JP3193644B2 - 入浴装置 - Google Patents
入浴装置Info
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- JP3193644B2 JP3193644B2 JP24375296A JP24375296A JP3193644B2 JP 3193644 B2 JP3193644 B2 JP 3193644B2 JP 24375296 A JP24375296 A JP 24375296A JP 24375296 A JP24375296 A JP 24375296A JP 3193644 B2 JP3193644 B2 JP 3193644B2
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- JP
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- seat
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- lifting
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者、老人
等の入浴介助を必要とする者を、安全かつ介助労力を多
大にかけることなく入浴させることのできる入浴装置に
関する。
等の入浴介助を必要とする者を、安全かつ介助労力を多
大にかけることなく入浴させることのできる入浴装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の入浴装置として、浴槽の
内部に、駆動機構によって昇降させられる昇降レールを
配置し、一方、上部にレールが設けられた走行台車に対
してその上側に載せられる座体がレールに沿って移動さ
れながら分離可能とされた車椅子を用意し、昇降レール
を車椅子の走行台車上のレールの高さに一致させた状態
で、走行台車上から昇降レール上に前記座体を乗り移ら
せ、その状態で昇降レールを下降させることで、入浴者
を座体と共に浴槽内に至らせる形式のものが知られてい
る。
内部に、駆動機構によって昇降させられる昇降レールを
配置し、一方、上部にレールが設けられた走行台車に対
してその上側に載せられる座体がレールに沿って移動さ
れながら分離可能とされた車椅子を用意し、昇降レール
を車椅子の走行台車上のレールの高さに一致させた状態
で、走行台車上から昇降レール上に前記座体を乗り移ら
せ、その状態で昇降レールを下降させることで、入浴者
を座体と共に浴槽内に至らせる形式のものが知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記入浴装
置では、上方位置に保持した昇降レール上に座体を乗り
移らせるときに、浴槽の水面上の高い空間に向かって入
浴者が押し出されることになるため、入浴者が恐怖感を
抱く可能性があるという問題があった。
置では、上方位置に保持した昇降レール上に座体を乗り
移らせるときに、浴槽の水面上の高い空間に向かって入
浴者が押し出されることになるため、入浴者が恐怖感を
抱く可能性があるという問題があった。
【０００４】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、入浴者に恐怖感を抱かせることなく、安心して入浴
できるようにした入浴装置を提供することを目的とす
る。また本発明は、入浴介助を必要とする者を、安全か
つ介助労力を多大にかけることなく入浴できるようにし
た入浴装置を提供することを目的とする。
で、入浴者に恐怖感を抱かせることなく、安心して入浴
できるようにした入浴装置を提供することを目的とす
る。また本発明は、入浴介助を必要とする者を、安全か
つ介助労力を多大にかけることなく入浴できるようにし
た入浴装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、上部
にレールが設けられた走行台車に対してその上側に載せ
られる座体が前記レールに沿って移動されながら分離可
能とされた車椅子と、浴槽内に設けられかつ駆動機構に
よって昇降させられる昇降レールとを備え、該昇降レー
