JP6932412B1 - 予算管理システムおよび予算管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に予算作成を行うことができる新規なシステムを提供すること。【解決手段】過去の売上及び/又は経費の実績値に基づいて予算計画の作成を行うための予算管理システムであって、月次の前記実績値を科目に対応付けて格納するデータベースと、前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を受け付けるとともに、指定された前記月の前記実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける指定手段と、指定された月及び科目の前記実績値及び、前記増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する算出手段と、前記予算額に基づく予算計画をデータベースに登録する登録手段と、予算計画を作成するための予算計画画面を表示処理する表示手段と、を備え、前記予算計画画面は、前記実績値に関する表示と、算出された前記予算額と、を科目別に並べて表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、予算管理システムおよび予算管理プログラムに関する。
一般的に、期間ごとに達成すべき予算を事前に作成し、実績と比較して業績を分析することが行われている。例えば特許文献1には、予算及び実績を分析し、目標・実績・差異分析報告を作成する技術が記載されている。
特開2015−028775号公報
ところで、上記のような詳細な分析を行うためには、各時期の予算を科目ごとに作成する必要があり、予算作成において手間がかかっていた。このような背景から、より効率的に実態に即した詳細な予算作成を行うための技術が求められていた。
以上の背景に鑑みて、本発明は、効率的に予算作成を行うことができる新規なシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、過去の売上及び/又は経費の実績値に基づいて予算計画の作成を行うための予算管理システムであって、月次の前記実績値を科目に対応付けて格納するデータベースと、前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を受け付けるとともに、指定された前記月の前記実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける指定手段と、指定された月及び科目の前記実績値及び、前記増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する算出手段と、前記予算額に基づく予算計画をデータベースに登録する登録手段と、予算計画を作成するための予算計画画面を表示処理する表示手段と、を備え、前記予算計画画面は、前記実績値に関する表示と、算出された前記予算額と、を科目別に並べて表示する。
このような構成とすることで、ユーザは過去の売上等の実績値を確認しながら予算額に関する入力を行うことができ、効率的な予算作成に役立てることができる。また、指定された時期の実績値に基づき、増減の指定を受け付けて科目別の予算額を月ごとに算出することで、実績値に応じた適切な予算計画を簡単に作成することができる。例えば、科目別の予算額を月ごとに指定した1年分の予算計画を作成するためには、科目数×12の入力が必要となり、非常に手間がかかっていた。本発明によれば、過去の実績値に基づいて、科目別の予算額を月ごとに自動計算することにより、ユーザが予算計画を容易に作成することができる。
本発明の好ましい形態では、前記表示手段は、事前に作成された予算計画に対応する予算額と、前記予算計画の計画期における実績値と、前記予算額及び実績値の差と、を科目ごとに一覧表示する比較画面を表示処理する。
このような構成とすることで、ユーザは容易に計画と実績を比較して経営状態の分析を行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記登録手段は、同一の計画期について複数の予算計画を、前記データベースに登録可能に構成され、前記表示手段は、前記データベースに登録された複数の予算計画の中からユーザにより選択された予算計画について、前記比較画面を表示処理する。
このような構成とすることで、ユーザが容易に複数の予算計画を作成して、それぞれと実績値とを比較することができる。例えば、年度の途中で初期の計画を見直した場合に、初期の計画及び修正後の計画の両方を保存して、その各々と実績とを比較することにより、ユーザが計画と実績との差をより適切に把握することができる。
