JP7024990B2 - 搬送車及び入浴装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高齢者や身体不自由者などの被介助者を入浴させる介護入浴において使用する搬送車及び入浴装置に関するものである。
従来、被介助者を仰臥位入浴させる入浴装置として、搬送車をシャワー浴槽内に入れてシャワー浴を行う入浴装置(例えば、特許文献1)や、搬送車上に載置された担架を浴槽側に移動させた後、浴槽を上昇させて担架を浴湯に浸漬して入浴する入浴装置(例えば、特許文献2)が知られている。
特開2015-84872号公報 特開2014-128324号公報
従来の入浴装置には、入浴が終了し搬送車や担架上の被介助者を車椅子等の別の移乗機器に移乗させた後、次の被介助者を移乗させる前あるいは被介助者を乗せたまま搬送車ごと居室に移動する前に、搬送車や担架の乗部面上に付着した水滴を拭き取る必要がある。しかし、このとき、搬送車や担架の乗部は通常、水平状態か、被介助者の背側に対応する乗部(一部位)が起立した状態になっているため、乗部面上に付着した水滴は乗部面外に自然には流れ落ち難く、介助者は水滴の拭き取り作業に多量のタオルを使用しなければならず、手間を要するという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、被介助者の入浴後に介助者による乗部面上の水滴を拭き取る作業の負担を軽減することを目的とする。
(1)本発明に係る搬送車は、被介助者を乗せる乗部と、前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、を備え、前記傾斜機構は前記乗部が昇降するときに駆動される部材を有し、前記部材の駆動によって、水平状態で上限位置にある前記乗部をさらに上昇させることで、前記乗部の全体が傾斜する、ことを特徴とする。
本発明によれば、被介助者の入浴が終了した後、搬送車の傾斜機構によって他方の端部の高さ位置が低くなるように乗部全体を傾斜させることで、乗部に付着した湯水が自然に他方の端部の方へ流れやすくなる。このため、被介助者が入浴後の介助者による乗部面の拭き取り作業の負担を軽減することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、下フレームと、前記乗部が載置される上フレームと、中央部において軸支されX形状に構成された第1フレーム及び第2フレームと、を備え、前記第1フレームの一端部は前記上フレームに軸支され、前記第1フレームの他端部は前記下フレームの上面をスライド移動可能であり、前記第2フレームの一端部は前記下フレームに軸支され、前記第2フレームの他端部は前記上フレームの下面をスライド移動可能である。
(3)本発明の好ましい実施態様では、前記下フレームの上面であって前記第1フレームの前記他端部がスライド移動する部分に、上方に突出した凸部が設けられている。この実施態様によれば、第1フレームの他端部が凸部上をスライド移動することで乗部全体を傾斜させることができる。
(4)本発明の好ましい実施態様では、前記第1フレームの前記他端部は前記乗部に乗る前記被介助者の頭側に位置する。この実施態様によれば、被介助者の頭側が足側に比べて高くなるように、乗部全体を傾斜させることができ、乗部に付着した湯水を乗部の他方の端部に流す際に被介助者に違和感を与えないようにすることができる。
(5)本発明の好ましい実施態様では、前記上フレームの下面であって前記第2フレームの前記他端部がスライド移動する部分に、上方にへこんだ凹部が設けられている。この実施態様によれば、第2フレームの他端部が凹部をスライド移動することで乗部全体を傾斜させることができる。
(6)本発明の好ましい実施態様では、前記第2フレームの前記他端部は前記乗部に乗る前記被介助者の足側に位置する。この実施態様によれば、被介助者の頭側が足側に比べて高くなるように、乗部全体を傾斜させることができ、乗部に付着した湯水を乗部の他方の端部に流す際に被介助者に違和感を与えないようにすることができる。
