JP2000131303A - ガスクロマトグラフ装置 - Google Patents

ガスクロマトグラフ装置

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JP2000131303A
JP2000131303A JP10302550A JP30255098A JP2000131303A JP 2000131303 A JP2000131303 A JP 2000131303A JP 10302550 A JP10302550 A JP 10302550A JP 30255098 A JP30255098 A JP 30255098A JP 2000131303 A JP2000131303 A JP 2000131303A
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Kenji Hirai
研治 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレカラムと複数のメインカラムとの連結及
び分岐部分での吸着を防止し、分析精度を高める。 【解決手段】 プレカラム11と二本のメインカラム1
2、13との連結部を一個のT字状ジョイント21と二
個の直線状ジョイント22、23で構成し、各ジョイン
トの中央部をヒータ25を付設した保温ブロック24に
内設する。各ジョイントの下端部はカラムオーブン16
内に露出するようにすると共に、上端部は保温ブロック
24を覆うように設けられた保温カバー26で周囲を囲
まれた配管室27内に露出している。これにより、カラ
ムオーブン16の温度とは無関係に上記連結部を高沸点
成分の沸点以上の高温に維持することができるので、連
結部の流路中での成分の吸着が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスクロマトグラフ
装置に関し、更に詳しくは、複数のカラムに試料ガスを
分岐して又は選択的に流すマルチカラム式のガスクロマ
トグラフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフ装置(以下「GC」
と称す)ではカラム入口に試料気化室を備え、試料気化
室内で気化させた試料をキャリアガスに乗せてカラム内
へ送り込み、カラムを通過する際に時間方向に分離され
る各試料成分をカラム出口に設けた検出器により検出す
る構成を有している。カラムでの分離はカラム寸法など
に依存する分離能により異なるため、多数の試料成分を
含む試料ガスを分析する際には、異なる分解能を有する
複数のカラムに同一の試料ガスを分岐して又は選択的に
送り込むマルチカラム式の構成が有益である。
【0003】図4は従来のデュアルカラム式GCの流路
構成図である。液体試料を気化するための試料気化室1
0にはプレカラム11が接続されており、プレカラム1
1の出口端に接続された三方ジョイント50を介してガ
スは二方向へ分岐される。三方ジョイント50に接続さ
れた二本の導管53、54にはそれぞれ三方ジョイント
51、52が接続されており、プレカラム11は三方ジ
ョイント50、導管53、54及び三方ジョイント5
1、52を介して第一、第二メインカラム12、13に
接続されている。その第一、第二メインカラム12、1
3の出口端にはそれぞれ第一、第二検出器14、15が
設けられている。また、三方ジョイント51、52の残
りの一端にはパージガス供給管55、56が接続されて
おり、パージガス供給管55、56を通して送り込むパ
ージガスの流量をそれぞれ変えることによって三方ジョ
イント51、52の流路交点でのガス圧を変化させ、三
方ジョイント50から導管53、54に分岐される試料
ガスの流れ状態を変えることができるようになってい
る。プレカラム11の入口端からメインカラム12、1
3の出口端に至るまでのガス流路全体はカラムオーブン
16内部に設置されており、所定の温度範囲で温度の調
節が可能となっている。
【0004】上記GCにおける分析時の動作の一例は次
の通りである。まず、一定流量のキャリアガスを試料気
化室10を介してプレカラム11に流しておき、試料溶
液を試料気化室10へ注入する。このとき、第二メイン
カラム13側のパージガス供給管56には第一メインカ
ラム12側のパージガス供給管55よりも多くの流量の
パージガスを流しておく。試料気化室10内で気化した
