JP2019176420A - 通信装置及び端末装置のためのアプリケーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置との無線接続を確立可能であることを示す信号を取扱い不可能な通信装置及び端末装置であっても、通信装置と端末装置との無線接続を適切に確立することができる技術を提供する。【解決手段】通信装置と外部装置との間に第2の無線インターフェースを介したM個の無線接続が確立されており、かつ、無線接続の数Mが上限数に達している状況において、通信装置の第1の無線インターフェースは、第1の端末装置との第1の通信リンクを確立する場合に、第1の通信リンクを利用して、第1の予測時間情報を第1の端末装置に送信する。通信装置の制御部は、M個の無線接続のうちの対象の無線接続が切断され、かつ、第1の予測時間情報に基づくタイミングで第1の端末装置から送信される第1の接続要求が第2の無線インターフェースを介して受信される場合に、第1の端末装置との間に第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を確立する。【選択図】図3

Description

本明細書では、外部装置との間に無線接続を確立する通信装置及び当該通信装置との間に無線接続を確立する端末装置に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の技術では、プリンタが同時的に確立可能な無線接続の数(即ち接続数)に上限が存在する。プリンタは、接続数が上限数に達している状況において、NFCI/Fを介して、特定の端末からNFC要求を受信すると、NFC要求に含まれる特定の端末のMACアドレスをメモリに記憶する。そして、プリンタは、ある端末との無線接続が切断された後に、メモリ内のMACアドレスを含むInvitation Requestを特定の端末に送信する。これにより、特定の端末とプリンタとの間に無線接続が確立される。
特開2015−70457号公報
上記の技術では、プリンタは、ある端末との無線接続が切断された後に、プリンタとの無線接続を確立可能であることを示す信号であるInvitation Requestを特定の端末に送信する。しかしながら、この種の信号を送信不可能なプリンタが存在し得ること、及び、この種の信号を受信しても当該信号を解釈不可能な端末が存在し得ることについて、何ら想定されていない。
本明細書では、無線接続を確立可能であることを示す信号(例えば上記のInvitation Request)が通信装置から端末装置に送信されなくても、通信装置と端末装置との間に無線接続を適切に確立することができる技術を提供する。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の無線インターフェースと、前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、制御部と、を備え、前記第1の無線インターフェースは、前記通信装置とM個(前記Mは1以上の整数)の外部装置との間に前記第2の無線インターフェースを介したM個の無線接続が確立されており、かつ、前記通信装置が現在確立している無線接続の数Mが上限数に達している状況において、第1の端末装置との第1の通信リンクを確立する場合に、前記第1の通信リンクを利用して、第1の予測時間情報を前記第1の端末装置に送信し、前記第1の予測時間情報は、前記通信装置と前記第1の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間である第1の予測時間を示し、前記制御部は、前記M個の無線接続のうちの対象の無線接続が切断され、かつ、前記第1の予測時間情報に基づくタイミングで前記第1の端末装置から送信される第1の接続要求が前記第2の無線インターフェースを介して受信される場合に、前記通信装置と前記第1の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した前記第1の無線接続を確立する第1の確立部を備える。
このような構成によれば、通信装置は、通信装置が現在確立している無線接続の数Mが上限数に達している状況において、第1の通信リンクが第1の端末装置と確立される場合に、第1の通信リンクを利用して、第1の予測時間情報を第1の端末装置に送信する。この結果、第1の端末装置は、通信装置と第1の端末装置との間に第1の無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を知ることができ、第1の予測時間情報に基づくタイミングで接続要求を通信装置に送信することができる。このために、通信装置は、対象の無線接続が切断され、かつ、第1の端末装置から第1の接続要求が受信される場合に、第1の無線接続を確立することができる。即ち、通信装置は、対象の無線接続が切断された後に、無線接続を確立可能であることを示す信号を第1の端末装置に送信する必要がない。従って、この種の信号が通信装置から端末装置に送信されなくても、通信装置と第1の端末装置との間に無線接続を適切に確立することができる。
本明細書では、端末装置のためのアプリケーションプログラムを開示する。端末装置は、第1の無線インターフェースと、前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、コンピュータと、前記コンピュータによって実行されるOS(Operating Systemの略)プログラムと、を備える。アプリケーションプログラムは、コンピュータを、通信装置とM個(前記Mは1以上の整数)の外部装置との間にM個の無線接続が確立されており、かつ、前記通信装置が現在確立している無線接続の数Mが上限数に達している状況において、前記通信装置から、前記第1の無線インターフェースを介して、予測時間情報を受信する受信部であって、前記予測時間情報は、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を示す、前記受信部と、前記予測時間情報に基づくタイミングにおいて、接続要求の送信を指示する送信指示を前記OSプログラムに供給する供給部と、として機能させる。前記OSプログラムは、前記送信指示を取得することに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記接続要求を前記通信装置に送信し、前記M個の無線接続のうちの対象の無線接続が切断され、かつ、前記接続要求が前記通信装置によって受信される場合に、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した無線接続を確立する。
このような構成によれば、端末装置は、通信装置と端末装置との間に無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を知ることができ、予測時間情報に基づくタイミングで送信指示をOSプログラムに供給することができる。OSプログラムは、送信指示を取得することに応じて、第2の無線インターフェースを介して、接続要求を通信装置に送信することができる。これにより、通信装置と端末装置との間に無線接続を確立することができる。即ち、端末装置は、通信装置において対象の無線接続が切断された後に、通信装置から、無線接続を確立可能であることを示す信号を受信する必要がない。従って、この種の信号が通信装置から端末装置に送信されなくても、通信装置と端末装置との間に無線接続を適切に確立することができる。
