JP7029993B2 - 店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラム - Google Patents

店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラム Download PDF

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本発明は、店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラムに関する。
特許文献1は、経営情報総合管理システムの売上管理として、売上及び利益の予実績を管理するために、財務システムと連動した勘定科目マスタから、例えば営業速報(日報、週報及び月報)、売上日計累計表、週別売上高管理表、損益予算実績表、ブロック別店舗別損益予算実績対比表、店舗別損益予算実績表、店舗別ランキング表等の帳票が出力される。また、生産性を分析するために、例えば営業生産性分析表、アイテム別貢献分析表、店舗別人時生産性分析表、サービス伝票分析表、担当者別分析表等の帳票を出力することが開示されている。
特開2004-094943号公報
しかしながら、上記特許文献1では、生産性を分析するために、営業生産性分析表、アイテム別貢献分析表、店舗別人時生産性分析表、サービス伝票分析表、担当者別分析表等の帳票を出力するとの記載はあるものの、生産性を正確に算出するにあたって投入資源(例えば、労働時間)と産出(例えば、売上高)とをどのように適正に集計するかについて記載されておらず、必ずしも精緻な店舗別の生産性を把握できているとは言えなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、本部装置の就業システムの勤務実績データを集計して店舗装置の販売システムに連携し、店舗売上日報の労働時間データを訂正することにより、精緻な店舗別の生産性を把握することができる店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る店舗別生産性評価システムは、記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムであって、前記本部装置の前記記憶部には、前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベースが格納されており、前記本部装置の前記制御部は、前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計手段と、労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携手段と、を備え、前記店舗装置の前記記憶部には、店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベースが格納されており、前記店舗装置の前記制御部は、店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力手段と、前記本部装置の勤怠日報連携手段により連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新手段と、前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価システムは、前記店舗装置の前記制御部は、前記売上速報作成手段により作成された店舗別の売上速報を出力する売上速報出力手段をさらに備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価システムは、前記本部装置の前記制御部は、前記店舗装置の前記売上速報出力手段から出力される売上速報データに基づいて、店舗別の成績を汎用表示するための指標を設定する汎用指標設定手段と、前記汎用指標設定手段で設定された汎用指標に基づいて店舗別の成績を出力する汎用指標出力手段と、をさらに備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価システムは、前記本部装置に対し複数の前記店舗装置が通信可能に接続されている場合に、前記本部装置の前記記憶部には、前記勤怠日報データの連携先の店舗情報を登録した店舗情報マスタがさらに格納されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価システムは、前記本部装置の前記記憶部には、前記店舗装置毎の日別の目標を登録した店舗日別目標マスタがさらに格納されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価方法は、記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムで実行される店舗別生産性評価方法であって、前記本部装置の前記記憶部には、前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベースが格納されており、前記本部装置の前記制御部で実行される、前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計ステップと、労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携ステップと、を含み、前記店舗装置の前記記憶部には、店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベースが格納されており、前記店舗装置の前記制御部で実行される、店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力ステップと、前記本部装置の勤怠日報連携ステップにより連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新ステップと、前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る店舗別生産性評価プログラムは、記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムで実行させるための店舗別生産性評価プログラムであって、前記本部装置の前記記憶部には、前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベースが格納されており、前記本部装置の前記制御部で実行させるための、前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計ステップと、労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携ステップと、を含み、前記店舗装置の前記記憶部には、店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベースが格納されており、前記店舗装置の前記制御部で実行させるための、店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力ステップと、前記本部装置の勤怠日報連携ステップにより連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新ステップと、前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、本部装置の就業システムの勤務実績データを集計して店舗装置の販売システムに連携し、店舗売上日報の労働時間データを訂正することにより、精緻な店舗別の生産性を把握することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る店舗別生産性評価システムの一例を示すブロック図である。 図2は、店舗別生産性評価システムの全体概要の一例を示す図である。 図3は、本部装置から店舗装置に対し勤怠日報連携処理を行う前と後の状態の一例を示す図である。 図4は、勤怠日報連携処理を行う場合の連携詳細内容の一例を示す図である。 図5は、勤務実績データの一例を示す図である。 図6は、部門マスタの一例を示す図である。 図7は、部門グループマスタの一例を示す図である。 図8は、店舗日別目標マスタの一例を示す図である。 図9は、汎用指標の一例として店舗統制ポイントランキングを一覧表示したイメージ図である。 図10は、店舗売上日報労働時間データと店舗売上日報労働時間履歴データの一例を示す図である。 図11は、就業労働時間データと店舗売上日報労働時間データと店舗売上日報労働時間履歴データの一例を示す図である。 図12は、店舗売上日報労働時間データの項目説明の一例を示す図である。 図13は、店舗売上日報労働時間履歴データの項目説明の一例を示す図である。 図14は、店舗売上日報売上データの項目説明の一例を示す図である。 図15は、店舗売上速報の表示画面の一例を示す図である。 図16は、店舗売上速報の帳票出力イメージの一例を示す図である。 図17は、店舗売上速報の項目説明の一例を示す図である。
本発明に係る店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
従来は、生産性を求める要素である従業員の労働時間を現場(店舗)毎に手入力を行っていたため、労働時間の入力間違いや生産性を良く見せるための虚偽の入力が発生していた。その結果、本部による入力労働時間のチェックや修正作業を行う手間がかかっていた。
そこで、本実施形態に係る店舗別生産性評価システムは、就業システムと販売システムとを導入した場合の、勤怠実績の連携に関する発明である。例えば、多店舗展開を行っている企業では、店舗毎の生産性を「売上高」と「労働時間」の比率から評価することができる。既存の仕組みでは、販売システムで手入力された労働時間を元に、生産性を算出していた。本発明では、就業システムの勤怠実績を例えば月次処理のタイミングで店舗別に集計し、販売システムに集計結果を連携することにより、店舗別の生産性を精緻かつ迅速に把握できるようになった。
[2.構成]
本実施形態に係る店舗別生産性評価システムの構成の一例について、図1~図17を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る店舗別生産性評価システムの一例を示すブロック図である。図2は、店舗別生産性評価システムの全体概要の一例を示す図である。図3は、本部装置から店舗装置に対し勤怠日報連携処理を行う前と後の状態の一例を示す図である。図4は、勤怠日報連携処理を行う場合の連携詳細内容の一例を示す図である。図5は、勤務実績データの一例を示す図である。図6は、部門マスタの一例を示す図である。図7は、部門グループマスタの一例を示す図である。図8は、店舗日別目標マスタの一例を示す図である。図9は、汎用指標の一例として店舗統制ポイントランキングを一覧表示したイメージ図である。図10は、店舗売上日報労働時間データと店舗売上日報労働時間履歴データの一例を示す図である。図11は、就業労働時間データと店舗売上日報労働時間データと店舗売上日報労働時間履歴データの一例を示す図である。図12は、店舗売上日報労働時間データの項目説明の一例を示す図である。図13は、店舗売上日報労働時間履歴データの項目説明の一例を示す図である。図14は、店舗売上日報売上データの項目説明の一例を示す図である。図15は、店舗売上速報の表示画面の一例を示す図である。図16は、店舗売上速報の帳票出力イメージの一例を示す図である。図17は、店舗売上速報の項目説明の一例を示す図である。