試料はキャリアガス流に乗ってプレカラム11へ送り込
まれ、プレカラム11内を通過する間に適度に分離され
る。上述のように流量差をもって供給されるパージガス
によって導管54側のガス圧は導管53側よりも高くな
っているため、試料ガスは三方ジョイント50を介して
導管53へ流れ、第一メインカラム12を通って第一検
出器14に至る。プレカラム11によって粗く分離され
た各成分を含む試料ガスは、第一メインカラム12を通
過する間に細かく成分毎に分離される。
【0005】試料注入から或る所定時間が経過した時点
で第二メインカラム13側のパージガス供給管56へ流
すガス流量を減らして逆に他方のパージガス供給管55
へのガス流量を増加させる。すると、導管53側のガス
圧が高くなって、それまで三方ジョイント50から導管
53側へ流れていた試料ガスは導管54へと流れを変え
る。そして試料ガスは、第二メインカラム13を通る過
程で成分毎に細かく分離されて第二検出器15に至る。
第一メインカラム12は試料注入の後に比較的早い時間
にカラムを通り抜ける成分に適したものとし、一方、第
二メインカラム13は試料注入から比較的遅れてカラム
を通り抜ける成分に適したものとしておけば、試料に含
まれる各種成分をより適切に分離して精度の高い分析を
行うことができる。
【0006】なお、試料に含まれる成分の種類等に応じ
て、分析の全期間に亘って温度を一定に維持する定温分
析、或いは、分析の途中で温度を上昇させながら分析を
行う昇温分析のいずれかが行われるが、いずれにしても
予め定められた温度プロファイルに従ってカラムオーブ
ン16は温度制御される。
【0007】図5は上記流路構成に使用される三方ジョ
イント50の詳細図であって、(a)は側面外観図、
(b)は正面断面図である。他の二個の三方ジョイント
51、52も同様の構成を有している。このジョイント
は、ステンレス製の円盤状の基体60の内側に逆T字状
の内部流路61が形成されており、その三方の各端面開
口には、導管53、54又はプレカラム11を嵌挿及び
保持したグラファイト等から成るフェルール62を介挿
して締込みネジ63でもって螺合して固定するようにな
っている。導管53、54やカラム11はフェルール6
2への挿入量に応じて端面開口から内部流路61への突
出量が決まるが、一般には図5(b)に示すように、導
管53、54やカラム11などの配管端部が内部流路6
1の交点付近で互いにごく近接するように取り付けられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流路構成では次のような問題がある。すなわち、三
方ジョイントでは内部流路61に挿入された配管(カラ
ム又は導管)外周側と内部流路61内壁面との間に形成
されるデッドボリウムの容積が大きいため、この部分に
拡散した試料ガスの置換に時間を要すると共に、この内
部流路61の内壁面に試料成分が吸着し易い。例えば、
昇温分析を行う際にはカラムオーブン16内の初期温度
が低い(50〜100℃程度)ため、内部流路61で高
沸点の試料成分の吸着が生じクロマトグラム上でテーリ
ングを生じる。その結果、ピークの分離が悪くなり、分
析精度を劣化させる一因となる。また特に、上記ジョイ
ントの基体60は熱容量が大きく、昇温分析時にジョイ
ント内部の温度上昇はカラムオーブン16の温度上昇か
ら時間的に遅延するため、高沸点成分の吸着は一層生じ
易い。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その主たる目的は、プレカラムと
メインカラムとの連結箇所における試料ガスの流通が円
滑であって、分析精度を低下させることがないガスクロ
マトグラフ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、試料気化室に接続されたプレカラ
ムの出口側に複数のメインカラムを並列に接続し、プレ
カラムから流出したガスを複数に分岐して又は選択的に
各メインカラムへ導入する流路系を有するガスクロマト
グラフ装置において、プレカラムとメインカラムとを連
結する連結部をユニット化し、プレカラム及びメインカ
ラムを内装するカラムオーブンとは独立に温度調整可能
な温度調整部内に設けることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態及び発明の効果】カラムオーブンは
