JPH08101177A - キャピラリーガスクロマトグラフ - Google Patents

キャピラリーガスクロマトグラフ

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Publication number
JPH08101177A
JPH08101177A JP26179094A JP26179094A JPH08101177A JP H08101177 A JPH08101177 A JP H08101177A JP 26179094 A JP26179094 A JP 26179094A JP 26179094 A JP26179094 A JP 26179094A JP H08101177 A JPH08101177 A JP H08101177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
constant
flow rate
flow path
makeup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26179094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Komori
亨一 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP26179094A priority Critical patent/JPH08101177A/ja
Publication of JPH08101177A publication Critical patent/JPH08101177A/ja
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  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メイクアップ流路を簡単な構成にするととも
に、メイクアップ流路を制御するプログラムも不要にす
る。 【構成】 キャリアガスを試料気化室2に供給するキャ
リアガス流路に定圧制御弁4とその上流に定流量制御弁
20を設け、検出器12には定流量制御弁20と定圧制
御弁4との間から分岐した分岐流路22をメイクアップ
流路として接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油化学、医薬、食品、
環境分析などの分野で用いられるガスクロマトグラフに
関し、特にキャピラリーカラムを備えたキャピラリーガ
スクロマトグラフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャピラリーガスクロマトグラフでは、
キャピラリーカラムを流れるキャリアガス流量が微量で
あるため、検出器条件を最適化するためにカラムとは別
の流路から検出器にメイクアップガスを供給するメイク
アップ流路が設けられている。図1はそのようなメイク
アップ流路を備えたキャピラリーガスクロマトグラフを
概略的に示したものである。試料気化室2に定圧制御弁
6を介してキャリアガスが供給され、試料気化室2には
セプタムへの試料の吸着を防ぐセプタムパージ流路6
と、試料気化室2に導入された試料の一部のみをカラム
に供給し、残りを排出するためにニードル弁9を備えた
スプリット流路8が設けられている。試料気化室2の出
口にはキャピラリーカラム10が接続され、キャピラリ
ーカラム10の出口には検出器12が接続されている。
【0003】検出器12にメイクアップガスを供給する
ためにメイクアップ流路16が接続され、メイクアップ
ガス流量を調節するためにプログラム可能なフローコン
トローラ14がメイクアップ流路16に設けられてい
る。このメイクアップ流路16はキャリアガス制御系と
は独立のメイクアップ制御系を備えている。昇温分析を
行なったときTCD(熱伝導度検出器)やFTD(フレ
ームサーミオニック検出器)などの検出器ではキャピラ
リーを流れる流量が変化することによってベースライン
が変動する。このベースラインの変動をメイクアップガ
スの流量を調節することにより打ち消す。フローコント
ローラ14は昇温分析によるカラム流量の変動に由来す
るベースライン変動を打ち消すように、コントローラ1
8に設けられたプログラムに従って制御されている。コ
ントローラ18はまた定圧制御弁4を制御してカラム入
口圧を一定にする。スプリット流路8のニードル弁9
は、昇温分析中は一定の抵抗値をもち、一定のスプリッ
ト流量が流れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示されるよう
に、キャリアガス制御系とは独立したメイクアップ制御
系を備えたキャピラリーガスクロマトグラフでは、昇温
分析時のベースライン変動を打ち消すために調節可能な
フローコントローラ14と、そのフローコントローラを
プログラム制御するプログラムの作成が必要になり、コ
スト高を招く。そこで、本発明はメイクアップ流路を簡
単な構成にするとともに、メイクアップ流路を制御する
プログラムも不要にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、試料気化室
へキャリアガスを供給するキャリアガス流路にはカラム
入口圧を一定に保つ定圧制御弁の他に、その上流に定流
量制御弁を設け、その定圧制御弁と定流量制御弁との間
の流路に分岐流路を設けてその分岐流路をメイクアップ
流路として検出器に流路接続する。
【0006】
【作用】昇温分析の際にはキャピラリーカラムを流れる
流量が減少していくが、カラム入口圧を一定にする定圧
制御弁の上流に位置する定流量制御弁の働きによって、
減少したカラム流量に相当する流量分のメイクアップ流
量が増加し、ベースラインの変動が防がれる。
【0007】
【実施例】図2は一実施例を概略的に表わしたものであ
る。図1と同一の部分には同一の符号を付す。キャリア
ガスを試料気化室2に供給するキャリアガス流路には、
カラム入口圧を一定に保つ定圧制御弁4と、その定圧制
御弁4の上流にキャリアガス流量を一定に保つ定流量制
御弁(マスフローコントローラ)20が設けられてい
る。試料気化室2にはニードル弁7を備えたセプタムパ
ージ流路6と、試料気化室2に導入された試料を一定の
割合に減少させるニードル弁9を備えたスプリット流路
8が接続されている。
【0008】試料気化室2に接続されたキャピラリーカ
ラム10の出口には検出器12が接続され、検出器12
には、定流量制御弁20と定圧制御弁4の間から分岐し
た分岐流路22がメイクアップ流路として抵抗管24を
