JP2016218945A - 情報処理システム、及び表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が外部端末から画像形成装置にジョブの処理を要求する際に、節電効果を得ながら、印刷状況を容易に確認できる情報処理システム、及び表示制御方法を提供する。
【解決手段】情報処理システムは、情報端末2と情報端末から受信したジョブを実行する画像形成装置3とを有する。情報端末または画像形成装置は、ジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、状態情報を、情報端末と画像形成装置のどちらに表示するかを決定する表示先決定部35と、決定された一方に、状態情報を表示するUI制御部22、32と、を備える。
【選択図】図8
【解決手段】情報処理システムは、情報端末2と情報端末から受信したジョブを実行する画像形成装置3とを有する。情報端末または画像形成装置は、ジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、状態情報を、情報端末と画像形成装置のどちらに表示するかを決定する表示先決定部35と、決定された一方に、状態情報を表示するUI制御部22、32と、を備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、情報処理システム、及び表示制御方法に関する。
利用者が、パーソナルコンピュータ等の外部端末から、画像形成装置に印刷要求を行う技術が知られている。
また、画像形成装置において、外部端末から印刷要求を受けた場合、利用者は画像形成装置から遠隔の位置にいることが多いため、自装置の表示部を非表示とし、外部端末から表示要求を受けると自装置の表示部に印刷状況を表示することにより、節電効果を得る技術が知られている(特許文献1参照)。
しかし、従来の技術では、画像形成装置の表示部のみに印刷状況を表示しているため、利用者は画像形成装置の近傍に行かないと印刷状況を確認することができない。
そこで、利用者が外部端末から画像形成装置にジョブの処理を要求する際に、節電効果を得ながら、印刷状況を容易に確認できる技術を提供することを目的とする。
情報端末と、前記情報端末から受信したジョブを実行する画像形成装置と、を有する情報処理システムを提供する。この情報処理システムにおいて、前記情報端末または前記画像形成装置は、前記ジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、前記状態情報を、前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定する決定部と、前記決定された一方に、前記状態情報を表示する制御部と、を備える。
開示の技術によれば、利用者が外部端末から画像形成装置にジョブの処理を要求する際に、節電効果を得ながら、印刷状況を容易に確認することが可能となる。
実施形態では、情報端末から受信したジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、情報端末と画像形成装置のいずれの画面に表示するかを決定する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、画像形成装置が、情報端末から受信したジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、情報端末と画像形成装置のいずれの画面に表示するかを決定する。
第1の実施形態では、画像形成装置が、情報端末から受信したジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、情報端末と画像形成装置のいずれの画面に表示するかを決定する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の構成図である。情報処理システム1は、情報端末2と、画像形成装置3とをネットワーク4で接続している。
情報端末2は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータ等の端末である。画像形成装置3は、例えば、複合機(MFP)、コピー機、プリンタ、スキャナ等の装置である。ネットワーク4は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、LAN、インターネット、携帯電話網等の通信網である。
図2は、第1の実施形態に係る情報端末2のハードウェア構成図である。
情報端末2は、それぞれバスBで相互に接続されている操作部201、表示部202、通信インターフェイス(I/F)203、記憶装置204、CPU(Central Processing Unit;演算処理装置)205、電源206を備える。
操作部201及び表示部202は、例えばタッチパネルのタッチパッド及び液晶パネル等であり、それぞれ利用者の入力を受け付け、画面に情報を表示する。表示部202は、液晶パネルのバックライトへの電力の供給をオン/オフする等により、表示をオン/オフする。
通信I/F203は、モデム、LANカード等を含み、ネットワーク4に接続する為に用いられる。
記憶装置204は、操作情報や通信情報等、各種の情報を記憶する。
CPU205は、情報端末2の各部を制御する。CPU205による制御の少なくとも一部がソフトウェアで実行される場合は、記憶装置204に制御プログラムが格納されてもよい。
電源206は、電源線207を介して、操作部201、表示部202、通信I/F203、記憶装置204、及びCPU205に電力を供給し、また、個別に電力の供給量を低減し、停止させる。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置3のハードウェア構成図である。
画像形成装置3は、それぞれバスBで相互に接続されている操作部301、表示部302、通信インターフェイス(I/F)303、記憶装置304、CPU305、エンジン306、電源307を備える。
操作部301及び表示部302は、例えばタッチパネルのタッチパッド及び液晶パネル等であり、それぞれ利用者の入力を受け付け、画面に情報を表示する。表示部302は、液晶パネルのバックライトへの電力の供給をオン/オフする等により、表示をオン/オフする。