本発明の好ましい形態では、前記予算計画画面は、前記指定手段が受け付けた月及び増減指定を示す情報を、科目ごとに表示する。
このような構成とすることで、表示された予算額の算出条件をユーザが同一画面上で確認することができ、効率的な予算計画作成に役立てることができる。
本発明の好ましい形態では、前記指定手段は、前記増減指定として、増加又は減少の指定及び、増減幅の指定を受け付ける。
このような構成とすることで、詳細に予算の推移条件を指定して、月ごとの予算額を容易に算出することができる。
本発明の好ましい形態では、前記指定手段は、今期の経過月を含む選択肢の中から、前記月の指定を受け付ける。
このような構成とすることで、例えば年度の途中で予算を見直すような場合に、今期の実績をもとに残りの期間の予算額を算出することができる。
本発明の好ましい形態では、前記予算計画画面は、計画期に含まれる月の前記予算額の合計に基づく値を、前記実績値に関する表示と並べて前記科目ごとに表示する。
このような構成とすることで、ユーザは、作成中の予算計画案の全体像を実績値と比較して確認することができ、適切な予算計画の作成に役立てることができる。
上記課題を解決するために、本発明は、過去の売上及び/又は経費の実績値に基づいて予算計画の作成を行うための予算管理プログラムであって、月次の前記実績値を科目に対応付けて格納するデータベースと、前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を受け付けるとともに、指定された前記月の前記実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける指定手段と、指定された月及び科目の前記実績値及び、前記増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する算出手段と、前記予算額に基づく予算計画をデータベースに登録する登録手段と、予算計画を作成するための予算計画画面を表示処理する表示手段と、としてコンピュータを機能させ、前記予算計画画面は、前記実績値に関する表示と、算出された前記予算額と、を科目別に並べて表示する。
本発明によれば、効率的に予算作成を行うことができる新規なシステムを提供することができる。
本発明の実施形態における予算管理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態における予算管理システムのデータベースが記憶する情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における予算管理システムの予算計画画面の表示例である。 本発明の実施形態における予算管理システムの入力画面の表示例である。 本発明の実施形態における予算管理システムの予算額と実績値とを比較するための画面の表示例である。 本発明の実施形態における予算管理システムの予算額と実績値とを比較するための画面の表示例である。 本発明の実施形態における予算管理システムの予算額と実績値とを比較するための画面の表示例である。
以下、図面を用いて、本発明の予算管理システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では予算管理システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
ここで本実施形態では企業の予算作成を想定し、各種のデータは予算を作成した企業を特定する情報を持つことを想定するが、以下の説明においては省略する。
図1は、本実施形態の予算管理システムの機能ブロック図である。本実施形態の予算管理システムは、予算管理装置1とユーザ端末2とがネットワークNWを介して相互に通信可能に構成される。ここで図1ではユーザ端末2を1つだけ示したが、複数のユーザ端末2がそれぞれ予算管理装置1と通信可能に構成されていてよい。
予算管理装置1としては、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ装置等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
ユーザ端末2としては、演算装置、記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、PC(Personal Computer)等の任意のコンピュータ装置を利用することができる。その他、スマートフォンやタブレット型端末をユーザ端末2として利用してもよい。予算管理装置1との間で各種情報の入力及び送受信を行うための専用のアプリケーションや、専用のウェブページにアクセスするためのブラウザアプリケーション等が記憶装置に記憶され、演算装置が各種の処理を実行することで、任意のコンピュータ装置が本発明のユーザ端末2として機能する。
