「トナー母体粒子」は、少なくとも結着樹脂を含むものであり、その他必要に応じて、着色剤、離型剤(ワックス)、荷電制御剤などの他の構成成分を含有してもよい。「トナー母体粒子」は、外添剤の添加によって「トナー粒子」と称される。そして、「トナー」とは、「トナー粒子」の集合体のことをいう。
トナー母体粒子の組成、構造は、又は特に制限されず、公知のトナー母体粒子を適宜採用することができる。例えば、特開2018-72694号公報、特開2018-84645号公報等に記載のトナー母体粒子が挙げられる。
また、本明細書において、結晶性樹脂とは、示差走査熱量測定(DSC)において、階段状の吸熱変化ではなく、明確な吸熱ピークを有する樹脂をいう。明確な吸熱ピークとは、具体的には、示差走査熱量測定(DSC)において、昇温速度10℃/分で測定した際に、吸熱ピークの半値幅が15℃以内であるピークのことを意味する。
トナー粒子の体積平均粒径は、3.0~8.0μmの範囲内であることが好ましく、3.0~6.5μmの範囲内であることがより好ましい。製造しやすさの観点から、トナー粒子の体積平均粒径を3.0μm以上とすることが好ましい。また、8.0μm以下にすると体積に対するトナーの表面積が増加するため、トナー表面のアルミナ粒子による感光体表面への研磨効果がより発現されやすくなる。
トナー粒子の体積平均粒径は、体積基準メディアン径(D50)であり、例えば、「マルチサイザー3(ベックマン・コールター社製)」に、データ処理用のコンピューターシステムを接続した装置を用いて測定、算出することができる。測定手順としては、トナー粒子0.02gを、界面活性剤溶液20mL(トナー粒子の分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に分散させた後、超音波分散を1分間行い、トナー粒子分散液を作製する。このトナー粒子分散液を、サンプルスタンド内のISOTONII(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定濃度5~10%になるまでピペットにて注入し、測定機カウントを25000個に設定して測定する。
なお、マルチサイザー3のアパーチャー径は100μmのものを使用する。測定範囲1~30μmの範囲を256分割しての頻度数を算出し、体積積算分率が大きい方から50%の粒子径を体積基準メディアン径(D50)とする。
トナー粒子の体積平均粒径は、例えば、製造時における凝集剤の濃度や有機溶媒の添加量、又は融着時間等を制御することにより制御することができる。
トナー粒子の平均円形度は、0.995以下であることが好ましく、0.985以下であることがより好ましく、0.93~0.97の範囲内であることがさらに好ましい。このような範囲の平均円形度であれば、より帯電しやすいトナー粒子となる。
なお、平均円形度は、例えば、フロー式粒子像分析装置「FPIA-3000」(Sysmex社製)を用いて測定することができ、具体的には、以下の方法で測定することができる。
トナー粒子を界面活性剤水溶液に湿潤させ、超音波分散を1分間行い、分散した後、「FPIA-3000」を用い、測定条件HPF(高倍率撮像)モードにて、HPF検出数3000~10000個の範囲内の適正濃度で測定を行う。この範囲であれば、再現性のある測定値が得られる。円形度は下記式で算出される。
円形度=(粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせ、測定した全粒子数で割った算術平均値である。
トナー粒子の平均円形度は、トナー粒子製造方法において熟成処理時の温度、時間等を制御することにより制御することができる。
外添剤としては、前記アルミナ粒子及び前記シリカ粒子を含有する。
外添剤としてのアルミナ粒子及びシリカ粒子は、転写部材とトナーとの間の静電的・物理的な付着力を低減させ、転写性を向上させる機能を有する。また、残留トナーの除去性を向上させてクリーニング性を向上させ、感光体やクリーニングブレードの摩耗を低減させる機能を有する。
アルミナとは、Al2O3で表される酸化アルミニウムを指し、α型、γ型、σ型、それらの混合体等の形態が知られている。
本発明に係るアルミナ粒子は、特開2012-224542号公報、欧州特許第0585544号等の公知の方法により作製することができる。アルミナを作製する方法としては、バイヤー法が一般的であるが、高純度かつナノサイズのアルミナを得るために、加水分解法、気相合成法、火炎加水分解法、水中火花放電法等が挙げられる。
また、アルミナ粒子の表面は、表面修飾剤(表面処理剤)により疎水化処理されていることが好ましい。これにより、環境差による帯電量変動やキャリアへ移行した際の帯電量変動を抑制することができる。
表面修飾剤によるアルミナ粒子の疎水化方法としては、例えば、気相中で浮遊させられたアルミナ粒子に対して表面修飾剤、又は表面修飾剤を含む溶液を噴霧するスプレードライ法等による乾式法、表面修飾剤を含有する溶液中にアルミナ粒子を浸漬し、乾燥する湿式法、表面修飾剤とアルミナ粒子を混合機により混合する混合法等が挙げられる。
本発明に係るシリカ粒子の個数平均粒径は、前記したとおり80~200nmの範囲内であり、添加量についても前記したとおり、トナー母体粒子全体に対して0.1~3.0質量部の範囲内であることが好ましい。
本発明に係るシリカ粒子は、湿式法であるゾル・ゲル法により得ることができる。真比重は、湿式法で、かつ焼成することなしに作製するため、蒸気相酸化法に比べ低く制御することができる。また、疎水化処理工程での疎水化処理剤種、又は処理量を制御することにより、さらに調整することが可能である。粒径は、ゾル・ゲル法の加水分解、重縮合工程のアルコキシシラン、アンモニア、アルコール、水の質量比、反応速度、撹拌速度、供給速度を制御することにより調整することができる。単分散、球形形状も本手法にて作製することができる。
本発明に係るシリカ粒子の製造方法は、公知のシリカ粒子の製造方法が利用できるが、この場合、本発明に係るシリカ粒子は主として加水分解、縮重合、疎水化処理の3つの工程を経て作製され、必要に応じて乾燥等その他の工程を組み合わせて実施しても良い。
まず、アルコキシシランを水、アルコールの存在下、触媒を加え温度をかけながら滴下、撹拌を行う。
次に、反応により得られたシリカゾル懸濁液の遠心分離を行い、湿潤シリカゲルとアルコールとアンモニア水に分離する。湿潤シリカゲルに溶剤を加え再度シリカゾルの状態にし、疎水化処理剤を加えシリカ表面の疎水化処理を行う。又はゾルを乾燥し乾燥ゾルとしとした後に疎水化処理剤を加え、シリカ表面の疎水化処理を行う。
疎水化処理剤として用いられるシラン化合物は、水溶性のものを使用することができる。このようなシラン化合物としては下記構造式(1)で示されるものが利用できる。
構造式(1):RaSiX4-a
ここで、構造式(1)中、aは0~3の整数であり、Rは水素原子、アルキル基、及びアルケニル基等の有機基を表し、Xは塩素原子、メトキシ基及びエトキシ基等の加水分解性基を表す。
変性基の種類としては、アルコキシ、カルボキシ、カルビノール、高級脂肪酸変性、フェノール、エポキシ、メタクリル、アミノなどが挙げられるが特に限定されるものではない。また、例えば、アミノ/アルコキシ変性など数種の変性基を有するシリコーンオイルであっても良い。
本発明に係るシリカ粒子のトナー母体粒子表面への付着方法は、通常のトナー母体粒子への外添剤の添加混合方法が使用できる。
例えば、シリカ粒子の添加方法としては、乾燥済みのトナー母体粒子にシリカ粒子を粉体で添加する乾式法が挙げられ、混合装置としては、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル等の機械式の混合装置が挙げられる。
なお、アルミナ粒子についても、シリカ粒子と同様にしてトナー母体粒子表面に付着することができる。
本発明に係る外添剤は、トナー粒子の流動性や帯電性等を制御する観点から、上記アルミナ粒子及びシリカ粒子以外に、その他の外添剤を含有することが好ましい。このような外添剤としては、例えば、チタニア粒子、ジルコニア粒子、酸化亜鉛粒子、酸化クロム粒子、酸化セリウム粒子、酸化アンチモン粒子、酸化タングステン粒子、酸化スズ粒子、酸化テルル粒子、酸化マンガン粒子、酸化ホウ素粒子等が挙げられる。
トナー母体粒子の製造方法としては、特に限定されず、混練粉砕法、懸濁重合法、乳化凝集法、溶解懸濁法、ポリエステル伸長法、分散重合法等の公知の方法が挙げられる。これらの中でも、粒径の均一性、形状の制御性の観点から、乳化凝集法が好ましい。乳化凝集法とは、界面活性剤や分散安定剤によって分散された結着樹脂の粒子の分散液を、必要に応じて、着色剤の粒子の分散液と混合し、所望のトナー粒径となるまで凝集させ、さらに結着樹脂の粒子間の融着を行うことにより形状制御を行うことで、トナー母体粒子を製造する方法である。ここで、結着樹脂の粒子は、任意に離型剤、荷電制御剤などを含有していてもよい。
トナーは、磁性又は非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。
トナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄などの強磁性金属、強磁性金属とアルミニウム及び鉛などとの合金、フェライト及びマグネタイトなどの強磁性金属の化合物など、従来公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライトが好ましい。