ルを前記車椅子の走行台車上のレールの高さに一致させ
た状態で、走行台車上から昇降レール上に前記座体を乗
り移らせる入浴装置において、前記昇降レールの上方の
周囲に、座体上の入浴者を保護するガードが備えられ、
該ガードは、昇降レールの上方の前方空間に設けられ
た手摺であり、該手摺は、その基端部が前記昇降レール
を載せた昇降台の基部に固定され、その先端側が前記昇
降台の上方に立ち上がるとともに前記昇降レールの上部
の前部空間を横切るように水平に延びたものであること
を特徴とする。
にレールが設けられた走行台車に対してその上側に載せ
られる座体が前記レールに沿って移動されながら分離可
能とされた車椅子と、浴槽内に設けられかつ駆動機構に
よって昇降させられる昇降レールとを備え、該昇降レー
ルを前記車椅子の走行台車上のレールの高さに一致させ
た状態で、走行台車上から昇降レール上に前記座体を乗
り移らせる入浴装置において、前記昇降レールの上方の
周囲に、座体上の入浴者を保護するガードが備えられ、
該ガードは、昇降レールの上方の前方空間に設けられ
た手摺であり、該手摺は、その基端部が前記昇降レール
を載せた昇降台の基部に固定され、その先端側が前記昇
降台の上方に立ち上がるとともに前記昇降レールの上部
の前部空間を横切るように水平に延びたものであること
を特徴とする。
【０００６】請求項２の発明は、上部にレールが設けら
れた走行台車に対してその上側に載せられる座体が前記
レールに沿って移動されながら分離可能とされた車椅子
と、浴槽内に設けられかつ駆動機構によって昇降させら
れる昇降レールとを備え、該昇降レールを前記車椅子の
走行台車上のレールの高さに一致させた状態で、走行台
車上から昇降レール上に前記座体を乗り移らせる入浴装
置において、前記昇降レールの上方の周囲に、座体上の
入浴者を保護するガードが備えられ、該ガードは、座体
上の入浴者の主に脚部を覆うために昇降レールの上方の
前方空間に設けられた保護カバーであり、該保護カバー
は、フード状であって上部に開口を有することを特徴と
する。
れた走行台車に対してその上側に載せられる座体が前記
レールに沿って移動されながら分離可能とされた車椅子
と、浴槽内に設けられかつ駆動機構によって昇降させら
れる昇降レールとを備え、該昇降レールを前記車椅子の
走行台車上のレールの高さに一致させた状態で、走行台
車上から昇降レール上に前記座体を乗り移らせる入浴装
置において、前記昇降レールの上方の周囲に、座体上の
入浴者を保護するガードが備えられ、該ガードは、座体
上の入浴者の主に脚部を覆うために昇降レールの上方の
前方空間に設けられた保護カバーであり、該保護カバー
は、フード状であって上部に開口を有することを特徴と
する。
【０００７】請求項３の発明は、前記昇降台の上面に設
けられるとともに昇降レールに沿ってスライドするスラ
イド部材と、該スライド部材を前方に付勢するスプリン
グと、 該スライド部材に取り付けられたガイドローラ
と、ガイドローラが係合し、上端が前記浴槽の縁部に近
い位置にあり、下方に行くに従い前記浴槽の中心部側に
近寄るように傾斜してなるガイドレールとが備えられ、
昇降レールが下降するに従い前記スライド部材が前方に
移動して昇降レール上の座体が浴槽の中央に迫り出し、
前記昇降レールが上昇するに従い前記座体が前記浴槽の
前記縁部に近寄せられるようにしたことを特徴とする。
けられるとともに昇降レールに沿ってスライドするスラ
イド部材と、該スライド部材を前方に付勢するスプリン
グと、 該スライド部材に取り付けられたガイドローラ
と、ガイドローラが係合し、上端が前記浴槽の縁部に近
い位置にあり、下方に行くに従い前記浴槽の中心部側に
近寄るように傾斜してなるガイドレールとが備えられ、
昇降レールが下降するに従い前記スライド部材が前方に
移動して昇降レール上の座体が浴槽の中央に迫り出し、
前記昇降レールが上昇するに従い前記座体が前記浴槽の
前記縁部に近寄せられるようにしたことを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１、図２は本発明の第１実施形態
の入浴装置を示す。この入浴装置は、床面２上を走行可
能な車椅子１と、浴槽３側の設備とからなる。