上記の通信装置によって実行される方法、上記の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のアプリケーションプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。また、上記の端末装置そのもの及び端末装置によって実行される方法も新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 予測処理のフローチャートを示す。 マニュアルタイプの無線接続が現在確立されているケースAにおけるシーケンス図を示す。 NFCタイプの無線接続が現在確立されているケースBにおけるシーケンス図を示す。 待機時間の途中で他のプリンタとの無線接続が確立されるケースCにおけるシーケンス図を示す。 第2実施例における予測処理のフローチャートを示す。 2個の携帯端末に待機時間を送信するケースDにおけるシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、複数個の携帯端末100〜400と、を備える。プリンタ10と携帯端末100〜400は、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(即ちいわゆる近距離無線通信の一種)と、Wi−Fi方式に従った無線通信と、を実行可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えば携帯端末100の周辺装置)である。プリンタ10は、NFCインターフェース14と、Wi−Fiインターフェース16と、制御部20と、を備える。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する場合がある。
Wi−FiI/F16は、Wi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。Wi−FiI/F16は、特に、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。
プリンタ10は、WFD方式のG/O(Group Ownerの略)状態、CL(Clientの略)状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。プリンタ10は、WFD方式のG/Oとして動作して、外部装置(例えば携帯端末100)との間に無線接続(以下、「Wi−Fi接続」と呼ぶ)を確立して、プリンタ10及び外部装置が所属するWi−Fiネットワークを形成可能である。この場合、プリンタ10は、外部装置を子局としてWi−Fiネットワークに参加させることができる。なお、変形例では、プリンタ10は、SoftAPとして動作して、プリンタ10と外部装置が所属するネットワークを形成してもよい。
プリンタ10は、最大で2個の外部装置との間に無線接続を確立して、プリンタ10及び2個の外部装置が所属するWi−Fiネットワークを形成可能である。別言すれば、プリンタ10が同時的に確立可能なWi−Fi接続の総数、即ち、プリンタ10が無線接続可能な上限数は、「2」である。上限数は、ベンダによって予め決められる。
NFCI/F14は、NFC方式に従った無線通信を実行するための無線I/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。NFCI/F14は、NFC方式に従ったIC(Integrated Circuitの略)タグとして機能するNFCフォーラムタグである。NFCI/F14は、外部装置(例えば携帯端末100)からポーリング信号を受信する場合に、ポーリング信号に対する応答信号を外部装置に送信して、外部装置とのNFCリンクを確立する。
NFCI/F14は、接続情報CIxと待機時間を記憶する。接続情報CIxは、プリンタ10が親局として動作するWi−Fiネットワークに外部装置を参加させるための情報であり、Wi−Fiネットワークを識別するためのSSID(Service Set IDentifierの略)と、パスワードと、を含む。接続情報CIxは、プリンタ10がG/O(Group Ownerの略)状態に移行する際に、プリンタ10によって生成されてNFCI/F14に記憶される。また、接続情報CIxは、後述する接続情報CIyと異なり、Wi−Fi接続の上限時間を含む。上限時間は、Wi−Fi接続が確立されてから切断されるまでの時間の上限である。上限時間は、プリンタ10のベンダによって予め決められている。即ち、接続情報CIxを利用して確立されるWi−Fi接続は、当該Wi−Fi接続が確立されてからの経過時間が上限時間に達すると切断される。なお、プリンタ10がWi−Fi接続を利用した印刷データの通信を実行している間に、経過時間が上限時間に達した場合には、Wi−Fi接続は切断されず、当該印刷データの通信が終了した後に、Wi−Fi接続が切断される。以下では、接続情報CIxを利用して確立されるWi−Fi接続を「NFCタイプのWi−Fi接続」と呼ぶ。
待機時間は、プリンタ10が現在確立しているWi−Fi接続の数が上限数「2」に達している状況において、新たな外部装置(例えば携帯端末300)との新たなWi−Fi接続を確立すべき場合に、新たなWi−Fi接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を示す。待機時間は、後述する予測処理(図2参照)によって定期的に予測されてNFCI/F14に記憶される。
ここで、Wi−FiI/FとNFCI/Fとの間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/Fを介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/Fを介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/Fを介した無線通信に利用される周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/Fを介した無線通信に利用される周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/Fを介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/Fを介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部20は、CPU22とメモリ24とを備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラム26に従って、様々な処理を実行する。メモリ24は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ24は、プログラム26と、管理テーブル30と、接続情報CIyと、を記憶する。
接続情報CIyは、上記の上限時間を含まない点を除いて、接続情報CIxと同様であり、SSIDとパスワードとを含む。例えば、ユーザは、プリンタ10に表示される接続情報CIyを手入力によって外部装置(例えば携帯端末100)に入力する。この場合、プリンタ10と外部装置との間に接続情報CIyを利用した各種通信が実行されて、プリンタ10と外部装置との間にWi−Fi接続が確立される。接続情報CIyが上限時間を含んでいないので、接続情報CIyを利用して確立されるWi−Fi接続は、所定のタイミングで切断されない。以下では、接続情報CIyを利用して確立されるWi−Fi接続を「マニュアルタイプのWi−Fi接続」と呼ぶ。
上記したように、NFCタイプのWi−Fi接続には、上限時間が決められており、マニュアルタイプのWi−Fi接続には、上限時間が決められていない。NFCタイプのWi−Fi接続は、印刷実行のための各種の入力操作(印刷対象の画像の選択及び印刷設定(例えば、用紙サイズ等)の入力)がユーザによって携帯端末に実行された後に、携帯端末とのNFCリンクが確立されたことをトリガとして、確立される。即ち、NFCタイプのWi−Fi接続は、NFCリンクの確立をトリガとした印刷をプリンタ10に実行させる用途に一時的に利用される。このため、NFCタイプのWi−Fi接続には、上限時間が決められている。これに対して、マニュアルタイプのWi−Fi接続は、接続情報CIyが外部装置に手動で入力されることをトリガとして、確立される。即ち、マニュアルタイプのWi−Fi接続は、NFCリンクの確立をトリガとした印刷のための用途ではなく、例えば、印刷実行のための指示がユーザによって携帯端末に入力されることをトリガとした印刷をプリンタ10に実行させる用途に常時利用される。このため、マニュアルタイプのWi−Fi接続には、上限時間が決められていない。
