JP6244555B2 - 静電塗布方法および静電塗布装置 - Google Patents

静電塗布方法および静電塗布装置 Download PDF

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Description

本発明は、静電力を用いて様々な溶液を微細なパターン形状に塗布する塗布方法に関する。
近年、エレクトロニクス分野では、商品の薄型化・高精細化が進み、微細なパターンを形成する技術が求められている。また、生産性向上のため、印刷速度を高速にしたい要望がある。
そこで従来より、静電力を利用してノズル先端から液を吐出し、描画する塗布方法が知られている。しかし、静電力を用いた塗布は、安定に塗布することが昔からの課題であり、各社によって開発が進められている。
図12は特許文献1の静電塗布装置を示す。
基材25の上面に溶液26を塗布する場合には、基材25を塗布ヘッド27と背面電極28の間を、矢印方向に搬送する。塗布ヘッド27は、底面を基材25の上面に対向して配置された溶液タンク29とこの溶液タンク29に収容されている溶液26とで構成されており、溶液タンク29の底面にはノズル孔30が穿設されている。
溶液タンク29と背面電極28の間には、電圧Eが印加されている。この特許文献の場合には、基材25の上面に、塗布形状に応じて帯電させた静電潜像31が形成されている。
ノズル孔30から溶液26を所定量だけ吐出させることによって、ノズル孔30に吐出した溶液26の液溜まり32が発生する。この液溜まり32の溶液26は、電圧Eの印加によって電気的に帯電された状態になっている。帯電した液溜まり32の溶液は、背面電極28の側へ細く引っ張られることにより、細い線状に引き伸ばされる。その後、細く引き伸ばされた溶液は、基材25の表面に予め形成されている静電潜像31に引き付けられ、液溜まり32から分離して、静電潜像31が存在していた箇所のみに溶液26が塗布される。
特開平10−86360号公報
しかしながら、従来の静電塗布方法では、基材25の表面に、静電潜像31を予め形成する必要がある。つまり、静電潜像31を予め形成する前工程が必要なために設備費が高い、工程が複雑という問題がある。
また、基材25が静電潜像を形成しやすい材質であることが必要があり、使用できる基材に制限がある。
静電潜像を利用しないで塗布した場合には、細線パターンの塗布や高速塗布する場合に、以下に述べる第1,第2,第3の塗布不良という問題が発生する。
−第1の塗布不良−
図13(a)(b)は、特許文献1のノズル孔30の周辺を示す拡大図である。
図13(a)に示すように、ノズル孔30から吐出された溶液26は、静電力で基材25の方向へ引っ張られる。その際、液溜まり32が引き伸ばされ、その液溜まり32の先端部では、さらに溶液が細く引き伸ばされた状態になる。以後、液溜まり32の先端部において溶液が細く引き伸ばされた部分をテーラーコーン33と称す。ここで従来の静電塗布方法では、テーラーコーン33が非常に不安定であり、図13(b)に示すように塗布中にテーラーコーン33が振動する現象が発生する。そのため、直線状に塗布した場合、塗布パターンの直線性バラツキや線幅バラツキなどの塗布不良が発生する。
−第2の塗布不良−
図14(a)〜(d)は塗布の始端におけるノズル先端の液挙動を示す。
まず、塗布する前は、図14(a)に示すように、ノズル孔30に溶液26が保持されている状態にある。
次に図14(b)のように溶液26をノズル孔30から少しづつ吐出し、ノズル孔30の表面に液溜まり32が形成される。
その後、図14(c)(d)に示すようにノズル部材30を介して溶液26に電圧を印加すると、液溜まり32が静電力で引き伸ばされ、基材25の方向へ引きつけられ、基材25へ塗布される。
