JP7024882B2 - 熱伝導度検出器およびそれを備えるガスクロマトグラフ - Google Patents

熱伝導度検出器およびそれを備えるガスクロマトグラフ Download PDF

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Description

本発明は、ガスクロマトグラフ用の熱伝導度検出器およびそれを備えるガスクロマトグラフに関する。
ガスクロマトグラフにおいては、試料の分析を行うために例えば熱伝導度検出器が用いられる。特許文献1に記載された熱伝導度検出器は、フィラメントが配置された一のキャビティを備える。フィラメントが一定温度に加熱された状態で、当該キャビティ内に試料ガスおよび基準ガスが交互に導入される。
このとき、導入されたガスの熱伝導に応じてフィラメントの熱が奪われ、フィラメントの抵抗値が変化する。そこで、キャビティ内を試料ガスが流れた場合のフィラメントの抵抗値が、キャビティ内を基準ガスが流れたときのフィラメントの抵抗値からどれだけ変化したかに基づいて、試料ガスのクロマトグラムを得ることが可能である。
米国特許第7185527号明細書
特許文献1に記載された熱伝導度検出器を備える従来のガスクロマトグラフにおいては、予め許容された精度でクロマトグラムを得るために、分析対象となる試料ガスの濃度が予め定められた範囲内に制限される。
本発明の目的は、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスのクロマトグラムを得ることを可能にする熱伝導度検出器およびそれを備えるガスクロマトグラフを提供することである。
(1)本発明の一局面に従う熱伝導度検出器は、ガスクロマトグラフ用の熱伝導度検出器であって、一定温度を保つように駆動されるとともに周囲を流れるガスの熱伝導度に応じて抵抗値が変化する発熱体と、発熱体を収容する第1の流路と、第2の流路と、第1の流路と第2の流路とつなぐ第3の流路とを備え、第3の流路には、キャリアガスが交互に導入される第1および第3の開口と、試料ガスが導入される第2の開口とが形成され、第1の開口、第2の開口および第3の開口は、この順で第1の流路から第2の流路に向かって並ぶように設けられ、第3の流路における第2および第3の開口間の距離は、第2の開口の最大寸法の1.3倍以下であり、第3の流路における第2の開口と第3の開口との間の少なくとも一部は、第2の開口の面積以下の断面積を有する。
その熱伝導度検出器においては、第3の流路の第2の開口に試料ガスが導入された状態で、第1および第3の開口にキャリアガスが交互に導入される。第1の開口にキャリアガスが導入される際には、第2の開口よりも第1の流路側の空間の圧力が高くなる。それにより、第2の開口に導入された試料ガスは、キャリアガスの一部とともに第2の流路を流れる。また、キャリアガスの残りは第1の流路を流れる。
一方、第3の開口にキャリアガスが導入される際には、第2の開口よりも第2の流路側の空間の圧力が高くなる。それにより、第2の開口に導入された試料ガスは、キャリアガスの一部とともに第1の流路を流れる。また、キャリアガスの残りは第2の流路を流れる。
キャリアガスが発熱体の周囲を通過するときの発熱体の抵抗値と、試料ガスが発熱体の周囲を通過するときの発熱体の抵抗値との間の変化に基づいて、試料ガスの成分およびその量を検出することが可能である。
第3の流路においては、第2および第3の開口間の距離が第2の開口の最大寸法の1.3倍以下であり、第3の流路における第2の開口と第3の開口との間の少なくとも一部が第2の開口の面積以下の断面積を有する。
この構成によれば、第1の開口へキャリアガスが導入される状態から第3の開口へキャリアガスが導入される状態への切り替わり時点で第2の開口から第3の開口までの空間に存在する試料ガスの量が低減される。それにより、試料ガスの濃度によらず、発熱体の周囲を流れる試料ガスの濃度が第2の開口に導入される試料ガスの濃度に対応する値を超えて上昇するオーバーシュートを小さくすることができる。
この場合、発熱体の周囲を流れる試料ガスの濃度は、第3の開口へのキャリアガスの導入が開始された後、短時間で第2の開口に導入される試料ガスの濃度に対応する値に収束する。そのため、第3の開口へのキャリアガスの導入開始後、発熱体の抵抗値に対応する信頼性の高いデータを多数取得することが可能になる。したがって、第1の流路に試料ガスおよびキャリアガスが流れるごとに発熱体の抵抗値の変化量を高い精度で測定することが可能になる。その結果、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスのクロマトグラムを得ることが可能になる。