管理テーブル30は、プリンタ10が現在確立しているWi−Fi接続を管理するためのテーブルである。管理テーブル30は、プリンタ10が現在確立している1個以上のWi−Fi接続のそれぞれについて、当該Wi−Fi接続に対応するWi−Fi情報を記憶する。Wi−Fi情報は、Wi−Fi接続の確立先の外部装置(即ち子局)のMACアドレスと、Wi−Fi接続のタイプを示すタイプ情報と、Wi−Fi接続が確立されてからの経過時間と、Wi−Fi接続を利用した通信の状態を示す状態情報と、を関連付けて記憶する。プリンタ10が確立可能なWi−Fi接続の上限数が2であるので、管理テーブル30は、最大で2個(即ち上限数「2」)のWi−Fi情報を記憶する。
タイプ情報は、NFCタイプとマニュアルタイプのうちのいずれかのタイプを示す。制御部20は、NFC通信が実行されることに起因してWi−Fi接続を確立する場合には、当該Wi−Fi接続に対応するタイプ情報としてNFCタイプを管理テーブル30に記憶する。また、制御部20は、NFC通信が実行されずにWi−Fi接続を確立する場合には、当該Wi−Fi接続に対応するタイプ情報としてマニュアルタイプを管理テーブル30に記憶する。
状態情報は、Wi−Fi接続が利用された印刷データの無線通信が現在実行されていることを示す「通信中」と、Wi−Fi接続が利用された印刷データの無線通信が現在実行されていないことを示す「非通信中」と、のうちのいずれかの情報を示す。印刷データは、印刷対象の画像の選択と印刷設定の入力がユーザによって携帯端末(例えば、携帯端末100)に実行される場合に、携帯端末によって生成される。制御部20は、Wi−Fi接続が利用された印刷データの無線通信が開始されると、当該Wi−Fi接続に対応する状態情報として「通信中」を管理テーブル30に記憶する。また、制御部20は、Wi−Fi接続が利用された印刷データの無線通信が終了すると、当該Wi−Fi接続に対応する状態情報として「非通信中」を管理テーブル30に記憶する。
(携帯端末100〜400)
携帯端末100〜400は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等の可搬型の端末である。携帯端末100〜400には、それぞれ、MACアドレスMA1〜MA4が割り当てられている。携帯端末100〜400は、同様の構成を備える。以下、携帯端末300について説明する。
携帯端末300は、表示部312と、NFCI/F314と、Wi−FiI/F316と、制御部320と、を備える。各部312〜320はバス線(符号省略)に接続されている。
表示部312は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部312は、いわゆるタッチパネルとして機能する。即ち、表示部312は、ユーザによって操作される操作部としても機能する。
NFCI/F314は、NFCフォーラムタグではなくNFCフォーラムデバイスである点を除いて、プリンタ10のNFCI/F14と同様である。NFCフォーラムデバイスは、P2P(Peer to Peerの略)モードと、R/W(Reader/Writerの略)モードと、CE(Card Emulationの略)モードと、のいずれかのモードで選択的に動作可能なI/Fである。NFCI/F314は、少なくともR/Wモードで動作可能である。NFCI/F314は、Readerモードで動作する場合に、プリンタ10のNFCI/F14からのデータの読み出し、即ち、NFCI/F14からのデータの受信を実行することができる。また、NFCI/F314は、Writerモードで動作する場合に、NFCI/F14へのデータの書き込み、即ち、NFCI/F14へのデータの送信を実行することができる。
Wi−FiI/F316は、WFD方式をサポートしていない点を除いて、プリンタ10のWi−FiI/F16と同様である。Wi−FiI/F316は、プリンタ10のWi−FiI/F16との無線接続を確立して、プリンタ10が親局として動作するWi−Fiネットワークに子局(いわゆるレガシー)として参加することができる。
制御部320は、CPU322とメモリ324とを備える。CPU322は、メモリ324に記憶されているプログラム326、328に従って、様々な処理を実行する。メモリ324は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ324は、基本的な処理を実現するためのOSプログラム(Operating Systemの略)326と、印刷アプリケーションプログラム(以下では「印刷アプリ」と呼ぶ)328と、を記憶する。
印刷アプリ328は、プリンタ10のベンダによって提供されるプログラムであり、印刷対象の画像を表わす印刷データをプリンタ10に送信するためのプログラムである。印刷アプリ328は、例えば、ベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から携帯端末300にインストールされてもよいし、プリンタ10と共に出荷されるメディアから携帯端末300にインストールされてもよい。
(予測処理;図2)
図2を参照して、待機時間を予測する予測処理を説明する。図2の処理は、プリンタ10の動作状態がG/O状態に移行されると開始される。図2の処理は、所定の間隔(例えば、1秒)で定期的に実行される。
S10では、CPU22は、プリンタ10が現在確立しているWi−Fi接続の数(以下では「接続数」と呼ぶ)が上限数「2」に達しているのか否かを判断する。具体的には、CPU22は、2個のWi−Fi接続に関する情報が管理テーブル30に記憶されている場合に、接続数が上限数「2」に達していると判断して(S10でYES)、S14に進む。一方、CPU22は、2個のWi−Fi接続に関する情報が管理テーブル30に記憶されていない場合に、接続数が上限数「2」に達していないと判断して(S10でNO)、S40に進む。
S40では、CPU22は、待機時間「0秒」を予測する。そして、S50では、CPU22は、予測済みの待機時間をNFCI/F14に書き込む。S50が終了すると、S10に戻る。
また、CPU22は、接続数が上限数「2」に達していると判断する場合(S10でYES)に、S14において、マニュアルタイプを示すタイプ情報が管理テーブル30に記憶されているのか否かを判断する。CPU22は、マニュアルタイプを示すタイプ情報が管理テーブル30に記憶されている場合(S14でYES)に、S20に進む。
S20では、CPU22は、プリンタ10が現在確立している2個のWi−Fi接続の中から、最初に切断されるべきWi−Fi接続(以下では「対象接続」と呼ぶ)を選択する。具体的には、CPU22は、マニュアルタイプを示すタイプ情報を含むWi−Fi情報と、NFCタイプを示すタイプ情報を含むWi−Fi情報と、が管理テーブル30に記憶されている場合には、前者のWi−Fi情報を選択することによって、当該Wi−Fi情報に対応するWi−Fi接続を対象接続として選択する。また、CPU22は、マニュアルタイプを示すタイプ情報を含む2個のWi−Fi情報が管理テーブル30に記憶されている場合には、最も長い経過時間を含むWi−Fi情報を選択することによって、当該Wi−Fi情報に対応するWi−Fi接続を対象接続として選択する。
S22では、CPU22は、選択済みのWi−Fi情報に含まれる状態情報が通信中を示すのか否かを判断する。CPU22は、状態情報が通信中を示す場合(S22でYES)に、S24に進む。
S24では、CPU22は、終了予測時間(例えば「60秒」)と処理時間(例えば「10秒」)との合計時間を待機時間(例えば「70秒」)として予測する。ここで、終了予測時間は、対象接続が利用された無線通信が終了すると予測される時間を示す。処理時間は、対象接続を切断するための処理の開始から完了までの最大の時間を示す。終了予測時間及び処理時間は、プリンタ10のベンダによって予め決められている。これにより、プリンタ10は、対象接続を利用した無線通信が実行されていることを考慮して、適切な待機時間を予測することができる。
また、CPU22は、選択済みのWi−Fi情報に含まれる状態情報が非通信中を示す場合(S22でNO)に、S26において、処理時間(例えば「10秒」)を待機時間(例えば「10秒」)として予測する。これにより、プリンタ10は、対象接続を利用した無線通信が実行されていないことを考慮して、適切な待機時間を予測することができる。
また、CPU22は、マニュアルタイプを示すタイプ情報が管理テーブル30に記憶されていない場合(S14でNO)に、即ち、NFCタイプを示すタイプ情報を含む2個のWi−Fi情報が管理テーブル30に記憶されている場合に、S30に進む。