しかし、溶液26へ電圧を印加しても、電圧が上昇するまでに所定の時間が必要である。また溶液26へ規定電圧が印加されても溶液26が規定帯電量まで帯電するのにも一定の時間を要するため、規定帯電量まで帯電された安定状態である図14(d)に到達するまでに、図14(c)に示すような、帯電量が変動している不安定状態が続いている。この不安定状態では、溶液26が液滴状に飛翔したり、テーラーコーン33がちぎれて断続的に塗布される塗布不良の問題がある。そのために、一般的にはテーラーコーン33が安定状態(図14(d)の状態)になってから基材25を移動させて印刷している。つまり、始端は、テーラーコーン33が安定状態になるまで吐出された溶液が基材25の上に印刷され、塗布パターンの始端部は太くなる問題が発生する。ここで終端についても、始端の逆の動作をするため、同様な問題が発生する。
−第3の塗布不良−
第三の問題について、図15を用いて説明する。
基材25に塗布する塗布パターン形状が直線ではない場合、例えば、図15(a)の斜視図に示したように、塗布のコーナー部で塗布パターンの精度が悪化する現象が発生する。
詳しく説明すると、実際にはノズル孔30と基材25は相対的に移動させているため、ノズル孔30の先端の液溜まり32から引き伸ばされた溶液26は、基材25に接触する際、符号34で示した箇所のように溶液26が印刷の進行方向とは逆方向に引っ張られた状態になる。この場合には、破線で示した塗布したい塗布パターン35に対して、実際に塗布すると、コーナー部で実際の塗布パターンに丸み36が発生する。
コーナー部でのこのような丸み36を解消するために、コーナー部でノズル孔30と基材25の相対的な動きを一旦止めて塗布すると、図15(b)のようにコーナー部において、塗布パターンに線太り箇所37が発生する。
本発明は、以上に述べた塗布量が安定しないことによる塗布不良を解決し、安定かつ高精度な塗布を実現することができる静電塗布方法および静電塗布装置を提供することを目的とする。
本発明の静電塗布方法は、ノズルの先端に供給された溶液に電圧を印加することで帯電させ、静電力を用いて前記ノズルから被塗布体へ前記溶液を引き伸ばしながら塗布する静電塗布方法であって、静電気によって前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液を、前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され規定電圧が印加された制御電極に形成された開口を通過させて前記被塗布体に塗布する際に、前記ノズルと前記制御電極との距離を変化させて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御することを特徴とする。
また、本発明の静電塗布装置は、溶液を蓄える溶液タンクと、前記溶液を吐出するノズルと、前記ノズルの先端へ前記溶液を供給する第1制御部と、前記ノズルに対向して前記被塗布体を搬送する搬送部と、前記被塗布体の裏面側に配置された背面電極と、前記溶液タンクもしくは前記ノズルと前記背面電極との間に電圧を印加する電源部と、前記ノズルと前記前記被塗布体の間に配置され、前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液が通過する開口が形成された制御電極と、前記制御電極に印加する電圧を制御する第2制御部と、前記制御電極を前記ノズルに対して、水平方向もしくは距離方向もしくは角度方向を駆動する第3制御部と、を設け、前記開口を通過して前記溶液を前記被塗布体へ塗布することを特徴とする。
本発明によれば、静電気によってノズルから引き伸ばされた溶液を、ノズルと被塗布体の間に配置された制御電極に形成された開口を通過させて被塗布体に塗布するので、ノズルと制御電極との距離制御、制御電極の傾き制御、ノズルの中心に対する制御電極の中心の位置制御、ノズルと制御電極との電位差制御によって、細線パターンを安定に高速で塗布することができる。
本発明の静電塗布方法を実施する実施の形態1における実施例1の静電塗布装置の構成図 実施例1のノズル1周辺の拡大図 実施例1の塗布始端部のノズル1挙動を示す図 実施例1の塗布始端部のノズル1および制御電極の電圧変化を示す図 本発明の実施の形態1における実施例2の制御電極10のノズル1との距離を制御する場合の説明図 本発明の実施の形態1における実施例2の静電塗布装置の制御を示す図 本発明の実施の形態2における実施例4のノズル1と制御電極10の位置関係を示す斜視図 実施例4のノズル1と制御電極10の位置関係を示す平面図と断面図 実施例4のノズル1と制御電極の移動軌道を示す平面図 本発明の実施の形態2における実施例5の制御電極10の傾きを示す図 本発明の実施の形態2における実施例6の制御電極10の傾きを示す図 従来の静電塗布装置の構成図 従来の静電塗布装置における第1の塗布不良を説明するノズル孔30の周辺を示す拡大図 従来の静電塗布装置における第2の塗布不良を説明する塗布の始端におけるノズル先端の液挙動図 従来の静電塗布装置における第3の塗布不良を説明する斜視図