通信I/F303は、ネットワーク4を介して情報端末2と通信を行う。
記憶装置304は、操作情報や通信情報等、各種の情報を記憶する。
CPU305は、画像形成装置3の各部を制御する。CPU305による制御の少なくとも一部がソフトウェアで実行される場合は、記憶装置304に制御プログラムが格納されてもよい。
エンジン306は、例えばプロッタエンジンやスキャナエンジンであり、印刷や読み取りを行う装置である。
電源307は、電源線308を介して、操作部301、表示部302、通信I/F303、記憶装置304、CPU305、及びエンジン306に電力を供給し、また、個別に電力の供給量を下げたり停止させる。
図4は、第1の実施形態に係る情報端末2の機能構成図である。
情報端末2は、通信制御部21、UI(User Interface)制御部22、電源制御部23を備える。これら各部は、情報端末2にインストールされた1以上のプログラムが、情報端末2のCPU205に実行させる処理により実現される。
通信制御部21は、図2の通信I/F203を制御して、画像形成装置3との通信を制御する。そして、画像形成装置3にジョブを送信する。また、画像形成装置3から、ジョブの状態情報を受信する。ジョブの状態情報は、ジョブの状態を示す情報であり、例えば、ジョブの進行状況、ジョブの終了結果、印刷ジャム等のエラーが発生したことを示すエラーメッセージ、及びエラーを解決する手順を示すメッセージ等が含まれる。
UI制御部22は、図2の操作部201、表示部202を制御して、利用者の入力を受け付け、利用者に情報を表示する。例えば、ジョブ制御部34から通知されたジョブ状態情報を表示する。
電源制御部23は、図2の電源206を制御して、情報端末2に供給する電力量を制御する。
図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置3の機能構成図である。
画像形成装置3は、通信制御部31、UI制御部32、電源制御部33、ジョブ制御部34、表示先決定部35を備える。これら各部は、画像形成装置3にインストールされた1以上のプログラムが、画像形成装置3のCPU305に実行させる処理により実現される。
通信制御部31は、図3の通信I/F303を制御して、情報端末2との通信を制御する。そして、情報端末2からジョブを受信する。また、情報端末2に、ジョブの状態情報を送信する。
UI制御部32は、図3の操作部301、表示部302を制御して、利用者の入力を受け付け、利用者に情報を表示する。例えば、ジョブ制御部34から通知されたジョブ状態情報を表示する。
電源制御部33は、図3の電源307を制御して、画像形成装置3に供給する電力量を制御する。
ジョブ制御部34は、図3のエンジン306を制御して、読取動作または印刷動作をするジョブを実行する。またジョブの状態情報を生成し、UI制御部32に表示させる。
表示先決定部35は、情報端末2及び画像形成装置3の中から、情報を表示させる装置を決定する。例えば、情報端末2及び画像形成装置3のうち、予め設定された装置を、情報を表示させる装置として決定する。なお、情報を表示させる装置の設定は、画像形成装置3側の画面または、情報端末2側の画面にて行えるようにしてもよい。
図6は、第1の実施形態に係る情報端末2及び画像形成装置3の電力状態について説明する図である。図6(A)は情報端末2、図6(B)画像形成装置3の電力状態について説明する図である。情報端末2及び画像形成装置3の電源制御部23、33は、「起動」、「プレ起動」、「省エネ」、「停止」の電力状態に制御する。
「起動」状態は、最も消費電力が高く、全てのハードウェアに電力を供給する状態である。
「プレ起動」状態は、「起動」状態よりも消費電力が低く、表示部202、302以外に電力を供給する。
「省エネ」状態は、「プレ起動」状態よりも消費電力が低く、操作部201、301、通信I/F203、303に電力を供給する。
「停止」状態は、最も消費電力が低く、どこにも電力を供給しない状態である。
図7は、第1の実施形態に係る情報端末2及び画像形成装置3の電力状態の遷移図である。
「停止」状態で、UI制御部22、32の電源ボタンが押されると、「起動」状態に遷移する。また、「起動」状態で、UI制御部22、32の電源ボタンが押されると、「停止」状態に遷移する。
「起動」状態で、UI制御部22、32で「プレ起動」への移行を指示する操作が行われると、「プレ起動」状態に遷移する。
情報端末2は、「起動」状態及び「プレ起動」状態で、所定時間内にUI制御部22の操作が行われない場合、「省エネ」状態に遷移する。
画像形成装置3は、「起動」状態及び「プレ起動」状態で、所定時間内にUI制御部32の操作が行われない場合、かつジョブ制御部34がジョブを実行中でない場合に、「省エネ」状態に遷移する。
情報端末2は、「省エネ」状態で、UI制御部22の操作が行われると、「プレ起動」状態に遷移する。
画像形成装置3は、「省エネ」状態で、UI制御部32の操作が行われた場合、または、ジョブ制御部34から「プレ起動」状態への遷移を要求された場合、「プレ起動」状態に遷移する。
「プレ起動」状態で、UI制御部22、32の操作が行われると、「起動」状態に遷移する。
図8は、第1の実施形態に係る情報処理システム1で、画像形成装置3側に表示する場合のシーケンス図である。この場合、表示先決定部35には、情報を表示させる装置として画像形成装置3が予め設定されている。なお、以下では、印刷を例として説明するが、コピー、スキャン、その他の機能のジョブについても、同様に実施できる。また、図の左端に情報端末2の電力状態、右端に画像形成装置3の電力状態を示す。
まず、情報端末2の電力状態は「起動」であり、画像形成装置3の電力状態は「省エネ」であるとする。
情報端末2は、利用者からの操作に応じて印刷を開始すると、通信制御部21を介して、画像形成装置3に印刷ジョブを送る(ステップS101)。
画像形成装置3の通信制御部31が、受信した印刷ジョブをジョブ制御部34に通知し、(ステップS102)、ジョブ制御部34が、印刷ジョブを開始する(ステップS103)。ジョブ制御部34は、電源制御部33に、「プレ起動」状態への遷移を要求する(ステップS104)。電源制御部33は、「プレ起動」状態に遷移させる(ステップS105)。
