JP7233177B2 - 予算管理装置、予算管理方法および予算管理プログラム - Google Patents

予算管理装置、予算管理方法および予算管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、予算管理装置、予算管理方法および予算管理プログラムに関する。
特許文献1には、予算明細表の内容を確認した後、その予算で良ければ、メイン画面の予算確定ボタン7bを操作した後、予算対象期間を指定し、これに応じてデータ処理部11は、予算データ登録部12Bに当初の予算となる予算データ(基本設定データおよび取引データ)を登録できることが開示されている(特許文献1の0091段落等参照)。
特開2008-158605号公報
このように予算の管理を行う分野においては、従来は、管理したい予算ごとに専用のテーブルやデータ登録のための専用の画面などを設けて、予算のデータ管理を行っていた(つまり管理したい予算ごとに、その都度、予算データを一から作成していた)ので、開発工数の削減という観点において改善の余地が残されていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、予算データの作成をその都度行わずとも、予算登録画面において所定の情報を指定することにより、少ない開発工数で予算データを作成できる予算管理装置、予算管理方法および予算管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る予算管理装置は、制御部を備える予算管理装置であって、前記制御部は、予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得手段と、指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を含む第二情報から、前記第一取得手段で取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得手段と、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行手段と、前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得手段で取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得手段で取得した指標識別情報と、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組を含む予算データを作成する作成手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理装置は、前記表示実行手段が、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素別の、前記入力された数値の合計値を前記予算登録画面内または表示部に表示させること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理装置は、前記制御部が、前記予算データから、切口要素識別情報と日付と実績数量との組を含む実績データに含まれる切口要素識別情報および日付に紐付く前記入力された数値を取得する第三取得手段と、前記第三取得手段で取得した前記入力された数値と前記実績データに含まれる実績数量との差を算出する算出手段と、を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理装置は、前記切口識別情報が、会社における部門、商品またはプロジェクトを意味するコード値または文字列であり、前記切口要素識別情報が、前記部門、前記商品または前記プロジェクトの具体的内容を識別するためのコード値または文字列であること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理装置は、前記指標識別情報が、目標値または原価要素を意味するコード値または文字列であり、前記指標要素識別情報が、前記目標値または前記原価要素の具体的内容を識別するためのコード値または文字列であること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理装置は、前記単位識別情報が、前記期間の単位が月であることを識別するための情報、前記期間の単位が週であることを識別するための情報または前記期間の単位が日であることを識別するための情報であること、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される予算管理方法であって、前記制御部で実行される、予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得ステップと、指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を含む第二情報から、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得ステップと、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行ステップと、前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得ステップで取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報と、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組を含む予算データを作成する作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る予算管理プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための予算管理プログラムであって、前記制御部に実行させるための、予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得ステップと、指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を含む第二情報から、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得ステップと、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行ステップと、前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得ステップで取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報と、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組を含む予算データを作成する作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、予算データの作成をその都度行わずとも、予算登録画面において所定の情報を指定することにより、少ない開発工数で予算データを作成できるという効果を奏する。