本発明に係る電子写真感光体(以下、「感光体」ともいう。)は、導電性支持体上に、に感光層が形成され、この感光層上に保護層が形成されてなるものであれば特に限定されないが、具体的には下記(1)及び(2)に示すように、感光層及び保護層がこの順に積層されてなる層構成が挙げられる。
(1)導電性支持体上に、中間層、感光層として電荷発生層及び電荷輸送層、並びに保護層がこの順に積層されてなる層構成。
(2)導電性支持体上に、中間層、感光層として電荷発生物質及び電荷輸送物質を含む単層、並びに保護層がこの順に積層されてなる層構成。
本発明に係る保護層は、感光体表面を保護し低摩耗性や耐傷性を向上させ、トナーのすり抜けの発生を低減し、感光体、ひいては電子写真画像形成装置の長寿命化に寄与する。
前記保護層の厚さは、0.2~10μmの範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.5~6μmの範囲内である。この範囲内であれば、感光体を長寿命化する効果に優れまた、転写メモリーの発生がより低減されうる。
また、前記保護層は、少なくとも無機微粒子を含有することが、感光体保護層の機械的強度が向上し、長寿命化に寄与する点で好ましい。
硬化樹脂は、保護層を構成する主成分である。保護層において、この硬化樹脂が主成分であることにより、基本的に高い膜強度が得られる。
硬化樹脂は、2個以上のラジカル重合性官能基を有する化合物(以下、「多官能ラジカル重合性化合物」ともいう。)を重合反応することによって得られるものである。具体的には、硬化樹脂は、紫外線や電子線などの活性線の照射により、多官能ラジカル重合性化合物を重合反応し、硬化させることにより形成されるものである。
ラジカル重合性官能基としては、例えば、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などが挙げられる。
以下、多官能ラジカル重合性化合物の具体例を示す。
本発明に係る保護層は、無機微粒子を含有することが好ましい。
無機微粒子は、保護層の膜強度の向上や抵抗調整による画質安定性に寄与するものである。
無機微粒子の個数平均粒径は、0.1~0.5μmの範囲内であることが好ましい。0.1μm以上であると、感光体の強度が十分に得られ、0.5μm以下であると光透過が阻害されずに、画像ムラの発生を防止することができる。
無機微粒子の個数平均粒径は、次のようにして測定することができる。
走査型電子顕微鏡(SEM)「JSM-7401F」(日本電子社製)を用いて、1万倍に拡大したSEM写真をスキャナーにより取り込む。画像処理解析装置「LUZEX AP」(ニレコ社製)にて、当該SEM写真画像の無機微粒子について、凝集しているものを除いて2値化処理し、100個についての水平方向のフェレ径を算出し、その平均値を個数平均粒径とする。
本発明に係る無機微粒子は、特に限定はなく、公知の製造方法で作製された粒子を用いることができる。また、無機微粒子は、例えば、絶縁性粒子(コア)と、当該絶縁性粒子の表面に担持され、導電性金属酸化物で構成されている被担持体(シェル)とで構成された、コア・シェル構造を有する複合粒子であってもよい。
反応性有機基含有表面修飾剤としては、無機微粒子の表面に存在するヒドロキシ基などと反応するものが好ましく、このような反応性有機基含有表面修飾剤としては、例えば、シランカップリング剤、チタンカップリング剤などが挙げられる。
また、反応性有機基含有表面修飾剤としては、ラジカル重合性反応基を有する表面修飾剤が好ましい。ラジカル重合性反応基としては、例えば、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などが挙げられる。このようなラジカル重合性反応基は、重合性化合物とも反応して強固な保護層を形成することができる。ラジカル重合性反応基を有する表面修飾剤としては、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などのラジカル重合性反応基を有するシランカップリング剤が好ましい。
S-1:CH2=CHSi(CH3)(OCH3)2
S-2:CH2=CHSi(OCH3)3
S-3:CH2=CHSiCl3
S-4:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S-5:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OCH3)3
S-6:CH2=CHCOO(CH2)2Si(OC2H5)(OCH3)2
S-7:CH2=CHCOO(CH2)3Si(OCH3)3
S-8:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S-9:CH2=CHCOO(CH2)2SiCl3
S-10:CH2=CHCOO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S-11:CH2=CHCOO(CH2)3SiCl3
S-12:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)(OCH3)2
S-13:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(OCH3)3
S-14:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2
S-15:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3
S-16:CH2=C(CH3)COO(CH2)2Si(CH3)Cl2
S-17:CH2=C(CH3)COO(CH2)2SiCl3
S-18:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(CH3)Cl2
S-19:CH2=C(CH3)COO(CH2)3SiCl3
S-20:CH2=CHSi(C2H5)(OCH3)2
S-21:CH2=C(CH3)Si(OCH3)3
S-22:CH2=C(CH3)Si(OC2H5)3
S-23:CH2=CHSi(OCH3)3
S-24:CH2=C(CH3)Si(CH3)(OCH3)2
S-25:CH2=CHSi(CH3)Cl2
S-26:CH2=CHCOOSi(OCH3)3
S-27:CH2=CHCOOSi(OC2H5)3
S-28:CH2=C(CH3)COOSi(OCH3)3
S-29:CH2=C(CH3)COOSi(OC2H5)3
S-30:CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OC2H5)3
S-31:CH2=CHCOO(CH2)2Si(CH3)2(OCH3)
湿式メディア分散型装置に使用するディスクや容器内壁には、ステンレス製、ナイロン製、セラミック製など種々の素材のものが使用できるが、特にジルコニア又はシリコンカーバイドといったセラミック製のディスクや容器内壁が好ましい。
これら無機微粒子は、1種単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
本発明に係る保護層は、電荷輸送物質を含有することが好ましい。
前記電荷輸送物質は、保護層中の電荷キャリアを輸送する電荷輸送性を有する物質であり、保護層の電気抵抗を調整することができる物質である。
例えば、N,N-ジアルキルアニリン化合物、ジアリールアミン化合物、トリアリールアミン化合物などのアミン化合物、ピラゾリン化合物、カルバゾール化合物、イミダゾール化合物、トリアゾール化合物、オキサゾール化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物などが用いられうる。
上記一般式(1)で表される化合物は、例えば、特開2015-114454号公報に記載のものを使用できる。また、公知の合成方法、例えば、特開2006-143720号公報など開示されている方法で合成することができる。
これら電荷輸送物質は、1種単独でも又は2種以上を混合して用いてもよい。
保護層は、下記一般式(2)で表される構造を有するラジカル捕捉剤を含有してもよい。
上記の重合性化合物は、下記一般式(2)で表される特定のラジカル捕捉剤の存在下において重合することができる。この特定のラジカル捕捉剤は、架橋結合の封止剤として機能する。すなわち、特定のラジカル捕捉剤は、その添加割合等によって架橋密度を調整することができる。したがって、硬化樹脂成分が、特定のラジカル捕捉剤の存在下において重合性化合物を重合させて得られるものであることにより、保護層が適度な膜強度(耐摩耗性)を有するものとなり、クリーニングブレードなどのクリーニング手段によって感光体表面が適度に減耗されるものとなる。そのため、感光体表面に放電生成物などが付着しても、感光体表面が減耗されてリフレッシュされるので、形成画像における像流れを防止することができる。
特定のラジカル捕捉剤の添加量は、特に制限されないが、硬化樹脂成分を構成するための重合性化合物100質量部に対して、1~30質量部であることが好ましく、2~125質量部であることがより好ましい。上記範囲であると、感光体、ひいては電子写真画像形成装置の長寿命化、トナーのすり抜けの発生頻度低下効果がより向上する。また、形成画像における像流れ抑制効果が得られうる。
