JP2006064646A - ガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析方法 - Google Patents

ガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 第1カラムから流出した試料ガスを第1検出器と第2カラムを経た第2検出器とに選択的に導入するマルチディメンジョナルガスクロマトグラフにおいて、試料ガスを第2カラム側に導入している際の回収率を向上させることで分析感度、精度を改善する。
【解決手段】 試料ガスを抵抗管7、第2カラム5へと導入する際に、三方バルブ9をA側に切り換えてメイクアップガスを分岐部22を介して第1検出器4側と分岐部20側へと分割して流すとともに、圧力制御バルブ10によりメイクアップガスの供給圧Pmをその切換えの前後よりも高くする。それによって、メイクアップガスの一部が分岐部22から分岐部20に向かって確実に流れ、試料ガスが第1検出器4側に漏れ出さずに高い比率で以て第2カラム5側に導入される。
【選択図】 図1

Description

本発明はガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析方法に関し、更に詳しくは、マルチディメンジョナル方式のガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析方法に関する。
環境分析、香料分析などの分野では、他種類の微量成分が含まれる複雑な組成の試料中の各成分を分離して高い感度で定量分析する必要があるが、一般的なガスクロマトグラフ(GC)装置では複数の成分のピークを完全には分離できず、十分な分析ができない場合も多い。こうした場合に、分離特性の相違する複数のカラムを組み合わせたマルチディメンジョナル方式のガスクロマトグラフ装置が非常に有用である。
特許文献1等に記載のマルチディメンジョナル方式のガスクロマトグラフでは、試料気化室内で気化させた試料ガスをプレカラムに流して各試料成分を粗く分離した後に、それぞれ分離特性の相違する2本のメインカラムに時間的に振り分けるように流す。そして、2本のメインカラムの出口側にそれぞれ設けた検出器により、それぞれのメインカラム内で細かく分離された各成分を検出する。また、特許文献2等に記載のマルチディメンジョナル方式のガスクロマトグラフでは、試料気化室内で気化させた試料ガスを第1カラムに流して試料成分を分離した後の流路を第1検出器側と、第2カラム及び第2検出器側との2つに分岐し、通常は第1カラムから流出した試料ガスを第1検出器に導入して試料成分を検出し、第1カラムでは十分に分離できない成分が含まれる試料ガスが通過するタイミングで試料ガスを第2カラム側に導入し、第2カラムを通して分離特性を改善した後に第2検出器に導入して検出する。
こうしたガスクロマトグラフ装置ではいずれにしても試料ガスの流路を2つ以上の分岐流路のいずれかに選択的に送り込むような流路切換え手段が必要となるが、三方バルブなどの可動部分が流路中に存在する手段の場合、デッドボリウムが大きくなる、可動性を良好にするためのグリースなどの物質が試料成分を吸着したり逆にこうした不所望の物質が試料ガスに混入してしまったりする、といった問題がある。そこで、従来より、上記のようなマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置における試料ガスの流路切換えには、ディーンズ(Deans)方式と呼ばれる構造の流路切換え手段が利用されている(特許文献2、3など参照)。
図5はディーンズ方式の流路切換え部の基本的な構成を示す図、図7はこの流路切換え部を用いたマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置の概略流路構成図である。
第1カラム2から流出した試料ガスGsが供給される試料ガス流路60は、分岐部67を介して第1分岐流路61と第2分岐流路62とに分岐されている。一方、メイクアップガスGmが供給されるメイクアップガス供給流路63は三方バルブ66の入口端に接続され、三方バルブ66の2つの出口端にはそれぞれ第1、第2メイクアップガス分岐流路64、65が接続されている。第1メイクアップガス分岐流路64の他端は分岐部68を介して第1分岐流路61に接続され、第2メイクアップガス分岐流路65の他端は分岐部69を介して第2分岐流路62に接続されている。三方バルブ66は例えばモータ等の駆動源により、流路64、65のいずれか一方を択一的にメイクアップガス供給流路63に接続させる。
上記構成の流路切り換え動作を図6により説明する。いま三方バルブ66が図5中で実線で示すように切り換えられている場合、図6(a)に示すように、メイクアップガスGmは第2メイクアップガス分岐流路65を経由して分岐部69で第2分岐流路62を出口O2側と分岐部67側とに分割される。その結果、試料ガス流路60から導入された試料ガスGsは分岐部69側から流れて来るメイクアップガスGmと合流して出口O1方向に導かれる。即ち、図7においては第1検出器4に導入される。これとは逆に、三方バルブ66が図5中で点線で示すように切り換えられた場合、図6(b)に示すように、メイクアップガスGmは第1メイクアップガス分岐流路64を経由して分岐部68で第1分岐流路61を出口O1側と分岐部67側とに分割される。その結果、試料ガス流路60から導入された試料ガスGsは分岐部68側から流れて来るメイクアップガスGmと合流して出口O2方向に導かれる。即ち、図7においては第2カラム5を経て第2検出器6に導入される。
上記構成では、メイクアップガスGmがメイクアップガス分岐流路64(又は65)から分岐点68(又は69)に達した後に分割されて、一部が分岐点67側に向かって流れるためには、分岐点68(又は69)のガス圧が分岐点67のガス圧よりも高い状態となっている必要がある。そうでないと、例えば図6(c)に示すように、分岐部67に達した試料ガスが本来流れて欲しい第2分岐流路62のみならず、一部が第1分岐流路62側に漏れて流れてしまう可能性がある。即ち、試料ガスの流路が完全には切り換わらず、第2カラム5で分離したい試料成分の量が減少してしまい、分析感度が低下し、定量精度などにも悪影響を及ぼすことになる。
分岐点68(又は69)のガス圧は三方バルブ63の入口圧であるメイクアップガスの供給圧に依存しているから、この供給圧を高くすれば分岐点68(又は69)のガス圧は高くなるが、実際には、分析条件の制約からあまり高くすることはできない。即ち、メイクアップガス供給圧を高くすると第2カラム5の両端の差圧が大きくなって流速が大きくなるが、カラムにはその分離特性に最適な流速の範囲があり、これを逸脱するほど流速が大きくなると分離特性が劣化してしまうからである。一方、上述したように分岐点68(又は69)に達したメイクアップガスの一部が分岐点67側に向かって確実に流れるようにするために、分岐点67のガス圧を低く抑えるということも考えられるが、そのためには、第1カラム2の流れ抵抗を大きくするためにそカラム内径を小さくしたり長さを長くする必要があり、カラムの選択の自由度が狭まってしまう。
従来、上記のような様々な制約の下で、カラム等のサイズ、各部のガス圧、分析温度等の分析条件を定めているため、実際上、試料ガスを第2カラム5側に導入したい場合にも、その回収率を十分に高めることが難しく、分析感度や分析精度の改善に支障をきたしていた。なお、ここでいう回収率とは、第1カラム2から流出した試料ガスのうち第2カラム5側に導入される試料ガスの比率であり、回収率が高いほど第2検出器6側では高感度、高精度の分析が行えることになる。
特開平11−311620号公報 特開平11−248694号公報 特開2000−179714号公報
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その主たる目的は、ディーンズ方式の流路切換え手段を備えるマルチディメンジョナルガスクロマトグラフにおいて、高精度な分離を行うカラム側の分岐流路に所定時間だけ試料ガスを流すべく流路を切り換える際に、他方の分岐流路側に不所望に流れてしまう試料ガスの比率を抑制し、つまりは所望のカラムに流す試料成分の量を従来よりも増加させることにより、分析感度、分析精度を高めることができるガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析方法を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明は、試料気化室に接続された第1カラムの出口側の流路が、第1検出器が設けられた第1分岐流路と、第2カラム及び第2検出器が設けられた第2分岐流路とに分岐され、第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に選択的に導入しつつ、所定の期間だけ、前記試料ガスを第2分岐流路側へと導入するように流路を切り換える流路切換え手段を分岐部に具備するガスクロマトグラフ装置において、
