JP7461853B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
IT業や工事業などの人が動く業界において、人件費の管理は重要となる。こうした業界ではプロジェクトを開始する際に、実行予算情報として月別に社員ごとの予定時間を計画し、発生する人件費の計画を行う会社が多い。プロジェクトの開始後には、実行予算情報とは別に、活動実績時間の管理や人件費の実績管理を行っている。すでに経過した月については実績時間を、今後の予定月については計画時間を採用することで、人件費の着地予想管理が可能となる。
なお、特許文献1には、実績工数および予定工数に基づいてコスト算出できる金額算出装置、金額算出方法および金額算出プログラムについて記載されている。
特開2018-109869号公報
しかしながら、従来では最終的に発生する原価情報を捉えるために、経過月の実行予算を実績時間で上書きする形で着地予想管理を行っていた。そうした方法だと、当初の予算計画が上書きされることになるため、当初の予算計画通りにプロジェクトが進捗しているのかが把握できなくなるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、実行予算情報とは別に、経過月に関しては日報実績と労務費(例えば、人件費など)実績金額、予定月に関しては予定時間と予定労務費の管理を可能とし、プロジェクトの社員別の労務費着地予想を行うことができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部は、プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成手段と、前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記制御部は、第一照会画面に入力されたプロジェクト識別情報および月に紐づく労務費を、前記実行予算内訳情報と前記着地予想内訳情報からそれぞれ抽出して前記第一照会画面に表示する第一照会手段と、をさらに備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記実行予算内訳情報は、前記プロジェクトの実行予算に組み込まれている勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、前記着地予想内訳情報は、前記プロジェクトが終了するまでにかかる勤務時間の着地予想である着地予想勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、前記日報情報は、実績勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、前記更新手段は、前記日報情報を基に、前記着地予想内訳情報に格納されている着地予想勤務時間を更新し、前記制御部は、第二照会画面に入力されたプロジェクト識別情報および月に紐づく勤務時間を、前記実行予算内訳情報と前記着地予想内訳情報からそれぞれ抽出して前記第二照会画面に表示する第二照会手段と、をさらに備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る情報処理方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される情報処理方法であって、前記制御部で実行される、プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成ステップと、前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る情報処理プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための情報処理プログラムであって、前記制御部に実行させるための、プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成ステップと、前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、実行予算情報とは別に、経過月に関しては日報実績と労務費(例えば、人件費など)実績金額、予定月に関しては予定時間と予定労務費の管理を可能とし、プロジェクトの社員別の労務費着地予想を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実行予算内訳データ106aの一例を示す図である。 図3は、実行予算データ106bの一例を示す図である。 図4は、日報データ106cの一例を示す図である。 図5は、着地予想内訳データ106dの一例を示す図である。 図6は、着地予想データ106eの一例を示す図である。 図7は、メイン処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図8は、第一照会処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図9は、第一照会画面MAの一例を示す図である。 図10は、第二照会処理に関するフローチャートの一例を示す図である。 図11は、第二照会画面MBの一例を示す図である。 図12は、従来の運用例を示す図である。
以下に、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。特に、本実施形態では、労務費を人件費として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[1.構成]
