JP7026522B2 - コネクタ及びコネクタアセンブリ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタ及びコネクタアセンブリに関するものである。
従来、ケーブル等の電線をプリント回路基板等の回路基板に接続するための電線対基板コネクタにおいては、電線ハーネスの電線が1列に配列されて接続された一対のハーネスハウジングをホルダによって結合することにより1つの電線コネクタを構成し、該電線コネクタを基板コネクタのハウジングに挿入して嵌合させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。これにより、2列に配列された電線を回路基板に接続することができる。
図23は従来の電線コネクタの分解図である。
図において、811は、それぞれ、電線ハーネスの電線891が1列に配列されて接続された一対のハーネスハウジングであり、互いに向合った状態でホルダ831によって結合され、電線コネクタを構成するようになっている。各ハーネスハウジング811は、複数の端子収容室813を備え、該端子収容室813内に各電線891の先端に接続された図示されない端子が収容されている。
一方、前記ホルダ831は、一対の端壁832と、該端壁832を連結する仕切壁833とを備える。各端壁832には係合溝836が形成されている。また、前記仕切壁833の両面には案内溝837が形成されている。さらに、前記仕切壁833の前縁833fには保持片834が形成され、該保持片834の先端には係止片834aが形成されている。
そして、各ハーネスハウジング811は、その前縁811fがホルダ831の保持片834に向合うような姿勢とされ、側端面から突出する係合突部821を、前記係合溝836に係合させ、内側壁812から突出する案内突部822を案内溝837に係合させることによって、前記ホルダ831に取付けられる。この場合、前記前縁811fは、保持片834の先端に形成された係止片834aによって係止される。
このようにして、一対のハーネスハウジング811をホルダ831によって結合することにより構成された電線コネクタは、図示されない基板コネクタのハウジングに挿入されて嵌合される。これにより、2列の電線891を前記基板コネクタが実装されている図示されない回路基板に電気的に接続することができる。
特開2004-241315号公報
しかしながら、前記従来の電線コネクタにおいては、ホルダ831がハーネスハウジング811のサイズに対応して製造されているので、極数、すなわち、端子の数が変更されて、例えば、より多くの電線891を接続する必要が生じた場合に、ハーネスハウジング811のみならず、ホルダ831をも、より多くの電線891を接続可能なものに作替えなければならず、製造コストが上昇してしまう。また、ホルダ831の両側に1つずつのハーネスハウジング811しか結合することができないので、回路基板に接続する電線ハーネスが多数ある場合には、電線コネクタ及び基板コネクタを複数用意する必要があり、部品点数が増加するだけでなく、電線コネクタを基板コネクタに嵌合する作業量も増加し、製造コストが上昇してしまう。
ここでは、前記従来のコネクタの問題点を解決して、複数のハーネスハウジングを組合せてホルダに結合可能なユニットを構成するようにして、複数の電線ハーネスを1つのコネクタに集約することができ、部品点数を削減することができ、コネクタと相手方コネクタとの嵌合に要する作業量を低減することができ、製造コストを低減することができるコネクタ及びコネクタアセンブリを提供することを目的とする。
そのために、コネクタにおいては、ホルダと、該ホルダに結合されるハーネスハウジングユニットとを備え、該ハーネスハウジングユニットは、電線から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジングを複数含み、幅方向に隣接するハーネスハウジング同士を連結させることによって構成されるコネクタであって、前記ハーネスハウジングは、第1側部に形成された連結リブと、第2側部に形成され、前記連結リブが挿入可能な連結溝とを含み、前記ホルダは、幅方向に延在する隔壁と、前記電線の終端に接続された端子の端部に対向して前記端子の抜けを防止する天板部とを含み、前記隔壁にはロック凹部が形成され、前記隔壁の両側のハーネスハウジングユニットが含むハーネスハウジングに形成されたロック突起であって、前記第1及び第2側部とは異なる側部に形成されたロック突起が前記ロック凹部と係合する
他のコネクタにおいては、さらに、前記ハーネスハウジングの各々は、前記電線の終端に接続された端子を収容する端子収容凹部を含み、前記ホルダは、前記ハーネスハウジングの各々に差込まれる差込部を含んでいる。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記差込部が、前記端子が端子収容凹部から抜出ることを防止するリテーナを含んでいる。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記隔壁の両側にハーネスハウジングユニットが、それぞれ、結合される。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記ホルダは前記隔壁の両端に接続された端板部を含み、該端板部の外面には、相手方コネクタのロック突起と係合可能なロック凹部を含むロック部材が形成されている。
更に他のコネクタにおいては、ホルダと、該ホルダに結合されるハーネスハウジングユニットとを備え、該ハーネスハウジングユニットは、電線から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジングを複数含み、幅方向に隣接するハーネスハウジング同士を連結させることによって構成されるコネクタであって、前記ハーネスハウジングは、第1側部に形成された連結リブと、第2側部に形成され、前記連結リブが挿入可能な連結溝と、前記第1及び第2側部に形成された凸部と、該凸部に形成された凹部とを含み、前記凸部の突出量は前記連結リブの突出量より小さく設定され、互いに連結された隣接するハーネスハウジング同士の第1側部と第2側部との間に、相手方端子が進入可能な空間が前記凹部によって構成される。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記ハーネスハウジングの各々は、前記電線の終端に接続された端子を収容する端子収容凹部を含み、前記ホルダは、前記ハーネスハウジングの各々に差込まれる差込部を含んでいる。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記差込部が、前記端子が端子収容凹部から抜出ることを防止するリテーナを含んでいる。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記ホルダは幅方向に延在する隔壁を含み、該隔壁の両側にハーネスハウジングユニットが、それぞれ、結合される。
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記ホルダは前記隔壁の両端に接続された端板部を含み、該端板部の外面には、相手方コネクタのロック突起と係合可能なロック凹部を含むロック部材が形成されている。
コネクタアセンブリにおいては、本開示のコネクタと、該コネクタが挿入可能な嵌合空間を含む相手方コネクタ本体を備える相手方コネクタと、から成る。
本開示によれば、コネクタは、複数のハーネスハウジングを組合せてホルダに結合可能なユニットを構成するようになっている。したがって、複数の電線ハーネスを1つのコネクタに集約することができ、部品点数を削減することができ、コネクタと相手方コネクタとの嵌合に要する作業量を低減することができ、製造コストを低減することができる。