(7)本発明に係る搬送車は、被介助者を乗せる乗部と、前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、下フレームと、前記乗部が載置される上フレームと、中央部において軸支されX形状に構成された第1フレーム及び第2フレームと、を備え、前記第1フレームの一端部は前記上フレームに軸支され、前記第1フレームの他端部は前記下フレームの上面をスライド移動可能であり、前記第2フレームの一端部は前記下フレームに軸支され、前記第2フレームの他端部は前記上フレームの下面をスライド移動可能であり、前記上フレームは、前記乗部が載置される第1上フレームと、前記第1フレームの前記一端部が軸支されかつ前記第2フレームの前記他端部がスライド移動する下面を有する第2上フレームとを有し、前記第1上フレームは前記第2上フレームに軸支され、水平方向に形成された水平溝と、その水平溝とつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝とからなるガイド溝を有するガイド板を前記第1上フレームに設け、前記第2フレームの前記他端部にスライド軸を設け、前記スライド軸が前記ガイド溝に嵌められている。この搬送車によれば、第2フレームの他端部に設けられたスライド軸がガイド板の傾斜溝に沿って移動することで、乗部全体を傾斜させることができる。
(8)本発明の好ましい実施態様では、前記第2フレームの前記他端部にローラーを設け、前記スライド軸は前記ローラーの回転軸である。
(9)本発明に係る搬送車は、被介助者を乗せる乗部と、前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、下フレームと、前記乗部が取り付けられた第1上フレームと、前記第1上フレームが軸支された第2上フレームと、一端部が前記下フレームに軸支されかつ他端部が前記第2上フレームに軸支された第1リンクフレーム及び第2リンクフレームと、一端部が前記第1リンクフレームに軸支されかつ他端部にスライド軸が設けられたスライドリンクフレームと、を備え、水平方向に形成された水平溝と、その水平溝とつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝とからなるガイド溝を有するガイド板を前記第1上フレームに設け、水平方向に形成された水平溝を有するガイド板を前記第2上フレームに設け、前記スライド軸が前記第2上フレームに設けた前記ガイド板の前記水平溝と前記ガイド溝に嵌められている。この搬送車によれば、スライドリンクフレームの他端部に設けられたスライド軸がガイド板の傾斜溝に沿って移動することで、乗部全体を傾斜させることができる。
(10)本発明に係る入浴装置は、上記(2)~(8)のいずれかに記載の搬送車と浴槽とを備え、被介助者が乗った前記乗部を前記搬送車から前記浴槽に移動させて前記被介助者を入浴させる、ことを特徴とする。本発明によれば、被介助者の入浴後に介助者による乗部面上の水滴を拭き取る作業の負担を軽減することができる。
(11)本発明に係る入浴装置は、上記(9)に記載の搬送車とシャワー浴槽とを備え、被介助者が乗った前記搬送車を前記シャワー浴槽に挿入して、前記被介助者にシャワーを浴びせて入浴させる、ことを特徴とする。本発明によれば、被介助者のシャワー浴後に介助者による乗部面上の水滴を拭き取る作業の負担を軽減することができる。
本発明によれば、被介助者の入浴後に介助者による乗部面上の水滴を拭き取る作業の負担を軽減することができる。
実施の形態1における搬送車の斜視図である。 同搬送車の正面図である。 図2のA-A線で切断した同搬送車の断面図である。 同搬送車の断面図であり、(a)は担架部が下限位置にある状態を示し、(b)は水平状態の担架部が上限位置にある状態を示し、(c)は担架部が傾斜した状態を示す。 実施の形態1における入浴装置の斜視図である。 実施の形態2における搬送車の斜視図である。 同搬送車の側面図である。 実施の形態3における搬送車の斜視図である。 同搬送車の側面図である。 同搬送車の正面図である。 実施の形態4における搬送車の斜視図である。 同搬送車の側面図である。 実施の形態4におけるシャワー浴槽の斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る搬送車について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1~図3を参照して、実施の形態1による搬送車1を説明する。
搬送車1は、台車部2と被介助者が乗る担架部(乗部)3を有している。台車部2は、下フレーム21、Xフレーム22、上フレーム23、アクチュエータ24、レール25、複数の車輪26を有している。台車部2は、アクチュエータ24の伸縮によって、Xフレーム22が回動、スライド移動することで昇降可能となっている。車輪26は下フレーム21に設けられており、台車部2は、旋回や走行が可能になっている。上フレーム23には、搬送車1の短手方向に延びかつ長手方向に間隔をあけて一対のレール25a,25bが配置されており、この一対のレール25a,25b上に担架部3が載置されている。