以下、本発明の静電塗布方法を、具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5は本発明の静電塗布方法を実施する静電塗布装置を示す。
−実施例1−
図1〜図4は実施例1の静電塗布装置を示す。
図1に示すように、ノズル1の先端に供給された溶液2に電圧を印加することで帯電させ、これによって発生する静電力によって、被塗布体としての基材3へノズル1の溶液2を引き伸ばしながら塗布する静電塗布装置は、次のように構成されている。
基材3を挟んで基材3の上面側には、溶液2が収容されている溶液タンク4が配置され、基材3の裏面側には背面電極5が配置されている。溶液タンク4と背面電極5のグループと、基材3とは、相対的に移動可能であって、この実施の形態では溶液タンク4と背面電極5の位置が固定されており、基材3が、溶液タンク4と背面電極5の間を搬送部6によって矢印X方向と矢印X方向とは直交するY方向とで形成される平面内で搬送される。
溶液タンク4には、基材3の上面に対向した底面にノズル1が形成されている。溶液タンク4内の液面は、溶液をノズル1の先端へ送り出すように第1制御部7によって加圧されている。
ノズル1と背面電極5の間には、電源部8によって所定の電圧差が与えられている。ここでは、電源部8が、溶液タンク4と背面電極5との間に電圧を印加している。
さらに、ノズル1と基材3の間には、開口9を有した制御電極10が配置されている。制御電極10の電位は第2制御部11によって制御されている。
制御電極10のノズル1との相対位置は、第3制御部12によってコントロールされている。具体的には、制御電極10を第3制御部12によって動かして、基材3の水平方向またはノズル1に対して距離方向、もしくは制御電極10の傾きのうちの少なくとも一つが変更自在に構成されている。
さらに、搬送部6、第1制御部7、電源部8、第2制御部11、および、第3制御部12の制御やタイミングを第4制御部50でコントロールしている。
このように構成された静電塗布装置では、第1制御部7によって溶液タンク4内の溶液2の液面に所定の圧力を加えると、ノズル1の先端に溶液を供給できる。ノズル1の先端の液溜まり13の溶液2は、電源部8から印加された電位差によって帯電する。この帯電した液溜まり13の溶液2は、背面電極5の方向へ引き伸ばされる。つまり、ノズル1の先端から引き伸ばされた液溜まり13は、ノズル1との距離が所定の位置に設定されている制御電極10の開口9を通過して基材3へ塗布される。
この際には、制御電極10のノズル1との相対位置を、第3制御部12によってコントロールする。この実施例1ではノズル1の中心と平板状の制御電極10の中心が一致しており、この状態で制御電極10の位置がノズル1から規定距離だけ離れた位置に第3制御部12によって保持されている。
このときには、ノズル1の先端の液溜まり13の溶液2の帯電した電荷と反発するように、第2制御部11が制御電極10に電圧を印加している。
塗布中のノズル1の先端と制御電極10付近の様子を、図2を用いて説明する。
図2(a)は、塗布している定常状態のノズル1の周辺の様子を示す。ノズル1の先端の液溜まり13が背面電極5に引き付けられて基材3に塗布されている。ここで仮に液溜まり13がマイナスに帯電している場合、制御電極10へマイナスの帯電が発生するように電圧を印加させる。言い換えれば、液溜まり13と制御電極10の帯電を同じ極性に帯電させることが重要である。このように同じ極性に帯電させると、制御電極10の電荷が液溜まり13の電荷と反発する作用が働き、静電力で液溜まり13をより細長い形状に引き伸ばすことができる。また液溜まり13の形状が崩れないように維持する働きもあり、安定した塗布を実現することができる。