第1の実施の形態におけるコネクタアセンブリの斜視図である。 第1の実施の形態における嵌合前のコネクタアセンブリの斜視図である。 第1の実施の形態における嵌合前後のコネクタアセンブリの後面図であって、(a)は嵌合後の状態を示す図、(b)は嵌合前の状態を示す図である。 第1の実施の形態における嵌合後のコネクタアセンブリの断面図であって、(a)は図3におけるA-A矢視断面図、(b)は図3におけるB-B矢視断面図である。 第1の実施の形態における嵌合前のコネクタアセンブリの断面図であって図3におけるC-C矢視断面図である。 第1の実施の形態におけるコネクタの下面図である。 第1の実施の形態におけるコネクタの分解図である。 第1の実施の形態におけるコネクタのクリップハウジングの斜視図である。 第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングユニットの斜視図であって、(a)は前側ハーネスハウジングユニットの斜視図、(b)は後側ハーネスハウジングユニットの斜視図である。 第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングユニットの部分分解図である。 第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングの斜視図であって、(a)は極数の少ないハーネスハウジングの斜視図、(b)は極数の多いハーネスハウジングの斜視図である。 第1の実施の形態におけるコネクタの極数の少ないハーネスハウジングの五面図であって、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。 第1の実施の形態におけるコネクタの極数の多いハーネスハウジングの五面図であって、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。 第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの斜視図である。 第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの第1の分解図である。 第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの第2の分解図である。 第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの二面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)におけるD-D矢視断面図である。 第2の実施の形態における基板コネクタの斜視図であって、(a)は第1の角度から観た斜視図、(b)は第2の角度から観た斜視図である。 第2の実施の形態における電線コネクタの斜視図であって、(a)は前方から観た斜視図、(b)は後方から観た斜視図である。 第2の実施の形態における電線コネクタの分解図である。 第2の実施の形態における電線コネクタの二面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)におけるE-E矢視断面図である。 第2の実施の形態におけるリテーナ部材を含むホルダの四面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は後面図、(d)は側面図である。 従来の電線コネクタの分解図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態におけるコネクタアセンブリの斜視図、図2は第1の実施の形態における嵌合前のコネクタアセンブリの斜視図、図3は第1の実施の形態における嵌合前後のコネクタアセンブリの後面図、図4は第1の実施の形態における嵌合後のコネクタアセンブリの断面図、図5は第1の実施の形態における嵌合前のコネクタアセンブリの断面図であって図3におけるC-C矢視断面図である。なお、図3において、(a)は嵌合後の状態を示す図、(b)は嵌合前の状態を示す図であり、図4において、(a)は図3におけるA-A矢視断面図、(b)は図3におけるB-B矢視断面図である。
図において、1は本実施の形態におけるコネクタとしての電線コネクタであり、複数の電線91を備える電線ハーネスの終端に接続されるものである。また、101は本実施の形態における相手方コネクタとしての基板コネクタであり、図示されない基板としての回路基板に実装されるものである。そして、前記電線コネクタ1と基板コネクタ101とは互いに嵌合可能であり、本実施の形態におけるコネクタアセンブリを構成する。なお、前記基板コネクタ101は、いわゆるストレートタイプのコネクタであり、回路基板に対して立設された状態で、すなわち、上を向いて開口した状態で実装される。そして、前記電線コネクタ1は、基板コネクタ101に垂直嵌合され、これにより電線91は回路基板に対して垂直に引出された状態となる。
また、本実施の形態において、電線コネクタ1及び基板コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、電線コネクタ1及び基板コネクタ101が図に示される姿勢である場合に適切であるが、電線コネクタ1及び基板コネクタ101の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記基板コネクタ101は、ヘッダコネクタとも呼ばれるものであって、合成樹脂等の絶縁性材料から成り、一体的に形成され、電線コネクタ1と嵌合する相手方コネクタ本体としてのハウジング111と、該ハウジング111の底板部112を貫通するように取付けられた導電性の金属板から成る相手方端子としての基板側端子161とを有する。前記ハウジング111は、電線コネクタ1との嵌合方向(Z軸方向)に対して直交する方向であって前記基板側端子161の配列方向、すなわち、基板コネクタ101の幅方向(Y軸方向)に延在する概略直方体の箱状の部材である。
前記底板部112には該底板部112を貫通する端子嵌入孔112bが形成され、前記基板側端子161は、端子嵌入孔112bに嵌込まれることによって、前記底板部112に取付けられている。なお、前記基板側端子161は、前記底板部112の下から基板コネクタ101の厚さ方向、すなわち、前後方向(X軸方向)に延出し、回路基板の表面に形成された図示されない接続パッド等にはんだ付等によって電気的に接続されるソルダーテール部162と、前記端子嵌入孔112bに嵌込まれて保持される本体部163と、前記底板部112から上方に延出し、前記電線コネクタ1の電線側端子61と接触する接触部164とを含んでいる。
また、図に示される例において、基板側端子161は、合計20本が所定のピッチで基板コネクタ101の幅方向に2列に並んで配列されているが、基板側端子161の数、すなわち、極数、及び、基板側端子161のピッチは任意に変更することができる。
そして、前記ハウジング111は、平面視における形状が略矩形の平板状の前記底板部112と、該底板部112の長辺に沿って延在し、底板部112から上方に向けて延びる一対の側板部113と、底板部112の短辺に沿って延在し、底板部112から上方に向けて延びる一対の端板部114と、前記底板部112、側板部113及び端板部114によって5面が画定され、底板部112に対向する上面が開放された嵌合空間115とを備える。そして、該嵌合空間115内に電線コネクタ1が挿入されて嵌合される。なお、前記嵌合空間115内においては、底板部112から上方(Z軸正方向)に向けて突出する基板側端子161の接触部164が2列となるように配列されている。また、前記底板部112の上面における基板側端子161の接触部164の2列の中心には、基板側端子161の配列方向に延在する凹溝112aが形成されている。該凹溝112aには、電線コネクタ1のクリップハウジング31が備える隔壁33の下端が挿入される。さらに、前記端板部114の外面には、補強金具としての取付ネイル171が取付けられている。該取付ネイル171の下端に形成されたネイルテール部172は、回路基板の表面に形成された図示されない接続パッド等にはんだ付等によって固定される。
また、前記端板部114の上端近傍には、嵌合空間115内に向けて突出するロック突起118が形成されている。該ロック突起118は、電線コネクタ1のクリップハウジング31が備えるポジティブロック部材であるロック腕38に形成されたロック凹部38aに進入して係合される。また、前記端板部114及び側板部113の上端近傍における嵌合空間115側の面には、テーパ部116が形成されている。該テーパ部116は、ハウジング111の上端面111aに近付くほど嵌合空間115の寸法が大きくなるように形成された傾斜面であって、挿入される電線コネクタ1を嵌合空間115内にスムーズに導入する誘込み機能を発揮する。さらに、後側(X軸負方向側)の側板部113の両端における端板部114との接続部には、嵌合空間115内に向けて突出する極性キーとしての極性用膨出部117が形成されている。前記電線コネクタ1が前後裏返しの姿勢で嵌合空間115内に挿入されそうになると、前記極性用膨出部117は、電線コネクタ1のクリップハウジング31が備える極性キーとしての極性用膨出部37と干渉して、電線コネクタ1の嵌合空間115内への誤挿入を防止する。