画像形成装置3は、印刷中に印刷状態(印刷ジョブの進捗状況など)を表示する場合、ジョブ制御部34は、UI制御部32に状態表示を要求し(ステップS106)、UI制御部32は表示先決定部35に表示デバイスを問い合わせる(ステップS107)。
表示先決定部35は、設定に従って画像形成装置3を表示先と決定し、画像形成装置3に表示する旨の応答を返す(ステップS108)。
UI制御部32は、電源制御部33に、「起動」状態への遷移を要求する(ステップS109)。電源制御部33は、「起動」状態に遷移させる(ステップS110)。そして、UI制御部32は、印刷状態を表示させる(ステップS111)。
また、情報端末2の電源制御部23は、所定時間内にUI制御部22の操作が行われない場合、「省エネ」状態に遷移する。
また、画像形成装置3の電源制御部33は、所定時間内にUI制御部32の操作が行われない場合、ジョブ制御部34にジョブの実行状態を問い合わせ、ジョブを実行中の場合には、電力状態を遷移させない。ジョブを実行中でない場合には、「省エネ」状態に遷移する。
印刷ジョブが終了した場合、ジョブ制御部34は、UI制御部32に正常または異常を示す終了結果の表示を要求する(ステップS112)。UI制御部32は表示先決定部35に表示デバイスを問い合わせる(ステップS113)。表示先決定部35は、画像形成装置3に表示する旨の応答を返す(ステップS114)。UI制御部32は、電源制御部33に、「起動」状態への遷移を要求する(ステップS115)。電源制御部33は、既に「起動」状態であるため、電力状態を遷移させない。そして、UI制御部32は、終了結果を表示させる(ステップS116)。
なお、ステップS109〜S111の「起動」状態に遷移させ印刷状態を表示させる処理は、ステップS108の後に行う代わりに、UI制御部32の操作が行われた際に行う構成としてもよい。それにより一層の節電効果を得られる。
図9は、図8のステップS116にて、終了結果が正常である場合の表示画面の例を示す図である。図9に示すように、画像形成装置3側の画面に表示され、情報端末2側の画面には表示されない。
図10は、第1の実施形態に係る情報処理システム1で、情報端末2側に表示する場合のシーケンス図である。この場合、表示先決定部35には、情報を表示させる装置として情報端末2が予め設定されている。
ステップS201〜S207は、情報端末2から印刷ジョブを送り、印刷ジョブを受信した画像形成装置3のUI制御部32が表示先決定部35に表示デバイスを問い合わせるまでの処理である。ステップS201〜S207は、図8のステップS101〜S107の処理とそれぞれ同様であるため、その詳細な説明は省略する。
表示先決定部35は、情報端末2に表示する旨の応答を返す(ステップS208)。UI制御部32は、通信制御部31を介して、情報端末2に印刷状態表示要求を送る(ステップS209)。
情報端末2の通信制御部21が、受信した印刷状態表示要求をUI制御部22に通知し、(ステップS210)、UI制御部22が電源制御部23に、「起動」状態への遷移を要求する(ステップS211)。電源制御部23は、「省エネ」状態となっていた場合は、「プレ起動」状態に遷移させ(ステップS212)、次に「起動」状態に遷移させる(ステップS213)。そして、UI制御部22は、印刷状態を表示させる(ステップS214)。
印刷ジョブが終了した場合、ジョブ制御部34は、UI制御部32に正常または異常を示す終了結果の表示を要求する(ステップS215)。UI制御部32は表示先決定部35に表示デバイスを問い合わせる(ステップS216)。表示先決定部35は、情報端末2に表示する旨の応答を返す(ステップS217)。UI制御部32は、通信制御部31を介して、情報端末2に終了結果表示要求を送る(ステップS218)。
情報端末2の通信制御部21が、受信した終了結果表示要求をUI制御部22に通知し、(ステップS219)、UI制御部22が電源制御部23に、「起動」状態への遷移を要求する(ステップS220)。電源制御部23は、既に「起動」状態であるため、電力状態を遷移させない。そして、UI制御部22は、終了結果を表示させる(ステップS221)。
それにより、利用者が情報端末2を持ったまま移動するなどの多様な使われ方に応じて、画像形成装置3と情報端末2のどちらにジョブの状態情報を表示するかを決定できる。また、ジョブの状態情報を表示しない側は、「省エネ」や「プレ起動」の電力状態を維持するため、不要な電力の消費をなくすことができ、節電効果を得られる。
図11は、図10のステップS218にて、終了結果が正常である場合の表示画面の例を示す図である。図10に示すように、情報端末2側の画面に表示され、画像形成装置3側の画面には表示されない。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、画像形成装置3にて情報を表示させる装置を決定していたが、第2の実施形態では、情報端末2にて情報を表示させる装置を決定する。
第1の実施形態では、画像形成装置3にて情報を表示させる装置を決定していたが、第2の実施形態では、情報端末2にて情報を表示させる装置を決定する。
図12は、第2の実施形態に係る情報端末2の機能構成図である。第1の実施形態と比較して、表示先決定部24を備える点が異なる。
表示先決定部24は、情報端末2及び画像形成装置3の中から、情報を表示させる装置を決定する。
図13は、第2の実施形態に係る画像形成装置3の機能構成図である。第1の実施形態と比較して、表示先決定部35を備えない点が異なる。
図14は、第2の実施形態に係る情報処理システム1で、画像形成装置3側に表示する場合のシーケンス図である。画像形成装置3の表示先決定部35が表示先を決定し、画像形成装置3のUI制御部32に印刷状態を表示させる代わりに、情報端末2の表示先決定部24が表示先を決定し、画像形成装置3のUI制御部32に印刷状態を表示させる。つまり、図8のS106〜S111の処理を行う代わりに、図14のS301〜S307の処理を行う。
画像形成装置3は、印刷中に印刷状態(印刷ジョブの進捗状況など)を表示する場合、ジョブ制御部34は、UI制御部32に状態表示を要求する(ステップS301)。UI制御部32は、通信制御部31を介して、情報端末2に表示デバイスを問い合わせる(ステップS302)。