基づいて説明する。図１、図２は本発明の第１実施形態
の入浴装置を示す。この入浴装置は、床面２上を走行可
能な車椅子１と、浴槽３側の設備とからなる。
【０００９】浴槽３側の設備としては、浴槽３内に立設
された支柱７と、支柱７によって片持ち状態で昇降自在
に支持された昇降台８と、昇降台８を昇降操作する駆動
機構９と、昇降台８上に固定された左右一対の昇降レー
ル１０と、昇降レール１０の上方の前方空間に設けられ
た手摺（ガード）７０とがある。
された支柱７と、支柱７によって片持ち状態で昇降自在
に支持された昇降台８と、昇降台８を昇降操作する駆動
機構９と、昇降台８上に固定された左右一対の昇降レー
ル１０と、昇降レール１０の上方の前方空間に設けられ
た手摺（ガード）７０とがある。
【００１０】車椅子１は、下部の走行台車３１と、走行
台車３１上に分離可能に載置された上部の座体４１とか
らなる。走行台車３１はフレーム３２を有し、フレーム
３２の下部には、床面２上を走行するためのキャスタ３
３が設けられている。また、フレーム３２の上面には、
座体４１を前後方向に走行させるための左右一対のレー
ル３４と、レール３４間に配されたロック板３５とが設
けられ、フレーム３２の後端には、介助者が手押しする
ための把手３６が設けられている。
台車３１上に分離可能に載置された上部の座体４１とか
らなる。走行台車３１はフレーム３２を有し、フレーム
３２の下部には、床面２上を走行するためのキャスタ３
３が設けられている。また、フレーム３２の上面には、
座体４１を前後方向に走行させるための左右一対のレー
ル３４と、レール３４間に配されたロック板３５とが設
けられ、フレーム３２の後端には、介助者が手押しする
ための把手３６が設けられている。
【００１１】座体４１は、走行台車３１に支持される座
体本体４２を有しており、座体本体４２の下面には、走
行台車３１のレール３４上を転動する車輪４３が複数設
けられている。また、座体４１は、座体本体４２の上部
に上下方向回動自在に取り付けられた座椅子部分４４を
有すると共に、その前方に足載せ台４５を有する。ま
た、座体本体４２の後端には、介助者が手押しする際に
把持する把手４６が取り付けられ、その他に、座椅子部
分４４を回動させるときに操作する傾動レバー４７と、
ロックピン４８を解除操作するためのロック解除レバー
４９とが取り付けられている。
体本体４２を有しており、座体本体４２の下面には、走
行台車３１のレール３４上を転動する車輪４３が複数設
けられている。また、座体４１は、座体本体４２の上部
に上下方向回動自在に取り付けられた座椅子部分４４を
有すると共に、その前方に足載せ台４５を有する。ま
た、座体本体４２の後端には、介助者が手押しする際に
把持する把手４６が取り付けられ、その他に、座椅子部
分４４を回動させるときに操作する傾動レバー４７と、
ロックピン４８を解除操作するためのロック解除レバー
４９とが取り付けられている。
【００１２】ロックピン４８は、走行台車３１のロック
板３５に設けたロック孔に対して抜き差し自在のもの
で、通常はロック方向に付勢され、走行台車３１側のロ
ック孔に嵌まることで、座体４１を走行台車３１に固定
することができる。また、このロックピン４８は、後述
するスライド部材１５のロック孔１６に対して嵌まるこ
とで、座体４１を昇降台８に固定することができるよう
になっている。
板３５に設けたロック孔に対して抜き差し自在のもの
で、通常はロック方向に付勢され、走行台車３１側のロ
ック孔に嵌まることで、座体４１を走行台車３１に固定
することができる。また、このロックピン４８は、後述
するスライド部材１５のロック孔１６に対して嵌まるこ
とで、座体４１を昇降台８に固定することができるよう
になっている。
【００１３】一方、浴槽３内の支柱７に支持された昇降
台８の上面には、昇降レール１０間に位置させてスライ
ド部材１５が設けられている。このスライド部材１５
は、車椅子１の座体４１側のロックピン４８の嵌まるロ
ック孔１６を有するもので、リニア軸受１７及びガイド
ロッド１８により案内されて、昇降レール１０に沿って
スライドする。また、スライド部材１５は、常時スプリ
ング１３によって前方（図２中左方）に付勢されてお
