JP7257766B2 - 製品損益管理装置、製品損益管理方法、及び製品損益管理プログラム - Google Patents

製品損益管理装置、製品損益管理方法、及び製品損益管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、製品損益管理装置、製品損益管理方法、及び製品損益管理プログラムに関する。
製品の損益管理を行うシステムとして、例えば、特許文献1のシステムがある。かかる特許文献1のシステムは、サーバと、製造ラインの各工程に設けられた端末T1~Tnとが通信可能な管理システムを基本とする。作表手段は製作物に固有の製作番号を割り当てられた製番ファイル、製作番号とともに端末Tからの指示に応じて製作物に対する各工程での作業時間を取り込む工数ファイル、製作番号をキーとして材料費と外注費とが入力される伝票ファイル、製作番号をキーとして売上額が入力される売上ファイルを作成する。原価計算手段は原価問合指示があると、売上げファイルの売上額、伝票ファイルの材料費と外注費、工数ファイルの作業時間を取込み、売上額から材料費及び外注費を減算し、減算結果を作業時間で除算し、除算結果を原価問い合わせファイルに表示する。
特開平9-62737号公報
しかしながら、特許文献1では、大型機械装置等の製品の元の製番と、それに紐付く保守/メンテナンス作業等の製番の紐付けを行うことで、複数の製番を一つの製番として管理し、親製番を通じて子製番・孫製番を含めた損益を把握することに関して何等記載されていない。
本発明は、複数の製番を一つの製番として管理することで、製品の包括的な損益管理を行うことが可能な製品損益管理装置、製品損益管理方法、及び製品損益管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部と制御部とを備えた製品損益管理装置であって、前記記憶部には、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータと、製番と関連づけて、製品の製造・発注、保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を格納するデータファイルと、が格納されており、前記制御部は、製番が指定された場合に、前記製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記データファイルから受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記製番は、上位から下位に向かって、親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番としてもよい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力用データ作成手段は、前記出力用データを合計した合計データを出力してもよい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力用データ作成手段は、前記出力用データを部門別に纏めた部門別データを出力してもよい。
また、同一の得意先に複数台の製品を納入した場合に、前記製番リンクデータにおいて、1台の製品に上位の製番を設定し、他の製品に下位の製番を設定してもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置で実行する製品損益管理方法であって、前記記憶部には、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータと、製番と関連づけて、製品の製造・発注、保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を格納するデータファイルと、が格納されており、前記制御部において実行される、製番が指定された場合に、前記製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記データファイルから受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成工程を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置が実行するための製品損益管理プログラムであって、前記記憶部には、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータと、製番と関連づけて、製品の製造・発注、保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を格納するデータファイルと、が格納されており、前記制御部において、製番が指定された場合に、前記製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記データファイルから受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成工程を実行させるための製品損益管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、複数の製番を一つの製番として管理することで、製品の包括的な損益管理を行うことが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態の概要を説明するための図である。 図2は、本実施の形態の製品損益管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における製品損益管理装置の全体の処理の一例を示すフロー図である。 