本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例について、図1等を参照して説明する。図1は、情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータを基に構築したものである。なお、情報処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォンまたはタブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置を基に構築したものであってもよい。
情報処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。情報処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、情報処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、情報処理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
記憶部106には、実行予算内訳データ106a、実行予算データ106b、日報データ106c、着地予想内訳データ106dおよび着地予想データ106eなどが格納される。
図2は、実行予算内訳データ106aの一例を示す図である。実行予算内訳データ106aは、本発明の実行予算内訳情報に相当するものである。実行予算内訳データ106aは、プロジェクト識別情報(例えば、プロジェクトの番号など)と、社員識別情報(例えば、社員の名称など)と、年月と、予算勤務時間と、人件費(労務費の一例)と、を含む。なお、予算勤務時間とは、プロジェクトの実行予算に組み込まれている勤務時間のことである。
図3は、実行予算データ106bの一例を示す図である。実行予算データ106bは、プロジェクト識別情報と、予算科目識別情報(例えば、予算科目の名称など)と、実行予算金額と、を含む。実行予算データ106bは、図2の実行予算内訳データ106aに格納されている人件費を合計して作成されるものであり、必ずしも作成しなくてよい。
図4は、日報データ106cの一例を示す図である。日報データ106cは、本発明の日報情報に相当するものである。日報データ106cは、プロジェクト識別情報と、社員識別情報と、年月と、実績勤務時間と、人件費と、を含む。
図5は、着地予想内訳データ106dの一例を示す図である。着地予想内訳データ106dは、本発明の着地予想内訳情報に相当するものである。着地予想内訳データ106dは、プロジェクト識別情報と、社員識別情報と、年月と、着地予想勤務時間と、着地予想人件費と、を含む。なお、着地予想人件費とは、プロジェクトが終了するまでにかかる人件費の着地予想のことであり、着地予想勤務時間とは、プロジェクトが終了するまでにかかる勤務時間の着地予想のことである。
図6は、着地予想データ106eの一例を示す図である。着地予想データ106eは、プロジェクト識別情報と、予算科目識別情報と、着地原価金額と、を含む。着地予想データ106eは、図5の着地予想内訳データ106dに格納されている人件費を合計して作成されるものであり、必ずしも作成しなくてよい。
図1に戻り、制御部102は、情報処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、本発明の作成手段に相当する作成部102aと、本発明の更新手段に相当する更新部102bと、本発明の第一照会手段に相当する第一照会部102cと、本発明の第二照会手段に相当する第二照会部102dなどを備える。
作成部102aは、実行予算内訳データ106aを基に、着地予想内訳データ106dを作成するメイン処理を実行する。
更新部102bは、日報データ106cを基に、着地予想内訳データ106dに格納されている着地予想人件費を更新するメイン処理を実行する。
第一照会部102cは、第一照会画面MA(図9参照)に入力された抽出条件に紐づく情報を、実行予算内訳データ106aまたは実行予算データ106b、および、着地予想内訳データ106dまたは着地予想データ106eからそれぞれ抽出して第一照会画面MAに表示する第一照会処理を実行する。
第二照会部102dは、第二照会画面MB(図11参照)に入力された抽出条件に紐づく情報を、実行予算内訳データ106a、および、着地予想内訳データ106dからそれぞれ抽出して第二照会画面MBに表示する第二照会処理を実行する。
制御部102を構成する各処理部が実行する処理の具体例については、以下に詳細に説明する。
[2.処理の具体例]
ここでは、情報処理装置100で実行される処理の具体例について、以下の[2-2]、[2-3]、および[2-4]にて詳細に説明する。なお、以下の[2-2]、[2-3]、および[2-4]の説明に入る前に、当該説明の前提となる事項について、以下の[2-1]にて詳細に説明する。
[2-1.前提事項]
本具体例の説明では、2019年4月から2019年6月まで実施されるプロジェクトP001の実行予算が作成され、2019年4月の実績が確定後に2019年5月、6月の計画が修正される場合の着地予想管理と、プロジェクトP001の人件費および勤務時間の会計年月2019年4月における予実比較照会を行う際に、情報処理装置100で実行される処理について説明する。人件費単価は時間単価:1,000であり、プロジェクトP001に関する実行予算は図2の実行予算内訳データ106aと図3の実行予算データ106bに示すように入力されたものとする。また、2019年4月の実績は、図4の日報データ106cに示すように入力されたものとする。
