JP7030620B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、バックホー等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、走行装置上に旋回ベアリングを介して縦軸心回りに旋回可能に支持された旋回フレームを有する。該旋回フレームには、旋回モータが取り付けられ、該旋回モータには、旋回ピニオンが取り付けられている。旋回ピニオンは、旋回ベアリングの内周側に設けられた内歯ギヤに噛合している。旋回モータによって旋回ピニオンを回転駆動することにより、旋回ピニオンが内歯ギヤに沿って噛み合いながら移動し、これにより、旋回フレームが旋回する。また、縦軸心位置にはスイベルジョイントが配置されている。
特開2017-66791号公報
特許文献1に開示の作業機にあっては、スイベルジョイントと旋回フレームとの間から落下した土、小石、ゴミ等の異物が旋回ピニオンと内歯ギヤとの間に噛み込まれるなどして動作不良や部材の破損が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、異物の噛み込みに起因する動作不良や部材の破損を防止することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、上面に平面視環状の内輪取付部が設けられ且つ前記内輪取付部の内周側に開口部を有する天板を有する走行装置と、外輪と、前記外輪の内周側に上下方向に延伸する縦軸心回りに前記外輪に対して回転自在に設けられた内輪と、前記内輪の内周側に形成された内歯ギヤとを有し、前記内輪が前記内輪取付部に取り付けられている旋回ベアリングと、前記外輪が固定されており、前記旋回ベアリングを介して前記走行装置に前記縦軸心回りに旋回可能に支持された旋回フレームと、前記旋回フレームに取り付けられた旋回モータと、前記旋回モータに取り付けられ且つ前記内歯ギヤに噛合すると共に前記旋回モータの動力によって回転することで前記旋回フレームを前記走行装置に対して前記縦軸心回りに旋回させる旋回ピニオンと、前記内輪取付部の内周縁から前記開口部の一部を覆うように前記縦軸心側に突出する複数のジョイント取付部と、前記複数のジョイント取付部に取り付けられて前記縦軸心位置に配置されたスイベルジョイントと、前記旋回ピニオンの外周全体が前記旋回フレームの前記縦軸心を中心とする旋回によって移動する際に描く軌跡である移動軌跡の内周側且つ前記ジョイント取付部の上面における前記旋回フレームの旋回方向の一端側から他端側にわたって前記ジョイント取付部の上面側から上方に延出するように配置されていて、前記ジョイント取付部において異物が前記内歯ギヤ側へ移動するのを防止するガード壁を有する保護カバーと、を備えている。
上記の構成によれば、保護カバーによって、旋回ピニオンと内歯ギヤとの間に異物が噛み込まれるのを防止することができる。
作業機の側面図である。 旋回フレームの平面図である。 旋回フレームの斜視図である。 スイングブラケットの斜視図である。 スイングブラケットを支持ブラケットに連結した状態の側面断面図である。 スイングブラケットの上部の平面図である。 図6のB1-B1矢視断面図である。 図6のB2-B2矢視断面図である。 ピンを挿通していない状態のスイングブラケットの上部の斜視図である。 ピンを挿通していない状態のスイングブラケットの上部の平面図である。 フランジの動作を示す平面図である。 フランジの他の動作を示す図である。 規制部の変形例を示す平面図である。 走行装置の斜視図である。 走行フレームの斜視図である。 走行フレームの中央部分の平面図である。 スイベルジョイント配置部分の側面断面図である。 保護カバー配置部分の平面図である。 保護カバー配置部分の側面図である。 図18のB3-B3矢視断面図である。 図18のB4-B4矢視断面図である。 保護カバーの分解斜視図である。 取付具とジョイント取付部との関係を示す平面図である。 変形例1に係る保護カバーを左側からみた斜視図である。 変形例1に係る保護カバーを右側からみた斜視図である。 変形例2に係る保護カバーの斜視図である。 変形例3に係る保護カバーの斜視図である。 変形例3に係る保護カバーの平面図及び一部の平面断面図である。 変形例3に係る保護カバーの側面図である。 変形例3に係る保護カバーの正面一部断面図である。 変形例4に係る保護カバーの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
先ず、作業機1の全体構成を概略的に説明する。
図1は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図1に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。機体2上にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には運転席6が設けられている。なお、キャビンの代わりにキャノピを搭載してもよい。
本実施形態においては、作業機1の運転席6に着座した運転者の前側(図1の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図1の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図1の手前側)を左方、運転者の右側(図1の奥側)を右方として説明する。
また、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向K2(図2参照)として説明する。機体2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図1に示すように、走行装置3は、走行フレーム9と、走行機構10とを有する。走行機構10は、クローラ式の走行機構によって構成されている。言い換えれば、走行装置3は、クローラ式の走行装置である。走行機構10は、走行フレーム9の左側と右側とに設けられている。また、走行機構10は、アイドラ10Aと、駆動輪10Bと、複数の転輪10Cと、エンドレスのクローラベルト10Dと、油圧モータからなる走行モータM1とを有する。アイドラ10Aは、走行フレーム9の前部に配置され、駆動輪10Bは走行フレーム9の後部に配置されている。複数の転輪10Cは、アイドラ10Aと駆動輪10Bとの間に設けられている。クローラベルト10Dは、アイドラ10Aと駆動輪10Bと転輪10Cとにわたって巻掛けられている。走行モータM1は、駆動輪10Bを駆動することでクローラベルト10Dを周方向に循環回走させる。走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。
機体2は、走行フレーム9上に旋回ベアリング8を介して縦軸心(上下方向に延伸する軸心)回りに旋回可能(左及び右に回転可能)に支持されている。旋回ベアリング8の中心が機体2の回転中心である。この機体2の回転中心を旋回軸心X1という。
機体2の後部には、原動機E1が搭載されている。原動機E1は、例えば、ディーゼルエンジンである。また、原動機E1は、ガソリンエンジン、LPGエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
図2、図3に示すように、機体2は、骨格となる旋回フレーム21を有する。
