JPH05126817A - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JPH05126817A
JPH05126817A JP31349891A JP31349891A JPH05126817A JP H05126817 A JPH05126817 A JP H05126817A JP 31349891 A JP31349891 A JP 31349891A JP 31349891 A JP31349891 A JP 31349891A JP H05126817 A JPH05126817 A JP H05126817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
gas chromatograph
focusing unit
capillary column
solenoid valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP31349891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yasui
茂夫 安居
Kenji Hirai
研治 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to JP31349891A priority Critical patent/JPH05126817A/ja
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排ガス中の炭化水素類であって特に炭素数の
少ない(C)〜(C4 )程度の炭化水素類をより正確に
分析することの出来るフォ−カシングユニットを備えた
ガスクロマトグラフを提供すること。 【構成】 冷媒導入口20を設けると共に、キャピラリ
カラム3の始端部より一定長さの先端部を挿通するため
の一定の径を有する管路21と、該管路の途中に配置し
た電磁弁23と、前記管路21に巻回したヒ−タとより
成るフォ−カシングユニット2を備えたガスクロマトグ
ラフ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キャピラリカラムを
用いて例えば自動車の排ガス中の炭化水素(HC)類を
分析するためのガスクロマトグラフ、より詳しくはフォ
−カシングユニットを備えたガスクロマトグラフと、こ
のガスクロマトグラフによる分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関の燃焼排ガス中には種
々の炭化水素類が含まれているが、従来このような排ガ
ス中の炭化水素類を分析する場合、キャピラリカラムを
用いたガスクロマトグラフによって分析することが多
い。通常、分析用の試料ガスはキャピラリカラムの先端
部にフォ−カシング(集着)してから分析するが、この
ため低温制御付加装置付ガスクロマトグラフを用いてキ
ャピラリカラム全体をカラム恒温槽内で冷却(−60°
C〜−70°C程度)し、カラム先端部での捕集濃縮と
同時に分析する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キャピラリカラムを冷
却して排気ガス中の炭化水素を濃縮して分析する場合、
上記する冷却温度(−60°C〜−70°C)程度では
メタン(CH4 )からブタン(C4 10)等炭素数の少
ない炭化水素類は沸点が低いため、キャピラリカラムに
確実にフォ−カシング(集着)せず試料層が移動し、ク
ロマトグラムのピ−ク幅が大きくなって現れるという現
象が確認される(図2参照)。従って上記する程度の冷
却では不十分で正確な測定は出来ないという問題があっ
た。この発明はかかる課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とする所は排ガス中の炭化水素類であっ
て、特に炭素数が1乃至4(C)〜(C4 )程度の炭化
水素類をより正確に分析することの出来るフォ−カシン
グユニットを備えたガスクロマトグラフを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、ガスクロマトグラフが、冷媒
導入口を設けキャピラリカラムの始端部より一定長さの
先端部を挿通するための一定の径を有する管路と、該管
路の途中に配置した電磁弁と、前記管路に巻回したヒ−
タとより成るフォ−カシングユニットを備えたことを特
徴とする。
【0005】
【作用】フォ−カシングユニットを備えたガスクロマト
グラフと該ガスクロマトグラフによる分析方法を上記手
段とした場合の作用について添付図の符号を用いて説明
する。フォ−カシングユニット2の曲管21に4〜15
kgf/cm2 程度の圧力の高い液体窒素を導入すると曲管2
1内は勿論、この中に通してあるキャピラリカラムの先
端部分31も冷却されているので試料導入部4から導入
された試料ガス中のメタン〜ブタン(CH4 〜C
4 10)等沸点の低い炭化水素は確実にフォ−カシング
(集着)される。この場合、曲管21内を流通する冷媒
(液体窒素)は圧力の高い状態で導入されるので少なく
とも分岐管22に配置された電磁弁23の位置までは液
体状態が維持され、従って、フォ−カシング効果も大き
くなる。
【0006】
【実施例】以下、この説明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明にかかるガスクロ
マトグラフの構成を示す簡略図である。1はカラムオ−
ブンであって内部には冷媒として用いる液体窒素(勿論
他の冷媒、例えば液体ヘリウムや液体アルゴンも使用す