担架部3は、頭側乗部31、足側乗部32、枕33、取手34、サイドフェンス35などが設けられており、レール25a,25b上を搬送車1の短手方向にスライド移動することができる。取手34は、図で示された位置から枕33側へ、頭側乗部31と水平になるまで回動可能になっており、入浴時などに被介助者が掴むものである。サイドフェンス35は、担架部3の幅方向両側に設けられて起立・倒伏可能になっており、被介助者が担架部3からはみ出して転落することを防止している。図示ではサイドフェンス35は、起立している。また、図3の一点鎖線で示すように、頭側乗部31は足側乗部32に対して回動可能で、起立・倒伏させることができる。
次に、図4を参照して担架部3全体を傾斜させる搬送車1の機構について説明する。図4(a)は担架部3が下限位置にある状態を示しており、図4(b)は担架部3が水平状態で上限位置にある状態を示しており、図4(c)は担架部3全体が傾斜した状態を示している。なお、担架部3が下限位置と上限位置の間に位置するときは、担架部3は水平状態になっている。
Xフレーム22は、第1Xフレーム22a、第2Xフレーム22b、第1Xフレームローラー22c、第2Xフレームローラー22d、第1Xフレーム軸22e、第2Xフレーム軸22f、Xフレーム軸22gとから構成されている。第1Xフレーム22aと第2Xフレーム22bは、それらの中央部のXフレーム軸22gによって軸支されてX形状に構成されており、Xフレーム軸22gの回りに回動可能となっている。第1Xフレーム22aの下フレーム21側の端部には、第1Xフレームローラー22cが軸支されている。下フレーム21は下フレーム受け板21aを有しており、上方に突出した凸部であるチルト板4が下フレーム受け板21aの上に設けられている。第1Xフレームローラー22cは下フレーム受け板21a上及びチルト板4上をスライド可能である。第1Xフレーム22aのもう一方の端部は、第1Xフレーム軸22eによって上フレーム23に軸支され回動可能になっている。第2Xフレーム22bの上フレーム23側の端部には、第2Xフレームローラー22dが軸支され、上フレーム23の下面をスライド可能である。第2Xフレーム22bのもう一方の端部は、第2Xフレーム軸22fによって下フレーム21に軸支され回動可能になっている。
アクチュエータ24は、駆動側を第2アクチュエータ軸24bによって第1Xフレーム22aに軸支され、もう一方は、第1アクチュエータ軸24aによって下フレーム21に軸支されている。アクチュエータ24の駆動によって、第1Xフレーム22aが第1Xフレーム軸22eの回りに回動するとともに、第1Xフレームローラー22cが下フレーム受け板21a上及びチルト板4上をスライド移動することで、担架部3が下限位置と上限位置さらには担架部3全体が傾斜する位置との間で昇降する。
ここで、チルト板4は側断面視で、台形形状でその上面(チルト板上面42)は下フレーム受け板21aの上面よりも高い位置にある。担架部3が、図4(a)に示す下限位置から図4(b)に示す上限位置まで上昇する間では、第1Xフレーム22aに軸支された第1Xフレームローラー22cは下フレーム受け板21a上をスライド移動する。この時、担架部3は水平状態である。それからさらにアクチュエータ24を伸ばして担架部3を上昇させると、第1Xフレームローラー22cはチルト板斜面41を通り、図4(c)に示すようにチルト板上面42に達する。これによって、第1Xフレームローラー22cの軸支位置が、第2Xフレーム軸22fの軸支位置よりも高い位置になり、Xフレーム22全体が右側に傾斜する。これは、第1Xフレームローラー22cがチルト板斜面41からチルト板上面42に達する間に、上フレーム23、すなわち担架部3は右側に傾斜することを意味する。すなわち、頭側乗部31の高さ位置が足側乗部32の高さ位置に比べて高くなる。したがって、担架部3は下限位置から上限位置まで上昇する間は水平状態であり、上限位置からさらに上昇させると例えば水平に対して2°傾斜した状態になる。このように、搬送車1は担架部3を上昇させながら担架部3の全体を傾斜させる傾斜機構を備えており、傾斜機構は下フレーム21、Xフレーム22、上フレーム23、チルト板4及びアクチュエータ24により構成される。