ここで制御電極10へ印加する電圧が高い、つまり制御電極10の電荷が強い場合には、図2(b)のように、液溜まり13をよりノズル1内への押し込む力が働き、安定して溶液2が吐出されにくくなる。また逆に、ここで制御電極10へ印加する電圧が低い、つまり制御電極10の電荷が弱い場合には、図2(c)のように液溜まりの形状を維持する力が十分に作用しないため、直線性のバラツキなどにより安定塗布ができない。そのため、制御電極10はノズル1へ印加する電圧とは個別に第2制御部11によって制御されている。第2制御部11による制御電極10の電圧制御は、ノズル1の先端の液溜まり13の形状を安定化し、安定した塗布を実現できるように調整されている。
第2制御部11による制御電極10の電圧制御は、塗布パターンの始端、終端においては次のように制御されている。
図3(a)〜(h)は、塗布の始端におけるノズル1における液溜まり13の変化を示している。ここではノズル1の中心と制御電極10の中心がすべてのタイミングにおいて互いに一致しており、ノズル1と制御電極10の距離もすべてのタイミングにおいて一定である。図4は図3(a)〜(h)のそれぞれのタイミングにおけるノズル1の電位と制御電極10の電位を示している。
まず、塗布開始前は図3(a)のように、溶液3はノズル1内に保持されてノズル1から溶液3が落下しない状態であり、このタイミングには図4のタイミングaのようにノズル1および制御電極10には電圧が印加されていない。
次に図4のタイミングbのように、ノズル1および制御電極10へ同様な変化の傾きで所定電圧まで印加していく。そのときには、ノズル1内の溶液2は大きな変化は起きない。これは、ノズル1と制御電極10が同電位であれば、ある一定の電圧までは図3(b)のようにノズル1から溶液2が吐出されにくい。
次に図4のタイミングcのように、ノズル1への印加電圧を更に増加させ所定の電圧まで上昇させる。そのとき制御電極10への印加電圧は一定に保持されていて増加させない。ここで、ノズル1への印加電圧と制御電極10への印加電圧の差が大きくなるにつれ、図3(c)のようにノズル1内の溶液2が静電力で引き出され、ノズル1の先端に液溜まり13が形成される。
次に図4のタイミングdのように、ノズル1の印加電圧が所定の電圧にまで上昇したら、その状態を維持し、制御電極10への印加電圧は図4のタイミングdにおいても図4のタイミングcと同じ状態に維持する。これによってノズル1の先端に安定した液溜まり13が形成される。
そして、図4のタイミングeのように制御電極10の電位だけを所定の電圧まで下げ、更に図4のタイミングfのようにノズル1の電位と制御電極10の電位を維持させることによって、図3(f)のように、ノズル1から制御電極10の開口9を通過して溶液2が細く引き伸ばされて基材3へ塗布される。ここで搬送部6を制御して基材3とノズルの相対速度を調整することで、基材3へ溶液2が塗布されるときは所定の相対速度で移動しながら塗布できるため、安定に塗布が開始できる。
電源部8と第2制御部11をこのように運転することによって、従来の方法ではノズル1の電圧が所定電圧まで上昇する間(図中のa〜c)、ノズル1から溶液2が不安定に吐出される問題を防ぐことができる。つまり図4のタイミングe,fのように制御電極10の電圧を変更して塗布のON/OFFを制御することで、応答性が良い塗布が可能になる。
塗布パターンの終端におけるノズル1および制御電極10の制御は、図4で述べたタイミングf〜aを逆に実施することで可能である。
具体的には、ノズル1と制御電極10との距離が10〜300μm,ノズル1と背面電極5との距離が200〜500μm,基材3と背面電極5との距離が0〜1mm,制御電極10の開口9の直径が200〜500μm,背面電極5に−0.5kV〜−1kVを印加した場合に、制御電極10の電圧を、第2の制御部11によって各タイミングa〜fで次のように制御した。また、第2の制御部11によって電源部8を制御して、各タイミングa〜fにおけるノズル1の電圧を次のように制御した。
