JP7031345B2 - 通信機器及び通信機器のためのコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書では、外部機器と通信可能な通信機器に関する。
特許文献1には、プリンタに装着されるべき消耗品をユーザに自動的に発送する技術が開示されている。この技術では、サーバは、消耗品の発送先の住所を示す住所情報を記憶しており、当該住所情報を宛先として消耗品を発送する。
特開2017-37596号公報
例えば引っ越し等によってプリンタの設置場所が変更されると、ユーザは、サーバに記憶されている住所情報を変更する必要が生じ得る。しかしながら、この場合に例えばユーザが住所情報の変更を行わなかった場合には、消耗品が適切な宛先に発送されない。
本明細書では、通信機器の設置位置が変更されたことをユーザに通知する技術を開示する。
本明細書に開示する通信機器は、第1の外部機器から、前記第1の外部機器がGPS(Global Positioning Systemの略)を利用して取得した第1の位置情報を受信する第1の受信部と、前記第1の位置情報が受信される場合に、前記第1の位置情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、前記第1の位置情報が前記メモリに記憶された後に、第2の外部機器から、前記第2の外部機器が前記GPSを利用して取得した第2の位置情報を受信する第2の受信部と、前記第2の位置情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の位置情報によって示される位置と、受信済みの前記第2の位置情報を用いて特定される位置と、の間の距離である第1の距離を算出する算出部と、算出済みの前記第1の距離が所定値以上であるのか否かを判断する第1の判断部と、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記通信機器の設置位置が変更されたことを示す所定情報を出力する出力部であって、前記第1の距離が前記所定値未満であると判断される場合に、前記所定情報は出力されない、前記出力部と、を備える。
上記の構成では、通信機器は、第1の外部機器から受信された第1の位置情報によって示される位置と、第2の外部機器から受信された第2の位置情報を用いて特定される位置と、の間の距離である第1の距離が所定値以上であると判断する場合に、通信機器の設置位置が変更されたことを示す所定情報を出力する。これにより、通信機器の設置位置が変更されたことをユーザに通知することができる。
上記の通信機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信機器と他の装置(例えば、第1の外部機器、第2の外部機器)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 NFC監視処理のフローチャートを示す。 第1実施例のシーケンス図を示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。 図4の続きのシーケンス図を示す。 第3実施例のNFC監視処理のフローチャートを示す。 第3実施例のフラグ監視処理のフローチャートを示す。 第3実施例のシーケンス図を示す。 図8の続きのシーケンス図を示す。 第4実施例の通信システムの概略を示す。 第4実施例のWi-Fi監視処理のフローチャートを示す。 第4実施例のシーケンス図を示す。 図12の続きのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、プリンタ10と、携帯端末200と、管理サーバ500と、を備える。プリンタ10及び携帯端末200は、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)を実行可能である。また、プリンタ10及び携帯端末200は、同じLAN(Local Area Networkの略)に接続されている場合には、当該LANを介して相互に通信可能である。プリンタ10は、インターネット6に接続されている。管理サーバ500は、インターネット6に設置されている。プリンタ10及び管理サーバ500は、インターネット6を介して相互に通信可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち、携帯端末200の周辺装置)である。プリンタ10には、デバイス番号DNが割り当てられている。デバイス番号DNは、プリンタ10が製造される際に、プリンタ10に割り当てられるユニークな文字列である。
プリンタ10は、NFCインタフェース12と、無線LANインタフェース13と、印刷実行部16と、表示部18と、制御部30と、を備える。以下では、インタフェースのことを「I/F」と記載する。
NFCI/F12は、NFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092等の国際標準規格に基づく無線通信方式である。以下では、NFC方式に従った無線接続を「NFC接続」と記載する。
無線LANI/F13は、Wi-Fi(Wi-Fi Allianceの登録商標)方式に従った無線通信(以下では、「Wi-Fi通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fであり、無線LANI/F13を識別するためのMACアドレス「AAA」が割り当てられている。Wi-Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格又はそれに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に従った無線通信方式である。無線LANI/F13は、特に、Wi-Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Directの略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi-Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。以下では、WFD方式に従った無線接続を「WFD接続」と記載する。
プリンタ10は、WFD方式のG/O(Group Ownerの略)状態、CL(Clientの略)状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。プリンタ10がG/O状態で動作する場合には、プリンタ10は、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作すると共に外部装置が子局として動作するWFDネットワークを形成することができる。また、外部装置がG/O状態で動作する場合には、プリンタ10は、CL状態で動作して、当該外部装置によって形成されたWFDネットワークに子局(即ちCL)として参加することができる。デバイス状態は、G/O状態及びCL状態のどちらでもない状態、即ち、プリンタ10が外部装置とのWFD接続を確立していない状態である。
ここで、Wi-Fi通信とNFC通信との間の相違点を説明しておく。Wi-Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11~600Mbps)は、NFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100~424Kbps)よりも速い。また、Wi-Fi通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi-Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFC通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