上記の硬化樹脂成分を構成するための重合性化合物は、重合開始剤を用いて重合されることが好ましい。重合開始材としては、ラジカル重合開始剤を用いることが好ましい。ラジカル重合開始剤としては、特に制限はないが、光重合開始剤が好ましく、中でもアシルホスフィンオキサイド化合物、アルキルフェノン化合物、オキシムエステル化合物、チオキサントン化合物がより好ましく、アシルホスフィンオキサイド化合物、オキシムエステル化合物がさらに好ましい。これら重合開始剤は1種単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
重合開始剤の含有量は、重合性化合物の100質量部に対して好ましくは0.1~20質量部、より好ましくは0.5~10質量部である。上記範囲であると、感光体、ひいては電子写真画像形成装置の長寿命化、形成画像における転写メモリーの抑制効果、トナーのすり抜けの発生頻度低下効果がより向上する。
保護層には、さらに他の成分が含有されていてもよく、例えば、酸化防止剤、滑剤粒子等を含有させることができる。
酸化防止剤としては、特に制限されないが、例えば、特開2000-305291号公報に記載のものを好ましく使用できる。
フッ素原子含有樹脂粒子としては、特に制限されないが、例えば、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、六フッ化塩化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂、及びこれらの共重合体等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。これらの中でも、四フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂が特に好ましい。
本発明に係る導電性支持体は、導電性を有するものであればよく、例えば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレスなどの金属をドラム又はシート状に成形したもの、アルミニウムや銅などの金属箔をプラスチックフィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズなどをプラスチックフィルムに蒸着したもの、導電性物質を単独又はバインダー樹脂とともに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィルム及び紙などが挙げられる。
本発明に係る感光体においては、導電性支持体と感光層の間にバリアー機能と接着機能を有する中間層を設けることもできる。種々の故障防止などを考慮すると、中間層を設けることが好ましい。
このような金属酸化物粒子の数平均一次粒径は、0.3μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以下である。
本発明に係る電荷発生層は、電荷発生物質及びバインダー樹脂(以下、「電荷発生層用バインダー樹脂」ともいう。)が含有されてなるものである。
本発明に係る電荷輸送層は、電荷輸送物質及びバインダー樹脂(以下、「電荷輸送層用バインダー樹脂」ともいう。)が含有されてなるものである。
本発明に係る感光体の製造方法としては、例えば、下記工程を経ることにより製造することができる。
工程(1):導電性支持体の外周面に中間層形成用の塗布液を塗布し、乾燥することにより、中間層を形成する工程。
工程(2):導電性支持体上に形成された中間層の外周面に電荷発生層形成用の塗布液を塗布し、乾燥することにより電荷発生層を形成する工程。
工程(3):中間層上に形成された電荷発生層の外周面に電荷輸送層形成用の塗布液を塗布し、乾燥することにより電荷輸送層を形成する工程。
工程(4):電荷発生層上に形成された電荷輸送層の外周面に、保護層形成用の塗布液を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を硬化処理することにより、保護層を形成する工程。
中間層は、溶媒中に中間層用バインダー樹脂を溶解させて塗布液(以下、「中間層形成用塗布液」ともいう。)を調製し、必要に応じて導電性粒子や金属酸化物粒子を分散させた後、当該塗布液を導電性支持体上に一定の膜厚に塗布して塗膜を形成し、当該塗膜を乾燥することにより形成することができる。
中間層形成用塗布液の塗布方法としては、例えば、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法、スライドホッパー法、円形スライドホッパー法などの公知の方法が挙げられる。
塗膜の乾燥方法は、溶媒の種類、膜厚に応じて適宜選択することができるが、熱乾燥が好ましい。
電荷発生層は、溶媒中に電荷発生層用バインダー樹脂を溶解させた溶液中に、電荷発生物質を分散して塗布液(以下、「電荷発生層形成用塗布液」ともいう。)を調製し、当該塗布液を中間層上に一定の膜厚に塗布して塗膜を形成し、当該塗膜を乾燥することにより形成することができる。
電荷発生層形成用塗布液の塗布方法としては、例えば、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法、スライドホッパー法、円形スライドホッパー法などの公知の方法が挙げられる。
塗膜の乾燥方法は、溶媒の種類、膜厚に応じて適宜選択することができるが、熱乾燥が好ましい。
電荷輸送層は、溶媒中に電荷輸送層用バインダー樹脂及び電荷輸送物質を溶解させた塗布液(以下、「電荷輸送層形成用塗布液」ともいう。)を調製し、当該塗布液を電荷発生層上に一定の膜厚に塗布して塗膜を形成し、当該塗膜を乾燥することにより形成することができる。
塗膜の乾燥方法は、溶媒の種類、膜厚に応じて適宜選択することができるが、熱乾燥が好ましい。
保護層は、多官能ラジカル重合性化合物、無機微粒子、重合開始剤及び必要に応じて他の成分を公知の溶媒に添加して塗布液(以下、「保護層形成用塗布液」ともいう。)を調製し、この保護層形成用塗布液を工程(3)により形成された電荷輸送層の外周面に塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥し、紫外線や電子線などの活性線を照射することによって塗膜中のラジカル重合性化合物成分を重合反応することにより保護層を形成することができる。
保護層形成用塗布液は、円形スライドホッパー塗布装置を用いて塗布することが好ましい。
乾燥の条件は、溶媒の種類、膜厚などによって適宜選択できる。乾燥温度は、好ましくは室温~180℃であり、特に好ましくは80~140℃の範囲内である。乾燥時間は、好ましくは1分間~200分間であり、特に好ましくは5分間~100分間である。
照射条件はそれぞれのランプによって異なるが、活性線の照射量は、通常5~500mJ/cm2 、好ましくは5~100mJ/cm2 である。
ランプの電力は、好ましくは0.1~5kWの範囲内であり、特に好ましくは、0.5~3kWの範囲内である。
本発明の画像形成方法に用いられる電子写真画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」ともいう。)は、前記した電子写真感光体と、帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段と、クリーニング手段とを備える。
また、画像形成装置は、さらに、滑剤を供給する手段を備え、当該滑剤を供給する手段が、前記静電荷像現像用トナーに対して外部添加された微粉状の前記滑剤を、前記現像手段において形成される現像電界の作用により、前記電子写真感光体に供給することが好ましい。
また、前記滑剤として、ステアリン酸亜鉛を含有することが好ましい。
図1は、本発明の一形態に係るタンデム型の電子写真画像形成装置の構造を表す断面模式図である。
前記画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、4組の画像形成部(画像形成ユニット)10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット70と、給紙手段21及び定着手段24とからなる。電子写真画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
なお、本発明の一形態に係る電子写真画像形成装置は、感光体1Y、1M、1C、1Kとして、各々上記説明した本発明の感光体を用いる。
画像形成ユニット10Yは、像形成体である感光体1Yの周囲に、帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、クリーニング手段6Yを有し、感光体1Y上にイエロー(Y)のトナー像を形成するものである。
帯電ローラーは、感光体に近接配置され、例えば-2.5~-1.5kV程度の電圧を帯電ローラーに印加することによって感光体を所望の極性、電位に帯電させる。
帯電ローラーに印加する電圧としては、直流電界のみを印加して感光体を帯電処理するDC帯電方式、及び直流電界に交流電界を重畳したものを帯電部材に印加して感光体を帯電処理するAC帯電方式のいずれもが用いられうるが、交流電界によるならし効果が得られるAC帯電方式の方が、帯電均一性に優れるため好ましい。