旋回フレーム21は、旋回基板(基板)22と、複数の縦リブ(第1縦リブ23L,第2縦リブ23R)と、支持ブラケット(支持部材)24とを有する。また、旋回フレーム21は、機体2に搭載される機器、タンク類、その他の部品等を取り付けるためのブラケットやステー等を有する。
旋回基板22は、厚板鋼板等から形成され、機体2の底部を構成する。図1に示すように、この旋回基板22は、旋回ベアリング8を介して走行装置3上に旋回軸心X1回りに回転自在に支持される。また、旋回基板22の後部には、ウエイト25が取り付けられると共に原動機E1が搭載される。
図2、図3に示すように、第1縦リブ23L、第2縦リブ23Rは、旋回基板22を補強する部材であって、前部から後部へと延伸して設けられている。第1縦リブ23Lと第2縦リブ23Rとは、旋回基板22上に立設され、機体幅方向K2に間隔を隔てて並設されている。
支持ブラケット24は、第1縦リブ23L及び第2縦リブ23Rの前部に設けられている。支持ブラケット24は、旋回基板22の機体幅方向K2の中央から右方に偏倚した位置に配置されている。支持ブラケット24は、板材からなる第1支持部(支持壁部)24Aと、第2支持部24Bとを有する。第1支持部24Aは、第1縦リブ23L及び第2縦リブ23Rの前上部に溶接等によって固定されている。第1支持部24Aの前部には、ピン挿通孔26Aが上下方向に貫通状に形成されている。第2支持部24Bは、第1支持部24Aの下方に位置し、第1縦リブ23L及び第2縦リブ23Rの前下部及び旋回基板22に溶接等によって固定されている。第2支持部24Bの前部にも、ピン挿通孔26Bが上下方向に貫通状に形成されている。
旋回基板22の前部で且つ第1縦リブ23Lと第2縦リブ23Rの間には、第1開口27が上下方向に貫通状に形成されている。第1開口27は、円形状の主穴27Aと、この主穴27Aから径方向外方に延出するように切り欠かれた切欠き穴27Bとを有する。
図3に示すように、旋回基板22における第1開口27の後方には、第2開口28が上下方向に貫通状に形成されている。第2開口28は、円形状に形成され、周囲にモータ取付部29が設けられている。モータ取付部29には、油圧モータからなる旋回モータM2が取り付けられている(図2参照)。旋回モータM2は、機体2を旋回軸心X1回りに回転駆動するモータである。
図1に示すように、支持ブラケット24には、鋳物製のスイングブラケット(回動部材)14が、縦軸心回りに(左及び右に)揺動自在に取り付けられている。スイングブラケット14には、作業装置4が取り付けられている。
図1に示すように、作業装置4は、掘削作業が可能な装置であって、ブーム15と、アーム16と、バケット(作業具)17とを有する。ブーム15の基部は、スイングブラケット14に横軸(機体幅方向K2に延伸する軸心)回りに回動自在に枢着されている。これによって、ブーム15が上下に揺動自在とされている。アーム16は、ブーム15の先端側に横軸回りに回動自在に枢着されている。これによって、アーム16が前後或いは上下に揺動自在とされている。バケット17は、アーム16の先端側にスクイ動作及びダンプ動作可能に設けられている。作業機1は、バケット17に代えて或いは加えて、油圧アクチュエータにより駆動可能な他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することが可能である。この他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
スイングブラケット14は、機体2の右側に備えられたスイングシリンダC2(図2参照)の伸縮によって揺動自在とされている。ブーム15は、ブームシリンダC3の伸縮によって揺動自在とされている。アーム16は、アームシリンダC4の伸縮によって揺動自在とされている。バケット17は、バケットシリンダ(作業具シリンダ)C5の伸縮によってスクイ動作及びダンプ動作自在とされている。スイングシリンダC2、ブームシリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダC5は、油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)によって構成されている。
図4、図5に示すように、スイングブラケット14は、主体部31と、ブーム連結部32と、第1シリンダ連結部33と、第2シリンダ連結部34と、枢支連結部35とを有する。
主体部31は、左の側壁部31Lと右の側壁部31Rとを連結壁部31Aで連結して構成されている。ブーム連結部32は、ブーム15の基部が枢支連結される部位である。ブーム連結部32は、側壁部31Lの上部に設けられた第1部位32Lと、側壁部31Rの上部に設けられた第2部位32Rとを有する。第1部位32Lと第2部位32Rとにわたって機体幅方向K2の軸心を有する連結ピン36が設けられている。この連結ピン36にブーム15の基部が軸心回りに回転可能に支持されている。
第1シリンダ連結部33は、主体部31の前下部に前方突出状に設けられている。この第1シリンダ連結部33にシリンダピン37が設けられている。このシリンダピン37にブームシリンダC3の一端側(ボトム側)が枢支されている。
第2シリンダ連結部34は、主体部31の側壁部31Rの下部から右方に延出状している。この第2シリンダ連結部34にスイングシリンダC2のピストンロッドの先端部がシリンダピン38を介して枢支連結されている。
図5に示すように、枢支連結部35は、主体部31から後方突出状に設けられていて、支持ブラケット24に第1ピン(ピン)39A及び第2ピン39Bを介して縦軸心回りに回転可能に連結されている。枢支連結部35は、主体部31の上部に設けられた第1枢支部41と、主体部31の下部に設けられた第2枢支部42とを有する。第1枢支部41は、第1壁(回動壁部)41A及び第2壁41Bを有する。第1壁41Aは、第2壁41Bの上方に間隔をあけて設けられている。第1壁41Aには、ピン挿通孔43Aが上下方向に貫通状に形成されている。第2壁41Bにも、ピン挿通孔43Bが上下方向に貫通状に形成されている。第1壁41Aと第2壁41Bとの間に支持ブラケット24の第1支持部24Aが挿入されている。第1支持部24A上に第1壁41Aが重ねられる。第1壁41Aのピン挿通孔43A及び第2壁41Bのピン挿通孔43Bと、第1支持部24Aのピン挿通孔26Aとにわたって第1ピン39Aがブッシュを介して挿通されている。
第2枢支部42は、第3壁42A及び第4壁42Bを有する。第3壁42Aは、第4壁42Bの上方に間隔をあけて設けられている。第3壁42Aには、ピン挿通孔44Aが上下方向に貫通状に形成されている。第4壁42Bにも、ピン挿通孔44Bが上下方向に貫通状に形成されている。第3壁42Aと第4壁42Bとの間に支持ブラケット24の第2支持部24Bが挿入されている。第3壁42Aのピン挿通孔44A及び第4壁42Bのピン挿通孔44Bと、第2支持部24Bのピン挿通孔26Bとにわたって第2ピン39Bがブッシュを介して挿通されている。
以上の構成により、支持ブラケット(支持部材)24とスイングブラケット(回動部材)14とにわたって上下方向に挿通されたピン(第1ピン39A,第2ピン39B)を介して、支持ブラケット24にスイングブラケット14が揺動可能に枢支されている。