予算管理装置1は、表示手段11と、指定手段12と、算出手段13と、登録手段14と、データベースDBと、を備える。ここでデータベースDBは、予算管理装置1の外部に備えられていてもよく、また複数の記憶装置によって構成されていてもよい。その場合、各データベースDBは、予算管理装置1と相互に通信可能に構成される。またその他の手段についても、ひとつのコンピュータに全てが備えられている必要はなく、複数のコンピュータが協働して各手段を実現する構成であってもよい。
表示手段11は、予算計画画面を表示処理して処理結果をユーザ端末2に送信し、出力手段22を介して予算計画画面を表示させる。また表示手段11は、事前に作成された予算計画に対応する予算額と、予算計画の計画期における実績値と、予算額及び実績値の里、を科目ごとに一覧表示する比較画面を表示処理してユーザ端末2に送信し、出力手段22を介して比較画面を表示させる。
指定手段12は、ユーザ端末2を介して、データベースDBにおいて実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を受け付けるとともに、指定された月の実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける。増減指定としては、実績値と比較した増加又は減少の別及び、増減幅の指定が受け付けられる。ここで増減幅としては、定数とすることもできるし、割合とすることもできる。
算出手段13は、指定された月及び科目の実績値並びに、増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する。例えば、定数として10万円ずつの増加が選択された場合、指定された月の実績値を初項とし、10万を公差とする等差数列として月ごとの予算額を算出することができる。また割合として10%ずつの増加が選択された場合、指定された月の実績値を初項とし、1.1を公比とする等比数列として月ごとの予算額を算出することができる。あるいは、定数として実績値の10%ずつの増加又は減少の指定に基づき、初項を実績値、公差を実績値の10%とする等差数列として月ごとの予算額を算出することもできる。
登録手段14は、算出手段13が算出した、科目別の月ごとの予算額に基づく予算計画をデータベースDBに登録する。すなわち、予算計画とは、例えば1年間等、決まった期間に含まれる複数の月の科目別予算額を含むものである。例えば10の科目を含む1年分の予算計画には、10科目の予算額が12か月分含まれるため、合計120の予算額が含まれる。
データベースDBは、月次の実績値を科目に対応付けて格納する。またデータベースDBは、科目別の予算額に基づく予算計画を格納する。図2は、本実施形態のデータベースDBが記憶する情報の一例を示す図である。
データベースDBは、月次の実績値として、実績情報を記憶している。実績情報は、ユーザ端末2を介してユーザによりそれぞれ入力されてもよいし、外部のデータベースから取得して登録されてもよい。実績情報は、各レコードが特定の科目及び月の値を示しており、実績IDと、科目IDと、対象の年と、対象の月と、値と、を含む。
またデータベースDBには更に、科目名及び収入または支出の別を含む科目マスタが記憶されており、科目IDによって実績情報に関連付けられている。これにより、実績情報における値が、どの月のどの科目におけるものであるかが特定される。
また本実施形態では科目ごとに分類が付与されており、同じ分類に含まれる複数の科目の集計が行われる。例えば、国内売上高と海外売上高が異なる科目として科目マスタに登録される一方、これらの合計として売上高が算出される。このように、本実施形態では科目マスタにおいて分類が登録され、予算額及び実績値について、売上高等の分類単位の小計が表示される。ここで本発明における「科目」とは、複数の小科目を総括した売上高等の分類も含む概念である。また、入力値に基づいて、売上原価、売上総利益、営業利益、経常利益等、各種の指標が算出される。
またデータベースDBは、予算額として科目別予算情報を記憶する。科目別予算情報は、個別予算IDと、予算計画IDと、科目IDと、対象の月と、予算額の算出に用いられた基準期(指定手段が受け付けた月の指定)と、増減指定と、値と、を含む。ここで増減指定としては、増加又は減少の指定と、その幅と、各月の値が等差数列として計算されるか等比数列として計算されるかを示す情報と、が含まれる。科目別予算情報は、予算計画IDによって計画情報と対応付けられており、計画情報は計画期及び計画名を含む。これにより、各予算額が、何年何月のものであるのか、またいつの実績値を基準としてどのように計算されたかが特定される。
