JP2017065098A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、インクの液滴を射出し、射出されたインクの液滴を被印刷物の搬送方向と交差する方向へ偏向し、ドットを連続的に形成することにより、被印刷物への印刷を行う印刷装置において、印刷パターンの傾斜を抑制することにより、印刷精度を向上させることができるインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、被印刷物への印刷を行う、ヘッド200と、被印刷物の印刷面に対して略平行な面内において被印刷物の搬送方向と略直交する回転軸まわりに、ヘッドの先端が前記被印刷物の搬送方向側に、ヘッドを回転させる回転機構100と、を備え、ヘッドの回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴の速度及び被印刷物の搬送速度に基づいて設定される。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット印刷装置に関する。
近年、紙や板材等の被印刷物の表面へ文字や、図形、記号、模様等を付す目的で、被印刷物への印刷を行うインクジェット印刷装置が知られている。例えば、主に紙への印刷において用いられるインクジェット印刷装置として、オンデマンド型のインクジェット印刷装置が知られている。オンデマンド型のインクジェット印刷装置には、被印刷物へインクの液滴を射出する複数のヘッドが設けられており、当該複数のヘッドにより同時にインクの液滴が射出されることにより、被印刷物への印刷が行われる。
一方、他の印刷方式についてのインクジェット印刷装置として、連続型のインクジェット印刷装置が知られている。連続型のインクジェット印刷装置では、搬送される被印刷物に対して、ヘッドにおいてインクの液滴が射出され、射出されたインクの液滴が被印刷物の搬送方向と直交する方向へ偏向されることにより、被印刷物への印刷が行われる。
被印刷物として鋼板等の板材が用いられる場合、紙へ印刷する場合と異なり、板材のロット間での厚さの変動に伴い、ヘッドと被印刷物との距離間隔は、変動し得る。オンデマンド型のインクジェット印刷装置では、ヘッドによるインクの液滴の射出力が比較的小さいため、ヘッドと被印刷物との距離間隔が変動し得る鋼板等の板材への印刷において、インクの液滴の射出力が十分に確保できない場合がある。よって、鋼板等の板材への印刷においては、ヘッドによるインクの液滴の射出力が比較的大きい連続型のインクジェット印刷装置が利用されることが多い。このような連続型のインクジェット印刷装置において、印刷精度を向上するための技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、被印字物上の印字位置や被印字物の搬送方向に対する文字の大きさを被印字物の搬送速度の変化によらずに一定に保つために、被印字物検出手段を複数個使用することにより、被印字物の搬送速度を検出する技術が開示されている。
特開2008−114471号公報
ところで、高速で搬送される平面形状の被印刷物への連続型のインクジェット印刷装置を用いた印刷において、印刷精度を向上することが困難である場合がある。従来の連続型のインクジェット印刷装置では、ヘッドの先端側からインクの液滴が射出される方向は、被印刷物の搬送方向に対して略直交する方向であった。ここで、射出されたインクの液滴は、被印刷物の印刷面に接触した後、形状が安定するまでの間、表面張力の作用により搖動する。被印刷物は搬送方向へ移動しているので、インクの液滴が被印刷物の印字面に接触した後、インクの液滴の被印刷物との界面の近傍の部分は被印刷物とともに搬送方向へ移動する。
ゆえに、インクの液滴が搖動する過程において、インクの液滴の被印刷物との界面の近傍の部分は、インクの液滴の被印刷物との界面から遠い側の部分に対して、搬送方向へ相対的に移動する。一方、固定されている被印刷物へ印刷を行った場合には、インクの液滴が搖動する過程において、インクの液滴の被印刷物との界面の近傍の部分と、インクの液滴の被印刷物との界面から遠い側の部分との、搬送方向についての相対的な位置関係は変化しない。よって、搬送される被印刷物への印刷では、インクの液滴の形状が安定するまでの間において、被印刷物との界面の近傍の部分と被印刷物との界面から遠い側の部分との間に、固定されている被印刷物への印刷と比較して、大きな張力が掛かり得る。