印刷実行部16は、インクジェット方式の印刷機構である。印刷実行部16には、インクを収容するカートリッジ20が装着される。印刷実行部16は、カートリッジ20内のインクを利用して、印刷を実行する。変形例では、印刷実行部16は、レーザ方式の印刷機構でもよい。この場合、トナーを収容するカートリッジが印刷実行部16に装着される。表示部18は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部18は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)として機能してもよい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。
メモリ34は、現行GPS(Global Positioning Systemの略)情報38を記憶し得る。現行GPS情報38は、NFCI/F12を介して外部機器から受信されたGPS情報である。なお、メモリ34には、受信GPS情報記憶領域40、カウンタ42、及び、監視フラグ44が存在するように図示されているが、これらは後述の第2実施例以降で説明する。
(携帯端末200の構成)
携帯端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話等のユーザ端末である。携帯端末200は、NFCI/F212と、無線LANI/F213と、操作部216と、表示部218と、GPSセンサ220と、制御部230と、を備える。
NFCI/F212は、プリンタ10のNFCI/F12と同様である。無線LANI/F213は、プリンタ10の無線LANI/F13と同様である。操作部216は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部216を操作することによって、様々な指示を携帯端末200に入力することができる。表示部218は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部218は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)としても機能する。GPSセンサ220は、携帯端末200のGPS(Global Positioning Systemの略)情報を取得し、GPS情報を制御部230に出力する。
制御部230は、CPU232と、メモリ234と、を備える。CPU232は、メモリ234に記憶されているプログラム236、238に従って、様々な処理を実行する。OSプログラム236は、携帯端末200の種々の基本的な動作を制御するためのプログラムである。印刷アプリケーション238は、プリンタ10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末200にインストールされる。印刷アプリケーション238は、携帯端末200とプリンタ10との間にWFD接続を確立させたり、携帯端末200とプリンタ10との間で対象データ(例えば印刷データ等)の通信を実行させたりするためのアプリケーションである。以下では、アプリケーションのことを、単に「アプリ」と記載する場合がある。
(管理サーバ500の構成)
管理サーバ500は、プリンタ10に関する情報を収集して管理する。そして、管理サーバ500は、プリンタ10からカートリッジの発送要求を受信すると、カートリッジを発送するサービスを提供する。管理サーバ500は、プリンタ10のベンダによってインターネット6上に設置される。なお、変形例では、管理サーバ500は、当該ベンダとは異なる事業者によって設置されてもよい。
管理サーバ500には、プリンタテーブル510が記憶されている。プリンタテーブル510には、1個以上のプリンタに対応する1個以上のプリンタ情報が記憶される。プリンタ10に対応するプリンタ情報は、デバイス番号DNと、メールアドレスaaと、住所情報XXと、を含む。メールアドレスaaは、携帯端末200のメーラ(図示省略)に設定されている携帯端末200のメールアドレスである。住所情報XXは、プリンタ10が設置されている住所を示す。住所情報XXは、プリンタ10に装着されるべき新たなカートリッジを発送する際に用いられる。
(NFC監視処理;図2)
図2を参照して、プリンタ10のCPU32がプログラム36に従って実行するNFC監視処理について説明する。図2の処理は、プリンタ10の電源がONされると開始される。
S10において、CPU32は、携帯端末200とのNFC接続が確立されることを監視する。ユーザが携帯端末200をプリンタ10に近づけると、携帯端末200のNFCI/F212とプリンタ10のNFCI/F12との間の距離が、NFC接続を確立可能な最大の距離(例えば、10cm)よりも小さくなる。この結果、プリンタ10と携帯端末との間のNFC接続が確立される。CPU32は、NFC接続が確立されたことを示す情報をNFCI/F12から取得する場合に、S10でYESと判断して、S20に進む。
S20において、CPU32は、確立済みのNFC接続を利用して、携帯端末200からGPS情報を受信する。当該GPS情報は、携帯端末200のGPSセンサ220によって取得された情報である。上記の通り、NFC接続を確立可能な最大の距離は比較的小さいため、S20で受信されたGPS情報(以下では「受信GPS情報」と呼ぶ)は、プリンタ10の設置位置を示す位置情報であると言える。
S30において、CPU32は、現行GPS情報38がメモリ34に記憶されているのか否かを判断する。プリンタ10の使用が開始されてから携帯端末200とのNFC接続が一度も確立されていない状況では、携帯端末200からGPS情報が一度も受信されていない。このような状況では、現行GPS情報38がメモリ34に記憶されていない。CPU32は、現行GPS情報38がメモリ34に記憶されていると判断される場合(S30でYES)にはS40へ進み、現行GPS情報38がメモリ34に記憶されていないと判断される場合(S30でNO)にはS90へ進む。
S90において、CPU32は、受信GPS情報を現行GPS情報38としてメモリ34に記憶する。S90が終了すると、S10へ戻る。
S40において、CPU32は、現行GPS情報38によって示される位置と受信GPS情報によって示される位置との間の距離を算出する。GPS情報は、緯度を示す値と経度を示す値とを含む。具体的には、現行GPS情報38に含まれる緯度を示す値(以下、現行緯度値という)をx-、経度を示す値(以下、現行経度値という)をyとし、受信GPS情報に含まれる緯度を示す値(以下、受信緯度値という)をx-、経度を示す値(以下、受信経度値という)をyとし(x-、y、x、yの単位はいずれも「度」)、地球半径をrとしたときに、CPU32は、これら2点間の距離dを、以下の式(1)によって算出する。
Figure 0007031345000001
また、変形例では、CPU32は、現行緯度値と受信緯度値との間の差分である緯度差分値を算出し、現行経度値と受信経度値との間の差分である経度差分値を算出し、現行緯度値と受信緯度値の平均値である緯度平均値を算出する(各値の単位はいずれも「ラジアン」)。そして、CPU32は、緯度差分値と経度差分値と緯度平均値等を用いて、ヒュベニの公式により2点間の距離を算出する。
S50において、CPU32は、S40で算出された距離が所定値以上であるのか否かを判断する。本実施例では、所定値は100mである。CPU32は、距離が所定値以上であると判断する場合(S50でYES)にはS60へ進み、距離が所定値未満であると判断する場合(S50でNO)にはS10に戻る。ここで、S50でYESと判断されることは、引っ越し等によりプリンタ10の設置位置が変更されたことを意味する。
S60において、CPU32は、プリンタ10の設置位置が変更されたことを示す所定情報を管理サーバ500へ送信する。具体的には、所定情報は、プリンタ10のデバイス番号DNと、プリンタ10の設置位置が変更されたことを示すコマンド(例えば文字列)と、を含む。
S70において、CPU32は、現行GPS情報38としてメモリ34に現在記憶されているGPS情報に代えて受信GPS情報をメモリ34に新たに記憶する。これにより、現行GPS情報38が最新のGPS情報に変更される。S70が終了すると、S10へ戻る。
(具体的なケースA;図3)
続いて、図3を参照して、図2の処理によって実現される具体的なケースAについて説明する。図3の初期状態では、プリンタ10のメモリ34には、現行GPS情報38が記憶されていない。プリンタ10は、G/O状態で動作している。また、図3において、プリンタ10と携帯端末200との間の太線矢印、細線矢印は、それぞれ、NFC通信、Wi-Fi通信を示す。