以下、本実施形態における画面の表示例を示しながら、処理について詳細に説明する。図3は、予算計画画面の表示例を示す図である。予算計画画面は、上部に計画期及び参考期の選択部を備え、作成中の計画における科目別の月ごとの予算額の入力欄を備える。
予算計画画面は、画面上部で選択された参考期の実績値に基づき、参考期における科目ごとの月平均を表示する(図における「参考期月平均」)。図3の例では、参考期として選択された2019年4月から2020年3月までの12か月間における「売上高」の科目の実績値の月平均が69800円であったことを示している。またこの月平均について、収入合計に占める各科目の数値の割合が構成比率として表示される。
「計画期月平均」の欄では、画面上で入力された予算額に基づいて、計画期の科目別予算額の月平均が表示される。計画期月平均の右側の「構成比率」の欄は、全ての科目について予算額の算出が完了すると、参考期に関する構成比率と同様の方法で表示される。
「簡単予測」の欄には、科目ごとに、予算額算出の基準とする月及び増減指定を受け付けるための予測ボタンが表示されている。予測ボタンにおいて表示される文字は、その時点で選択されている月及び増減指定を示している。ここで予測ボタンにおいて「直接入力」と示されている科目は、各月の予算額を手入力することが選択されているため、未入力の予算額について他の入力欄と異なる態様で表示される。
各科目に対応する予測ボタンが選択されると、図4に示す入力画面が表示される。入力画面においては、計画期の月ごとの予算の入力方法の選択が受け付けられる。入力方法としては、各月の予算額の直接入力(図4における1の選択肢)と、過去の実績値に基づく各月の予算額の一括計算(図4における2〜5の選択肢)と、毎月定額の指定(図4におけるの選択肢)と、の中から選択される。2〜5の選択肢では、指定手段12が、予算額算出の基準とする1または複数の月の指定を受け付ける。
2の「年月期実績平均」の選択肢では、計画期の前期の月平均をもとに各月の予算額を算出する。すなわち、指定手段12が、月の指定として前期の12か月間の指定を受け付ける。3の「2020年03月期実績平均」では、当期の経過月の月平均をもとに残りの期間の予算額を算出する。すなわち、指定手段12が、月の指定として当期(計画期)の月のうちすでに実績値が記憶されている月の指定を受け付ける。
4の「年月期 月から 月の平均」の選択肢では、前期の月の中から特定の期間をさらに指定させ、指定された月の実績値の平均をもとに残りの期間の予算額を算出する。5の「2020年03月同月」の選択肢では、前期の同月の実績値をもとに計画期の各月の予算額を算出する。なおこのように選択肢を限定せず、予算額算出の基準とする月をユーザに自由に選択させる構成としてもよい。
2〜5の選択肢が選択された場合には、指定手段12が増減指定についても受け付ける。増減指定は、図4の「増減」以下の欄において受け付けられる。「増減」の欄では、上記のように選択された月の実績値と比べて、予算額を増加させるか、減少させるか、または変化させないかの選択が受け付けられる。また「増減単位」の欄では、増減幅の指定方法の選択が受け付けられる。具体的には、「円」が選択されると、増減幅を金額で指定することができ、「%」が選択されると、増減幅を割合で指定することができる。
「増減幅」の欄では、具体的な増減の幅の指定が受け付けられる。図4においては、増減単位として%が指定された場合の表示例が示されている。このように本実施形態では、指定された増減単位に応じた選択肢が表示され、その中から増減幅の選択が受け付けられる。なおこのような選択肢を設けず、増減幅をユーザが自由に入力できる構成であってもよい。
「増減変動」の欄では、月ごとの予算額の変動の指定が受け付けられる。具体的には、月ごとの増減値を定数とするか、前月の値に所定の係数を乗じた値とするかの指定である。すなわち、各月の値が等差数列として計算されるか等比数列として計算されるかを示す指定である。ここで増減単位が「円」である場合には、必然的に定額の増加となるため、増減変動の欄は表示されない。「定額」が選択された場合には、各月の予算額は等差数列として計算され、「ずつ変動」が選択された場合には、各月の予算額は等比数列として計算される。
具体的には、例えば図4のように予算額算出の基準とする月及び増減指定が選択され、前期の月平均が10万円であった場合、計画期の4月(初月)の予算額は10万円から10%増の11万円、5月の予算額はさらにそこから10%増の12.1万円、というように、計画期に含まれる複数の月の予算額が一括して算出される。