介して接続されている。コントローラ18は定流量制御
弁20が一定流量を流すように制御し、定圧制御弁6が
カラム入口圧を一定に保つように制御する。スプリット
流路8のニードル弁9は、昇温分析中は一定の抵抗値を
もち、一定のスプリット流量が流れるようになってい
る。検出器12としてはTCDやFTDなどを用いるこ
とができる。
【0009】次に、この実施例の動作について説明す
る。定圧制御弁4によってカラム入口圧をある値に設定
すると、その圧力によって定まるカラム流量、セプタム
パージ流量、スプリット流量がそれぞれの流路を流れ
る。この3つの流路を流れる流量にメイクアップ流路2
2を流れるメイクアップ流量を加えた全流量が定流量制
御弁20によって一定となるように制御されて定流量制
御弁20を流れる。
【0010】昇温分析が開始されるとカラム流量が減少
する。セプタムパージ流量とスプリット流量はカラム入
口圧が一定に保たれているので一定に保たれ、定圧制御
弁4を通過する流量はカラム流量の減少分だけ減る。定
圧制御弁4の上流にある定流量制御弁20は予め定めら
れた流量を流し続けるので、カラム流量の減少により減
少した流量はメイクアップ流路22を流れるメイクアッ
プ流量の増加分となり、検出器24に供給されるカラム
流量とメイクアップ流量の合計流量は常に一定に保た
れ、カラム流量が変化しても検出器出力のベースライン
の変動は自動的に補償される。
【0011】図2の実施例はスプリット方式を採用した
ものであるが、キャピラリーカラムを用いた場合におい
てもその試料気化室にはスプリット流路を持たず、供給
された試料の全量をキャピラリーカラムに導入する方式
のものもある。図3はそのような全量導入方式のキャピ
ラリーガスクロマトグラフに本発明を適用した場合の試
料気化室付近を示したものである。試料気化室24がス
プリット流路を備えていない点でのみ図2の実施例と異
なり、他の構成、すなわちキャリアガス流路に定圧制御
弁4の他にその上流に定流量制御弁20を設ける点、及
び定圧制御弁4と定流量制御弁20との間の流路から検
出器12へメイクアップガスを流すメイクアップ流路2
2を設ける点は図2に示された構成と同じである。図3
の実施例でもカラム流量の変動がメイクアップ流量で補
償され、クロマトグラムのベースラインが安定する効果
は同じである。
【0012】
【発明の効果】本発明では試料気化室につながるキャリ
アガス流路に定圧制御弁とその上流に定流量制御弁を設
け、その定流量制御弁と定圧制御弁の間から分岐させた
流路をメイクアップ流路として検出器に接続したので、
カラムを流れる流量が変化した場合でも検出器でのカラ
ム流量とメイクアップ流量の合計が一定に保たれ、クロ
マトグラムのベースラインの変動が抑えられる。そし
て、キャリアガス制御系と独立したメイクアップ制御系
を備えていないので、構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のキャピラリーガスクロマトグラフを示す
流路図である。
【図2】一実施例のキャピラリーガスクロマトグラフを
示す流路図である。
【図3】他の実施例における試料気化室付近を示す流路
図である。
【符号の説明】
2 試料気化室 4 定圧制御弁 6 セプタムパージ流路 8 スプリット流路 10 キャピラリーカラム 12 検出器 20 定流量制御弁 22 メイクアップ流路 26 試料気化室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアガスが供給される試料気化室出
    口にキャピラリーカラムが接続され、そのキャピラリー
    カラム出口に検出器が接続されているキャピラリーガス
    クロマトグラフにおいて、 試料気化室へキャリアガスを供給するキャリアガス流路
    にはカラム入口圧を一定に保つ定圧制御弁の他に、その
    上流に定流量制御弁が設けられ、前記定圧制御弁と定流
    量制御弁との間の流量に分岐流路が設けられ、その分岐
    流路がメイクアップ流路として前記検出器に流路接続さ
    れていることを特徴とするキャピラリーガスクロマトグ
    ラフ。
JP26179094A 1994-09-30 1994-09-30 キャピラリーガスクロマトグラフ Pending JPH08101177A (ja)

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JP26179094A JPH08101177A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 キャピラリーガスクロマトグラフ

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JP26179094A JPH08101177A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 キャピラリーガスクロマトグラフ

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JPH08101177A true JPH08101177A (ja) 1996-04-16

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ID=17366754

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JP (1) JPH08101177A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103163255A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 株式会社岛津制作所 流量控制机构以及具有该流量控制机构的气相色谱仪
CN103995071A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 安捷伦科技有限公司 分流道气体流量控制
JP2018136227A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103163255A (zh) * 2011-12-13 2013-06-19 株式会社岛津制作所 流量控制机构以及具有该流量控制机构的气相色谱仪
CN103995071A (zh) * 2013-02-20 2014-08-20 安捷伦科技有限公司 分流道气体流量控制
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