店舗別生産性評価システム400は、就業データベース(以下、就業DB)を備えた本部装置100と、販売データベース(以下、販売DB)を備えた店舗装置200と、が通信可能に接続されている。本実施形態において、多店舗展開する企業の本部装置100は、ネットワーク300を介して複数の店舗装置200(図1では一台のみを例示)と接続されている。
[本部装置100の構成]
本部装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、本部装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
本部装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。本部装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、本部装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、本部装置100と複数の店舗装置200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部206として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。ここで、記憶部106は、勤務実績データ106a-1を格納する就業DB106a、部門マスタ106b、部門グループマスタ106c、店舗日別目標マスタ106d等を備えている。
就業DB106aは、各店舗装置200における従業員の勤務実績データ106a-1を記憶するデータベースである。例えば、就業DB106aの勤務実績データは、図4に示すように、少なくとも勤務日付を表す“勤務日(営業日)”、勤務場所を表す“勤務場所(店舗コード)”、正社員かどうかを表す区分である“社員区分”、“社員CD(コード)”、“勤務時間(労働時間)”、“人数”などの項目を備えている。また、勤務実績データは、図5に示すように、これ以外のデータ項目として、システム分類を表す“システム分類コード”、勤務場所別の労働時間実績として、店舗の所定内の労働時間を示す“所定内労働時間”、店舗の所定外の労働時間を示す“所定外労働時間”、所定内労働時間と所定外労働時間の合計である“合計労働時間”、メモ項目としての“備考”、打刻を行った日付を示す“入力日付”、データを作成したプログラムIDである“登録プログラムID”などがある。
部門マスタ106bは、勤怠日報データの連携先の店舗情報を登録したマスタである。部門マスタ106bに保存される店舗情報の項目名には、例えば図6に示すように、会社毎に発番するコードとしての“事業所コード”、店舗毎に発番するコードとしての“部門コード(店舗コード)”、店舗が有効になる日付を示す“改定日”、店舗名称である“部門名”、店舗に紐づく所属情報コードとして“部門グループ1コード”、“部門グループ2コード”、“部門グループ3コード”、および、データを作成したプログラムIDを示す“登録プログラムID”などがある。
部門グループマスタ106cは、勤怠日報データの連携先の店舗に紐づく所属情報を登録したマスタである。部門グループマスタ106cに保存される店舗に紐づく所属情報には、例えば図7に示すように、店舗に紐づく所属情報コードとしての“部門グループ1コード”、所属情報名称を示す“部門グループ1名”、データを作成したプログラムIDを示す“登録プログラムID”のNo1~3までが存在している。
店舗日別目標マスタ106dは、店舗装置200毎の日別の目標を登録したマスタである。店舗日別目標マスタ106dに保存される目標となる項目名には、例えば図8に示すように、店舗毎に発番するコードとしての“店舗コード”、目標の対象日付を示す“基準日”、システム上の年月を示す“会計年月”、平日かどうかの区分情報である“店舗休日区分”、営業日数を示す“月間営業日数”、日別の目標売上を示す“目標売上金額”、日別の目標粗利を示す“目標粗利率”、日別の目標社員労働時間を示す“目標社員労働時間”、日別の目標PA労働時間を示す“目標PA労働時間”、月別の目標売上を示す“目標月間売上金額”、月別の目標粗利を示す“目標月間粗利率”、月別の目標社員労働時間を示す“目標月間社員労働時間”、月別の目標PA労働時間を示す“目標月間PA労働時間”、データを作成したプログラムIDを示す“登録プログラムID”などがある。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、本部装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部102は、機能概念的に、店舗別労働時間集計手段としての店舗別労働時間集計部102a、勤怠日報連携手段としての勤怠日報連携部102b、汎用指標設定手段としての汎用指標設定部102c、汎用指標出力手段としての汎用指標出力部102d等を備えている。