一方、前記電線コネクタ1は、一対の結合体としての一対のハーネスハウジングユニット11と、該ハーネスハウジングユニット11が結合可能なホルダとしてのクリップハウジング31と、前記ハーネスハウジングユニット11に装填され、前記電線91の終端近傍が接続される端子としての電線側端子61とを有する。ここでは、クリップハウジング31の前側(X軸正方向側)に結合されるハーネスハウジングユニット11を前側ハーネスハウジングユニット11Aとし、クリップハウジング31の後側(X軸負方向側)に結合されるハーネスハウジングユニット11を後側ハーネスハウジングユニット11Bとして説明するが、統合的に説明する場合には、ハーネスハウジングユニット11として説明する。そして、前側ハーネスハウジングユニット11A及び後側ハーネスハウジングユニット11Bには、それぞれ、電線コネクタ1の幅方向(Y軸方向)に1列に並んで配列された電線91の終端が接続されている。したがって、電線コネクタ1には、その幅方向に2列に並んで配列された電線91の終端が接続されている。
本実施の形態において、ハーネスハウジングユニット11は、複数(例えば、n個)のハーネスハウジング11-1、11-2・・・11-nを組合せたものであってもよいし、単一のハーネスハウジング11-sのみを含むものであってもよい。例えば、図1及び2に示される例において、前側ハーネスハウジングユニット11Aは、3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せたものであるのに対して、後側ハーネスハウジングユニット11Bは、単一のハーネスハウジング11-sのみを含むものである。また、図3~5に示される例においては、後側ハーネスハウジングユニット11Bが3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せたものとなっている。なお、各ハーネスハウジング11-1、11-2・・・11-n、11-sを統合的に説明する場合には、ハーネスハウジング11-αとして説明する。
図に示される例において、ハーネスハウジング11-1及び11-3は、それぞれ、2本の電線91から成る電線ハーネスの終端に接続されたものであり、ハーネスハウジング11-2は、4本の電線91から成る電線ハーネスの終端に接続されたものであり、ハーネスハウジング11-sは、10本の電線91から成る電線ハーネスの終端に接続されたものであるが、ハーネスハウジング11-αに終端される電線ハーネスは、何本の電線91を含むものであってもよい。すなわち、ハーネスハウジング11-αに終端される電線91の数は、任意に設定することができる。更に換言すると、ハーネスハウジング11-αに終端される電線ハーネスに含まれる電線91及び該電線91に接続される電線側端子61の数、すなわち、極数に応じてハーネスハウジング11-αの基板コネクタ101の幅方向(Y軸方向)に関する寸法を任意に設定し、設定された寸法に応じて他のハーネスハウジング11-αとの組合せの態様を任意に決定することができる。
各ハーネスハウジング11-αは、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された概略直方体状のハウジング本体としての本体部12と、該本体部12内に形成された単数又は複数の端子収容凹部13を備える。各端子収容凹部13内には、それぞれ、1本の電線91の終端及び該終端に接続された1つの電線側端子61が収容される。そして、端子収容凹部13が複数である場合、該端子収容凹部13は、基板側端子161のピッチと同様のピッチでハーネスハウジング11-αの幅方向、すなわち、基板コネクタ101の幅方向に1列に並んで配列される。また、前記端子収容凹部13は、本体部12の上側部12cから下側部12dまで、前記本体部12を上下方向(Z軸方向)に貫通するように形成されている。なお、前記下側部12dには、各端子収容凹部13に対応する位置に基板側端子挿入開口13aが形成され、前記本体部12の前側部12aには、各端子収容凹部13に対応する位置に前側開口13bが形成されている。
前記電線側端子61は、導電性の金属板から成る一体的に形成された部材であって、図4及び5に示されように、本体部62と、該本体部62の上端に接続された接続部65と、前記本体部62におけるハーネスハウジング11-αの幅方向両側に形成された一対の接触部64とを備える。該接触部64は、本体部62の一部を切起こして形成された片持ち梁状の弾性部材であって、板ばねとして機能し、基板側端子挿入開口13aを通って本体部62内に挿入された基板側端子161の接触部164を両側から挟持して該接触部164との接触を維持する。前記電線側端子61が端子収容凹部13に収容された状態において、本体部62の下端部62dは、端子収容凹部13の下面に当接又は近接し、本体部62の前側に形成された係合突起としてのランス部62aは、前側開口13b内に突出する。前記ランス部62aは、斜め上方を向くように突出しているので、前側開口13bの上端に引掛かることによって、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止する。また、前記電線91の終端に接続される部分である接続部65は、電線91の終端から下方に露出した図示されない導電性の芯金に接触して該芯金をクランプする芯金クランプ部65aと、前記芯金を覆う絶縁被覆の周囲をクランプする被覆クランプ部65bとを有する。
また、前記ハーネスハウジング11-αの本体部12の後側部12bには本体部後壁12hが形成され、該本体部後壁12hと端子収容凹部13の後壁13cとの間には、本体部12の上側部12cに開口する差込収容凹部25が形成され、前記後壁13cにおける端子収容凹部13のハーネスハウジング11-αの幅方向中心近傍に対応する位置には、後壁13cを貫通して端子収容凹部13と差込収容凹部25とを連通するスリット25aが上下方向に延在するように形成されている。さらに、前記差込収容凹部25の下端には差込溝25cが形成されている。さらに、前記後側部12bにおける下側部12dの近傍の複数個所には、フリクションロック突起22が形成されている。さらに、本体部12の前側部12aと上側部12cとの接続部には、前側部12aよりも突出する庇部14が形成されている。図1に示されるように、電線コネクタ1が嵌合空間115内に嵌合された状態において、庇部14はハウジング111の上端面111aにおける側板部113に対応する部分の少なくとも一部を覆い、前記庇部14の下面が上端面111aに当接又は近接する。なお、前記庇部14の上面は、外方に向うに連れて下降する傾斜面であることが望ましい。これにより、オペレータが手指等によって庇部14の上面に下向きの力を付与した場合、図4(b)に示されるように、ハーネスハウジング11-αの後側部12bに形成されたフリクションロック突起22に、隔壁33のフリクションロック凹部33aに進入する方向の力が作用する。
前記クリップハウジング31は、平面視における形状が略矩形の平板状の天板部32と、該天板部32の短辺に沿って延在し、天板部32から下方に向けて延びる一対の端板部34と、天板部32の前後方向の中心近傍から下方に向けて延び、天板部32の長辺の方向(Y軸方向)に延在して両側の端板部34に連結される隔壁33と、天板部32から下方に向けて延び、隔壁33の前後において、それぞれ、1列となるように天板部32の長辺の方向に並んで配列された櫛歯状の複数の差込部35とを備える。なお、天板部32の長辺には、複数の凹部32bが端子収容凹部13のピッチと同様のピッチで並ぶように形成され、ハーネスハウジングユニット11がクリップハウジング31に結合された状態において、各凹部32bは、ハーネスハウジング11-αの各端子収容凹部13の上端に対応して位置し、電線91の通過を許容する。