従って、特に被印刷物が高速で搬送される場合に、被印刷物に形成されたドットから離れた位置にインクの液滴の一部が飛散する液飛び、被印刷物に形成されたドットの一部の形状が乱れるハネ、又は被印刷物に形成されたドットの形状が楕円形状になる印字変形等のドット形状の不具合が生じ得る。それにより、例えば、印刷パターンの装飾としての品質が低下することや、印刷パターンがバーコードである場合に当該バーコードの読み取り精度が低下すること等の問題が生じ得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、被印刷物への印刷を行うインクジェット印刷装置において、ドット形状の不具合を低減することにより、印刷精度を向上させることが可能な、新規かつ改良されたインクジェット印刷装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、前記被印刷物への印刷を行う、ヘッドと、前記被印刷物の印刷面に対して略平行な面内において前記被印刷物の搬送方向と略直交する回転軸まわりに、前記ヘッドの先端が前記被印刷物の搬送方向側に、前記ヘッドを回転させる回転機構と、を備え、前記ヘッドの回転後の姿勢は、射出される前記インクの液滴の速度及び前記被印刷物の搬送速度に基づいて設定される、インクジェット印刷装置が提供される。
前記被印刷物の搬送速度は、50〜200m/分であってもよい。
前記ヘッドの回転後の姿勢は、射出される前記インクの液滴の速度の前記被印刷物の搬送方向成分と前記被印刷物の搬送速度との差が前記被印刷物の搬送速度の10%より小さくなる姿勢に設定されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、被印刷物への印刷を行うインクジェット印刷装置において、ドット形状の不具合を低減することにより、印刷精度を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成の一例を示す模式図である。 同実施形態に係るヘッドの構成の一例について説明するための模式図である。 インクの液滴の射出方向が被印刷物の搬送方向に対して略直交するヘッドの姿勢の一例を示す説明図である。 固定された被印刷物へインクの液滴を射出した場合における、被印刷物との接触後のインクの液滴の挙動について説明するための説明図である。 搬送される被印刷物へインクの液滴を射出した場合における、被印刷物との接触後のインクの液滴の挙動について説明するための説明図である。 ドット形状の不具合の具体例を示す説明図である。 同実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す模式図である。 同実施形態に係るヘッドの回転後の姿勢の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る制御装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.インクジェット印刷装置の構成>
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るインクジェット印刷装置10の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置10の概略構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、インクジェット印刷装置10は、回転機構100と、ヘッド200と、本体300と、を備える。
ヘッド200は、本体300から出力される動作指示に基づいて、インクの液滴を射出し、高速で搬送される鋼板等の平面形状の被印刷物への印刷を行う。具体的には、ヘッド200は、ヘッド200の先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、被印刷物への印刷を行う。より具体的には、ヘッド200は、射出されたインクの液滴を被印刷物の搬送方向と交差する方向へ偏向し、被印刷物へドットを連続的に形成することにより、被印刷物への印刷を行う。以下、図2を参照して、ヘッド200の構成について、説明する。
図2は、本実施形態に係るヘッド200の構成の一例について説明するための模式図である。図2に示すように、ヘッド200は、インク射出装置210と、帯電装置220と、偏向板230と、ガター240と、を備える。また、図2において、矢印W40は、被印刷物400の搬送方向を示す。
インク射出装置210は、供給されるインクをポンプ310の圧力で液柱として射出し、液柱は表面張力により射出直後に空中で液滴800に分割される。射出されたインクの液滴800には、帯電装置220により電荷が付加される。そして、帯電されたインクの液滴800は、偏向板230により発生した電場によって偏向され、被印刷物400の印刷面F40へ向かって飛翔する。偏向板230は、対向して配置されたマイナス電極とプラス電極とにより構成される。インクの液滴800の偏向量は、帯電装置220により付加される電荷及び偏向板230により発生する電場の大きさに依存する。ヘッド200は、当該電荷及び電場の大きさを調整することによりインクの液滴の偏向量を調整し得る。
