JP2015085552A - 液滴吐出装置及び液滴吐出方法 - Google Patents

液滴吐出装置及び液滴吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、容易に位置ずれの有無を判断することができる液滴吐出装置及び液滴吐出方法を提供する。
【解決手段】プリンターは、画像データに基づいて液体噴射ヘッド21からインク滴を吐出させて、画像を用紙Pに形成させる第1処理と、テストデータに基づいてインク滴を吐出させて、インク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンTP2を用紙Pに形成させる第2処理と、を実行可能な制御部を備え、制御部は、第2処理を実行する場合に、液体噴射ヘッド21からのインク滴の吐出速度を、第1処理を実行する場合における液体噴射ヘッド21からのインク滴の吐出速度よりも遅くする。
【選択図】図7

Description

本発明は、液体を液滴にして吐出する液滴吐出装置及び液滴吐出方法に関する。
従来から、液滴吐出装置の一種として、液体噴射ヘッド(吐出部)から用紙(媒体)に対してインク(液体)をインク滴(液滴)にして吐出し、そのインク滴を用紙に付着させることにより印刷を行うインクジェット式のプリンターが知られている(特許文献1参照)。また、こうしたプリンターでは、例えば液体噴射ヘッドがプリンターに対して設計上の装着位置から傾いた状態で装着されていると、用紙に対してインク滴の付着位置ずれが生じるということも知られている。
このようなインク滴の付着位置ずれは、用紙に形成される印刷画像に色むら等を招いて印刷精度を低下させる虞がある。そのため、従来は、液体噴射ヘッドと用紙とを相対移動させながら、液体噴射ヘッドのノズル列を形成している複数のノズル(吐出口)から用紙上に線分状のテストパターンが形成されるようにインク滴を吐出し、用紙上に形成されたテストパターンにより、実際のずれ具合を確認していた。そして、インク滴の付着位置ずれが生じていると判断した場合には、液体噴射ヘッドの傾きを修正する等の調整作業を通じて、インク滴の付着位置ずれを補正していた。
特開2007−30363号公報
ところで、インク滴の付着位置ずれを判断する方法は、液体噴射ヘッドが設計上の装着位置に対して傾くことなく正常に装着されているならば用紙上に形成されると想定される理想的な想定パターンと、実際にインク滴の吐出により用紙上に形成されたテストパターンとを対比する方法である。しかし、この方法では、付着位置ずれの度合が微細な場合に、その微細な位置ずれを判断し難いという問題があった。
なお、こうした実情は、インクジェット式のプリンターに限らず、液体を液滴にして吐出する液滴吐出装置においては、概ね共通するものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、容易に位置ずれの有無を判断することができる液滴吐出装置及び液滴吐出方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液滴吐出装置は、液体を液滴にして吐出可能な吐出口を有する吐出部と、前記吐出口から吐出された液滴を付着させる媒体を支持可能な支持部材と、制御部であって、画像データに基づいて前記吐出部から液滴を吐出させて、画像を前記媒体に形成させる第1処理と、テストデータに基づいて液滴を吐出させて、液滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを前記媒体に形成させる第2処理と、を実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2処理を実行する場合に、前記吐出口からの液滴の吐出速度を、前記第1処理を実行する場合における前記吐出口からの液滴の吐出速度よりも遅くする。
この構成によれば、第2処理を実行する場合、媒体に対して相対的に移動する吐出部の吐出口から吐出された液滴は、吐出口からの液滴の吐出速度が遅くなる。そのため、媒体に対して液滴の付着位置ずれが生じている場合には、その媒体上での付着位置のずれ量が大きくなる。すなわち、媒体上に形成されたテストパターンにおける液滴の付着位置ずれの状態が誇張される。したがって、液滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、容易に位置ずれの有無を判断することができるようになる。
前記液滴吐出装置において、前記制御部は、前記吐出部を移動させることにより、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させることが好ましい。
この構成によれば、媒体が搬送される方向と交差する走査方向に吐出部が移動しながら媒体に対して液滴を吐出する方式である所謂シリアル方式の液滴吐出装置において、吐出部の移動速度を調整することにより、テストパターンにおける液滴の付着位置ずれの誇張状態を容易に調整することができる。
前記液滴吐出装置において、前記制御部は、前記媒体を移動させることにより、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させることが好ましい。