り、自由状態では、図示略のストッパにより前端限（前
方移動限）にて止められるようになっている。
台８の上面には、昇降レール１０間に位置させてスライ
ド部材１５が設けられている。このスライド部材１５
は、車椅子１の座体４１側のロックピン４８の嵌まるロ
ック孔１６を有するもので、リニア軸受１７及びガイド
ロッド１８により案内されて、昇降レール１０に沿って
スライドする。また、スライド部材１５は、常時スプリ
ング１３によって前方（図２中左方）に付勢されてお
り、自由状態では、図示略のストッパにより前端限（前
方移動限）にて止められるようになっている。
【００１４】スライド部材１５の一端には、昇降レール
１０の外側に延出するロッド１９が取り付けられてお
り、そのロッド１９の先端に設けたガイドローラ２１
が、支柱７の近傍に縦に設けた溝型のガイドレール２０
に係合可能となっている。ガイドレール２０は上下に延
びるもので、上端は浴槽３の縁部４に近い位置にあり、
下方へ行くほど前方、つまり浴槽３の中心部側に近寄る
ように傾斜している。そして、下端は、ガイドローラ２
１がガイドレール２０から自由に抜けるように開放さ
れ、その下端開放部分は、前端限位置にて上昇するスラ
イド部材１５のガイドローラ２１が、確実にガイドレー
ル２０の溝に係合できるように広口状に形成されてい
る。
１０の外側に延出するロッド１９が取り付けられてお
り、そのロッド１９の先端に設けたガイドローラ２１
が、支柱７の近傍に縦に設けた溝型のガイドレール２０
に係合可能となっている。ガイドレール２０は上下に延
びるもので、上端は浴槽３の縁部４に近い位置にあり、
下方へ行くほど前方、つまり浴槽３の中心部側に近寄る
ように傾斜している。そして、下端は、ガイドローラ２
１がガイドレール２０から自由に抜けるように開放さ
れ、その下端開放部分は、前端限位置にて上昇するスラ
イド部材１５のガイドローラ２１が、確実にガイドレー
ル２０の溝に係合できるように広口状に形成されてい
る。
【００１５】また、前記昇降レール１０は、長さ方向に
３つに分割されている。中央レール１０Ａは昇降台８上
に固定され、中央レール１０Ａの前端に、前部レール１
０Ｂがヒンジ１１を介して上方に折り畳み可能に連結さ
れ、中央レール１０Ａの後端に、後部レール１０Ｃがヒ
ンジ１２を介して上方に折り畳み可能に連結されてい
る。前部レール１０Ｂには横棒２６が設けられており、
この横棒２６に取り付けた引きレバー２７を引き寄せる
ことで、前部レール１０Ｂを上方に折り畳むことができ
る。また、その状態で引きレバー２７の端部の取手２８
を固定ロック部２９に引っ掛けることで、前部レール１
０Ｂを折り畳み状態にて保持しておくことができるよう
になっている。
３つに分割されている。中央レール１０Ａは昇降台８上
に固定され、中央レール１０Ａの前端に、前部レール１
０Ｂがヒンジ１１を介して上方に折り畳み可能に連結さ
れ、中央レール１０Ａの後端に、後部レール１０Ｃがヒ
ンジ１２を介して上方に折り畳み可能に連結されてい
る。前部レール１０Ｂには横棒２６が設けられており、
この横棒２６に取り付けた引きレバー２７を引き寄せる
ことで、前部レール１０Ｂを上方に折り畳むことができ
る。また、その状態で引きレバー２７の端部の取手２８
を固定ロック部２９に引っ掛けることで、前部レール１
０Ｂを折り畳み状態にて保持しておくことができるよう
になっている。
【００１６】後部レール１０Ｃは、浴槽３の縁部４の上
端に載ることで、浴槽３の内外間での座体４１の移送を
スムーズにするものであり、昇降台８の下降に応じて浴
槽３の内壁等に先端が摺接することで、自動的に上方に
折り畳まれるようになっている。
端に載ることで、浴槽３の内外間での座体４１の移送を
スムーズにするものであり、昇降台８の下降に応じて浴
槽３の内壁等に先端が摺接することで、自動的に上方に
折り畳まれるようになっている。
【００１７】また、手摺７０は、基端部が昇降台８の基
部に固定されており、先端側が上方に立ち上がった後、
昇降レール１０の上方の前部空間を横切るように水平に
延びている。そして、座体４１上の入浴者Ｍの胸辺りの
高さに、水平部分７１が位置するように設けられてい
る。この場合の手摺７０は、入浴者Ｍが手を掛けてもよ