前記流路切換え手段は、
a)メイクアップガスを第1分岐流路又は第2分岐流路の一方側に選択的に流すための三方バルブ又はそれに相当する複数のバルブから成るメイクアップガス切換え手段と、
b)該メイクアップガス切換え手段の入口側でメイクアップガスの供給ガス圧を調整するガス圧調整手段と、
c)第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に導入する場合にはメイクアップガスを第2分岐流路側に流し、該試料ガスを第2分岐流路側に導入する期間にはメイクアップガスを第1分岐流路側に流すべく前記メイクアップガス切換え手段の切換えを行う切換え制御手段と、
d)前記試料ガスを第2分岐流路側に導入すべく前記メイクアップガス切換え手段を第1分岐流路側に切り換えている期間中に、その前後よりもメイクアップガスの供給ガス圧を上昇させるように前記ガス圧調整手段を制御するガス圧制御手段と、
を備えることを特徴としている。
また上記課題を解決するために成された第2発明は、試料気化室に接続された第1カラムの出口側の流路が、第1検出器が設けられた第1分岐流路と、第2カラム及び第2検出器が設けられた第2分岐流路とに分岐され、第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に選択的に導入しつつ、所定の期間だけ、前記試料ガスを第2分岐流路側へと導入するように流路を切り換える流路切換え手段を分岐部に具備するガスクロマトグラフ装置を用いたガスクロマトグラフ分析方法であって、
前記流路切換え手段は、
a)メイクアップガスを第1分岐流路又は第2分岐流路の一方側に選択的に流すための三方バルブ又はそれに相当する複数のバルブから成るメイクアップガス切換え手段と、
b)該メイクアップガス切換え手段の入口側でメイクアップガスの供給ガス圧を調整するガス圧調整手段と、
c)第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に導入する場合にはメイクアップガスを第2分岐流路側に流し、該試料ガスを第2分岐流路側に導入する期間にはメイクアップガスを第1分岐流路側に流すべく前記メイクアップガス切換え手段の切換えを行う切換え制御手段と、
を含み、前記ガス圧調整手段により、前記試料ガスを第2分岐流路側に導入すべく前記メイクアップガス切換え手段が第1分岐流路側に切り換えられている期間中に、その前後よりもメイクアップガスの供給ガス圧を上昇させるべくガス圧を設定するようにしたことを特徴としている。
本発明に係るガスクロマトグラフ装置及びガスクトマトグラフ分析方法では、例えば第1カラムで十分に成分分離が行えずに複数の試料成分のピークが重なってしまっているような所定の期間にだけ、第2カラム側つまり第2分岐流路側に試料ガスを流すべく、切換え制御手段は、その期間の開始直前まで及びその期間の終了直後以降はメイクアップガスを第2分岐流路側に流すようにし、その期間中だけメイクアップガスを第1分岐流路側に流すようにメイクアップガス切換え手段の切換え動作を制御する。これと並行して、ガス圧制御手段は、試料ガスを第2分岐流路側に流している期間中、その前後よりもメイクアップガスの供給ガス圧を上昇させるべくガス圧調整手段を制御する。試料ガスを第1分岐流路側に導入しているときには第2カラムにはメイクアップガスが流れるから、このときのメイクアップガスの供給圧は主として第2カラムでの分離特性が良好になるように考慮して決められており、上記所定の期間中には、メイクアップガス供給圧がこの設定値よりも上昇する。これによって、この所定の期間中に第1分岐流路と第2分岐流路との分岐点からみたときに第1分岐流路側のメイクアップガス流入点のガス圧が十分に高くなり、試料ガスは第1分岐流路側へ漏れずに2分岐流路側へと導入される。
上記所定の期間が終了した後にはメイクアップガス供給圧は元の設定値に戻されるので、この適切なメイクアップガス供給圧によって定まる流量(流速)のメイクアップガスが第2カラムへと導入され、このメイクアップガスの流れによって試料ガス中の試料成分は第2カラム内を進み、良好に分離されることになる。即ち、第2カラム側では、メイクアップガスの供給圧が一時的に上昇されたことの影響を殆ど受けることなく、高い分離特性を以て試料成分を分離することができる。