この構成によれば、搬送方向に移動する媒体に対して固定状態に配置された吐出部から液滴を吐出する方式である所謂ラインヘッド方式の液滴吐出装置において、媒体の移動速度を調整することにより、テストパターンにおける液滴の付着位置ずれの誇張状態を容易に調整することができる。
前記液滴吐出装置は、前記吐出部と前記支持部材との対向距離を調整可能な距離調整部を備え、前記制御部は、前記対向距離が、前記距離調整部による調整が可能な距離範囲内における最短距離よりも長い状態において、前記第2処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、第2処理を実行する場合は、吐出部における吐出口の形成部位と支持部材における媒体の支持部位との対向距離が、最短距離よりも長い距離に調整される。そのため、液滴の吐出方向が、正常な方向から傾いていた場合に発生する付着位置ずれ量は、移動距離に応じて大きくなる。したがって、移動距離が長くなると、液滴の付着位置の位置ずれ量は大きくなる。すなわち、媒体上に形成されたテストパターンにおける液滴の付着位置ずれの状態が更に誇張される。したがって、液滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、更に容易に位置ずれの有無を判断することができるようになる。
前記液滴吐出装置において、前記制御部は、前記第1処理、前記第2処理を実行する際、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させ、前記第2処理を実行する場合に、前記媒体と前記吐出部との相対的な移動速度を、前記第1処理を実行する場合における前記媒体と前記吐出部との相対的な移動速度よりも速くすることが好ましい。
この構成によれば、第2処理を実行する場合、媒体に対して相対的に移動する吐出部の吐出口から吐出された液滴は、媒体と吐出部との相対的な移動速度が速くなる。そのため、媒体に対して液滴の付着位置ずれが生じている場合には、その媒体上での付着位置のずれ量が大きくなる。すなわち、媒体上に形成されたテストパターンにおける液滴の付着位置ずれの状態が誇張される。したがって、液滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、更に容易に位置ずれの有無を判断することができるようになる。
また、上記課題を解決する液滴吐出方法は、液体を液滴にして吐出可能な吐出口を有する吐出部と、前記吐出口から吐出された液滴を付着させる媒体を支持可能な支持部材と、を備えた液滴吐出装置で実行される液滴吐出方法であって、画像データに基づいて前記吐出部から液滴を吐出させて、前記媒体に画像を形成させる第1処理と、テストデータに基づいて液滴を吐出させて、液滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを前記媒体に形成させる第2処理と、を実行可能であり、前記第2処理における前記吐出口からの液滴の吐出速度を、前記第1処理における前記吐出口からの液滴の吐出速度よりも遅くする。
この構成によれば、上記の液滴吐出装置の場合と同様の作用効果を享受できる。
第一実施形態のシリアル方式のプリンターの斜視図。 図1における2−2線矢視断面による要部概略図。 図2における3−3線矢視図。 プリンターの電気的構成のブロック図。 液体噴射ヘッドがX軸回りで傾いている状態を示す模式図。 (a)は図5におけるA−A線矢視模式図、(b)は図5におけるB−B線矢視模式図、(c)はPGギャップが図6(a)(b)の状態である場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図。 (a)(b)は図6(a)(b)の場合よりもPGギャップを大きくした場合を示す模式図、(c)はPGギャップが図7(a)(b)の状態である場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図。 液体噴射ヘッドがY軸回りで傾いている状態を示す模式図。 (a)は液体噴射ヘッドが正常な姿勢で装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図、(b)は液体噴射ヘッドがY軸回りで傾いて装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図。 第2実施形態のラインヘッド方式のプリンターの概略構成図。 同プリンターにおける記録ヘッドの底面を示す模式図。 記録ヘッドがX軸回りで傾いている状態を示す模式図。 (a)は記録ヘッドが正常な姿勢で装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図、(b)は記録ヘッドがX軸回りで傾いて装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図。 記録ヘッドがY軸回りで傾いている状態を示す模式図。 (a)は記録ヘッドが正常な姿勢で装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図、(b)は記録ヘッドがY軸回りで傾いて装着されている場合に用紙上に形成されるテストパターンを示す平面図。
(第1実施形態)