このようにユーザが月及び増減指定を行い、図4の「OK」のボタンを選択すると、図3の画面に戻り、指定された科目について計画期の各月の予算額が表示される。算出された予算額は、ユーザによって編集可能であってもよい。また「簡単予測」の欄の「予測ボタン」には、指定された内容に応じた文字が表示される。本実施形態では、選択された月と、増減変動の種別と、を示す情報が予測ボタンにおいて表示されるが、この他、増加または減少の区別や、増減幅等、予算額の算出条件を示す他の情報を更に表示してもよい。
全ての必須項目が入力され、予算計画の登録要求が行われると、登録手段14が、予算額に基づく予算計画を登録する。具体的には、指定された計画期に対応する計画情報を登録し、入力された予算額を科目別予算情報として、計画情報と対応づけて登録する。なお本実施形態の登録手段14は、同一の計画期について複数の計画情報が登録することができる。
以上のように、本実施形態によれば、月ごと、科目ごとの多数の予算額を、科目ごとに通期で一括して算出し、簡単に予算計画の作成を行うことができる。このように効率的に予算額を算出できるため、予算の見直しや複数パターンの予算作成も容易に行うことができる。
このようにして作成された予算計画は、対応する時期の実績値と比較して表示することができる。以下、図5〜図7を用いて、本実施形態においてユーザが対象の月及び予算計画を指定することにより表示される、予算額と実績値とを比較するための画面の表示例について説明する。図5は、ユーザにより指定された予算計画と、その予算計画に対応する時期の実績値とを月ごとに表示する予算実績管理表(四半期)の表示例である。予算実績管理表(四半期)は、指定された予算計画に対応する予算額と、計画期における実績値と、予算額及び実績値の差と、を科目ごとに並べて一覧表示する。
図5の画面では、科目ごとの予算額及び実績値が、月ごとに四半期分表示されるとともに、例えば売上高の合計や、役員報酬や給与等の科目を合計した人件費の合計額、その他の収入及び支出による各種利益等の集計結果が表示される。ここではユーザによって指定された月である2020年の5月を含む、2020年の第2四半期が表示され、4月、5月、6月それぞれの月別の予算額及び実績値が表示されるとともに、4月から6月の予算額及び実績値の合計額が、月ごとの表示と同様に表示される。またユーザが選択した5月の欄が太枠で強調して表示される。なお、合計額に代えて、又は加えて、月の平均値を表示してもよい。なおこの時点で5月までしか実績値がない場合には、6月の実績値は空欄となる。
図6は、ユーザにより指定された予算計画と、その予算計画に対応する時期の実績値とを比較可能な、月別損益計算書(予算比較)の表示例である。月別損益計算書(予算比較)は、本発明における比較画面の一例である。損益計算書とは、収益、費用、利益が記載された決算書類であり、本実施形態の月別損益計算書(予算比較)においては、科目ごとの値により、収益、費用、利益等が予算額及び実績値それぞれについて表示される。
ここではユーザによって指定された月である2020年の2月を含む、2020年の1月から12月までの期間が表示され、それぞれ月別の予算額及び実績値に基づく小計が表示されるとともに、科目ごとに予算額及び実績値の月平均が表示される。また合計値についても同様に科目ごとに表示する。月ごとの欄においては、科目別の実績値と、売上高や売上総利益等に関する実績値の及び予算額の、分類ごとの小計及び各種指標と、がそれぞれ表示され、その予算比が表示される。なお、予算額、実績値及びそれらの比を、全ての科目ごとに表示してもよい。予算比は実績値/予算額で算出され、予算額と比べて実績値が大きいのか小さいのかを示す矢印が、予算比の数値に並べて表示される。図6の1月及び2月の売上高は、いずれも実績値が予算額を上回ったことを示している。
図7は、ユーザにより指定された予算計画と、その予算計画に対応する時期の実績値とを比較可能な、予算実績管理表(要約)の表示例である。予算実績管理表(要約)は、本発明における比較画面の一例である。本実施形態の予算実績管理表(要約)は、科目ごとの値により、売上高等、複数の科目を含む分類ごとの予算額及び実績値と、予算額及び実績値の差額と、当期における差額の累計と、を月ごとに表示する。
ここではユーザによって指定された月である2020年の2月を含む、2020年の1月から12月までの期間が表示され、それぞれ月別の予算額及び実績値に基づく小計が表示されるとともに、科目ごとに予算額及び実績値の上半期合計・下半期合計・通期合計が表示される。月ごとの欄においては、売上高や売上総利益等に関する実績値の及び予算額の、分類ごとの小計及び各種指標と、がそれぞれ表示され、実績値及び予算額の差額が表示される。なお差額を、分類ごとではなく全ての科目ごとに表示してもよい。
