JP2001289832A - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JP2001289832A
JP2001289832A JP2000107753A JP2000107753A JP2001289832A JP 2001289832 A JP2001289832 A JP 2001289832A JP 2000107753 A JP2000107753 A JP 2000107753A JP 2000107753 A JP2000107753 A JP 2000107753A JP 2001289832 A JP2001289832 A JP 2001289832A
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JP
Japan
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pressure
sample
flow rate
flow path
pressure sensor
Prior art date
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Application number
JP2000107753A
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English (en)
Inventor
Koji Omiya
康二 大宮
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、圧力センサの追加なしに簡易に一次
圧をモニタし、流量を正確に計算することが可能なGC
を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明では、まず電源投入時、CommonとNo
rmal Closeを接続し、圧力センサS2で一次圧をモニタ
しておく。次にCommonとNormal Openを接続して試料気
化室に一定流量のキャリアガスを流す。このとき前述し
た圧力センサS2による一次圧のモニタ値と差圧センサ
S1のモニタ値を用いて流量を計算し、その流量をフィ
ードバックして流量制御バルブV1で流量を制御する。
同時にセプタムパージ流路4と連通した圧力センサS2
のモニタ値を読んで、流量制御バルブV2で試料気化室
21内の圧力を一定に保った状態とする。この状態で試
料を図示しない試料注入器で試料気化室1に注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクロマトグラ
フ(以下、GCという)、特にGCのスプリット/スプ
リットレス方式による試料導入に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるスプリット/スプリットレ
ス試料導入装置を備えたGCは、図2に示すように、試
料を気化させる試料気化室21、試料気化室21に一定
流量のキャリアガスを流すための流量制御バルブ22、
流量を測るための流量センサ(固定抵抗23と差圧セン
サ24で構成される)、一次圧を一定に保つための調圧
器25、試料気化室内の圧力をモニタするためにセプタ
ムパージベント26に接続されている圧力センサ27、
その圧力モニタ値を読んで試料気化室内の圧力を一定に
保つためにスプリットベント28に接続されている圧力
制御バルブ29、およびカラム30、セプタム31で構
成されている。
【0003】スプリット試料導入法は、固定抵抗23と
差圧センサ24で構成される流量センサと流量制御バル
ブ22を用いて試料気化室に一定流量のキャリアガスを
流し、セプタムパージベント26に接続された圧力セン
サ27のモニタ値を読んで圧力制御バルブ29で試料気
化室21内の圧力を一定に保った状態で試料をマイクロ
シリンジなどで試料気化室21に注入する。試料気化室
で気化した試料は、カラム30とスプリットベント28
との抵抗比に応じた流量比で分配される。また、スプリ
ットレス試料導入法は、まず圧力制御バルブ29を閉じ
て、バルブ22と圧力センサ27を用いて試料気化室2
1内の圧力を一定に保った状態で試料を試料気化室21
に注入し、一定時間経過後に前述のスプリット試料導入
法の状態に切り換える。なお、この従来のGCでは、一
定流量のキャリアガスを流すため、調圧器25で一次圧
(図示しないキャリアガス源の圧)を一定に保ち、その
一次圧の設定値と差圧センサ24のモニタ値から固定抵
抗23の抵抗値を用いて流量を計算しており、計算値に
応じて流量制御バルブ22を調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
流量制御は、流量計算に用いられる一次圧は一般に工場
出荷時に調整されたものであり、調圧器などの経時変化
は避けられない。したがって、厳密には分析の度毎に一
次圧が変化し、流量制御バルブ22を調節しなければな
らなず、これが再現性を悪化させる原因になっていた。
しかも、一次圧の変化による流量変化は微小な場合もあ
り、その場合には流量センサでは検出しきれない。ま
た、調圧器25の下流に圧力センサを取り付けて、一次
圧を常時モニタするという手段も考えられるが、圧力セ
ンサは高価であるという欠点がある。そこで、本発明
は、圧力センサの追加なしに簡易に一次圧をモニタし、
流量を正確に計算することが可能なGCを提供すること
を目的とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するため、試料気化室に少なくともキャリアガス流
路、スプリット流路、セプタムパージ流路を各々接続す
るとともに、セプタムパージ流路に圧力センサを設けて
試料気化室内の圧力をモニタするガスクロマトグラフに
おいて、前記セプタムパージ流路と圧力センサ間に流路
切換弁を設けるとともに、該流路切換弁に前記キャリア
ガス流路と接続されるバイパス流路を接続したことを特
徴とする。
【0006】一般に、内径d、長さLの管路中を流れる
粘性係数μの流体の流量Fは、管路の入口圧をPa、出
口圧をPbとしたとき、 F=(60π/256μ)・(d4/L)・{[(Pa+Pb)2−Pb2]/Pb}
×103 となる。ここで、従来は、入口圧(一次圧)Paは、キ
ャリアガスボンベ出荷時に調整された圧を元に計算して
いるが、本発明では、試料気化室内の圧力をモニタする
圧力センサによって、一次圧をモニタすることにより、
流量を正確に計算できる。
【0007】なお、本発明の圧力センサは、特に限定さ
れず、抵抗線ひずみ計式、圧電式、半導体ひずみゲージ
式などを用いることができる。流路切換弁としては、例
えば三方電磁弁を用いることができるが、これに限定さ