以下、インク(液体の一例)をインク滴(液滴の一例)にして吐出するインクジェット式のプリンター(液滴吐出装置の一例)の第1実施形態について、同プリンターにおけるインク滴の吐出方法(液滴吐出方法)と共に、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、その一部を二点鎖線で示したように、略直方体形状の筐体11aを備える。筐体11aにおいて重力方向(−Z方向)とは反対の方向である+Z方向側の面すなわち上面には、タッチパネル方式の操作パネル12が設けられている。この操作パネル12上には、プリンター11を駆動又は駆動停止させる際にタッチ操作される電源ボタン12aやプリンター11で行われる各種の処理内容を表示する液晶画面等からなる表示部12bが設けられている。
筐体11a内には略矩形箱状をなすフレーム13が収納されている。そして、そのフレーム13内の重力方向(−Z方向)側となる下部には、用紙Pの搬送方向である+Y方向と交差するX方向を長手方向とする支持台(支持部材の一例)14が略水平方向に延設されている。また、フレーム13内において前方となる+Y方向とは反対の方向(−Y方向)である後方側の下部には紙送りモーター15が設けられている。すなわち、支持台14の上面は用紙Pを重力方向(−Z方向)側から支持可能な支持面14aであって、紙送りモーター15の駆動に伴い、用紙Pが支持面14a上にその後方側から前方側に向けて搬送される。
また、フレーム13内における支持台14の上方には、該支持台14の長手方向であるX方向に沿ってガイド軸16が架設されている。このガイド軸16には、その軸線方向に沿って往復移動可能にキャリッジ17が支持されている。すなわち、キャリッジ17は、X方向に沿う左右方向に支持孔17aが貫通形成された主キャリッジ17Aと、主キャリッジ17Aの前面側に上下方向への変位自在に組み付けられた副キャリッジ17Bとを有し、主キャリッジ17Aの支持孔17aにガイド軸16が挿通されている。
また、フレーム13の後壁内面においてガイド軸16の両端の近傍には、駆動プーリー18aと従動プーリー18bとがそれぞれ回転自在に支持されている。駆動プーリー18aにはキャリッジモーター19の出力軸が連結される。また、駆動プーリー18aと従動プーリー18bとの間には一部がキャリッジ17に連結された無端状のタイミングベルト20が巻き掛けられている。そして、キャリッジモーター19が駆動されることにより、キャリッジ17はタイミングベルト20を介してガイド軸16にガイドされつつ、X方向に沿う左右方向を走査方向として往復移動する。
キャリッジ17における副キャリッジ17Bの下部には液体噴射ヘッド(吐出部の一例)21が設けられると共に、副キャリッジ17Bの上部にはインクを収容したインクカートリッジ22を着脱可能なホルダー部23が設けられている。ホルダー部23には、各々が互いに異なる色相のインク(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等)を収容した複数(本実施形態では4つ)のインクカートリッジ22C,22M,22Y,22Kが装着されている。
そして、これらのインクカートリッジ22(22C,22M,22Y,22K)から液体噴射ヘッド21に供給されたインクが、キャリッジモーター19の駆動に基づきキャリッジ17と共に走査方向に往復移動する液体噴射ヘッド21から用紙P上に吐出される。また、そのようにインクが液体噴射ヘッド21からインク滴として用紙P上に吐出される場合において、画像データに基づき吐出された場合は用紙P上に画像が印刷される一方、テストデータに基づき吐出された場合は用紙P上にインク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンが印刷される。
以上のことから、本実施形態におけるプリンター11は、用紙(媒体)Pが搬送される方向と交差する走査方向に液体噴射ヘッド(吐出部)21が移動しながら用紙Pに対してインク滴(液体)を吐出する方式である所謂シリアル方式のプリンター(液滴吐出装置)であるといえる。更に、本実施形態では、キャリッジモーター19が、用紙(媒体)Pと液体噴射ヘッド(吐出部)21とを相対的に移動させるときに駆動される移動駆動部として機能する。
図1に戻り、フレーム13の内部における支持台14よりも搬送方向である+Y方向側から見てX方向に沿う左右方向の右側(+X方向側)領域は印刷時に使用されないホームポジション領域HPとされている。そして、このホームポジション領域HPにはメンテナンス装置24が設けられている。メンテナンス装置24は、上方が開口したキャップ25及びブレード状をなすワイパー26等を有している。そして、プリンター11では、キャリッジ17がホームポジション領域HPに移動させられた後、このメンテナンス装置24において、液体噴射ヘッド21から安定してインク滴が吐出されるようにメンテナンス動作が行われる。
図2及び図3に示すように、液体噴射ヘッド21において印刷時に支持台14の支持面14aと上下方向で対向する面となるノズル形成面21aには、インクをインク滴にして吐出可能な複数のノズル(吐出口の一例)30が形成されている。本実施形態の場合、ノズル30からは、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの4色のインク滴を吐出可能である。そして、これらの複数のノズル30によって、液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aには、用紙Pの搬送方向となるY方向に沿って延びる各色に対応した複数列(本実施形態では4列)のノズル列31(31C,31M,31Y,31K)が形成されている。
