JP7021490B2 - 液体吐出ノズル - Google Patents
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Description
[1]液体を吐出口から塗布対象に連続的に吐出する液体吐出ノズルであって、
液体吐出ノズルの先端部が、胴部と、胴部の先端面に接続され胴部の先端面から液体の吐出方向に突出している突出部と、を有し、
突出部の先端には、液体の吐出方向に略垂直な先端面が形成されており、
吐出口の中心を通り吐出方向に平行な線を回転軸として、突出部の先端面を回転させて得られる仮想面を想定した場合に、
突出部の先端面および仮想面を、吐出方向に垂直な任意の方向から投影した時に、突出部の先端面の投影寸法の最小値が、仮想面の投影寸法の最小値よりも小さいことを特徴とする液体吐出ノズルである。
1.液体吐出ノズル
1.1.液体吐出ノズルの構成
1.2.液柱の形状
1.3.液体吐出ノズルの他の形状
2.液体塗布装置
2.1.液体塗布装置の構成
2.2.液体塗布装置の動作
3.液体塗布方法
3.1.液体
3.2.塗布工程
4.本実施形態の効果
5.変形例
本実施形態に係る液体吐出ノズルは、液体を塗布対象に吐出するために用いられ、液体を連続的に吐出するノズルである。本実施形態に係る液体吐出ノズルを用いて液体を塗布対象に塗布する時には、当該液体吐出ノズルの吐出面と塗布対象とが液体の液柱で繋がれるように液体が塗布対象に塗布される。本実施形態に係る液体吐出ノズルは、後述する液体塗布装置における液体吐出部を構成する。
図1Aは、液体吐出ノズル1の先端部を示している。液体吐出ノズル1は、中空状である。中空部分は、吐出される液体の流路であり、先端部の吐出口30から液体が吐出される。本実施形態では、中空部分の断面は円形状である。図1Aでは、液体の吐出方向は矢印O(Z軸負方向)で示される方向である。
図4Aおよび図4Bは、図1Aに示す液体吐出ノズル1が液体を塗布対象70に吐出する様子を示している。液体吐出ノズル1から液体を吐出すると、静電吸引力により液体吐出ノズル1の吐出口において、液体のメニスカスが形成される。そして、そのメニスカスが静電吸引力によりさらに引っ張られて吐出方向に延び最終的に塗布対象70に到達して液体の液柱LCを形成する。
上記では、液体吐出ノズルの先端部の形状が、円筒の端部から一部が切り欠かれた形状である場合について説明したが、本実施形態では、液体吐出ノズルの先端部の形状は、上記の形状に限定されない。本実施形態では、液体吐出ノズルの先端部において、吐出方向と逆方向に向かって、少なくとも胴部の外周が漸次広がる形状であることが好ましい。
また、本実施形態では、突出部10の先端面10aの投影寸法と仮想面40の投影寸法とが上述した関係を満足する限りにおいて、先端面10aの外周形状は特に制限されない。図1Aおよび図5に示す液体吐出ノズル1では、先端面10aの外周形状は半円形状であるが、たとえば、先端面10aの外周が、複数の辺から構成される多角形形状であってもよい。
本実施形態に係る液体塗布装置は、静電吸引力を利用する液体塗布装置であり、液体塗布時には、液体を吐出するノズルから、液体が連続的に供給され、ノズルと塗布対象との間に液柱が形成される。したがって、静電吸引力を利用する液体塗布装置であっても、ノズルの吐出口に形成されるメニスカスから液体の一部を分離して液滴を形成し、当該液滴を塗布対象まで飛翔させて塗布する装置とは異なる。
本実施形態では、液体塗布装置50は、図6Aに示すように、液体吐出部としての複数のノズル1と、電圧印加手段52と、塗布対象が載置される支持体53と、を備えている。ノズル1は、その吐出口30が支持体53および塗布対象70に対向するように配置されている。ノズル1は、上述した本実施形態に係る液体吐出ノズル1である。
液体塗布装置50において、図示しない制御部が電気信号を電圧印加手段52に送ると、電圧印加手段52が当該電気信号に対応した電圧をノズル1に印加する。このような制御を行うことにより、図6Bに示すように、帯電した液体60がノズル1内の流路を通ってノズル1の吐出口30まで移動し、ノズル1の先端面上に液体60が濡れ広がり液体60のメニスカスが形成される。形成されたメニスカスがさらに静電吸引力により引き延ばされ、塗布対象70(支持体または支持体上に形成された塗布体)まで延びて、ノズル1の吐出口30と塗布対象70とをつなぐ液柱LCが形成される。この液柱LCを介して、ノズル1は、液体60を塗布対象70に連続的に供給することができる。