分析対象の試料の種類などによって一定温度に維持され
る場合と所定のプロファイルに従って昇温制御される場
合とがある。これに対し温度調整部は、分析の開始時点
から終了時点まで一定の高温に維持される。このときの
温度は試料に含まれる高沸点成分の沸点以上又はその近
傍の温度とし、例えば昇温分析の場合には分析終了時点
での到達温度以上とするとよい。分析時に試料気化室か
らプレカラムに送り込まれた試料ガスは、プレカラムを
通過する際にはその内壁への吸着・離脱により成分毎に
粗く分離される。プレカラムから流出した試料ガスは連
結部に流れ込むが、連結部は温度調整部により常に高温
に維持されているので、高沸点の成分であっても内壁等
に吸着されることなく円滑に連結部を通過してメインカ
ラムへと流れ込む。そして、メインカラムを通過する間
に成分毎に細かく分離される。
【0012】したがって、本発明に係るガスクロマトグ
ラフ装置によれば、試料ガスに含まれる各種成分の連結
部での吸着が軽減されるので、クロマトグラム上でのテ
ーリングの発生が回避できる。そのため、ピークの分離
が良好になり、分析精度の向上が図れる。
【0013】また本発明に係るガスクロマトグラフ装置
では、プレカラム及びメインカラムと前記連結部との各
接続部位はカラムオーブン内空間に露出して設けられて
いることが好ましく、更には、該接続部位に対してプレ
カラム及びメインカラムを同一方向から接続できる構造
であることがより好ましい。すなわち、一般にプレカラ
ムやメインカラムは比較的頻繁に交換又はメンテナンス
する必要があるが、カラムオーブン内空間に接続部位が
露出していれば、これらカラムの取外し及び装着が容易
に行え作業性がよい。また、カラムを破損する恐れも少
なくて済む。
【0014】また上記連結部は、具体的には、T字状内
部流路を有する第一の連結部材と筒状に延伸する二個の
第二の連結部材とを含み、第一の連結部材の垂直延伸部
の下端にプレカラムとの接続部位を設けると共に第二の
連結部材の一端にそれぞれメインカラムとの接続部位を
設け、第一の連結部材の両腕の端部と二個の第二の連結
部材の他端とをそれぞれ配管で接続して成り、更に、第
一の連結部材の垂直延伸部の流路の内部及び二個の第二
の連結部材の流路の内部に挿入されたプレカラム及びメ
インカラムの挿入方向に沿って該プレカラム及びメイン
カラムの外周にパージガスを流すようにした構成とする
ことができる。
【0015】このような構成では、連結部材の内部流路
においてデッドボリウムが少なくなり、デッドボリウム
に入り込んだ試料ガスもパージガスによって速やかに追
い出される。したがって、デッドボリウムによる試料ガ
スの遅延がなくなり、一層の分析精度の向上が図れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るガスクロマトグラフ装置
の一実施例を図を参照して詳細に説明する。図1は本実
施例によるデュアルカラム式GCの流路構成図、図2は
このGCに用いられる第一ジョイントの断面図、図3は
このGCに用いられる第二ジョイントの部分的な断面図
である。
【0017】図1に示すようにこのGCでは、カラムオ
ーブン16の上部に、その一部がカラムオーブン16の
断熱部材から成る壁面17に埋設されるようにジョイン
トユニット20が設置されている。このジョイントユニ
ット20は、後述の第一〜第三ジョイント21〜23を
内設した金属(例えばアルミニウム)製の保温ブロック
24と、保温ブロック24を加熱するためのカートリッ
ジヒータ25と、保温ブロック24の上部に配管室27
となる空間を形成するように該保温ブロック24を覆う
断熱部材から成る保温カバー26とを含んで成る。保温
ブロック24の下部はカラムオーブン16の壁面17に
埋設されており、保温カバー26はネジ等により着脱可
能に取り付けられている。
【0018】第一〜第三ジョイント21〜23はその下
端の配管接続部がいずれも下方向に保温ブロック24か
ら突出してカラムオーブン16内に露出しており、カラ
ムオーブン16内空間からプレカラム11、第一、第二
メインカラム12、13を装着及び離脱することができ
るようになっている。また、第一〜第三ジョイント21
〜23の上端の配管接続部はいずれも上方向に保温ブロ
ック24から突出して配管室27内に露出している。第
一ジョイント21の上端はT字形状に分岐し、その両端
にそれぞれ配管接続部が形成されており、金属(ステン