また、副キャリッジ17Bにおいてホームポジション領域HP側とは反対側の−X方向側の面すなわち左側面には、縦長のラック部材32が、その長辺に形成された歯部32aを副キャリッジ17Bの後面すなわち主キャリッジ17Aの前面との境界面に沿わせるようにして固定されている。その一方、主キャリッジ17A内には、距離調整モーター33が、その出力軸33aを主キャリッジ17Aにおけるホームポジション領域HP側とは反対側の−X方向側の面すなわち左側面から−X方向側へ突出させるようにして設けられている。この出力軸33aの先端にはピニオン34が固定され、そのピニオン34の歯部34aは副キャリッジ17B側のラック部材32の歯部32aと噛合している。
すなわち、副キャリッジ17Bは、距離調整モーター33の駆動に伴いピニオン34と噛合するラック部材32が上下移動するため、このラック部材32と共に上下移動する。つまり、副キャリッジ17Bに支持された液体噴射ヘッド(吐出部)21におけるノズル(吐出口)30の形成部位であるノズル形成面21aと支持台14における用紙Pの支持部位である支持面14aとの上下方向での対向距離PGは、距離調整モーター33が駆動することにより調整可能とされる。この点で本実施形態では、距離調整モーター33が、液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aと支持台14の支持面14aとの対向距離PGを調整可能な距離調整部として機能する。換言すれば、距離調整部は、吐出部(液体噴射ヘッド21)と支持部材(支持台14)との対向距離PGを調整可能である。
次に、プリンター11の電気的構成について説明する。
図4に示すように、プリンター11は、そのプリンター11の稼働状態を統括的に制御する制御部40を備えている。制御部40の入力側インターフェース(図示略)には、リニアエンコーダー41、ロータリーエンコーダー42、操作パネル12、及びホスト装置43が電気的に接続されている。リニアエンコーダー41は、液体噴射ヘッド21を搭載したキャリッジ17の走査方向への移動に伴って、その移動量に比例する数のパルス信号を出力する。そして、制御部40は、リニアエンコーダー41から受信したパルス信号に基づいてキャリッジ17の位置すなわち走査方向での液体噴射ヘッド21の位置を把握する。また、ロータリーエンコーダー42は、用紙PをY方向へ搬送するために紙送りモーター15が回転駆動したとき、その回転量に比例する数のパルス信号を出力する。そして、制御部40は、ロータリーエンコーダー42から受信したパルス信号に基づいて用紙Pの搬送方向での移動量を把握する。
操作パネル12は、電源ボタン12aがオンオフ操作されたとき等に、その操作内容を示す信号を出力する。そして、制御部40は、操作パネル12から受信した信号に基づいてプリンター11の電源をオンオフしたり、各種の動作を切り替えたりする。また、制御部40は、その動作の実行状態などを表示させるための信号を操作パネル12に出力し、操作パネル12の表示部12bにその実行内容を表示させる。また、ホスト装置43は、パーソナルコンピューター等により構成され、プリンター11の使用者により設定された印刷条件やメンテナンス条件に従い画像データやテストデータなどを生成し、そのデータ内容を示す信号を出力する。そして、制御部40は、ホスト装置43から受信した信号に基づいてプリンター11における印刷動作やメンテナンス動作を制御する。また、その際には、ホスト装置43側に実行中の制御内容を示す信号を出力し、ホスト装置43が備える表示部(図示略)等に表示させる。
一方、制御部40の出力側インターフェース(図示略)には、紙送りモーター15、キャリッジモーター19、距離調整モーター33及び圧電素子44がそれぞれ電気的に接続されている。そして、制御部40は、紙送りモーター15、キャリッジモーター19、距離調整モーター33及び圧電素子44の駆動をそれぞれ制御する。すなわち、制御部40は、紙送りモーター15の駆動状態を制御することにより、用紙Pの搬送速度及びそのY方向での搬送量を調整可能である。また、制御部40は、キャリッジモーター19の駆動状態を制御することにより、用紙Pに対する走査方向でのキャリッジ17そして液体噴射ヘッド21の移動速度及びそのX方向での移動量を調整可能である。また、制御部40は、距離調整モーター33の駆動状態を制御することにより、前述したように、液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aと支持台14の支持面14aとの対向距離PGを調整可能である。さらに、制御部40は、圧電素子44に対する印加電圧を制御することにより、液体噴射ヘッド21のノズル30から吐出されるインク滴の吐出速度を調整可能である。この点で、本実施形態では、圧電素子44が、ノズル(吐出口)からインクをインク滴にして吐出させるときに駆動される吐出駆動部として機能する。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用に関し、特に液体噴射ヘッド21の傾きの有無を検出するために、ノズル30からテストデータに基づいたインク滴を吐出させる際の作用に着目して、以下説明する。