(2)熱伝導度検出器は、第3の流路に交差する方向に延びるように設けられ、第2の開口を通して第3の流路内に試料ガスを導入する試料ガス供給管をさらに備え、試料ガス供給管が延びる方向における第3の流路の寸法は、0.5mm以下であってもよい。
この場合、第3の流路において、試料ガス供給管から第2の開口に導入される試料ガスが、第2の開口に対向する内面に衝突することにより第3の流路内で分散する。それにより、試料ガスが第2の開口およびその近傍で滞留することが抑制される。したがって、第1の開口へキャリアガスが導入される状態から第3の開口へキャリアガスが導入される状態への切り替わり時点で第2の開口から第3の開口までの空間に存在する試料ガスの量がより低減される。
(3)本発明の他の局面に従うガスクロマトグラフは、試料を気化させることにより試料ガスを生成する試料気化部と、試料気化部により生成された試料ガスの成分を分離するカラムと、上記の熱伝導度検出器とを備え、熱伝導度検出器は、カラムにより分離された各成分の試料ガスの熱伝導度を検出する。
そのガスクロマトグラフは、上記の熱伝導度検出部を備える。したがって、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスのクロマトグラムを得ることができる。
本発明によれば、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスのクロマトグラムを得ることが可能になる。
図1は本発明の一実施の形態に係るガスクロマトグラフの構成を示すブロック図である。 図2は切換弁が第1の状態から第2の状態に切り替わる際にフィラメントの周辺を流れる試料ガスの濃度変化の一例を示す図である。 図3は本発明の一実施の形態に係る熱伝導度検出器の複数の管路の構造を説明するための外観斜視図である。 図4は図3の複数の管路の平面図である。 図5は比較例に係る従来の熱伝導度検出器の複数の管路の形状および寸法を説明するための平面図である。 図6は実施例および比較例の熱伝導度検出器においてフィラメントの周辺の空間を通過する試料ガスの濃度についてのシミュレーション結果を示す図である。 図7は実施例および比較例の熱伝導度検出器を用いてそれぞれ得られるクロマトグラムについて第3の管路に導入される試料ガスの濃度と当該試料の成分を示すピーク面積との間の関係を示す図である。 図8は他の実施の形態に係る熱伝導度検出器の複数の管路を示す平面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る熱伝導度検出器およびそれを備えるガスクロマトグラフについて図面を参照しつつ説明する。
(1)ガスクロマトグラフの構成の概略および基本動作
図1は、本発明の一実施の形態に係るガスクロマトグラフの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係るガスクロマトグラフ1は、主として、ガスタンク10、流量調整部20、試料気化部30、カラム40、流量調整部50、切換弁60、熱伝導度検出器70および制御部80を備える。
ガスタンク10には、後述する試料ガスをカラム40および熱伝導度検出器70へ導くためのキャリアガスが貯蔵されている。キャリアガスとしては、例えばヘリウムガス等の不活性ガスが用いられる。
ガスタンク10は、キャリアガスを分岐管路を介して2つの流量調整部20,50に供給する。一方の流量調整部20は、制御部80の制御に基づいて所定流量のキャリアガスを試料気化部30に供給する。
試料気化部30は、インジェクタおよび気化室を含む。試料気化部30の気化室には、インジェクタを介して試料が注入される。気化室の内部雰囲気は、試料が気化する状態に維持されている。それにより、気化室に注入された試料は、その内部で気化される。試料気化部30は、気化された試料を流量調整部20から供給されるキャリアガスと混合しつつカラム40に供給する。以下の説明では、試料気化部30において気化された試料の成分を含むガスを試料ガスと総称する。
カラム40は、図示しないカラムオーブン内に収容されている。カラム40においては、試料気化部30から供給された試料ガスの各成分が分離される。カラム40は、成分ごとに分離された試料ガスを熱伝導度検出器70の後述する試料導入管路77に供給する。