いように、ある程度の剛性を持つ金属パイプで構成して
もよいが、入浴者Ｍの恐怖感を和らげることが主目的で
あるので、余り強度が高くない材料、例えば樹脂等で構
成してもよい。
部に固定されており、先端側が上方に立ち上がった後、
昇降レール１０の上方の前部空間を横切るように水平に
延びている。そして、座体４１上の入浴者Ｍの胸辺りの
高さに、水平部分７１が位置するように設けられてい
る。この場合の手摺７０は、入浴者Ｍが手を掛けてもよ
いように、ある程度の剛性を持つ金属パイプで構成して
もよいが、入浴者Ｍの恐怖感を和らげることが主目的で
あるので、余り強度が高くない材料、例えば樹脂等で構
成してもよい。
【００１８】次に作用を説明する。入浴に際して、介助
者は車椅子１を走行させて、浴槽３の縁部４に寄せる。
寄せる際に、座椅子部分４４を上方に寝かせ、足載せ台
４５を持ち上げる。その状態で、昇降レール１０を上昇
させ、昇降レール１０を走行台車３１のレール３４の高
さに一致させる。そうすると、走行台車３１のレール３
４と昇降レール１０とが直線状に並ぶ。この状態で、ロ
ック解除レバー４９を操作して、走行台車３１から座体
４１を切り離し、介助者が座体４１を押し移動して、昇
降レール１０上に乗り移らせる。
者は車椅子１を走行させて、浴槽３の縁部４に寄せる。
寄せる際に、座椅子部分４４を上方に寝かせ、足載せ台
４５を持ち上げる。その状態で、昇降レール１０を上昇
させ、昇降レール１０を走行台車３１のレール３４の高
さに一致させる。そうすると、走行台車３１のレール３
４と昇降レール１０とが直線状に並ぶ。この状態で、ロ
ック解除レバー４９を操作して、走行台車３１から座体
４１を切り離し、介助者が座体４１を押し移動して、昇
降レール１０上に乗り移らせる。
【００１９】このとき、座体４１上の入浴者Ｍは、水面
上の高さの前方空間に押し出される形になるので、恐怖
感を抱くおそれがあるが、本入浴装置の場合、その前方
空間に手摺７０が存在するので、恐怖感を無くすことが
できる。
上の高さの前方空間に押し出される形になるので、恐怖
感を抱くおそれがあるが、本入浴装置の場合、その前方
空間に手摺７０が存在するので、恐怖感を無くすことが
できる。
【００２０】昇降レール１０上に座体４１が乗り移る
と、ロック方向に付勢されているロックピン４８が自動
的にスライド部材１５のロック孔１６に嵌まり、座体４
１がスライド部材１５にロックされる。次いで、昇降レ
ール１０を下降させると、ガイドレール２０の作用で、
下降するに従いスライド部材１５が前方に移動し、それ
に伴い、座体４１が浴槽３の中央に迫り出して行く。し
たがって、走行台車３１から昇降レール１０に座体４１
を乗り移らせるときには、手前の位置で乗り移らせるも
のの、実際に浴槽３の内部に下降させたときには、浴槽
３の中央寄りの位置に座体４１を沈めることができる。
と、ロック方向に付勢されているロックピン４８が自動
的にスライド部材１５のロック孔１６に嵌まり、座体４
１がスライド部材１５にロックされる。次いで、昇降レ
ール１０を下降させると、ガイドレール２０の作用で、
下降するに従いスライド部材１５が前方に移動し、それ
に伴い、座体４１が浴槽３の中央に迫り出して行く。し
たがって、走行台車３１から昇降レール１０に座体４１
を乗り移らせるときには、手前の位置で乗り移らせるも
のの、実際に浴槽３の内部に下降させたときには、浴槽
３の中央寄りの位置に座体４１を沈めることができる。
【００２１】このため、昇降レール１０に向かって介助
者が手で座体４１を押し出す距離を小さくすることがで
き、介助者の負担を軽減することができる。また、手摺
７０の存在により入浴者Ｍの恐怖感を取り除くことがで
きるので、入浴者Ｍに安心感を与えることができる。
者が手で座体４１を押し出す距離を小さくすることがで
き、介助者の負担を軽減することができる。また、手摺
７０の存在により入浴者Ｍの恐怖感を取り除くことがで
きるので、入浴者Ｍに安心感を与えることができる。
【００２２】入浴後は、昇降レール１０を上昇させる。
そうすると、上昇するに従いガイドレール２０の作用
で、座体４１が浴槽３の縁部４に近寄せられる。したが
って、介助者は無理な姿勢をとらずに、座体４１を昇降