図4に示すように、第1ピン39Aは、該第1ピン39Aに固定されたフランジ46と、このフランジ46を挿通してスイングブラケット14にネジ固定により取り付けられる抜止め具47とによって抜止めされている。図5に示すように、第2ピン39Bは、該第2ピン39Bと第3壁42Aとにわたって挿通された抜止めピン48によって抜止めされている。
図6、図7に示すように、フランジ46は、第1ピン39Aに固定される基部49と、基部49から第1ピン39Aの径方向外方に突出する突出部50とを含む。基部49は、第1ピン39Aに挿通される穴49Aを有し、第1ピン39Aの上端部に溶接等によって固定されている。突出部50は、基部49から突出方向に行くに従って漸次幅狭に形成されている。突出部50は、突出側の端部である突出端部50A近傍に上下方向に貫通状に形成された挿通孔50Bを有する。また、突出部50は、第1当たり部51Lと、第2当たり部51Rとを含む当接部51を有する。第1当たり部51Lは、フランジ46における(突出部50における)第1ピン39A回り(第1ピン39Aの軸心X2回り)の回転方向の一方側(第1回転方向側)の部位(例えば、左側部)で構成されている。第2当たり部51Rは、フランジ46における(突出部50における)第1ピン39A回りの回転方向の他方側(第2回転方向側)の部位(例えば、右側部)で構成されている。なお、図6、図7に示したフランジ46の形状は一例であり、これに限定されるものではなく、他の形状に変更してもよい。
図7、図8に示すように、抜止め具47は、カラー52と、第1ワッシャ53と、第2ワッシャ54と、抜止めボルト55とを有する。なお、第1ワッシャ53及び第2ワッシャ54は必要に応じて用いればよく、第1ワッシャ53及び第2ワッシャ54の一方または両方を省略してもよい。また、抜止めボルト55の一部に第1ワッシャ53及び/又第2ワッシャ54の機能を実現する構成を設けてもよく、抜止めボルト55に第1ワッシャ53及び/又第2ワッシャ54を一体化させてもよい。また、第1ワッシャ53及び/又は第2ワッシャ54としてスプリングワッシャを用いてもよい。
カラー52は、円筒状であり、挿通孔50Bに上下方向に挿通されている。このカラー52の下端は、第1枢支部41の第1壁(回動壁部)41Aにおけるフランジ46が面接触で当接する(載置される)面である加工面56に当接している。また、カラー52の上部は、フランジ46(突出部50)よりも上方に突出している。
第1ワッシャ53は、挿通孔50Bより大径に形成され、カラー52の上面に当接している。第2ワッシャ54は、第1ワッシャ53の上面に当接している。
抜止めボルト55は、ネジ軸部55Aと、頭部55Bとを有する。ネジ軸部55Aは、円柱形状の部材の外周に雄ネジを切って形成されたものである。抜止めボルト55(ネジ軸部55A)は、第2ワッシャ54、第1ワッシャ53及びカラー52を挿通して、加工面56(第1壁41A)に形成されたネジ穴57にねじ込まれている。ネジ穴は、円柱状の穴の内周面に雌ネジを形成した穴である。
抜止めボルト55がネジ穴57にねじ込まれることで、抜止め具47がスイングブラケット14にネジ固定される。これにより、フランジ46の上方移動が規制され、第1ピン39Aが抜止めされる。
図6に示すように、第1壁41A(スイングブラケット14)の上面には、フランジ部46の当接部51が当接することで、第1ピン39A回りのフランジ46の回転を規制する規制部58が設けられている。
図9、図10に示すように、規制部58は、第1当たり部51Lが当接する第1部位58Lと、第2当たり部51Rが当接する第2部位58Rとを含む。第1部位58L及び第2部位58Rは、スイングブラケット14に形成した盛上がり部59を削って加工面56を形成する際に、一緒に形成される。詳しくは、第1部位58L及び第2部位58Rは、スイングブラケット14を鋳造で形成する際に、第1壁41Aの上面に上方に向けて盛り上がる盛上がり部59を設け、この盛上がり部59を削って平坦状の加工面56を形成する際に一緒に形成される上下方向の面によって構成されている。即ち、第1部位58L及び第2部位58Rは、加工面56に連続し且つ該加工面56から上方に延出する上下方向の面で構成されている。
図6に示すように、フランジ46の突出部50は、加工面56上であって、第1部位58Lと第2部位58Rとで挟まれる部分に載置されている。第1部位58Lは、第1当たり部51Lと水平方向で対応する(対向する)。第2部位58Rは、第2当たり部51Rと水平方向で対応する(対向する)。図8に示すように、挿通孔50Bの中心X3とカラー52の中心X4とが一致(図6参照)した状態で、挿通孔50Bの内面とカラー52の外周面との隙間S1が、第1当たり部51Lと第1部位58Lとの隙間S2よりも大であり且つ第2当たり部51Rと第2部位58Rとの隙間S3よりも大である。
図11は、第1当たり部51Lが第1部位58Lに当接している状態を示している。この状態で、抜止め具47と挿通孔50Bの内周面との間に隙間S4が在る。また、図12は、第2当たり部51Rが第2部位58Rに当接している状態を示している。この状態でも、抜止め具47と挿通孔50Bの内周面との間に隙間S5が在る。即ち、カラー52の外周面(抜止め具47)と挿通孔50Bの内周面との間に隙間S4,S5が在る状態で規制部58に当接部51が当接することで第1ピン39A回りのフランジ46の回転が規制される。これにより、掘削作業時等に、第1ピン39Aに当該第1ピン39Aを軸心X2回りに回転させる方向の力が働いても、この力がフランジ46を介して抜止め具47に作用することがない。それ故、フランジ46がカラー52に当接することに起因する抜止めボルト55(抜止め具47)のトルクダウンを防止できる。
なお、本実施形態では、抜止めボルト55(抜止め具47)をスイングブラケット14(回動部材)にネジ固定により取り付けることで第1ピン39Aを抜止めしているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、二股状の支持ブラケット24を備え、この二股部分の間にスイングブラケット14が挿入されており、支持ブラケット24の上面にフランジ部46の当接部51が当接する構成とし、抜止めボルト55を支持ブラケット24(支持部材)にネジ固定により取り付けることで第1ピン39Aを抜止めしてもよい。
図9、図10に示すように、加工面56には、フランジ46を載置する第1載置面56Aに連続する第2載置面56Bが形成されている。第2載置面56Bには、ネジ穴61Lが形成されている。第2載置面56Bの右方には第3載置面63が形成されている。第3載置面63にもネジ穴62Rが形成されている。図4に示すように、これら第2載置面56B及び第3載置面63にわたって、取付プレート64が載置されている。この取付プレート64は、ネジ穴61Lにねじ込まれるボルト62L及びネジ穴61Rにねじ込まれるボルト62Rによって第1壁41Aに固定されている。
図5に示すように、取付プレート64は、ホースクランプ65を支持するブラケット部材66の一部を構成している。ホースクランプ65は、機体2側から第1支持部24Aと第2支持部24Bとの間を通って作業装置4へ配策される油圧ホースを支持する部材である。