図4は、サンプルデータを示す図である。 図5は、サンプルデータを示す図である。 図6は、サンプルデータを示す図である。 図7-Aは、サンプルデータを示す図である。 図7-Bは、サンプルデータを示す図である。 図8は、サンプルデータを示す図である。 図9は、サンプルデータを示す図である。 図10は、サンプルデータを示す図である。 図11は、サンプルデータを示す図である。 図12は、サンプルデータを示す図である。 図13は、サンプルデータを示す図である。 図14は、サンプルデータを示す図である。 図15は、サンプルデータを示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、一品ものの特注品を受託・製造・販売している企業では、購入品の発注/社内社外の製造/実績進捗/仕掛原価/最終収支を発番した製番(製品番号、製造番号、シリアル番号ともいう)で管理している。すなわち、個別受注型企業では、各部門は日々の業務から月次業務までが製番を主軸に行われている。
従来、発番単位の特番として管理は可能であったが、実業務では紐付いている別製番との紐付きはなかった。そのため、稼働後の機械装置などのフォロー(保守/メンテ作業)は別管理となり、紐付けて包括的な損益収支管理ができなかった。例えば、個別受注生産型の業務では、製番主体の運用となるが、その各部門毎で業務に応じて製番発番した場合は、その関連はなく、最終収支も別管理となるため、各注文毎での纏めた収支までは把握できない。
そこで、本実施の形態では、大型機械装置等の製品の元の製番と、それに紐付く保守/メンテナンス作業の製番の紐付けを行うことで、複数の製番を一つの製番として管理し、親製番を通じて子製番・孫製番を含めた損益を把握できる仕組みを構築した(仮想製番)。すなわち、本実施の形態では、各部門で運用する業務内容を問わず、業務上発番した製番をまとめて一つの製番として管理し、包括的な損益収支管理を可能とする仕組みを構築する。本実施の形態によれば、製品の包括的な損益管理を可能とし、経営指標としての活用が可能となる。
図1は、本実施の形態の製番管理の概要を説明するための図である。例えば、個別受注生産の受注入力・出荷/売上入力の工程500では、例えば、大型機械装置の受注を受けると、購入、内作、又は外作して出荷する。この個別受注生産の受注入力・出荷/売上入力工程500では、親製番(例えば、SK-10001)を使用する。
保守・メンテナンス工程600では、例えば、保守用部品の受注入力・出荷/売上入力の工程601では、親製番(例えば、SK-10001)の下位の子製番(例えば、SK-10001-01)を使用する。また、例えば、メンテナンス作業や設置作業の受注入力・出荷/売上入力の工程602では、親製番(例えば、SK-10001)の下位の子製番(例えば、SK-10001-02)を使用する。
さらに、納品済の保守用部品の修理、取替の受注入力・出荷/売上入力の工程603では、子製番(例えば、SK-10001-01)の下位の孫製番(例えば、SK-10001-01-01)を使用する。
[2.構成]
図2を参照して、本実施形態に係る製品損益管理装置100の構成の一例について説明する。図2は、製品損益管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
製品損益管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、製品損益管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
製品損益管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。製品損益管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、製品損益管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、製品損益管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及び、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112又はマウス112として記載する場合がある。また、「出力」とは、モニタ114の画面に表示出力すること、プリンタで印刷出力すること、及び外部に送信出力することを含む。また、モニタ114に情報を表示して、ユーザが入力装置112を操作すること等を、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、受注ファイル106aと、製番リンクファイル106bと、製番原価集計ファイル106cと、出力用データファイル106dを備えている。受注ファイル106aと製番原価集計ファイル106cを併せて「データファイル」と称する。
受注ファイル106aは、受注データを格納するためのファイルである。受注データは、受注番号、得意先、納入先、製番、上位製番、品目、数量、単価、及び金額のデータを含んでいてもよい(図5参照)。
製番リンクファイル106bは、製番リンクデータを格納するためのファイルである。