レール１０から走行台車３１上に乗り移らせることがで
きる。
そうすると、上昇するに従いガイドレール２０の作用
で、座体４１が浴槽３の縁部４に近寄せられる。したが
って、介助者は無理な姿勢をとらずに、座体４１を昇降
レール１０から走行台車３１上に乗り移らせることがで
きる。
【００２３】図３、図４は本発明の第２実施形態の入浴
装置を示す。この入浴装置では、手摺の代わりに、昇降
レール１０の上方の前方空間に、座体４１上の入浴者Ｍ
の主に脚部を覆う形状の保護カバー（ガード）８０を設
けている。この保護カバー８０は、上部に開口８１を有
するフード状のもので、樹脂等の軽い材料により成形さ
れ、昇降台８上に取り付けられている。
装置を示す。この入浴装置では、手摺の代わりに、昇降
レール１０の上方の前方空間に、座体４１上の入浴者Ｍ
の主に脚部を覆う形状の保護カバー（ガード）８０を設
けている。この保護カバー８０は、上部に開口８１を有
するフード状のもので、樹脂等の軽い材料により成形さ
れ、昇降台８上に取り付けられている。
【００２４】この場合も、第１実施形態の浴槽装置と同
様の効果を奏する。但し、保護カバー８０は入浴者Ｍの
胸下から脚部を全面的に覆う形のものであるから、入浴
者Ｍに対し、より安心感を与えることができる。
様の効果を奏する。但し、保護カバー８０は入浴者Ｍの
胸下から脚部を全面的に覆う形のものであるから、入浴
者Ｍに対し、より安心感を与えることができる。
【００２５】なお、上述した手摺７０や保護カバー８０
以外の、入浴者Ｍを保護するガードを設けてもよい。
以外の、入浴者Ｍを保護するガードを設けてもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の入浴装置
は、浴槽内を昇降する昇降レールの周囲に、手摺や保護
カバー等のガードを設けたので、車椅子の座体を、走行
台車上から昇降レール上に乗り移らせた際の、座体上の
入浴者の恐怖心を取り除くことができる。よって、入浴
者に安心感を与えることができる。また、昇降レールを
下降させると、ガイドレールの作用で、下降するに従い
スライド部材が前方に移動し、それに伴い、座体が浴槽
の中央に迫り出して行くので、走行台車から昇降レール
に座体を乗り移らせるときには、手前の位置で乗り移ら
せるものの、実際に浴槽の内部に下降させたときには、
浴槽の中央寄りの位置に座体を沈めることができる。こ
れにより、昇降レールに向かって介助者が手で座体を押
し出す距離を小さくすることができ、介助者の負担を軽
減することができる。
は、浴槽内を昇降する昇降レールの周囲に、手摺や保護
カバー等のガードを設けたので、車椅子の座体を、走行
台車上から昇降レール上に乗り移らせた際の、座体上の
入浴者の恐怖心を取り除くことができる。よって、入浴
者に安心感を与えることができる。また、昇降レールを
下降させると、ガイドレールの作用で、下降するに従い
スライド部材が前方に移動し、それに伴い、座体が浴槽
の中央に迫り出して行くので、走行台車から昇降レール
に座体を乗り移らせるときには、手前の位置で乗り移ら
せるものの、実際に浴槽の内部に下降させたときには、
浴槽の中央寄りの位置に座体を沈めることができる。こ
れにより、昇降レールに向かって介助者が手で座体を押
し出す距離を小さくすることができ、介助者の負担を軽
減することができる。
【図１】本発明の第１実施形態の側面図である。
【図２】本発明の第１実施形態の平面図である。
【図３】本発明の第２実施形態の側面図である。
【図４】本発明の第２実施形態の平面図である。
１ 車椅子 ３ 浴槽 ９ 駆動機構 １０ 昇降レール ３１ 走行台車 ３４ レール ４１ 座体 ７０ 手摺（ガード） ８０ 保護カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61H 33/00 A61G 5/00 E04F 11/18
Claims (3)
- 【請求項１】 上部にレールが設けられた走行台車に対
してその上側に載せられる座体が前記レールに沿って移
動されながら分離可能とされた車椅子と、浴槽内に設け
られかつ駆動機構によって昇降させられる昇降レールと
を備え、該昇降レールを前記車椅子の走行台車上のレー