図6に示すように、スイングブラケット14の上面の後部には、スイングブラケット14の向きを示す指標部67が設けられている。この指標部67は、スイングブラケット14が真っ直ぐ前を向いていること(スイングブラケット14が左及び右への揺動範囲の中央部に位置していること)を示す目印である。指標部67が、後方を指向している状態(図6に示す状態)で、スイングブラケット14が真っ直ぐ前を向いていることを示している。
なお、当接部51及び規制部58は、上記構成に限定されることはない。例えば、図13に示すように、指標部67に規制部58を設け、フランジ46の基部49に当接部68を設けてもよい。当接部68は、指標部67を挟む二股状に形成されている。この場合、指標部67の一側面(例えば、左側面)を規制部58の第1部位58Lとし、指標部67の他側面(例えば、右側面)を規制部58の第2部位58Rとする。当接部68の第1当たり部68Lは、第1部位58Lに対向する面であり、第2当たり部61Rは、第2部位58Rに対向する面である。
ただし、図6に示すように、第1ピン39Aの軸心X2から突出端部50A(抜止め具47が配置される部位)までの距離は、第1ピン39Aの軸心X2から指標部67までの距離よりも遠い。したがって、フランジ46が第1ピン39A回りに回転するときの移動量は、突出部50に設けた当接部51の方が、フランジ46の基部49に設けた当接部68よりも大きい。それ故、当接部51を第1ピン39Aの軸心X2から遠い位置に設ける方が、当接部51と規制部58との隙間を挿通孔50Bの内面とカラー52の外周面との隙間S1よりも狭くするための当接部51と規制部58との隙間の管理が容易である。また、当接部を突出端部50Aに設ける方が、フランジ46の形状を変更しなくてもよいという利点がある。
図14に示すように、走行フレーム9は、センターフレーム71と、センターフレーム71の左側に設けられた第1サイドフレーム72Lと、センターフレーム71の右側に設けられた第2サイドフレーム72Rとを有する。センターフレーム71に旋回ベアリング8を介して機体2が回転自在に支持される。第1サイドフレーム72Lと第2サイドフレーム72Rとに、走行機構10が装備される。
図14、図15に示すように、センターフレーム71は、中央フレーム部77と、中央フレーム部77から延びる4つの支持脚78A~78Dとを有する。中央フレーム部77は、該中央フレーム部77の上面を構成する天板79を有する。支持脚78A、78Bは、中央フレーム部77と第1サイドフレーム72Lとを連結している。支持脚78C、78Dは、中央フレーム部77と第2サイドフレーム72Rとを連結している。
図14に示すように、旋回ベアリング8は、外輪73と、外輪73の内周側にボールを介して旋回軸心X1回りに回転自在に設けられた内輪74と、内輪74の内周側に形成された内歯ギヤ75とを有する。図17に示すように、外輪73は、旋回基板22にボルト固定される。即ち、外輪73は機体2に取り付けられる。内輪74は、センターフレーム71にボルト固定される。即ち、内輪74は、走行装置3に取り付けられる。
図17に示すように、旋回モータM2には、旋回ピニオンP1が取り付けられている。旋回ピニオンP1は、第2開口28を介して旋回基板22の下面側に配置されて内歯ギヤ75に噛合している。また、旋回ピニオンP1は、旋回モータM2によって駆動されて縦軸心回りに回転する。したがって、旋回モータM2によって旋回ピニオンP1が回転駆動されると、旋回ピニオンP1が内歯ギヤ75に噛み合いながら旋回ベアリング8の周方向に移動する。これによって、機体2が旋回軸心X1回りに回転する。
図14~図17に示すように、旋回軸心X1の位置にスイベルジョイント76が配置されている。スイベルジョイント76は、走行装置3側の油圧アクチュエータと、機体2側のコントロールバルブとの間で作動油の給排を可能とする回転継ぎ手である。コントロールバルブは、作業機1に装備された各油圧アクチュエータを制御する各制御弁を集約したバルブユニットである。
図17に示すように、スイベルジョイント76は、アウタスリーブ81と、インナシャフト82と、取付壁83とを有する。アウタスリーブ81は、筒状に形成されて、旋回基板22の下方側に配置されている。インナシャフト82は、アウタスリーブ81に縦軸回りに回転自在に挿入されている。インナシャフト82の回転軸心と旋回軸心X1は一致している。インナシャフト82の上部は、第1開口27(主穴27A)を介して旋回基板22の上方に突出している。インナシャフト82の上面には、旋回基板22に係合して旋回基板22と一体回転する係合部材84が取り付けられている。したがって、インナシャフト82は、旋回基板22と共に一体回転する。
取付壁83は、第1取付壁83Aと、第2取付壁83Bとを含む。 第1取付壁83A及び第2取付壁83Bは、アウタスリーブ81の上部に一体形成されている。第1取付壁83Aは、アウタスリーブ81から水平方向の一方(前方)に突出している。第2取付壁83Bは、アウタスリーブ81から上記一方とは反対方向である他方(後方)に突出している。なお、取付壁83は少なくとも1つあればよい。
図15、図16に示すように、係合部材84は、板材によって形成され、インナシャフト82の上面から突出している。この係合部材84の突出部分は、スイベルジョイント76の径方向外方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成されている。係合部材84の突出部分の下部は、切欠き穴27Bに挿入されている。係合部材84が切欠き穴27Bと係合することによりインナシャフト82が旋回基板22と一体回転する。
図15に示すように、天板79の上面に、旋回ベアリング8の内輪74が取り付けられる内輪取付部85が設けられている。内輪取付部85には、内輪74を固定するボルトが挿通される複数のボルト挿通孔86が周方向に間隔をおいて形成されている。このボルト挿通孔86は、天板79を貫通して形成された環状の縁部によって構成されている。
図16に示すように、天板79(走行装置3)は、スイベルジョイント76が取り付けられるジョイント取付部(走行装置3側の壁部)87を有する。ジョイント取付部87は、旋回ベアリング8の内周側からスイベルジョイント76に向けて突出している(図14参照)。詳しくは、ジョイント取付部87は、内輪取付部85の内周縁85aから旋回軸心X1に向けて水平方向に延出している。ジョイント取付部87は、第1壁部87Aと、第2壁部87Bとを含む。第1壁部87Aは、内輪取付部85の内周縁85aの前部から後方に向けて延出している。第2壁部87Bは、内輪取付部85の内周縁85aの後部から前方に向けて延出している。内輪取付部85の内周側は開口状とされている。詳しくは、天板79は、内輪取付部85の内周縁85a及び第1壁部87Aの外延(外形を形成する縁部)並びに第2壁部87Bの外延で構成される開口(開口部)88を有する。
図16、図17に示すように、第1壁部87Aの延出端側87a(旋回軸心X1側)に、第1取付壁83Aが載置されている。また、第2壁部87Bの延出端側87aに、第2取付壁83Bが載置されている。第1取付壁83Aは、下方からボルトによって第1壁部87Aに取り付けられる。第2取付壁83Bは、下方からボルトによって第2壁部87Bに取り付けられる。