れず、手動の三方弁でもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明のガスクロマトグラフの
概略図で、1は試料気化室である。試料気化室1の頭部
にはシリコンゴム製のセプタム2が取り付けられ、試料
注入器(図示せず)のシリンジのニードルがそのセプタ
ム2を貫通して先端が試料気化室1の内部に挿入され
る。試料気化室1内には、ガラスインサート7があり、
先端部はカラム6の一端が接続される。なお、試料気化
室1には、図示しないが、ヒータも設けてある。
【0009】3はキャリアガス流路であり、一端は図示
しないキャリアガス源に接続され、他端は前述した試料
気化室1の側方に接続されている。キャリアガス流路3
には、キャリアガスの流量を制御するための流量制御バ
ルブV1、一次圧を調圧する調圧器V0、固定抵抗R1
と差圧センサS1で構成される流量センサが設けられて
いる。4はセプタムパージ流路であり、一端は試料気化
室1のセプタム2の下面に接続し、また流路4には、可
変抵抗R2及び圧力センサS2が設けられている。セプ
タムパージ流路4上の圧力センサS2と試料気化室1と
の間にはガス抵抗がほとんど無いため、圧力センサS2
によって検出されるガス圧は試料気化室1内のガス圧と
同一とみなすことができる。
【0010】セプタムパージ流路4から圧力センサS2
への流路8の途中には三方電磁弁SVが配置されてい
る。三方電磁弁SVは、Common、Normal Open、Normal
Closeの3ポートがあり、分析中などの定常状態ではCom
monとNormal Openが接続される。また、三方電磁弁SV
のNormal Closeにはバイパス流路9が接続されており、
このバイパス流路9の一端はキャリアガス流路1と接続
される。電源投入時、分析終了から次の分析の間の時間
などの非定常状態のときはCommonとNormal Closeが接続
される。なお、 Normal OpenとNormal Closeの切換え
は、三方電磁弁SVに電流を流すとCommonとNormal Clo
seが接続されるようにしておく。
【0011】5はスプリット流路であり、排出ガスの流
量を調節するための流量制御バルブV2が設けられてい
る。また、10は制御部であり、前述した圧力センサS
2により検出されるガス圧が所定値となるように、また
スプリット流路5とカラム6とに流れるガス流量の比率
(スプリット比)が所定値に維持されるように、流量制
御バルブV1、V2を制御している。
【0012】以上の構成で、この実施例の動作を次に説
明する。まず、電源投入時、CommonとNormal Closeが接
続するように三方電磁弁SVに電流を流す。キャリアガ
スは、キャリアガス流路3を通り試料気化室1内に供給
されるとともに、バイパス流路9を通り圧力センサS2
で一次圧をモニタしておく。次に三方電磁弁SVへの電
流を遮断して、CommonとNormal Openを接続して試料気
化室に一定流量のキャリアガスを流す。このとき前述し
た圧力センサS2による一次圧のモニタ値と差圧センサ
S1のモニタ値を用いて流量を計算し、その流量をフィ
ードバックして流量制御バルブV1で流量を制御する。
同時にセプタムパージ流路4と連通した圧力センサS2
のモニタ値を読んで、流量制御バルブV2で試料気化室
1内の圧力を一定に保った状態とする。この状態で試料
を図示しない試料注入器で試料気化室1に注入する。試
料気化室で気化した試料は、カラム6とスプリット流路
5との抵抗比に応じた流量比で分配される。カラム6で
分離した成分は、図示しない検出器で検出される。
【0013】分析が終了してから次の分析の間の時間な
どは、三方電磁弁SVに電流を流し、 CommonとNormal
Closeを接続して、圧力センサS2で一次圧をモニタし
ておく。また、スプリットレス試料導入法は、まず流量
制御バルブV2を閉じて、試料を試料気化室1に注入
し、一定時間経過後に前述のスプリット試料導入法の状
態に切り換える。なお、前述の実施例では、調圧器V0
が備わっているが、本発明では調圧器V0を省略するこ
ともできる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、一次圧をモニタするこ
とができるので、流量を正確に計算することが可能にな
る。また、一次圧をモニタする機能を備えることによ
り、定期点検、GLP/GMP、自己診断において一次
圧をチェックすることができ、分析の信頼性向上につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスクロマトグラフの概略図
【図2】従来のガスクロマトグラフの概略図
【符号の説明】
1:試料気化室 2:セプタム 3:キャリアガス流路 4:セプタムパージ流路 5:スプリット流路 6:カラム 9:バイパス流路 S2:圧力センサ V1、V2:流量制御バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料気化室に少なくともキャリアガス流
    路、スプリット流路、セプタムパージ流路を各々接続す
    るとともに、セプタムパージ流路に圧力センサを設けて
    試料気化室内の圧力をモニタするガスクロマトグラフに
    おいて、前記セプタムパージ流路と圧力センサ間に流路
    切換弁を設けるとともに、該流路切換弁に前記キャリア
    ガス流路と接続されるバイパス流路を接続したことを特
    徴とするガスクロマトグラフ。
JP2000107753A 2000-04-10 2000-04-10 ガスクロマトグラフ Pending JP2001289832A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069342A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Shimadzu Corp ガス流量制御装置
CN103995071A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 安捷伦科技有限公司 分流道气体流量控制
JP2016048214A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 株式会社島津製作所 電子捕獲検出器とそれを備えたガスクロマトグラフ
CN107796900A (zh) * 2017-09-12 2018-03-13 国网福建省电力有限公司 一种油色谱试验自动进样装置
JP2018189545A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 株式会社島津製作所 ガス供給制御装置、ガスクロマトグラフ及び圧力センサ異常判定方法

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