ルの高さに一致させた状態で、走行台車上から昇降レー
ル上に前記座体を乗り移らせる入浴装置において、 前記昇降レールの上方の周囲に、座体上の入浴者を保護
するガードが備えられ、 該ガードは、昇降レールの上方の前方空間に設けられた
手摺であり、該手摺は、その基端部が前記昇降レールを
載せた昇降台の基部に固定され、その先端側が前記昇降
台の上方に立ち上がるとともに前記昇降レールの上部の
前部空間を横切るように水平に延びたものである ことを
特徴とする入浴装置。 - 【請求項２】 上部にレールが設けられた走行台車に対
してその上側に載せられる座体が前記レールに沿って移
動されながら分離可能とされた車椅子と、浴槽内に設け
られかつ駆動機構によって昇降させられる昇降レールと
を備え、該昇降レールを前記車椅子の走行台車上のレー
ルの高さに一致させた状態で、走行台車上から昇降レー
ル上に前記座体を乗り移らせる入浴装置において、 前記昇降レールの上方の周囲に、座体上の入浴者を保護
するガードが備えられ、 該ガードは、座体上の入浴者の主に脚部を覆うために昇
降レールの上方の前方空間に設けられた保護カバーであ
り、該保護カバーは、フード状であって上部に開口を有
することを特徴とする 入浴装置。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の入浴装
置において、 前記昇降台の上面に設けられるとともに昇降レールに沿
ってスライドするスライド部材と、 該スライド部材を前方に付勢するスプリングと、 該スライド部材に取り付けられたガイドローラと、 ガイドローラが係合し、上端が前記浴槽の縁部に近い位
置にあり、下方に行くに従い前記浴槽の中心部側に近寄
るように傾斜してなるガイドレールとが備えら れ、 昇降レールが下降するに従い前記スライド部材が前方に
移動して昇降レール上の座体が浴槽の中央に迫り出し、
前記昇降レールが上昇するに従い前記座体が前記浴槽の
前記縁部に近寄せられるようにしたことを特徴とする入
浴装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24375296A JP3193644B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24375296A JP3193644B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 入浴装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1085295A JPH1085295A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3193644B2 true JP3193644B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=17108464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24375296A Expired - Fee Related JP3193644B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 入浴装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3193644B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004113432A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Nikkon:Kk | 浴槽内介護用座椅子 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24375296A patent/JP3193644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1085295A (ja) | 1998-04-07 |
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