実施形態1における入浴装置5は、図5に示すように、搬送車1と浴槽6とから構成されている。浴槽6は、平行な一対のレール61a,61bを有しており、レール61a,61b上に担架部3が載置される。レール61a,61bの対向間隔及び高さは、搬送車1のレール25a,25bの対向間隔及び高さとそれぞれ同じである。なお、搬送車1において担架部3が上限位置にあるとき、搬送車1のレール25a,25bの高さと浴槽6のレール61a,61bの高さが同じになるように構成されている。浴槽6のレール61a,61bは、一対の連結体62a,62bで平行に連結され、これら連結体62a,62bは、別の連結体63a,63bに連結されている。連結体63a,63bは、昇降機構64に連結されている。詳細説明は省略するが、昇降機構64は、例えば油圧シリンダ等で構成され、浴槽6のレール61a,61bを昇降させる機構である。なお、レール61a,61bを昇降させるかわりに、浴槽6を昇降させるようにしてもよいし、レール61a,61bと浴槽6の両方を昇降させるようにしてもよい。
浴槽6の側面の下部には、搬送車1の台車部2と係合するための係合部65が設けられている。担架部3の上に被介助者を乗せた搬送車1を浴槽6の側面に横付けし、浴槽6の係合部65に、台車部2を係合させて搬送車1と浴槽6とを連結することができる。
次に、入浴装置5による入浴作業について説明する。上限位置にある担架部3に被介助者を乗せた搬送車1を浴槽6に横付けし、搬送車1と浴槽6とが連結した後、介助者は、被介助者が乗った担架部3を搬送車1のレール25a,25b上から浴槽6のレール61a,61b上に移動させる。その移動が完了すると、昇降機構64を動作させてレール61a,61bを下降させ、この状態で被介助者の入浴が実施される。
被介助者の浴槽6での入浴が終わると、昇降機構6を動作させてレール61a,61bを上昇させた後、担架部3をレール61a,61b上から搬送車1のレール25a,25b上に移動させる。そして、搬送車1と浴槽6との連結を解除して搬送車1を移動し、担架部3上の被介助者の身体を拭く作業などを行って被介助者を担架部3から降ろす。このとき担架部3は湯水が付着した状態であり、次の被介助者を乗せる前に担架部3に付着している湯水を拭き取る必要がある。そこで、搬送車1が備えている傾斜機構により、担架部3の長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置する(頭側乗部31の高さが足側乗部32よりも高くなる)ように担架部3の全体を傾斜させ、担架部3に付着した湯水を他方の端部の方へ自然に流れやすくする。これにより、被介助者が入浴後の介助者による担架部3の拭き取り作業の負担を軽減することができる。なお、担架部3の全体を傾斜させる動作は、被介助者が担架部3に乗っている状態で行ってもよく、担架部3から被介助者を降ろした後で行ってもよい。担架部3は水平状態でなく、図3の一点鎖線で示すように頭側乗部31を足側乗部32に対して起立させた状態で担架部3全体を傾斜させるようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2による搬送車1Aを図6、7に示す。図6は搬送車1Aの斜視図であり、担架部3が上限位置にある状態を示している。図7は担架部3が傾斜した状態を示す搬送車1Aの側面図である。実施の形態1による搬送車1と同じ構成には同じ符号を付け、その構成の説明を省略する。搬送車1では、下フレーム受け板21aの上にチルト板4を設けていたが、搬送車1Aでは、チルト板4を設けず、上方にへこんだ凹部7が形成された上フレーム23Aを設けている。凹部7は、上フレーム23Aの下面の、第2Xフレームローラー22dがスライド移動する位置に形成されている。
担架部3が下限位置から上限位置まで上昇する間は、第2Xフレーム22bに軸支された第2Xフレームローラー22dは、上フレーム23Aの下面(凹部7が形成されていない部分)をスライド移動する。この時、担架部3は水平状態である。担架部3が上限位置にある状態(図6)からアクチュエータ24を伸ばして担架部3をさらに上昇させると、第2Xフレームローラー22dは、凹部7の凹部斜面71をスライド移動し、図7に示すように凹部面72に達する。第2Xフレームローラー22dが凹部斜面71から凹部面72に達する間に、担架部3は左側に傾斜する。すなわち、頭側乗部31の高さ位置が足側乗部32の高さ位置に比べて高くなる。したがって、担架部3は下限位置から上限位置までは水平状態であり、上限位置からさらに上昇させると例えば水平に対して2°傾斜した状態になる。このように、搬送車1Aは担架部3を上昇させながら担架部3の全体を傾斜させる傾斜機構を備えており、傾斜機構は下フレーム21、Xフレーム22、上フレーム23A及びアクチュエータ24により構成される。なお、搬送車1Aは、実施の形態1で説明した浴槽6に連結して入浴装置として使用することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3による搬送車1Bを図8~10に示す。図8は搬送車1Bの斜視図であり、担架部3が上限位置にある状態を示している。図9は担架部3が傾斜した状態を示す搬送車1Bの側面図である。図10は搬送車1Bの正面図である。実施の形態1による搬送車1と同じ構成には同じ符号を付け、その構成の説明を省略する。