情報端末2の通信制御部21が、受信した問い合わせを表示先決定部24に通知し、(ステップS303)、表示先決定部24は、通信制御部21を介し、画像形成装置3に表示する旨の応答を返す(ステップS304)。
画像形成装置3の通信制御部31が、受信した応答をUI制御部32に通知し、(ステップS305)、UI制御部32が、電源制御部33に、「起動」状態への遷移を要求する(ステップS306)。電源制御部33は、「起動」状態に遷移させる(ステップS307)。そして、UI制御部32は、印刷状態を表示させる(ステップS308)。
図15は、第2の実施形態に係る情報処理システム1で、情報端末2側に表示する場合のシーケンス図である。図10のS206〜S214の代わりに、図15のS401〜S412の処理を行う。
表示先決定部24が表示先を決定するまでのステップS401〜S403の処理は、図14のステップS301〜S303の処理とそれぞれ同様であるためその詳細な説明は省略する。表示先決定部24は、通信制御部21を介し、情報端末2に表示する旨の応答を返す(ステップS404)。
画像形成装置3の通信制御部31が、受信した応答をUI制御部32に通知する(ステップS405)。
ステップS406〜S412は、UI制御部32が、通信制御部31を介して、情報端末2に印刷状態表示要求を送り、情報端末2のUI制御部22に印刷状態を表示させるまでの処理である。ステップS406〜S412は、図10のステップS209〜S214の処理とそれぞれ同様であるため、その詳細な説明は省略する。
表示先決定部24への設定は、第1の実施形態と同様、画像形成装置3側の画面または、情報端末2側の画面にて行えるようにしてもよい。画像形成装置3側の画面にて設定の操作が行われた場合、画像形成装置3のUI制御部32が、設定された情報を、通信制御部31を介して情報端末2の通信制御部21に通知し、通信制御部21が、通知された設定情報を表示先決定部24に設定させる。
第2の実施形態の構成により、第1の実施形態と同様、画像形成装置3と情報端末2のどちらにジョブの状態情報を表示するかを決定できる。また、ジョブの状態情報を表示しない側は、「省エネ」や「プレ起動」の電力状態を維持するため、不要な電力の消費をなくすことができ、節電効果を得られる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、情報端末2または画像形成装置3が、情報端末2と画像形成装置3との間の距離に基づいて、情報端末2及び画像形成装置3の中から、情報を表示させる装置を決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
第3の実施形態は、情報端末2または画像形成装置3が、情報端末2と画像形成装置3との間の距離に基づいて、情報端末2及び画像形成装置3の中から、情報を表示させる装置を決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
図16は、第3の実施形態に係る情報端末2のハードウェア構成図である。第1の実施形態と比較し、位置情報取得部210を備える点が異なる。
位置情報取得部210は、例えばGPS(Global Positioning System)や無線LAN等を用いて、情報端末2の現在の位置情報を取得する。
図17は、第3の実施形態に係る情報端末2の機能構成図である。第1の実施形態と比較し、距離判断部25を備える点が異なる。
距離判断部25は、予め登録された画像形成装置3の位置情報と、位置情報取得部210により取得した位置情報に基づき、情報端末2と画像形成装置3との間の距離Dを計算する。距離Dは、例えば以下の式により算出する。
距離D=[(情報端末2の緯度−画像形成装置3の緯度)2+(情報端末2の経度−画像形成装置3の経度)2]1/2
また、距離判断部25は、通信制御部21を介し、画像形成装置3に、情報端末2と画像形成装置3との間の距離を通知する。例えば、利用者からの操作に応じて画像形成装置3に印刷ジョブを送ってから、画像形成装置3より印刷完了を通知されてから所定時間(例えば30秒)経過するまでの間、所定間隔(例えば5秒毎)で、通知する。
また、距離判断部25は、通信制御部21を介し、画像形成装置3に、情報端末2と画像形成装置3との間の距離を通知する。例えば、利用者からの操作に応じて画像形成装置3に印刷ジョブを送ってから、画像形成装置3より印刷完了を通知されてから所定時間(例えば30秒)経過するまでの間、所定間隔(例えば5秒毎)で、通知する。
なお、画像形成装置3への距離の通知については、所定間隔で通知する代わりに、距離が所定の閾値(例えば2メートル)以下に変化した際、及び所定の閾値を超えるように変化した際に通知する構成としてもよい。
画像形成装置3の表示先決定部35は、情報端末2から通知された情報端末2と画像形成装置3との間の距離が、所定の閾値(例えば2メートル)を超えた場合は「遠い」と判断し、所定の閾値以下の場合は「近い」と判断する。
図18は、画像形成装置3の位置情報を登録する際の表示画面の一例を示す図である。図18に示すように、情報端末2にて印刷を実行する際に、距離判断部25に画像形成装置3の位置情報が登録されていない場合、印刷実行ボタン211の他に、位置情報登録ボタン212を情報端末2に表示し、画像形成装置3の位置情報の登録を促す。利用者が画像形成装置3の前に立ち、位置情報登録ボタン212を押すと、距離判断部25に、位置情報取得部210から取得した現在の位置情報が、画像形成装置3の位置情報として登録される。なお、一旦登録した後は、次回の印刷時からは、位置情報登録ボタン212を非表示としてもよい。
図19は、第3の実施形態に係る表示先決定部35の処理のフローチャートである。
表示先決定部35は、まず、所定期間内に、情報端末2から距離情報を受信したか判断し(ステップS501)、受信していない場合は(ステップS501でNO)、画像形成装置3を表示先と決定する(ステップS502)。受信している場合は(ステップS501でYES)、最後に受信した情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「遠い」か判断する(ステップS503)。「遠い」と判断した場合は(ステップS503でYES)、情報端末2を表示先と決定する(ステップS504)。そうでなければ(ステップS503でNO)、画像形成装置3を表示先と決定する(ステップS502)。