ガター240は、インク射出装置210により射出された後印刷に用いられないインクの液滴800を回収する。ガター240は、図示しないチューブ等によって、図1に示した本体300のタンク320と接続されており、ガター240により回収されたインクは、タンク320へ貯留される。また、インク射出装置210は、図示しないチューブ等によって、図1に示した本体300のポンプ310と接続されており、ポンプ310により、インク射出装置210へインクが供給される。
図1に示す回転機構100は、本体300から出力される動作指示に基づいて、被印刷物400の印刷面に対して略平行な面内において被印刷物400の搬送方向と略直交する回転軸まわりに、ヘッド200を回転させる。また、回転機構100は、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側に、ヘッド200を回転させる。回転機構100は、例えば、電動モータ等のアクチュエータであってもよく、電動モータの駆動力をヘッド200へ伝達するギヤをさらに含んでもよい。ヘッド200の回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴800の速度及び被印刷物400の搬送速度に基づいて設定される。
本体300は、ポンプ310と、タンク320と、操作入力装置330と、表示装置340と、制御装置350と、を備える。
タンク320には、ヘッド200のガター240により回収されたインクが貯留される。タンク320に貯留されたインクはポンプ310によってヘッド200のインク射出装置210へ供給される。
操作入力装置330は、オペレータによる印刷パターンの入力や各設定値の変更を受け付ける機能を有する。当該機能は、例えば、タッチセンサ、キーボード、キーパッド、ボタン、スイッチやマイクロフォン等により実現される。操作入力装置330は、入力された情報を制御装置350へ出力する。
表示装置340は、ヘッド200により被印刷物へ印刷される印刷パターンを示す情報や各種設定値等を表示する。当該機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、又はOLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。
制御装置350は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置などのデータ格納用記憶装置等で構成される。
制御装置350は、インクジェット印刷装置10を構成する各装置の動作を制御する。具体的には、制御装置350は、回転機構100の駆動、ヘッド200の駆動、ポンプ310の駆動及び表示装置340による表示を制御する。なお、本実施形態に係る制御装置350が有する機能は複数の制御装置により分割されてもよく、その場合、当該複数の制御装置は、通信バスを介して、互いに接続されてもよい。なお、制御装置350の詳細については、後述する。
<2.被印刷物への接触後のインクの液滴の挙動>
続いて、図3〜図6を参照して、被印刷物400への接触後のインクの液滴800の挙動について説明する。図3は、インクの液滴800の射出方向が被印刷物400の搬送方向に対して略直交するヘッド200の姿勢の一例を示す説明図である。また、図3〜5は、被印刷物400の幅方向から見た図である。図3において、矢印W20はインクの液滴800の射出方向を示す。以下、図3に示した姿勢のヘッド200から射出されたインクの液滴800の被印刷物400への接触後の挙動について、被印刷物400が固定されている場合と、被印刷物400が搬送されている場合について、分けて説明する。
図4は、固定された被印刷物400へインクの液滴800を射出した場合における、被印刷物400との接触後のインクの液滴800の挙動について説明するための説明図である。図4に示す被印刷物400は固定されているので、搬送速度V40は0m/分である。図4に示したように、まず、ヘッド200から射出されたインクの液滴800が、被印刷物400の印刷面F40に接触する。そして、インクの液滴800は、被印刷物400の印刷面F40に接触した後、形状が安定するまでの間、表面張力の作用により搖動する。具体的には、図4に示したように、インクの液滴800の搖動において、インクの液滴800の被印刷物400との界面から遠い側の部分800fが、被印刷物400に対して接近及び離反を繰り返す。ここで、図4に示す例では、被印刷物400は固定されているので、インクの液滴800が搖動する過程において、印刷面F40に濡れ広がった被印刷物400との界面の近傍の部分800nと、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fとの、搬送方向についての相対的な位置関係は変化しない。インクの液滴800の形状が安定した後、被印刷物400にドット900が形成される。