なお、ガス圧制御手段により一時的に上昇されるガス圧の設定値は分析条件等に基づいて自動的に決めるようにすることもできるが、必ずしも計算上で回収率が最大となる条件が分析に最適であるとは限らず、分析担当者の経験を加味するほうが適切である場合もある。したがって、例えば、入力設定された分析条件に基づいてメイクアップガス供給圧と回収率との関係を計算してこれを情報として分析担当者に提供し、これを参考にして分析担当者がメイクアップガス供給圧の一時的上昇時の設定値を決めて装置に入力設定し、ガス圧制御手段はこの入力設定値に基づいて上記のような制御を実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るガスクロマトグラフ装置及びガスクトマトグラフ分析方法によれば、第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に殆ど又は全く漏出させることなく、非常に高い割合(回収率)で以て第2カラムへと導入することができる。それによって、第2カラムで分離される試料成分の絶対量が増加し、第2検出器で得られる信号強度が高くなる。そのため、ピークの分離が良好になり、分析精度の向上が図れるとともにごく微量な成分であっても検出可能となる。
以下、本発明に係るガスクロマトグラフ装置の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本実施例によるマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置の要部の構成図である。
このガスクロマトグラフ装置は、試料成分を分離するカラムとして第1カラム2と第2カラム5とを備え、試料成分を検出する検出器として第1検出器4と第2検出器6とを備え、三方バルブ9から択一的に供給されるメイクアップガスGmにより、第1カラム2の出口端の流路(図5の試料ガス流路60に相当)が第1検出器4側と第2カラム5及び第2検出器6側とに切り換えられる構成となっている。詳しく説明すると、液体試料を気化するための試料気化室1には第1カラム2の入口端が接続され、第1カラム2の出口端は分岐部20、22及び抵抗管3を介して第1検出器4に接続されるとともに、分岐部20、抵抗管7、分岐部21を介して第2カラム5の入口端に接続されている。この第2カラム5の出口端は第2検出器6に接続されている。
三方バルブ9の一方の出口(A側出口)は分岐部23を介して分岐部22において第1カラム2出口の第1検出器4側の分岐流路(図5における第1分岐流路61に相当)に接続され、三方バルブ9の他方の出口(B側出口)は分岐部24を介して分岐部21において第1カラム2出口の第2検出器6側の分岐流路(図5における第2分岐流路62に相当)に接続されている。そして、分岐部23、24の間には抵抗管8が接続されている。三方バルブ9の入口側、つまり上流側には圧力制御バルブ10が設けられ、このバルブ10を介してメイクアップガスGmが供給される。この三方バルブ9の入口側のガス圧Pmは圧力センサ11により常時モニタされており、このモニタ値が分析制御部33から与えられる目標値となるように圧力制御バルブ10の開度が調整される。抵抗管3、7、8はカラム2、5に比べて流れ抵抗が格段に小さな管路である。これら抵抗管3、7、8の主たる目的は、三方バルブ9の両切換え流路の流れ抵抗の相違や、カラム、抵抗管以外の管路が有する流れ抵抗の影響を解消するためである。
第1検出器4、第2検出器6による検出信号はデータ処理部34に送られ、データ処理部34でクロマトグラムが作成されるとともに所定の定量分析、定性分析処理が実行される。三方バルブ9の切り換え、圧力制御バルブ10の開度を制御する分析制御部33やデータ処理部34は中央制御部30により統括的に制御され、中央制御部30には分析条件を始めとする各種の入力設定を行うための入力部31と分析条件や分析結果などを表示するための表示部32とが接続されている。中央制御部30、分析制御部33、データ処理部34は例えば汎用のパーソナルコンピュータに所定の制御・処理プログラムを搭載して動作させることで具現化することができる。
カラム2、5、抵抗管3、7、8をそれぞれ通るガス(試料ガス、メイクアップガス、又はその混合ガス)の流量fは次式で決まる。
f=K・(Pu2−Pl2 )/R
K:温度、ガスの種類(粘性等)などによって決まる係数
Pu:上流側の端部のガス圧
Pl:下流側の端部のガス圧
R:流れ抵抗