携帯端末200は、T100において、印刷アプリ238を起動させるための操作がユーザによって実行されると、印刷アプリ238を起動する。そして、T102において、印刷操作がユーザによって実行される。印刷操作は、印刷対象の画像を表わすファイルを選択する操作と、印刷アプリ238によって表示される画面上で印刷の実行を示すボタンを選択する操作と、を含む。その後、T104において、ユーザが携帯端末200をプリンタ10に近づけると、T106において、携帯端末200のNFCI/F212とプリンタ10のNFCI/F12との間にNFC接続が確立される(S10でYES)。
携帯端末200は、T106において、NFC接続が確立されると、T108において、NFC接続を利用して、GPS情報G0を含むWFD接続要求をプリンタ10に送信する(S20)。WFD接続要求は、携帯端末200とプリンタ10との間にWFD接続を確立すべきことをプリンタ10に指示するための情報である。GPS情報G0は、緯度を示す値LA0及び経度を示す値LO0を含む。
プリンタ10は、T108において、携帯端末200からWFD接続要求を受信すると、T110において、NFC接続を利用して、MACアドレス「AAA」を携帯端末200に送信する。
T112において、携帯端末200は、Probe要求をブロードキャストによって送信する。Probe要求は、携帯端末200の周囲の親局を検索するための信号である。
プリンタ10は、T112において、携帯端末200からProbe要求を受信すると、T114において、MACアドレス「AAA」を含むProbe応答を携帯端末200に送信する。
携帯端末200は、T110において、プリンタ10からMACアドレス「AAA」を受信済みである。このために、携帯端末200は、T114において、プリンタ10を含む複数個の装置から複数個のProbe応答を受信する場合に、複数個のProbe応答の中から、MACアドレス「AAA」を含むProbe応答を特定することができる。即ち、携帯端末200は、接続対象であるプリンタ10を認識することができる。このために、携帯端末200は、プリンタ10とのWFD接続を確立するための以降の処理(T116)を実行することができる。
T116では、WFD接続処理が実行される。具体的には、プリンタ10は、携帯端末200からMACアドレス「AAA」を含むユニキャストのProbe要求を受信すると、MACアドレス「AAA」を含むProbe応答を携帯端末200に送信する。次いで、プリンタ10は、携帯端末200からProvision Discovery要求を受信すると、Provision Discovery応答を携帯端末200に送信する。その後、プリンタ10は、携帯端末200との接続処理(WSC Exchange、Authentication、Association、4-way Handshake等の通信)を実行する。この結果、T116において、プリンタ10と携帯端末200との間にWFD接続が確立される。即ち、プリンタ10及び携帯端末200が同じ無線LANに所属した状態になる。
携帯端末200は、T116において、プリンタ10とのWFD接続を確立すると、T118において、WFD接続を利用して、T102で選択された画像ファイルを含む印刷データをプリンタ10に送信する。比較的に通信速度が大きいWi-Fi通信を利用して印刷データが送信されるので、印刷データの通信を迅速に完了することができる。
プリンタ10は、T118において、WFD接続を利用して、携帯端末200から印刷データを受信すると、T120において、印刷データを印刷実行部16に供給することによって、印刷データによって表わされる画像の印刷処理を印刷実行部16に実行させる。
また、プリンタ10は、T108でGPS情報G0が受信された際に、現行GPS情報38がメモリ34に記憶されていないと判断し(S30でNO)、T122において、現行GPS情報38としてGPS情報G0をメモリ34に記憶する(S90)。
その後、T116で確立されたWFD接続が切断される。また、T130において、プリンタ10の設置位置が引っ越し等により変更される。
プリンタ10の設置位置が変更された後に、携帯端末200は、T100~T106と同様の処理を実行する。そして、T132において、携帯端末200は、NFC接続を利用して、WFD接続要求をプリンタ10に送信する(S20)。ここで、T130でプリンタ10の設置位置が変更されているため、携帯端末200は、GPS情報G0とは異なるGPS情報G1をGPSセンサ220から取得済みであり、WFD接続要求は、GPS情報G1を含む。GPS情報G1は、緯度を示す値LA1及び経度を示す値LO1を含む。その後、携帯端末200は、T110~T120と同様の処理を実行する。
T142において、プリンタ10は、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置(即ち、(LA0,LO0))と、受信GPS情報であるGPS情報G1によって示される位置(即ち、(LA1,LO1))と、の間の距離を算出し(S40)、当該距離が所定値以上であると判断する(S50でYES)。この場合、T144において、プリンタ10は、プリンタ10のデバイス番号DNと、距離が所定値以上であることを示すコマンドと、を含む所定情報を管理サーバ500に送信する(S60)。そして、T146において、プリンタ10は、現行GPS情報38としてGPS情報G0に代えてGPS情報G1をメモリ34に記憶する(S70)。
管理サーバ500は、T144において、デバイス番号DNを含む所定情報をプリンタ10から受信すると、プリンタテーブル510からデバイス番号DNに対応付けられているメールアドレスaaを抽出する。そして、T148において、管理サーバ500は、当該メールアドレスaaを宛先として含む電子メールを携帯端末200に送信する。当該電子メールでは、プリンタ10の設置位置が変更されたことを示すメッセージと、管理サーバ500内の住所情報XXを変更すべきことを促すメッセージと、が本文に記述されている。
(本実施例の効果)
本実施例によると、プリンタ10は、携帯端末200との間にNFC接続を確立することに応じて(T106)、携帯端末200からGPS情報G0を受信し(T108)、GPS情報G0を現行GPS情報38として記憶する(T122)。その後、引っ越しによりプリンタ10の実際の設置位置が変更された後(T130)に、プリンタ10は、携帯端末200との間にNFC接続が再び確立されたことに応じて、携帯端末200からGPS情報G1を受信する(T132)。この場合、プリンタ10は、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、GPS情報G1によって示される位置と、の間の距離を算出する。そして、プリンタ10は、距離が所定値以上である場合(T142)には、所定情報を管理サーバ500に送信する(T144)。管理サーバ500は、プリンタ10の設置位置が変更されたことを示すメッセージと、管理サーバ500内の住所情報XXを変更すべきことを促すメッセージと、が記述された電子メールを携帯端末200に送信する(T148)。これにより、ユーザは、プリンタ10の設置位置が変更されたこと、及び、管理サーバ500に記憶されているプリンタ10のための住所情報XXを変更すべきこと、を知ることができる。この結果、ユーザは、管理サーバ500内の住所情報XXを変更することができる。このために、新しいカートリッジが変更後の住所情報である適切な宛先に発送される。
(対応関係)
プリンタ10が、「通信機器」の一例である。携帯端末200が、「第1の外部機器」及び「第2の外部機器」の一例である。GPS情報G0、GPS情報G1が、それぞれ、「第1の位置情報」、「第2の位置情報」の一例である。T108のWFD接続要求が、「第1の要求」の一例である。T116のWFD接続処理が、「所定処理」の一例である。T132のWFD接続要求が、「第2の要求」の一例である。NFCI/F12、無線LANI/F13が、それぞれ、「第1の無線通信インタフェース」、「第2の無線通信インタフェース」の一例である。