図20は、第3の実施形態に係る情報処理システム1で、情報端末2または画像形成装置3に表示する場合のシーケンス図である。
なお、情報端末2、画像形成装置3における「プレ起動」状態、「起動」状態への遷移は、図8や図10と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
情報端末2から印刷ジョブを送り、画像形成装置3のジョブ制御部34により印刷ジョブを開始するまでの処理であるステップS601〜S605は、図8のステップS101〜S105の処理とそれぞれ同様であるためその説明を省略する。
距離判断部25は、現在の位置情報を取得し(ステップS606)、情報端末2と画像形成装置3との間の距離Dを計算し(ステップS607)、通信制御部21を介し、画像形成装置3に、情報端末2と画像形成装置3との間の距離を通知する(ステップS608)。
通信制御部31は、通知された距離を表示先決定部35に通知し(ステップS609)、表示先決定部35は、通知された距離の情報を保存する(ステップS610)。
画像形成装置3は、印刷中に印刷状態(印刷ジョブの進捗状況など)を表示する場合、ジョブ制御部34は、UI制御部32に状態表示を要求し(ステップS611)、UI制御部32は表示先決定部35に表示デバイスを問い合わせる(ステップS612)。表示先決定部35が、図19の処理により、表示デバイスを決定し、応答を返す(ステップS613)。図19のステップS505の処理により、画像形成装置3に表示する旨の応答を返した場合、図8のステップS109〜S111と同様の処理により、UI制御部32が、画像形成装置3側の画面に印刷状態を表示させる(ステップS614−1〜S616−1)。
そして、UI制御部32が、表示先決定部35により決定された表示デバイスではない、他方の表示デバイスである情報端末2に、通信制御部31を介して、非表示要求を送る(ステップS617−1)。情報端末2の通信制御部21は、UI制御部22に非表示要求を通知し(ステップS618−1)、UI制御部22は、電源制御部23に、「プレ起動」または「省エネ」状態への遷移を要求する(ステップS619−1)。電源制御部23は、「プレ起動」または「省エネ」状態に遷移させる(ステップS620−1)。それにより、少なくとも表示部202がオフとなり、一層の節電効果を得られる。
一方、図19のステップS504の処理により、情報端末2に表示する旨の応答を返した場合、UI制御部32が、電源制御部33に、「プレ起動」状態への遷移を要求する(ステップS614−2)。電源制御部33は、「プレ起動」状態に遷移させる(ステップS615−2)。それにより、表示部302への電力の供給が停止し、表示部がオフとなる。そして、図10のステップS209〜S214と同様の処理により、情報端末2に印刷状態を表示させる(ステップS617−2〜S621−2)。
なお、情報端末2側で距離を計算する代わりに、画像形成装置3の表示先決定部35に、画像形成装置3の位置情報を登録しておき、表示先決定部35が、情報端末2から受信した位置情報を用いて距離を計算するようにしてもよい。
なお、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「遠い」から「近い」に変化した場合、利用者が、情報端末2の画面における状態表示により、印刷等のジョブの終了間近と判断して画像形成装置3に近づいて来たと推定できる。そのため、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が所定の閾値以下に変化した場合に、画像形成装置3から情報端末2に非表示要求を送信する。そして、UI制御部22が、ステップS619−1と同様に、「プレ起動」または「省エネ」状態への遷移を要求するようにしてもよい。それにより、距離判断部25による距離の通知も停止するため、一層の節電効果を得られる。
第3の実施形態の構成により、情報端末2と画像形成装置3との間の距離に基づいて、ジョブの状態情報を表示する装置を適切に決定できる。また、ジョブの状態情報を表示しない側は、「起動」の電力状態から「省エネ」や「プレ起動」の電力状態に遷移させることができるため、一層の節電効果を得られる。
<第4の実施形態>
第3の実施形態では、情報端末2及び画像形成装置3の位置情報に基づいて、情報端末2と画像形成装置3との間の距離を算出していた。第4の実施形態では、画像形成装置3が、情報端末2または情報端末2の利用者が近くに存在していることを検知することにより、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が近いことを検知する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
第3の実施形態では、情報端末2及び画像形成装置3の位置情報に基づいて、情報端末2と画像形成装置3との間の距離を算出していた。第4の実施形態では、画像形成装置3が、情報端末2または情報端末2の利用者が近くに存在していることを検知することにより、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が近いことを検知する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
図21は、第4の実施形態に係る画像形成装置3のハードウェア構成図である。第1の実施形態と比較し、検知部309を備える点が異なる。
検知部309は、例えば人体検知センサであり、画像形成装置3の所定範囲内(例えば半径2メートル以内)に、情報端末2の利用者等の人が存在するか否かを検知する。
図22は、第4の実施形態に係る画像形成装置3の機能構成図である。第1の実施形態と比較し、距離判断部36を備える点が異なる。
距離判断部36は、検知部309が検知すると、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「近い」と判断する。一方、検知部309が検知しない場合は、「遠い」と判断する。そして、判断結果を、表示先決定部35に通知する。