ることが出来る)を送液するためのフォ−カシングユニ
ット2が配置されている。該フォ−カシングユニット2
は、液体窒素を導入するため一端部近傍に導入口20を
設けた径の大きな円弧状の管路21(以下、曲管21と
する)と、該曲管21の他端部近傍に接続され管路途中
に電磁弁23を配置した分岐管22と、該曲管22に巻
回したヒ−タ24と、より構成されている。また、前記
分岐管22に配置されている電磁弁23は前記カラムオ
−ブン1の外部に設置されているが、該電磁弁23を配
置した後部の分岐管22は再度カラムオ−ブン1内へ配
管されると共にその管路端部(冷媒出口)はカラムオ−
ブン1内へ位置させてある。
【0007】この実施例においては曲管21と分岐管2
2とは実施上の便宜を考慮して別個に製作し接続するよ
うにしたが、配管の仕方によっては一体ものとしても良
い。また、前記電磁弁23を冷媒の導入口20より前の
位置に設置することも考えられるが、そうすると曲管2
1内へ導入された液体窒素が必ずしも液体状態とはなら
ず一部気体状態となり試料の集着状態も安定しなくな
る。従って電磁弁23は必ず曲管21の後部か、分岐管
22の途中に設置する。
【0008】次に、前記カラムオ−ブン1内にはキャピ
ラリカラム3が配置されるが、その始端部には六方バル
ブ41と計量管42とより成る試料導入部4が接続さ
れ、試料はこの試料導入部4で計量されてからキャピラ
リカラム3へ導入される。この場合該試料導入部4は一
定温度状態に維持されている。また、前記キャピラリカ
ラム3の始端部より一定長さの先端部分31は前記フォ
−カシングユニット2を構成する管路である曲管21内
に挿通してある。更に、該キャピラリカラム3の出口側
は検出器5へと接続されている。尚、前記フォ−カシン
グユニット2の曲管21にはなるべく長く液体状態を維
持するため4〜15kgf/cm2 程度の圧力で冷媒(液体窒
素)が導入口20より導入され、更にこの液体窒素は曲
管21の後の分岐管22途中に配置された電磁弁23を
介してカラムオ−ブン1内の分岐管22端部より排出さ
れるようになっている。
【0009】この発明にかかるガスクロマトグラフは以
上のような構成からなるが、次にその作用について説明
する。上記するようにフォ−カシングユニット2の曲管
21に4〜15kgf/cm2 程度の圧力の高い液体窒素を導
入すると曲管21内は勿論、この中に通してあるキャピ
ラリカラムの先端部分31も冷却されているので試料導
入部4から導入された試料ガス中のメタン(CH4 )等
沸点の低い炭化水素は確実にフォ−カシング(集着)さ
れる。この場合、曲管21内を流通する冷媒(液体窒
素)は圧力の高い状態で導入されるので少なくとも分岐
管22に配置された電磁弁23の位置までは液体状態が
維持され、従って、フォ−カシング効果も大きい。更
に、分岐管22の端部よりカラムオ−ブン1内に排出さ
れた液体窒素はこのカラムオ−ブン1内も冷却すること
が出来るので該カラムオ−ブン1内を温度調節しながら
分析することが出来る。而してその後、カラムオ−ブン
1は昇温用のヒ−タ(図示せず)により昇温されて導入
された試料は分析される。また、カラムオ−ブン昇温時
に前記ヒ−タ24を併用することにより炭素数5
(C5 )以上の炭化水素類のクロマトグラムのピ−クの
形状を良くすることが出来る。
【0010】
【発明の効果】この発明にかかるフォ−カシングユニッ
トを備えたガスクロマトグラフは以上詳述したような構
成としたので、キャピラリカラム先端部分の冷却効果が
極めて良くなり、従って特に炭素数の少ない炭化水素類
(特に炭素数C〜C4 )のフォ−カシング(集着)が良
くなり、分析精度も向上させることが出来る。図2は従
来のガスクロマトグラフによる分析方法と、この発明に
かかるフォ−カシングユニットを備えたガスクロマトグ
ラフによる方法とで分析されたクロマトグラムの比較を
示すが、この図に示すように特に炭素数C〜C4 のクロ
マトグラムのピ−クがシャ−プになっていることが分か
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるフォ−カシングユニットを備
えたガスクロマトグラフの構成を示す簡略図である。
【図2】従来のガスクロマトグラフと、この発明にかか
るフォ−カシングユニットを備えたガスクロマトグラフ
とで分析されたクロマトグラムの比較を示す図である。
【符号の説明】
1 カラムオ−ブン 2 フォ−カシングユニッ
ト 20 冷媒導入口 21 曲管 2
2 分岐管 23 電磁弁 24 ヒ−タ 3
キャピラリカラム 31 キャピラリカラムの始端部より一定長さの先端部
分 4 試料導入部 41 六方バルブ 4
2 計量管 5 検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒導入口を設けキャピラリカラムの始
    端部より一定長さの先端部を挿通するための一定の径を
    有する管路と、該管路の途中に配置した電磁弁と、前記
    管路に巻回したヒ−タとより成るフォ−カシングユニッ
    トを備えたガスクロマトグラフ。
JP31349891A 1991-10-31 1991-10-31 ガスクロマトグラフ Pending JPH05126817A (ja)

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JP31349891A JPH05126817A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ガスクロマトグラフ

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