レスなど)製の導管28、29がそれぞれ接続されてい
る。また、第二、第三ジョイント22、23の上端は頭
部に配管接続部が形成されており、それぞれ上方から導
管28、29が接続されている。更に、第一〜第三ジョ
イント21〜23の途中には、それぞれ保温ブロック2
4の内部を通ってパージガス供給管30〜32が接続さ
れるようになっている。
【0019】第一ジョイント21は、図2に示すよう
に、金属(ステンレスなど)製の円筒状の中央基体40
の上端に水平に円筒状の上部基体41が溶着されて略T
字形状の流路を形成しており、中央基体40の下端には
太径円筒状の下部基体42が嵌挿されて溶着されてい
る。上部基体41の両端開口には導管28、29を嵌挿
したグラファイト製のフェルール44を介挿してナット
45が螺着されるようになっており、これにより導管2
8、29が保持されている。また、下部基体42の下端
開口にはプレカラム11を嵌挿したグラファイト製のフ
ェルール44を介挿してナット45が螺着されるように
なっており、これによりプレカラム11はその先端部が
中央基体40と上部基体41の接合箇所近傍まで延伸し
て保持されている。したがって、中央基体40内側の中
空部は内側にプレカラム11が存在し、その同心外周に
パージガスの流通路が形成された二重円筒体になってい
る。また、中央基体40の下端近傍には複数の小孔43
が穿孔されており、この小孔43を介して中央基体40
内側と下部基体42内側とは連通している。更には、中
央基体40と上部基体41との接合箇所ではパージガス
の流通路が狭くなっており、上昇するパージガスが確実
にプレカラム11の外周壁至近に沿って流れるようにし
ている。
【0020】一方、第二ジョイント22(第三ジョイン
ト23も同様)では、中央基体40の下端に溶着される
下部基体42の構造は上記第一ジョイント21と同一で
あるが、中央基体40上端に溶着される上部基体46は
図3に示すように上方に直線状に延伸している。上部基
体46の上端開口には導管28を嵌挿したフェルール4
4を介挿してナット45が螺着されており、これによっ
てメインカラム12と導管28とは同軸上に配置されて
いる。メインカラム12の外径が導管28の内径よりも
細い場合には、図3に示すように、メインカラム12の
先端部が導管28の端面よりも内側まで入り込むように
両者の位置を決めるとよい。また、メインカラム12と
導管28の径がほぼ同じである場合には、両者の端面を
ごく小さな所定長離間して配置するとよい。
【0021】なお、図2及び図3に示すように、中央基
体40の長手方向の殆ど全ての部分は前述の保温ブロッ
ク24内に配設されているので、密着した保温ブロック
24を介して直接的に加熱される。
【0022】上記構成のGCにおける分析の手順は次の
通りである。保温ブロック24はカートリッジヒータ2
5及び保温ブロック24に付設された図示しない温度セ
ンサにより所定の一定温度に加熱される。このときの温
度は分析対象の試料に含まれる高沸点成分の沸点よりも
高くなるように(通常200℃以上)設定しておく。第
一〜第三ジョイント21〜23は金属製であるため、保
温ブロック24を通して与えられた熱により第一〜第三
ジョイント21〜23全体の温度もほぼ同程度に維持さ
れる。また、配管室27内も高温に維持されるため、導
管28、29も同じように高温に保たれる。
【0023】試料注入以前に、試料気化室10を介して
一定流量のキャリアガスがプレカラム11に流される。
また、それぞれ所定流量のパージガス(ガス成分はキャ
リアガスと同一)が各パージガス供給管30〜32に供
給される。パージガスは保温ブロック24の内部を通過
する際に暖められ、その後に第一〜第三ジョイント21
〜23の流路内へ導入されるので、冷たいパージガスに
よりジョイント21〜23の温度が低下することを防止
できる。いずれのジョイント21〜23においてもパー
ジガスは、図2に示すように下部基体42から小孔43
を介して中央基体40内側に導入され、中央基体40内
壁とプレカラム11外周壁との間を上昇するように流れ
る。第一ジョイント21においては、そのように流れる
パージガスはプレカラム11を通ってきたキャリアガス
と一緒になって導管28、29又はその一方に流れ込
む。キャリアガスの流れる方向(又は分岐して流れる割
合)は、パージガス供給管31、32に供給されるガス