図1は、予算管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、KEY定義マスタ、予算定義マスタ、KEY情報マスタ、および予算データに含まれる項目の一例を示す図である。 図3は、KEY定義マスタに含まれる具体的情報の一例を示す図である。 図4は、予算定義マスタに含まれる具体的情報の一例を示す図である。 図5は、KEY情報マスタに含まれる具体的情報の一例を示す図である。 図6は、予算データに含まれる部門別商品別月別目標数量の一例を示す図である。 図7は、予算データに含まれるプロジェクト別月別原価要素別金額の一例を示す図である。 図8は、KEY定義マスタの登録画面の一例を示す図である。 図9は、予算定義マスタの登録画面の一例を示す図である。 図10は、KEY情報マスタの登録画面の一例を示す図である。 図11は、予算データの登録画面(予算登録画面)の一例を示す図である。 図12は、実績データに含まれる具体的情報の一例を示す図である。 図13は、実績予算対比データに含まれる具体的情報の一例を示す図である。
以下に、予算管理装置、予算管理方法および予算管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
予算データをシステムで管理する場合、従来においては、予算管理を行いたいセグメント(キー)毎、分析項目毎にデータを管理できるテーブルを設け、登録を行うために個別の画面や取込機能を設けるのが一般的であった。具体例としては、「部門別商品別月別目標数量」を管理したい場合は、キー情報として「部門」と「商品」を設けて、「月別」に「目標数量」を保持するテーブルを作成していた。また、他の具体例としては、「プロジェクト別月別原価要素別金額」を管理したい場合は、キー情報として「プロジェクトNO」を設けて、「月別」かつ「原価要素別」に「金額」を保持するテーブルを作成していた。
しかしながら、このような予算データの作成方法には、開発工数の削減という観点において改善の余地が残されていた。
そこで、本実施形態においては、例えば、予算管理において共通して求められるキー情報および分析項目をマスタに保持することにより、共通的なデータ構造で予算管理をできるようにした。具体的には、予算定義マスタにおいて、予算に関するキー情報(部門、社員、車両または工事NO等)、管理単位(日別または月別等)および予算要素(原価要素または受注・売上目標等)を設定することで、全く異なる予算を共通のテーブルを用いて管理できるようになった。
このように、共通のテーブルを用いて予算情報を管理可能とすることで、例えば、都度、テーブルや登録画面や取込機能を設計および開発する必要がなくなった。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る予算管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、予算管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
予算管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、予算管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
予算管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。予算管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、予算管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、予算管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、KEY定義マスタ106aと、第一情報としての予算定義マスタ106bと、第二情報としてのKEY情報マスタ106cと、予算データ106dと、実績データ106eと、実績予算対比データ106fと、を備えている。以下、本実施形態における用語の定義について説明した後に、各マスタおよび各データに含まれる具体的内容について説明する。
切口識別情報は、分析の切口を識別するための情報である。前記切口識別情報としては、例えば、会社における部門を意味するコード値(図3のMBU)もしくは文字列(図3の部門マスタ)、商品を意味するコード値(図3のMSHO)もしくは文字列(図3の商品マスタ)、または、プロジェクトを意味するコード値(図3のPJNO)もしくは文字列(図3のプロジェクトNO)等が挙げられる。
切口要素識別情報は、分析の切口に属する要素を識別するための情報である。前記切口要素識別情報としては、例えば、前記部門の具体的内容を識別するためのコード値(図5の100、200、300)もしくは文字列(図5の東京本社、大阪支社、名古屋支社)、前記商品の具体的内容を識別するためのコード値(図5の100、200)もしくは文字列(図5の建築資材A、建築資材B)、または、前記プロジェクトの具体的内容を識別するためのコード値(図5のPJ001、PJ002)もしくは文字列(図5の○○社ビル建設、××プラント改修工事)等が挙げられる。
指標識別情報は、分析の指標を識別するための情報である。前記指標識別情報としては、例えば、目標値を意味するコード値(図3のMOKU)もしくは文字列(図3の目標)、または、原価要素を意味するコード値(図3のMGENYO)もしくは文字列(図3の原価要素マスタ)等が挙げられる。
指標要素識別情報は、分析の指標に属する要素を識別するための情報である。前記指標要素識別情報としては、例えば、前記目標値の具体的内容を識別するためのコード値(図5の100)もしくは文字列(図5の目標数量)、または、前記原価要素の具体的内容を識別するためのコード値(図5の100、200、300)もしくは文字列(図5の外注費、人件費、経費)等が挙げられる。