図2のS20、S90、S20、S40、S50、S60が、それぞれ、「第1の受信部」、「第1の記憶制御部」、「第2の受信部」、「算出部」、「第1の判断部」、「出力部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、図1に示すように、プリンタ10のメモリ34は、さらに、カウンタ42を記憶する。カウンタ42は、初期値が「0」であり、図2のS50でYESと判断された回数をカウントする。本実施例では、CPU32は、S50でYESと判断された回数が所定回数に達した場合に、所定情報を管理サーバ500へ送信する。
(NFC監視処理;図2)
図2のS10~S50及びS90は、第1実施例と同様である。CPU32は、S50でYESと判断する場合に、S100において、カウンタ42をカウントアップする。そして、CPU32は、S110において、カウンタ42の値が「2」であるのか否かを判断する。CPU32は、カウンタ42の値が「2」であると判断される場合(S110でYES)にはS120へ進み、カウンタ42の値が「2」未満であると判断される場合(S110でNO)にはS10へ戻る。
S120は、第1実施例のS60と同様である。次いで、S130において、CPU32は、現行GPS情報38としてメモリ34に現在記憶されているGPS情報に代えて受信GPS情報をメモリ34に新たに記憶する。ここで新たに記憶される受信GPS情報は、カウント数が「2」に達した際の受信GPS情報である。即ち、最新の受信GPS情報が現行GPS情報38として記憶される。そして、S140において、CPU32は、カウンタ42の値を「0」にリセットしてS10へ戻る。
一方、CPU32は、S50でNOと判断する場合に、S150において、カウンタ42の値を「0」にリセットしてS10へ戻る。即ち、カウンタ42の値が「2」に達する前に(例えばカウンタ42の値が「1」の状態で)、距離が所定値未満であると判断された場合には、CPU32は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。
(具体的なケースB;図4)
続いて、図4を参照して、図2の処理によって実現される具体的なケースBについて説明する。図4の初期状態では、プリンタ10のメモリ34には、現行GPS情報38として、GPS情報G0が記憶されている。即ち、図4の初期状態では、図3に示す第1実施例のケースAにおけるT100~T122の処理を実行済みである。後述する第3実施例及び第4実施例の具体的なケースの説明においても同様である。また、カウンタ42の値は「0」である。
図4のT200~T206は、図3のT100~T106と同様である。T208は、図3のT132と同様である。ただし、T208では、以下の(a)又は(b)の状況を想定している。(a)プリンタ10の設置位置が変更されたことに起因して、現行GPS情報38であるGPS情報G0とGPS情報G1とが異なる状況。(b)プリンタ10の設置位置は変更されていないが、GPSセンサ220によって取得されたGPS情報G1が大きな誤差を含むことに起因して、現行GPS情報38であるGPS情報G0とGPS情報G1とが異なる状況。
T210~T220は、図3のT110~T120と同様である。T222において、プリンタ10は、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、受信GPS情報であるGPS情報G1によって示される位置と、の間の距離を算出し、当該距離が所定値以上であると判断する(S50でYES)。この場合、プリンタ10は、T224において、カウンタ42の値を「0」から「1」にカウントアップする(S100)。この段階では、プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。
(ケースB1;図5)
続いて、図5を参照して、図4の続きの2つのケースB1、B2を説明する。ケースB1は、上記(a)の状況、即ち、プリンタ10の設置位置が変更された状況である。
携帯端末200は、図4のT200~T206と同様の処理を実行する。そして、T228において、携帯端末200は、NFC接続を利用して、WFD接続要求をプリンタ10に送信する(S20)。ケースB1は、プリンタ10の設置位置が変更された状況である。したがって、携帯端末200は、図4のT208で受信されたGPS情報G1と同じGPS情報G1をGPSセンサ220から取得済みであり、T228のWFD接続要求は、GPS情報G1を含む。その後、携帯端末200は、T210~T220と同様の処理を実行する。
T230において、プリンタ10は、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、受信GPS情報であるGPS情報G1によって示される位置と、の間の距離を算出し、当該距離が所定値以上であると判断する(S50でYES)。この場合、T232において、プリンタ10は、カウンタ42の値を「1」から「2」にカウントアップする(S100)。プリンタ10は、カウンタ42の値が「2」に達したと判断し(S110でYES)、T234において、所定情報を管理サーバ500に送信する(S120)。そして、プリンタ10は、T236において、現行GPS情報38としてGPS情報G0に代えて最新のGPS情報G1をメモリ34に記憶し(S130)、T238において、カウンタ42の値を「0」にリセットする(S140)。その後のT238の処理は、図3のT148と同様である。
(ケースB2;図5)
ケースB2は、上記(b)の状況、即ち、プリンタ10の設置位置が変更されていない状況である。携帯端末200は、図4のT200~T206と同様の処理を実行する。そして、携帯端末200は、T250において、NFC接続を利用して、WFD接続要求をプリンタ10に送信する(S20)。ケースB2は、プリンタ10の設置位置が変更されていない状況である。したがって、携帯端末200は、GPS情報G0をGPSセンサ220から取得済みであり、T250のWFD接続要求は、GPS情報G0を含む。その後、携帯端末200は、T210~T220と同様の処理を実行する。
T252において、プリンタ10は、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、受信GPS情報であるGPS情報G0によって示される位置と、の間の距離を算出し、当該距離が所定値未満であると判断する(S50でNO)。この場合、プリンタ10は、T254において、カウンタ42の値を「0」にリセットする(S150)。この場合、プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。
(本実施例の効果)
GPSセンサ220によって取得されるGPS情報が大きな誤差を含み得る。このような事象が起こり得ることを考慮して、本実施例では、プリンタ10は、距離が所定値以上であると1回だけ判断しても(T222)、所定情報を管理サーバ500に送信しない。そして、プリンタ10は、距離が所定値以上であると2回連続して判断される場合(T230)には、プリンタ10の設置位置が変更されたと判断して、所定情報を管理サーバ500に送信する(T234)。これにより、ケースB2で説明したように、大きな誤差を含むGPS情報を受信する状況において、所定情報を管理サーバ500に送信してしまうことを抑制することができる。したがって、誤った情報がユーザに通知されることを抑制することができる。本実施例では、T228で受信されるGPS情報G1、及び、T250で受信されるGPS情報G0が、「第2の位置情報」の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、図1に示すように、メモリ34は、さらに、受信GPS情報記憶領域40を備えると共に、監視フラグ44を記憶する。受信GPS情報記憶領域40(以下では、単に「領域40」という)は、受信GPS情報を累積的に記憶し、さらに、領域40内に最初にGPS情報が記憶された日時を記憶する。監視フラグ44は、領域40に1個以上のGPS情報が記憶されていることを示す「ON」と、領域40に1個のGPS情報も記憶されていないことを意味する「OFF」と、のどちらかの値を示す。本実施例では、図2のNFC監視処理に代えて図6のNFC監視処理が実行されるとともに、図7のフラグ監視処理が実行される。
(NFC監視処理;図6)