流れ抵抗Rは基本的に管路の長さと内径で決まる。また、第1カラム2の入口圧とみなせる試料気化室1内のガス圧Pin、第1及び第2検出器4、6のガス圧、メイクアップガスの供給圧Pmは分析条件として設定されるか或いは計算により求めることができるから既知である。したがって、例えば三方バルブ9がA側出口に切り換わった状態におけるカラム2、5や抵抗管3、7、8についてそれぞれ流量を算出する式を作成し、それらを解くことによって、図1中の流量f1、f2を求めることが可能である。
第1カラム2から流出した試料ガスを第2カラム5側に導入する場合には、三方バルブ9をA側に切り換える。このとき、分岐部23を経て分岐部22にメイクアップガスが流れるが、回収率を高めるにはメイクアップガスの一部が分岐部22から分岐部20に向かって流れる状態にする必要がある。即ち、流量f2が正の値である必要がある。本実施例のガスクロマトグラフ装置では、こうした条件を満たすために以下に述べるような特徴的な制御を行っている。
上記ガスクロマトグラフにおける典型的な分析時の動作の一例は次の通りである。分析対象の試料について、まず第1カラム2及び第1検出器4の組み合わせでクロマトグラムを取得する。即ち、分析制御部33の制御の下に、三方バルブ9はB側に接続される。したがって、メイクアップガスGmは分岐部24を経て分岐部21で分割され、大部分は第2カラム5側に、一部が抵抗管7側に流れる。試料気化室1には一定流量のキャリアガスを供給するから、キャリアガスは第1カラム2を通って分岐部20で上記一部のメイクアップガスGmが合流して、分岐部22、抵抗管7を経て第1検出器4に導入される。
少量の液体試料を試料気化室1へ注入すると、気化した試料はキャリアガスに乗って第1カラム2に導入され、第1カラム2を通過する間にその成分に応じて時間的に分離され、時間的な差がついた状態で第1検出器4に到達する。データ処理部34は第1検出器4による検出信号に基づいてクロマトグラムを作成し、中央制御部30はこのクロマトグラムを表示部32の画面上に表示する。例えばこのときに図2(a)に示すようなクロマトグラムが得られる。このクロマトグラムでは、Ta期間に出現しているピークが2つのピークが重なったものであると推測できる。
分析担当者がこのクロマトグラムを見てTa期間に出現しているピークのより詳細な分析を行う場合、入力部31で第2カラム5でクロマトグラフ分析する期間を入力設定する。また、分析条件の1つとして圧力制御バルブ10でのガス圧Pmの目標値のプログラムを入力設定する。具体的には、図3(a)に示すように、Ta期間だけ第2カラム5側に試料ガスを流すように設定する場合、ガス圧目標値のプログラムとして、図3(b)に示すように、Ta期間の開始直前である時間T0まで圧力がP1一定に維持され、時間T0において圧力がP1からP2に増加し、時間T0からTa期間の終了直後である時間T2まで圧力がP2一定に維持され、時間T2において圧力がP2からP1に低下し、時間T2以降はまたガス圧がP1一定に維持されるようにする。なお、期間Taの開始時点T1、終了時点T2に対してそれぞれ前後に時間的なマージンを持たせているのは、第2カラム5側に試料ガスを送りたい期間中に確実にガス圧Pmが高くなるようにするためであり、理論的にはマージンを持たせる必要はない。
上記のように設定が行われた後に分析が開始されると、まず分析制御部33の制御の下に、三方バルブ9はB側出口側に設定される。したがって、メイクアップガスGmは分岐部24を経て分岐部21で分割され、大部分は第2カラム5側に、一部が抵抗管7側に流れる。試料気化室1には一定流量のキャリアガスを供給するから、キャリアガスは第1カラム2を通って分岐部20で上記一部のメイクアップガスGmが合流して、分岐部22、抵抗管7を経て第1検出器4に導入される。このときの第1検出器4の検出信号に基づいたクロマトグラムを時間経過に伴い作成すると、実際に第1カラム2で分離された成分をモニタすることができる。
時間が経過して時間T0になると、分析制御部33は上記プログラムに従ってガス圧の目標値を変化させるため、ガス圧PmはP1からP2に上昇する。その直後に時間T1で三方バルブ9がB側出口側からA側出口側に切り換えられる。ガス圧PmはP2に上昇されているため、三方バルブ9の切り換わりの直後、分岐部22のガス圧は分岐部20のガス圧よりも高くなる。そのため、三方バルブ9を通って分岐部22に達したメイクアップガスの一部は必ず分割されて分岐部20に流れる。即ち、分岐部22から分岐部20に向かう方向のメイクアップガスの流れが確実に確保できる。そのため第1カラム2から流出した試料ガスは分岐部20を経て抵抗管7の方向へ流れを変え、分岐部20から分岐部22側へは漏れ込まない。即ち、第1カラム2から流出した試料ガスのほぼ全量を第2カラム5に送り込むことができる。