図18に示すように、第2壁部87Bの基部87bは、水平方向の幅(機体幅方向K2の幅)が、ジョイント取付部87の先端部(スイベルジョイント76側の端部)から基端部(内輪取付部8側の端部)に向かうにしたがって漸次幅広に形成されている。また、基部87bの左及び右の縁部は、機体内方に向けて凹む湾曲状に形成されている。第1壁部87Aの基部87bも、先端部から基端部に向かうにしたがって漸次幅広に形成され、基部87bの左及び右の外延が、機体内方に向けて凹む湾曲状に形成されている。
本実施形態の作業機1にあっては、スイベルジョイント76と旋回フレーム21との間、具体的には、旋回基板22の第1開口27と、スイベルジョイント76又は係合部材84との間から土、小石、ゴミ等の異物が落下する場合がある。例えば、この異物がジョイント取付部87上を伝って(転がって)内歯ギヤ75へ移動すると、該異物が内歯ギヤ75と旋回ピニオンP1との間に噛み込む恐れがある。そこで、本実施形態では、図15、図16、図17に示すように、スイベルジョイント76と旋回フレーム21との間から落下した異物が内歯ギヤ75へ移動するのを防止する少なくとも1つの保護カバー91が設けられている。
本実施形態では、保護カバー91は、複数(第1の保護カバー91A、第2の保護カバー91B)設けられている。第1の保護カバー91Aは、第1壁部87Aに取り付けられ、第2の保護カバー91Bは、第2壁部87Bに取り付けられている。第1の保護カバー91Aと第2の保護カバー91Bとは、同様の構成であるので、まとめて説明する。
図18~図22に示すように、保護カバー91は、カバー本体92と、カバー本体92をジョイント取付部87に取り付ける取付具93とを有する。カバー本体92は、ゴム等の弾性部材によって形成されている。取付具93は、本実施形態では、金属製(板金製)である。
図21、図22に示すように、カバー本体92は、ジョイント取付部87に取り付けられる取付台94と、この取付台94から上方に延出するガード壁95とを有する。取付台94は、載置部94aと、載置部94aの機体幅方向K2の一側部から下方に延出する第1延出部94bと、載置部94aの機体幅方向K2の他側部から下方に延出する第2延出部94cとを有する(図20参照)。載置部94aは、ジョイント取付部87の取付面87cに載置される。取付面87cは、基部87bの先端側(内輪取付部85に接続する接続端側とは反対側)に位置していて、取付壁83が取り付けられる取付面87dに隣接している。即ち、載置部94aは、取付壁83に水平方向で隣接している。言い換えると、載置部94aは、旋回径方向Y1で取付壁83と隣接している。旋回径方向Y1とは、旋回軸心X1を中心とする円である旋回円の径方向のことをいう(図18参照)。
また、図16、図18に示すように、取付台94(取付面87c)は、第1開口27の主穴27Aの内周縁よりも旋回径方向Y1外方に位置している。図20に示すように、第1延出部94bと第2延出部94cとの間に基部87bが位置している。即ち、第1延出部94bと第2延出部94cとでジョイント取付部87を挟んでいる。
図20に示すように、載置部94aの上面は、平坦状の載置面94dとされている。図21に示すように、載置面94dの旋回径方向Y1内方側(取付壁83側)の端部には、規制突部94eが機体幅方向K2に形成されている。
図22に示すように、ガード壁95は、取付台94に機体幅方向K2にわたって設けられている。ガード壁95は、取付台94の上面の旋回径方向Y1外方側(規制突部94eとは反対側)の端部から上方に向けて突出している。図18に示すように、ガード壁95は、旋回ピニオンP1の移動軌跡U1の内周側(移動軌跡U1の内周縁T1の内方側)に配置されていると共に旋回軸心X1を中心とする湾曲状に形成されている。図21に示すように、ガード壁95の旋回径方向Y1の外周面95aは、取付台94の旋回径方向Y1の外周面94gと連続状に形成されている。したがって、取付台94の外周面94gも旋回軸心X1を中心とする湾曲状である。
図21に示すように、ガード壁95の外周面95a及び取付台94の外周面94gは、上下方向に沿って形成されている。また、ガード壁95の下部は、下方に行くに従って厚さ(旋回径方向Y1の寸法)が漸次厚くなるように形成されている。また、ガード壁95の下部の旋回径方向Y1の内方側の面(下部内面95bという)は、側面視で湾曲状に形成されている。このガード壁95の下部内面95bは、切欠き穴27Bがジョイント取付部87の上方に位置している状態で、切欠き穴27Bの旋回径方向Y1の外端27aの下方に位置している。したがって、切欠き穴27Bと係合部材84との間の隙間から落下した異物は、下部内面95bによって旋回径方向Y1内方側に案内される。
図18に示すように、ガード壁95は、旋回ピニオンP1の移動軌跡U1の内周縁T1と、切欠き穴27bの移動軌跡(第2移動軌跡)U2の外周縁T2との間に位置している。これにより、ガード壁95は、旋回ピニオンP1に干渉せずに異物が内歯ギヤ75へ移動するのを有効に防止する。ガード壁95は、本実施形態のように、上部が内周縁T1と外周縁T2との間に位置していてもよいし、ガード壁95全体が内周縁T1と外周縁T2との間に位置していてもよい。
図20、図22に示すように、取付具93は、ジョイント取付部87と共同して取付台94(カバー本体92)を挟む第1部材96と、取付台94(カバー本体92)と共同してジョイント取付部87を挟む第2部材97とを有する。第1部材96は、カバー本体92に対応する位置に配置されている。第1部材96は、押さえ部96aを有する。押さえ部96aは、載置面94dに沿って長い帯状に形成されていて、載置面94dに載置されて面接触して当接する。また、押さえ部96aは、ジョイント取付部87と共同して載置部94a(取付台94)を挟んでいる。押さえ部96aは、規制突部94eによって旋回径方向Y1内方側への移動が規制されている(図21参照)。
図20に示すように、第1部材96は、押さえ部96aの一端部から下方に延出する第1延出片96bと、押さえ部96aの他端部から下方に延出する第2延出片96cとを有する。第1延出片96bは、ジョイント取付部87と共同して第1延出部94bを挟んでいる。第2延出片96cは、ジョイント取付部87と共同して第2延出部94cを挟んでいる。また、第1部材96は、第1延出部94bの下端から機体外方に延出する第1取付片96dと、第2延出部94cの下端から機体外方に延出する第2取付片96eとを有する。第1取付片96dの上面には、ナット98Lが固定されている。第2取付片96eの上面にも、ナット98Rが固定されている。
図19に示すように、第1延出部94bの旋回径方向Y1の外方側の端部は、上部部位96kが上下方向に沿って形成され、下部部位96mが下方に行くに従ってスイベルジョイント76から離れる方向に傾斜する傾斜状に形成されている。下部部位96mは、旋回ピニオンP1よりも下方に位置している。第2延出部94cの旋回径方向Y1の外方側の端部も同様に形成されている。
図22に示すように、取付具93は、ジョイント取付部87に係合することで当該取付具93の内歯ギヤ75側への移動を規制する移動規制部(第1規制部位96g、第2規制部位96h)を有する。第1規制部位96gは、第1延出片96bの旋回径方向Y1内端から機体内方に向けて延出している。第1規制部位96gは、第1延出部94bに当接している。第2規制部位96hは、第2延出片96cの旋回径方向Y1内端から機体内方に向けて延出している。第2規制部位96hは、第2延出部94cに当接している。第1規制部位96gと第2規制部位96hとの間にジョイント取付部87が位置している。即ち、第2規制部位96hは、第1規制部位96gと共同してジョイント取付部87の基部87bを幅方向で挟んでいる。