図6を参照して、本実施例のNFC監視処理について説明する。S200~S220は、図2のS10~S30と同様である。CPU32は、S220でYESと判断する場合にはS225へ進み、S220でNOと判断する場合にはS270へ進む。S270は、図2のS90と同様であり、S270が終了すると、S200へ戻る。
S225において、CPU32は、受信GPS情報を領域40に記憶する。そして、S230において、CPU32は、監視フラグ44が「ON」であるのか否かを判断する。CPU32は、監視フラグ44が「ON」であると判断する場合(S230でYES)にはS200へ戻り、監視フラグ44が「OFF」であると判断する場合(S230でNO)にはS240へ進む。
S240において、CPU32は、現在日時を領域40に記憶する。そして、S250において、CPU32は、監視フラグ44を「OFF」から「ON」に変更し、S200へ戻る。
(フラグ監視処理;図7)
続いて、図7を参照して、本実施例のフラグ監視処理について説明する。本実施例では、CPU32は、図6の処理と並行して、図7の処理を実行する。S300において、CPU32は、監視フラグ44が「ON」であるのか否かを判断する。CPU32は、監視フラグ44が「ON」であると判断する場合(S300でYES)にはS310へ進む。
S310において、CPU32は、領域40に記憶された日時から所定期間(例えば1日)が経過したのか否かを判断する。CPU32は、所定期間が経過したと判断する場合(S310でYES)にはS320へ進み、所定期間が経過していないと判断する場合(S310でNO)にはS300へ戻る。
S320において、CPU32は、領域40に2個以上の受信GPS情報が記憶されている場合には、2個以上の受信GPS情報の平均値を算出する。なお、CPU32は、領域40に1個の受信GPS情報しか記憶されていない場合には、当該受信GPS情報そのものを平均値として扱う。
S325において、CPU32は、現行GPS情報38によって示される位置と、S320で算出された平均値によって示される位置と、の間の距離を算出する。
S330において、CPU32は、S325で算出された距離が所定値以上であるのか否かを判断する。CPU32は、距離が所定値以上であると判断する場合(S330でYES)にはS340へ進み、距離が所定値未満であると判断する場合(S330でNO)にはS360へ進む。
S340は、図2のS60と同様である。S350において、CPU32は、現行GPS情報38としてメモリ34に現在記憶されているGPS情報に代えてS320で算出された平均値をメモリ34に新たに記憶する。これにより、現行GPS情報38が最新のGPS情報に変更される。
S360において、CPU32は、領域40をリセットする。即ち、CPU32は、領域40に記憶されている各受信GPS情報及び日時を削除する。そして、S370において、CPU32は、監視フラグ44を「ON」から「OFF」に変更する。S370が終了すると、S300へ戻る。
(具体的なケースC;図8)
続いて、図8を参照して、図6及び図7の処理によって実現される具体的なケースCについて説明する。図8の初期状態では、監視フラグ44は「OFF」を示す。
図8のT300~T306は、図3のT100~T106と同様である。T308は、図3のT132と同様である。T310~T320は、図3のT110~T120と同様である。T322において、プリンタ10は、T308で受信されたGPS情報G1を受信GPS情報として領域40に記憶する(S225)。そして、T324おいて、プリンタ10は、現在日時「2018/1/10/10:00」を領域40に記憶する(S240)。また、T326において、プリンタ10は、監視フラグ44を「OFF」から「ON」に変更する(S250)。この段階では、プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。
その後、携帯端末200は、T300~T306と同様の処理を実行する。そして、T332において、携帯端末200は、NFC接続を利用して、GPS情報G2を含むWFD接続要求をプリンタ10に送信する。GPS情報G2は、緯度を示す値LA2及び経度を示す値LO2を含む。次いで、携帯端末200は、T310~T320と同様の処理を実行する。
T334において、プリンタ10は、T332で受信されたGPS情報G2を受信GPS情報として領域40に記憶する(S225)監視フラグ44が「ON」であるので(T322)、プリンタ10は、現在日時を領域40に記憶しない(S230でYES)。この段階では、プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。
(ケースC1;図9)
続いて、図9を参照して、図8の続きの2つのケースC1、C2を説明する。ケースC1、C2は、それぞれ、所定情報が管理サーバ500に送信されるケース、送信されないケースである。
プリンタ10は、T350において、領域40内の日時(即ち、2018/1/10/10:00)から1日後の2018/1/11/10:00が到来すると、所定期間が経過したと判断する(S310でYES)。この場合、プリンタ10は、T352において、領域40に記憶されている2個の受信GPS情報G1、G2の平均値を算出する(S320)。そして、プリンタ10は、T354において、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、平均値によって示される位置と、の間の距離が所定値以上であると判断する(S330でYES)。この場合、プリンタ10は、T356において、所定情報を管理サーバ500に送信する(S340)。そして、プリンタ10は、T358において、現行GPS情報38としてGPS情報G0に代えてT352で算出された平均値をメモリ34に記憶し(S350)、T360において、領域40をリセットする(S360)。また、プリンタ10は、T362において、監視フラグ44を「ON」から「OFF」に変更する(S370)。その後のT364の処理は、図3のT148と同様である。
(ケースC2;図9)
T370及びT372は、T350及びT352と同様である。プリンタ10は、T374において、現行GPS情報38であるGPS情報G0によって示される位置と、平均値によって示される位置と、の間の距離が所定値未満であると判断する(S330でNO)。このため、プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しない。その後のT376及びT378の処理は、T360及びT362の処理と同様である。
(本実施例の効果)
本実施例では、プリンタ10は、受信GPS情報が最初に記憶された日時から所定期間が経過したことが判断される場合(T350、T370)に、複数個の受信GPS情報の平均値を用いて、プリンタ10の設置位置が変更されたのか否かが判断される(S354、T374)。これにより、受信GPS情報が誤差を含むことに起因して誤った判断をしてしまうことを抑制することができる。即ち、実際にはプリンタ10の設置位置が変更されていないにも関わらず、プリンタ10の設置位置が変更されたと判断してしまうこと、及び、実際にはプリンタ10の設置位置が変更されているにも関わらず、プリンタ10の設置位置が変更されていないと判断してしまうことを抑制することができる。本実施例では、複数個の受信GPS情報の平均値によって示される位置が、「第2の位置情報を用いて特定される位置」の一例であり、携帯端末200、GPS情報G2が、それぞれ「第3の外部機器」、「第3の位置情報」の一例である。
(第4実施例)
本実施例の通信システム3は、図10に示すように、図1の通信システム2に加えて、携帯端末300、400と、AP(Access Pointの略)92、94と、をさらに備える。携帯端末300は、無線LANI/F313を備え、携帯端末200と同様の構成を備える。携帯端末400は、無線LANI/F413を備え、携帯端末200と同様の構成を備える。
プリンタ10と携帯端末300とは、AP92とのWi-Fi接続を確立することによって、第1のネットワークに所属している。携帯端末400は、AP94とのWi-Fi接続を確立することによって、第1のネットワークとは異なる第2のネットワークに所属している。