そして、分析対象である試料成分が抵抗管7及び分岐部21を通過した後に、時間T2で三方バルブ9は再びA側からB側に切り換えられる。これによって、第1カラム2から流出した試料ガスの流れは分岐部20で抵抗管7側から分岐部22側に切り換わる。そして、第2カラム5には分岐部21で分割されたメイクアップガスがキャリアガスとして流れる。この流路切り換えの直後に時間T3でガス圧PmがP1に下がる。したがって、試料成分を含む試料ガスを第2カラム5に導入するTa期間の前後では、第2カラム5に流れるキャリアガスとしてのメイクアップガスの流量は、ガス圧P2ではなくP1に依存する。即ち、カラムにはそれぞれ最適な分離を行うために適切な流速の範囲が定められており、流速がその範囲よりも低くても高くても分離特性が悪化する。ガス圧をP1よりも高いP2に設定した場合、第2カラム5での流速をこの範囲に収めることができない場合があり得るが、上述したように実質的に第2カラム5内に試料成分を通過させる時点においてはメイクアップガス供給圧Pmは既にP1に下がっているので、第2カラム5での分離特性が良好となるような条件を考慮して設定値P1を定めておけば、何ら問題とはならない。
このようにして、上記特定のTa期間にのみ第2カラム5に送り込まれた試料ガスに含まれる試料成分は、メイクアップガスの流れに乗って第2カラム5内を通過し、その過程で分離されて第2検出器6に到達する。データ処理部34は第2検出器6による検出信号に基づいてクロマトグラムを作成し、中央制御部30はこのクロマトグラムを表示部32の画面上に表示する。例えば図2(b)に示すようなクロマトグラムが得られる。このクロマトグラムでは、図2(a)のクロマトグラムで分離されていなかった重なりピークが完全に分離されており、各成分の定性分析や定量分析が可能となる。試料成分が無駄なく第2カラム5へと導入されたことによって、クロマトグラムに現れるピークの信号強度も大きくなり、たとえ微量な成分であっても高い精度での分析が可能となる。
上述したように本実施例のガスクトマトグラフ装置では、第1カラム2から流出した試料ガスの流路を第2カラム5側に切り換える際のメイクアップガス供給圧Pmの上昇・低下のタイミングと上昇時の圧力値が重要である。メイクアップガス供給圧の上昇・低下のタイミングは、上述したように、基本的には三方バルブ9の切り換えタイミングと同期して行うことができる。その場合には、分析担当者は特にメイクアップガス供給圧の上昇・低下のタイミングを入力設定する必要はなく、装置が自動的に三方バルブ9の切り換えタイミングと同期してメイクアップガス供給圧の上昇・低下制御を行えばよい。また、上述したように適度なマージンを持たせたい場合には、分析担当者がメイクアップガス供給圧の上昇・低下のタイミングを入力設定すればよい。その場合、時間で指定できるようにしてもよいし、三方バルブ9の切り換えタイミングに対して○秒前又は○秒後というように指定できるようにしてもよい。
一方、メイクアップガス供給圧Pmの一時的上昇時の圧力値は特に試料ガスの回収率に影響を与える。この回収率は上述したような流量に基づく計算で求めることができる。図4は所定の条件の下における供給圧Pmと回収率との関係を計算した結果のグラフである。270kPa以上でほぼ100%の回収率となる(但し回収率が100%を超えるのは計算上の誤差である)。回収率だけ考えると100%が好ましいが、供給圧を高くするほど第1カラム2の入口圧と出口圧との差が小さくなり、計算上では問題なくとも、実際には第1カラム2内で試料ガスが滞留するといった問題が生じることがあり得る。したがって、必ずしも回収率からのみ上昇時の供給圧を決定することはできず、上記のような他の要因を併せて考える必要がある。
そこで、本実施例のガスクロマトグラフ装置では、一時的な上昇時の供給圧は分析担当者が入力設定するものの、その設定の際の判断に供するように回収率を計算して提示する機能を内蔵している。即ち、供給圧以外の他の分析条件(カラムや抵抗管などの寸法、他の部分のガス圧など)が設定されると、中央制御部30は供給圧と回収率との関係を計算し、例えば図4に示したようなグラフや表形式でその結果を表示部32の画面上に表示する。分析担当者はこの結果を参考にして適切な供給圧を決め、入力部31から設定することができる。
