JP2805192B2 - 担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置 - Google Patents

担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置

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JP2805192B2
JP2805192B2 JP7105184A JP10518495A JP2805192B2 JP 2805192 B2 JP2805192 B2 JP 2805192B2 JP 7105184 A JP7105184 A JP 7105184A JP 10518495 A JP10518495 A JP 10518495A JP 2805192 B2 JP2805192 B2 JP 2805192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行の不自由な身体障
害者等を担架ごと入浴させるための担架移乗用レールを
備えた入浴用浴槽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢者や身体障害者等の肢体不自由な者
(以下患者と称することもある)を入浴させるための入
浴用浴槽装置のなかには、患者を担架ごと入浴させるよ
うにしたものがある。このような担架移乗用レールを備
えた入浴用浴槽装置にあっては、基本的に、槽内に担架
移乗用レールが設けられる。この担架移乗用レールは、
浴槽に対して相対的に上下方向に変位可能とされ、担架
の移乗を行うための高位置と、入浴状態となる低位置と
をとり得るようにされている(例えば特開平3−149
048号公報参照)。
【0003】患者を入浴させる場合、搬送車上の担架に
患者を載せて浴槽まで移送した後、搬送車に装備されて
いる搬送車側の移乗用レールが、前記高位置にある浴槽
側の担架移乗用レールと整合される。この後患者は、担
架ごと浴槽側の担架移乗用レールに移乗されることにな
る。患者を載せた浴槽側の担架移乗用レールは、浴槽に
対して相対的に下降されて前記低位置とされ、これによ
り患者が浴槽の湯水中に浸かった入浴が行われることに
なる。入浴終了後は、前述した手順と逆の手順で、患者
は、担架ごと浴槽から搬送車へと移乗されることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送車側の
担架移乗用レールと浴槽側の担架移乗用レールとを整合
させた場合、従来のものでは、両方の担架移乗用レール
の間にかなり大きな隙間が形成されることになってい
た。すなわち、浴槽側の担架移乗用レールは、浴槽に対
して相対的に上下方向に変位される関係上、浴槽内壁面
と干渉しないように、その長さつまり長手方向端の位置
が浴槽内壁面には達しないような短い長さとされる。一
方、担架の移乗は、浴槽の上縁部を越えて行われること
になるので、前記両方の担架移乗用レールを整合させた
場合、少なくとも浴槽の上縁部に相当する長さ分の大き
な隙間が形成されてしまうことになっていた。
【0005】そして、この大きな隙間があるため、担架
移乗の際に大きなショックを生じやすいものとなってい
た。また、この大きなショックを避けようとすると、看
護者は、上記大きな隙間を乗り越えるときに、患者の乗
っている担架のかなりの重量を支えつつ移乗の作業を行
わねばならず、看護者の負担が極めて大きくなってしま
うことになる。
【0006】前述のような大きな隙間を解消するため、
搬送車側の担架移乗用レールを十分長く、つまり浴槽の
上縁部を越えて浴槽内壁面近くにまで達するような長さ
に設定することも考えられる。しかしながらこの場合
は、搬送車側の担架移乗用レールが搬送車から大きくは
み出ることになり、事実上採用不可能である。
【0007】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、搬送車側の担架移乗用レール
と浴槽側の担架移乗用レールとを整合させたときに、こ
の両方の担架移乗用レールの間に大きな隙間が形成され
ることのないようにした担架移乗用レールを備えた入浴
用浴槽装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある。すな
わち、浴槽内に、担架移乗用レールが設けられ、前記担
架移乗用レールが、浴槽に対して相対的に上下方向に変
位可能とされて、担架の移乗を行うための高位置と入浴
状態となる低位置とをとり得るようにされた担架移乗用
レールを備えた入浴用浴槽装置において、前記担架移乗
用レールが、略水平に伸びると共に浴槽に対する相対的
な上下方向変位によって浴槽内壁と干渉しない長さに設
定された本体レールと、該本体レールの端部に対して上