現像手段4Yは、Y成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアとを主成分とする二成分現像剤)を収容する。現像手段4Yは、感光体1Y表面にY成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像スリーブに現像バイアスが印加され、感光体1Yと現像スリーブとの間に現像電界が形成される。感光体1Y(負極性)と現像スリーブとの電位差によって、現像スリーブ上の帯電トナー(負極性)は、感光体1Yの表面の露光部に移動して付着する。すなわち、現像手段4Yは、反転現像方式によって静電潜像を現像する。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット70とは、筐体80に収納されており、筐体80は、支持レール82L、82Rを介して装置本体Aから引き出し可能に構成されている。
また、図1において、20は給紙カセットを、22A、22B、22C、22Dは中間ローラーを、23はレジストローラーを、25は排紙ローラーを、26は排紙トレイを、Pは転写材をそれぞれ示す。
なお、図1においては、本発明の画像形成装置をカラーのレーザープリンターとして示したが、本発明の一形態に係る電子写真画像形成装置は、複写機として構成されていてもよい。また、本発明の一形態に係る画像形成装置においては、露光光源として、レーザー以外の光源、例えばLED光源を用いることもできる。
本発明の一形態に係る電子写真画像形成装置は、感光体の表面に滑剤を供給する滑剤供給手段を備えることが好ましい。
脂肪酸金属塩としては、特に制限されないが、炭素数10以上の飽和又は不飽和脂肪酸の金属塩が好ましい。例えば、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸インジウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレイン酸銅、オレイン酸鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸アルミニウム、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コバルト、パルミチン酸鉛、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、カプリン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、リシノール酸カドミウムなどが挙げられる。これらの中でも、滑性、延展性及び吸湿性の観点から、ステアリン酸亜鉛が好ましい。
これら脂肪酸金属塩は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
滑剤塗布手段は、特に制限されないが、例えば、固形状の滑剤と、ブラシローラーよりなる滑剤塗布部材とにより構成されることが好ましい。具体的には、滑剤塗布手段は、直方体形状を有する固形状の滑剤により構成された滑剤ストックと、感光体1Y表面に当接し、滑剤ストックの表面を摺擦することにより掻き取った滑剤を感光体1Y表面に塗布するブラシローラーと、滑剤ストックをブラシローラーに押圧する加圧バネと、ブラシローラーを回転駆動させる駆動機構とにより構成されることが好ましい。ブラシローラーは、ブラシの先端が感光体1Y表面に当接する。また、ブラシローラーは、感光体1Yの回転方向とは同回転で等速に回転駆動されることが好ましい。滑剤塗布手段の下流側かつ帯電手段2Yの上流側に、滑剤塗布手段によって感光体1Y表面に供給された滑剤を均一に塗布する均しブレードが設けられていてもよい。
なお、滑剤塗布手段については、特に制限されず公知の手段を適宜参照することができ、例えば、特開2016-188950号公報等を参照することができる。
トナー含有手段は、前述の滑剤塗布手段のように、ブラシローラーのような中間部材を介さないことから、滑剤の汚染や、中間部材の汚染や劣化による滑剤供給量のバラツキが生じないため特に好ましい。
なお、滑剤の体積基準のメディアン径Dwは、コールターマルチサイザー3(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した装置を用いて測定、算出することにより得られる。また、電子顕微鏡写真撮影等の公知の方法により、トナー母体粒子(着色粒子)に外添された状態の滑剤の粒径を測定することも可能である。微粉状の滑剤の体積基準のメディアン径Dwの評価方法は、特開2010-175701号公報の段落「0031」及び「0032」等の記載を参照することができる。なお、詳細は実施例に記載する。
なお、トナー母体粒子と滑剤との混合方法は、特に制限されず、公知の方法を適宜選択でき、例えば、日本コークス工業株式会社製ヘンシェルミキサー(登録商標)等を用いて行うことができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明の実施形態は上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
特開2012-224542号公報の記載内容を参考にしてヨーロッパ特許第0585544号明細書の実施例1中に記載された公知バーナー装置に適合させて作製を行った。
具体的には、三塩化アルミニウム(AlCl3)320kg/hを約200℃で蒸発装置中で蒸発させ、塩化物の蒸気を、窒素により、バーナーの混合チャンバー中に通過させた。ここで、気体流を水素100Nm3/h及び空気450Nm3/hと混合し、中央チューブ(直径7mm)を介して火炎へ供給した。その結果、バーナー温度は230℃であり、チューブの排出速度は約35.8m/sであった。水素0.05Nm3/hをジャケットタイプの気体として外側チューブを介して供給した。気体は、反応チャンバー中で燃焼し、下流の凝集ゾーンで約110℃まで冷却された。そこでは、アルミナの一次粒子の凝集が行われた。同時に生成される塩酸含有ガスから、得られた酸化アルミニウム粒子をフィルター又はサイクロン中で分離し、湿空気を有する粉末を約500~700℃で処理することにより、接着性の塩化物を除去した。このようにして個数平均粒径20nmのアルミナ粒子1を作製した。
前記アルミナ粒子1の作製と同様にして、下記表Iに記載の個数平均粒径となるように、各種条件を調整してアルミナ粒子2~9を作製した。アルミナ粒子の粒径は、反応条件として、火炎温度、水素又は酸素の含有率、三塩化アルミニウムの品質、火炎中での滞留時間又は凝集ゾーンの長さによって調整した。
(1)撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた3リットルの反応器にメタノール630質量部、水90質量部を添加して混合した。この溶液を、撹拌しながらテトラメトキシシラン1145質量部の加水分解を行いシリカ微粒子の懸濁液を得た。次いで、60~70℃に加熱しメタノール390部を留去し、シリカ微粒子の水性懸濁液を得た。
(2)この水性懸濁液に室温でテトラメトキシシランに対してモル比で0.1相当量のメチルトリメトキシシラン(ここでは16.6質量部)を滴下してシリカ微粒子表面の処理を行った。
(3)こうして得られた分散液にメチルイソブチルケトン1400質量部を添加した後、80℃に加熱しメタノール水を留去した。得られた分散液に室温でヘキサメチルジシラザン343質量部を添加し120℃に加熱し3時間反応させ、シリカ微粒子をトリメチルシリル化した。その後溶媒を減圧下で留去してシリカ粒子を調整し、個数平均粒径100nmのシリカ粒子1を得た。
前記シリカ粒子1の作製において、テトラメトキシシランを914質量部に、ヘキサメチルジシラザンを274質量部に変更した以外は同様に作製し、個数平均粒径81nmのシリカ粒子2を得た。
シリカ粒子1の作製において、容積5リットルの反応器を使用し、テトラメトキシシランを2286質量部に、ヘキサメチルジシラザンを686質量部に変更した以外は同様に作製し、個数平均粒径198nmのシリカ粒子3を得た。
シリカ粒子1の作製において、テトラメトキシシランを800質量部に、ヘキサメチルジシラザンを240質量部に変更した以外は同様に作製し、個数平均粒径72nmのシリカ粒子4を得た。
シリカ粒子2の作製において、テトラメトキシシランを2400質量部に、ヘキサメチルジシラザンを720質量部に変更した以外は同様に作製し、個数平均粒径210nmのシリカ粒子5を得た。
<導電性支持体の準備>
円筒形アルミニウム支持体の表面を切削加工し、導電性支持体を準備した。
下記成分を下記分量で混合し、分散機としてサンドミルを用いて、バッチ式で10時間の分散を行い、中間層用の塗布液を調製した。当該塗布液を浸漬塗布法によって導電性支持体の表面に塗布し、110℃で20分間乾燥し、膜厚2μmの中間層を導電性支持体上に形成した。なお、ポリアミド樹脂としてX1010(ダイセルデグサ株式会社)を使用した。また、酸化チタン粒子としてSMT500SAS(テイカ株式会社)を使用した。
ポリアミド樹脂:10質量部
酸化チタン粒子:11質量部
エタノール:200質量部
下記成分を下記分量で混合し、循環式超音波ホモジナイザー(RUS-600TCVP;株式会社日本精機製作所)を19.5kHz、600Wにて循環流量40L/時間で0.5時間分散することにより、電荷発生層用の塗布液を調製した。当該塗布液を浸漬塗布法によって中間層の表面に塗布し、乾燥させて、膜厚0.3μmの電荷発生層を中間層上に形成した。
なお、電荷発生物質は、Cu-Kα特性X線回折スペクトル測定で8.3°、24.7°、25.1°、26.5°に明確なピークを有するチタニルフタロシアニン及び(2R,3R)-2,3-ブタンジオールの1:1付加体と、未付加のチタニルフタロシアニンの混晶を使用した。また、ポリビニルブチラール樹脂としてエスレックBL-1(積水化学工業株式会社、「エスレック」は、同社の登録商標)を使用した。また、混合液として、3-メチル-2-ブタノン/シクロヘキサノン=4/1(V/V)を使用した。