表示先決定部35は、距離判断部36から通知された情報端末2と画像形成装置3との間の距離に基づいて、情報端末2及び画像形成装置3の中から、情報を表示させる装置を決定する。
図23は、第4の実施形態に係る表示先決定部35の処理のフローチャートである。
表示先決定部35は、まず、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「遠い」か判断し(ステップS701)、「遠い」と判断した場合は(ステップS701でYES)、情報端末2を表示先と決定する(ステップS702)。「遠い」と判断しなかった場合は(ステップS701でNO)、画像形成装置3を表示先と決定する(ステップS703)。
なお、検知部309が情報端末2の利用者の存在を検知した場合に、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「近い」と判断する代わりに、次のようにしてもよい。情報端末2と画像形成装置3との間で、BLE(Bluetooth Low Energy)、無線LAN、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信を行う。そして、画像形成装置3が情報端末2から受信した近距離無線の信号強度が所定の閾値を超える場合に、情報端末2と画像形成装置3との間の距離が「近い」と判断する構成としてもよい。
第4の実施形態の構成により、情報端末2と画像形成装置3との間の距離に基づいて、ジョブの状態情報を表示する装置を適切に決定できる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態は、第1の実施形態乃至第4の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、情報端末2のバッテリの残量に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに、情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
第5の実施形態は、第1の実施形態乃至第4の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、情報端末2のバッテリの残量に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに、情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
図24は、第5の実施形態に係る情報端末2の機能構成図である。第1の実施形態と比較して、バッテリ208を備える点が異なる。
バッテリ208は、電源206から供給された電力を充電し、電源206からの電力の供給が停止すると、操作部201、表示部202、通信I/F203、記憶装置204、及びCPU205に電力を供給し、また、個別に電力の供給量を下げたり停止させる。
情報端末2の電源制御部23は、電源206から電力を供給されている場合と、バッテリ208から電力を供給されており、かつバッテリ208の電圧が所定の閾値以上である場合に、電源状態が「通常」であると判断する。また、バッテリ208から電力を供給されており、かつバッテリ208の電圧が所定の閾値未満である場合に、電源状態が「低電力」であると判断する。
また、電源制御部23は、印刷等のジョブを通知する際、電源状態が変化した際、または所定間隔で、通信制御部21を介して、画像形成装置3の表示先決定部35に、電源状態を通知する。
図25は、第5の実施形態に係る表示先決定部35の処理のフローチャートである。
表示先決定部35は、まず、所定期間内に、情報端末2の電源状態を受信したか判断し(ステップS801)、受信していない場合は(ステップS801でNO)、画像形成装置3を表示先と決定する(ステップS802)。受信している場合は(ステップS801でYES)、最後に受信した電源状態が「通常」でないか判断し(ステップS803)、「通常」でなければ(ステップS803でYES)、画像形成装置3を表示先と決定する(ステップS802)。「通常」であれば(ステップS803でNO)、情報端末2を表示先と決定する(ステップS804)。
なお、第1の実施形態乃至第4の実施形態と同様に、設定または距離に基づいて表示先を決定し、決定した表示先が情報端末2である場合に、上記の電源状態に基づいて決定する処理を行うようにしてもよい。
図26は、第5の実施形態に係る情報処理システム1で、情報端末2側に表示する場合のシーケンス図である。
情報端末2の電源制御部23は、例えば、利用者からの操作に応じて画像形成装置3に印刷ジョブを送る際、通信制御部21を介して、画像形成装置3に、電源状態を通知する(ステップS901)。画像形成装置3の通信制御部31が、受信した電源状態を表示先決定部35に通知する(ステップS902)。
情報端末2から印刷ジョブを送り、印刷ジョブを受信した画像形成装置3が、情報端末2のUI制御部22に印刷状態を表示させるまでの処理であるステップS903〜S916は、図10のステップS201〜S214の処理とそれぞれ同様である。そのため、その詳細な説明は省略する。
情報端末2の電源制御部23は、電源状態が「通常」から「低電力」に変化したため、通信制御部21を介して、画像形成装置3に、電源状態を通知する(ステップS917)。画像形成装置3の通信制御部31は、受信した電源状態を表示先決定部35に通知する(ステップS918)。
表示先決定部35が表示先を決定し、画像形成装置3のUI制御部32は、印刷状態を表示させるまでの処理であるステップS919〜S924は、図8のステップS106〜S111の処理とそれぞれ同様であるため、その詳細な説明は省略する。
第5の実施形態の構成により、情報端末2のバッテリの残量に基づいて、ジョブの状態情報を表示する装置を適切に決定できる。そのため、例えば、情報端末2に状態情報を表示しているときであっても、情報端末2のバッテリ残量が少なくなった場合は、情報端末2の画面をオフとし、画像形成装置3に状態情報を表示することにより、情報端末2の節電効果を向上させることができる。
<第6の実施形態>