図22に示すように、第2部材97は、機体幅方向K2に長い帯状で且つ平板状に形成されている。図20に示すように、第2部材97は、ジョイント取付部87の下面に当接しており、載置部94a(取付台94)と共同してジョイント取付部87を挟んでいる。また、第2部材97は、長手方向の両側がジョイント取付部87から突出している。第2部材97の一端部97aは、第1取付片96dの下方に位置している。第2部材97の他端部97bは、第2取付片96eの下方に位置している。第2部材97の一端部97aと第1取付片96dとは、ボルト99Lによって締結される。ボルト99Lは、下方から一端部97aと第1取付片96dとを貫通してナット98Lに螺合される(ねじ込まれる)。第2部材97の他端部97bと第2取付片96eとは、ボルト99Rによって締結される。ボルト99Rは、下方から他端部97bと第2取付片96eとを貫通してナット98Rに螺合される。
ボルト99L及びボルト99Rとによって第1部材96と第2部材97とが締結される前は、図20に示すように、一端部97aと第1取付片96dとの間及び他端部97bと第2取付片96eとの間には、間隔(取付台94を形成するゴムの潰し代)が設けられている。また、第1延出部94b及び第2延出部94cとジョイント取付部87との間にも間隔が設けられている。この状態で、ボルト99L及びボルト99Rとによって第1部材96と第2部材97とを締結すると、押さえ部96aによって載置部94aがジョイント取付部87に押し付けられる。これにより、保護カバー91が、ジョイント取付部87に取り付けられる。このとき、第1延出片96b及び第1規制部位96gによって第1延出部94bの弾性変形が規制され、第2延出片96c及び第2規制部位96hによって第2延出部94cの弾性変形が規制される。これにより、保護カバー91をジョイント取付部87に確りと取り付けることができる。
上記実施形態の保護カバー91にあっては、例えば、カバー本体92が破損等して脱落した場合、図23に示すように、第1規制部位96g及び第2規制部位96hは、ジョイント取付部87に係合(当接)することで取付具93の内歯ギヤ75側への移動を規制する。これにより、取付具93と旋回ピニオンP1との干渉を防止することができる。
図24、図25は、保護カバー91の変形例1を示している。この図24、図25は、スイベルジョイント76の前方側に設けられた保護カバー91を示している。図24は、保護カバー91を左側からみた図である。図25は、保護カバー91を右側(反対側)からみた図である。
図24、図25に示すように、保護カバー91は、カバー本体92と、取付具103とを有する。カバー本体92は、取付台94と、ガード壁95とを有する。取付台94は、一側面に円柱状の突起94hを有し、他側面に同様の突起94kを有する。取付具103は、第1部材104と第2部材105とを有する。
第1部材104は、取付台94の他側面に当接すると共に突起94kが挿通される第1片部104aと、第1片部104aから延出する第2片部104bとを有するL字形に形成されている。第2片部104b上にナット106が固定されている。
第2部材105は、ジョイント取付部87の下面に当接する下壁105aと、下壁105aの一端部から立ち上がって取付台94の一側面に当接すると共に突起94hが挿通される縦壁105bとを有するL字形に形成されている。下壁105aの他端部は、ジョイント取付部87から突出して第2片部104bの下方に位置している。下壁105aの他端部と第2片部104bを下方から挿通してナット106に螺合されるボルトによって第1部材104と第2部材105とが締結される。これにより、保護カバー91が、ジョイント取付部87に取り付けられている。
この変形例1の保護カバー91には、上記実施形態の規制突部94eは設けられていない。また、旋回径方向Y1の外方側の面に、所謂「ヒケ」の発生を防止又は抑制する複数の凹部107が設けられている。その他の構成は、上記実施形態と略同様に構成されている。
図26は、保護カバー91の変形例2を示している。この変形例2については、変形例1との相違点について説明する。この変形例2の保護カバー91の取付具103にあっては、第1部材104は、上下方向に長い平板状に形成され、上部は、取付台94の他側面に当接すると共に突起94kが挿通されている。下部にナット106が固定されている。第2部材105は、下壁105aの他端部から下方に延出すると共に第1部材104の下部に対向する延出壁105cを有する。第1部材104と第2部材105とを締結するボルトは、延出壁105c及び第1部材104の下部を挿通してナット106に螺合される。
その他の構成は、変形例1と同様に構成される。
図27~図30は、保護カバー91の変形例3を示している。この変形例3の保護カバー91は、板金製である。
図27に示すように、この変形例3の保護カバー91は、カバー本体108と、取付片109とを有する。カバー本体108は、ガード壁110と、複数の支持脚(第1支持脚111、第2支持脚112)とを有する。
図28に示すように、ガード壁110は、機体幅方向K2の中央部で屈曲されていて、旋回径方向Y1外方に向けて凸状の平面視V字形に形成されている。これにより、ガード壁110は、内周縁T1と外周縁T2との間に収まるように形成されている。なお、ガード壁110は、内周縁T1及び外周縁T2に沿う湾曲状に形成されていてもよい。
図27に示すように、第1支持脚111は、ガード壁110の一端部に接続された接続部111aと、該接続部111aから下方に延出された脚部111bとを有する。第2支持脚112は、ガード壁110の他端部に接続された接続部112aと、該接続部112aから下方に延出された脚部112bとを有する。図28に示すように、脚部111b及び脚部112bは、ジョイント取付部87を機体幅方向K2の両側から挟むように配置されている。
図27に示すように、取付片109は、機体幅方向K2に長い帯状の平板で形成され、複数のボルト挿通孔112A、112Bが貫通状に形成されている。取付片109は、一端側が第1支持脚111の下端に固定され、他端側が第2支持脚112の下端に固定されている。
ジョイント取付部87には、ネジ穴113A及びネジ穴113Bが下面側から上方に向けて形成されている。
この変形例3に係る保護カバー91は、図29、図30に示すように、ガード壁110と取付片109との間にジョイント取付部87が挿入されるように、ジョイント取付部87の先端側(旋回径方向Y1の内方側端部)からジョイント取付部87に嵌められる。図28に示すように、脚部111bの角部111c及び脚部112bの角部112cがジョイント取付部87に当接することにより、保護カバー91の内歯ギヤ75側への移動が規制される。これにより、ガード壁110が内周縁T1と外周縁T2との間に収まるように、保護カバー91が位置決めされる。また、この状態で、図30に示すように、ボルト挿通孔112Aがネジ穴113Aに一致し且つボルト挿通孔112Bがネジ穴113Bに一致する。そして、ボルト114Aをボルト挿通孔112Aに挿通してネジ穴113Aに螺合すると共に、ボルト114Bをボルト挿通孔112Bに挿通してネジ穴113Bに螺合することで、保護カバー91がジョイント取付部87に取り付けられる。