図4のタイミングaの開始時にはノズル1をゼロボルトにした。一例として、図4のタイミングcでは制御電極10に+1kVを印加した。図4のタイミングdではノズル1に+2kVを印加した。図4のタイミングfでは制御電極10に+0.3〜+0.5kVを印加した。また、図4のノズルー基材相対速度を50mm/secに設定した。
−実施例2−
図5は実施例2の静電塗布装置を、図6はその制御を示す。
図3と図4に示した実施例1では、ノズル1の中心と制御電極10の中心が図3(a)〜(f)のすべてのタイミングにおいて互いに一致しており、ノズル1と制御電極10の距離も図3(a)〜(f)のすべてのタイミングにおいて同じであって、ノズル1と制御電極10の電位を制御して、細線パターンを安定に高速で塗布する場合を説明したが、この実施例2では、ノズル1の中心と制御電極10の中心が図3(a)〜(f)すべてのタイミングにおいて互いに一致しており、ノズル1と制御電極10の電位を制御するとともに、さらに、ノズル1と制御電極10の距離を一部のタイミングにおいて図5に示すように変更して、実施例1よりも、さらに応答性を改善している。
図5(a)〜(h)は、ノズル1および制御電極10の図3(a)〜(h)のタイミングに相当する位置関係を示した図である。図6は電圧、ノズル-基材相対速度、ノズル-制御電極間距離の制御を示す図である。
実施例1では、図4のタイミングeにおいて制御電極10の電圧を下げるのには所定の時間が必要である。つまりその時間の分だけ、始端の吐出応答性が悪い。そのため、この実施例2では、図3(e)と同じタイミングでは、図5(e)図7(e)のように、第3制御部12によって制御電極10のノズル1との相対位置、具体的には、例えばノズル1から遠くなるように制御電極10を第3制御部12によって移動させることで、さらに始端の吐出応答性を良くすることが可能である。また吐出開始に合わせて、ノズル-基材相対速度を所定の速度に制御しておくことにより、安定した塗布が可能になる。
−実施例3−
実施例2では、ノズル1の中心と制御電極10の中心が図3(a)〜(f)すべてのタイミングにおいて互いに一致しており、ノズル1と制御電極10の電位を制御するとともに、ノズル1と制御電極10の距離を一部のタイミングにおいて変更して応答性を改善する場合を説明したが、図3(a)〜(f)すべてのタイミングにおいて、ノズル1の中心と制御電極10の中心が互いに一致しており、かつノズル1と制御電極10の間の電位差が同じ場合であっても、ノズル1と制御電極10の距離を一部のタイミングにおいて図5のタイミング(e)(f)のように変更するだけでも、制御電極8を有していない従来装置に比べて、塗布の応答性を改善できる。
(実施の形態2)
−実施例4−
上記の実施の形態1では実施例1,実施例2,実施例3の何れにおいても、ノズル1の中心と制御電極10の中心が、図3(a)〜(f)すべてのタイミングにおいて互いに一致していたが、何れの実施例の場合もノズル1の中心位置と制御電極10の中心位置を互いにずらせることによって、制御電極10を有していない従来装置に比べて、塗布の応答性を改善できる。
この実施例4は、基材3を搬送部6によって搬送して、図7に示すように基材3上に溶液2を、破線14で示す形状に塗布する場合を例に挙げて説明する。破線14で図示した塗布パターンを、コーナーパターン14と称する。
ここでは、コーナーパターン14の一例として、X方向に通過点を位置a、b、cとし、位置cをコーナー部として、さらにY方向の通過点を位置d、eとしたパターンに塗布する場合を説明する。
図7は、コーナーパターン14におけるコーナー部の位置cと、その前後の位置a,bとd,eを示す。図8(A)は、図7の位置a〜e毎に、制御電極10の開口9とノズル1の中心15の関係を示している。図8(B)は、図8(A)におけるノズル1および制御電極10の位置関係を示す断面図である。
直線状に塗布している位置aでは、制御電極10の開口9の中心が、ノズル1の中心15に一致しており、この状態で基材3が搬送部6によって矢印X1方向に移動する。この状態では、図8(A)の(a)に示すようにノズル1から基材3方向へ真っ直ぐに溶液2が吐出される。