第6の実施形態は、第1の実施形態乃至第5の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、ジョブの種別に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに、情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
第6の実施形態は、第1の実施形態乃至第5の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、ジョブの種別に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに、情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
情報端末2の通信制御部21は、画像形成装置3にジョブを送信する際、ジョブに情報端末2または情報端末2の利用者のIDを付加して送信する。
図27は、ジョブ種別/表示先設定情報の一例を示す図である。表示先決定部35は、図27に示すジョブ種別/表示先設定情報を予め記憶しておく。ジョブ種別/表示先設定情報には、情報端末2または情報端末2の利用者の識別情報(ID)に対応付けて、プリント、コピー、スキャン等のジョブの種別毎に、表示先の装置が記憶される。そして、ジョブに付加されたIDと、ジョブの種別とに対応する表示先の装置をジョブ種別表示先設定情報から取得し、表示先として決定する。
なお、ジョブに付加されたIDと、ジョブの種別とに対応する表示先の装置との組が、ジョブ種別表示先設定情報に記憶されていない場合は、第1の実施形態乃至第5の実施形態と同様の処理により、表示先を決定するようにしてもよい。
また、ジョブ種別/表示先設定情報に基づいて決定した表示先が情報端末2である場合に、第5の実施例と同様に、情報端末2のバッテリの残量に基づく決定処理を行うようにしてもよい。
ジョブ種別/表示先設定情報は、画像形成装置3または情報端末2から利用者が設定できるようにしてもよい。
図28は、情報を表示させる装置を設定する際のシーケンス図である。
情報端末2が表示先決定部24を備え、情報端末2において設定のための操作が行われた場合について説明する。
情報端末2において、利用者から、情報を表示させる装置を指定する操作が行われる(ステップS1001)。UI制御部22は、表示先決定部24に、指定された装置の設定要求を通知する(ステップS1002−1)。表示先決定部24は、通知された設定要求に基づいて、図27に示すジョブ種別/表示先設定情報を設定する(ステップS1003−1)。
画像形成装置3が表示先決定部35を備え、情報端末2において設定のための操作が行われた場合について説明する。
情報端末2において、利用者から、情報を表示させる装置を指定する操作が行われる(ステップS1001)。UI制御部22は、通信制御部21を介して、画像形成装置3に設定要求を送る(ステップS1002−2)。
画像形成装置3の通信制御部31は、受信した設定要求を表示先決定部35に通知し、(ステップS1003−2)、表示先決定部35は、通知された設定要求に基づいて、図27に示すジョブ種別/表示先設定情報を設定する(ステップS1004−2)。
画像形成装置3が表示先決定部35を備え、画像形成装置3において設定のための操作が行われた場合について説明する。
画像形成装置3において、利用者から、情報を表示させる装置を指定する操作が行われる(ステップS1101)。UI制御部32は、表示先決定部35に、指定された装置の設定要求を通知する(ステップS1102−1)。表示先決定部35は、通知された設定要求に基づいて、図27に示すジョブ種別/表示先設定情報を設定する(ステップS1103−1)。
情報端末2が表示先決定部24を備え、画像形成装置3において設定のための操作が行われた場合について説明する。
画像形成装置3において、利用者から、情報を表示させる装置を指定する操作が行われる(ステップS1101)。UI制御部32は、通信制御部31を介して、情報端末2に設定要求を送る(ステップS1102−2)。
情報端末2の通信制御部21は、受信した設定要求を表示先決定部24に通知し、(ステップS1103−2)、表示先決定部24は、通知された設定要求に基づいて、図27に示すジョブ種別/表示先設定情報を設定する(ステップS1104−2)。
図29は、利用者が、画像形成装置3側の画面にて、情報を表示させる装置を設定する際の表示画面の例である。
図30は、利用者が、情報端末2側の画面にて、情報を表示させる装置を設定する際の表示画面の例である。
第6の実施形態の構成により、ジョブの種別に基づいて、ジョブの状態情報を表示する装置を適切に決定できる。
<第7の実施形態>
第7の実施形態は、第1の実施形態乃至第6の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、表示する情報の内容に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
第7の実施形態は、第1の実施形態乃至第6の実施形態の表示先決定部35または表示先決定部24が、表示する情報の内容に基づいて、情報端末2と画像形成装置3のどちらに情報を表示させるかを決定する。以下では、第1の実施形態のように、画像形成装置3が表示先決定部35を備える例について説明するが、第2の実施形態のように、情報端末2が表示先決定部24を備えていてもよい。
図31は、表示先決定部35に設定される、表示画面指示リストの一例を示す図である。表示画面指示リストは、表示するジョブの状態情報の内容毎に、情報端末2及び画像形成装置3のうち、情報を表示させる装置の設定を表す。図30に示す例では、印刷ジョブの進行状況は、利用者がすぐに見られるように情報端末2に表示するように設定している。また、印刷ジャムが発生したことを示すエラーメッセージは、利用者が見られるように情報端末2に表示するとともに、他の利用者が画像形成装置3を使用できないように画像形成装置3にも表示するように設定している。また、印刷ジャムを解決する手順を示すメッセージは、ジャムを取り除く際は画像形成装置3の前に行く必要があるため、画像形成装置3に表示するように設定している。
表示画面指示リストは、情報端末2と画像形成装置3のどちらから設定できるように構成してもよい。
なお、表示画面指示リストは、csvファイルのような表形式やxml文書形式等で設定を記述できるようにしてもよい。