なお、上記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行うことができることは明らかである。
本発明の一実施例によるマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置の要部の構成図。 本実施例のガスクロマトグラフで得られるクロマトグラムの一例を示す図。 本実施例のガスクロマトグラフの動作を説明するための図。 本実施例のガスクロマトグラフにおいて所定の条件の下における供給圧と回収率との関係を計算した結果のグラフ。 ディーンズ方式の流路切換え部の基本的な構成図。 図5の構成の流路切り換え動作の説明図。 図5に示した流路切換え部を用いたマルチディメンジョナルガスクロマトグラフ装置の概略流路構成図。
符号の説明
1…試料気化室
2…第1カラム
3、7、8…抵抗管
4…第1検出器
5…第2カラム
6…第2検出器
9…三方バルブ
10…圧力制御バルブ
11…圧力センサ
20、21、22、23、24…分岐部
30…中央制御部
31…入力部
32…表示部
33…分析制御部
34…データ処理部

Claims (2)

  1. 試料気化室に接続された第1カラムの出口側の流路が、第1検出器が設けられた第1分岐流路と、第2カラム及び第2検出器が設けられた第2分岐流路とに分岐され、第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に選択的に導入しつつ、所定の期間だけ、前記試料ガスを第2分岐流路側へと導入するように流路を切り換える流路切換え手段を分岐部に具備するガスクロマトグラフ装置において、
    前記流路切換え手段は、
    a)メイクアップガスを第1分岐流路又は第2分岐流路の一方側に選択的に流すための三方バルブ又はそれに相当する複数のバルブから成るメイクアップガス切換え手段と、
    b)該メイクアップガス切換え手段の入口側でメイクアップガスの供給ガス圧を調整するガス圧調整手段と、
    c)第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に導入する場合にはメイクアップガスを第2分岐流路側に流し、該試料ガスを第2分岐流路側に導入する期間にはメイクアップガスを第1分岐流路側に流すべく前記メイクアップガス切換え手段の切換えを行う切換え制御手段と、
    d)前記試料ガスを第2分岐流路側に導入すべく前記メイクアップガス切換え手段を第1分岐流路側に切り換えている期間中に、その前後の期間よりもメイクアップガスの供給ガス圧を上昇させるように前記ガス圧調整手段を制御するガス圧制御手段と、
    を備えることを特徴とするガスクロトグラフ装置。
  2. 試料気化室に接続された第1カラムの出口側の流路が、第1検出器が設けられた第1分岐流路と、第2カラム及び第2検出器が設けられた第2分岐流路とに分岐され、第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に選択的に導入しつつ、所定の期間だけ、前記試料ガスを第2分岐流路側へと導入するように流路を切り換える流路切換え手段を分岐部に具備するガスクロマトグラフ装置を用いたガスクロマトグラフ分析方法であって、
    前記流路切換え手段は、
    a)メイクアップガスを第1分岐流路又は第2分岐流路の一方側に選択的に流すための三方バルブ又はそれに相当する複数のバルブから成るメイクアップガス切換え手段と、
    b)該メイクアップガス切換え手段の入口側でメイクアップガスの供給ガス圧を調整するガス圧調整手段と、
    c)第1カラムから流出した試料ガスを第1分岐流路側に導入する場合にはメイクアップガスを第2分岐流路側に流し、該試料ガスを第2分岐流路側に導入する期間にはメイクアップガスを第1分岐流路側に流すべく前記メイクアップガス切換え手段の切換えを行う切換え制御手段と、
    を含み、前記ガス圧調整手段により、前記試料ガスを第2分岐流路側に導入すべく前記メイクアップガス切換え手段が第1分岐流路側に切り換えられている期間中に、その前後の期間よりもメイクアップガスの供給ガス圧を上昇させるべくガス圧を設定するようにしたことを特徴とするガスクロトグラフ分析方法。
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