KEY定義マスタ106aは、キーとなる要素を定義するためのマスタである。KEY定義マスタ106aは、図2および図3に示すように、例えば、前記切口識別情報(KEYNOおよびKEY名称)と前記指標識別情報(KEYNOおよびKEY名称)とテーブル参照の有無情報とテーブル情報とを含む。前記テーブル参照の有無情報としては、「0:非対象」および「1:対象」が挙げられる。前記テーブル情報としては、対象のサーバ情報、接続情報、DB(データベース)情報およびテーブル名等を保持する。KEY定義マスタ106aの内容は、図8に示す登録画面から登録することができる。なお、KEY定義マスタ106aの設定時には、他のテーブルを参照する指定も可能である。
予算定義マスタ106bは、定義したい予算に必要な、キー情報と明細キー情報を定義するためのマスタである。予算定義マスタ106bは、図2および図3に示すように、例えば、予算を識別するための予算識別情報(予算定義NOおよび予算定義名)と前記切口識別情報(KEYNO)と前記指標識別情報(明細KEYNO)と期間の単位を識別するための単位識別情報(管理日付)と備考との組を含む。前記単位識別情報としては、例えば、前記期間の単位が月であることを識別するための情報(月別)、前記期間の単位が週であることを識別するための情報(週別)または前記期間の単位が日であることを識別するための情報(日別)等が挙げられる。予算定義マスタ106bの内容は、図9に示す登録画面から登録することができる。
KEY情報マスタ106cは、キーの要素の内容を設定するためのマスタである。KEY情報マスタ106cは、図2および図3に示すように、例えば、前記切口識別情報(KEYNO)と前記切口要素識別情報(KEYCDおよびKEY名称)との組を複数含み、前記指標識別情報(KEYNO)と前記指標要素識別情報(KEYCDおよびKEY名称)との組を含む。KEY情報マスタ106cの内容は、図10に示す登録画面から登録することができる。なお、本実施形態においては、前記切口識別情報と前記切口要素識別情報と前記指標識別情報と前記指標要素識別情報とをすべてKEY情報マスタ106cにまとめて登録しているが、これらの情報を、情報の性質によって別マスタに分けて登録してもよい。例えば、分析の切口に関する情報である前記切口識別情報および前記切口要素識別情報をあるマスタに登録し、分析の指標に関する情報である前記指標識別情報および前記指標要素識別情報を他のマスタに登録すれば、後のマスタメンテナンスを行いやすい等の利点がある。
予算データ106dは、予算定義マスタ106bおよびKEY情報マスタ106cの定義内容に従って登録される予算データである。予算データ106dに含まれる具体的内容は、以下の[3.処理の具体例]で詳細に説明する。予算データ106dの内容は、図11に示す登録画面(予算登録画面)から登録することができる。
実績データ106eは、受注等の実績のデータである。実績データ106eは、図12に示すように、例えば、各実績を識別するための実績識別データ(受注番号)と前記切口要素識別情報(受注部門および商品CD)と日付(受注日)と得意先を識別するための得意先識別データ(得意先)と実績数量(数量)と単価と金額との組を含む。
実績予算対比データ106fは、予算データ106dに含まれる数値と実績データ106eに含まれる実績数量を対比するためのデータであり、後述する第三取得部102eおよび算出部102fにより作成することができる。対比データ106fに含まれる具体的内容は、以下の[3.処理の具体例]で詳細に説明する。
制御部102は、予算管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得手段としての第一取得部102aと、(2)指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を含む第二情報から、前記第一取得手段で取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得手段としての第二取得部102bと、(3)前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行手段としての表示実行部102cと、(4)前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得手段で取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得手段で取得した指標識別情報と、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組を含む予算データを作成する作成手段としての作成部102dと、(5)前記予算データから、切口要素識別情報と日付と実績数量との組を含む実績データに含まれる切口要素識別情報および日付に紐付く前記入力された数値を取得する第三取得手段としての第三取得部102eと、(6)前記第三取得手段で取得した前記入力された数値と前記実績データに含まれる実績数量との差を算出する算出手段としての算出部102fと、を備えている。各部が実行する処理の詳細については、以下の[3.処理の具体例]で説明する。
[3.処理の具体例]
以下、本実施形態に係る処理の具体例について説明する。本項目では、「部門別商品別月別目標数量」の予算データ106dを作成する場合を例にとって、説明をする。なお、本項目において、KEY定義マスタ106a、予算定義マスタ106bおよびKEY情報マスタ106cの登録内容は、それぞれ、図3~図5に示すとおりであるとする。
[3-1.第一取得処理]
第一取得部102aは、予算識別情報と切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間とが指定されると、予算識別情報と切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報との組を含む予算定義マスタ106bから、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する。
具体的には、図11の予算登録画面においてMA1で示す指定領域において、予算識別情報(予算定義NO:1000)と切口要素識別情報(KEYCD1:100およびKEYCD2:100)と期間(2017/04~2017/06)が指定された上で、「データ表示」のボタンが押下されると、第一取得部102aは、図4の予算定義マスタ106bから、当該指定された予算識別情報(予算定義NO:1000)に紐付く切口識別情報(MBUおよびMSHO)と指標識別情報(MOKU)と単位識別情報(月別)を取得する。
[3-2.第二取得処理]