流量(つまりガス圧力)に依存している。
【0024】昇温分析の場合、カラムオーブン16内の
初期温度は低く設定されている。所定量の試料溶液が試
料気化室10内に注入されると、気化した試料はキャリ
アガス流に乗ってプレカラム11の中に送り込まれ、プ
レカラム11を通過して図2に示した第一ジョイント2
1内のプレカラム11先端部から流出する。プレカラム
11先端部の周囲には上述のように同一方向にパージガ
スが流れているので、流出した試料ガスは下方に戻るこ
となく上部基体41内の流路に進み、導管28、29又
はその一方へと流れ込む。導管28、29の外周壁と上
部基体41内の流路内壁との間にはデッドボリウムが存
在するが、このデッドボリウムには常にパージガスが送
り込まれるので、デッドボリウムに入り込んだ試料ガス
も長く滞留することなく導管28、29へと送られる。
【0025】導管28、29又はその一方を通った試料
ガスは図3に示したように第二、第三ジョイント22、
23の上方から導入され、下方から流れてくるパージガ
スと混合されて第一、第二メインカラム12、13へと
送り込まれる。第一〜第三ジョイント21〜23、導管
28、29は共に高温に維持されているので、高沸点の
成分であっても流路内壁面に吸着しにくく、これらジョ
イントユニット20内の流路を円滑に通過して第一、第
二メインカラム12、13へと送り込まれる。
【0026】上述のように第一、第二メインカラム1
2、13への試料ガスの流通はパージガス供給管31、
32へ供給するガス流量によって切り替えることができ
るから、分析対象の試料や分析目的に応じて第一、第二
メインカラム12、13への試料ガスの流れを制御し、
各メインカラム12、13でもって分離した試料成分を
第一、第二検出器14、15で順次検出する。
【0027】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行うことができること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるデュアルカラム式ガ
スクロマトグラフ装置の流路構成図。
【図2】 本実施例に使用される第一ジョイントの断面
図。
【図3】 本実施例に使用される第二ジョイントの部分
的な断面図。
【図4】 従来のデュアルカラム式ガスクロマトグラフ
装置の流路構成図。
【図5】 従来の三方ジョイントの側面外観図(a)、
正面断面図(b)。
【符号の説明】
10…試料気化室 11…プレカラム 12、13…メインカラム 14、15…検出器 16…カラムオーブン 17…壁面(断熱部材) 20…ジョイントユニット 21〜23…ジョイント 24…保温ブロック 25…カートリッジヒータ 26…保温カバー 27…配管室 28、29…導管 30〜32…パージガス供給管 40…中央基体 41…上部基体 42…下部基体 43…小孔 44…フェルール 45…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料気化室に接続されたプレカラムの出
    口側に複数のメインカラムを並列に接続し、プレカラム
    から流出したガスを複数に分岐して又は選択的に各メイ
    ンカラムへ導入する流路系を有するガスクロマトグラフ
    装置において、プレカラムとメインカラムとを連結する
    連結部をユニット化し、プレカラム及びメインカラムを
    内装するカラムオーブンとは独立に温度調整可能な温度
    調整部内に設けることを特徴とするガスクロトグラフ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101538A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Agilent Technol Inc 流体の流れを制御するためのシステム及び方法
JP2010101684A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Gastec:Kk 携帯型の簡易ガスクロマトグラフ分析装置
JP2015225017A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 横河電機株式会社 ガスクロマトグラフ

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