他方の流量調整部50は、制御部80の制御に基づいて所定流量のキャリアガスを切換弁60に供給する。切換弁60は、例えば三方電磁弁であり、流量調整部50に接続されるとともに、熱伝導度検出器70の後述する2つのキャリアガス導入管路76,78に接続されている。流量調整部50は、制御部80の制御に基づいて流量調整部50から供給されるキャリアガスをキャリアガス導入管路76,78のいずれか一方に供給する。
なお、流量調整部50を通過するキャリアガスを2つのキャリアガス導入管路76,78のいずれか一方に供給するための構成としては、切換弁60に代えて複数の制御弁と分岐管路とを含む切替機構が用いられてもよい。例えば、主管路を流量調整部50に接続し、2本の副管路をそれぞれキャリアガス導入管路76,78に接続する。また、2本の副管路に2つの制御弁をそれぞれ設ける。この場合、2つの制御弁の開閉状態を制御することにより、流量調整部50から供給されるキャリアガスを熱伝導度検出器70の2つのキャリアガス導入管路76,78のいずれか一方に選択的に供給することができる。
本実施の形態に係る熱伝導度検出器70は、それぞれ直線状に延びる第1の管路71、第2の管路72、第3の管路73、第4の管路74、第5の管路75、キャリアガス導入管路76,78、試料導入管路77および排気管路79を含む。これらの複数の管路は例えば金属製の配管により形成される。また、熱伝導度検出器70の複数の管路のうち、第1~第4の管路71~74は、加熱装置70Hとともにセルブロック70B内に収容されている。セルブロック70Bは、金属製の複数の板状部材を加工および接合することにより作製される。
第1の管路71および第2の管路72は、互いに対向しかつ平行に延びるように形成されている。第3の管路73は第1の管路71の一端と第2の管路72の一端とをつなぐように形成され、第4の管路74は第1の管路71の他端と第2の管路72の他端とをつなぐように形成されている。第5の管路75は第4の管路74の略中央部から当該第4の管路74の側方に延びるように形成されている。第1の管路71の内部にはフィラメントFが収容されている。一方、第2の管路72の内部にフィラメントFは収容されていない。
第1の管路71は第1の流路の例であり、第2の管路72は第2の流路の例であり、第3の管路73は第3の流路の例である。また、フィラメントFは、発熱体の例である。
第3の管路73には、第1のガス導入部73a、第2のガス導入部73bおよび第3のガス導入部73cが、この順で並ぶように設けられている。第1~第3のガス導入部73a~73cには、円形の開口が形成されている。第1~第3のガス導入部73a~73cのうち、第1のガス導入部73aは第1の管路71に最も近く、第3のガス導入部73cは第3の管路73に最も近い。
第1のガス導入部73aの開口は第1の開口の例であり、第2のガス導入部73bの開口は第2の開口の例であり、第3のガス導入部73cの開口は第3の開口の例である。
キャリアガス導入管路76は、第1のガス導入部73aからセルブロック70Bの外部まで延びるように形成されている。試料導入管路77は、第2のガス導入部73bからセルブロック70Bの外部まで延びるように形成されている。キャリアガス導入管路78は、第3のガス導入部73cからセルブロック70Bの外部まで延びるように形成されている。
第5の管路75の端部にはガス導出部75aが設けられている。ガス導出部75aには、円形の開口が形成されている。排気管路79は、ガス導出部75aからセルブロック70Bの外部まで延びるように形成されている。排気管路79は、セルブロック70Bの外部に排出口79eを有する。
加熱装置70Hは、制御部80により制御され、セルブロック70B内の空間を試料気化部30の気化室内の温度またはカラム40を収容するカラムオーブン内の温度と同程度の温度に維持する。加熱装置70Hとして、例えばカートリッジヒータが用いられる。
制御部80は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリまたはマイクロコンピュータにより構成され、上記のようにガスクロマトグラフ1の各構成要素の動作を制御する。また、本例の制御部80は、フィラメントFを駆動する駆動回路およびフィラメントFの抵抗の変化を検出するための検出回路をさらに含む。