搬送車1Bにおいては、台車部2Bの上フレーム23Bは、外側の第1上フレーム23aと内側の第2上フレーム23bとから構成されており、第1上フレーム23aは第2上フレーム23bに上フレーム軸23cで軸支されている。第1上フレーム23aは、上フレーム軸23cの回りに回動可能となっており、レール25a、25bは、第1上フレーム23a上に設けられている。また、第1上フレーム23aには、溝80を有するガイド板8が設けられており、ガイド板8の溝80には、第2Xフレーム22bの端部に設けられかつ外側に延びた第2Xフレーム軸(スライド軸)22fが嵌められている。ガイド板8の溝80は、水平方向に形成された水平溝81と、水平溝81とつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝82とからなる。また、第2Xフレーム22bの端部に軸支されている第2Xフレームローラー22dは、第2上フレーム23bの下面をスライド移動可能であり、第2Xフレーム軸22fは第2Xフレームローラー22dの回転軸である。
担架部3が下限位置から上限位置まで上昇する間は、第2Xフレームローラー22dは第2上フレーム23bの下面をスライド移動する。そして、第2Xフレーム軸22fはガイド板8の水平溝81内をスライド移動する。このとき、担架部3は水平状態である。担架部3が上限位置(図8の担架部3の位置)にある状態からさらにアクチュエータ24を伸ばし、担架部3を上昇させると、第2Xフレームローラー22dは、第2上フレーム23bの下面をスライド移動し、第2Xフレーム軸22fはガイド板8の傾斜溝82内をスライド移動する。第2Xフレーム軸22fが傾斜溝82内をスライド移動すると、第1上フレーム23aは、上フレーム軸23cを中心として回動し、担架部3は左側に傾斜する。すなわち、頭側乗部31の高さ位置が足側乗部32位置に比べて高くなる。したがって、担架部3は、上限位置からさらに上昇させると例えば水平に対して2°傾斜した状態になる。このように、搬送車1Bは担架部3を上昇させながら担架部3の全体を傾斜させる傾斜機構を備えており、傾斜機構は下フレーム21、Xフレーム22、上フレーム23B、アクチュエータ24及びガイド板8により構成される。なお、搬送車1Bは、実施の形態1で説明した浴槽6に連結して入浴装置として使用することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4による搬送車1Cを図11、12に示す。図11は搬送車1Cの斜視図であり、図12は担架部3Aが傾斜した状態を示す搬送車1Cの側面図である。搬送車1Cにおいては、台車部2Cと担架部3Aとを有し、これらは一体となっている。台車部2Cはリンクフレーム9を有しており、リンクフレーム9が回動することにより担架部3Aが昇降する。リンクフレーム9は、第1リンクフレーム91、第2リンクフレーム92、アクチュエータリンクフレーム93及びスライドリンクフレーム94から構成されている。
台車部2Cの上フレームは、外側の第1上フレーム23aと内側の第2上フレーム23bとから構成されており、担架部3Aは第1上フレーム23aに取り付けられている。第1上フレーム23aは第2上フレーム23bに上フレーム軸23cで軸支されており、第1上フレーム23aは、上フレーム軸23cを中心に回動可能となっている。また、第1上フレーム23aにはガイド板8aが設けられ、ガイド板8aには、水平方向に形成された水平溝81aと、水平溝81aとつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝82とからなるガイド溝が設けられている。また、第2上フレーム23bにはガイド板8bが設けられ、ガイド板8bには、水平方向に形成された水平溝81b(ガイド溝)が設けられている。
第1リンクフレーム91と第2リンクフレーム92は、下フレーム21と第2上フレーム23bにそれぞれ軸支されており、平行リンク機構を構成している。アクチュエータリンクフレーム93は、リンクフレーム軸95a、95bによって第1リンクフレーム91に連結されており、その端部はアクチュエータ24に軸支されている。スライドリンクフレーム94の一方の端部は、リンクフレーム軸95aによって軸支されており、スライドリンクフレーム94の他方の端部には、スライド軸94aが連結されている。スライド軸94aは、ガイド板8a、8bに設けられたガイド溝に嵌められており、ガイド溝をスライド移動する。