そして、前記端板部34の外面には、ポジティブロック部材としてのロック腕38が形成されている。該ロック腕38は、下端が端板部34に一体的に接続され、上端が自由端であるカンチレバー状の弾性的に変形可能な部材であり、上端の近傍にロック凹部38aが形成され、上端にはクリップハウジング31の幅方向(Y軸方向)外側に向けて突出する庇状の操作部38bが形成されている。該操作部38bは、図1に示されるように、電線コネクタ1が嵌合空間115内に嵌合された状態において、ハウジング111の端板部114の外側に突出するので、オペレータが手指等によって容易に操作することができる。また、前記端板部34の前側(X軸正方向側)の端部には上下方向に延びる極性用膨出部37が形成されている。さらに、前記端板部34の前後側の端部における上端には、天板部32からクリップハウジング31の幅方向外側に向けて突出する庇部32aが形成されている。図1に示されるように、電線コネクタ1が嵌合空間115内に嵌合された状態において、庇部32aはハウジング111の上端面111aにおける端板部114及び側板部113に対応する部分の少なくとも一部を覆い、前記庇部32aの下面が上端面111aに当接又は近接する。
また、前記隔壁33における下端近傍の複数個所には、フリクションロック凹部33aが形成されている。図4(b)に示されるように、ハーネスハウジングユニット11がクリップハウジング31に結合された状態において、ハーネスハウジング11-αの後側部12bに形成されたフリクションロック突起22がフリクションロック凹部33aと係合する。なお、前記隔壁33における下端は、ハーネスハウジングユニット11がクリップハウジング31に結合された状態においてハーネスハウジング11-αの下側部12dよりも下方に突出し、電線コネクタ1が嵌合空間115内に嵌合されると、ハウジング111の底板部112に形成された凹溝112aに挿入される。
さらに、前記差込部35は、端子収容凹部13のピッチと同様のピッチでハーネスハウジング11-αの幅方向、すなわち、天板部32の長辺の方向に並んで配列される。各差込部35は、下方に向けて延びる細長い短冊状の基部35bと、該基部35bの幅方向(Y軸方向)中心から隔壁33と反対方向に突出する下方に向けて延びるリブ部35aとを含んでいる。なお、前記基部35bの下端は、リブ部35aの下端よりも下方に突出している。また、前記差込部35は隔壁33の前後面から離間して形成され、該隔壁33の前後面と基部35bとの間には抜止後方間隙35cが形成されている。図4(a)及び5に示されるように、ハーネスハウジングユニット11がクリップハウジング31に結合された状態において、端子収容凹部13の各々に対応して差込部35が位置する。そして、ハーネスハウジング11-αの後側部12bの上端近傍は抜止後方間隙35cに挿入され、基部35bの下端近傍は差込収容凹部25の差込溝25cに挿入され、リブ部35aはスリット25aに挿入されて少なくともその一部が端子収容凹部13内に突出する。前記リブ部35aの下端における端子収容凹部13内に突出した部分は、端子収容凹部13内に収容された電線側端子61の本体部62における上端部62cの上方に位置するので、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止する。
すなわち、差込部35の基部35bが差込収容凹部25に差込まれ、さらに、フリクションロック突起22がフリクションロック凹部33aと係合することでハーネスハウジングユニット11がクリップハウジング31に取付けられ、そのとき、リブ部35aが、リテーナとして、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止する。
なお、本実施の形態において、リブ部35aは、リテーナとして、スリット25aに挿入されてその一部が端子収容凹部13内に突出するが、ハーネスハウジングユニット11とクリップハウジング31とを結合するには、リテーナの構成を他に設け、リブ部35a及び後壁13cを設けない構成としてもよい。
次に、前記電線コネクタ1の構成についてより詳細に説明する。
図6は第1の実施の形態におけるコネクタの下面図、図7は第1の実施の形態におけるコネクタの分解図、図8は第1の実施の形態におけるコネクタのクリップハウジングの斜視図、図9は第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングユニットの斜視図、図10は第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングユニットの部分分解図、図11は第1の実施の形態におけるコネクタのハーネスハウジングの斜視図、図12は第1の実施の形態におけるコネクタの極数の少ないハーネスハウジングの五面図、図13は第1の実施の形態におけるコネクタの極数の多いハーネスハウジングの五面図である。なお、図9において、(a)は前側ハーネスハウジングユニットの斜視図、(b)は後側ハーネスハウジングユニットの斜視図であり、図11において、(a)は極数の少ないハーネスハウジングの斜視図、(b)は極数の多いハーネスハウジングの斜視図であり、図12及び13において、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は側面図、(e)は背面図である。
ここでは、図1及び2に示される例と同様に、前側ハーネスハウジングユニット11Aは、3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せたものであるのに対して、後側ハーネスハウジングユニット11Bは、単一のハーネスハウジング11-sのみを含むものである場合について説明する。なお、図9(b)及び11(b)においては、ハーネスハウジング11-sの本体部12の前側部12aが後方(X軸負方向)を向いている点に留意されたい。そして、前側ハーネスハウジングユニット11A及び後側ハーネスハウジングユニット11Bは、図6及び7に示されるように、クリップハウジング31の前側及び後側に結合される。
なお、前述のように、端子収容凹部13内に一部が突出して電線側端子61の本体部62における上端に対向し、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止する機能を発揮するリブ部35aを含む差込部35は、図7及び8に示されるように、クリップハウジング31の天板部32の長辺の方向に並んで配列された状態で天板部32に一体的に接続されている。したがって、前記差込部35及び天板部32は、リブ部35aが電線側端子61の抜けを防止するリテーナとして機能するものであり、本実施の形態におけるクリップハウジング31は、一体的に形成されたリテーナを含むものである。
本実施の形態において、ハーネスハウジング11-αの本体部12は、前側部12a、後側部12b、上側部12c及び下側部12dにおける基板コネクタ101の幅方向両端を接続する第1側部としての左側部12e及び第2側部としての右側部12fを含んでいる。そして、前記左側部12eには、基板コネクタ101の幅方向外方に向けて突出し、上下方向に延びる連結リブ21aが形成され、前記右側部12fには、基板コネクタ101の幅方向内方に向けて凹入し、上下方向に延びる連結溝21bが形成されている。複数のハーネスハウジング11-αを組合せる場合には、隣接するハーネスハウジング11-α同士の左側部12eと右側部12fとを対向させ、連結リブ21aを連結溝21bに挿入させ、連結リブ21aと連結溝21bとをフリクションによって連結させる。これにより、隣接するハーネスハウジング11-α同士は、互いに連結した状態となる。例えば、前側ハーネスハウジングユニット11Aにおいて、ハーネスハウジング11-1の左側部12eに形成された連結リブ21aは、ハーネスハウジング11-2の右側部12fに形成された連結溝21bに挿入され、ハーネスハウジング11-2の左側部12eに形成された連結リブ21aは、ハーネスハウジング11-3の右側部12fに形成された連結溝21bに挿入され、互いに連結される。なお、極数の多少に関わらず、すべてのハーネスハウジング11-αの左側部12e及び右側部12fに連結リブ21a及び連結溝21bが形成されていることが望ましい。また、クリップハウジング31の端板部34の内面における連結リブ21aと対向する箇所には、該連結リブ21aを収容可能な凹溝34bが形成されていることが望ましい。互いに連結されたハーネスハウジング11-αあるいはクリップハウジング31とハーネスハウジングユニット11は、フリクションで連結されているので、互いに離す方向に力をかければ分離可能である。