[2-2.着地予想内訳データの作成と更新の具体例(図5,6,7)]
ここでは、着地予想内訳データ106dの作成と更新が行われる際に情報処理装置100で実行される処理の具体例について説明する。
まず、作成部102aは、実行予算内訳データ106aを基に着地予想内訳データ106dを作成する(ステップSA1)。具体的には、図2の実行予算内訳データ106aを複製して着地予想内訳データ106dを作成する。
つぎに、更新部102bは、日報データ106cを基に着地予想内訳データ106dを更新する(ステップSA2)。具体的には、着地予想内訳データ106dのレコードが以下のように更新される。
(更新前)
・プロジェクトNO「P001」,社員名「田中」,年月「2019/04」,時間「200」,人件費「200,000」
・プロジェクトNO「P001」,社員名「鈴木」,年月「2019/04」,時間「100」,人件費「100,000」
(更新後)
・プロジェクトNO「P001」,社員名「田中」,年月「2019/04」,時間「230」,人件費「230,000」
・プロジェクトNO「P001」,社員名「田中」,年月「2019/04」,時間「9」,人件費「90,000」
以上の処理の結果、着地予想内訳データ106dの作成と更新が行われる。オペレータは、これを基にして2019年5月、6月の計画を修正し、着地予想管理を行うことができる。本具体例の説明では、2019年5月、6月の計画の修正が、図5の着地予想内訳データ106dに示すように行われたものとする。
[2-3.第一照会処理の具体例(図8,9)]
ここでは、プロジェクトP001の人件費の会計年月2019年4月における予実比較照会が行われる際に情報処理装置100で実行される処理の具体例について説明する。
図9は、第一照会画面MAの一例を示す図である。オペレータが第一照会画面MAに抽出条件を入力すると、第一照会部102cは、第一照会画面MAに入力された抽出条件に紐づく実行予算を、実行予算データ106bから抽出する(ステップSB1)。具体的には、図3の実行予算データ106bから実行予算金額「800,000」を抽出する。なお、本具体例の説明では、図3の実行予算データ106bから実行予算を抽出しているが、図2の実行予算内訳データ106aから抽出してもよい。
つぎに、第一照会部102cは、第一照会画面MAに入力された抽出条件に紐づく着地予想人件費を、着地予想データ106eから抽出する(ステップSB2)。具体的には、図6の着地予想データ106eから着地原価金額「830,000」を抽出する。なお、本具体例の説明では、図6の着地予想データ106eから着地予想人件費を抽出しているが、図5の着地予想内訳データ106dから抽出してもよい。
つぎに、第一照会部102cは、ステップSB1、SB2で抽出した情報を、第一照会画面MAに表示する(ステップSB3)。なお、本具体例の説明では、実行予算金額「800,000」と着地原価金額「830,000」だけでなく、図9右上に示した定義式で計算される改善差額「-30,000」および改善率「-3.75%」も表示させているが、これらは必ずしも表示させなくてよく、代わりに別のパラメータを表示させてもよい。
以上の処理の結果、第一照会画面MAから、当初の予算計画と実績の差を把握できるようになるため、問題のあるプロジェクトの把握や対策検討も可能となる。
[2-4.第二照会処理の具体例(図10,11)]
ここでは、プロジェクトP001を担当した社員の勤務時間の会計年月2019年4月における予実比較照会が行われる際に情報処理装置100で実行される処理の具体例について説明する。
図11は、第二照会画面MBの一例を示す図である。オペレータが第二照会画面MBに抽出条件を入力すると、第二照会部102dは、第二照会画面MBに入力された抽出条件に紐づく予算勤務時間を、実行予算内訳データ106aから抽出する(ステップSC1)。具体的には、図2の実行予算内訳データ106aから、社員田中の予算勤務時間を合計した「450」と、社員鈴木の予算勤務時間を合計した「350」を抽出する。
つぎに、第二照会部102dは、第二照会画面MBに入力された抽出条件に紐づく着地予想勤務時間を、着地予想内訳データ106dから抽出する(ステップSC2)。具体的には、図5の着地予想内訳データ106dから、社員田中の着地予想勤務時間を合計した「500」と、社員鈴木の着地予想勤務時間を合計した「330」を抽出する。
つぎに、第二照会部102dは、ステップSC1、SC2で抽出した情報を、第二照会画面MBに表示する(ステップSC3)。なお、本具体例の説明では、各社員の予算勤務時間と着地予想勤務時間だけでなく、図11右上に示した定義式で計算される改善時間「-50」、「20」および改善率「-11.1%」、「5.7%」も表示させているが、これらは必ずしも表示させなくてよく、代わりに別のパラメータを表示させてもよい。
以上の処理の結果、第二照会画面MBから、社員の勤務時間を実行予算と着地予想とで比較することにより、プロジェクト担当者の作業効率を把握できるようになるため、問題のある社員の把握や対策検討も可能となる。
[2-5.まとめ]
以上の処理から、プロジェクトの着地予想管理や、予算計画と実績との差およびプロジェクト別の社員の作業効率を把握することが可能となる。図12は、従来の運用例を示す図であり、本具体例の説明と同様の設定で実行予算の作成と着地予想管理を行っている。図12の運用例では着地予想内訳データを作成していないため、実行予算内訳データを上書きしないと最終的な原価情報が把握できない。しかしながら、最終的な原価情報を把握しようとすれば、当初の予算計画である実行予算金額「800,000」が「830,000」に上書きされることとなり、結果的に予算計画通りにプロジェクトが進捗しているのかが把握できない。本実施形態によれば、プロジェクトの社員別の着地予想人件費は実行予算情報とは別に管理するため、こうした課題を解決することができる。