図5は、搬送される被印刷物400へインクの液滴800を射出した場合における、被印刷物400との接触後のインクの液滴800の挙動について説明するための説明図である。図5に示す被印刷物400の搬送速度V40は、具体的には、50〜200m/分の値を取り得る。被印刷物400の搬送速度V40が50〜200m/分である場合には、搬送速度の増大によりドット形状の不具合が発生する効果が顕著になる。
図5に示したように、まず、ヘッド200から射出されたインクの液滴800が、被印刷物400の印刷面F40に接触する。そして、インクの液滴800は、被印刷物400の印刷面F40に接触した後、形状が安定するまでの間、表面張力の作用により搖動する。例えば、図5に示したように、インクの液滴800の搖動において、インクの液滴800の被印刷物400との界面から遠い側の部分800fが、被印刷物400に対して接近及び離反を繰り返す。ここで、図5に示す例では、被印刷物400は矢印W40により示される搬送方向へ移動しているので、インクの液滴800の印刷面F40に濡れ広がった被印刷物400との界面の近傍の部分800nは、被印刷物400とともに搬送方向へ移動する。ゆえに、インクの液滴800が搖動する過程において、被印刷物400との界面の近傍の部分800nは、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fに対して、搬送方向へ相対的に移動する。
よって、インクの液滴800の形状が安定するまでの間において、被印刷物400との界面の近傍の部分800nと被印刷物400との界面から遠い側の部分800fとの間に、被印刷物400が固定されている場合と比較して、大きな張力が掛かり得る。具体的には、インクの液滴800の搖動において、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fが被印刷物400に対して離反する際に被印刷物400との界面の近傍の部分800nと、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fとの間に掛かる張力T80が、被印刷物400が固定されている場合と比較して、増大する。それにより、例えば、図5に示したように、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fの一部800pが飛散し得る。ゆえに、被印刷物400に形成されたドット900から離れた位置にインクの液滴800の一部800pが飛散する液飛びが生じ得る。
液飛びは、搬送される被印刷物400へインクの液滴800を射出した場合に生じ得るドット形状の不具合の一例に過ぎない。以下、図6を参照し、搬送される被印刷物400へインクの液滴800を射出した場合に生じ得るドット形状の不具合の具体例について説明する。
図6の左側の図は、被印刷物400に形成されたドット902から離れた位置にインクの液滴800の一部が飛散する液飛びを示している。液飛びでは、図6の左側の図に示したように、被印刷物400に形成されたドット902から離れた位置に、インクの液滴800の一部の飛散により、液飛び部92が形成される。また、図6の中央側の図は、被印刷物400に形成されたドット904の一部の形状が乱れるハネを示している。ハネでは、図6の中央側の図に示したように、被印刷物400に形成されたドット904において、形状が乱れているハネ部94が形成される。また、図6の右側の図は、被印刷物400に形成されたドット906の形状が楕円形状になる印字変形を示している。印字変形では、図6の右側の図に示したように、ドット906の形状が、矢印W40により示された被印刷物400の搬送方向に長径を有する楕円形状となる。ハネ及び印字変形も、液飛びと同様に、被印刷物400との界面の近傍の部分800nが被印刷物400とともに搬送方向へ移動することによって、インクの液滴800の形状が安定するまでの間におけるインクの液滴800に掛かる張力の増大に起因して生じ得る。
<3.制御装置>
[3−1.機能構成]
続いて、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る制御装置350について説明する。図7は、本実施形態に係る制御装置350の機能構成の一例を示す説明図である。図7に示したように、制御装置350は、記憶部352と、制御部354と、を含む。
(記憶部)