次に、コーナー部の位置cの直前の位置bからコーナー部の位置cにかけて、ノズル1と制御電極10を位置cの方向へ移動させる時には、制御電極10とノズル1の位置関係が図8(A)の(b)〜(c)のようになるように第3制御部12を運転する。つまり、ノズル1の中心15に対して制御電極10の開口9の中心を、X1方向とは逆の方向にずらせた位置関係の状態で塗布する。
これにより、ノズル1がコーナー部の位置cに到達する前に、ノズル1から吐出された溶液2は、図8(B)の(c)に示すように制御電極10の静電力によりコーナー部cの方向へ曲げて吐出される。そして基材3へ塗布され、コーナーパターン14の位置b〜cの区間を塗布できる。
ここで、位置bから位置cまで、制御電極10の開口9の中心とノズル1の中心15を徐々にずらせることが重要である。言い換えれば、制御電極10の速度とノズル1の速度はコーナーパターン14の形状にあわせて調整する必要がある。ここで、制御電極10とノズル1の速度を急にずらせてしまうと、塗布された溶液2のパターンが断線することがある。これは溶液2の物性(粘度・表面張力など)によっても異なるため、適宜に調整する必要がある。
次に、位置cを超えてから基材3を搬送部6によって矢印Y1方向に移動させて直線部の位置d,eの区間に塗布する時には、制御電極10とノズル1の位置関係が図8(A)の(d)(e)になるように第3制御部12を運転する。つまり、基材3の移動に伴って制御電極10の開口9の中心がノズル1の中心15が一致した状態に徐々に戻すように制御する。
上記制御におけるノズル1および制御電極10と塗布するコーナーパターン14の位置関係を、図9に基づいて説明する。
図9は、ノズル1および制御電極10が、塗布するコーナーパターン14に対してどのような軌道で移動するか説明する図である。ノズル1の中心の移送軌道16(以後、ノズル軌道16と述べる)と、制御電極10の開口9の中心の移動軌道17(以降、制御電極軌道17と述べる)を示した図である。ここで位置a〜eは図7の位置a〜位置eと同じである。
コーナー部に差し掛かる前の位置aは、ノズル軌道16と制御電極軌道17は同じ軌道である。次にコーナー部の直前の位置bからコーナー部の位置cおよびコーナー部の直後の位置dにかけて、ノズル軌道16は制御電極軌道17より大きな曲率で、基材3に対して相対的に移動する。そのとき、ノズル軌道16および制御電極軌道17は共に塗布するコーナーパターン14より内側を所定の曲率を有して基材3に対して相対的に移動する。その次に、コーナー部を通過した後の位置eでは、ノズル軌道16および制御電極軌道17が同じ軌道に戻る。
このようにノズル1に対する制御電極10の位置を第3制御部12によって制御することで、基材3の表面に実際に形成される塗布パターンを、基材3の表面に形成しようとしたコーナーパターン14に、より精度良く一致させることができる。
−実施例5−
実施例4ではノズル1に対する制御電極10の水平位置を、第3制御部12が制御した場合を説明したが、この実施例5では、図10に示すように制御電極10の傾きを第3制御部12によって制御している。
図10(a)〜(e)は図7のコーナー部の位置a〜eに相当するノズル1と制御電極10の関係を示す。なお、図10(a)〜(e)は図7における矢印Y1方向から見た状態を示している。
図7の位置aから位置cにかけて、図10(a)〜(c)のように制御電極10を傾け、図7の位置cから位置eにかけて図10(c)〜(e)のように制御電極10の傾きを戻すように制御する。これにより、制御電極10を傾けた場合、制御電極10の開口9の一方の端面が部分的にノズル1に近づき、他方の端面は遠ざかる。すると、制御電極10の開口9のノズル1に近い方の端面から、ノズル1先端の溶液を基材3から遠ざける方向に静電力がはたらき、ノズル1先端の溶液の軌道を制御することができる。具体的には、平板状の基材の平面と垂直な軸方向から見た時にノズル1の先端と制御電極10の開口9の端部が近い部分から、ノズル1先端と制御電極10の開口9の端部が遠い部分へ向かって溶液を曲げることが可能となり、コーナー部の位置cを塗布する時に、溶液をノズル中心からある程度だけ移動して塗布できるのでコーナー部のパターンを安定して塗布することができる。