S30は、プリンタ10が現在確立している2個のNFCタイプのWi−Fi接続の中から対象接続を選択する点を除いて、S20と同様である。即ち、CPU22は、最も長い経過時間を含むWi−Fi情報を選択することによって、当該Wi−Fi情報に対応するWi−Fi接続を対象接続として選択する。S32は、S22と同様である。
CPU22は、選択済みのWi−Fi情報に含まれる状態情報が通信中を示す場合(S32でYES)に、S34において、差分時間と終了予測時間(例えば「60秒」)と処理時間(例えば「10秒」)との合計時間を待機時間として予測する。差分時間は、上記の上限時間(例えば「120秒」)から、選択済みのWi−Fi情報に含まれる経過時間を減算した時間である。仮に、差分時間と処理時間との合計時間を待機時間として予測すると、上限時間の経過後にWi−Fi接続を利用した印刷データの通信が実行中であることに起因して当該Wi−Fi接続が切断されないことに起因して、待機時間の経過後にWi−Fi接続を確立できない状況が生じ得る。これに対して、差分時間と終了予測時間と処理時間との合計時間を待機時間として予測すると、上記のような状況が生じることを防止することができ、適切な待機時間を予測することができる。
また、CPU22は、選択済みのWi−Fi情報に含まれる状態情報が非通信中を示す場合(S32でNO)に、S36において、差分時間と処理時間(例えば「10秒」)との合計時間を待機時間として予測する。
CPU22は、S24、S26、S34及びS36のいずれかが終了すると、S50において、予想済みの待機時間をNFCI/F14に書き込む。
上記のように、プリンタ10は、マニュアルタイプのWi−Fi接続とNFCタイプのWi−Fi接続とを確立している場合には、マニュアルタイプのWi−Fi接続を対象接続として優先的に選択する(S14でYES)。ここで、NFCタイプのWi−Fi接続の子局は、当該Wi−Fi接続が切断された後に、プリンタ10とのWi−Fi接続を再び確立すべき場合に、NFC通信を利用して接続情報CIxをプリンタ10から再び受信する必要がある。これに対し、マニュアルタイプのWi−Fi接続の子局は、当該Wi−Fi接続が切断された後に入力済みの接続情報CIyを利用してプリンタ10とのWi−Fi接続を再び確立可能である。即ち、容易に再確立可能なマニュアルタイプのWi−Fi接続が対象接続として優先的に選択されることによって、対象接続が強制的に切断されても、ユーザの利便性が損なわれることを防止することができる。
また、上記のように、プリンタ10は、最も長い経過時間を含むWi−Fi情報を選択することによって、当該Wi−Fi情報に対応するWi−Fi接続を対象接続として選択する(S20)。経過時間が短い場合には、Wi−Fi接続を利用した印刷データの無線通信がこれから実行される蓋然性が高い。これに対して、経過時間が長い場合には、Wi−Fi接続を利用した印刷データの無線通信がこれから実行される蓋然性が低い。即ち、
最も長い経過時間を含むWi−Fi情報を選択することによって、これから利用される蓋然性の低いWi−Fi接続を対象接続として選択することができる。
(具体的なケース;図3、図4、図5)
図3〜図5を参照して、図2の処理によって実現される具体的なケースを説明する。図3のケースAでは、プリンタ10は、携帯端末100、200のそれぞれと、Wi−Fi接続を確立している。そして、当該2個のWi−Fi接続のそれぞれは、マニュアルタイプのWi−Fi接続である。なお、以下では、理解の容易さの観点から、携帯端末300のCPU322がプログラム326、328に従って実行する処理を、CPU322を主体として説明せず、携帯端末300、OSプログラム326及ぶ印刷アプリ328のいずれかを主体として説明する。また、同様に、プリンタ10のCPU22がプログラム26に従って実行する処理を、CPU22を主体として説明せず、プリンタ10を主体として説明する。
T10では、印刷アプリ328を起動する操作がユーザによって携帯端末300に実行され、この結果、印刷アプリ328が起動する。T12では、ユーザが携帯端末300をプリンタ10に近づけることに起因して、NFCI/F314とプリンタ10のNFCI/F14との間の距離が所定の距離(例えば10cm)以下となり、携帯端末300とプリンタ10との間にNFCリンクが確立される。
一方、プリンタ10は、T12においてNFCリンクが確立される直前のT14において、図2の予測処理を実行する。T14のタイミングでは、携帯端末100とのWi−Fi接続の経過時間は「600秒」であり、携帯端末200とのWi−Fi接続の経過時間は「100秒」である。また、プリンタ10は、Wi−Fi接続を利用した印刷データの無線通信を携帯端末100と現在実行しており、Wi−Fi接続を利用した印刷データの無線通信を携帯端末200と実行していない。
T14では、プリンタ10は、接続数が上限数「2」に達しており(図2のS10でYES)、かつ、管理テーブル30内にマニュアルタイプを示すタイプ情報が記憶されているので(S14でYES)、経過時間が最も長い携帯端末100とのWi−Fi接続を対象接続として選択する(S20)。プリンタ10は、対象接続に対応する状態情報が通信中を示すので(S22でYES)、終了予測時間「60秒」と処理時間「10秒」との合計時間「70秒」を待機時間として予測する(S24)。そして、プリンタ10は、待機時間「70秒」をNFCI/F14に書き込む(S50)。
T16では、プリンタ10のNFCI/F14は、T12で確立されたNFCリンクを利用して、NFCI/F14内の接続情報CIx及び待機時間「70秒」を携帯端末300に送信する。
携帯端末300は、T16において、NFCI/F114を介して、NFCリンクを利用して、プリンタ10から接続情報CIx及び待機時間「70秒」を受信すると、T20において、待機画面SCを表示部312に表示する。待機画面SCは、待機時間「70秒」が記述されたメッセージを含む。これにより、ユーザは、プリンタ10とのWi−Fi接続を70秒後に確立可能なことを知ることができる。
さらに、携帯端末300は、待機時間「70秒」を受信してから70秒後のT22において、Wi−FiI/F316を介して、受信済みの接続情報CIxを利用して、Wi−Fi接続の確立を要求する接続要求をプリンタ10に送信する。具体的には、印刷アプリ328は、接続要求の送信を指示する送信指示をOSプログラム326に供給する。送信指示は、接続情報CIxを含む。これにより、OSプログラム326は、接続情報CIxを利用して、Wi−FiI/F316を介して、MACアドレスMA3を含む接続要求をプリンタ10に送信する。
詳しくは後述するが、T16〜T22の間において、携帯端末100とプリンタ10との間のWi−Fi接続(即ち、対象接続)が切断される。これにより、プリンタ10は、接続要求の受信に応じて、Wi−Fi接続の確立のための様々な信号(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)の通信を携帯端末300と実行可能となる。
OSプログラム326は、T22において、接続要求をプリンタ10に送信すると、上記の様々な信号の通信をプリンタ10と実行する。上記の様々な信号の通信の過程で、接続情報CIx内のパスワードがプリンタ10に送信され、パスワードの認証がプリンタ10によって実行される。この結果、OSプログラム326は、T40において、Wi−FiI/F316を介したWi−Fi接続をプリンタ10と確立する。
プリンタ10は、T16〜T22において携帯端末300が接続要求の送信を待機している間に、T30において、図2の予測処理を中止する。この場合、NFCI/F14内の待機時間が削除され、待機時間の代わりに、エラー情報が書き込まれる。エラー情報は、Wi−Fi接続の確立が不可能であることを示す。例えば、T16の後に、他の携帯端末400との間にNFCリンクが確立されると、プリンタ10から他の携帯端末400にエラー情報が送信される。この結果、他の携帯端末400は、Wi−Fi接続の確立が不可能であるメッセージを表示するとともに、接続要求をプリンタ10に送信しない。
プリンタ10は、携帯端末100とのWi−Fi接続を利用した無線通信が終了すると、T32において、対象接続に対応するWi−Fi情報に含まれるMACアドレスMA1を利用して、切断信号を携帯端末100に送信する。これにより、携帯端末100とのWi−Fi接続が切断される。T34では、プリンタ10は、管理テーブル30から切断済みの対象接続に対応するWi−Fi情報を削除する。