記憶部352は、制御部354が行う処理に用いられる各種データを記憶する。具体的には、記憶部352は、搬送速度V40及びインクの液滴800の接触時速度V20の設定値を記憶する。各設定値は、オペレータにより変更可能であってもよい。例えば、操作入力装置330へ入力されるオペレータによる各設定値の変更の要求に応じて記憶部352に記憶される各設定値が変更されるように構成し得る。ここで、インクの液滴800の接触時速度V20は、被印刷物400へ接触する際のインクの液滴800の速度であり、例えば、高速度カメラ等を用いた測定によってあらかじめ求められ得る。なお、接触時速度V20は、インクの液滴800の直径、インクの液滴800の比重、インクの液滴800の形状又はヘッド200の先端と被印刷物400の印刷面F40との間の距離等に応じて適宜設定され得る。
(制御部)
制御部354は、ヘッド制御部354aと、回転機構制御部354bと、目標角度算出部354cと、を含む。
ヘッド制御部354aは、ヘッド200の駆動を制御する。具体的には、ヘッド制御部354aは、インク射出装置210によるインクの液滴800の射出、帯電装置220によるインクの液滴800の各々への電荷の付加及び偏向板230による電場の生成を制御する。例えば、ヘッド制御部354aは、帯電装置220によりインクの液滴800の各々へ付加される電荷及び偏向板230により発生する電場の大きさを、入力された印刷パターンを示す情報に基づいて制御することにより、インクの液滴800の各々の偏向量を制御する。ヘッド制御部354aは、印刷に用いられないインクの液滴800については、当該液滴800がガター240へ到達し、回収されるような値に偏向量を設定する。
回転機構制御部354bは、回転機構100の駆動を制御する。具体的には、回転機構制御部354bは、目標角度算出部354cにより算出された目標ヘッド角度A20に基づいて、回転機構100によるヘッド200の回転を制御する。より具体的には、回転機構制御部354bは、ヘッド200の姿勢が算出された目標ヘッド角度A20に対応する姿勢となるように、回転機構100によるヘッド200の回転を制御する。また、回転機構制御部354bは、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側に、回転機構100によるヘッド200の回転を制御する。
図8は、本実施形態に係るヘッド200の回転後の姿勢の一例を示す説明図である。図8は、被印刷物400の幅方向から見た図である。図8に示したように、目標ヘッド角度A20は、矢印W40により示される搬送方向に対して直交する方向と矢印W20により示されるインクの液滴800の射出方向とのなす角である。図8に示したように、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側に、回転機構100によりヘッド200を回転させることによって、射出されるインクの液滴800の速度の搬送方向成分と被印刷物400の搬送速度V40との差を低減することができる。
目標角度算出部354cは、回転機構100によるヘッド200の回転後の姿勢に対応する目標ヘッド角度A20を算出し、回転機構制御部354bへ出力する。ヘッド200の回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴800の速度及び被印刷物400の搬送速度V40に基づいて設定される。具体的には、ヘッド200の回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴800の速度の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40より小さくなる姿勢に設定される。目標角度算出部354cは、例えば、インクの液滴800の接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40より小さくなる姿勢に対応する目標ヘッド角度A20を算出する。そして、回転機構制御部354bからの動作指示に基づいて、回転機構100は、ヘッド200の姿勢が算出された目標ヘッド角度A20に対応する姿勢となるように、ヘッド200を回転させる。
それにより、インクの液滴800が被印刷物400の印刷面F40に接触した後において、インクの液滴800の被印刷物400との界面の近傍の部分800nの、被印刷物400との界面から遠い側の部分800fに対する、搬送方向への相対的な移動を抑制することができる。よって、インクの液滴800の形状が安定するまでの間におけるインクの液滴800に掛かる張力の増大を抑制することができる。従って、液飛び等のドット形状の不具合を低減することができる。ゆえに、印刷精度を向上させることができる。
ヘッド200の回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴800の速度の被印刷物400の搬送方向成分と被印刷物400の搬送速度V40との差が被印刷物400の搬送速度V40の10%より小さくなる姿勢に設定されてもよい。目標角度算出部354cは、例えば、インクの液滴800の接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40の10%より小さくなる姿勢に対応する目標ヘッド角度A20を算出する。具体的には、目標角度算出部354cは、インクの液滴800の接触時速度V20及び被印刷物400の搬送速度V40に基づいて、下記の式(1)を満たす目標ヘッド角度A20を算出する。