上記角部111c及び角部112cは、ジョイント取付部87に係合することで保護カバー91の内歯ギヤ75側への移動を規制する位置規制部である。
その他の構成は、上記実施形態と同様に構成される。
図31は、保護カバー91の変形例4を示している。この変形例4の保護カバー91も変形例3と同様に板金製である。
変形例4に係る保護カバー91は、カバー本体116と、複数の取付片(第1取付片117A、第2取付片117B)とを有する。カバー本体116は、ガード壁118と、複数の支持脚(第1支持脚119A、第2支持脚119B)を有する。
第1取付片117Aは、第1支持脚119Aの下端から機体内方に延出されている。第2取付片117Bは、第2支持脚119Bの下端から機体内方に延出されている。第1取付片117A及び第2取付片117Bは、ジョイント取付部87の上面に載置されて溶接によって固定される。その他の構成は、上記実施形態と同様に構成される。
本実施形態にあっては、以下の効果を奏する。
作業機1は、支持部材(支持ブラケット24)と、回動部材(スイングブラケット14)と、支持部材と回動部材とにわたって挿通されていて、支持部材に回動部材を回動可能に枢支するピン(第1ピン39A)と、ピンに固定されたフランジ46と、前記フランジ46に形成された挿通孔50Bに挿通されたカラー52と、前記カラー52に挿通されて前記回動部材又は前記支持部材にネジ固定により取り付けられる抜止めボルト55と、前記フランジ46に設けられた当接部51と、支持部材に設けられた規制部58とを備え、カラー52と挿通孔50Bの内周面との間に隙間S4,S5が在る状態で当接部51と規制部58とが当接することで、ピン回りの前記フランジ46の回転が規制される。
この構成によれば、抜け止めボルト55に外力が作用することを防止して抜止めボルト55のトルクダウンを防止することができる。
また、フランジ46は、ピンに固定される基部49と、基部49からピンの径方向外方に突出すると共に挿通孔50Bを有する突出部50とを含み、当接部51は、突出部50に設けられている。
この構成によれば、当接部51と規制部58との隙間の管理が容易である。
また、当接部51は、前記フランジ46におけるピン回りの第1回転方向側に設けられた第1当たり部51Lと、ピン回りの第2回転方向側に設けられた第2当たり部51Rとを有し、規制部58は、第1当たり部51Lが当接する第1部位58Lと、第2当たり部51Rが当接する第2部位58Rとを含む。
この構成によれば、フランジ46のピン回りの両方向の動きを規制することができる。
また、挿通孔50Bの中心とカラー52の中心とが略一致した状態で、挿通孔50Bの内面とカラー52の外周面との隙間S1が、第1当たり部51Lと第1部位58Lとの隙間S2よりも大であり且つ第2当たり部51Rと第2部位58Rとの隙間S3よりも大である。
この構成によれば、フランジ46がカラー52に当接することに起因する抜止めボルトのトルク低下を防止することができる。
また、抜止めボルト55が取り付けられる部材は、フランジ46が面接触で当接する加工面56を有し、第1部位58L及び第2部位58Rは、加工面56に連続する面で形成されている。
この構成によれば、規制部58を加工面56を形成する際に同時に形成することができ、規制部58の形成が容易に行える。
また、支持部材は、支持壁部(第1支持部24A)を有し、回動部材は、支持壁部上に重ねられる回動壁部(第1壁41A)を有し、ピンは、回動壁部及び支持壁部を上下方向に挿通し、フランジ46は、ピンの上端部に設けられていて回動壁部の上面に当接し、挿通孔50Bは、フランジ46を上下方向に貫通して形成され、抜止めボルト55は、回動壁部に形成されたネジ穴57にねじ込まれている。
この構成によれば、抜止めボルト55のトルクダウンを有効に防止することができる。
また、走行装置3と、走行装置3上に縦軸心回りに旋回可能に支持されると共に前部に支持部材が固定された旋回基板22と、回動部材に上下揺動可能に枢支された作業装置4と、を備えている作業機1に採用するのがよい。
また、作業機1は、走行装置3と、走行装置3に取り付けられ、且つ内周側に内歯ギヤ75を有する旋回ベアリング8と、旋回ベアリング8を介して走行装置3に縦軸心回りに旋回可能に支持された旋回フレーム21と、旋回フレーム21に取り付けられた旋回モータM2と、内歯ギヤ75に噛合すると共に旋回モータM2の動力によって回転する旋回ピニオンP1と、縦軸心位置に配置されたスイベルジョイント76と、走行装置3における旋回ピニオンP1の移動軌跡U1の内周側に配置されていて、内歯ギヤ75側へ異物が移動するのを防止する保護カバー91と、を備えている。
この構成によれば、保護カバー91によって、旋回ピニオンP1と内歯ギヤ75との間に異物が噛み込まれるのを防止することができる。
また、スイベルジョイント76の一部(インナシャフト82)に、旋回フレームに設けられた切欠き穴27Bに係合して旋回フレーム21と一体回転する係合部材84を備え、保護カバー91は、旋回ピニオンP1の移動軌跡U1の内周縁T1と、切欠き穴27Bの移動軌跡U2の外周縁T2との間に位置していて異物の移動を防止するガード壁95,110,118を有する。
この構成によれば、係合部材84と切欠き穴27Bとの間から落下する異物の内歯ギヤ75側への移動をガード壁95,110,118によって有効にくい止めることができる。
また、走行装置3は、旋回ベアリング8の内周側からスイベルジョイント76側に向けて突出していてスイベルジョイント76が取り付けられるジョイント取付部87を有し、保護カバー91は、ジョイント取付部87に取り付けられる。
この構成によれば、ジョイント取付部87を伝って移動する異物の内歯ギヤ7側5への移動を有効にくい止めることができる。
保護カバー91は、カバー本体92と、カバー本体92とジョイント取付部87とを挟むことで該カバー本体92をジョイント取付部87に取り付ける取付具93,103とを有する。
この構成によれば、保護カバー91をジョイント取付部87に後付によって簡単に取り付けることができる。
また、取付具93は、互いに重ね合わせて配置されたジョイント取付部87およびカバー本体92の一方面側に配置された第1部材96と、他方面側に配置された第2部材97とを有し、カバー本体92は、弾性部材で形成され、第1部材96と第2部材97とを締結することでジョイント取付部87に押し付けられて取り付けられる。
この構成によれば、保護カバー91をジョイント取付部87に確りと取り付けることができる。
また、取付具93は、ジョイント取付部87に係合することで当該取付具93の内歯ギヤ75側への移動を規制する移動規制部を有する。
この構成によれば、取付具93と旋回ピニオンP1との干渉を防止することができる。
また、ジョイント取付部87の基部87bは、該ジョイント取付部87の先端部から基端部に向かうにしたがって漸次幅広に形成され、移動規制部は、第1規制部位96gと、第1規制部位96gと共同してジョイント取付部87の基部87bを幅方向で挟む第2規制部位96hとを含み、取付具93は、第1規制部位96g及び第2規制部位96hが、ジョイント取付部87の基部87bに当接することで内歯ギヤ75側への移動が規制される。
この構成によれば、移動規制部を簡単に構成することができる。