プリンタ10は、T34の後に、T22において、Wi−FiI/F16を介して、携帯端末300から接続要求を受信する。T40では、プリンタ10は、Wi−Fi接続の確立のための様々な信号の通信を携帯端末300と実行して、Wi−FiI/F16を介したWi−Fi接続を携帯端末300と確立する。
T42では、プリンタ10は、携帯端末300とのWi−Fi接続に対応するWi−Fi情報(即ち、MACアドレスMA3、タイプ情報「NFCタイプ」、経過時間「0秒」、状態情報「通信中」)を管理テーブル30に記憶する。T44では、プリンタ10は、図2の予測処理を再開する。
T50では、プリンタ10は、Wi−FiI/F16を介して、T40で確立されたWi−Fi接続を利用して、携帯端末300から印刷データを受信する。これにより、プリンタ10は、T52において、印刷データによって表される画像を印刷する。このように、本実施例では、NFCリンクよりも速い通信速度を有するWi−Fi接続を利用して印刷データが送信されるので、印刷をプリンタ10に迅速に実行させることができる。
例えば、ある携帯端末とのWi−Fi接続が切断された後にInvitation Requestを他の携帯端末に送信して、他の携帯端末との間にWi−Fi接続を確立するプリンタが存在する。しかし、Invitation Requestを送信不可能なプリンタや、Invitation Requestを解釈不可能な携帯端末も存在する。
本ケースによれば、プリンタ10は、接続数が上限数「2」に達している状況において、NFCリンクが携帯端末300と確立される場合(T12)に、NFCリンクを利用して、待機時間「70秒」を携帯端末300に送信する。この結果、携帯端末300は、プリンタ10との間にWi−Fi接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を知ることができ、待機時間「70秒」が経過したT22において、接続要求をプリンタ10に送信することができる。このために、プリンタ10は、携帯端末100との対象接続が切断され(T32)、かつ、携帯端末300から接続要求が受信される場合(T22)に、プリンタ10とのWi−Fi接続を確立することができる。即ち、プリンタ10は、対象接続が切断された後に、Invitation Requestを携帯端末300に送信する必要がない。従って、Invitation Requestを送信不可能なプリンタ10であっても、携帯端末300とのWi−Fi接続を適切に確立することができる。また、携帯端末300は、Invitation Requestをプリンタ10から受信する必要がない。従って、Invitation Requestを解釈不可能な携帯端末300であっても、プリンタ10とのWi−Fi接続を適切に確立することができる。
(ケースB;図4)
図4のケースBでは、プリンタ10は、携帯端末100、200のそれぞれと、Wi−Fi接続を確立している。そして、当該2個のWi−Fi接続は、それぞれ、NFCタイプのWi−Fi接続である。
T110、T112は、図3のT10、T12と同様である。T114では、プリンタ10は、図2の予測処理を実行する。T114のタイミングでは、携帯端末100とのWi−Fi接続の経過時間は「80秒」であり、携帯端末200とのWi−Fi接続の経過時間は「20秒」である。また、プリンタ10は、携帯端末100、200のいずれとも印刷データの無線通信を実行していない。
T114では、プリンタ10は、接続数が上限数「2」に達しており(図2のS10でYES)、かつ、管理テーブル30内にNFCタイプを示すタイプ情報のみが記憶されているので(S14でNO)、経過時間が最も長い携帯端末100とのWi−Fi接続を対象接続として選択する(S30)。プリンタ10は、対象接続に対応する状態情報が非通信中を示すので(S32でNO)、差分時間「40秒(=上限時間「120秒」―経過時間「80秒」)」と処理時間「10秒」との合計時間「50秒」を待機時間として予測する(S36)。そして、プリンタ10は、待機時間「50秒」をNFCI/F14に書き込む(S50)。
T116は、待機時間「50秒」が携帯端末300に送信される点を除いて、図3のT16と同様である。携帯端末300が実行するT120、T122及びT140は、図3のT20、T22、T40と同様である。
T116〜T122の間においてプリンタ10が実行するT130は、図3のT30と同様である。プリンタ10は、対象接続(即ち、携帯端末100とのWi−Fi接続)の経過時間が上限時間に達すると、T132(即ち、T116から40秒後)において、切断信号を携帯端末100に送信する。これにより、携帯端末100とのWi−Fi接続が切断される。T134は、図3のT34と同様である。
プリンタ10は、T134の後に、T122において、Wi−FiI/F16を介して、携帯端末300から接続要求を受信する。この結果、T140において、携帯端末300とのWi−Fi接続が確立される。T142、T144、T150、T152は、図3のT42、T44、T50、T52と同様である。
本ケースでもケースAと同様に、Invitation Requestを送信不可能なプリンタ10又はInvitation Requestを解釈不可能な携帯端末300であっても、プリンタ10と携帯端末300との間にWi−Fi接続を適切に確立することができる。
(ケースC;図5)
図5のケースCでは、図4と同様に、T110〜T116の処理が実行される。携帯端末300は、T116のタイミングから待機時間「50秒」が経過する前に、T160において、プリンタ10とは異なるプリンタ50との間にWi−Fi接続を確立する。この場合、携帯端末300は、T162おいて、T116で受信した接続情報CIxと待機時間「50秒」を削除する。この結果、待機時間「50秒」が経過しても、送信指示はOSプログラム326に供給されず、接続要求もプリンタ10に送信されない。本ケースによれば、携帯端末300は、プリンタ50との間にWi−Fi接続を確立した結果、不要なWi−Fi接続を確立するための接続要求をプリンタ10に送信しない。この結果、携帯端末300の処理負荷を低減することができる。また、仮に接続要求がプリンタ10に送信されると、プリンタ50との間のWi−Fi接続が切断され得る。Wi−Fi接続が不適切に切断されることを抑制することができる。
(対応関係)
プリンタ10が、「通信装置」の一例である。携帯端末100、200が、「M個の外部装置」の一例である。携帯端末300が、「第1の端末装置(又は端末装置)」の一例である。NFCI/F14、314が、「第1の無線インターフェース」の一例である。Wi−FiI/F16、Wi−FiI/F316が、「第2の無線インターフェース」の一例である。対象接続、待機時間が、それぞれ、「対象の無線接続」、「第1の予測時間情報」の一例である。図3のT12のNFCリンク、T40のWi−Fi接続が、それぞれ、「第1の通信リンク」、「第1の無線接続」の一例である。図3のT22のタイミングが、「第1の予測時間情報に基づくタイミング」の一例である。「NFCタイプ」のWi−Fi接続、「マニュアルタイプ」のWi−Fi接続が、それぞれ、「第1種の無線接続」、「第2種の無線接続」の一例である。終了予測時間及び処理時間が、「所定時間」の一例である。
図3のT40が、「第1の確立部」によって実現される処理の一例である。図2のS14、S20、S30が、「選択部」によって実現される処理の一例である。図2のS24、S26、S34、S36が、「生成部」よって実現される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例のプリンタ10は、1個の携帯端末に待機時間を送信した後に他の携帯端末にも待機時間を送信する。プリンタ10のメモリ24は、待機情報32を記憶し得る。そして、プリンタ10は、図6の予測処理を実行する。
待機情報32は、NFCI/F14がNFCI/F14内の待機時間を携帯端末(例えば携帯端末300)に送信した場合に、プリンタ10によって生成されてメモリ24に記憶される。待機情報32は、携帯端末に送信された待機時間と、当該待機時間を送信した送信時刻と、を含む。待機情報32は、送信時刻から待機時間が経過した後にメモリ24から削除される。