さらに、ハーネスハウジング11-α同士の左側部12e及び右側部12fには、基板コネクタ101の幅方向外方に向けて突出する凸部23が形成されている。なお、該凸部23の突出量は、連結リブ21aの突出量より小さく設定されている。そして、前記凸部23には、下側部12dに開口し、該下側部12dから上方に延びるボイド(Void)凹部としての凹部23aが形成されている。隣接するハーネスハウジング11-α同士の左側部12eと右側部12fとを対向させて連結すると、左右のハーネスハウジング11-αの凹部23a同士が組合されることによって、基板コネクタ101の基板側端子161の接触部164が進入可能なボイド空間が形成される。該ボイド空間は、右側のハーネスハウジング11-αにおける最も左側の端子収容凹部13と左側のハーネスハウジング11-αにおける最も右側の端子収容凹部13との中間に位置し、下側部12dに開口する空間である。つまり、前記ボイド空間と該ボイド空間に近接する端子収容凹部13との間隔は、端子収容凹部13のピッチ及び基板側端子161のピッチと同様である。したがって、複数のハーネスハウジング11-αを組合せたハーネスハウジングユニット11が基板コネクタ101の嵌合空間115内に挿入されると、隣接するハーネスハウジング11-α同士の連結部分に対応する基板側端子161の接触部164は、凹部23aから成るボイド空間に進入する。これにより、ハーネスハウジング11-αの組合せの態様が任意に変更され、隣接するハーネスハウジング11-α同士の連結部分の位置が変更されても、当該連結部分の位置に存在する基板側端子161を除去することなく、常に同様の基板コネクタ101を使用することが可能となる。
また、ハーネスハウジング11-αの本体部12における前側部12aの左右両側には、ロック凹部12gが形成されている。さらに、前記本体部12における本体部後壁12hには、単数又は複数のロック開口24、及び、該ロック開口24から上方に延び、本体部後壁12hの上端に到達するスリット24aが形成されている。差込収容凹部25は、前記ロック開口24及びスリット24aを通して本体部後壁12hの外側と連通する。なお、比較的極数が多く、基板コネクタ101の幅方向(Y軸方向)に関する寸法が比較的大きいハーネスハウジング11-sの場合、図13(b)に示されるように、差込収容凹部25内に本体部12の本体部後壁12hと端子収容凹部13の後壁13cとを連結する支持部25bが形成されていることが望ましい。該支持部25bによって本体部後壁12hを後壁13cと連結することにより、板状でばね性を有する部材である本体部後壁12hのたわみを制御することができる。なお、前記支持部25bの数及び位置は、図に示される例に限定されるものでなく、適宜変更することができる。
次に、前記電線コネクタ1を基板コネクタ101に嵌合する動作について説明する。
まず、複数のハーネスハウジング11-αを組合せてハーネスハウジングユニット11を構成し、更に、複数のハーネスハウジングユニット11をクリップハウジング31に結合させて電線コネクタ1を構成する動作について説明する。ここでは、図1及び2に示されるように、3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せて前側ハーネスハウジングユニット11Aを構成するとともに、後側ハーネスハウジングユニット11Bを単一のハーネスハウジング11-sのみから成るものとし、前記前側ハーネスハウジングユニット11A及び後側ハーネスハウジングユニット11Bをクリップハウジング31に結合させる例について説明する。
オペレータは、ハーネスハウジング11-1の左側部12eに形成された連結リブ21aをハーネスハウジング11-2の右側部12fに形成された連結溝21bに挿入させ、ハーネスハウジング11-2の左側部12eに形成された連結リブ21aをハーネスハウジング11-3の右側部12fに形成された連結溝21bに挿入させることによって、図9(a)に示されるような前側ハーネスハウジングユニット11Aを構成する。また、ハーネスハウジング11-sは、そのままで、後側ハーネスハウジングユニット11Bとして使用する。
続いて、オペレータは、クリップハウジング31の下方から、前側ハーネスハウジングユニット11Aを相対的に上昇させ、クリップハウジング31の前側に結合させる。この際、ハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3の本体部12における後側部12bの表面が、クリップハウジング31の隔壁部33の前面に沿ってスライドしつつ、相対的に上昇するようにする。そして、前記本体部12における差込収容凹部25及びスリット25aに、相対的に下降するクリップハウジング31の差込部35における基部35b及びリブ部35aが上から挿入されるように、かつ、前記後側部12bが前記隔壁33の前面と基部35bとの間の抜止後方間隙35cに下から挿入されるようにする。これにより、図2に示されるように、前側ハーネスハウジングユニット11Aがクリップハウジング31の前側に結合される。また、オペレータは、同様にして、後側ハーネスハウジングユニット11Bをクリップハウジング31の後側に結合させる。これにより、図2に示されるような電線コネクタ1が構成される。ハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3がクリップハウジング31に対して上昇させるように取付けられる構成を採用し、連結リブ21a及び連結溝21bが上下方向を向いているので、ハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を1つ1つクリップハウジング31に取付けることが可能であり、作業を選択することができる。なお、ハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3がクリップハウジング31に対して上昇させるように取付けられる構成とは、例えば、後側部12bの上端近傍が抜止後方間隙35cに差込まれる構成と、フリクションロック突起22がフリクションロック凹部33aと係合する構成とにより、1つのハーネスハウジング11-αでもクリップハウジング31に固定することができる構成である。
続いて、オペレータは、図2に示されるように、基板コネクタ101の上方から、電線コネクタ1を相対的に下降させ、基板コネクタ101の嵌合空間115に挿入して嵌合させる。この際には、電線コネクタ1の前側、すなわち、一対の極性用膨出部37が存在する側が、基板コネクタ101の前側、すなわち、一対の極性用膨出部117が存在しない側を向くように、電線コネクタ1の基板コネクタ101に対する姿勢が制御される。
すると、基板コネクタ101の各基板側端子161の接触部164が、ハーネスハウジング11-αの本体部12の対応する端子収容凹部13に下方から挿入され、該端子収容凹部13内に収容されている電線側端子61の接触部64と接触して導通する。なお、前側ハーネスハウジングユニット11Aは3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せて構成されているので、互いに隣接するハーネスハウジング11-1とハーネスハウジング11-2との連結部分、及び、ハーネスハウジング11-2とハーネスハウジング11-3との連結部分には、図6に示されるように、端子収容凹部13ではなく、凹部23a同士が組合されて構成されたボイド空間が存在する。そのため、前記連結部分に対応する基板側端子161の接触部164は、端子収容凹部13ではなく、凹部23aから成るボイド空間に挿入される。
さらに、オペレータは、電線コネクタ1を相対的に下方に押圧し、前記嵌合空間115内のロック突起118をロック腕38に形成されたロック凹部38aに係合させる。これにより、電線コネクタ1及び基板コネクタ101は、嵌合した状態でロックされ、不要な嵌合解除が防止される。