Figure 2017065098
式(1)を満たす目標ヘッド角度A20に対応する姿勢に、ヘッド200を回転させた場合、インクの液滴800の接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差は搬送速度V40の10%より小さくなる。このように設定された目標ヘッド角度A20に対応する姿勢にヘッド200を回転させることによって、被印刷物400への印刷における液飛び等のドット形状の不具合をより効果的に低減することができる。ゆえに、印刷精度をより効果的に向上させることができる。
[3−2.動作]
続いて、図9を参照して、本実施形態に係る制御装置350が行う処理の流れについて説明する。図9は、本実施形態に係る制御装置350が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9に示したように、目標角度算出部354cは、記憶部352に記憶された各設定値を取得する(ステップS502)。そして、目標角度算出部354cは、取得した各設定値に基づいて数式(1)における目標ヘッド角度A20を算出し(ステップS504)、回転機構制御部354bへ出力する。ステップS504の処理において、具体的には、目標角度算出部354cは、インクの液滴800の接触時速度V20及び被印刷物400の搬送速度V40及び数式(1)を用いて目標ヘッド角度A20を算出する。次に、回転機構制御部354bは、ヘッド200の姿勢が算出された目標ヘッド角度A20に対応する姿勢となるように、回転機構100によるヘッド200を回転させ(ステップS506)、図9に示した処理は終了する。
本発明の効果を確認するために、上述したインクジェット印刷装置10を用いて、各条件について、被印刷物400への印刷を行い、発生したドット形状の不具合の数を計測した。当該計測では、ドット形状の不具合として、ハネ及び液飛びのそれぞれの数を計測した。具体的には、被印刷物400に1024個(32ドット×32ドット)のドットを形成し、形成された1024個のドットについて、ドット形状の不具合として、ハネ及び液飛びのそれぞれの数を計測した。なお、インクの液滴800の直径を100μmとし、インクの液滴800の比重を1g/cmとし、ヘッド200の先端と被印刷物400の印刷面F40との間の距離を20mmとして、印刷を行った。
まず、比較例1及び実施例1〜7では、搬送速度V40を60m/分とし、インクの液滴800の接触時速度V20を5m/秒として、被印刷物400への印刷を行った。
比較例1では、目標ヘッド角度A20を0°とし、インクの液滴800の射出方向が被印刷物400の搬送方向に対して略直交する場合について、印刷を行った。各実施例では、回転機構100により、各目標ヘッド角度A20に対応する姿勢にヘッド200を回転させて、印刷を行った。各目標ヘッド角度A20及びドット形状の不具合の数の結果を下記の表1に示す。
Figure 2017065098
表1に示したように、各目標ヘッド角度A20に対応する姿勢に、回転機構100によりヘッド200を回転させた実施例1〜7では、比較例1と比較して、ハネ及び液飛びのそれぞれの数はいずれも低減された。当該結果から、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側にヘッド200を回転させることによって、被印刷物400への印刷における液飛び等のドット形状の不具合を低減することが可能であることが確認された。
ここで、搬送速度V40を60m/分とし、インクの液滴800の接触時速度V20を5m/秒とした場合に、式(1)を満たす目標ヘッド角度A20は、10.37°<A20<12.71°である。ヘッド200の姿勢がこのような目標ヘッド角度A20に対応する姿勢である場合に、インクの液滴800の接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40の10%より小さくなる。
表1に示したように、式(1)を満たす目標ヘッド角度A20にヘッド200を回転させて印刷を行った実施例4及び実施例5では、実施例1〜3、6及び7と異なり、ハネ及び液飛びはいずれも発生しなかった。当該結果から、ヘッド200の回転後の姿勢が、接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40の10%より小さくなる姿勢に設定されることによって、被印刷物400への印刷における液飛び等のドット形状の不具合をより効果的に低減することが可能であることが確認された。