電荷発生物質:24質量部
ポリビニルブチラール樹脂:12質量部
混合液:400質量部
下記成分を下記分量で混合した電荷輸送層用の塗布液を浸漬塗布法によって電荷発生層の表面に塗布し、120℃で70分間乾燥することにより、膜厚24μmの電荷輸送層を電荷発生層上に形成した。
なお、ポリカーボネート樹脂としてZ300(三菱ガス化学株式会社)を使用した。また、酸化防止剤としてIRGANOX1010(BASF社、「IRGANOX」は同社の登録商標)を使用した。
下記電荷輸送物質(2):60質量部
ポリカーボネート樹脂:100質量部
酸化防止剤:4質量部
下記成分を下記分量で混合した保護層用の塗布液(ラジカル重合性樹脂組成物)を電荷輸送層の表面に、円形スライドホッパー塗布機を用いて塗布した。次いで、塗布された塗布液の膜に、メタルハライドランプで紫外線を1分間照射して当該膜を硬化させることにより、膜厚3.0μmの保護層を電荷輸送層上に形成した。
なお、重合開始剤は、イルガキュア819(BASFジャパン社)を使用した。
ラジカル重合性モノマー(M2):120質量部
重合開始剤:10質量部
2-ブタノール:400質量部
無機微粒子1(アルミナ粒子(スミコランダムAA-03、住友化学工業社製)):10質量部
前記感光体1の作製において、無機微粒子1(アルミナ粒子(スミコランダムAA-03、住友化学工業社製)を下記表IIIに記載の各無機微粒子に変更した以外は同様にして、下記表IVに記載の感光体2~8を作製した。なお、感光体8は保護層を形成していない。
また、無機微粒子6は、下記方法で作製したシリカ粒子6である。
撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた5リットルの反応器にメタノール630質量部、水90質量部を添加して混合した。この溶液を、撹拌しながらテトラメトキシシラン3429質量部の加水分解を行いシリカ微粒子の懸濁液を得た。
次いで、60~70℃に加熱しメタノール390部を留去し、シリカ微粒子の水性懸濁液を得た。その後、溶媒を減圧下で留去してシリカ粒子を調整し、個数平均粒径300nmのシリカ粒子6を得た。
<スチレン-アクリル(StAc)樹脂粒子分散液の調製>
(第1段重合)
撹拌装置、温度センサー、冷却管及び窒素導入装置を取り付けた反応容器に、ドデシル硫酸ナトリウム(C10H21(OCH2CH2)2SO3Na)よりなるアニオン系界面活性剤4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤水溶液を入れた。さらに、過硫酸カリウム(KPS)10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、液温を75℃に昇温させた。
次に、スチレン532質量部、n-ブチルアクリル酸200質量部、メタクリル酸68質量部及びn-オクチルメルカプタン16.4質量部よりなる重合性単量体溶液を1時間かけて滴下した。滴下後、75℃にて2時間加熱、撹拌することにより重合(第1段重合)を行い、スチレン-アクリル樹脂粒子の分散液を調製した。分散液中のスチレン-アクリル樹脂粒子の重量平均分子量(Mw)は、16500であった。
具体的には、測定試料を濃度1mg/mLとなるようにテトラヒドロフラン(THF)中に添加し、室温において超音波分散機を用いて5分間分散処理した後、ポアサイズ0.2μmのメンブレンフィルターで処理して、試料液を調製した。GPC装置HLC-8120GPC(東ソー社製)及びカラムTSKguardcolumn+TSKgel SuperHZM-M3連(東ソー社製)を用い、カラム温度を40℃に保持しながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフランを流速0.2mL/minで流した。キャリア溶媒とともに、調製した試料液10μLをGPC装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて試料を検出し、単分散のポリスチレン標準粒子を用いて測定した検量線を用いて、試料の分子量分布を算出した。検量線は、分子量がそれぞれ6×102、2.1×103、4×103、1.75×104、5.1×104、1.1×105、3.9×105、8.6×105、2×106、4.48×106である10点のポリスチレン標準粒子(Pressure Chemical社製)を測定することにより、作成した。
撹拌装置を取り付けたフラスコ内に、スチレン101.1質量部、n-ブチルアクリル酸62.2質量部、メタクリル酸12.3質量部及びn-オクチルメルカプタン1.75質量部からなる重合性単量体溶液を入れた。さらに、離型剤としてパラフィンワックスHNP-57(日本製蝋社製)93.8質量部を添加し、内温を90℃に加温して溶解させることによって、単量体溶液を調製した。
別の容器に、第1段重合において用いたアニオン系界面活性剤3質量部をイオン交換水1560質量部に溶解させた界面活性剤水溶液を入れ、内温が98℃となるよう加熱した。この界面活性剤水溶液に、第1段重合により得られたスチレン-アクリル樹脂粒子の分散液32.8質量部(固形分換算)を添加し、さらにパラフィンワックスを含有する単量体溶液を添加した。循環経路を有する機械式分散機クレアミックス(エムテクニック社製)を用い、8時間かけて混合分散することにより、粒径340nmの乳化粒子(油滴)の分散液を調製した。
分散液中のスチレン-アクリル樹脂粒子の重量平均分子量(Mw)は、23000であった。
第2段重合において得られたスチレン-アクリル樹脂粒子の分散液に、過硫酸カリウム5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加した。この分散液に、80℃の温度条件下で、スチレン293.8質量部、n-ブチルアクリル酸154.1質量部及びn-オクチルメルカプタン7.08質量部からなる重合性単量体溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたって加熱撹拌することにより重合(第3段重合)を行った後、28℃まで冷却し、スチレン-アクリル樹脂粒子の分散液を得た。
分散液中のスチレン-アクリル樹脂粒子の重量平均分子量(Mw)は、26800であった。
撹拌装置、窒素導入管、温度センサー及び精留塔を備えた反応容器に、多価カルボン酸単量体として、テレフタル酸139.5質量部及びイソフタル酸15.5質量部を、多価アルコール単量体として、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンプロピレンオキサイド2モル付加物(分子量460)290.4質量部及び2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンエチレンオキサイド2モル付加物(分子量404)60.2質量部を入れた。反応系の温度を1時間かけて190℃に上昇させ、反応系内が均一に撹拌されていることを確認した後、触媒としてオクチル酸スズを3.21質量部を投入した。生成される水を留去しながら、反応系の温度を同温度から6時間かけて240℃に上昇させ、240℃に維持した状態で脱水縮合反応を6時間継続して行い、非晶性ポリエステル樹脂を得た。得られた非晶性ポリエステル樹脂は、ピーク分子量(Mp)が12000、重量平均分子量(Mw)が15000であった。
撹拌動力を与えるアンカー翼を備えた反応容器に、メチルエチルケトンとイソプロピルアルコールを添加した。さらに、ハンマーミルで粗粉砕した上記非晶性ポリエステル樹脂を徐々に添加して撹拌し、完全に溶解させて油相となるポリエステル樹脂溶液を得た。撹拌した油相に希アンモニア水溶液を数量滴下し、次いでこの油相をイオン交換水に滴下して転相乳化させた後、エバポレータで減圧しながら溶剤の除去を行った。反応系には非晶性ポリエステル樹脂粒子が分散しており、その分散液にイオン交換水を追加して固形分を20質量%に調整して、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を調製した。
分散液中の非晶性ポリエステル樹脂粒子の体積基準のメディアン径を粒度分布測定器「Nanotrack Wave(マイクロトラックベル社製)を用いて測定したところ、216nmであった。
ドデシル硫酸ナトリウム90質量部をイオン交換水1600質量部に撹拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、カーボンブラックリーガル330R(キャボット社製)420質量部を徐々に添加した。
次いで、撹拌装置クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の分散液を調製した。分散液中の着色剤粒子の粒径を、粒度分布測定器「Nanotrack Wave(マイクロトラックベル社製)を用いて測定したところ、117nmであった。
撹拌装置、温度センサー、冷却管を取り付けた5Lの反応容器に、スチレン-アクリル樹脂粒子分散液を固形分換算で300質量部、イオン交換水2000質量部を投入後、5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10に調整した。その後、着色剤分散液を固形分換算で40質量部投入した。