このように、本実施の形態において、電線コネクタ1は、クリップハウジング31と、クリップハウジング31に結合されるハーネスハウジングユニット11とを備え、ハーネスハウジングユニット11は、電線91から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジング11-αを複数含んでいる。したがって、複数の電線ハーネスを1つの電線コネクタ1に集約することができ、部品点数を削減することができ、電線コネクタ1を基板コネクタ101と嵌合させる作業量を低減することができ、製造コストを低減することができる。
また、ハーネスハウジング11-αの各々は、電線91の終端に接続された電線側端子61を収容する端子収容凹部13を含み、クリップハウジング31は、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止するリテーナとして機能する天板部32及び差込部35を含んでいる。したがって、電線91を引張るような外力が電線ハーネスに付与されても、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることが防止される。
さらに、ハーネスハウジングユニット11は、幅方向に隣接するハーネスハウジング11-α同士を連結させることによって構成される。これにより、任意にハーネスハウジング11-αを組合せて、ハーネスハウジングユニット11を構成することができる。
さらに、ハーネスハウジング11-αは、左側部12eに形成された連結リブ21aと、右側部12fに形成され、連結リブ21aが挿入可能な連結溝21bとを含んでいる。したがって、ハーネスハウジング11-αの連結溝21bに隣接するハーネスハウジング11-αの連結リブ21aを挿入するだけで、容易にハーネスハウジング11-α同士を連結させることができる。
さらに、ハーネスハウジング11-αは、左側部12e及び右側部12fに形成された凸部23と、凸部23に形成された凹部23aとを含み、互いに連結された隣接するハーネスハウジング11-α同士の左側部12eと右側部12fとの間に、基板側端子161が進入可能なボイド空間が凹部23aによって構成される。これにより、ハーネスハウジング11-αの組合せの態様が変更され、隣接するハーネスハウジング11-α同士の連結部分の位置が変更されても、当該連結部分の位置に存在する基板側端子161を基板コネクタ101から除去する必要がなく、常に同じ仕様の基板コネクタ101を使用することが可能となる。
さらに、クリップハウジング31は幅方向に延在する隔壁33を含み、隔壁33の両側にハーネスハウジングユニット11が、それぞれ、結合される。したがって、多数の電線ハーネスを1つの電線コネクタ1に集約することができる。
さらに、隔壁33にはフリクションロック凹部33aが形成され、隔壁33の両側のハーネスハウジングユニット11が含むハーネスハウジング11-αに形成されたフリクションロック突起22がフリクションロック凹部33aと係合する。これにより、フリクションロック突起22及びフリクションロック凹部33aが、リテーナとして機能する天板部32及び差込部35と協働するので、ハーネスハウジングユニット11は、クリップハウジング31に確実に結合される。
さらに、クリップハウジング31は隔壁33の両端に接続された端板部34を含み、端板部34の外面には、基板方コネクタ101のロック突起118と係合可能なロック凹部38aを含むロック腕38が形成されている。これにより、電線コネクタ1は基板コネクタ101と嵌合した状態でロックされ、不要な嵌合解除が防止される。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図14は第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの斜視図、図15は第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの第1の分解図、図16は第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの第2の分解図、図17は第2の実施の形態におけるコネクタアセンブリの二面図、図18は第2の実施の形態における基板コネクタの斜視図、図19は第2の実施の形態における電線コネクタの斜視図、図20は第2の実施の形態における電線コネクタの分解図、図21は第2の実施の形態における電線コネクタの二面図、図22は第2の実施の形態におけるリテーナ部材を含むホルダの四面図である。なお、図17において、(a)は上面図、(b)は(a)におけるD-D矢視断面図であり、図18において、(a)は第1の角度から観た斜視図、(b)は第2の角度から観た斜視図であり、図19において、(a)は前方から観た斜視図、(b)は後方から観た斜視図であり、図21において、(a)は上面図、(b)は(a)におけるE-E矢視断面図であり、図22において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は後面図、(d)は側面図である。
本実施の形態は、前記第1の実施の形態におけるハーネスハウジング11-αを共通に利用して幅方向に1列に並んで配列された1つのハーネスハウジングユニット11とする場合に適用されるが、他方で、1列に並んで配列された1つのハーネスハウジングユニット11を単独のコネクタとした場合に、回路基板に接続する電線ハーネスが多数あるときには、電線コネクタ及び基板コネクタを複数用意する必要があり、部品点数が増加するだけでなく、電線コネクタを基板コネクタに嵌合する作業量も増加し、製造コストが上昇してしまうという課題を解決するための具体的な構成となるものである。
201は、本実施の形態におけるコネクタとしての電線コネクタであり、前記第1の実施の形態における電線コネクタ1と同様に、複数の電線91を備える電線ハーネスの終端に接続されるものであるが、前記第1の実施の形態における電線コネクタ1は、2つのハーネスハウジングユニット11を有し、幅方向に2列に並んで配列された電線91の終端が接続されているようになっているのに対し、本実施の形態における電線コネクタ201は、1つのハーネスハウジングユニット11を有し、幅方向に1列に並んで配列された電線91の終端が接続されているようになっている。
また、301は本実施の形態における相手方コネクタとしての基板コネクタであり、図示されない基板としての回路基板に実装されるものである。そして、前記電線コネクタ201と基板コネクタ301とは互いに嵌合可能であり、本実施の形態におけるコネクタアセンブリを構成する。なお、前記基板コネクタ301は、いわゆるストレートタイプのコネクタであり、回路基板に対して立設された状態で、すなわち、上を向いて開口した状態で実装される。そして、前記電線コネクタ201は、基板コネクタ301に垂直嵌合され、これにより電線91は回路基板に対して垂直に引出された状態となる。
また、本実施の形態において、電線コネクタ201及び基板コネクタ301の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、電線コネクタ201及び基板コネクタ301が図に示される姿勢である場合に適切であるが、電線コネクタ201及び基板コネクタ301の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
前記基板コネクタ301は、ヘッダコネクタとも呼ばれるものであって、合成樹脂等の絶縁性材料から成り、一体的に形成され、電線コネクタ201と嵌合する相手方コネクタ本体としてのハウジング311と、該ハウジング311の底板部312を貫通するように取付けられた導電性の金属板から成る相手方端子としての基板側端子161とを有する。前記ハウジング311は、電線コネクタ201との嵌合方向(Z軸方向)に対して直交する方向であって前記基板側端子161の配列方向、すなわち、基板コネクタ301の幅方向(Y軸方向)に延在する概略直方体の箱状の部材である。
前記底板部312には該底板部312を貫通する図示されない端子嵌入孔が形成され、前記基板側端子161は、前記端子嵌入孔に嵌込まれることによって、前記底板部312に取付けられている。なお、前記基板側端子161は、前記第1の実施の形態における基板側端子161と同様のものである。