下方向に揺動可能として取付けられると共にその先端部
にロ−ラが回転可能に設けられた延長レールとを備え、
前記浴槽内壁面が、上方に向うに従って前記本体レール
の伸び方向外方に向うように傾斜され、前記延長レール
は、前記本体レ−ルの延長方向へ略水平に伸びて前記浴
槽内壁面よりもさらに該浴槽外方側へ伸びる長さとなる
延長位置と、略水平に伸びる状態よりも上方へ揺動され
た傾斜状態とされて、前記ロ−ラを該浴槽内壁面に接触
させつつ該浴槽に対する相対的な上下方向変位が行われ
る収納位置とをとり得るように設定されている、ような
構成としてある。上記構成を前提として本発明の好まし
い態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載
のとおりである。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、担
架が移乗される高位置において、搬送車側の担架移乗用
レールと浴槽側の担架移乗用レールのうち本体レールと
の間の大きな隙間部分に、延長位置にある延長レールが
存在されることになるので、従来存在していた大きな隙
間がなくなり、担架の移乗をスムーズに行うことができ
る。そして、担架の移乗終了後は、延長レールを収納位
置にしておくことにより、浴槽内壁面と干渉することな
く、浴槽側の担架移乗用レールを入浴のための低位置に
する上で何等問題のないものとなる。
【0010】また、高位置において延長位置にある延長
レ−ルを、担架移乗用レールの浴槽に対する下方向への
変位に応じて自動的に収納位置にすることができ、その
収納位置から、担架移乗用レールを浴槽に対して上方向
へ変位させることにより、延長レ−ルを自動的に延長位
置にすることができる。しかも、延長レールが傾斜状態
で浴槽に対して相対的に上下方向に移動されるとき、浴
槽内壁面に対する滑らかな移動の確保と浴槽内壁面の損
傷防止とに関し、好ましくできる。さらに、浴槽内壁面
の傾斜に基づき、延長レ−ルを、収納位置の状態におい
て、延長位置に、より近づけた状態とすることができる
ことになり、浴槽側の担架移乗用レールを高位置にまで
上昇させたとき、延長レ−ルが延長位置を自動的にとる
確実性を、より高めることができる。
【0011】請求項2に記載したような構成とすること
により、搬送車側の担架移乗用レールが当該搬送車の外
側面からかなり内方側へ位置しているような場合に対応
して、搬送車側の担架移乗用レールと浴槽側の担架移乗
用レールとの隙間を小さくすることができる。
【0012】請求項3に記載したような構成とすること
により、延長位置にあって担架移乗の際に大きな重量を
受ける延長レールを、浴槽そのものでしっかりと支承す
ることができる。
【0013】請求項4に記載したような構成とすること
により、担架移乗を、担架移乗用レールの各端部方向の
いずれの方向からも選択的に行うことができる。
【0014】請求項5に記載したような構成とすること
により、延長レールが接触される浴槽上縁部や浴槽内壁
面の損傷防止の上で、また延長レールの浴槽内壁面に対
する滑らかな摺動を確保する上でも好ましいものとな
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施形態】以下本発明の実施形態を添付した図
面に基づいて説明する。図1〜図3において1は浴槽
で、支柱2を介してベース3上に固定設置されている。
浴槽1には、昇降装置10が装備されている。この昇降
装置10は、例えば水圧式あるいは油圧式等のシリンダ
装置からなり、上下方向に伸びるそのシリンダ10aが
浴槽1の底壁を液密に貫通していて、シリンダ10aの
底部がベース3に固定されている。シリンダ10aから
上方へ伸びるピストンロッド10bの上端部には、支持
フレーム11を介して、担架移乗用レール12が固定さ
れている。これにより、担架移乗用レール12は、シリ
ンダ装置10によって、浴槽1内つまり浴槽1の湯水貯
溜部内において、上下方向に駆動変位される。
【0018】担架移乗用レール12は、浴槽1の長手方
向(図1上下方向)に一対設けられている。各担架移乗
用レール12は、略水平に伸びる本体レール13と、本
体レール13の各端部に対してピン15を中心に上下方
向に揺動自在として取付けられた延長レール14とから
構成されている。このような担架移乗用レール12は、
昇降装置10による昇降動によって、後述するような態
様でもって、浴槽1に対して上下方向に駆動変位され
る。
【0019】本体レール13は、上下方向変位によって
浴槽1内壁面1bには干渉しないような長さに設定され
ている。すなわち、本体レール13は、従来の浴槽側担
架移乗用レールと同じように設定されていて、浴槽内壁
面1bと干渉しない範囲で極力長く形成されている。延
長レール14は、ピン15を中心とした揺動により、略
水平方向に伸びた延長位置(図3参照)と、この延長位