−実施例6−
実施例4では一枚の一体形状の制御電極10のノズル1に対する水平位置を、第3制御部12が制御する場合を説明したが、この実施例6では、制御電極10を分割形状とするとともに、分割した各電極の姿勢を第3制御部12によって制御している。
制御電極10を分割した場合の具体的な動作について図11を用いて説明する。なお、図11(a)〜(e)は図7における矢印Y1方向から見た状態を示している。
図11(a)〜(e)は図7のコーナーパターン14の位置aから位置eにおけるノズル1と制御電極10の関係を示す。この実施例6の制御電極10は、第1電極10aと第2電極10bに分割されている。互いに向かい合っている第1電極10aの端面と第2電極10bの端面には、第1電極10aの端面に凹部9aが形成され、第2電極10bの端面に凹部9bが形成されている。凹部9aと凹部9bとで開口9に相当する開口を形成している。
図7の位置aの第1電極10aと第2電極10bは、図11(a)のように互いに同じ水平姿勢になっている。
図7の位置aから位置cにかけて、図11(a)〜(c)のように、第1電極10aと第2電極10bを同じ方向に同じ角度ずつ第3制御部12を徐々に傾ける。
図7の位置cから位置eにかけて、図11(c)〜(e)のように、第1電極10aと第2電極10b傾きを戻すように第3制御部12が制御する。
これにより、ノズル1の先端の液溜まりから引き伸ばされた溶液2に、制御電極10の開口9の端面が近い部分からノズル1先端の溶液を遠ざかる方向に静電力が作用し、ノズル1の先端の溶液の軌道を制御することができる。具体的には、平板状の基材3の平面と垂直な軸方向から見た時にノズル1の先端と制御電極10の開口9の端部が近い部分から、ノズル1の先端と制御電極10の開口9の端部が遠い部分へ向かって溶液を曲げることが可能となり、つまりコーナー部のパターンを塗布する時に、ある程度溶液をノズル中心から移動して塗布できるのでコーナー部のパターンを安定して塗布することができる。
上記の各実施例では第3制御部12による制御電極10の制御は、ノズル1との距離、ノズル1の中心に対する制御電極10の開口9の中心の水平方向の移動、制御電極10の傾きのうちの、何れか一つの制御であったが、このうちの複数の制御を組み合わせて実施することもできる。
本発明は、微細なパターン形状を安定に塗布することができ、タッチパネルや電磁波シールド等の微細な電極形成の用途に適用できる。
1 ノズル
2 溶液
3 基材
4 溶液タンク
5 背面電極
6 搬送部
7 第1制御部
8 電源部
9 制御電極の開口
10 制御電極
11 第2制御部
12 第3制御部
50 第4制御部
13 液溜まり
14 コーナーパターン
15 ノズル1の中心
16 ノズル軌道
17 制御電極軌道

Claims (10)

  1. ノズルの先端に供給された溶液に電圧を印加することで帯電させ、前記ノズルと被塗布体を相対移動させながら静電力を用いて前記ノズルから被塗布体へ前記溶液を引き伸ばしながら塗布する静電塗布方法であって、
    静電気によって前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液を、前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され規定電圧が印加された制御電極に形成された開口を通過させて前記被塗布体に塗布する際に、
    前記ノズルと前記制御電極との距離を変化させて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御する
    静電塗布方法。
  2. ノズルの先端に供給された溶液に電圧を印加することで帯電させ、前記ノズルと被塗布体を相対移動させながら静電力を用いて前記ノズルから被塗布体へ前記溶液を引き伸ばしながら塗布する静電塗布方法であって、
    静電気によって前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液を、前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され規定電圧が印加された制御電極に形成された開口を通過させて前記被塗布体に塗布する際に、