上記の切換弁60は、所定周期(例えば100msec程度)でキャリアガスを一方のキャリアガス導入管路76へ供給する第1の状態と、キャリアガスを他方のキャリアガス導入管路78へ供給する第2の状態とに切り替えられる。
この場合、熱伝導度検出器70の第3の管路73内部においては、切換弁60が第1の状態にあるときに第2のガス導入部73bよりも第1のガス導入部73a側の空間の圧力が高くなる。それにより、試料導入管路77に供給される試料ガスは、第1のガス導入部73aから導入されるキャリアガスの一部とともに第2の管路72を流れる。また、第1のガス導入部73aから導入されるキャリアガスの残りは基準ガスとして第1の管路71を流れる。
一方、熱伝導度検出器70の第3の管路73内部においては、切換弁60が第2の状態にあるときに第2のガス導入部73bよりも第3のガス導入部73c側の空間の圧力が高くなる。それにより、試料導入管路77に供給される試料ガスは、第3のガス導入部73cから導入されるキャリアガスの一部とともに第1の管路71を流れる。また、第3のガス導入部73cから導入されるキャリアガスの残りは第2の管路72を流れる。
これにより、制御部80においては、基準ガスがフィラメントFの周囲を通過するときと試料ガスがフィラメントFの周囲を通過するときとの間のフィラメントFの抵抗値の変化量に基づいて試料ガスのクロマトグラムを得ることができる。
(2)試料ガスの分析
試料ガスのクロマトグラムを得るためには、上記のように、切換弁60が第1の状態に切り替えられるごとに基準ガスがフィラメントFの周囲を通過する際のフィラメントFの抵抗値を示すデータ(以下、基準データと呼ぶ。)を取得する必要がある。また、切換弁60が第2の状態に切り替えられるごとに基準ガスがフィラメントFの周囲を通過する際のフィラメントFの抵抗値を示すデータ(以下、試料データと呼ぶ。)を取得する必要がある。
連続して取得された基準データおよび試料データに基づいて、当該基準データおよび試料データが取得された時間に対応するフィラメントFの抵抗値の変化量を算出することができる。したがって、切換弁60が例えば100msecの周期で第1の状態と第2の状態とに切り替わる場合には、200msecごとにフィラメントFの抵抗値の変化量を算出することができる。
上記の基準データは、例えば切換弁60が第1の状態にあるときにフィラメントFの抵抗値に対応する電気信号のレベルを微小なサンプリング周期で測定し、取得された複数の測定値の平均を求めることにより算出される。また、試料データは、例えば切換弁60が第2の状態にあるときにフィラメントFの抵抗値に対応する電気信号のレベルを微小なサンプリング周期で測定し、取得された複数の測定値の平均を求めることにより算出される。より多くのサンプリングを行うことにより、基準データおよび試料データのSN比(信号/雑音比)が高くなる。
ここで、フィラメントFの抵抗値は、そのフィラメントFの周囲を流れるガスの濃度によって変化する。そのため、フィラメントFの抵抗値に対応する電気信号のレベルは、フィラメントFの周囲を流れるガスの濃度が安定した状態でサンプリングされることが望ましい。
図2は、切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替わる際にフィラメントFの周辺を流れる試料ガスの濃度変化の一例を示す図である。図2においては、横軸が時間を示し、縦軸が試料ガスの濃度を示す。試料ガスの濃度の変化の一例が太い実線で表される。本例では、時点t10で切換弁60が第1の状態にあるものとする。その後、時点t11で切換弁60が第2の状態に切り替えられ、さらに時点t12で切換弁60が第1の状態に切り替えられるものとする。
時点t10から時点t11にかけては、フィラメントFの周囲にはキャリアガスのみが流れる。そのため、試料ガスの濃度は0に維持される。時点t11で切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替えられた直後は、フィラメントFの周囲に試料ガスは存在しない。そのため、時点t11から第1の管路71(図1)内に試料ガスが進入するまでの間、試料ガスの濃度は継続して0に維持される。
その後、第1の管路71内に試料ガスが進入することにより、試料ガスの濃度が0から立ち上がる。さらに、第1の管路71内に導入される試料ガスとキャリアガスとの混合比率が安定化することにより、時点t11,t12の中間時点ta以降で試料ガスの濃度が、第3の管路73(図1)に導入される試料ガスの濃度に対応する値kに維持される。