製番リンクデータは、上位製番と下位製番を順次紐付ける(親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番、・・・を順次紐付ける)ためのデータであり、受注入力時に作成される。製番リンクデータは、上位製番、下位製番、及び元製番フラグのデータを含んでいてもよい(図5(B)参照)。受注入力によって上位製番の指定が無い場合には、元製番=「True」として作成する。元製番(元製番フラグ=True)を起点に、下位展開にて親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番、・・・の紐付けを順次行う。
製番原価集計ファイル106cは、製造原価集計データを格納するためのファイルである。製造原価集計データは、製番、会計月度、材料費、設計労務費、製造労務費、経費、保守費、受注番号、売上金額、及び粗利金額のデータを含んでいてもよい(図6参照)。
出力用データファイル106dは、一連の親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番、・・・で損益を纏めた出力用データを格納するためのファイルである。出力用データは、製番、最上位製番、連番、受注情報(受注番号、受注日、得意先、納入先等)、原価情報(材料費、設計労務費、製造労務費、経費、保守費等)、売上情報(売上金額、及び粗利金額等)のデータを含んでいてもよい(図7-B(F)参照)。
制御部102は、製品損益管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、画面制御部102aと、
受注入力処理部102bと、製番原価集計処理部102cと、出力用データ作成処理部102dとを備えている。
画面制御部102aは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、受注入力画面、出力用画面)の表示・入力受付を制御する。
受注入力処理部102bは、例えば、モニタ114に表示される受注入力画面(図4参照)上でのオペレータの操作に応じて、受注番号、得意先、納入先、製番、上位製番、品目、数量、単価、及び金額のデータを含む受注データを作成して受注ファイル106aに登録する。また、受注入力処理部102bは、受注データの製番及び上位製番に基づいて、製番リンクデータを作成又は更新して、製番リンクファイル106bに登録する。製番は、上位から下位に向かって、親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番、・・・としてもよい。
また、受注入力処理部102bは、同一の得意先に複数台の製品を納入した場合に、製番リンクデータにおいて、1台の製品に上位の製番を設定し、他の製品に下位の製番を設定してもよい。
製番原価集計処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作及び受注ファイル106aの受注データに基づいて、製番原価集計データを作成して、製番原価集計ファイル106cに登録する。
出力用データ作成処理部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の出力用画面上でのオペレータの操作に応じて製番が指定された場合に、製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、データファイル(受注ファイル106a及び製番原価集計ファイル106c)から受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力(画面表示及び/又は印刷出力)すると共に、出力用データファイル106dに格納する。
また、出力用データ作成処理部102dは、出力用データを合計した合計データを出力してもよい。
また、出力用データ作成処理部102dは、出力用データを部門別に纏めた部門別データを出力してもよい。
[3.全体の処理の概略]
図2及び図3を参照して、本実施形態における製品損益管理装置100の全体の処理を流れの概略を説明する。図3は、本実施形態における製品損益管理装置100の全体の処理の一例を示すフロー図である。
図3において、受注入力処理部102bは、受注入力処理を実行する(ステップS1)。受注入力処理では、例えば、モニタ114に表示される受注入力画面(図4参照)上でのオペレータの操作に応じて、受注番号、得意先、納入先、製番、上位製番、品目、数量、単価、及び金額のデータを含む受注データを作成して受注ファイル106aに登録する。
つぎに、受注入力処理部102bは、製番リンクデータ作成処理を実行する(ステップS2)。製番リンクデータ作成処理では、受注データの製番及び上位製番に基づいて、製番リンクデータを作成又は更新して、製番リンクファイル106bに登録する。
製番原価集計処理部102cは、製番原価集計データ登録処理を実行する(ステップS3)。製番原価集計データ登録処理では、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作及び受注ファイル106aの受注データに基づいて、製番原価集計データを作成して、製番原価集計ファイル106cに登録する。
出力用データ作成処理部102dは、出力データ作成処理を実行する(ステップS4)。出力データ作成処理では、モニタ114に表示される不図示の出力用画面において、オペレータの操作に応じて、製番が指定された場合に、製番リンクファイル106bのリンクデータを参照して、指定された製番と当該製番の下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、データファイル(受注ファイル106a及び製番原価集計ファイル106c)から受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力(画面表示及び/又は印刷出力)すると共に、出力用データファイル106dに格納する。