次いで、塩化マグネシウム60質量部をイオン交換水60質量部に溶解した水溶液を、200rpmで撹拌しながら、30℃において10分間かけて添加した。その後、3分間放置した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて80℃まで昇温し、80℃を保持したまま粒子成長反応を継続した。この状態で「マルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準におけるメディアン径(D50)が4.9μmになった時点で、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を固形分換算で30質量部を30分間かけて投入し、反応液の上澄みが透明になった時点で、塩化ナトリウム190質量部をイオン交換水760質量部に溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させた。
さらに、250rpmで撹拌しながら昇温を行い、90℃の状態で加熱撹拌することにより、粒子の融着を進行させ、90分後に30℃に冷却し、トナー母体粒子の分散液を調製した。
このトナー母体粒子1の形状係数を測定したところ、形状係数1.2~1.6のトナー母体粒子は71.0個数%、形状係数の変動係数は12.0%であった。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を190rpmで行った以外は同様にしてトナー母体粒子2を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を180rpmで行った以外は同様にしてトナー母体粒子3を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を170rpmで行った以外は同様にしてトナー母体粒子4を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を150rpmで行った以外は同様にしてトナー母体粒子5を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化ナトリウム水溶液添加後の撹拌速度を200rpmに変更した以外は同様にしてトナー母体粒子6を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化ナトリウム水溶液添加後の撹拌速度を220rpmに変更した以外は同様にしてトナー母体粒子7を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化ナトリウム水溶液添加後の撹拌速度を230rpmに変更した以外は同様にしてトナー母体粒子8を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、体積基準におけるメディアン径(D50)が2.8μmになった時点で、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を固形分換算で30質量部を30分間かけて投入した以外は同様にしてトナー母体粒子9を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、体積基準におけるメディアン径(D50)が6.1μmになった時点で、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を固形分換算で30質量部を30分間かけて投入した以外は同様にしてトナー母体粒子10を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、体積基準におけるメディアン径(D50)が6.3μmになった時点で、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を固形分換算で30質量部を30分間かけて投入した以外は同様にしてトナー母体粒子11を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、体積基準におけるメディアン径(D50)が2.5μmになった時点で、非晶性ポリエステル樹脂粒子の分散液を固形分換算で30質量部を30分間かけて投入した以外は同様にしてトナー母体粒子12を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を130rpmで行った以外は同様にしてトナー母体粒子13を得た。
前記トナー母体粒子1の製造において、塩化マグネシウム水溶液添加から塩化ナトリウム水溶液添加までの撹拌を230rpmで行い、塩化ナトリウム水溶液添加後の撹拌速度を180rpmに変更した以外は同様にしてトナー母体粒子14を得た。
<外添剤処理工程>
上記のようにして作製した「トナー母体粒子1」に、シリカ粒子1を2.0質量部、アルミナ粒子1を0.8質量部となるように添加した。さらに、小径のシリカ粒子(HMDS処理、疎水化度67、個数平均一次粒子径=12nm)を0.8質量部添加し、ヘンシェルミキサー型式「FM20C/I」(日本コークス工業(株)製)に添加し、羽根先端周速が50m/sとなるようにして回転数を設定して20分間撹拌し、トナー母体粒子1を外添処理した「トナー粒子1」を作製した。
また、外添混合時の品温は40℃±1℃となるように設定し、41℃になった場合は、ヘンシェルミキサーの外浴に冷却水を5L/分の流量で冷却水を流し、39℃になった場合は、1L/分となるように冷却水を流すことでヘンシェルミキサー内部の温度制御を行った。これによりトナー粒子1を作製した。
得られたトナー粒子1の形状係数を測定したところ、前記トナー母体粒子1と変わらず、形状係数1.2~1.6のトナー粒子は71個数%、形状係数の変動係数は12%であった。また、トナー粒子の体積平均粒径もトナー母体粒子1と変わらず、5.2μmであった。
前記トナー粒子1の作製において、トナー母体粒子、アルミナ粒子及びシリカ粒子を表Vに記載した組み合わせに変更した以外は同様にしてトナー粒子2~36を作製した。
トナー粒子1~36に対して、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを、トナー粒子濃度が6質量%となるように添加して混合することにより、現像剤1~36をそれぞれ調整した。
画像形成装置AccurioPressC3070(コニカミノルタ社製)に製造した現像剤及び感光体を表VIの組み合わせで実装し、評価機とした。
この評価機を30℃、80%RHで一晩調湿したのち、初期のクリーニング性、画像濃度の評価を行った。
次いで、A4版の上質紙(65g/m2)上に印字率が5%の帯状ベタ画像を形成する印刷を35万枚行い、さらに印字率が40%の帯状ベタ画像を形成する印刷を15万枚行った。この後、クリーニング性、画像濃度、画像流れ、機内汚染の評価を行った。それぞれの評価方法は以下のように行った。
印字率10%の文字画像とパッチ像を出力したのち、感光体の表面を目視観察し、トナーすり抜けの程度を評価した。なお、△、○、◎を合格とする。
(評価基準)
◎:トナーすり抜けの発生が見られず良好
○:トナーすり抜けがやや見られるが実用上問題なし
△:トナーすり抜けがやや見られ、僅かに画像不良が発生する
×:トナーすり抜けが発生し、実用上問題あり
10cm角のベタ画像をプリントし、画像濃度を反射濃度計「RD-918(マクベス社製)」でランダムに10カ所測定し、その平均濃度で評価した。なお、△、○、◎を合格とする。
(評価基準)
◎:初期と50万枚プリント後の画像濃度差の絶対値が0.06未満
○:初期と50万枚プリント後の画像濃度差の絶対値が0.06以上0.10未満
△:初期と50万枚プリント後の画像濃度差の絶対値が0.10以上0.15未満
×:初期と50万枚プリント後の画像濃度差の絶対値が0.15以上
50万枚の出力後すぐに画像形成装置の主電源を切り、主電源を切った12時間後に主電源を入れた。そして印刷可能状態になった後、直ちにA3サイズの中性紙全面にハーフトーン画像(マクベス濃度計で相対反射濃度0.4)と、全面6dot格子画像とを印字した。印字画像の状態を目視により観察し、以下の評価基準により評価した。
(評価基準)
◎:ハーフトーン画像及び格子画像共に画像流れ発生なし(合格)
○:ハーフトーン画像のみに感光体長軸方向の薄い帯状濃度低下が認められる(合格)
△:ハーフトーン画像及び格子画像共に薄い帯状濃度低下が認められる(合格)
×:画像流れによる格子画像の欠損若しくは線幅の細りが発生している(不合格)
50万枚プリント後の定着器周りの汚染状態を目視により、以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎(非常に良い):定着器周辺に目立った汚染は見られない。
○(良い):定着器周辺に微量の汚染が観察される。
△(普通):定着ガイド部に汚染の広がりがはっきりと観察される。
×(悪い):定着器周辺にかなりの量の汚染が目立つ。
2Y、2M、2C、2K 帯電手段(帯電ローラー)
3Y、3M、3C、3K 露光手段
4Y、4M、4C、4K 現像手段
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラー
5b 二次転写ローラー
6Y、6M、6C、6K、6b クリーニング手段
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 給紙カセット
21 給紙手段