置から上方へ揺動された収納位置(図2参照)とをとり
得る。延長レール14は、外力が作用しない限り、自重
により、下方へ向けて揺動するように設定されている。
【0020】図3に示す延長位置では、本体レール13
が、浴槽1の上縁部1aよりもわずかに高い位置とされ
て、担架の移乗可能な高位置となる。この高位置では、
延長レール13が略水平に伸びて、浴槽1の上縁部1a
に載置され、かつ延長レール14の先端は上縁部1aよ
りもさらに浴槽1の外方側へ伸びるような長さとされて
いる。担架移乗用レール12が上記高位置よりも下方へ
変位すると、延長レール14は、浴槽1内壁面からの外
力を受けて、その先端部が回動中心としてのピン15よ
りも高い位置となる収納位置、つまり本体レール13と
延長レール14との合計の長さが丁度浴槽1の内壁面1
bに達する長さに縮長された状態となる(延長位置は、
収納位置よりも伸長された状態)。
【0021】図1、図3中21は搬送車である。この搬
送車21は、その上面に大きな面積を有する水受け22
が装備され、この水受け22の上方において、搬送車側
の担架移乗用レール23が装備されている。この担架移
乗用レール23も、一対設けられており、その間隔は、
浴槽1側の一対の担架移乗用レール12の間隔と同じに
設定されている。
【0022】図1〜図3中、31は担架で、その下面
に、担架移乗用レール23(12)上を走行可能な車輪
32を有している。この車輪32は、担架移乗用レール
23(12)の長手方向に小間隔をあけて複数設けられ
ており、図4に示すように、脱輪しないようにフランジ
部32aを有する。
【0023】以上のような構成において、患者Aは、搬
送車21上の担架31に載せられて、浴槽1側方へと移
送される。搬送車21の側方に設けた位置決め用突起部
としてローラ24を、浴槽1の側面に設けられた位置決
め部材4の係合凹部4aに嵌合させることにより、搬送
車21の浴槽1に対する位置決めが行われる。
【0024】搬送車21浴槽1に対する位置決めが行わ
れた状態の前あるいは後に、昇降装置10により、浴槽
1側の担架移乗用レール12が図3に示す高位置とされ
て、延長レール14が略水平な延長位置とされる。この
状態では、搬送車21側の担架移乗用レール23と浴槽
1側の担架移乗用レール12とが、同一直線上に位置さ
れた整合状態となる。そして、この整合状態では、搬送
車21側の担架移乗用レール23と浴槽1の本体レール
13との間には大きな隙間が形成されるが、この大きな
隙間部分には延長レール14が位置されることになる
(図3参照)。すなわち、担架移乗用レール23と本体
レール13とが、延長レール14を介してほぼ隙間なく
接続されることになる。
【0025】延長レール14を介して担架移乗用レール
23と本体レール13とが接続された図3の状態から、
搬送車21上の担架31を浴槽1側へ向けて移動させ
て、当該担架31を浴槽1の本体レール13上に移乗さ
せる。このとき、延長レール14の存在により、担架3
1が、搬送車21側の担架移乗用レール23から本体レ
ール13へとスムーズに移動されることになる。また、
延長レール14に加わる担架31からの荷重は、浴槽1
の上縁部1aでもってしっかりと支承されることにな
る。
【0026】本体レール13上に担架31が移乗された
状態から、シリンダ装置10により担架移乗用レール1
2を下降させる。この下降のとき、延長レール14は、
浴槽1内壁面1bからの外力を受けて、上方へ揺動した
収納位置へ自動的に変位される。そして担架移乗用レー
ル12つまり担架31上の患者Aが所定の低位置にまで
下降されて、患者Aの入浴が行われることになる。
【0027】患者Aの入浴が終了すると、前述した入浴
までの手順とは逆の手順でもって、浴槽1側の担架移乗
用レール12(本体レール13)から搬送車21側の担
架移乗用レール23へと、担架31つまり患者Aが移乗
される。すなわち、入浴位置となる低位置から、シリン
ダ装置10により担架移乗用レール12が上昇されて、
図3に示す高位置へと復帰される。この高位置へ向けて
の担架移乗用レール12の上昇の際に、延長レール14
は、浴槽1内壁面1aを摺動しつつ上昇されることにな
る。そして、図3に示す所定の高位置となると、延長レ
ール14は、自重により自動的に、略水平な延長位置と
される。この後は、浴槽1側の本体レール13から延長
レール14を介して、搬送車21側の担架移乗用レール
23へと担架31が移乗されることになる。
【0028】図5〜図7には、本体レール13と延長レ
ール14との連結部分の詳細、および延長レール14の
好ましい構成が示される。先ず、本体レール13の端部
には、取付溝41を形成するように、一対の取付脚部1
3aが形成されている。この取付溝41は、本体レール
13の先端面および上下面に開口する形状とされてい
る。一方、延長レール14の本体レール13側端部に