担架部3Aが下限位置にある状態では、第1リンクフレーム91、第2リンクフレーム92及びアクチュエータリンクフレーム93は水平に近い状態になっている。担架部3Aを下限位置から上限位置まで上昇させる間では、第1リンクフレーム91、第2リンクフレーム92及びアクチュエータリンクフレーム93は起立してくるとともに、スライドリンクフレーム94のスライド軸94aは、ガイド板8a、8bの水平溝81a、81b内をスライド移動する。このとき、担架部3Aは水平状態である。
担架部3Aが上限位置(図11の担架部3Aの位置)にある状態からさらにアクチュエータ24を伸ばして担架部3Aを上昇させると、スライド軸94aは、ガイド板8aの傾斜溝82内とガイド板8bの水平溝81b内をスライド移動するようになる。スライド軸94aが傾斜溝82内をスライド移動すると、第1上フレーム23aは、上フレーム軸23cを中心として回動し、図12に示すように担架部3Aは左側に傾斜する。すなわち、頭側乗部31の高さ位置が足側乗部32位置に比べて高くなる。したがって、担架部3Aは、上限位置からさらに上昇させると例えば水平に対して2°傾斜した状態になる。このように、搬送車1Cは担架部3を上昇させながら担架部3の全体を傾斜させる傾斜機構を備えており、傾斜機構は下フレーム21、第1上フレーム23a、第2上フレーム23b、リンクフレーム9、アクチュエータ24及びガイド板8a,8bにより構成される。
実施形態4における入浴装置は、搬送車1Cと、図13に示すシャワー浴槽100とから構成される。図13に示すように、シャワー浴槽100は、固定台部100aと側部100bと天井部100cとで側面視片仮名の「コ」の字形状となり、左右両側方及び前方が開放されている。固定台部100aや側部100bには、被介助者の洗髪、洗身等のためのハンドシャワー101が複数備えられている。固定台部100aは、その上面102が後方へ若干傾斜していると共に、その周縁が上方からの湯水が側方へ漏れないように適宜高さの壁103で囲まれ、上面102の後方部位に排水口104が設けられている。また、天井部100cの下面には複数の噴射ノズル(不図示)が設けられている。
次に、この入浴装置による入浴作業について説明する。被介助者を乗せた担架部3Aが天井部100cの下方に位置するように搬送車1Cをシャワー浴槽100に挿入して、天井部100cの噴射ノズルから湯水を噴射して被介助者のシャワー浴が行われる。被介助者のシャワー浴が終わると、搬送車1Cをシャワー浴槽100から離れるように移動させる。そして、担架部3A上の被介助者の身体を拭く作業などを行って被介助者を担架部3Aから降ろす。このとき担架部3Aは湯水が付着した状態であり、次の被介助者を乗せる前に担架部3Aに付着している湯水を拭き取る必要がある。そこで、搬送車1が備えている傾斜機構により、担架部3Aの長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように担架部3Aの全体を傾斜させ、担架部3Aに付着した湯水を他方の端部の方へ自然に流れやすくする。これにより、被介助者が入浴後の介助者による担架部3Aの拭き取り作業の負担を軽減することができる。なお、担架部3Aの全体を傾斜させる動作は、被介助者を乗せた搬送車1Cをシャワー浴槽100に挿入した状態で行ってもよく、シャワー浴後に担架部3Aから被介助者を降ろした後で行ってもよい。
高齢者や身体不自由者などの被介助者を入浴させる介護入浴において、被介助者を搬送する搬送車に適用することができる。
1、1A、1B、1C 搬送車
2、2A、2B、2C 台車部
3、3A 担架部
4 チルト板
5 入浴装置
6 浴槽
7 凹部
8、8a、8b ガイド板
21 下フレーム
22 Xフレーム
22a 第1Xフレーム
22b 第2Xフレーム
22d 第2Xフレームローラー
22f 第2Xフレーム軸
23 上フレーム
23a 第1上フレーム
23b 第2上フレーム
81、81a、81b 水平溝
82 傾斜溝
91 第1リンクフレーム
92 第2リンクフレーム
94 スライドリンクフレーム
94a スライド軸

Claims (11)

  1. 被介助者を乗せる乗部と、
    前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、
    を備え、前記傾斜機構は前記乗部が昇降するときに駆動される部材を有し、前記部材の駆動によって、水平状態で上限位置にある前記乗部をさらに上昇させることで、前記乗部の全体が傾斜する、ことを特徴とする搬送車。
  2. 下フレームと、前記乗部が載置される上フレームと、中央部において軸支されX形状に構成された第1フレーム及び第2フレームと、を備え、