店舗別労働時間集計部102aは、就業DB106aの勤務実績データ106a-1を元に所定のタイミングで店舗別の労働時間を集計する。所定のタイミング例としては、例えば本部装置100の就業システムでの締め処理のタイミングで集計が行われる。本実施形態では、月次の締め処理毎に勤務実績データから当月の店舗別労働時間の集計を行っている。具体的には、店舗別労働時間集計部102aは、図4の左上の就業DBの勤務実績データを集計することで、右上の集計結果に示すように店舗毎、日毎、社員区分毎に労働時間と人数とを集計する。つまり、“勤務場所”は「店舗A」と「店舗B」とがあり、“勤務日”は全て「2017/11/1」であり、“社員区分”が「社員」と「パート」に分かれている。このため、店舗別労働時間集計部102aは、「店舗A」については「社員」が「1人」で、労働時間(勤務時間)が「7h(時間)」となる。また、店舗別労働時間集計部102aは、「店舗B」には「社員」と「パート」が居るため、「社員」が「1人」で、労働時間(勤務時間)が「7h(時間)」と、「パート」が「2人」で、労働時間(勤務時間)が「8h(時間)」とに集計する。
勤怠日報連携部102bは、店舗別労働時間集計部102aが集計した店舗別の労働時間データである勤怠日報データを該当する店舗装置に連携させる。例えば、勤怠日報連携部102bは、図2に示すように、就業DB106aの勤務実績データを元に集計した店舗別労働時間を該当する店舗装置と連携することにより、店舗装置側で日々の売上高と労働時間などを売上日報入力していた販売DB206aの労働時間データに対し上書きする。一例として、勤怠日報連携処理を行う前は、図3に示すように、店舗装置側で生産性を良く見せるため実働時間(1000h)より少ない日報時間(950h)が登録されていたとしても、勤怠日報連携処理後は、実働時間(1000h)と同じ作業時間(1000h)に修正されるため、生産性を精緻に算出することができる。勤怠日報の連携処理は、図4の右上に示す集計結果に基づいて、図4の下に示す店舗別の販売DBへ連携させる。
汎用指標設定部102cは、後述する店舗装置200の売上速報出力部202dから出力される売上速報データに基づいて、店舗別の成績を汎用表示するための指標を設定する。例えば、図15および図16に示す店舗売上速報の出力データを用いて、汎用指標オプションとして図9に示すような店舗統制ポイントランキングを定義設定することにより、統制ポイント別の店舗の成績を一覧表示することができる。また、この店舗統制ポイントランキング画面では、データの抽出条件、画面の表示項目について店舗売上速報に表示されている項目であればユーザ側で自由に設定することができる。なお、汎用指標設定部102cにおける汎用指標設定は、本部装置100、店舗装置200の何れからも自由に項目設定できるようにしてもよい。
汎用指標出力部102dは、汎用指標設定部102cで定義設定された汎用指標に基づいて店舗別の成績を出力する。また、図9に示すように、店舗統制ポイントランキングを表示する画面の下端には、「データ出力」、「グラフ出力」、「全体出力」の各ボタンが表示されている場合に、オペレータが「データ出力」を押下すると、表示されているデータを外部に出力し、「グラフ出力」を押下すると、表示されている数値をグラフ化したものを出力し、「全体出力」を押下すると、表示されている画面全体を印字出力する。
なお、上記実施形態では、汎用指標設定部102cと汎用指標出力部102dとを本部装置100側に配置した例で説明したが、必ずしもこれに限定されず、店舗装置200側に配置してもよい。
[店舗装置200の構成]
店舗装置200は、ネットワーク300を介して接続された店舗側の端末装置であり、制御部202と通信インターフェース部204と記憶部206と入出力インターフェース部208と、入力装置212および出力装置214とを備えている。この店舗装置200は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータであってもよく、また、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。店舗装置200が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。図1の店舗装置200は、1台しか描かれていないが、多店舗展開している場合、ネットワーク300を介して複数の店舗装置200が本部装置100と接続されている。
通信インターフェース部204は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、店舗装置200をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部204は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
記憶部206には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部206には、OSと協働してCPUに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記憶される。記憶部206として、例えば、RAM・ROM等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。ここで、記憶部206は、店舗毎の従業員の労働時間を記憶する店舗売上日報労働時間データ206a-1と、記憶された労働時間が更新された場合の履歴データを記憶する店舗売上日報労働時間履歴データ206a-2と、店舗毎の売上データを記憶する店舗売上日報売上データ206a-3とを格納する販売DB206aを備えている。