は、上記取付溝41内に伸びる細幅の取付突起部14a
が形成され、延長レール14の回動中心となる前記ピン
15が、取付突起部14aと上記一対の脚部13aとを
貫通している。実施例ではピン15は、ボルトにより構
成されて、ナット16により抜け止めされている。
【0029】図3に示す延長位置では、本体レール13
の上面と延長レール14の上面とがほぼ面一となるよう
に、つまり担架31の車輪32の走行路面に段差がない
ようにされている。これに加えて、本体レール13と延
長レール14とは、その内側面および外側面も面一とな
るように設定されている。
【0030】延長レール14の下面には、延長レール1
4の先端から所定長さに渡って、合成樹脂からなるブロ
ック部材42がねじ43により固定されている。このブ
ロック部材42は、例えばテフロンやナイロン等の比較
的剛性に優れ、しかも摩擦抵抗の小さい材料により形成
されている。
【0031】このようなブロック部材42は、図3に示
す延長位置のときは、浴槽1の上縁部1aに当接され
て、当該上縁部1aを損傷しないようにされる。また、
延長レール14が収納位置にあるときは、浴槽1内壁面
に対してブロック部材41が当接するようにされてい
る。すなわち、ブロック部材42により、延長レール1
4の浴槽1内壁面1bに対する損傷防止と摺動抵抗軽減
とが図られる。このように、ブロック部材42は、延長
レール14が接触される側の部材の損傷防止のための緩
衝部材としての機能と、摺動抵抗軽減部材としての機能
とを合わせもつものとなっている。
【0032】なお、本体レール13は、ステンレス等の
耐食性に優れた金属により形成され、また延長レール1
4のうちブロック部材42以外の部分も、ステンレス等
の耐食性に優れた金属により形成されている。
【0033】ここで、延長レール14の先端部のうち、
浴槽内壁面1bに対して図2に示すように当接しつつ上
下方向に移動される部分に対して、図5に示すようにロ
ーラ44を回転自在に設けて、滑らかな上下動の確保や
浴槽内壁面1bの損傷防止を行うようにすることもでき
る。この場合、ローラ44は、浴槽内壁面1bのより一
層の損傷防止のために、少なくともその外周面(浴槽内
壁面1bに対する接触面)を、ゴム等の弾性部材や合成
樹脂で形成するのが好ましく、ローラ44を全体的に弾
性部材や合成樹脂で形成することもできる。勿論、この
ようなローラ44は、図5に示すようにブロック部材4
2と共に用いることができるが、当該ブロック部材42
に代えて用いるようにしてもよい(ブロック部材な
し)。
【0034】ここで、搬送車21側の担架移乗用レール
23に対して延長レールを設けることも考えられる。し
かしながら、搬送車21の数が浴槽1の数に比してはる
かに多いことを勘案すると、浴槽1側の担架移乗用レー
ルに延長レールを設ける方がはるか有利であるというこ
とが容易に理解される。
【0035】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。
【0036】(1)担架移乗用レール12は、浴槽1に
対して相対的上下方向に変位できればよく、このために
は、担架移乗用レール12の上下方向位置が固定で、浴
槽1のみが上下方向に変位されるものであってもよい。
また、前記特開平3−149048号公報に示すよう
に、担架移乗用レール12および浴槽1の両方共に上下
方向に変位可能で、担架移乗用レール12が下方へ変位
したときに浴槽1が上方へ変位するように(担架移乗用
レール12が上方へ変位したときに浴槽1が下方へ変位
するように)することもできる。勿論、昇降用の駆動源
は、電気式のモータ等適宜選択し得る。
【0037】(2)延長レール14(54)は、本体レ
ール13(53)の一方側端部に対してのみ設けるよう
にしてもよい。もっとも、実施例に示すように、本体レ
ールの各端部に対してそれぞれ延長レールを設ける方
が、搬送車21を浴槽1の左右両方の側方から接近させ
ることができるという点で有利である。
【0038】(3)延長レールを延長位置と収納位置と
に切換えるのに、水圧式シリンダ等の駆動源を別途利用
して行うようにしてもよい。この場合、上記駆動源は、
本体レールに設ければよい。また、駆動源を自動制御し
て、担架移乗用レールが高位置となったときに自動的に
延長位置とし、高位置以外および低位置とする操作信号
を受けたときに自動的に収納位置とするように駆動制御
してもよい。
【0039】(4)図1〜図7に示す実施例において、
延長レール14の本体レール13に対する揺動抵抗を勘
案して、高位置となったときに延長レール14が確実に
延長位置となるように、延長位置へ向けて付勢するスプ
リングを設けるようにしてもよい。この場合、スプリン
グは、図2に示す収納位置から延長レール14が略水平
となるように付勢するものであり、例えばピン15を取
り巻く渦巻きスプリングとすることができる。 (5)浴槽1のうち、延長レール14が接触される部分