第1のネットワークに所属する機器には、「192.168.1.0~100」の範囲内のIPアドレスが割り当てられる。プリンタ10には、IPアドレス「192.168.1.1」が割り当てられている。携帯端末300には、IPアドレス「192.168.1.2」が割り当てられている。第2のネットワークに所属する機器には、「192.168.2.0~50」の範囲内のIPアドレスが割り当てられる。携帯端末400には、IPアドレス「192.168.2.1」が割り当てられている。
第1のネットワークでは、サブネットマスク「255.255.255.0」が利用される。従って、第1のネットワークに所属する機器に割り当てられるIPアドレス「192.168.1.0~100」のうち、最初の24ビット(即ち、「192.168.1」の部分)が、第1のネットワークのネットワークアドレスであり、最後の8ビットが、ホストアドレスである。第2のネットワークアドレスで利用されるサブネットマスク「255.255.255.0」についても同様である。即ち、「192.168.2」の部分が第2のネットワークのネットワークアドレスである。
プリンタ10は、第3実施例と同様に、領域40を備える。また、本実施例では、図2のNFC監視処理と並行して、図11のWi-Fi監視処理が実行される。
(Wi-Fi監視処理;図11)
図11を参照して、プリンタ10のCPU32がプログラム36に従って実行するWi-Fi監視処理について説明する。図11の処理は、プリンタ10の電源がONされると開始され、CPU32は、図11の処理を繰り返し実行する。
S400において、CPU32は、外部機器(例えば、携帯端末300、400)から印刷指示を受信することを監視する。印刷指示は、印刷データによって表わされる画像の印刷処理をプリンタ10に実行させるための指示である。具体的には、S400では、CPU32は、無線LANI/F13を介して(即ちAP92を介して)印刷指示を受信することを監視する。CPU32は、外部機器から印刷指示を受信する場合(S400でYES)にはS410へ進み、外部機器から印刷指示を受信しない場合(S400でNO)にはS470へ進む。以下では、印刷指示の送信元の外部機器を「特定機器」と呼ぶ。
S410において、CPU32は、印刷指示とともに、無線LANI/F13を介して(即ちAP92を介して)GPS情報を特定機器から受信する。
S420において、CPU32は、特定機器がプリンタ10と同一ネットワークに所属しているのか否かを判断する。特定機器から受信される印刷指示は、当該特定機器に割り当てられているIPアドレス(以下、「特定IPアドレス」という)を含む。CPU32は、プリンタ10に割り当てられているIPアドレスのネットワークアドレスと、特定IPアドレスのネットワークアドレスと、が一致するのか否かを判断し、各ネットワークアドレスが一致する場合にS410でYESと判断し、S425へ進む。CPU32は、特定機器がプリンタ10と同一ネットワークに所属していないと判断される場合(S410でNO)にはS470へ進む。
S425及びS430は、図2のS40及びS50と同様である。CPU32は、S430でYESと判断する場合にはS435へ進み、S430でNOと判断する場合には、S520へ進む。
S435において、CPU32は、受信GPS情報を領域40に記憶する。そして、S440において、CPU32は、領域40に日時が記憶されているのか否かを判断する。CPU32は、日時が記憶されていると判断する場合(S440でYES)にはS470へ進み、日時が記憶されていないと判断する場合(S440でNO)にはS450へ進む。S450において、CPU32は、現在日時を領域40に記憶する。
S470において、CPU32は、領域40に受信GPS情報が記憶されているのか否かを判断する。CPU32は、領域40に受信GPS情報が記憶されていると判断する場合(S470でYES)にはS480へ進み、領域40に受信GPS情報が記憶されていないと判断する場合(S470でNO)にはS400へ戻る。
S480において、CPU32は、領域40に記憶された日時から所定期間(例えば1日)が経過したのか否かを判断する。CPU32は、所定期間が経過したと判断する場合(S480でYES)にはS490へ進み、所定期間が経過していないと判断する場合(S480でNO)にはS400へ戻る。
S490及びS500は、図2のS60及びS70と同様である。S510において、CPU32は、領域40をリセットして、S400へ戻る。
一方、CPU32は、S430でNOと判断する場合には、S520において、領域40に受信GPS情報が記憶されている場合には領域40をリセットする。即ち、CPU32は、受信GPS情報及び日時を削除する。S520において領域40に受信GPS情報が記憶されている場合とは、CPU32が特定機器から印刷指示を受信(S400でYES)してS435の処理を実行(即ち、受信GPS情報を記憶)した後、S470及びS480を繰り返し実行して所定期間の経過を待機している間に、別の特定機器から印刷指示を受信(S400でYES)してS430でNOと判断された場合である。S520が終了すると、S400へ戻る。CPU32は、領域40に受信GPS情報が記憶されていない場合には、S520をスキップしてS400へ戻る。
(NFC監視処理;図2)
続いて、図2を参照して、本実施例のNFC監視処理について説明する。本実施例では、CPU32は、S50でNOと判断した場合、及び、S70の処理を実行した場合に、S80の処理をさらに実行する。S80は、図11のS520と同様である。S80が終了すると、S10へ戻る。
図11のWi-Fi監視処理と図2のNFC監視処理との関係について説明しておく。CPU32は、図11のS470及びS480を繰り返し実行して所定期間の経過を待機している間に、図2のS80の処理を実行した場合に、S470でNOと判断する。即ち、CPU32は、所定期間の経過を待機している間(S480でNO)に、プリンタ10と携帯端末200との間にNFC接続が確立されると(S10でYES)、領域40をリセットする(S80)。この結果、領域40に記憶されていた受信GPS情報等が削除されるので、S470でNOと判断され、S490が実行されない。
(具体的なケースD;図12)
続いて、図12を参照して、図2及び図11の処理によって実現される具体的なケースDについて説明する。ケースDでは、プリンタ10は、第1のネットワークに所属する携帯端末300と、第2のネットワークに所属する携帯端末400と、のそれぞれから印刷指示を受信する。
T400、T402において、携帯端末300は、AP92を介して印刷指示をプリンタ10に送信する(S400でYES)。より詳細には、印刷指示は、T400において、印刷処理を実行すべき印刷データと、携帯端末300のIPアドレス「192.168.1.2」と、携帯端末300のGPSセンサ(図示省略)によって取得済みのGPS情報G1と、を含む。
T404は、図3のT120と同様である。その後、T406において、プリンタ10は、プリンタ10のネットワークアドレス「192.168.1」と、携帯端末300のIPアドレスのネットワークアドレス「192.168.1」と、が同一である、即ち、携帯端末300がプリンタ10と同一ネットワークに所属していると判断する(S420でYES)。この場合、プリンタ10は、GPS情報G0によって示される位置と、GPS情報G1によって示される位置と、の間の距離を算出し(S425)、T407において、当該距離が所定値以上であると判断する(S430でYES)。T408及びT410は、図8のT322及びT324と同様である。
一方、携帯端末400は、T412、T414、T416において、AP94、AP92を介して印刷指示をプリンタ10に送信する(S400でYES)。印刷指示は、印刷処理を実行すべき印刷データと、携帯端末400のIPアドレス「192.168.2.1」と、携帯端末400のGPSセンサによって取得済みのGPS情報G2と、を含む。
T418は、T120と同様である。その後、T420において、プリンタ10は、プリンタ10のネットワークアドレス「192.168.1」と、携帯端末400のIPアドレスのネットワークアドレス「192.168.2」と、が異なる、即ち、携帯端末400がプリンタ10と同一ネットワークに所属していないと判断する(S420でNO)。この場合、プリンタ10は、T407~T410と同様の処理を実行しない。
(ケースD1;図13)