[4.具体例]
図4~図15を参照して、本実施形態における製品損益管理装置100の制御部102による処理の具体例を、サンプルデータを使用して説明する。図4~図15は、本実施形態における製品損益管理装置100の制御部102による処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
(1.受注入力処理)
図4及び図5を参照して、受注入力処理の具体例を説明する。図4は、受注入力画面の一例を示す図である。受注受付時に上位製番との紐付けを行う。図4(A)は、親製番での受注を説明するための受注入力画面の一例を示す図である。図4(B)は、子製番での受注を説明するための受注入力画面の一例を示す図である。図4(C)は、孫製番での受注を説明するための受注入力画面の一例を示す図である。図5は、受注データ及び製番リンクデータの一例を示す図である。
図4に示すように、受注入力画面400は、ヘッダ401と、明細エリア402を備えている。ヘッダ401には、自動表示される受注番号と、受注日、得意先、納入先、上位製番の入力欄が表示されている。明細エリア402には、品目、製番、数量、金額の項目が表示されている。ヘッダ401及び明細エリア402では、例えば、オペレータの操作によってデータが入力されて表示される。受注入力画面400で入力されたデータに応じた受注データが受注ファイル106aに登録される。
図3(A)の例では、ヘッダ401では、受注番号「J1001」について、受注日「7/1」、得意先「OBIC商事」、納入先「OBIC商事 東京本社」が入力される。また、明細エリア402では、品目「〇〇金属検出機一式」、親製番である製番「SK-10001」、品目「〇〇金属検出機一式」、数量「1式」、金額「¥1,500,000」が入力される。親製番を入力しているので、ヘッダ401の「上位製番」については入力しない(指定しない)。
図3(B)の例では、ヘッダ401では、受注番号「J1002」について、受注日「10/1」、得意先「OBIC商事」、納入先「OBIC商事 東京本社」が入力される。また、明細エリア402では、品目「SK-10001コンベアベルト」、子製番である製番「SK-10001-01」、数量「1台」、金額「¥50,000」と、品目「駆動プーリ」、子製番である製番「SK-10001-01」、数量「2個」、金額「¥10,000」と、品目「設置作業」、子製番である製番「SK-10001-01」、数量「1式」、金額「¥20,000」が入力される。子製番である製番「SK-10001-01」を入力しているので、ヘッダ401の「上位製番」には、親製番である製番「SK-10001」を入力する。
図3(C)の例では、ヘッダ401では、受注番号「J3001」については、受注日「12/1」、得意先「OBIC商事」、納入先「OBIC商事 東京本社」が入力される。また、明細エリア402では、品目「コンベアベルト修理」、孫製番である製番「SK-10001-01-01」、数量「1式」、金額「¥30,000」が入力される。孫製番である製番「SK-10001-01-01」を入力しているので、ヘッダ401の「上位製番」には、子製番である製番「SK-10001-01」を入力する。
図4の受注入力画面での入力操作により、図5(A)に示すような受注データが作成される。
(2.製番リンクデータ作成処理)
図5を参照して、製番リンクデータ作成処理の具体例を説明する。図5(B)は、製番リンクデータの具体例を示す図である。図5(A)に示すような受注データが作成されると、受注データの製番及び上位製番に基づいて、図5(B)に示すような製番リンクデータが作成される。
図5(B)に示す例では、1行目が、上位製番「SK-10001」、下位製番「SK-10001」、元製番フラグ「True」、2行目が、上位製番「SK-10001」、下位製番「SK-10001-01」、元製番フラグ「False」、3行目が、上位製番「SK-10001-01」、下位製番「SK-10001-01-01」、元製番フラグ「False」となっている。
(3.製番原価データ登録処理)
図6を参照して、製番原価集計データ登録処理の具体例を説明する。図6は、製番原価集計データの具体例を示す図である。製番原価集計データは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上で指定した製番についてのオペレータの入力操作(会計年度、材料費、設計労務費、製造労務費、経費、保守費)及び受注ファイル106aの対応する受注データ(受注番号、売上金額)に基づいて作成されて、製番原価集計ファイル106cに登録される。
図6に示す例では、親製番「SK-10001」については、会計年度「2018/07」、材料費「¥50,000」、設計労務費「¥200,000」、製造労務費「¥400,000」、経費「¥100,000」、受注番号「J1001」、売上金額「¥1,500,000」、粗利金額「¥750,000」となっている。子製番「SK-10001-01」については、会計年度「2018/07」、材料費「¥33,000」、保守費「¥20,000」、受注番号「J2001」、売上金額「¥80,000」、粗利金額「¥27,000」となっている。孫製番「SK-10001-01-01」については、会計年度「2018/07」、保守費「¥15,000」、受注番号「J3001」、売上金額「¥30,000」、粗利金額「¥15,000」となっている。
(4.出力用データ作成処理)
図7-A~図13を参照して、出力用データ作成処理の具体例について説明する。
(4-1:親製番を指定した場合)