販売DB206aは、店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとをそれぞれ記憶するデータベースである。例えば、販売DB206aの店舗売上日報労働時間データ206a-1は、図12に示すように、システム分類を表すコードである“システム分類コード”、店舗毎に発番するコードである“店舗コード”、営業日付を表す“営業日”、正社員かどうかを表す区分である“社員区分”、働いた人数を表す“人数”、店舗の所定内の労働時間を示す“所定内労働時間”、店舗の所定外の労働時間を示す“所定外労働時間”、所定内労働時間と所定外労働時間の合計である“合計労働時間”、メモ項目としての“備考”、労働時間を登録した社員IDである“入力従業員コード”、労働時間を登録した日付である“入力日付”、データを作成したプログラムIDである“登録プログラムID”などがある。
また、販売DB206aの店舗売上日報労働時間履歴データ206a-2は、図13に示すように、“システム分類コード”、“店舗コード”、“営業日”、“社員区分”、“人数”、“所定内労働時間”、“所定外労働時間”、“合計労働時間”、“備考”、“入力従業員コード”、“入力日付”、“登録プログラムID”については、図12の店舗売上日報労働時間データと同じである。特徴的な項目名としては、データが新規に作成されたか、修正されたかの区分情報を示す“処理区分”、および、データを変更したプログラムIDである“変更プログラムID”を備えている。
また、販売DB206aの店舗売上日報売上データ206a-3は、図14に示すように、システム分類を表すコードである“システム分類コード”、店舗毎に発番するコードである“店舗コード”、営業日付を表す“営業日”、店舗の売上分類を表す“データ区分”、分類毎の注文数を表す“数量”、分類毎の平均単価を示す“単価”、データ区分毎の売上金額を表す“売上金額”、データ区分毎の消費税額を表す“消費税金額”、売上金額と消費税金額の合計である“合計金額”、売上を登録した社員IDである“入力従業員コード”、売上を登録した日付である“入力日付”、データを作成したプログラムIDである“登録プログラムID”などがある。
制御部202は、店舗装置200を統括的に制御するCPU等である。制御部202は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部202は、機能概念的に、売上日報入力手段としての売上日報入力部202a、データ更新手段としてのデータ更新部202b、売上速報作成手段としての売上速報作成部202c、売上速報出力手段としての売上速報出力部202d等を備えている。
売上日報入力部202aは、店舗装置200側で店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを販売DB206aに入力する。
データ更新部202bは、本部装置100の勤怠日報連携部102bにより連携された勤怠日報データに基づいて販売DB206aの店舗売上日報労働時間データを上書きして更新する。店舗売上日報労働時間データが更新されると、店舗売上日報労働時間履歴データ206a-2が作成される。勤怠日報連携により更新される前の労働時間データは、店舗のシフト表から手入力されたものであるため、生産性を高く見せるなど各店舗で労働時間を不正入力する恐れがあった。しかし、本実施形態の店舗別生産性評価システム400では、締め処理を行うタイミングで本部装置100の勤務実績データを集計し、勤怠日報連携を行って、勤務実績に基づく適正な労働時間でデータを更新することにより、正確な労働時間データを得ることができる。また、売上実績については、これまでもPOSレジから自動連携が行われていたため、正しい売上データが得られていた。これにより、精緻な店舗別の生産性が把握できるようになった。
売上速報作成部202cは、販売DB206aに記憶されている労働時間データや売上データに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する。例えば、図15に示す店舗売上速報の画面例では、左欄に示す業態区分(部門グループ1コードに該当)、店舗分類区分1(部門グループ2コードに該当)、店舗分類区分2(部門グループ3コードに該当)の各条件をデータ抽出条件に使用している。また、店舗の範囲を指定することでデータ抽出条件を変えることもできる。図15では「店舗別」の売上速報を例に挙げたが、データ抽出条件を変えることによって店舗別以外の切り口で速報を出力してもよい。
売上速報出力部202dは、売上速報作成部202cによって作成された店舗別の売上速報を出力する。例えば、売上速報出力部202dは、図16に示すような帳票により店舗売上速報を出力することもできる。この店舗売上速報に表示されている項目は一例であって、本実施形態において店舗売上速報に表示可能な項目例としては、図16および図17に示すようなものがある。本実施形態に係る店舗別生産性評価システム400の特徴は、店舗別の生産性を精緻に把握することにあるため、店舗評価の軸として「統制ポイント(以下、統制P)」を算出する。統制Pの算出方法は、下記(1)~(3)式による。下記式における「統制P」とは、店舗がいかに少ない労働力で高い売上実績を達成したかを示すもので、低ければ低いほど高評価になる。「予時間比」とは、目標に対して店舗にどれだけの労働力(人時)を投入したかを示すもので、低ければ低いほど高評価になる。「予算比」とは、目標に対して店舗でどれだけの実績を達成したかを示すもので、高ければ高いほど高評価になる。
統制P =予時間比-予算比・・・・・(1)