に、合成樹脂等の摺動抵抗軽減部材を付設したり(内壁
面1b)、ゴム等の緩衝部材を付設することもできる
(上縁部1a)。 (6)本体レール13に対して、延長レール14が略水
平位置となった延長位置からさらに下方へ揺動するのを
規制するストッパ部を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、搬送車と共
に示す平面図。
【図2】図1のX2−X2線相当断面図。
【図3】搬送車と浴槽との間での担架移乗の様子を示す
要部断面図。
【図4】担架の車輪と担架移乗用レールとの係合部分を
示す要部断面図。
【図5】延長レールの好ましい態様を示す側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図5のX7−X7線相当断面図。
【符号の説明】
1:浴槽 1a:上縁部 1b:内壁面 10:シリンダ装置(昇降装置) 12:担架移乗用レール 13:本体レール 14:延長レール 15:ピン(回動中心) 21:搬送車 23:担架移乗用レール 31:担架 32:車輪 42:ブロック部材(合成樹脂) 44:ローラ A:患者

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内に、担架移乗用レールが設けら
    れ、 前記担架移乗用レールが、浴槽に対して相対的に上下方
    向に変位可能とされて、担架の移乗を行うための高位置
    と入浴状態となる低位置とをとり得るようにされた担架
    移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置において、 前記担架移乗用レールが、略水平に伸びると共に浴槽に
    対する相対的な上下方向変位によって浴槽内壁と干渉し
    ない長さに設定された本体レールと、該本体レールの端
    部に対して上下方向に揺動可能として取付けられると共
    にその先端部にロ−ラが回転可能に設けられた延長レー
    ルとを備え、前記浴槽内壁面が、上方に向うに従って前記本体レール
    の伸び方向外方に向うように傾斜され、 前記延長レールは、前記本体レ−ルの延長方向へ略水平
    に伸びて前記浴槽内壁面よりもさらに該浴槽外方側へ伸
    びる長さとなる延長位置と、略水平に伸びる状態よりも
    上方へ揺動された傾斜状態とされて、前記ロ−ラを該浴
    槽内壁面に接触させつつ該浴槽に対する相対的な上下方
    向変位が行われる収納位置とをとり得るように設定され
    ている、 ことを特徴とする担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記担架移乗用レールが前記高位置にある状態におい
    て、前記延長位置とされて略水平に伸びる前記延長レー
    ルが、浴槽の上縁部を越えて該上縁部よりもさらに浴槽
    外方側へ長く伸びるように設定されている、ことを特徴
    とする担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記担架移乗用レールが前記高位置にある状態におい
    て、前記延長位置とされて略水平に伸びる前記延長レー
    ルが浴槽の上縁部に載置されるように設定されて、該延
    長レールが該浴槽の上縁部によって支承されるように設
    定されている、ことを特徴とする担架移乗用レールを備
    えた入浴用浴槽装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    において、 前記延長レールが、前記本体レールの各端部にそれぞれ
    設けられている、ことを特徴とする担架移乗用レールを
    備えた入浴用浴槽装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記担架移乗用レールが前記高位置にある状態におい
    て、前記延長位置とされて略水平に伸びる前記延長レー
    ルが浴槽の上縁部に載置されるように設定されて、該延
    長レールが該浴槽の上縁部によって支承されるように設
    定され、 前記延長レールのうち前記浴槽の上縁部に載置される部
    分および浴槽内壁面に対して摺動される部分が、それぞ
    れ合成樹脂によって構成されている、ことを特徴とする
    担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置。
JP7105184A 1995-04-28 1995-04-28 担架移乗用レールを備えた入浴用浴槽装置 Expired - Fee Related JP2805192B2 (ja)

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