    前記ノズルに対する前記制御電極の傾きを変化させて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御する
    静電塗布方法。
  3. 前記制御電極に印加する電圧を変化させて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御する
    請求項1または請求項2記載の静電塗布方法。
  4. 前記ノズルの中心と前記制御電極の前記開口の中心との位置をずらせて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御する
    請求項1〜請求項3の何れかに記載の静電塗布方法。
  5. 前記制御電極の制御を、前記ノズルと被塗布体との相対移動にあわせて制御する請求項1〜請求項4の何れかに記載の静電塗布方法。
  6. ノズルの先端に供給された溶液に電圧を印加することで帯電させ、前記ノズルと被塗布体を相対移動させながら静電力を用いて前記ノズルから被塗布体へ前記溶液を引き伸ばしながら塗布する静電塗布方法であって、
    静電気によって前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液を、前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され規定電圧が印加された制御電極に形成された開口を通過させ、さらに前記ノズルの中心と前記制御電極の前記開口の中心との位置をずらせて、前記溶液の前記被塗布体への塗布の挙動を制御して前記被塗布体にコーナーを有した塗布パターンで塗布する際に、
    前記制御電極の前記被塗布体との相対的な移動軌道の曲率が、前記塗布パターンの曲率よりも大きく、前記ノズルの前記被塗布体との相対的な移動軌道の曲率よりも小さい
    ことを特徴とする
    静電塗布方法。
  7. ノズルの先端に供給された溶液に電圧を印加することで帯電させ、前記ノズルと被塗布体を相対移動させながら静電力を用いて前記ノズルから被塗布体へ前記溶液を引き伸ばしながら塗布する静電塗布方法であって、
    静電気によって前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液を、前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され規定電圧が印加された制御電極に形成された開口を通過させて前記被塗布体に塗布する際に、
    前記溶液を塗布する塗布パターンの始端もしくは終端において、前記ノズルと前記制御電極の電圧差を変更して塗布開始、終了の応答性を制御する
    静電塗布方法。
  8. 前記塗布パターンの始端では、前記ノズルと前記制御電極の電圧差を大きくし、
    前記塗布パターンの終端では、前記ノズルと前記制御電極の電圧差を小さくする
    請求項7記載の静電塗布方法。
  9. 溶液を蓄える溶液タンクと、
    前記溶液を吐出するノズルと、
    前記ノズルの先端へ前記溶液を供給する第1制御部と、
    前記ノズルに対向して前記被塗布体を搬送する搬送部と、
    前記被塗布体の裏面側に配置された背面電極と、
    前記溶液タンクもしくは前記ノズルと前記背面電極との間に電圧を印加する電源部と、
    前記ノズルと前記被塗布体の間に配置され、前記ノズルから引き伸ばされた前記溶液が通過する開口が形成された制御電極と、
    前記制御電極に印加する電圧を制御する第2制御部と、
    前記制御電極を前記ノズルに対して、水平方向もしくは距離方向もしくは角度方向を駆動する第3制御部と、
    を設け、前記開口を通過して前記溶液を前記被塗布体へ塗布する
    静電塗布装置。
  10. 前記搬送部と前記第2制御部と前記3制御部と電源部の駆動を制御する第4制御部を設けた請求項記載の静電塗布装置。
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