予時間比=労働時間÷目標労働時間・・(2)
予算比 =売上 ÷目標売上・・・・(3)
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図1~図17を参照して、本実施形態に係る店舗別生産性評価システム400の処理の一例を説明する。
[店舗売上速報作成処理]
外食産業等の多店舗展開企業においては、店舗別の生産性等の評価を正確に把握できるようにすることで、正しい経営戦略が立てられるようになる。そこで、生産性評価に必要な店舗毎の売上データについては、これまでもPOSレジの自動連携が行われていたため正しい売上データを得ていた。これに対し、店舗毎の労働時間データは、各店舗でシフト表から手入力されたものであり、労働時間が不正入力される恐れがあった。このため、本実施形態に係る店舗別生産性評価システム400は、手間をかけることなく店舗毎の労働時間データを適正化し、精緻な店舗別の生産性を把握できるようにする。
本部装置100の就業DB106aには、就業システムとして各店舗における勤務実績データ106a-1が集積されている。店舗別労働時間集計部102aは、図4に示すように、就業DB106aの勤務実績データ106a-1から月次の締め処理のタイミングで店舗別に労働時間を集計する。
勤怠日報連携部102bは、集計された店舗別の労働時間データを含む勤怠日報データを対応する店舗装置200の販売DB206aに連携する。勤怠日報連携部102bは、店舗装置200が複数存在する場合、部門マスタ106bの店舗情報と、部門グループマスタ106cの店舗に紐付く所属情報とを用いて連携する店舗装置200の販売DB206aを特定する。
データ更新部202bは、本部装置100の勤怠日報連携部102bにより連携された勤怠日報データに基づいて、販売DB206aの店舗売上日報労働時間データ206a-1に対して上書きを行い、データを更新する。更新前の店舗売上日報労働時間データ206a-1は、図10に示すように、各店舗の売上日報入力によりシフト表から手入力されたもので、労働時間が正確性を欠いている恐れがあった。しかし、データ更新部202bは、少なくとも月次の締め処理のタイミングで各店舗の労働時間データを適正化することが可能になった。例えば、更新処理実行前は、図10に示すように、店舗売上日報労働時間データ206a-1の所定内労働時間が上から「7」、「12」、「5」、「10」であったのに対し、更新処理実行後は、図11に示すように、店舗売上日報労働時間データ206a-1の所定内労働時間が上から「7」、「12→14」、「5→12」、「10」と更新されるため、この正しい労働時間を用いることで精緻な生産性を算出することが可能になった。また、データ更新部202bは、店舗売上日報労働時間データ206a-1の更新を行うと、図10および図11に示すように、店舗売上日報労働時間履歴データ206a-2を作成し、更新処理を行う前と後のデータを比較することで、店舗別の労働時間の入力精度の検証が可能になる。
続いて、売上速報作成部202cは、図15に示すように、販売DB206aに記憶されている更新後の労働時間データや売上データに基づいて店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する。図15の店舗売上速報の画面例では、左欄の業態区分(部門グループ1コードに該当)、店舗分類区分1(部門グループ2コードに該当)、店舗分類区分2(部門グループ3コードに該当)、および、店舗範囲をデータ抽出条件として使用し、この条件に合ったデータを右欄に抽出する。
さらに、売上速報出力部202dは、図16に示すように、売上速報作成部202cで作成した店舗別の売上速報を帳票出力する。この店舗売上速報に表示されている項目は一例であって、店舗売上速報に表示可能な項目例としては、図17に示すような項目があり、不図示の出力設定画面で設定することで出力が可能になる。本実施形態に係る店舗別生産性評価システム400は、図16の店舗売上速報に示すように、店舗別の生産性を示す「統制P」を算出している。この統制Pは、上記(1)~(3)式を用いて算出することができ、算出結果の「統制P」を店舗別に比較することで、店舗別の生産性評価を精緻に行うことができる。
[店舗統制ポイントランキング作成処理]
また、本部装置100の制御部102には、汎用指標設定部102cが備えられ、店舗装置200の売上速報出力部202dから出力された売上速報データに基づいて、店舗別の成績を汎用表示するための指標を設定する。例えば、図17に示すような店舗売上速報の出力データを用いて、汎用指標オプションとして図9に示す店舗統制ポイントランキング画面を定義設定することで、統制ポイント別の店舗成績一覧表を表示することができる。この店舗統制ポイントランキング画面は、データの抽出条件、画面の表示項目について店舗売上速報に表示されている項目であればユーザ側で自由に設定することができる。なお、本実施形態では、汎用指標設定部102cの汎用指標設定を本部装置100側と店舗装置200側の何れの側からも自由に項目設定できるようにしている。
また、店舗日別目標マスタ106dに登録されている店舗毎の日別の目標に基づいて、汎用指標設定部102cで店舗毎の日別の目標を達成している店舗か否か、あるいは、達成していない場合でも達成率で評価するように項目を設定することもできる。このように、店舗日別目標マスタ106dは、店舗毎に目標値が設定できるため、立地条件や人口密度などの条件に併せてその目標値を微妙に調整することで、店舗側のモチベーションを上げることもできる。