また、図に示される例において、基板側端子161は、合計10本が所定のピッチで基板コネクタ301の幅方向に1列に並んで配列されているが、基板側端子161の数、すなわち、極数、及び、基板側端子161のピッチは任意に変更することができる。
そして、前記ハウジング311は、平面視における形状が略矩形の平板状の前記底板部312と、該底板部312の長辺に沿って延在し、底板部312から上方に向けて延びる一対の側板部313と、底板部312の短辺に沿って延在し、底板部312から上方に向けて延びる一対の端板部314と、前記底板部312、側板部313及び端板部314によって5面が画定され、底板部312に対向する上面が開放された嵌合空間315とを備える。そして、該嵌合空間315内に電線コネクタ201が挿入されて嵌合される。なお、前記嵌合空間315内においては、底板部312から上方(Z軸正方向)に向けて突出する基板側端子161の接触部164が1列となるように配列されている。
また、前記端板部314には、補強金具としての取付ネイル371が取付けられている。該取付ネイル371の下端に形成されたネイルテール部372は、回路基板の表面に形成された図示されない接続パッド等にはんだ付等によって固定される。また、前記取付ネイル371の上端には、端板部314の上端を回込んで、嵌合空間315内に延びるフリクションロック部材としてのロック腕373が接続されている。該ロック腕373は、基端である上端が固定され、自由端である先端373aが下方に延びる片持ち梁状の板ばね部材であり、前記上端と先端373aとの間には、基板コネクタ301の幅方向中心に向けて突出するロック凸部374が形成されている。該ロック凸部374は、電線コネクタ201のハーネスハウジング11-αの本体部12における前側部12aの左右両側に形成されたロック凹部12gに進入して係合する。なお、前記底板部312の上面における端板部314近傍には上方に向いて延びるロック規制突起317が形成され、前記ロック腕373の先端373aは、ロック規制突起317と端板部314との間のロック規制凹部318内に収容され、これにより、ロック凸部374の基板コネクタ301の幅方向に関する位置が規制される。
さらに、後側の側板部313の嵌合空間315側の面には、上下方向に延びる複数のフリクションロック突起収容溝319が形成されている。電線コネクタ201が嵌合空間315内に挿入される際に、電線コネクタ201のハーネスハウジング11-αの後側部12bに形成されたフリクションロック突起22がフリクションロック突起収容溝319に収容される。なお、前側及び後側の側板部313の上端近傍における嵌合空間315側の面には、テーパ部316が形成されている。該テーパ部316は、ハウジング311の上端に近付くほど嵌合空間315の寸法が大きくなるように形成された傾斜面であって、挿入される電線コネクタ201を嵌合空間315内にスムーズに導入する誘込み機能を発揮する。
一方、前記電線コネクタ201は、結合体としてのハーネスハウジングユニット11と、該ハーネスハウジングユニット11が結合可能なホルダ231と、前記ハーネスハウジングユニット11に装填され、前記電線91の終端近傍が接続される端子としての電線側端子61とを有する。
本実施の形態において、ハーネスハウジングユニット11は、前記第1の実施の形態と同様に、複数のハーネスハウジング11-αを組合せたものであってもよいし、単一のハーネスハウジング11-αのみを含むものであってもよい。すなわち、図15に示されるように、単一のハーネスハウジング11-sをそのままハーネスハウジングユニット11として使用してもよいし、図16に示されるように、3個のハーネスハウジング11-1、11-2及び11-3を組合せてハーネスハウジングユニット11を構成してもよい。ここでは、説明の都合上、単一のハーネスハウジング11-sをそのままハーネスハウジングユニット11として使用する場合について説明する。なお、ハーネスハウジング11-αは、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。また、ハーネスハウジング11-αの本体部12に形成された端子収容凹部13内に収容される電線側端子61も、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
前記ホルダ231は、平面視における形状が略矩形の平板状の天板部232と、該天板部232の後側の長辺に沿って下方に向けて延び、天板部232の長辺の方向(Y軸方向)に延在する基部235b、及び、該基部235bの前側の面から突出して下方に向けて延びるリブ部235aを含む差込部235とを有する。前記リブ部235aは、複数であり、前記天板部232の長辺の方向に1列に並んで、端子収容凹部13と同様のピッチで配列されている。なお、前記基部235bの下端は、リブ部235aの下端よりも下方に突出している。前記差込部235及び天板部232は、リブ部235aが電線側端子61の抜けを防止するリテーナとして機能するものであり、本実施の形態におけるホルダ231は、一体的に形成されたリテーナを含むものである。
また、前記基部235bには、下端に開口し上方に延在する複数の支持部収容スリット235cが形成され、前記基部235bの後側の面には、複数のロック突起235dが形成されている。さらに、天板部232の前側の長辺には、複数の凹部232bが端子収容凹部13のピッチと同様のピッチで並ぶように形成され、ハーネスハウジングユニット11がホルダ231に結合された状態において、各凹部232bは、ハーネスハウジング11-αの各端子収容凹部13の上端に対応して位置し、電線91の通過を許容する。なお、前記基部235bは、共通化の観点から、前記第1の実施の形態における基部35bと同様に、個々に独立したものであってもよい。
図19及び21に示されるように、ハーネスハウジングユニット11にホルダ231が結合された状態において、端子収容凹部13の各々に対応してリブ部235aが位置する。そして、差込部235の基部235bは、ハーネスハウジング11-αの差込収容凹部25に挿入され、リブ部235aはスリット25aに挿入されて少なくともその一部が端子収容凹部13内に突出する。前記リブ部235aの下端における端子収容凹部13内に突出した部分は、端子収容凹部13内に収容された電線側端子61の本体部62における上端部62cの上方に位置し、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止する。また、ロック突起235dがハーネスハウジング11-αのロック開口24と係合するので、ホルダ231及びハーネスハウジングユニット11が互いにロックされ、ホルダ231及びハーネスハウジングユニット11の結合が確実に維持される。さらに、ホルダ231及びハーネスハウジングユニット11の結合及び結合解除を容易に行うことができる。なお、前記差込収容凹部25内に本体部12の後側部12bと端子収容凹部13の後壁13cとを連結する支持部25bが形成されていても、該支持部25bは支持部収容スリット235cに収容されるので、前記基部235bを差込収容凹部25内に挿入することができる。
そして、電線コネクタ201を基板コネクタ301に嵌合する場合、オペレータは、図19及び21に示されるハーネスハウジングユニット11にホルダ231が結合された電線コネクタ201を、基板コネクタ301の上方から相対的に下降させ、基板コネクタ301の嵌合空間315に挿入して嵌合させる。この際には、電線コネクタ201の後側、すなわち、フリクションロック突起22が存在する側が、基板コネクタ301の後側、すなわち、側板部313の嵌合空間315側の面にフリクションロック突起収容溝319が形成された側を向くように、電線コネクタ201の基板コネクタ301に対する姿勢が制御される。これにより、フリクションロック突起22がフリクションロック突起収容溝319に収容されるので、電線コネクタ201を嵌合空間315に挿入することが可能になる。すなわち、本実施の形態において、前記フリクションロック突起22及びフリクションロック突起収容溝319は、電線コネクタ201の嵌合空間315内への誤挿入を防止する極性キーとして機能する。
すると、基板コネクタ301の各基板側端子161の接触部164が、ハーネスハウジング11-αの本体部12の対応する端子収容凹部13に下方から挿入され、該端子収容凹部13内に収容されている電線側端子61の接触部64と接触して導通する。