(予測処理;図6)
本実施例の予測処理を説明する。S100は、図2のS10と同様である。CPU22は、接続数が上限数「2」に達していると判断する場合(S100でYES)に、S112において、メモリ24内に待機情報32が記憶されているのか否かを判断する。CPU22は、メモリ24内に待機情報32が記憶されていないと判断する場合(S112でNO)に、S160において、図2のS14〜S36と同様の処理を実行する。一方、CPU22は、メモリ24内に待機情報32が記憶されていると判断する場合(S112でYES)に、S114に進む。
S114では、CPU22は、プリンタ10が現在確立している2個のWi−Fi接続のうちの対象接続以外の他のWi−Fi接続において、対応するWi−Fi情報(以下、「他のWi−Fi情報」と呼ぶ)に含まれるタイプ情報がマニュアルタイプを示すのか否かを判断する。CPU22は、他のWi−Fi接続に対応するWi−Fi情報に含まれるタイプ情報がマニュアルタイプを示すと判断する場合(S114でYES)に、S122において、他のWi−Fi情報に含まれる状態情報が通信中を示すのか否かを判断する。
CPU22は、他のWi−Fi情報に含まれる状態情報が通信中を示すと判断する場合(S122でYES)に、S124に進む。S124は、残り時間と終了予測時間と処理時間との合計時間を待機時間とする点を除いて、図2のS24と同様である。残り時間は、待機情報32内の待機時間から、送信時刻から現在時刻までの経過時間を減算した時間である。即ち、残り時間は、待機情報32内の待機時間の送信先の携帯端末(以下、「待機中の携帯端末」と呼ぶ)との間にWi−Fi接続が確立されるまでの予測時間を示す。仮に、終了予測時間と処理時間との合計時間を待機時間として予測すると、予測済みの待機時間と残り時間とが略等しい状況が生じ得る。この場合、当該予測時間が待機中の携帯端末とは異なる他の携帯端末に送信された結果、待機中の携帯端末とのWi−Fi接続を確立するための処理と、他の携帯端末とのWi−Fi接続を確立するための処理と、が同時的に実行され得る。この結果、待機中の携帯端末より先に他の携帯端末との間にWi−Fi接続が確立され得る。これに対して、S124の処理によって予測された待機時間は、残り時間より短くなることはない。このため、プリンタ10は、待機中の携帯端末のWi−Fi接続との確立の次にWi−Fi接続を確立可能な状態になる待機時間(以下、「次の予測時間」と呼ぶ)を適切に予測することができる。
CPU22は、他のWi−Fi情報に含まれる状態情報が非通信中を示すと判断する場合(S122でNO)に、S126に進む。S126は、残り時間と処理時間とを加算した時間を待機時間とする点を除いて図2のS26と同様である。これにより、他のWi−Fi接続を利用した無線通信が実行されていないことを考慮して、次の待機時間を適切に予測することができる。
また、CPU22は、他のWi−Fi情報に含まれるタイプ情報がマニュアルタイプを示すと判断する場合(S114でYES)に、S132に進む。S132は、S122と同様である。
CPU22は、他のWi−Fi情報に含まれる状態情報が通信中を示す場合(1S32でYES)に、S134に進む。S134は、残り時間と差分時間と終了予測時間と処理時間との合計時間を待機時間とする点を除いて、図2のS34と同様である。これにより、図2のS34と同様に待機時間の経過後にWi−Fi接続を確立できない状況が生じることを防止できるとともに、次の待機時間を適切に予測することができる。
CPU22は、他のWi−Fi接続に対応する状態情報が非通信中を示す場合(1S32でNO)に、S136に進む。S136は、残り時間と差分時間と処理時間との合計時間を待機時間とする点を除いて、図2のS36と同様である。
また、CPU22は、接続数が上限数「2」に達していないと判断する場合(S100でNO)に、S140に進む。S140は、図2のS40と同様である。CPU22は、S140、S124、S126、S134、S136及びS160のいずれかが終了すると、S150に進む。S150は、図2のS50と同様である。S150が終了すると、図6の予測処理が終了する。
(ケースD;図7)
図7を参照して、図6の処理によって実現される具体的なケースDを説明する。本ケースでは、プリンタ10は、携帯端末100、200のそれぞれと、Wi−Fi接続を確立している。そして、当該2個のWi−Fi接続のそれぞれは、NFCタイプのWi−Fi接続である。
T210〜T220は、図4のT110〜T120と同様である。携帯端末300は、待機時間「50秒」を受信してから50秒後のタイミングになると、T272において、Wi−FiI/F316を介して、接続要求をプリンタ10に送信する。これにより、T280において、携帯端末300とプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立される。
本ケースでは、T216〜T272の間において、携帯端末100とプリンタ10との間のWi−Fi接続が切断されるとともに、他の携帯端末400にも待機時間(即ち、「次の待機時間」)が送信される。プリンタ10は、T216〜T272において携帯端末300が接続要求の送信を待機している間に、T230において、携帯端末300に送信した待機時間「50秒」と、待機時間「50秒」を送信した送信時刻「12:00:00」と、を含む待機情報32をメモリ24に記憶する。
プリンタ10は、T214の予測処理の実行から10秒後のタイミング(即ち、T216で待機時間「50秒」が送信されてから10秒後のタイミング)で、T232において、予測処理を実行する。
T232では、プリンタ10は、接続数が上限数「2」に達しており(図2のS100でYES)、かつ、メモリ24内に待機情報32が記憶されていると判断する(S112でYES)。プリンタ10は、携帯端末200とのWi−Fi接続(即ち、対象接続以外の他のWi−Fi接続)に対応する他のWi−Fi情報に含まれるタイプ情報がNFCタイプであると判断する(S114でYES)。プリンタ10は、他のWi−Fi情報に含まれる状態情報が非通信中を示すので(S32でNO)、残り時間「40秒(=待機時間「50秒」―「10秒」)」と差分時間「90秒(=上限時間「120秒」―「30秒(即ち、当初の経過時間「20秒」から10秒が経過した時間)」)」と処理時間「10秒」との合計時間「140秒」を待機時間として予測する(S136)。そして、プリンタ10は、待機時間「140秒」をNFCI/F14に書き込む(S150)。
T232の直後のT242では、プリンタ10は、携帯端末300とは異なる携帯端末400との間にNFCリンクを確立する。T248では、プリンタ10のNFCI/F14は、T242で確立されたNFCリンクを利用して、NFCI/F14内の接続情報CIx及び待機時間「140秒」を携帯端末400に送信する。T250は、携帯端末400の表示部に表示される点を除いて、T220と同様である。
T260では、プリンタ10は、2個の携帯端末300、400のそれぞれに待機時間を送信したことに起因して、図6の予測処理を中止する。プリンタ10は、さらに、待機時間「140秒」と、当該待機時間「140秒」を送信した送信時刻と、を含む新たな待機情報32をメモリ24に記憶する。これにより、待機中の携帯端末300との間にWi−Fi接続が確立された後に、新たな待機情報32を利用して、予測処理を再開することができる。
プリンタ10は、対象接続(即ち、携帯端末100とのWi−Fi接続)の経過時間が上限時間に達すると、T262において、切断信号を携帯端末100に送信する。これにより、携帯端末100とのWi−Fi接続が切断される。T264は、図4のT134と同様である。
プリンタ10は、T264の後に、T272において、Wi−FiI/F16を介して、携帯端末300から接続要求を受信する。この結果、T280において、携帯端末300とのWi−Fi接続が確立される。T282は、図4のT142と同様である。T284では、プリンタ10は、予測処理を再開する。T290、T292は、図4のT50、T52と同様である。