そして、汎用指標出力部102dは、汎用指標設定部102cで定義設定した汎用指標に基づいて店舗別の成績を出力する。また、店舗統制ポイントランキング画面の下端にある「データ出力」をオペレータが押下すると、表示されているデータを外部へ出力し、「グラフ出力」を押下すると、表示されている数値をグラフ化して併せて表示出力し、「全体出力」を押下することで、表示されている画面全体を印字出力することができる。
本実施形態の店舗別生産性評価システム400によれば、本部装置100の就業システムの勤務実績データを集計して店舗装置200の販売システムと連携して上書きすることで、販売DB206aの労働時間データを訂正することが可能となり、精緻な店舗別の生産性を把握することができる。
また、本実施形態の店舗別生産性評価システム400によれば、本部装置100の勤怠日報連携部102bにより店舗装置200の販売DB206aの店舗売上日報労働時間データ206a-1を上書きして労働時間データを更新すると、店舗売上日報労働時間履歴データ206a-2が作成され、更新処理を行う前と後のデータを比較することにより、店舗別の労働時間の入力精度を検証することが可能になる。
また、本実施形態の店舗別生産性評価システム400によれば、汎用指標設定部102cにより、店舗売上速報だけでなく、この売上速報データを用いて店舗別の成績を汎用表示するための指標が設定できるため、店舗毎の成績を可視化することで経営資料をより見易くすることができる。
また、本実施形態の店舗別生産性評価システム400によれば、店舗日別目標マスタ106dに店舗毎の日別の目標を登録することができるため、これに基づいて汎用指標設定部102cで店舗毎の日別の目標を達成している店舗か否か、あるいは、達成していない場合でも達成率で評価するような項目設定可能となる。さらに、店舗日別目標マスタ106dは、店舗毎に目標値が設定できるため、店舗の立地条件や人口密度などの条件に併せてその目標値を微妙に調整することができ、店舗側のモチベーションを上げることもできる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、店舗別生産性評価システム400を構成する本部装置100および店舗装置200に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、本部装置100および店舗装置200が備える処理機能、特に制御部102および制御部202にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて本部装置100および店舗装置200に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部106および記憶部206などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102および制御部202を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、本部装置100および店舗装置200に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106および記憶部206に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、店舗別生産性評価システム400を構成する本部装置100および店舗装置200は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、本部装置100および店舗装置200は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、店舗別に生産性を評価する企業などにおいて適用可能であり、特に、多店舗展開を行っている外食産業のような業界に対して有用である。
100 本部装置
102 制御部
102a 店舗別労働時間集計部
102b 勤怠日報連携部
102c 汎用指標設定部
102d 汎用指標出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 就業DB
106a-1 勤務実績データ
106b 部門マスタ
106c 部門グループマスタ
106d 店舗日別目標マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 店舗装置
202 制御部
202a 売上日報入力部
202b データ更新部
202c 売上速報作成部
202d 売上速報出力部
204 通信インターフェース部
206 記憶部
206a 販売DB
206a-1 店舗売上日報労働時間データ
206a-2 店舗売上日報労働時間履歴データ
206a-3 店舗売上日報売上データ
208 入出力インターフェース部
212 入力装置
214 出力装置
300 ネットワーク
400 店舗別生産性評価システム

Claims (7)

  1. 記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムであって、
    前記本部装置の前記記憶部には、
    前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベース
    が格納されており、
    前記本部装置の前記制御部は、
    前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計手段と、
    労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携手段と、