したがって、図2の例では、フィラメントFの抵抗値に対応する電気信号のレベルは、フィラメントFの周囲を流れるガスの濃度が安定している中間時点taから時点t12にかけてサンプリングを行うことが望ましい。
しかしながら、実際に切換弁60が第2の状態に切り替わる際には、図2に一点鎖線で示すように、フィラメントFの周囲を流れる試料ガスの濃度が上記の値kを超えて上昇するオーバーシュートが発生する場合がある。このオーバーシュートは、第3の管路73に導入される試料ガスの濃度が高くなる程大きくなる。
オーバーシュートが大きくなると、切換弁60が第2の状態にありかつフィラメントFの周囲を流れるガスの濃度が安定する時間が短くなる。そのため、予め切換弁60の動作周期が定められている場合には、オーバーシュートの発生する時間を除いてサンプリングを行うと、SN比を高くするために必要とされるサンプリング数を確保することができない。
一方、オーバーシュートの発生する期間を短くするために、第3の管路73へのキャリアガスの供給量を大きくし、フィラメントFの周囲を流れる試料ガスの流量を大きくする方法が考えられる。しかしながら、この方法では、第3の管路73から第1の管路71に流れる試料ガスが多量のキャリアガスにより希釈される。それにより、フィラメントFの周辺を流れる試料ガスの濃度が著しく低下し、試料データのSN比が低下する。
そこで、本実施の形態に係る熱伝導度検出器70においては、切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替わる際に発生するオーバーシュートが小さくなるように第3の管路73の構造が設定される。
(3)熱伝導度検出器70を構成する各管路の構造
図3は本発明の一実施の形態に係る熱伝導度検出器70の複数の管路の構造を説明するための外観斜視図であり、図4は図3の複数の管路の平面図である。
図3に示すように、本例の熱伝導度検出器70においては、キャリアガス導入管路76,78、試料導入管路77および排気管路79は、円形断面を有する円筒状配管により形成されている。各円筒状配管は、例えば1.0mm~1.5mm程度の外径を有する。一方、第1~第5の管路71~75は、矩形断面を有する角筒状配管により形成され、共通の仮想平面上に位置する。各角筒状配管の矩形断面の長辺および短辺は、例えば0.5mm~2.0mm程度の長さを有する。
第1のガス導入部73a、第2のガス導入部73bおよび第3のガス導入部73cには、第3の管路73に対して直交する方向に延びるようにキャリアガス導入管路76、試料導入管路77およびキャリアガス導入管路78が接続されている。
ここで、上記のオーバーシュートは、第1の状態から第2の状態への切換弁60の切り替わり時点で、第3の管路73における第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの空間SPに存在する試料ガスの量に依存すると考えられる。図4では、第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの空間SPがハッチングで示される。
そこで、本実施の形態では、第1の条件として、第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の距離d(図4参照)が第2のガス導入部73bの開口の最大寸法の1.3倍以下に設定される。
上記の距離dは、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法の0.5倍以下であることが好ましく、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法の0.3倍以下であることがより好ましい。
第2のガス導入部73bには円形の開口が形成されている。したがって、開口の最大寸法は、開口の内径である。なお、第2のガス導入部73bには円形ではなく、多角形の開口が形成されてもよいし、楕円形の開口が形成されてもよい。開口の形状が多角形である場合、その開口の最大寸法は、多角形の複数の対角線のうち最も長い対角線の長さである。開口の形状が楕円形である場合、その開口の最大寸法は長軸の長さである。