図7-A~図8を参照して、親製番を指定した場合の出力用データの作成を説明する。図7-A及び図7-Bは、親製番を指定した場合の出力用データの作成を説明するための図である。図8は、出力用データの画面表示例を示す図である。以下の説明では、親製番SK-10001を指定した場合について説明する。
図7-A及び図7-Bにおいて、製番リンクデータに基づいて、親、子、孫の製番の紐付けを行いながら、出力用データを作成する。
(1)製番リンクデータの元製番フラグ=Trueのものを抽出する(最上位製番として保持)。
(2)(1)で取得した製番リンクデータの下位製番をキーにして、製番原価集計データ(会計月度直近のみ)及び受注データを取得する。
(3)(2)で取得した製番原価集計データ及び受注データから、親製番の出力用データを作成する。
(A)は、(1)~(3)において、製番リンクデータ、製番原価集計データ、及び受注データの相関関係を説明するための図である。(B)は、親製番である製番SK-10001の出力用データの一例を示す図である。
(4)親製番を上位とする子製番を検索する。具体的には、子製番をキーにして、製番原価集計データ(会計月度直近のみ)及び受注データを取得し、取得した製番原価集計データ及び受注データから、子製番の出力用データを作成する。
(C)は、(4)において、製番リンクデータ、製番原価集計データ、及び受注データの相関関係を説明するための図である。(D)は、子製番である製番SK-10001-1の出力用データを追加した例を示す図である。
(5)(4)の子製番を上位とする孫製番を検索する。具体的には、孫製番をキーにして、製番原価集計データ(会計月度直近のみ)及び受注データを取得し、取得した製番原価集計データ及び受注データから、孫製番の出力用データを作成する。
(E)は、(5)において、製番リンクデータ、製番原価集計データ、及び受注データの相関関係を説明するための図である。(F)は、孫製番である製番SK-10001-1-01の出力用データを追加した例を示す図である。
(6)(5)の孫製番を上位とするひ孫製番を検索する。同図に示す例では、ひ孫製番がないので検索されない。
以上の処理を繰り返し、下位製番が無くなまで同じ処理を繰り返し行う。(6)の該当データなくなった場合は、(5)に戻り次の下位製番にて同様の処理を実行し、次の孫製番の検索を行う。(5)の該当データなくなった場合は、(4)に戻り次の下位製番にて同様の処理を実行して、次の子製番を検索する。最終的にすべての下位製番の該当データなくなった際に、(1)に戻り次の親製番にて同様の処理を実行する。
図8は、図7(F)の出力用データの出力画面イメージの一例を示している。図8(A)は、親製番、子製番、孫製番毎に、受注情報、原価情報、売上情報の一覧を画面出力した例を示す図である。図8(B)は、親製番、子製番、孫製番を全て親製番に纏めて、受注情報、原価情報、売上情報を画面出力した例を示す図である。これにより、親製番単位での、製造原価、販売管理費、粗利金額などの包括的な損益管理が可能となる。
(4-2.子製番を指定した場合)
図9及び図10を参照して、子製番を指定した場合の出力用データの作成を説明する。図9は、子製番を指定した場合の出力用データの作成を説明するための図である。図10は、出力用データの画面表示例を示す図である。図9~図10を参照して、子製番を指定した場合の出力データの作成を説明する。以下の説明では、子製番SK-10001-01を指定した場合について説明する。
図9において、製番リンクデータより、下位の製番情報の紐付けを行いながら、出力用データを作成する。
(1)指定した子製番から、製番原価集計データ(会計月度直近のみ)及び受注データを取得する。取得した製番原価集計データ及び受注データから、子製番の出力用データを作成する。
(A)は、(1)において、製番原価集計データ及び受注データの相関関係を説明するための図である。(B)は、子製番である製番SK-10001-01の出力用データの一例を示す図である。
(2)上記子製番を上位とする孫製番を検索する。具体的には、孫製番をキーにして、製番原価集計データ(会計月度直近のみ)及び受注データを取得し、取得した製番原価集計データ及び受注データ、孫製番の出力用データを作成する。
(C)は、(2)において、製番リンクデータ、製番原価集計データ、及び受注データの相関関係を説明するための図である。(D)は、孫製番である製番SK-10001-01の出力用データの一例を示す図である。
(3)上記孫製番を上位とするひ孫製番を検索する。同図に示す例では、ひ孫製番がないため検索されない。
上記同じ処理を繰り返し、下位製番が無くなまで同じ処理を繰り返し行う。(3)の該当データなくなった場合は、(2)に戻り次の下位製番にて同様の処理を実行し、次の孫製番を検索する。
図10は、図9(D)の出力用データの出力画面イメージの一例を示している。図10(A)は、子製番、孫製番毎に、受注情報、原価情報、売上情報の一覧を画面出力した例を示す図である。図10(B)は、子製番、孫製番を全て子製番に纏めて、受注情報、原価情報、売上情報を画面出力した例を示す図である。これにより、子製番単位での、製造原価、販売管理費、粗利金額などの包括的な損益管理が可能となる。
(4-3.孫製番を指定した場合)
図11及び図12を参照して、孫製番を指定した場合の出力用データの作成を説明する。図11は、孫製番を指定した場合の出力用データの作成を説明するための図である。図12は、出力用データの画面表示例を示す図である。図11及び図12を参照して、孫製番を指定した場合の出力データの作成を説明する。以下の説明では、孫製番SK-10001-01-01を指定した場合について説明する。