    を備え、
    前記店舗装置の前記記憶部には、
    店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベース
    が格納されており、
    前記店舗装置の前記制御部は、
    店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力手段と、
    前記本部装置の勤怠日報連携手段により連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新手段と、
    前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする店舗別生産性評価システム。
  2. 前記店舗装置の前記制御部は、
    前記売上速報作成手段により作成された店舗別の売上速報を出力する売上速報出力手段 をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の店舗別生産性評価システム。
  3. 前記本部装置の前記制御部は、
    前記店舗装置の前記売上速報出力手段から出力される売上速報データに基づいて、店舗別の成績を汎用表示するための指標を設定する汎用指標設定手段と、
    前記汎用指標設定手段で設定された汎用指標に基づいて店舗別の成績を出力する汎用指標出力手段と、
    をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項2に記載の店舗別生産性評価システム。
  4. 前記本部装置に対し複数の前記店舗装置が通信可能に接続されている場合に、
    前記本部装置の前記記憶部には、
    前記勤怠日報データの連携先の店舗情報を登録した店舗情報マスタ
    がさらに格納されていること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の店舗別生産性評価システム。
  5. 前記本部装置の前記記憶部には、
    前記店舗装置毎の日別の目標を登録した店舗日別目標マスタ
    がさらに格納されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の店舗別生産性評価システム。
  6. 記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムで実行される店舗別生産性評価方法であって、
    前記本部装置の前記記憶部には、
    前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベース
    が格納されており、
    前記本部装置の前記制御部で実行される、
    前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計ステップと、
    労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携ステップと、
    を含み、
    前記店舗装置の前記記憶部には、
    店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベース
    が格納されており、
    前記店舗装置の前記制御部で実行される、
    店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力ステップと、
    前記本部装置の勤怠日報連携ステップにより連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新ステップと、
    前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする店舗別生産性評価方法。
  7. 記憶部と制御部とを備える本部装置と、記憶部と制御部とを備える店舗装置とが通信可能に接続された店舗別生産性評価システムで実行させるための店舗別生産性評価プログラムであって、
    前記本部装置の前記記憶部には、
    前記店舗装置における従業員の勤務実績データを記憶する就業データベース
    が格納されており、
    前記本部装置の前記制御部で実行させるための、
    前記勤務実績データを所定のタイミングで店舗別に労働時間を集計する店舗別労働時間集計ステップと、
    労働時間を集計した店舗別の勤怠日報データを該当する前記店舗装置と連携する勤怠日報連携ステップと、
    を含み、
    前記店舗装置の前記記憶部には、
    店舗毎の売上日報に必要な従業員の労働時間データと、該労働時間の履歴データと、店舗毎の売上データとを記憶する販売データベース
    が格納されており、
    前記店舗装置の前記制御部で実行させるための、
    店舗売上日報に関する労働時間データと店舗毎の売上データとを入力する売上日報入力ステップと、
    前記本部装置の勤怠日報連携ステップにより連携された前記勤怠日報データに基づいて前記販売データベースの労働時間データを更新するデータ更新ステップと、
    前記販売データベースに記憶されたデータに基づいて少なくとも店舗別の生産性評価を含む売上速報を作成する売上速報作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする店舗別生産性評価プログラム。
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