また、第2の条件として、第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の少なくとも一部が第2のガス導入部73bに形成された開口の面積以下の断面積を有するように設定される。
第1および第2の条件を満たすように熱伝導度検出器70の第3の管路73が構成されることにより、切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替わる際に発生する試料ガスの濃度のオーバーシュートを小さくすることができる。
第3の管路73は、試料導入管路77が延びる方向において、0.5mm以下の厚みt(図3参照)を有することが好ましい。この場合、第3の管路73において、試料導入管路77から第2のガス導入部73bに導入される試料ガスが、第2のガス導入部73bに対向する内面に衝突することにより第3の管路73内で分散する。それにより、試料ガスが第2のガス導入部73bおよびその近傍で滞留することが抑制される。したがって、切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替わる際に第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの空間SPに存在する試料ガスの量がより低減される。
また、本実施の形態に係る熱伝導度検出器70においては、第3の管路73は、第3の管路73が延びる方向に直交しかつ試料導入管路77が延びる方向に直交する方向において、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法以下の幅w(図4参照)を有することが好ましい。図3および図4の例では、第3の管路73の幅wは、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法に等しい。それにより、第3の管路73における第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの空間SPが十分にコンパクト化される。
なお、図3および図4の第3の管路73における第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの断面積は、第3の管路73の延びる方向において一定となるように形成されている。この例に限らず、第3の管路73における第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの断面積は、第3の管路73の延びる方向において変化するように形成されてもよい。例えば、第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間に、他の部分に比べて小さい断面積を有する絞り部分が局所的に形成されてもよい。
(4)実施例および比較例
本発明者は、図3の構造を有する熱伝導度検出器70を実施例とし、後述する従来の熱伝導度検出器を比較例とし、各例の熱伝導度検出器においてフィラメントF周辺を通過する試料ガスの濃度についてのシミュレーションを行った。
具体的には、各例の熱伝導度検出器を備えるガスクロマトグラフ1において、予め定められた濃度を有する試料ガスが第3の管路73に導入される状態を想定する。その上で、切換弁60が切り替わることにより、各例の熱伝導度検出器においてフィラメントFの周辺の空間で発生する試料ガスの濃度のオーバーシュートをシミュレーションにより求めた。
実施例の熱伝導度検出器70において、第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の距離dは、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法の0.2倍である。また、実施例の第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の最小断面積は、第2のガス導入部73bに形成された開口の面積の0.6倍である。
比較例の熱伝導度検出器について説明する。図5は比較例に係る従来の熱伝導度検出器の複数の管路の形状および寸法を説明するための平面図である。比較例の熱伝導度検出器70xは、第3の管路73の構造が異なる点を除いて実施例の熱伝導度検出器70と基本的に同じ構成を有する。
比較例の熱伝導度検出器70xにおいては、第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の距離dは、第2のガス導入部73bの開口の最大寸法の1.5倍である。また、比較例の第3の管路73における第2のガス導入部73bと第3のガス導入部73cとの間の最小断面積は、第2のガス導入部73bに形成された開口の面積の0.75倍である。
図6は、実施例および比較例の熱伝導度検出器70,70xにおいてフィラメントFの周辺の空間を通過する試料ガスの濃度についてのシミュレーション結果を示す図である。図6(a)に実施例のシミュレーション結果が示され、図6(b)に比較例のシミュレーション結果が示される。なお、本実施の形態において、フィラメントFの周辺の空間とは、例えば第1の管路71の中央部分よりも下流側の空間である。
図6(a),(b)においては、横軸が時間を示し、縦軸が試料ガスの濃度を示す。本シミュレーションにおいては、図2の例と同様に、時点t11で切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替えられ、時点t12で切換弁60が第1の状態に切り替えられるものとする。
図6(a)に示すように、実施例のシミュレーション結果では、試料ガスの濃度は、時点t11を経過して0から立ち上がった後、時点t11,t12の中間時点taに至るまでの間に比較的短時間で値k1に収束している。値k1は、実施例の第3の管路73に導入された試料ガスの濃度に対応する値である。
一方、図6(b)に示すように、比較例のシミュレーション結果では、試料ガスの濃度は、時点t11を経過して0から立ち上がった後、大きく変動し、中間時点taからさらに一定時間経過した後値k2に収束している。値k2は、比較例の第3の管路73に導入された試料ガスの濃度に対応する値である。
これらの結果、実施例の熱伝導度検出器70によれば、比較例の熱伝導度検出器70xに比べて切換弁60の切り替わり時に発生する試料ガスの濃度のオーバーシュートを小さくすることができることがわかる。
さらに、本発明者は、実施例および比較例の熱伝導度検出器70,70xを備えるガスクロマトグラフ1によりそれぞれ得られる2つのクロマトグラムについて、試料ガスの濃度と当該試料の成分を示すピーク面積との間の関係を調査した。試料ガスの広い濃度範囲に渡って試料ガスの量を正確に求めるためには、第3の管路73に導入される試料ガスの濃度とクロマトグラムのピーク面積とが予め許容される範囲内で直線的な関係を有する必要がある。
図7は、実施例および比較例の熱伝導度検出器70,70xを用いてそれぞれ得られるクロマトグラムについて第3の管路73に導入される試料ガスの濃度と当該試料の成分を示すピーク面積との間の関係を示す図である。
図7(a)に実施例に対応する調査結果が示され、図7(b)に比較例に対応する調査結果が示される。図7(a),(b)において、横軸が試料ガスの濃度を示し、縦軸が試料ガスの濃度に対するクロマトグラムのピーク面積の比率を表す。
図7(a)の実施例に対応する調査結果によれば、試料ガスの濃度に対するクロマトグラムのピーク面積の比率は、試料ガスの広い濃度範囲に渡って予め定められた許容範囲AR内にある。これにより、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスの定量を行うことが可能であることがわかる。
一方、図7(b)の比較例に対応する調査結果によれば、試料ガスの濃度に対するクロマトグラムのピーク面積の比率は、濃度αを超える比較的高い濃度領域において、許容範囲ARから大きく外れている。この理由は、フィラメントFの周囲を流れる試料ガスの濃度のオーバーシュートに起因するものであると考えられる。そのため、濃度αを超える範囲では、高い精度で試料ガスの定量を行うことが不可能であることがわかる。
(5)効果
本実施の形態に係る熱伝導度検出器70によれば、切換弁60が第1の状態から第2の状態に切り替わった時点で第2のガス導入部73bから第3のガス導入部73cまでの空間に存在する試料ガスの量が低減される。それにより、試料ガスの濃度によらず、フィラメントFの周囲を流れる試料ガスの濃度が第2のガス導入部73bに導入される試料ガスの濃度に対応する値を超えて上昇するオーバーシュートを小さくすることができる。