(1)指定した製番から、製番原価集計データ及び受注データを取得する。取得した製番原価集計データ及び受注データから、孫製番の出力用データを作成する。
(A)は、(1)において、製番原価集計データ及び受注データの相関関係を説明するための図である。(B)は、孫製番である製番SK-10001-01の出力用データの一例を示す図である。
図12は、図11(B)の出力用データの出力画面イメージの例を示す図である。図12(A)は、孫製番について、受注情報、原価情報、売上情報の一覧を画面出力した例を示す図である。図12(B)は、孫製番の合計について、受注情報、原価情報、売上情報を画面出力した例を示す図である。これにより、孫製番単位での、製造原価、販売管理費、粗利金額などの包括的な損益管理が可能となる。
(4-4.部門別の出力)
図13は、部門別の出力画面イメージの一例を示す図である。上記図8では、原価情報及び売上情報別に出力しているが、図13に示すように、例えば、営業部門(売上金額、粗利金額)、製造部門(製造原価=材料費+設計労務費+製造労務費+経費)、及びサービス部門(保守費)別に出力してもよい。例えば、上記と同様な紐付けを行い、営業担当者、作業担当者別の情報として集計することで部門別収益として出力可能である。
(5.変形例)
図14及び図15は、本実施の形態の変形例を説明するための図である。同一のお客様(得意先、納入先)へ大型機械を複数台納入した場合に、製番の紐付きを持たせることで、さらにお客様単位での複数機械納入を一つの製番として包括的な損益収支をとることが可能である。すなわち、同一の得意先及び/又は納入先に、複数台の製品を納入した場合に、製番リンクデータにおいて、1台の製品に上位の製番を設定し、他の製品に当該上位の製番について下位の製番を設定してもよい。図14は、変形例に係る受注入力画面の一例を示す図である。
図14において、上記図4(A)~(C)と同様に、例えば、2017/07/01に大型機械装置Aを受注した場合には、図14(A)に示すように、親製番SK-1001を設定し、2017/10/01に保守部品を出荷した場合には、図14(B)に示すように、子製番SK-1001-01を設定し、2017/12/01に保守部品のメンテナンスを行った場合には、図14(C)に示すように、孫製番SK-1001-01を設定する。
大型機械装置Bの受注時に、大型機械装置Aの製番を上位製番として指定を行う。すなわち、大型機械装置Bを大型機械装置Aの子製番として位置づける。例えば、2018/05/01に大型機械装置Bを受注した場合には、図14(D)に示すように、子製番SK-2001を設定すると共に、上位製番SK-1001(大型機械装置A)を設定する。2018/8/01に保守部品を修理した場合には、図14(E)に示すように、孫製番SK-2001-01を設定すると共に、上位製番SK-2001(大型機械装置B)を設定する。2018/12/01に保守部品のメンテナンスを行った場合には、図14(F)に示すように、ひ孫製番SK-2001-01-01を設定すると共に、上位製番SK-2001-01を設定する。
図15は、お客様単位で集計した出力画面イメージを示す図である。図15(A)に示す例では、得意先及び納入先単位で、親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番毎に、受注情報、原価情報、売上情報の一覧が表示されている。図15(B)は、図15(A)について、親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番を全て親製番に纏めて、受注情報、原価情報、売上情報を画面出力した例を示す図である。これにより、お客様単位での、製造原価、販売管理費、粗利金額などの包括的な損益管理が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータと、製番と関連づけて、製品の製造・発注、保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を格納するデータファイルと、製番が指定された場合に、製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、データファイルから受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成処理部102dを備えているので、複数の製番を一つの製番として管理することで、製品の包括的な損益管理を行うことが可能になる。
また、出力用データ作成処理部102dは、出力用データを合計した合計データを出力することとしたので、例えば、親製番単位での製品の包括的な損益管理を行うことが可能になる。
また、出力用データ作成処理部102dは、出力用データを部門別に纏めた部門別データを出力することとしたので、部門別での包括的な損益管理を行うことが可能となる。
また、受注入力処理部102bは、同一の得意先に複数台の製品を納入した場合に、製番リンクデータにおいて、1台の製品に上位の製番を設定し、他の製品に下位の製番を設定することとしたので、お客様単位での包括的な損益管理が可能となる。