差額は実績値−予算額で算出され、差額が負の値である場合、すなわち実績値が予算額を下回った場合には、文字の色を変えたり記号を付けたりする等、差額が正の値である場合とは表示態様を異ならせることが好ましい。図7の例では、負の値である場合には差額を[]で囲っている。また累計差額は、当期の差額の累計を表しており、表示態様は差額と同様である。
このように、事前に複数作成された予算計画の中から任意のものを選択して、科目別の予算額を当該時期の実績値と比較を表示することにより、計画期の実績がどのように推移したのかが一目瞭然となる。これにより、ユーザは実績の評価を行いやすくなり、経営状態の把握に役立てることができる。
1 :予算管理装置
2 :ユーザ端末
11 :表示手段
12 :指定手段
13 :算出手段
14 :登録手段
21 :入力手段
22 :出力手段
NW :ネットワーク
DB :データベース

Claims (8)

  1. 過去の売上及び/又は経費の実績値に基づいて予算計画の作成を行うための予算管理システムであって、
    月次の前記実績値を科目に対応付けて格納するデータベースと、
    前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を科目ごとに受け付けるとともに、指定された前記月の前記実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける指定手段と、
    指定された月及び科目の前記実績値並びに、前記増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する算出手段と、
    前記予算額に基づく予算計画をデータベースに登録する登録手段と、
    予算計画を作成するための予算計画画面を表示処理する表示手段と、を備え、
    前記予算計画画面は、前記実績値に関する表示と、前記算出手段により算出された前記予算額と、当該予算額の算出において前記指定手段が受け付けた月及び増減指定を示す情報と、を科目別に並べた表形式で表示する、予算管理システム。
  2. 前記予算計画画面は、前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から、予算計画の参考とするための参考期の選択を受け付ける入力部を備え、
    前記実績値に関する表示として、前記参考期における実績値が表示される、請求項1に記載の予算管理システム。
  3. 前記表示手段は、事前に作成された予算計画に対応する予算額と、前記予算計画の計画期における実績値と、前記予算額及び実績値の差、又は、前記予算額及び実績値の比と、を科目ごとに表示する比較画面を表示処理する、請求項1又は請求項2に記載の予算管理システム。
  4. 前記登録手段は、同一の計画期について複数の予算計画を、前記データベースに登録可能に構成され、
    前記表示手段は、前記データベースに登録された複数の予算計画の中からユーザにより選択された予算計画について、前記比較画面を表示処理する、請求項に記載の予算管理システム。
  5. 前記指定手段は、前記増減指定として、増加又は減少の指定及び、増減幅の指定を受け付ける、請求項1から請求項4の何れかに記載の予算管理システム。
  6. 前記指定手段は、今期の経過月を含む選択肢の中から、前記月の指定を受け付ける、請求項1から請求項5の何れかに記載の予算管理システム。
  7. 前記予算計画画面は、計画期に含まれる月の前記予算額の合計に基づく値を、前記実績値に関する表示と並べて前記科目ごとに表示する、請求項1から請求項6の何れかに記載の予算管理システム。
  8. 過去の売上及び/又は経費の実績値に基づいて予算計画の作成を行うための予算管理プログラムであって、
    月次の前記実績値を科目に対応付けて格納するデータベースと、
    前記データベースにおいて前記実績値が記憶された期間の中から予算額算出の基準とする1又は複数の月の指定を科目ごとに受け付けるとともに、指定された前記月の前記実績値を基準とした増減指定を、科目ごとに受け付ける指定手段と、
    指定された月及び科目の前記実績値及び、前記増減指定に基づいて、科目別の予算額を月ごとに算出する算出手段と、
    前記予算額に基づく予算計画をデータベースに登録する登録手段と、
    予算計画を作成するための予算計画画面を表示処理する表示手段と、としてコンピュータを機能させ、
    前記予算計画画面は、前記実績値に関する表示と、前記算出手段により算出された前記予算額と、当該予算額の算出において前記指定手段が受け付けた月及び増減指定を示す情報と、を科目別に並べた表形式で表示する、予算管理プログラム。
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