続いて、図13を参照して、図12の続きの2つのケースD1、D2を説明する。ケースD1、D2は、それぞれ、NFC接続が確立されないケース、NFC接続が確立されるケースである。
ケースD1では、プリンタ10は、T430において、領域40内の日時(即ち、2018/1/10/10:00)から1日後の2018/1/11/10:00が到来すると、所定期間が経過したと判断する(S480でYES)。この場合、プリンタ10は、T432において、所定情報を管理サーバ500に送信する(S490)。そして、プリンタ10は、T434において、現行GPS情報38としてGPS情報G0に代えてGPS情報G1をメモリ34に記憶し(S500)、T436において、領域40をリセットする(S510)。その後のT438の処理は、図3のT148と同様である。
(ケースD2;図13)
ケースD2では、プリンタ10と携帯端末200との間にNFC接続が確立される。即ち、携帯端末200は、所定期間が経過する前に、図3のT100~T106と同様の処理を実行する。そして、携帯端末200は、T450において、NFC接続を利用して、GPSセンサ220から取得済みであるGPS情報G4を含むWFD接続要求をプリンタ10に送信する(S20)。その後、携帯端末200は、図3のT110~T120と同様の処理を実行する。
T452において、プリンタ10は、GPS情報G0によって示される位置と、GPS情報G4によって示される位置と、の間の距離を算出し(S40)、当該距離が所定値以上であると判断する(S50でYES)。この場合、プリンタ10は、T454において、所定情報を管理サーバ500に送信する(S60)。そして、T456において、プリンタ10は、現行GPS情報38としてGPS情報G0に代えてGPS情報G4をメモリ34に記憶し(S70)、T458において、領域40をリセットする(S80)。その後のT460の処理は、T438と同様である。
(本実施例の効果)
本実施例では、プリンタ10は、プリンタ10と同一ネットワークに所属する携帯端末300からWi-Fi接続を利用して印刷指示を受信する場合(T400、T402)には図11のS425以降の処理を実行するが、プリンタ10と同一ネットワークに所属しない携帯端末400からWi-Fi接続を利用して印刷指示を受信する場合(T412、T414、T416)にはS425以降の処理を実行しない。即ち、プリンタ10は、プリンタ10と同一ネットワークに所属する携帯端末300、即ち、比較的近距離に存在する携帯端末300から受信されるGPS情報を利用して、プリンタ10の設置位置が変更されたのか否かを判断する。この結果、プリンタ10は、誤った判断をしてしまうことを抑制することができる。
また、プリンタ10は、Wi-Fi接続を利用してGPS情報を受信し(T400、T402)、かつ、距離が所定値以上であると判断しても(T407)、所定情報を管理サーバ500にすぐに送信しない。そして、ケースD2で説明したように、所定情報の送信を待機している状況で、NFC接続を利用してGPS情報を受信する場合(T450)には、当該GPS情報を利用して、プリンタ10の設置位置が変更されたのか否かを判断する(T452)。このように、プリンタ10は、所定情報の送信を待機している状態において、より近距離の無線接続であるNFC接続を利用して受信されたGPS情報を利用するので、プリンタ10の設置位置が変更されたのか否かの判断を正確に実行することができる。この結果、プリンタ10は、誤った判断をしてしまうことを抑制することができる。
本実施例では、印刷処理、印刷指示が、それぞれ、「所定処理」、「第2の要求」の一例である。T450及びT452の処理が、「第1の無線通信インタフェースを介して、第2の外部機器から第2の位置情報が受信され、かつ、第1の距離が所定値以上であると判断される場合」の一例である。T400、T402、T407の処理が、「第2の無線通信インタフェースを介して、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報が受信され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合」の一例である。携帯端末200、T450で受信されるGPS情報G4が、それぞれ、「第4の外部機器」、「第4の位置情報」の一例である。T407で算出される距離、T452で算出される距離が、それぞれ、「第1の距離」、「第2の距離」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)プリンタ10は、NFC接続及びWi-Fi接続を利用せずに、WFD接続又はBlueTooth(登録商標)接続を利用して、携帯端末200からGPS情報を受信してもよい。また、プリンタ10は、ウェブサーバ機能を備えてもよく、携帯端末200がプリンタ10のウェブサーバにアクセスする際に、携帯端末200からGPS情報を受信してもよい。一般的に言うと、「第1(又は第2)の受信部」が第1(又は第2)の位置情報を受信する手法は特に限定されない。
(変形例2)上述した各実施例では、「所定情報」は、プリンタ10のデバイス番号DNと、プリンタ10の設置位置が変更されたことを示すコマンドを含むが、デバイス番号DNとコマンドに加えて、受信GPS情報に含まれる緯度及び経度の値を含んでもよい。
(変形例3)上述した第3実施例では、CPU32は、図7のS320において、複数個の受信GPS情報の平均値を算出して用いたが、最初に受信されたGPS情報を用いてもよいし、最後に受信されたGPS情報を用いてもよい。本変形例では、最初に受信されたGPS情報、又は、最後に受信されたGPS情報が、「第2の位置情報」の一例である。
(変形例4)プリンタ10は、所定情報を管理サーバ500に送信しなくてもよく、所定情報を含む電子メールをユーザのメールアドレスに送信してもよいし、所定情報を表示部18に表示してもよいし、所定情報の印刷を印刷実行部16に実行させてもよい。一般的に言うと、「出力部」は、所定情報を通信機器の外部に出力すればよい。
(変形例5)上記の各実施例では、図2~図13の各処理がソフトウェア(即ちプログラム36等)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、3:通信システム、6:インターネット、10:プリンタ、12:NFCI/F、13:無線LANI/F、16:印刷実行部、18:表示部、20:カートリッジ、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:現行GPS情報、40:受信GPS情報記憶領域、42:カウンタ、44:監視フラグ、200:携帯端末、213:無線LANI/F、216:操作部、218:表示部、220:GPSセンサ、230:制御部、232:CPU、234:メモリ、300:携帯端末、400:携帯端末、500:管理サーバ

Claims (6)

  1. 通信機器であって、
    第1の無線通信インタフェースと、
    第2の無線通信インタフェースであって、前記第1の無線通信インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第2の無線通信インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線通信インタフェースと、
    第1の外部機器から、前記第1の外部機器がGPS(Global Positioning Systemの略)を利用して取得した第1の位置情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記第1の位置情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、
    前記第1の位置情報が前記メモリに記憶された後に、第2の外部機器から、前記第2の外部機器が前記GPSを利用して取得した第2の位置情報を受信する第2の受信部と、
    前記第2の位置情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の位置情報によって示される位置と、受信済みの前記第2の位置情報を用いて特定される位置と、の間の距離である第1の距離を算出する算出部と、