プリンタ10は、対象接続以外の他のWi−Fi接続(即ち、携帯端末200とのWi−Fi接続)の経過時間が上限時間に達すると、T362において、切断信号を携帯端末100に送信する。これにより、携帯端末200とのWi−Fi接続が切断される。
また、携帯端末400は、待機時間「140秒」を受信してから140秒後のタイミングになると、T372において、接続要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T372において、携帯端末400から接続要求を受信すると、T380において、Wi−FiI/F16を介して、携帯端末400とのWi−Fi接続を確立する。これにより、プリンタ10は、携帯端末400から印刷データを受信して印刷を実行することができる。
本ケースによれば、プリンタ10は、待機時間「50秒」が携帯端末300に送信されてから携帯端末300との間にWi−Fi接続が確立されるまでの間(即ち、T216〜T280の間)に、携帯端末300のWi−Fi接続の確立の次にWi−Fi接続を確立可能な状態になる待機時間「140秒」を予測することができる(T232)。そして、プリンタ10は、携帯端末400に待機時間「140秒」を送信する(T248)。これにより、携帯端末400は、待機中の携帯端末300の次にプリンタ10との間にWi−Fi接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を知ることができ、携帯端末300の次にプリンタ10との間にWi−Fi接続を確立することができる(T380)。このため、プリンタ10は、接続数が上限数「2」に達している状況において、2個の携帯端末300、400とのWi−Fi接続を適切な順番で確立することができる。携帯端末400、待機時間「140秒」が、それぞれ、「第2の端末装置」、「第2の予測時間情報」の一例である。図7のT242のNFCリンク、T380のWi−Fi接続が、それぞれ、「第2の通信リンク」、「第2の無線接続」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、プリンタ10は、待機時間(例えば「70秒」)を予測する(図2のS24)。これに代えて、プリンタ10は、新たなWi−Fi接続を確立可能な状態になる時刻(例えば、「13:00:00」)を予測してもよい。そして、プリンタ10は、予測済みの時刻を示す情報をNFCI/F14に記憶してもよい。本変形例では、予測済みの時刻を示す情報が、「第1の予測時間情報」の一例である。
(変形例2)携帯端末300のWi−FiI/F316は、WFD方式をサポートしていてもよい。この場合、図3のT40において、プリンタ10は、WFD方式のCL状態として動作する携帯端末300との間にWFD方式に従った無線接続を確立してもよい。この場合、接続情報CIx、CIyには、プリンタ100を識別する情報(例えば、デバイス名、MACアドレス)が含まれる。本変形例では、WFD方式に従った無線接続が、「第1の無線接続(又は無線接続)」の一例である。
(変形例3)上記の各実施例では、印刷アプリ328が、待機時間「70秒」を受信してから70秒後のT22において、送信指示をOSプログラム326に供給することに伴い、OSプログラム326が、接続要求をプリンタ10に送信する。これに代えて、印刷アプリ328は、待機時間「70秒」を受信した後に、接続要求の定期的な送信を指示する特定の指示をOSプログラム326に供給してもよい。これにより、OSプログラム326は、待機時間「70秒」を受信した後から定期的に接続要求をプリンタ10に送信してもよい。この結果、プリンタ10は、携帯端末100との対象接続が切断された後に接続要求が受信される待機時間「70秒」内のタイミングで、携帯端末300とのWi−Fi接続を確立することができる。なお、接続要求の定期的な送信は、待機時間「70秒」が経過する時刻を上限として実行される。別言すれば、待機時間「70秒」は、接続要求の定期的な送信のタイムアウトを示す時間である。本変形例では、待機時間「70秒」を受信した後の定期的なタイミングが、「第1の予測時間情報に基づくタイミング」の一例である。
(変形例4)上記の各実施例では、管理テーブル30は、経過時間を記憶する。これに代えて、管理テーブル30は、経過時間を記憶していなくてもよい。そして、プリンタ10は、Wi−Fi接続の経過時間に関わらず、プリンタ10が現在確立している2個のWi−Fi接続の中から対象接続をランダムに選択してもよい。本変形例では、「メモリ」は、「経過時間」を記憶していなくてもよい。
(変形例5)図2のS14の処理は実行されなくてもよい。そして、プリンタ10は、Wi−Fi接続のタイプに関わらず、プリンタ10が現在確立している2個のWi−Fi接続の中から対象接続をランダムに選択してもよい。一般的に言えば、「選択部」は、上限時間が決められている第1種の無線接続と、上限時間が決められていない第2種の無線接続と、を含む場合に、第1種の無線接続を対象の無線接続として選択してもよい。
(変形例6)図2のS30〜S36の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「生成部」は「差分時間」を利用しなくてもよい。
(変形例7)プリンタ10は、対象接続が「マニュアルタイプ」である場合(S14でYES)に、待機時間「0秒」を予測し、対象接続が「NFCタイプ」である場合(S14でNO)に、差分時間を待機時間として予測してもよい。即ち、プリンタ10は、終了予測時間及び処理時間を利用せずに、待機時間を予測してもよい。本変形例では、「生成部」は「所定時間」と「処理時間」と「終了予測時間」のうちのいずれかを利用しなくてもよい。
(変形例8)予測処理は、図2に示す処理に限らない。例えば、プリンタ10は、接続数が上限数に達している場合(S10でYES)に、所定の待機時間(例えば、30秒)をNFCI/F14に書き込み、接続数が上限数に達していない場合(S10でNO)に、待機時間「0秒」をNFCI/F14に書き込んでもよい。本変形例では、「選択部」と「生成部」を省略可能である。
(変形例9)「第1の無線インターフェース」は、NFC通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth(登録商標)、赤外線、トランスファージェット等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。また、「第2の無線インターフェース」は、Wi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
(変形例10)図5のT162の処理は実行されなくてもよい。そして、携帯端末300は、待機時間「50秒」を受信してから50秒後において、接続要求をプリンタ10に送信してもよい。
(変形例11)プリンタ10の接続数の上限数は、上記の実施例の「2」に限らず、例えば、「1」であってもよいし、「3」以上であってもよい。
(変形例12)上記の各実施例では、プリンタ10のCPU22がプログラム26(即ちソフトウェア)を実行すること、及び、携帯端末300のCPU322が、印刷アプリ328等を実行することによって、図2〜図6の各処理が実現される。これに代えて、いずれかの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
2:通信システム、10、50:プリンタ、14:NFCI/F、16:Wi−FiI/F、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、26:プログラム、30:管理テーブル、32:待機情報、100〜400:携帯端末、312:表示部、314:NFCI/F、316:Wi−FiI/F、320:制御部、322:CPU、324:メモリ、326:OSプログラム、328:印刷アプリ、CIx、CIy:接続情報、MA1〜MA4:MACアドレス、SC:待機画面

Claims (13)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、
    制御部と、を備え、
    前記第1の無線インターフェースは、前記通信装置とM個(前記Mは1以上の整数)の外部装置との間に前記第2の無線インターフェースを介したM個の無線接続が確立されており、かつ、前記通信装置が現在確立している無線接続の数Mが上限数に達している状況において、第1の端末装置との第1の通信リンクを確立する場合に、前記第1の通信リンクを利用して、第1の予測時間情報を前記第1の端末装置に送信し、