なお、液体噴射ヘッド21がキャリッジ17に対して正常な姿勢で搭載されている場合との比較において傾いているとした場合、その傾きの態様は様々に想定されるが、以下では、液体噴射ヘッド21がX方向軸回りで傾いている場合と、Y方向軸回りで傾いている場合を代表例として、それぞれ説明する。
まず、図5に示すように、液体噴射ヘッド21がキャリッジ17に対してX方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合について説明する。
さて、このような場合に、液体噴射ヘッド21の傾きの有無判断のために用紙P上へのインク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを形成させる際には、次のような処理がプリンター11において実行される。なお、その前提としてプリンター11では、ホスト装置43からの画像データ信号の受信に基づき制御部40が液体噴射ヘッド21から用紙Pに対して画像データに基づいてインク滴を吐出させて用紙P上に印刷画像を形成させる第1処理を実行しているものとする。換言すると、制御部40は、画像データに基づいて吐出部(液体噴射ヘッド21)から液滴(インク滴)を吐出させて、画像を媒体(用紙P)に形成させる第1処理を実行可能である。このとき、テストパターンを形成させる処理を、第2処理とすると、制御部40は、テストデータに基づいて吐出部(液体噴射ヘッド21)から液滴(インク滴)を吐出させて、液滴(インク滴)の付着位置ずれ判断用のテストパターンを媒体(用紙P)に形成させる第2処理を実行可能である。なお、画像データは、任意の画像データを用いることができる。
また、その第1処理時において、液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aと支持台14の支持面14aとの上下方向での対向距離PGは、距離調整モーター33の駆動により調整が可能な距離範囲内における最短距離に設定されているものとする。また、図5では、液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aが支持台14の支持面14aに対して有する傾斜角度を、説明の便宜上、誇張して図示している。そして、以上のような前提の下、ホスト装置43からテストデータ信号がプリンター11の制御部40に入力されると、制御部40は、以下のように第2処理を実行する。
すなわち、制御部40は、まず、距離調整モーター33を駆動制御し、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが第1処理時の対向距離である最短距離よりも長い距離となるように液体噴射ヘッド21のノズル形成面21aと支持台14の支持面14aとを上下方向に相対移動させる。具体的には、図2においてピニオン34が反時計回り方向へ回転するように、距離調整モーター33が駆動される。すると、ピニオン34と噛合するラック部材32が上昇し、このラック部材32と共に副キャリッジ17Bも上昇する。その結果、副キャリッジ17Bの下部に搭載された液体噴射ヘッド21も、ノズル形成面21aが支持台14の支持面14aから離れる方向である上方へと移動する。
そして次に、制御部40は、紙送りモーター15を駆動停止させた状態で、キャリッジモーター19を駆動制御し、液体噴射ヘッド21を搭載したキャリッジ17を走査方向に移動させることにより、液体噴射ヘッド21と支持台14の支持面14a上に支持された用紙Pとを走査方向であるX方向において相対移動させる。なお、その場合において、制御部40は、キャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度が、第1処理時におけるキャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度よりも速くなるように、キャリッジモーター19の駆動状態を制御する。
そして次に、制御部40は、液体噴射ヘッド21における所定のノズル列31(例えばブラックインクを吐出するノズル列31K)の圧電素子44を駆動制御し、そのノズル列31のノズル30からインク滴を用紙P上に吐出させることにより、インク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを形成させる。なお、その場合において、制御部40は、テストデータに基づくインク滴の吐出速度が、第1処理時における画像データに基づくインク滴の吐出速度よりも遅くなるように、圧電素子44の駆動状態を制御する。
ここで、図6及び図7を参照しながら、比較例においてノズル30からテストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合と、本実施形態の第2処理において、ノズル30からテストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合とを、対比しながら説明する。