第二取得部102bは、指標識別情報と指標要素識別情報との組を含むKEY情報マスタ106cから、第一取得部102aで取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する。
具体的には、第二取得部102bは、図5のKEY情報マスタ106cから、第一取得部102aで取得した指標識別情報(MOKU)に紐付く指標要素識別情報(100および目標数量)を取得する。
[3-3.表示実行処理]
表示実行部102cは、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、第一取得部102aで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、第一取得部102aで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる。
具体的には、前者の場合、表示実行部102cは、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報で特定される要素(目標数量)に関する数値を、前記指定された期間(2017/04~2017/06)に亘って、第一取得部102aで取得した単位識別情報で特定される単位(月別)で入力させることが可能な入力領域MA2を、図11の予算登録画面内に表示させる。このように、図11の予算登録画面内の「データ表示」が押下されると、前記予算登録画面で指定された予算定義NOの明細KEYNOに紐付くKEY情報マスタ106c中のKEY名称(目標数量)が明細に表示される。明細KEYNOに紐付くKEY情報マスタ106c中のKEY名称が複数登録されている場合は、当該複数のKEY名称が、それぞれ、複数の明細に表示される。
そして、図11の予算登録画面に示すように、表示された入力領域MA2には、2017/04の目標数量として1,000が入力され、2017/05の目標数量として1,100が入力され、2017/06の目標数量として1,100が入力されている。
数値が入力されると、表示実行部102cは、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報で特定される要素別の、前記入力された数値の合計値を前記予算登録画面内または表示部に表示させてもよい。
具体的には、表示実行部102cは、図11のMA2の枠外左に示すように、2017/04の目標数量1,000と2017/05の目標数量1,100と2017/06の目標数量1,100との合計値3,200を、図11の予算登録画面内に表示させてもよい。これにより、例えば、オペレータが指定した期間における合計値を容易かつ正確に把握することができる。
[3-4.作成処理]
作成部102dは、前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、第一取得部102aで取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって第一取得部102aで取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、第一取得部102aで取得した指標識別情報と、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組を含む予算データ106dを作成する。
具体的には、前記入力領域MA2に数値(2017/04の目標数量1,000)が入力されると、作成部102dは、図6の予算データ106dの1行目のレコードに示すように、前記指定された予算識別情報(予算定義NO:1000)と、第一取得部102aで取得した切口識別情報(NBUおよびMSHO)と、前記指定された切口要素識別情報(KEYCD1:100およびKEYCD2:100)と、前記指定された期間(2017/04)に該当する日付であって第一取得部102aで取得した単位識別情報で特定される単位(月別)で示されるもの(201704)と、第一取得部102aで取得した指標識別情報(MOKU)と、第二取得部102bで取得した指標要素識別情報(明細KEYCD:100)と、当該入力された数値(1,000)との組を含む予算データ106dを作成する。当該作成された予算データ106dは、言い換えると、東京本社における建築資材Aの2017年4月の売上目標数量が1,000であることを示すデータである。
同様の方法で、作成部102dは、図6の予算データ106dの2行目のレコードに示すように、2017/05の目標数量1,100を含む予算データ106dを作成し、また、図6の予算データ106dの3行目のレコードに示すように、2017/06の目標数量1,100を含む予算データ106dを作成する。
続けて、図11の予算登録画面において、切口要素識別情報として、KEYCD1:100およびKEYCD2:100に代えて、KEYCD1:100およびKEYCD2:200が入力されたとすると、これまでと同様の処理が実行され、最終的に、作成部102dは、図6の予算データ106dの4~6行目のレコードに示す予算データ106dを作成することができる。当該作成された予算データ106dは、言い換えると、東京本社における建築資材Bの2017年4月~6月の売上目標数量が、それぞれ、2,000であることを示すデータである。
更に続けて、図11の予算登録画面において、切口要素識別情報として、KEYCD1:100およびKEYCD2:100に代えて、KEYCD1:200およびKEYCD2:100が入力されたとすると、これまでと同様の処理が実行され、最終的に、作成部102dは、図6の予算データ106dの7~9行目のレコードに示す予算データ106dを作成することができる。当該作成された予算データ106dは、言い換えると、大阪支社における建築資材Aの2017年4月~6月の売上目標数量が、それぞれ、500、500および600であることを示すデータである。
なお、予算定義マスタ106bにおける管理日付設定が月別である場合は、図6の予算データ106dに示すように、年月日は*で更新される。
[3-5.第三取得処理および算出処理(作成した予算データの活用)]
以上[3-1]~[3-4]で説明した方法により作成した予算データ106dについては、以下で説明する第三取得処理および算出処理を行うことにより、実績データ106eとの対比に活用することができる(すなわち、販売管理システムにおける実績データ106eで保持していない数値を、予算管理システムにおける予算データ106dとして管理し、取得したい場合は、例えば、予算定義NOと対象のキー情報で集計することで、図13に示す実績予算対比データ106fを作成することが可能となる)。