なお、本実施の形態では、大型機械装置を例示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、動産や不動産を問わず広く製品(商品)に適用可能である。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、製品損益管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、製品損益管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて製品損益管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、製品損益管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語又は記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成及び読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、製品損益管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータ又はワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、製品損益管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 製品損益管理装置
102 制御部
102a 画面制御部
102b 受注入力処理部
102c 製番原価集計処理部
102d 出力用データ作成処理部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 受注ファイル
106b 製番リンクファイル
106c 製番原価集計ファイル
106d 出力用データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 制御部を備えた製品損益管理装置であって、
    製品の製造・発注又は保守・メンテナンスを受注した際に、製番と、上位の製番を入力し、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータを作成又は更新して記憶部に登録する受注入力手段と、
    製番と関連づけて、製品の製造・発注又は保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を前記記憶部に登録する処理手段と、
    製番が指定された場合に、前記記憶部の製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記記憶部から受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成手段を備えたことを特徴とする製品損益管理装置。
  2. 前記製番は、上位から下位に向かって、親製番、子製番、孫製番、ひ孫製番としたことを特徴とする請求項1に記載の製品損益管理装置。
  3. 前記出力用データ作成手段は、前記出力用データを合計した合計データを出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製品損益管理装置。
  4. 前記出力用データ作成手段は、前記出力用データを部門別に纏めた部門別データを出力することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の製品損益管理装置。
  5. 同一の得意先に複数台の製品を納入した場合に、前記製番リンクデータにおいて、1台の製品に上位の製番を設定し、他の製品に下位の製番を設定することを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の製品損益管理装置。
  6. 制御部を備えた情報処理装置で実行する製品損益管理方法であって、
    前記制御部において実行される、
    製品の製造・発注又は保守・メンテナンスを受注した際に、製番と、上位の製番を入力し、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータを作成又は更新して記憶部に登録する受注入力工程と、
    製番と関連づけて、製品の製造・発注又は保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を前記記憶部に登録する処理工程と、
    製番が指定された場合に、前記記憶部の製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記記憶部から受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成工程と、
    を含むことを特徴とする製品損益管理方法。
  7. 制御部を備えた情報処理装置が実行するための製品損益管理プログラムであって、
    前記制御部において、
    製品の製造・発注又は保守・メンテナンスを受注した際に、製番と、上位の製番を入力し、上位の製番と下位の製番を順次紐付けた製番リンクデータを作成又は更新して記憶部に登録する受注入力工程と、
    製番と関連づけて、製品の製造・発注又は保守・メンテナンスに関する、受注情報、原価情報、及び売上情報を前記記憶部に登録する処理工程と、
    製番が指定された場合に、前記記憶部の製番リンクデータを参照して、指定された製番に紐付く下位の製番を順次取得し、指定された製番及び取得した下位の製番をキーとして、前記記憶部から受注情報、原価情報、売上情報を取得して、指定された製番及び取得した下位の製番についての受注情報、原価情報、売上情報を纏めた出力用データを作成して出力する出力用データ作成工程と、
    を実行させるための製品損益管理プログラム。
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