まず、図6(a)(b)に示すように、比較例では、テストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合にも、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGは、画像印刷のための第1処理時の対向距離である最短距離の対向距離PG1のままとされる。また、その際のキャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度も、第1処理時のキャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度から格別に変更されることなく第1処理時と同じ移動速度とされる。そして、画像印刷のための第1処理時におけるノズル30からの吐出速度と同じ吐出速度で図6(a)(b)に白抜き矢印で示す走査方向へキャリッジ17を移動させながら、液体噴射ヘッド21から用紙P上にインク滴Drが吐出される。
すると、図6(c)に示すように、用紙P上にインク滴Drを吐出したノズル列31に対応した線分状のテストパターンTP1が形成される。但し、この比較例におけるテストパターンTP1は、液体噴射ヘッド21がキャリッジ17における設計上の装着位置に対して傾くことなく正常に装着されているならば用紙P上に形成されると想定される理想的な想定パターンSPとの位置ずれ量L1が微細である。そのため、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP1との位置ずれの有無が目視によっては判断し難いものとなる。
これに対し、図7(a)(b)に示すように、本実施形態では、テストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合に、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが、画像印刷のための第1処理時の対向距離である最短距離の対向距離PG1よりも長い対向距離PG2とされる。一般に、画像データに基づき液体噴射ヘッド21のノズル30からインク滴を吐出させて画像を形成する場合には、インク滴の飛翔曲がりを抑制して高品質の画像を形成する観点からも、液体噴射ヘッド21におけるノズル形成面21aと支持台14における用紙Pの支持面14aとの対向距離は、用紙Pの厚みよりは長いものの、可及的に短いことが望まれる。そのため、用紙P上に画像を形成させるための第1処理が実行される場合の対向距離は、距離調整部による調整が可能な距離範囲内における最短距離に設定されていることが多い。したがって、その第1処理における対向距離のままで第2処理が実行されると、インク滴の付着位置ずれの度合が微細な場合は、用紙P上に形成されたテストパターンによっても、その位置ずれの有無は判断できない虞がある。そのため、本実施形態では、上記したように、第2処理時の対向距離PG2を第1処理時の対向距離PG1よりも長くしているのである。そして更に、第1処理時のキャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度よりも速い移動速度で図7(a)(b)に白抜き矢印で示す走査方向へキャリッジ17を移動させつつ、第1処理時におけるノズル30からの吐出速度よりも遅い吐出速度で、液体噴射ヘッド21から用紙P上にインク滴Drが吐出される。
すると、図7(c)に示すように、用紙P上にインク滴Drを吐出したノズル列31に対応した線分状のテストパターンTP2が形成される。そして、この場合におけるテストパターンTP2は、液体噴射ヘッド21が傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L2が大きく誇張されたものになる。そのため、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP2との位置ずれの有無が目視によっても判断し易くなる。
なお、本実施形態で形成されるテストパターンTP2の方が比較例で形成されるテストパターンTP1よりも、想定パターンSPとの位置ずれ量L1,L2が大きく誇張されたものになるのは、次のような理由によると推測される。すなわち、短い対向距離PG1の場合よりも長い対向距離PG2の場合の方が、インク滴Drがノズル30から用紙P上に至るまでの移動距離が長くなる。インク滴Drの吐出方向が、正常な方向から傾いていた場合に発生する付着位置ずれ量は、移動距離に応じて大きくなる。したがって、移動距離が長くなると、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。さらにこのとき、液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対移動が行われていた場合、インク滴Drが用紙Pに付着するまでに液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対位置が大きく変化し、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。また、インク滴Drはノズル30から用紙P上に至るまでの間に、空気抵抗が大きくなり、その空気抵抗により吐出速度が減速される。そのため、液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対移動が行われていた場合、インク滴Drが用紙Pに付着するまでに液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対位置が大きく変化し、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。