以下においては、2017年4月および5月の期間について、作成した図6の予算データ106dに含まれる目標数量と図12に示す実績データ106eに含まれる実績数量とを対比する場合を例にとって、説明をする。
まず、第三取得部102eは、予算データ106dから、切口要素識別情報と日付と実績数量との組を含む実績データ106eに含まれる切口要素識別情報および日付に紐付く前記入力された数値を取得する。
具体的には、図12の実績データ106eの1行目のレコードに注目した場合、第三取得部102eは、図6の予算データ106dから、図12の前記1行目のレコードに含まれる切口要素識別情報(受注部門:100および商品CD:100)ならびに日付(受注日:2017/04/01)に紐付く前記入力された数値(目標数量1,000)を取得する。このように、販売管理システムで保持していない目標数量を、「部門」、「月」および「商品CD」をキー情報として、予算データ106dから取得することができる。
次に、算出部102fは、第三取得部102eで取得した前記入力された数値と実績データ106eに含まれる実績数量との差を算出する。
具体的には、第三取得部102eで取得した目標数量は1,000であり、図12の実績データ106eの前記1行目のレコードに含まれる実績数量は900であるため、算出部102fは、図13の実績予算対比データ106fの1行目のレコードに示すように、目標数量と実績数量との差(目標差)を、1,000-900=100と算出する。
第三取得部102eおよび算出部102fは、図12の実績データ106eの2~5行目のレコードに対しても同様の処理を行うことにより、図13の実績予算対比データ106fを作成することができる。このように作成された実績予算対比データ106fは、図13に示すように、例えば、実績データ106eに含まれる切口要素識別情報(受注部門および商品CD)と、予算データ106dに含まれる日付(月別)と、第三取得部102eで取得した数値(目標数量)と、実績データ106eに含まれる実績数量(実績数量)と、第三取得部102eで取得した数値と実績データ106eに含まれる実績数量との差(目標差)と、を含む。
このように、本実施形態に係る予算管理装置100が第三取得部102eおよび算出部102fを備えれば、例えば、作成した予算データ106dを実績のデータとの対比に用いることができる。
[3-6.プロジェクト別月別原価要素別金額]
以上[3-1]~[3-5]では、部門別商品別月別目標数量の予算データ106dを作成する例について説明したが、同様の方法で、以下で簡潔に説明するように、図7に示すプロジェクト別月別原価要素別金額の予算データ106dを作成することができる。
まず、図11の予算登録画面において、予算定義NOとして2000が指定され、KEYCD1としてPJ001が指定され、期間として2017/04~2017/04が指定されると、第一取得部102aは、図4の予算定義マスタ106bから、当該指定された予算定義NO2000に紐付くPJNO、MGENYOおよび月別を取得する。
次に、第二取得部102bは、図5のKEY情報マスタ106cから、第一取得部102aで取得したMGENYOに紐付くKEYCD:100および外注費、KEYCD:200および人件費ならびにKEYCD:300および経費を取得する。
次に、表示実行部102cは、図11の予算登録画面のMA3の領域に、2017/04の外注費を入力させることが可能な明細と、2017/04の人件費を入力させることが可能な明細と、2017/04の経費を入力させることが可能な明細と、の3明細(つまり3行の明細)を表示させる。
そして、2017/04の外注費として5,000円が入力され、2017/04の人件費として10,000円が入力され、2017/04の経費として5,000円が入力されると、作成部102dは、図7に示す予算データ106dを作成する。当該作成された予算データ106dは、○○社ビル建設の2017年4月の外注費、人件費および経費の原価予定金額が、それぞれ、5,000円、10,000円および5,000円であることを示すデータである。
[3-7.まとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る予算管理装置100によれば、予算データの作成をその都度行わずとも、予算登録画面において所定の情報を指定することにより、少ない開発工数で予算データを作成できる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、予算管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、予算管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて予算管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、予算管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、予算管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、予算管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、汎用性が高く、あらゆる業界および業種において有用であるが、例えば、建設工事業界等において有用である。
100 予算管理装置
102 制御部
102a 第一取得部
102b 第二取得部
102c 表示実行部
102d 作成部
102e 第三取得部
102f 算出部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a KEY定義マスタ
106b 予算定義マスタ
106c KEY情報マスタ
106d 予算データ
106e 実績データ
106f 実績予算対比データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (8)

  1. 制御部を備える予算管理装置であって、
    前記制御部は、
    予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得手段と、
    指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を複数種含む第二情報から、前記第一取得手段で取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得手段と、
    前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行手段と、