なお、表示する情報の内容が表示画面指示リストに設定されていない場合は、第1の実施形態乃至第6の実施形態と同様の処理により、表示先を決定するようにしてもよい。
情報端末2が表示先決定部24を備える場合は、以下のような構成としてもよい。図15のステップS301で、ジョブ制御部34がUI制御部32に、表示する情報の内容を通知して状態表示を要求する。そして、ステップS302、S303で、UI制御部32が表示先決定部24に、表示する情報の内容を通知して表示デバイスを問い合わせる。
第7の実施形態の構成により、表示する情報の内容に基づいて、ジョブの状態情報を表示する装置を適切に決定できる。
なお、上述した実施形態における、情報端末2と画像形成装置3とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。開示の技術は、複合機等の画像形成装置に限定されず、プロジェクター、ビデオ再生機器、監視カメラ等の情報処理装置に適用することも可能である。その場合、投影、再生、撮影等のジョブの状態情報を、情報端末と情報処理装置のいずれの画面に表示するかを決定する。
上述した各実施形態における構成を、適宜、組み合わせて用いることも可能である。例えば、第3の実施形態の図20におけるステップS617−1の情報端末2に非表示要求を送る処理を、第1の実施形態の図8におけるステップS111の後に行う構成にしてもよい。それにより、ジョブの状態情報を表示しない側は、「起動」の電力状態から「省エネ」や「プレ起動」の電力状態に遷移させることができるため、一層の節電効果を得られる。
以上に説明した情報端末2、画像形成装置3の各部の機能は、CPU(プロセッサ)205、305が、例えば記憶装置204、304(HDD、ROM、フラッシュメモリ等を含む)に格納されたプログラムを実行することにより実現され得る。プログラムは例えば記録媒体の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。記録媒体は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、情報端末2、画像形成装置3の各部の機能のうちの少なくとも一部を、専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現してもよい。
1 情報処理システム
2 情報端末
21 通信制御部
22 UI制御部(「制御部」の一例)
23 電源制御部
24 表示先決定部(「決定部」の一例)
25 距離判断部
3 画像形成装置
31 通信制御部
32 UI制御部(「制御部」の一例)
33 電源制御部
34 ジョブ制御部
35 表示先決定部(「決定部」の一例)
36 距離判断部
2 情報端末
21 通信制御部
22 UI制御部(「制御部」の一例)
23 電源制御部
24 表示先決定部(「決定部」の一例)
25 距離判断部
3 画像形成装置
31 通信制御部
32 UI制御部(「制御部」の一例)
33 電源制御部
34 ジョブ制御部
35 表示先決定部(「決定部」の一例)
36 距離判断部
Claims (9)
- 情報端末と、
前記情報端末から受信したジョブを実行する画像形成装置と、
を有し、
前記情報端末または前記画像形成装置は、前記ジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、前記状態情報を、前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定する決定部と、
前記決定された一方に、前記状態情報を表示する制御部と、
を備える情報処理システム。 - 前記制御部は、
前記状態情報を表示する一方が決定されると、他方の表示部をオフに制御する、
請求項1記載の情報処理システム。 - 前記情報端末または前記画像形成装置は、
前記決定部に、前記状態情報を前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを設定する操作部を備える、
請求項1または2記載の情報処理システム。 - 前記情報端末または前記画像形成装置は、
前記情報端末と前記画像形成装置との間の距離を判断する距離判断部を備え、
前記決定部は、
前記情報端末と前記画像形成装置との間の距離に基づいて、前記状態情報を前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記情報端末は、
現在の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
前記距離判断部は、
前記位置情報取得部により取得された位置情報と、予め設定されている前記画像形成装置の位置情報とに基づいて、前記距離を判断する、
請求項4記載の情報処理システム。 - 前記画像形成装置は、
前記情報端末または前記情報端末の利用者を検知する検知部を備え、
前記距離判断部は、
前記検知部により検知した結果に基づいて、前記距離を判断する、
請求項4記載の情報処理システム。 - 前記決定部は、
前記情報端末の電力の残量に基づいて、前記状態情報を前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定する、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記決定部は、
前記ジョブの種別、または前記状態情報の内容に基づいて、前記状態情報を前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定する、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 情報端末と、前記情報端末から受信したジョブを実行する画像形成装置とを有する情報処理システムにおける表示制御方法であって、
前記情報端末または前記画像形成装置が、前記ジョブの状態を示す状態情報を表示する際に、前記状態情報を、前記情報端末と前記画像形成装置のどちらに表示するかを決定するステップと、
前記決定された一方に、前記状態情報を表示するステップと、
を有する表示制御方法。
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