また、用紙Pに対する液体噴射ヘッド21の相対的な移動速度が速いこと、及び、液体噴射ヘッド21から用紙P上へのインク滴Drの吐出速度が遅いことも、ノズル30から吐出されたインク滴Drの用紙Pに対する相対移動方向(走査方向)の移動量を長くすることから、同様にインク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2を大きくさせることになる。
次に、図8に示すように、液体噴射ヘッド21がキャリッジ17に対してY方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合について説明する。
さて、このような場合に、液体噴射ヘッド21から用紙Pに対して画像データに基づいてインク滴を吐出させて用紙P上に印刷画像を形成させる第1処理を実行した後に続けて、液体噴射ヘッド21の傾きの有無判断のために用紙P上へのインク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを形成させる際には、次のような第2処理が実行される。
すなわち、図6,図7において説明した液体噴射ヘッド21がキャリッジ17に対してX方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合と同様に、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが、第1処理時における最短距離の対向距離PG1よりも長い対向距離PG2とされる。換言すると、対向距離PGが、距離調整部による調整が可能な距離範囲内における最短距離よりも長い状態において、第2処理を実行する。また、用紙Pに対する相対的な液体噴射ヘッド21の移動速度が、第1処理時の移動速度よりも速くされる。換言すると、制御部40は、第2処理を実行する場合に、用紙Pと液体噴射ヘッド21とを相対的に移動させ、用紙Pと液体噴射ヘッド21との相対的な移動速度を、第1処理を実行する場合における用紙Pと液体噴射ヘッド21との相対的な移動速度よりも速くする。また、液体噴射ヘッド21から用紙Pに向けたインク滴の吐出速度が、第1処理時の吐出速度よりも遅くされる。換言すると、制御部40は、第2処理を実行する場合に、液体噴射ヘッド21からのインク滴の吐出速度を、第1処理を実行する場合における液体噴射ヘッド21からのインク滴の吐出速度よりも遅くする。そして、複数(図8では、一例として4つ)のノズル列31(31C,31M,31Y,31K)から用紙P上にテストデータに基づくインク滴の吐出が行われる。すると、用紙P上にはインク滴を吐出したノズル列31の列数に対応した数のテストパターンが所定間隔をおいて並列に形成される。
ここで、図9(a)に示すように、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが画像印刷のための第1処理時における最短距離の対向距離PG1のままである比較例の場合におけるテストパターンTP1は、液体噴射ヘッド21が傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L1が微細である。そのため、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP1との位置ずれの有無が目視によっては判断し難いものとなる。
これに対し、本実施形態では、テストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合に、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが画像印刷のための第1処理時の対向距離である最短距離の対向距離PG1よりも長い対向距離PG2とされる。そして、第1処理時のキャリッジ17(液体噴射ヘッド21)の移動速度よりも速い移動速度で図8に白抜き矢印で示す走査方向へキャリッジ17を移動させつつ、第1処理時におけるノズル30からの吐出速度よりも遅い吐出速度で、液体噴射ヘッド21から用紙P上にインク滴Drが吐出される。
そのため、図9(b)に示すように、この場合におけるテストパターンTP2は、液体噴射ヘッド21が傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L2が大きく誇張されたものになる。その結果、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP2との位置ずれの有無が目視によっても判断し易くなる。
上記第1実施形態のプリンターによれば、次のような効果を得ることができる。
(1)制御部40が第2処理を実行する場合は、液体噴射ヘッド21におけるノズル形成面21aと支持台14における用紙Pの支持面14aとの対向距離PGが、距離調整モーター33による調整が可能な距離範囲内における最短距離の対向距離PG1よりも長い対向距離PG2に調整される。そのため、インク滴Drがノズル30から用紙P上に至るまでの移動距離が長くなる。インク滴Drの吐出方向が、正常な方向から傾いていた場合に発生する付着位置ずれ量は、移動距離に応じて大きくなる。したがって、移動距離が長くなると、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。