本実施形態に係る液体の塗布方法は、上記の静電吸引力を利用する液体塗布装置を用いて液体を塗布する方法である。
本実施形態に係る液体の塗布方法において塗布される液体は、静電吸引力により塗布対象に塗布可能な液体であれば特に制限されない。本実施形態では、当該液体は、機能性粒子と溶媒とを含み、機能性粒子が溶媒中に分散しているインクであることが好ましい。
続いて、本実施形態に係る液体の塗布方法における塗布工程では、上記の液体塗布装置を用いて、上記の液体を支持体上または支持体上に形成された塗布体に塗布して所定のパターンを描画する。以下、塗布工程について詳細に説明する。
上記の(1)から(3)において説明した本実施形態では、上述した形状を有する液体吐出ノズルを備える液体塗布装置を用いて、ノズルの吐出口と塗布対象とを繋ぐ液柱を形成しながら塗布対象への液体の塗布を行っている。
上述した実施形態では、液体吐出ノズルは、静電吸引力を利用する液体塗布装置に用いられるノズルである。しかしながら、静電吸引力を利用する液体塗布装置に限定されず、たとえば、空圧ディスペンサに用いられる液体吐出ノズルであってもよい。この場合には、ノズル内の液体の移動が圧力により生じること以外は、上述した実施形態での説明を適用することができ、同様の効果を得ることができる。
液体吐出ノズルとして、図1Aに示すノズルを用いた。当該ノズルにおいて、突出部の先端面の投影寸法の最小値cminおよび仮想面の投影寸法の最小値dminは表1に示す値であった。
10… 突出部
10a… 先端面
10b… 段差面
20… 胴部
20a… 外部に露出している先端面
50… 吐出装置
1… ノズル
52… 電圧印加手段
53… 支持体
54… テーブル
60… インク
70… 塗布対象
Claims (4)
- 液体を吐出口から塗布対象に連続的に吐出する液体吐出ノズルであって、
前記液体は静電吸引力により吐出され、
前記液体吐出ノズルの先端部が、胴部と、前記胴部の先端面に接続され前記胴部の前記先端面から前記液体の吐出方向に突出している突出部と、を有し、
前記突出部の先端には、前記液体の吐出方向に略垂直な先端面が形成されており、
前記吐出口の中心を通り前記吐出方向に平行な線を回転軸として、前記突出部の前記先端面を回転させて得られる仮想面を想定した場合に、
前記突出部の先端面および前記仮想面を、前記吐出方向に垂直な任意の方向から投影した時に、前記突出部の先端面の投影寸法の最小値をcminとし、前記仮想面の投影寸法の最小値をdminとすると、前記cminが、0.2dmin以上0.8dmin以下であり、
前記吐出方向における前記胴部の前記先端面と前記突出部の前記先端面との距離をhとし、前記仮想面の投影寸法の最小値をdminとすると、前記hが、0.1dmin以上であることを特徴とする液体吐出ノズル。 - 前記突出部に、前記液体の吐出方向に平行な段差面が形成されている請求項1に記載の液体吐出ノズル。
- 前記胴部を、前記吐出方向に垂直な任意の方向から投影して得られる前記胴部の投影形状において、前記吐出方向に垂直な方向における前記胴部の長さが、前記胴部の前記先端面から前記吐出方向と逆方向に向かって漸次大きくなることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ノズル。
- 前記回転軸の方向から見たときに、前記仮想面と、前記胴部の前記先端面とが重複する請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出ノズル。
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JP4508315B2 (ja) * | 1999-08-02 | 2010-07-21 | 大日本印刷株式会社 | 吐出手段 |
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