22A、22B、22C、22D 中間ローラー
23 レジストローラー
24 定着手段
25 排紙ローラー
26 排紙トレイ
70 中間転写体ユニット
71、72、73、74 ローラー
77 中間転写体
80 筐体
82L、82R 支持レール
A 本体
SC 原稿画像読み取り装置
P 転写材
Claims (8)
- 導電性支持体上に感光層及び保護層をこの順に備えた電子写真感光体と、トナーを用い、少なくとも帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、定着工程及びクリーニング工程を有する画像形成方法であって、
前記保護層が、少なくとも重合性化合物を硬化した硬化性樹脂を含有し、
前記トナーが、下記式(1)で算出される形状係数が1.2~1.6の範囲内にあるトナー粒子を50個数%以上含有し、前記形状係数の変動係数が16%以下であり、かつ、個数平均粒径が5~60nmの範囲内のアルミナ粒子及び個数平均粒径が80~200nmの範囲内のシリカ粒子を含有することを特徴とする画像形成方法。
形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積・・・式(1)
[最大径:トナー粒子の平面上への投影像を2本の平行線で挟んだとき、その平行線の間隔が最大となる粒子の幅
投影面積:トナー粒子の平面上への投影像の面積] - 前記トナーが、前記形状係数が1.2~1.6の範囲内にあるトナー粒子を65個数%以上含有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記アルミナ粒子の含有量が、前記トナー母体粒子全体に対して0.1~3.0質量部の範囲内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成方法。
- 前記シリカ粒子の含有量が、前記トナー母体粒子全体に対して0.1~3.0質量部の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 前記トナー粒子の体積平均粒径が、3.0~6.5μmの範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 前記保護層が、少なくとも無機微粒子を含有することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 前記無機微粒子の個数平均粒径が、0.1~0.5μmの範囲内であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
- 前記無機微粒子が、少なくともアルミナ粒子を含有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041585A JP7036065B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 画像形成方法 |
US16/779,803 US11106149B2 (en) | 2019-03-07 | 2020-02-03 | Image forming method |
CN202010139445.3A CN111665692A (zh) | 2019-03-07 | 2020-03-03 | 图像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041585A JP7036065B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020144262A JP2020144262A (ja) | 2020-09-10 |
JP7036065B2 true JP7036065B2 (ja) | 2022-03-15 |
Family
ID=72335148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019041585A Active JP7036065B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 画像形成方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11106149B2 (ja) |
JP (1) | JP7036065B2 (ja) |
CN (1) | CN111665692A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7036066B2 (ja) * | 2019-03-11 | 2022-03-15 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005115234A (ja) | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Seiko Epson Corp | トナーの製造方法 |
JP2010249988A (ja) | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Seiko Epson Corp | トナー、画像形成方法および画像形成装置 |
JP2010249987A (ja) | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Seiko Epson Corp | トナー、画像形成方法および画像形成装置 |
JP2011191701A (ja) | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 二成分現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2018194833A (ja) | 2017-05-15 | 2018-12-06 | キヤノン株式会社 | トナー |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09114193A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-05-02 | Canon Inc | 画像形成方法 |
JP3684073B2 (ja) * | 1997-06-18 | 2005-08-17 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP4208372B2 (ja) * | 2000-02-21 | 2009-01-14 | キヤノン株式会社 | 磁性トナー及び画像形成方法 |
JP2001235897A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Canon Inc | 磁性トナーおよび画像形成方法 |
JP4000756B2 (ja) | 2000-07-10 | 2007-10-31 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 静電潜像現像用トナーと画像形成方法及び画像形成装置 |
EP1220043A3 (en) * | 2000-12-28 | 2002-10-09 | Seiko Epson Corporation | Toner and image forming apparatus using the same |
JP3937738B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2007-06-27 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成方法 |
JP2002365834A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-18 | Konica Corp | 静電潜像現像用トナーと画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2003345046A (ja) * | 2002-05-30 | 2003-12-03 | Konica Minolta Holdings Inc | 有機感光体、及び該有機感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置 |
JP2004045949A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-12 | Konica Minolta Holdings Inc | 有機感光体、及び該有機感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置 |
KR101011712B1 (ko) * | 2002-08-23 | 2011-01-28 | 후지필름 가부시키가이샤 | 정착 벨트식 전자 사진용 수상 시트 및 화상 형성 방법 |
US7547498B2 (en) * | 2003-10-16 | 2009-06-16 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Toner for developing electrostatic latent images and a production method for the same |