    前記第1の予測時間情報は、前記通信装置と前記第1の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間である第1の予測時間を示し、
    前記制御部は、
    前記M個の無線接続のうちの対象の無線接続が切断され、かつ、前記第1の予測時間情報に基づくタイミングで前記第1の端末装置から送信される第1の接続要求が前記第2の無線インターフェースを介して受信される場合に、前記通信装置と前記第1の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した前記第1の無線接続を確立する第1の確立部を備える、通信装置。
  2. 前記上限数は、2以上の整数であり、
    前記制御部は、さらに、
    前記M個の無線接続の中から、最初に切断されるべき前記対象の無線接続を選択する選択部と、
    選択済みの前記対象の無線接続に対応する前記第1の予測時間を示す前記第1の予測時間情報を生成する生成部と、を備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、さらに、
    前記M個の無線接続のそれぞれについて、当該無線接続が確立されてからの経過時間を記憶するメモリを備え、
    前記選択部は、前記M個の無線接続の中から、前記メモリに記憶されている前記経過時間が最も長い前記対象の無線接続を選択する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記選択部は、前記M個の無線接続が、上限時間が決められている第1種の無線接続と、前記上限時間が決められていない第2種の無線接続と、を含む場合に、前記第2種の無線接続を前記対象の無線接続として選択し、
    前記上限時間は、無線接続が確立されてから切断されるまでの時間の上限である、請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、さらに、
    前記M個の無線接続のそれぞれについて、当該無線接続が確立されてからの経過時間を記憶するメモリと、
    前記M個の無線接続のうちの前記対象の無線接続が、上限時間が決められている第1種の無線接続である場合に、前記上限時間から前記対象の無線接続の前記経過時間を減算して差分時間を算出し、前記差分時間を利用して、前記第1の予測時間情報を生成する生成部であって、前記上限時間は、無線接続が確立されてから切断されるまでの時間の上限である、前記生成部と、を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、さらに、
    前記M個の無線接続のうちの前記対象の無線接続が、上限時間が決められていない第2種の無線接続である場合に、予め決められている所定時間を利用して、前記第1の予測時間情報を生成する生成部であって、前記上限時間は、無線接続が確立されてから切断されるまでの時間の上限である、前記生成部を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記所定時間は、無線接続を切断するための処理の開始から完了までの処理時間を含む、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記生成部は、前記M個の無線接続のうちの前記対象の無線接続が利用された無線通信が実行されている場合に、前記無線通信の終了までの予測時間である終了予測時間を利用して、前記第1の予測時間情報を生成する、請求項1から7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記第1の無線インターフェースは、前記第1の予測時間情報が前記第1の端末装置に送信されてから前記第1の予測時間が経過するまでの間に、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置との第2の通信リンクを確立する場合に、前記第2の通信リンクを利用して、第2の予測時間情報を前記第2の端末装置に送信し、
    前記第2の予測時間情報は、前記通信装置と前記第2の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した第2の無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間である第2の予測時間を示し、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1の無線接続が前記第1の端末装置と確立された後に、前記M個の無線接続のうち、前記対象の無線接続とは異なる無線接続が切断され、かつ、前記第2の予測時間情報に基づくタイミングで前記第2の端末装置から送信される第2の接続要求が前記第2の無線インターフェースを介して受信される場合に、前記通信装置と前記第2の端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した前記第2の無線接続を確立する第2の確立部を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記第1の無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
    前記第2の無線インターフェースは、Wi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースである、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 端末装置のためのアプリケーションプログラムであって、
    前記端末装置は、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、
    コンピュータと、
    前記コンピュータによって実行されるOS(Operating Systemの略)プログラムと、を備え、
    前記アプリケーションプログラムは、前記コンピュータを、
    通信装置とM個(前記Mは1以上の整数)の外部装置との間にM個の無線接続が確立されており、かつ、前記通信装置が現在確立している無線接続の数Mが上限数に達している状況において、前記通信装置から、前記第1の無線インターフェースを介して、予測時間情報を受信する受信部であって、前記予測時間情報は、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した無線接続を確立可能な状態になるまでの予測時間を示す、前記受信部と、
    前記予測時間情報に基づくタイミングにおいて、接続要求の送信を指示する送信指示を前記OSプログラムに供給する供給部と、として機能させ、
    前記OSプログラムは、
    前記送信指示を取得することに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記接続要求を前記通信装置に送信し、
    前記M個の無線接続のうちの対象の無線接続が切断され、かつ、前記接続要求が前記通信装置によって受信される場合に、前記通信装置と前記端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した無線接続を確立する、アプリケーションプログラム。
  12. 前記供給部は、前記予測時間情報によって示される前記予測時間の経過時に、前記送信指示を前記OSプログラムに供給する、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記予測時間情報によって示される前記予測時間の経過前に、前記通信装置とは異なる装置と前記端末装置との間に前記第2の無線インターフェースを介した無線接続が確立される場合に、前記予測時間情報によって示される前記予測時間が経過しても、前記送信指示は前記OSプログラムに供給されない、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
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