さらに、オペレータは、電線コネクタ201を相対的に下方に押圧し、前記嵌合空間315内のロック腕373のロック凸部374をハーネスハウジング11-αの左右両側に形成されたロック凹部12gに係合させる。これにより、電線コネクタ201及び基板コネクタ301は、嵌合した状態でロックされ、不要な嵌合解除が防止される。
このように、本実施の形態において、電線コネクタ201は、ホルダ231と、ホルダ231に結合されるハーネスハウジングユニット11とを備え、ハーネスハウジングユニット11は、電線91から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジング11-αを複数含んでいる。したがって、複数の電線ハーネスを1つの電線コネクタ201に集約することができ、部品点数を削減することができ、電線コネクタ201を基板コネクタ301と嵌合させる作業量を低減することができ、製造コストを低減することができる。
また、ハーネスハウジング11-αの各々は、電線91の終端に接続された電線側端子61を収容する端子収容凹部13を含み、ホルダ231は、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることを防止するリテーナとして機能する天板部232及び差込部235を含んでいる。したがって、電線91を引張るような外力が電線ハーネスに付与されても、電線側端子61が端子収容凹部13から抜出ることが防止される。
本実施の形態における電線コネクタ201及び基板コネクタ301のその他の点の構成、動作及び効果については、前記第1の実施の形態の電線コネクタ1及び基板コネクタ101と同様であるので、その説明を省略する。
なお、本開示は一例にすぎず、本開示の趣旨を保った適宜変更であって当業者が容易に想到し得るものは本開示の範囲に含まれる。図面で示す各部の幅、厚さ及び形状等は模式的に表されており、本開示の解釈を限定するものではない。
また、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、コネクタ及びコネクタアセンブリに適用することができる。
1、201 電線コネクタ
11 ハーネスハウジングユニット
11-1、11-2、11-3、11-s、11-α、811 ハーネスハウジング
11A 前側ハーネスハウジングユニット
11B 後側ハーネスハウジングユニット
12、62、163 本体部
12a 前側部
12b 後側部
12c 上側部
12d 下側部
12e 左側部
12f 右側部
12g、38a ロック凹部
12h 本体部後壁
13 端子収容凹部
13a 基板側端子挿入開口
13b 前側開口
13c 後壁
14、32a 庇部
21a 連結リブ
21b 連結溝
22 フリクションロック突起
23 凸部
23a、32b、232b 凹部
24 ロック開口
24a、25a スリット
25 差込収容凹部
25b 支持部
25c 差込溝
31 クリップハウジング
32、232 天板部
33 隔壁
33a フリクションロック凹部
34、114、314 端板部
34b、112a 凹溝
35、235 差込部
35a、235a リブ部
35b、235b 基部
35c 抜止後方間隙
37、117 極性用膨出部
38、373 ロック腕
38b 操作部
61 電線側端子
62a ランス部
62c 上端部
62d 下端部
64、164 接触部
65 接続部
65a 芯金クランプ部
65b 被覆クランプ部
91、891 電線
101、301 基板コネクタ
111、311 ハウジング
111a 上端面
112、312 底板部
112b 端子嵌入孔
113、313 側板部
115、315 嵌合空間
116、316 テーパ部
118、235d ロック突起
161 基板側端子
162 ソルダーテール部
171、371 取付ネイル
172、372 ネイルテール部
235c 支持部収容スリット
317 ロック規制突起
318 ロック規制凹部
319 フリクションロック突起収容溝
373a 先端
374 ロック凸部
811f、833f 前縁
812 内側壁
813 端子収容室
821 係合突部
822 案内突部
832 端壁
833 仕切壁
834 保持片
834a 係止片
836 係合溝
837 案内溝

Claims (11)

  1. (a)ホルダと、該ホルダに結合されるハーネスハウジングユニットとを備え、
    (b)該ハーネスハウジングユニットは、電線から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジングを複数含み、幅方向に隣接するハーネスハウジング同士を連結させることによって構成されるコネクタであって、
    (c)前記ハーネスハウジングは、第1側部に形成された連結リブと、第2側部に形成され、前記連結リブが挿入可能な連結溝とを含み、
    (d)前記ホルダは、幅方向に延在する隔壁と、前記電線の終端に接続された端子の端部に対向して前記端子の抜けを防止する天板部とを含み、前記隔壁にはロック凹部が形成され、前記隔壁の両側のハーネスハウジングユニットが含むハーネスハウジングに形成されたロック突起であって、前記第1及び第2側部とは異なる側部に形成されたロック突起が前記ロック凹部と係合することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハーネスハウジングの各々は、前記電線の終端に接続された端子を収容する端子収容凹部を含み、
    前記ホルダは、前記ハーネスハウジングの各々に差込まれる差込部を含んでいる請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記差込部が、前記端子が端子収容凹部から抜出ることを防止するリテーナを含んでいる請求項2に記載のコネクタ。
  4. 記隔壁の両側にハーネスハウジングユニットが、それぞれ、結合される請求項1~のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記ホルダは前記隔壁の両端に接続された端板部を含み、該端板部の外面には、相手方コネクタのロック突起と係合可能なロック凹部を含むロック部材が形成されている請求項に記載のコネクタ。
  6. (a)ホルダと、該ホルダに結合されるハーネスハウジングユニットとを備え、
    (b)該ハーネスハウジングユニットは、電線から成る電線ハーネスの終端に接続されたハーネスハウジングを複数含み、幅方向に隣接するハーネスハウジング同士を連結させることによって構成されるコネクタであって、
    (c)前記ハーネスハウジングは、第1側部に形成された連結リブと、第2側部に形成され、前記連結リブが挿入可能な連結溝と、前記第1及び第2側部に形成された凸部と、該凸部に形成された凹部とを含み、前記凸部の突出量は前記連結リブの突出量より小さく設定され、互いに連結された隣接するハーネスハウジング同士の第1側部と第2側部との間に、相手方端子が進入可能な空間が前記凹部によって構成されることを特徴とするコネクタ。
  7. 前記ハーネスハウジングの各々は、前記電線の終端に接続された端子を収容する端子収容凹部を含み、
    前記ホルダは、前記ハーネスハウジングの各々に差込まれる差込部を含んでいる請求項に記載のコネクタ。
  8. 前記差込部が、前記端子が端子収容凹部から抜出ることを防止するリテーナを含んでいる請求項に記載のコネクタ。
  9. 前記ホルダは幅方向に延在する隔壁を含み、該隔壁の両側にハーネスハウジングユニットが、それぞれ、結合される請求項6~8のいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 前記ホルダは前記隔壁の両端に接続された端板部を含み、該端板部の外面には、相手方コネクタのロック突起と係合可能なロック凹部を含むロック部材が形成されている請求項9に記載のコネクタ。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載のコネクタと、該コネクタが挿入可能な嵌合空間を含む相手方コネクタ本体を備える相手方コネクタと、から成るコネクタアセンブリ。
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