JP4250517B2 (ja) * | 2003-12-15 | 2009-04-08 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP2006011137A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Seiko Epson Corp | トナーの製造方法 |
JP2006259402A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法およびプロセスカートリッジ |
JP2006276225A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008015275A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
US20080014524A1 (en) * | 2006-07-11 | 2008-01-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing agent and image forming method |
JP2008076435A (ja) | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Ricoh Co Ltd | 電子写真装置 |
JP5125709B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2013-01-23 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP5343443B2 (ja) * | 2008-08-12 | 2013-11-13 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真感光体 |
JP2014044287A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Konica Minolta Inc | 電子写真画像形成装置及び静電荷像現像用トナー |
JP5915494B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2016-05-11 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 |
JP6086023B2 (ja) * | 2013-05-02 | 2017-03-01 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真感光体、電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 |
JP6611554B2 (ja) | 2014-11-18 | 2019-11-27 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP6910805B2 (ja) | 2016-01-28 | 2021-07-28 | キヤノン株式会社 | トナー、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP6759773B2 (ja) | 2016-07-01 | 2020-09-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
-
2019
- 2019-03-07 JP JP2019041585A patent/JP7036065B2/ja active Active
-
2020
- 2020-02-03 US US16/779,803 patent/US11106149B2/en active Active
- 2020-03-03 CN CN202010139445.3A patent/CN111665692A/zh active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005115234A (ja) | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Seiko Epson Corp | トナーの製造方法 |
JP2010249988A (ja) | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Seiko Epson Corp | トナー、画像形成方法および画像形成装置 |
JP2010249987A (ja) | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Seiko Epson Corp | トナー、画像形成方法および画像形成装置 |
JP2011191701A (ja) | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 二成分現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2018194833A (ja) | 2017-05-15 | 2018-12-06 | キヤノン株式会社 | トナー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN111665692A (zh) | 2020-09-15 |
JP2020144262A (ja) | 2020-09-10 |
US11106149B2 (en) | 2021-08-31 |
US20200285162A1 (en) | 2020-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5915494B2 (ja) | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 | |
JP6003796B2 (ja) | 有機感光体 | |
JP2013137508A (ja) | 静電荷像現像用トナーおよび画像形成方法 | |
JP6089563B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5289024B2 (ja) | 現像剤及び画像形成方法 | |
JPWO2010018725A1 (ja) | 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP7036065B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JPH08234479A (ja) | 静電荷像現像用トナー、二成分系現像剤、現像方法、画像形成方法、加熱定着方法及びトナーの製造方法 | |
JP5499563B2 (ja) | 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2019113668A (ja) | 電子写真画像形成装置 | |
JP6610332B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010128231A (ja) | 二成分現像剤及び画像形成方法 | |
JP2010134073A (ja) | 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP6056306B2 (ja) | 電子写真感光体ならびにこれを用いた画像形成装置および画像形成方法 | |
JP6776789B2 (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP7020080B2 (ja) | 電子写真画像形成装置 | |
JP6086023B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置 | |
JP2011186120A (ja) | 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2001075309A (ja) | 非磁性1成分系ブラックトナー | |
JP7151492B2 (ja) | 電子写真感光体及び電子写真感光体の製造方法 | |
JP7272067B2 (ja) | 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成システム | |
JP7222261B2 (ja) | 電子写真画像形成方法 | |
JP2012150390A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010032606A (ja) | 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2021193405A (ja) | 有機感光体、電子写真画像形成装置及び有機感光体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211216 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7036065 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |