JP7400990B2 - 熱伝導度検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスクロマトグラフィ分析において分離カラムで分離された成分を検出するための熱伝導度検出器に関する。
ガスクロマトグラフィ分析用の検出器として熱伝導度検出器(TCD:Thermal Conductivity Detector)が知られている。熱伝導度検出器は、サンプルガスが流れる流路中にフィラメントが配置されており、加熱されたフィラメントにサンプルガスを接触させ、サンプルガス中の成分の熱伝導度に応じたフィラメントの抵抗値の変化に基づいてクロマトグラムを得る。また、クロマトグラムのベースラインの経時的なドリフトを除去するために、サンプルガスがフィラメントに接しているときの信号(サンプリング信号)のほかに、サンプルを含まないリファレンスガスがフィラメントに接しているときの信号(リファレンス信号)を取得している。
熱伝導度検出器には、2つのフィラメントを用いてサンプリング信号とリファレンス信号を取得するダブルフィラメント方式のほかに、単一のフィラメントを用いてサンプリング信号とリファレンス信号を取得するシングルフィラメント方式が存在する(特許文献1参照)。ダブルフィラメント方式の熱伝導度検出器では、サンプリング信号を取得するためのフィラメントとリファレンス信号を取得するためのフィラメントの個体差が検出精度に影響を与える。
一方で、シングルフィラメント方式の熱伝導度検出器は、フィラメントが配置されている流路をサンプルガスが流れるサンプリングフェーズと、フィラメントが配置されている流路をリファレンスガスが流れるリファレンスフェーズとを交互に形成することによって、単一のフィラメントでサンプリング信号とリファレンス信号を取得するため、フィラメントの個体差による検出精度への影響はない。
米国特許第7185527号明細書
シングルフィラメント方式の熱伝導度検出器では、フィラメントが配置されている流路とフィラメントが配置されていない流路とを備えており、キャリアガス供給源から供給されるキャリアガスの導入位置を切り替えることによってサンプルガスの流れ方向を変更し、それによってサンプリングフェーズとリファレンスフェーズとを形成するようになっている。このように、サンプリングフェーズとリファレンスフェーズとでは検出器内におけるガスの流れが異なっているため、フェーズが切り替えられたときにノイズが発生し、それがS/N(Signal/Noise)を悪化させるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、シングルフィラメント方式の熱伝導度検出器のS/Nを改善することを目的とするものである。
これまでのシングルフィラメント方式の熱伝導度検出器では、フィラメントが配置されている流路(以下、第1流路)の流体抵抗が、フィラメントが配置されていない流路(以下、第2流路)に比べて極端に大きくなるように設計されることが一般的である。これに対し、本発明者は、第1流路の流体抵抗を第2流路に比べて極端に大きくすると、サンプリングフェーズとリファレンスフェーズとの間でフェーズが切り替えられたときに第1流路のガス流量が大きく変動してノイズを発生させていることを見出した。そして、本発明者は、第1流路の流体抵抗と第2流路の流体抵抗の相対関係を調節することによって、フェーズの切替え時における第1流路のガス流量の変動を抑制でき、その変動幅を各フェーズにおけるそれぞれのガス流量の15%以内に抑制することで、S/Nを許容範囲に収めることができるとの知見を得た。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
本発明に係る熱伝導度検出器は、フィラメントが配置されている第1流路と、前記第1流路とは別に設けられた第2流路と、前記第1流路の上流端と前記第2流路の上流端との間を流体的に連通させる導入流路と、前記導入流路へサンプルガスを導入するためのサンプル入口と、前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第1流路の上流端との間に設けられた第1ガス入口と、前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第2流路の上流端との間に設けられた第2ガス入口と、キャリアガス供給源と、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスを前記第1ガス入口及び前記第2ガス入口のうちのいずれか一方へ選択的に導くように構成されたセレクタと、前記フィラメントを介してサンプルガス中の成分を検出するための検出回路と、を備えている。前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第1ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をキャリアガスのみが流れるリファレンスフェーズが形成され、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第2ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をサンプルガスが流れるサンプリングフェーズが形成される。前記第1流路の流体抵抗及び前記第2流路の流体抵抗は、前記リファレンスフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるリファレンス流量、及び、前記サンプリングフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるサンプリング流量のそれぞれに対する、前記リファレンス流量と前記サンプリング流量の差の割合がいずれも15%以下になるように設計されている。
本発明に係る熱伝導度検出器によれば、リファレンスフェーズにおいて第1流路を流れるガスの流量であるリファレンス流量、及び、サンプリングフェーズにおいて第1流路を流れるガスの流量であるサンプリング流量のそれぞれに対する、リファレンス流量とサンプリング流量の差の割合がいずれも15%以下になるように、第1流路の流体抵抗及び第2流路の流体抵抗が設計されているので、フェーズの切替えに起因したノイズが低減され、S/Nが改善される。
熱伝導度検出器の一実施例を示す概略構成図である。 サンプリングフェーズ中のガスの流れを説明するための概念図である。 リファレンスフェーズ中のガスの流れを説明するための概念図である。 キャリアガスの供給流量の制御動作の第1の例を示すフローチャートである。 制御動作の第1の例により実現されるキャリアガス供給流量のタイムチャートである。 キャリアガスの供給流量の制御動作の第2の例を示すフローチャートである。 制御動作の第2の例により実現されるキャリアガス供給流量のタイムチャートである。
以下、本発明に係る熱伝導度検出器の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1に示されているように、熱伝導度検出器1は、第1流路4、第2流路6、導入流路8、キャリアガス供給源18、流量調節部20、セレクタ22、検出回路24及びコントローラ26を備えている。
第1流路4の内部にはフィラメント2が配置されており、第2流路の内部にはフィラメントが配置されていない。導入流路8は、第1流路4の上流端と第2流路6の上流端とを流体連通させる流路である。導入流路8には、サンプル入口10、第1ガス入口12及び第2ガス入口14が設けられている。第1ガス入口12は、第1流路4の上流端とサンプル入口10との間に設けられている。第2ガス入口14は、第2流路6の上流端とサンプル入口10との間に設けられている。
この実施例では、第1流路4と第2流路6は、互いの下流において合流しており、第1流路4と第2流路6のそれぞれを流れたガスがガス出口16から排気される。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、第1流路4と第2流路6とが互いの下流において合流していなくてもよい。
サンプル入口10には、ガスクロマトグラフの分離カラムの下流側の流路が流体接続されており、分離カラムから溶出したサンプルガスがサンプル入口10を介して導入流路8へ導入される。
第1ガス入口12及び第2ガス入口14のそれぞれには、セレクタ22を介してキャリアガス供給源18が流体接続されている。キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスは、第1ガス入口12及び第2ガス入口14のうちセレクタ22によって選択されたいずれか一方のガス入口を介して導入流路8へ導入される。セレクタ22は、例えば3方電磁弁によって実現することができる。キャリアガス供給源18とセレクタ22との間に流量調節部22が設けられており、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスの流量(以下、キャリアガス供給流量)が流量制御部22によって調節される。流量調節部22として、例えばマスフローコントローラを用いることができる。
検出回路24は、フィラメント2をブリッジ回路の1つの抵抗体とし、フィラメント2の抵抗値の変化を電気的に検出できるように構成されたものである。
この熱伝導度検出器1では、サンプルガス及びキャリアガスの流れをセレクタ22によって切り替えることで、サンプリングフェーズとリファレンスフェーズの2つのフェーズを形成し、検出回路24によって各フェーズにおける検出信号を取得する。
図2に示されているように、セレクタ22によって第2ガス入口14が選択されると、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスが第2ガス入口14を介して導入流路8に導入され、導入流路8内の第2流路6側が第1流路4側よりも高圧になり、サンプル入口10から導入流路8内に導入されたサンプルガスが、第2ガス入口14から導入されたキャリアガスの一部とともに第1流路4を流れる。すなわち、サンプルガスが第1流路4を流れるサンプリングフェーズが形成される。
一方、図3に示されているように、セレクタ22によって第1ガス入口12が選択されると、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスが第1ガス入口12を介して導入流路8に導入され、導入流路8内の第1流路4側が第2流路6側よりも高圧になり、サンプル入口10から導入流路8内に導入されたサンプルガスが、第1ガス入口12から導入されたキャリアガスの一部とともに第2流路4を流れ、キャリアガスのみが第1流路4を流れる。すなわち、サンプルを含まないリファレンスガスが第1流路を流れるリファレンスフェーズが形成される。
図1に戻って説明を続けると、コントローラ26は、流量調節部20及びセレクタ22の動作を制御する。コントローラ26は、CPU等を備えた電子回路によって実現することができる。コントローラ26は、セレクタ22を連続的に切り替えることによってサンプリングフェーズとリファレンスフェーズを交互に形成する。
上記のとおり、サンプリングフェーズとリファレンスフェーズとでは、サンプルガス及びキャリアガスの流れが異なる。このため、フィラメント2が配置されている第1流路4を流れるガスの流量は、フェーズの切替えに伴って変動する。この実施例では、第1流路4及び第2流路6の流体抵抗の関係性が所定の関係を満たすように、それぞれの寸法(断面積及び/又は長さ)が設計されており、それによってフェーズの切替えに伴って発生する第1流路4のガス流量の変動を抑制している。
第1流路4及び第2流路6の流体抵抗は、第1流路4と第2流路6の、サンプリングフェーズにおいて第1流路4を流れるガス(キャリアガス+サンプルガス)の平均流量であるサンプリング流量L1と、リファレンスフェーズにおいて第1流路4を流れるキャリアガスの平均流量であるリファレンス流量L2との差分の絶対値ΔLの、サンプリング流量L1、リファレンス流量L2のそれぞれに対する割合が15%以下、すなわち、
(ΔL/L1)≦0.15、かつ
(ΔL/L2)≦0.15
を満たすように設計されている。より具体的には、第1流路4の流体抵抗R1と第2流路6の流体抵抗R2は、
R1/R2≦3、かつ
R2/R1≦3
の関係性を満足するように設計されている。
本発明者の実験により、上記のように第1流路4及び第2流路が設計されることで、従来の熱伝導度検出器に比べて、検出器内を流れるガスの流量のふらつきが抑制されるとの知見が得られている。すなわち、第1流路4を流れるガスの流量のふらつきが抑制されるので、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスの流量が変化したときにフィラメント2の温度が安定するまでの時間が短縮される。すなわち、キャリアガス供給源18によるキャリアガスの供給流量を変化させても、フィラメント2の温度、すなわち、検出信号のベースラインを素早く安定させることが可能である。
この実施例では、コントローラ26が、試料の分析を行なわない待機時間中におけるキャリアガスの供給流量を分析時よりも低減することによって、キャリアガスの消費量の低減を図るように構成されている。
キャリアガス供給源18からのキャリアガスの供給流量の制御の一例について、図4のフローチャート及び図5のタイムチャートを図1とともに用いて説明する。
この熱伝導度検出器1を含む分析システムが起動すると、コントローラ26は、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスの供給流量が予め設定された待機時間用流量となるように、流量調節部20を制御する(図4:ステップ101)。待機時間用流量は、試料の分析中のキャリアガスの供給流量(分析用流量)よりも低く設定された流量である。待機時間用流量は、コントローラ26に保持された規定値であってもよい、ユーザが任意に設定することができるものであってもよいし、分析用流量が設定されたときにその分析用流量に基づいてコントローラ26が自動的に設定するようになっていてもよい。
所定条件が満たされると、コントローラ26自身が、又は、コントローラ26とは別に設けられた制御装置が、分析を開始すべきタイミングとなったことを検知する。分析開始のタイミングになると(図4:ステップ102)、コントローラ26は、その分析が終了するまで、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスの供給流量を予め設定された分析用流量で維持するように流量調節部20を制御する(図4:ステップ103及び104)。分析が終了すると、コントローラ26は、次の分析を開始すべきタイミングとなるまで、キャリアガス供給源18から供給されるキャリアガスの供給流量を待機時間用流量に制御する(ステップ104及び101)。分析が終了したか否かは、予め設定された分析時間が経過したか否かによって判断することができ、分析で取得されるクロマトグラムに基づいて判断することもできる。分析が終了したか否かの判断は、コントローラ26自身が、又は、コントローラ26とは別に制御装置が設けられている場合はその制御装置が、行なうことができる。
上記のように制御することで、分析が行われない待機時間中のキャリアガスの消費量が分析時よりも低くなるので、キャリアガスの使用量を節約することができる。なお、クロマトグラムに現れるピーク成分のうち特定のピーク成分のみに着目して分析を行なう場合には、図6及び図7に示されているように、分析の終了を待つことなく、着目成分が検出された後でキャリアガスの供給流量を待機時間用流量に制御するようにしてもよい(図6:ステップ204、201)。着目成分が検出されたか否かの判断は、コントローラ26自身が、又は、コントローラ26とは別に制御装置が設けられている場合はその制御装置が、検出回路24からの検出信号に基づいて実行することができる。
なお、以上において説明した実施例は、本発明に係る熱伝導度検出器の実施形態の一例に過ぎない。本発明に係る熱伝導度検出器の実施形態は、以下のとおりである。
本発明に係る熱伝導度検出器の一実施形態では、フィラメントが配置されている第1流路と、前記第1流路とは別に設けられた第2流路と、前記第1流路の上流端と前記第2流路の上流端との間を流体的に連通させる導入流路と、前記導入流路へサンプルガスを導入するためのサンプル入口と、前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第1流路の上流端との間に設けられた第1ガス入口と、前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第2流路の上流端との間に設けられた第2ガス入口と、キャリアガス供給源と、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスを前記第1ガス入口及び前記第2ガス入口のうちのいずれか一方へ選択的に導くように構成されたセレクタと、前記フィラメントを介してサンプルガス中の成分を検出するための検出回路と、を備え、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第1ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をキャリアガスのみが流れるリファレンスフェーズが形成され、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第2ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をサンプルガスが流れるサンプリングフェーズが形成され、前記リファレンスフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるリファレンス流量、及び、前記サンプリングフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるサンプリング流量のそれぞれに対する、前記リファレンス流量と前記サンプリング流量の差の割合がいずれも15%以下になるように、前記第1流路の流体抵抗及び前記第2流路の流体抵抗が設計されている。
上記一実施形態における第1態様では、前記第1流路の流体抵抗と前記第2流路の流体抵抗との比率は3倍以下である。
上記一実施形態における第2態様では、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスの供給流量を調節するための流量調節部と、前記流量調節部の動作を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、分析が開始されてからその分析が終了するまでの間、前記キャリアガスの供給流量を予め設定された分析用流量に制御し、前記分析が終了してから次の分析が開始されるまでの待機時間中に、前記キャリアガスの供給流量を前記分析用流量よりも低く設定された待機時間用流量に制御するように構成されている。このような態様により、キャリアガスの消費量を低減することができる。この第2態様は、上記第1態様と組み合わせることができる。
上記一実施形態における第3態様では、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスの供給流量を調節するための流量調節部と、前記流量調節部の動作を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、分析が開始されてから着目成分が検出されるまでの間、前記キャリアガスの供給流量を予め設定された分析用流量に制御し、前記着目成分が検出されてから次の分析が開始されるまでの待機時間中に、前記キャリアガスの供給流量を前記分析用流量よりも低く設定された待機時間用流量に制御するように構成されている。このような態様により、キャリアガスの消費量を低減することができる。この第3態様は、上記第1態様と組み合わせることができる。
上記第3態様において、前記コントローラは、前記検出回路により取得される検出信号に基づいて前記着目成分が検出されたか否かを検知するように構成されていてもよい。
1 熱伝導度検出器
2 フィラメント
4 第1流路
6 第2流路
8 導入流路
10 サンプル入口
12 第1ガス入口
14 第2ガス入口
16 ガス出口
18 キャリアガス供給源
20 流量調節部
22 セレクタ
24 検出回路
26 コントローラ

Claims (5)

  1. フィラメントが配置されている第1流路と、
    前記第1流路とは別に設けられた第2流路と、
    前記第1流路の上流端と前記第2流路の上流端との間を流体的に連通させる導入流路と、
    前記導入流路へサンプルガスを導入するためのサンプル入口と、
    前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第1流路の上流端との間に設けられた第1ガス入口と、
    前記導入流路上における前記サンプル入口と前記第2流路の上流端との間に設けられた第2ガス入口と、
    キャリアガス供給源と、
    前記キャリアガス供給源からのキャリアガスを前記第1ガス入口及び前記第2ガス入口のうちのいずれか一方へ選択的に導くように構成されたセレクタと、
    前記フィラメントを介してサンプルガス中の成分を検出するための検出回路と、を備え、
    前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第1ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をキャリアガスのみが流れるリファレンスフェーズが形成され、前記キャリアガス供給源からのキャリアガスが前記第2ガス入口へ導かれたときに、前記第1流路をサンプルガスが流れるサンプリングフェーズが形成され、
    前記リファレンスフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるリファレンス流量、及び、前記サンプリングフェーズにおいて前記第1流路を流れるガスの流量であるサンプリング流量のそれぞれに対する、前記リファレンス流量と前記サンプリング流量の差の割合がいずれも15%以下になるように、前記第1流路の流体抵抗及び前記第2流路の流体抵抗が設計されている、熱伝導度検出器。
  2. 前記第1流路の流体抵抗と前記第2流路の流体抵抗との比率は3倍以下である、請求項1に記載の熱伝導度検出器。
  3. 前記キャリアガス供給源からのキャリアガスの供給流量を調節するための流量調節部と、
    前記流量調節部の動作を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、分析が開始されてからその分析が終了するまでの間、前記キャリアガスの供給流量を予め設定された分析用流量に制御し、前記分析が終了してから次の分析が開始されるまでの待機時間中に、前記キャリアガスの供給流量を前記分析用流量よりも低く設定された待機時間用流量に制御するように構成されている、請求項1に記載の熱伝導度検出器。
  4. 前記キャリアガス供給源からのキャリアガスの供給流量を調節するための流量調節部と、
    前記流量調節部の動作を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、分析が開始されてから着目成分が検出されるまでの間、前記キャリアガスの供給流量を予め設定された分析用流量に制御し、前記着目成分が検出されてから次の分析が開始されるまでの待機時間中に、前記キャリアガスの供給流量を前記分析用流量よりも低く設定された待機時間用流量に制御するように構成されている、請求項1に記載の熱伝導度検出器。
  5. 前記コントローラは、前記検出回路により取得される検出信号に基づいて前記着目成分が検出されたか否かを検知するように構成されている、請求項4に記載の熱伝導度検出器。
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