    前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得手段で取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得手段で取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得手段で取得した指標識別情報と、前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組で構成されるレコードを含むデータを作成し、当該作成したデータを予算データとする作成手段と、
    を備えること、
    を特徴とする予算管理装置。
  2. 前記表示実行手段は、
    前記第二取得手段で取得した指標要素識別情報で特定される要素別の、前記入力された数値の合計値を前記予算登録画面内または表示部に表示させること、
    を特徴とする請求項1に記載の予算管理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記予算データから、切口要素識別情報と日付と実績数量との組を含む実績データに含まれる切口要素識別情報および日付に紐付く前記入力された数値を取得する第三取得手段と、
    前記第三取得手段で取得した前記入力された数値と前記実績データに含まれる実績数量との差を算出する算出手段と、
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の予算管理装置。
  4. 前記切口識別情報が、会社における部門、商品またはプロジェクトを意味するコード値または文字列であり、
    前記切口要素識別情報が、前記部門、前記商品または前記プロジェクトの具体的内容を識別するためのコード値または文字列であること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の予算管理装置。
  5. 前記指標識別情報が、目標値または原価要素を意味するコード値または文字列であり、
    前記指標要素識別情報が、前記目標値または前記原価要素の具体的内容を識別するためのコード値または文字列であること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の予算管理装置。
  6. 前記単位識別情報が、前記期間の単位が月であることを識別するための情報、前記期間の単位が週であることを識別するための情報または前記期間の単位が日であることを識別するための情報であること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の予算管理装置。
  7. 制御部を備える情報処理装置で実行される予算管理方法であって、
    前記制御部で実行される、
    予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得ステップと、
    指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を複数種含む第二情報から、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得ステップと、
    前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行ステップと、
    前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得ステップで取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報と、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組で構成されるレコードを含むデータを作成し、当該作成したデータを予算データとする作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする予算管理方法。
  8. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための予算管理プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    予算を識別するための予算識別情報と分析の切口に属する要素を識別するための切口要素識別情報と期間とを指定させるための指定領域を含む、表示部に表示されている予算登録画面において、予算識別情報と切口要素識別情報と期間が指定されると、予算識別情報と分析の切口を識別するための切口識別情報と分析の指標を識別するための指標識別情報と期間の単位を識別するための単位識別情報との組を含む第一情報から、当該指定された予算識別情報に紐付く切口識別情報と指標識別情報と単位識別情報を取得する第一取得ステップと、
    指標識別情報と分析の指標に属する要素を識別するための指標要素識別情報との組を複数種含む第二情報から、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報に紐付く指標要素識別情報を取得する第二取得ステップと、
    前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力領域を前記予算登録画面内に表示させる、または、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報で特定される要素に関する数値を、前記指定された期間に亘って、前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で入力させることが可能な入力画面を表示部に表示させる表示実行ステップと、
    前記入力領域または前記入力画面に数値が入力されると、前記指定された予算識別情報と、前記第一取得ステップで取得した切口識別情報と、前記指定された切口要素識別情報と、前記指定された期間に該当する日付であって前記第一取得ステップで取得した単位識別情報で特定される単位で示されるものと、前記第一取得ステップで取得した指標識別情報と、前記第二取得ステップで取得した指標要素識別情報と、当該入力された数値との組で構成されるレコードを含むデータを作成し、当該作成したデータを予算データとする作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする予算管理プログラム。
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