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、情報処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、情報処理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて情報処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、情報処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、情報処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、情報処理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特にIT業、工事業(個別案件型管理で人件費の管理を行う業界)において有用である。
100 情報処理装置
102 制御部
102a 作成部
102b 更新部
102c 第一照会部
102d 第二照会部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 実行予算内訳データ
106b 実行予算データ
106c 日報データ
106d 着地予想内訳データ
106e 着地予想データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (5)

  1. 制御部を備える情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成手段と、
    前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新手段と、
    を備えること、
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    第一照会画面に入力されたプロジェクト識別情報および月に紐づく労務費を、前記実行予算内訳情報と前記着地予想内訳情報からそれぞれ抽出して前記第一照会画面に表示する第一照会手段
    をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記実行予算内訳情報は、前記プロジェクトの実行予算に組み込まれている勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、
    前記着地予想内訳情報は、前記プロジェクトが終了するまでにかかる勤務時間の着地予想である着地予想勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、
    前記日報情報は、実績勤務時間を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別にさらに管理しており、
    前記更新手段は、前記日報情報を基に、前記着地予想内訳情報に格納されている着地予想勤務時間を更新し、
    前記制御部は、
    第二照会画面に入力されたプロジェクト識別情報および月に紐づく勤務時間を、前記実行予算内訳情報と前記着地予想内訳情報からそれぞれ抽出して前記第二照会画面に表示する第二照会手段
    をさらに備えること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 制御部を備える情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
    前記制御部で実行される、
    プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成ステップと、
    前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする情報処理方法。
  5. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    プロジェクトの実行予算に組み込まれている労務費をプロジェクト識別情報別かつ月別かつ社員識別情報別に管理する実行予算内訳情報を基に、前記プロジェクトが終了するまでにかかる労務費の着地予想である着地予想労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する着地予想内訳情報を作成する作成ステップと、
    前記着地予想内訳情報に格納されている前記着地予想労務費のうち、実績労務費を前記プロジェクト識別情報別かつ月別かつ前記社員識別情報別に管理する日報情報のプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報と同じプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の前記着地予想労務費を検出し、検出した前記着地予想労務費の前記プロジェクト識別情報、前記月及び社員識別情報の値を、前記日報情報で示されるプロジェクト識別情報、月及び社員識別情報の値に更新する更新ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする情報処理プログラム。
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