    算出済みの前記第1の距離が所定値以上であるのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記通信機器の設置位置が変更されたことを示す所定情報を出力する出力部であって、前記第1の距離が前記所定値未満であると判断される場合に、前記所定情報は出力されない、前記出力部と、
    を備え
    前記出力部は、
    前記第1の無線通信インタフェースを介して、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報が受信され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、所定期間が経過する前に、前記所定情報を出力し、
    前記第2の無線通信インタフェースを介して、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報が受信され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、所定期間が経過するまで前記所定情報の出力を待機し、
    前記所定情報の出力を待機している間に、前記第1の無線通信インタフェースを介して位置情報が受信されることなく、前記所定期間が経過する場合に、前記所定情報を出力し、
    前記算出部は、さらに、前記所定情報の出力を待機している間に、前記第1の無線通信インタフェースを介して、第4の外部機器から、前記第4の外部機器が前記GPSを利用して取得した第4の位置情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の位置情報によって示される位置と、受信済みの前記第4の位置情報によって示される位置と、の間の距離である第2の距離を算出し、
    前記第1の判断部は、さらに、算出済みの前記第2の距離が前記所定値以上であるのか否かを判断し、
    前記出力部は、前記第2の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記所定期間が経過する前に、前記所定情報を出力し、
    前記第2の距離が前記所定値以上でないと判断される場合に、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断されたにも関わらず、前記所定情報は出力されない、通信機器。
  2. 前記第1の受信部は、前記第1の外部機器から、前記第1の位置情報を含む第1の要求であって、所定処理の実行を前記通信機器に要求するための前記第1の要求を受信することによって、前記第1の外部機器から前記第1の位置情報を受信し、
    前記第2の受信部は、前記第2の外部機器から、前記第2の位置情報を含む第2の要求であって、前記所定処理の実行を前記通信機器に要求するための前記第2の要求を受信することによって、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報を受信する、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記通信機器は、さらに、
    前記第2の位置情報が受信される場合に、前記通信機器と前記第2の外部機器とが同一の無線ネットワークに所属しているのか否かを判断する第2の判断部を備え、
    前記出力部は、前記通信機器と前記第2の外部機器とが同一の無線ネットワークに所属していると判断され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記所定情報を出力し、
    前記通信機器と前記第2の外部機器とが同一の無線ネットワークに所属していないと判断される場合に、前記所定情報は出力されない、請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. 前記第1の距離は、前記第1の位置情報によって示される位置と、前記第2の位置情報によって示される位置と、の間の距離である、請求項1からのいずれか一項に記載の通信機器。
  5. 前記通信機器は、さらに、
    前記第2の位置情報が受信された後に、第3の外部機器から、前記第3の外部機器が前記GPSを利用して取得した第3の位置情報を受信する第3の受信部を備え、
    前記算出部は、前記第2の位置情報と前記第3の位置情報とが受信される場合に、前記第2の位置情報と前記第3の位置情報とを含む複数個の位置情報の平均値を算出し、
    前記第1の距離は、前記第1の位置情報によって示される位置と前記平均値によって示される位置との間の距離である、請求項1からのいずれか一項に記載の通信機器。
  6. 第1の無線通信インタフェースと、第2の無線通信インタフェースであって、前記第1の無線通信インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第2の無線通信インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線通信インタフェースと、を備える通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器のコンピュータを、
    第1の外部機器から、前記第1の外部機器がGPS(Global Positioning Systemの略)を利用して取得した第1の位置情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記第1の位置情報をメモリに記憶する第1の記憶制御部と、
    前記第1の位置情報が前記メモリに記憶された後に、第2の外部機器から、前記第2の外部機器が前記GPSを利用して取得した第2の位置情報を受信する第2の受信部と、
    前記第2の位置情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の位置情報によって示される位置と、受信済みの前記第2の位置情報を用いて特定される位置と、の間の距離である第1の距離を算出する算出部と、
    算出済みの前記第1の距離が所定値以上であるのか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記通信機器の設置位置が変更されたことを示す所定情報を出力する出力部であって、前記第1の距離が前記所定値未満であると判断される場合に、前記所定情報は出力されない、前記出力部と、
    して機能させ
    前記出力部は、
    前記第1の無線通信インタフェースを介して、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報が受信され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、所定期間が経過する前に、前記所定情報を出力し、
    前記第2の無線通信インタフェースを介して、前記第2の外部機器から前記第2の位置情報が受信され、かつ、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、所定期間が経過するまで前記所定情報の出力を待機し、
    前記所定情報の出力を待機している間に、前記第1の無線通信インタフェースを介して位置情報が受信されることなく、前記所定期間が経過する場合に、前記所定情報を出力し、
    前記算出部は、さらに、前記所定情報の出力を待機している間に、前記第1の無線通信インタフェースを介して、第4の外部機器から、前記第4の外部機器が前記GPSを利用して取得した第4の位置情報が受信される場合に、前記メモリ内の前記第1の位置情報によって示される位置と、受信済みの前記第4の位置情報によって示される位置と、の間の距離である第2の距離を算出し、
    前記第1の判断部は、さらに、算出済みの前記第2の距離が前記所定値以上であるのか否かを判断し、
    前記出力部は、前記第2の距離が前記所定値以上であると判断される場合に、前記所定期間が経過する前に、前記所定情報を出力し、
    前記第2の距離が前記所定値以上でないと判断される場合に、前記第1の距離が前記所定値以上であると判断されたにも関わらず、前記所定情報は出力されない、コンピュータプログラム。
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