続いて、比較例2及び実施例8〜16では、搬送速度V40を100m/分とし、インクの液滴800の接触時速度V20を5m/秒として、被印刷物400への印刷を行った。
比較例2では、目標ヘッド角度A20を0°とし、インクの液滴800の射出方向が被印刷物400の搬送方向に対して略直交する場合について、印刷を行った。各実施例では、回転機構100により、各目標ヘッド角度A20に対応する姿勢にヘッド200を回転させて、印刷を行った。各目標ヘッド角度A20及びドット形状の不具合の数の結果を下記の表2に示す。
Figure 2017065098
表2に示したように、各目標ヘッド角度A20に対応する姿勢に、回転機構100によりヘッド200を回転させた実施例8〜16では、比較例2と比較して、ハネ及び液飛びのそれぞれの数はいずれも低減された。当該結果から、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側にヘッド200を回転させることによって、被印刷物400への印刷における液飛び等のドット形状の不具合を低減することが可能であることが確認された。
ここで、搬送速度V40を100m/分とし、インクの液滴800の接触時速度V20を5m/秒とした場合に、式(1)を満たす目標ヘッド角度A20は、17.46°<A20<21.51°である。ヘッド200の姿勢がこのような目標ヘッド角度A20に対応する姿勢である場合に、インクの液滴800の接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40の10%より小さくなる。
表2に示したように、式(1)を満たす目標ヘッド角度A20にヘッド200を回転させて印刷を行った実施例11〜実施例14では、実施例8〜10、15及び16と異なり、ハネ及び液飛びはいずれも発生しなかった。当該結果から、ヘッド200の回転後の姿勢が、接触時速度V20の搬送方向成分と搬送速度V40との差が搬送速度V40の10%より小さくなる姿勢に設定されることによって、被印刷物400への印刷における液飛び等のドット形状の不具合をより効果的に低減することが可能であることが確認された。
<4.まとめ>
以上説明したように、本実施形態によれば、回転機構100は、被印刷物400の印刷面に対して略平行な面内において被印刷物400の搬送方向と略直交する回転軸まわりに、ヘッド200を回転させる。また、回転機構100は、ヘッド200の先端が被印刷物400の搬送方向側に、ヘッド200を回転させる。ヘッド200の回転後の姿勢は、射出されるインクの液滴800の速度及び被印刷物400の搬送速度V40に基づいて設定される。それにより、インクの液滴800の形状が安定するまでの間におけるインクの液滴800に掛かる張力の増大を抑制することができる。従って、液飛び等のドット形状の不具合を低減することができる。ゆえに、印刷精度を向上させることができる。
また、本明細書においてフローチャートを用いて説明した処理は、必ずしもフローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 インクジェット印刷装置
100 回転機構
200 ヘッド
210 インク射出装置
220 帯電装置
230 偏向板
240 ガター
300 本体
310 ポンプ
320 タンク
330 操作入力装置
340 表示装置
350 制御装置
352 記憶部
354 制御部
354a ヘッド制御部
354b 回転機構制御部
354c 目標角度算出部
400 被印刷物
800 インクの液滴
900、902、904、906 ドット

Claims (3)

  1. 高速で搬送される平面形状の被印刷物に対して、先端側からインクの液滴を射出し、ドットを形成することにより、前記被印刷物への印刷を行う、ヘッドと、
    前記被印刷物の印刷面に対して略平行な面内において前記被印刷物の搬送方向と略直交する回転軸まわりに、前記ヘッドの先端が前記被印刷物の搬送方向側に、前記ヘッドを回転させる回転機構と、
    を備え、
    前記ヘッドの回転後の姿勢は、射出される前記インクの液滴の速度及び前記被印刷物の搬送速度に基づいて設定される、
    インクジェット印刷装置。
  2. 前記被印刷物の搬送速度は、50〜200m/分である、請求項1に記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記ヘッドの回転後の姿勢は、射出される前記インクの液滴の速度の前記被印刷物の搬送方向成分と前記被印刷物の搬送速度との差が前記被印刷物の搬送速度の10%より小さくなる姿勢に設定される、請求項1又は2に記載のインクジェット印刷装置。
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