また、スイベルジョイント76は、当該スイベルジョイント76から突出してジョイント取付部87上に重ねられて取り付けられる取付壁83を有し、保護カバー91は、取付壁83の突出側端部と旋回ベアリング8の内周側との間においてジョイント取付部87に取り付けられる。
この構成によれば、保護カバー91のスイベルジョイント76側への移動規制を行う規制部材として取付壁83を利用することができる。
また、保護カバー91は、ジョイント取付部87にボルト又は溶接によって取り付けられる取付片109,117A,117Bを有する。
この構成によれば、保護カバー91の構成の簡素化を図ることができる。
また、保護カバー91は、ジョイント取付部87にボルトによって取り付けられる取付片109と、ジョイント取付部87に係合することで当該保護カバー91の内歯ギヤ75側への移動を規制する位置規制部111c,112cとを有する。
この構成によれば、保護カバー91が旋回ピニオンP1と干渉するのを防止することができる。また、例えば、保護カバー91を取付位置に位置決めすることも可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
3 走行装置
8 旋回ベアリング
21 旋回フレーム
27B 切欠き穴
75 内歯ギヤ
76 スイベルジョイント
81 アウタスリーブ
82 インナシャフト
83 取付壁
84 係合部材
87 ジョイント取付部
87b 基部
91 保護カバー
93 取付具
95 ガード壁
96 第1部材
96g 第1規制部位(移動規制部)
96h 第2規制部位(移動規制部)
97 第2部材
103 取付具
109 取付片
110 ガード壁
111c 位置規制部
112c 位置規制部
114A ボルト
114B ボルト
118 ガード壁
117A 取付片
117B 取付片
M2 旋回モータ
P1 旋回ピニオン
T1 内周縁
T2 外周縁
U1 移動軌跡
U2 移動軌跡

Claims (10)

  1. 上面に平面視環状の内輪取付部が設けられ且つ前記内輪取付部の内周側に開口部を有する天板を有する走行装置と、
    外輪と、前記外輪の内周側に上下方向に延伸する縦軸心回りに前記外輪に対して回転自在に設けられた内輪と、前記内輪の内周側に形成された内歯ギヤとを有し、前記内輪が前記内輪取付部に取り付けられている旋回ベアリングと、
    前記外輪が固定されており、前記旋回ベアリングを介して前記走行装置に前記縦軸心回りに旋回可能に支持された旋回フレームと、
    前記旋回フレームに取り付けられた旋回モータと、
    前記旋回モータに取り付けられ且つ前記内歯ギヤに噛合すると共に前記旋回モータの動力によって回転することで前記旋回フレームを前記走行装置に対して前記縦軸心回りに旋回させる旋回ピニオンと、
    前記内輪取付部の内周縁から前記開口部の一部を覆うように前記縦軸心側に突出する複数のジョイント取付部と、
    前記複数のジョイント取付部に取り付けられて前記縦軸心位置に配置されたスイベルジョイントと、
    前記旋回ピニオンの外周全体が前記旋回フレームの前記縦軸心を中心とする旋回によって移動する際に描く軌跡である移動軌跡の内周側且つ前記ジョイント取付部の上面における前記旋回フレームの旋回方向の一端側から他端側にわたって前記ジョイント取付部の上面側から上方に延出するように配置されていて、前記ジョイント取付部において異物が前記内歯ギヤ側へ移動するのを防止するガード壁を有する保護カバーと、を備えている作業機。
  2. 前記スイベルジョイントの一部に、前記旋回フレームに設けられた切欠き穴に挿入されて前記旋回フレームと一体回転する係合部材を備え、
    前記ガード壁は、前記旋回ピニオンの前記移動軌跡の内周縁と、前記切欠き穴の全体が前記旋回フレームの前記縦軸心を中心とする旋回によって移動する際に描く軌跡である第2移動軌跡の外周縁との間に配置されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記保護カバーは、
    前記ジョイント取付部に取り付けられる取付台であって、前記ジョイント取付部の当該取付台が取り付けられる部分における前記旋回フレームの旋回方向の一端側から他端側までにわたる幅に形成されていて前記ジョイント取付部の上面に載置される載置部と、前記載置部における前記旋回方向の一側部から下方に延出する第1延出部と、前記載置部における前記旋回方向の他側部から下方に延出する第2延出部とを備え、前記第1延出部と前記第2延出部とで前記ジョイント取付部を前記旋回方向に沿って挟む取付台と、
    前記取付台から上方に延出していて前記移動軌跡と対向配置される前記ガード壁と、
    前記取付台を前記ジョイント取付部に取り付ける取付具とを有している請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記取付具は、前記取付台の上面に当接する第1部材と、前記ジョイント取付部の下面に当接する第2部材とを有し、前記第1部材と前記第2部材とがボルトで締結されることで前記取付台が前記ジョイント取付部に取り付けられる請求項3に記載の作業機。
  5. 前記取付台及び前記カバー壁は、ゴムからなる弾性部材で形成され、前記取付台は、前記第1部材と前記第2部材とを締結することで前記ジョイント取付部に押し付けられて取り付けられる請求項4に記載の作業機。
  6. 前記ジョイント取付部は、前記縦軸心側から前記内輪取付部側に向かうにしたがって平面視における前記旋回方向の幅が漸次幅広に形成された部分を有し
    前記取付具は、前記ジョイント取付部における前記漸次幅広に形成された部分を前記旋回方向の両側から挟む第1規制部位と第2規制部位とを含み、前記第1規制部位及び前記第2規制部位が前記ジョイント取付部の側面に当接することで前記内歯ギヤ側への移動が規制される請求項3~5のいずれか1項に記載の作業機。
  7. 前記スイベルジョイントは、当該スイベルジョイントから突出して前記ジョイント取付部上に重ねられて取り付けられる取付壁を有し、
    前記保護カバーは、前記取付壁の突出側端部と旋回ベアリングの内周側との間において前記ジョイント取付部に取り付けられる請求項のいずれか1項に記載の作業機。
  8. 前記保護カバーは、前記ガード壁における前記旋回方向の一端側から下方に延出して設けられた第1支持脚と、前記ガード壁における前記旋回方向の他端側から下方に延出して設けられた第2支持脚と、前記第1支持脚及び前記第2支持脚の下端に固定され、或いは前記第1支持脚及び前記第2支持脚の下端から延出されていて前記ジョイント取付部にボルト又は溶接によって取り付けられる取付片を有する請求項1、2、7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記取付片は、前記ジョイント取付部にボルトによって取り付けられ、
    前記第1支持脚及び前記第2支持脚は、前記ジョイント取付部の前記旋回方向の側面当接することで当該保護カバーの前記内歯ギヤ側への移動を規制する位置規制部を有する請求項に記載の作業機。
  10. 前記ガード壁は、前記縦軸心から前記内輪取付部に遠ざかる方向に凸状の平面視湾曲形状または平面視V字形状に形成されており、前記旋回ピニオンの前記移動軌跡に対向配置されている請求項1~9のいずれか1項に記載の作業機。
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