    前記第1フレームの一端部は前記上フレームに軸支され、前記第1フレームの他端部は前記下フレームの上面をスライド移動可能であり、
    前記第2フレームの一端部は前記下フレームに軸支され、前記第2フレームの他端部は前記上フレームの下面をスライド移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送車。
  3. 前記下フレームの上面であって前記第1フレームの前記他端部がスライド移動する部分に、上方に突出した凸部が設けられた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の搬送車。
  4. 前記第1フレームの前記他端部は前記乗部に乗る前記被介助者の頭側に位置する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の搬送車。
  5. 前記上フレームの下面であって前記第2フレームの前記他端部がスライド移動する部分に、上方にへこんだ凹部が設けられた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の搬送車。
  6. 前記第2フレームの前記他端部は前記乗部に乗る前記被介助者の足側に位置する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の搬送車。
  7. 被介助者を乗せる乗部と、
    前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、
    下フレームと、前記乗部が載置される上フレームと、中央部において軸支されX形状に構成された第1フレーム及び第2フレームと、を備え、
    前記第1フレームの一端部は前記上フレームに軸支され、前記第1フレームの他端部は前記下フレームの上面をスライド移動可能であり、
    前記第2フレームの一端部は前記下フレームに軸支され、前記第2フレームの他端部は前記上フレームの下面をスライド移動可能であり、
    前記上フレームは、前記乗部が載置される第1上フレームと、前記第1フレームの前記一端部が軸支されかつ前記第2フレームの前記他端部がスライド移動する下面を有する第2上フレームとを有し、前記第1上フレームは前記第2上フレームに軸支され、
    水平方向に形成された水平溝と、その水平溝とつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝とからなるガイド溝を有するガイド板を前記第1上フレームに設け、前記第2フレームの前記他端部にスライド軸を設け、前記スライド軸が前記ガイド溝に嵌められた、
    ことを特徴とする搬送車。
  8. 前記第2フレームの前記他端部にローラーを設け、前記スライド軸は前記ローラーの回転軸である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の搬送車。
  9. 被介助者を乗せる乗部と、
    前記乗部を上昇させながら、前記乗部における長さ方向の一方の端部が他方の端部に比べて上方に位置するように、前記乗部の全体を傾斜させる傾斜機構と、
    下フレームと、前記乗部が取り付けられた第1上フレームと、前記第1上フレームが軸支された第2上フレームと、一端部が前記下フレームに軸支されかつ他端部が前記第2上フレームに軸支された第1リンクフレーム及び第2リンクフレームと、一端部が前記第1リンクフレームに軸支されかつ他端部にスライド軸が設けられたスライドリンクフレームと、を備え、
    水平方向に形成された水平溝と、その水平溝とつながって斜め下の方向に傾斜した傾斜溝とからなるガイド溝を有するガイド板を前記第1上フレームに設け、
    水平方向に形成された水平溝を有するガイド板を前記第2上フレームに設け、
    前記スライド軸が前記第2上フレームに設けた前記ガイド板の前記水平溝と前記ガイド溝に嵌められた、
    ことを特徴とする搬送車。
  10. 請求項2~8のいずれかに記載の搬送車と浴槽とを備え、
    被介助者が乗った前記乗部を前記搬送車から前記浴槽に移動させて前記被介助者を入浴させる、
    ことを特徴とする入浴装置。
  11. 請求項9に記載の搬送車とシャワー浴槽とを備え、
    被介助者が乗った前記搬送車を前記シャワー浴槽に挿入して、前記被介助者にシャワーを浴びせて入浴させる、
    ことを特徴とする入浴装置。

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