この場合、フィラメントFの周囲を流れる試料ガスの濃度は、切換弁60が第2の状態に切り替わった後、短時間で第2のガス導入部73bに導入される試料ガスの濃度に対応する値に収束する。そのため、切換弁60が第2の状態に切り替わった後、短時間でフィラメントFの抵抗値の変化量を示す信頼性の高いデータを取得することが可能になる。したがって、第1の管路71に試料ガスおよびキャリアガスが流れるごとにフィラメントFの抵抗値の変化量を高い精度で測定することが可能になる。その結果、広い濃度範囲に渡って高い精度で試料ガスのクロマトグラムを得ることが可能になる。
(6)他の実施の形態
(a)上記実施の形態で説明した図3および図4の熱伝導度検出器70においては、第3の管路73が第2のガス導入部73bを基準として対称に形成されている。より具体的には、第3の管路73の軸方向において、第2のガス導入部73bの中心から第3の管路73の一端部までの距離と、第2のガス導入部73bの中心から第3の管路73の他端部までの距離とが等しい。また、第3の管路73においては、第2のガス導入部73bの中心から第1のガス導入部73aまでの距離と、第2のガス導入部73bの中心から第3のガス導入部73cまでの距離とが等しい。
この例に限らず、第3の管路73は、第2のガス導入部73bを基準として非対称に形成されてもよい。図8は、他の実施の形態に係る熱伝導度検出器の複数の管路を示す平面図である。図8の例では、第3の管路73の軸方向において、第2のガス導入部73bの中心から第3の管路73の一端部までの距離と、第2のガス導入部73bの中心から第3の管路73の他端部までの距離とが異なる。また、第3の管路73においては、第2のガス導入部73bの中心から第1のガス導入部73aまでの距離と、第2のガス導入部73bの中心から第3のガス導入部73cまでの距離とが異なる。このような場合でも、第3の管路73が、上記の第1および第2の条件を満たすように構成されることにより、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(b)上記実施の形態においては、熱伝導度検出器70を構成する第1~第5の管路71~75、キャリアガス導入管路76,78、試料導入管路77および排気管路79の各々は、直線状に延びるように形成されているが、本発明はこれに限定されない。熱伝導度検出器70を構成する複数の管路のうちの一部または全てが湾曲するように形成されてもよい。
(c)また、上記実施の形態においては、第1~第5の管路71~75は、矩形の断面を有する角筒状配管により形成されるが、本発明はこれに限定されない。第1~第5の管路71~75の一部または全てが、円形、楕円形、三角形または五角形等の他の形状の断面を有する配管により形成されてもよい。
(d)上記実施の形態では、試料ガスのクロマトグラムを得るためにフィラメントFが用いられるが、フィラメントに代えて試料ガスの熱伝導度に応じて抵抗が変化する他の発熱体が用いられてもよい。

Claims (3)

  1. ガスクロマトグラフ用の熱伝導度検出器であって、
    一定温度を保つように駆動されるとともに周囲を流れるガスの熱伝導度に応じて抵抗値が変化する発熱体と、
    前記発熱体を収容する第1の流路と、
    第2の流路と、
    前記第1の流路と前記第2の流路とつなぐ第3の流路とを備え、
    前記第3の流路には、キャリアガスが交互に導入される第1および第3の開口と、試料ガスが導入される第2の開口とが形成され、
    前記第1の開口、前記第2の開口および前記第3の開口は、この順で前記第1の流路から前記第2の流路に向かって並ぶように設けられ、
    前記第3の流路における前記第2および第3の開口間の距離は、前記第2の開口の最大寸法の1.3倍以下であり、
    前記第3の流路における前記第2の開口と前記第3の開口との間の少なくとも一部は、前記第2の開口の面積以下の断面積を有する、熱伝導度検出器。
  2. 前記第3の流路に交差する方向に延びるように設けられ、前記第2の開口を通して前記第3の流路内に試料ガスを導入する試料ガス供給管をさらに備え、
    前記試料ガス供給管が延びる方向における前記第3の流路の寸法は、0.5mm以下である、請求項1記載の熱伝導度検出器。
  3. 試料を気化させることにより試料ガスを生成する試料気化部と、
    前記試料気化部により生成された試料ガスの成分を分離するカラムと、
    請求項1または2記載の熱伝導度検出器とを備え、
    前記熱伝導度検出器は、前記カラムにより分離された各成分の試料ガスの熱伝導度を検出する、ガスクロマトグラフ。
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