さらにこのとき、液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対移動が行われていた場合、インク滴Drが用紙Pに付着するまでに液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対位置が大きく変化し、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。また、インク滴Drはノズル30から用紙P上に至るまでの間に、空気抵抗が大きくなり、その空気抵抗により吐出速度が減速される。そのため、液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対移動が行われていた場合、インク滴Drが用紙Pに付着するまでに液体噴射ヘッド21と用紙Pとの相対位置が大きく変化し、インク滴Drの付着位置の位置ずれ量L2は大きくなる。すなわち、用紙P上に形成されたテストパターンTP2におけるインク滴Drの付着位置ずれの状態が誇張される。したがって、インク滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、目視により容易に位置ずれの有無を判断することができる。
(2)用紙Pに対して画像を形成させる第1処理を実行した後に、その同じ用紙Pに対してテストパターンTP2を形成させる第2処理を続けて実行する場合でも、液体噴射ヘッド21と支持台14との対向距離PGが長くなるので、テストパターンTP2におけるインク滴Drの付着位置ずれの状態が誇張される。したがって、インク滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも目視により容易に位置ずれの有無を判断することができる。
(3)支持台14を液体噴射ヘッド21から離れる方向へ移動させる場合よりも、距離調整モーター33の駆動により液体噴射ヘッド21を移動させる方が、プリンター11において移動のために占有される空間が小さなもので済むので、装置全体のコンパクト化に貢献できる。
(4)制御部40が第2処理を実行する場合、用紙Pに対して相対的に移動する液体噴射ヘッド21のノズル30から吐出されたインク滴は、用紙Pと液体噴射ヘッド21との相対的な移動速度が更に速くなる。そのため、用紙Pに対してインク滴の付着位置ずれが生じている場合には、その用紙P上での付着位置のずれ量L1,L2が更に大きくなる。すなわち、用紙P上に形成されたテストパターンTP2におけるインクの付着位置ずれの状態が更に誇張される。したがって、インク滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、目視により更に容易に位置ずれの有無を判断することができる。
(5)制御部40が第2処理を実行する場合、用紙Pに対して相対的に移動する液体噴射ヘッド21のノズル30から吐出されたインク滴は、ノズル30からのインク滴の吐出速度が遅くなる。そのため、用紙Pに対してインク滴の付着位置ずれが生じている場合には、その用紙P上での付着位置のずれ量L1,L2が更に大きくなる。すなわち、用紙P上に形成されたテストパターンTP2におけるインク滴の付着位置ずれの状態が更に誇張される。したがって、インク滴の付着位置ずれの度合が微細な場合にも、目視により更に容易に位置ずれの有無を判断することができるようになる。
(6)用紙Pが搬送される方向と交差する走査方向に液体噴射ヘッド21が移動しながら用紙Pに対してインク滴を吐出する方式である所謂シリアル方式のプリンター11において、液体噴射ヘッド21の移動速度を調整することにより、テストパターンTP2におけるインク滴の付着位置ずれの誇張状態を容易に調整することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のインクジェット式のプリンター(液滴吐出装置の一例)について同プリンターにおけるインク滴の吐出方法(液滴吐出方法)と共に図10〜図15を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態におけるインクジェット式のプリンター51は、用紙Pを搬送するための搬送ユニット52と、用紙Pに印刷画像を形成するためにインク滴を吐出する液体噴射ヘッド53(吐出部)とを備えている。なお、用紙Pの搬送方向は図10において右方向であるY方向であり、液体噴射ヘッド53は、用紙Pに対して反重力方向(Z方向)となる上側に位置している。
搬送ユニット52は、左右方向に所定の長さを有する矩形板状の支持台54(支持部材)を備え、支持台54の上面は用紙Pを支持する支持面54aになっている。支持台54の右側には前後方向(紙面と交差する方向)に延びる駆動ローラー55が駆動モーター56によって回転駆動可能に配置される一方、支持台54の左側には前後方向に延びる従動ローラー57が回転可能に配置されている。さらに、支持台54の下側には前後方向に延びるテンションローラー58が回転可能に配置されている。
駆動ローラー55、従動ローラー57、及びテンションローラー58には、支持台54を囲むように、多数の貫通孔(図示略)を有する無端状の搬送ベルト59が巻き回されている。この場合、テンションローラー58、図示しないばね部材によって下側に向かって付勢されており、搬送ベルト59にテンションを付与することで該搬送ベルト59の弛みを抑制するようになっている。
そして、駆動ローラー55が回転駆動することによって、搬送ベルト59は、駆動ローラー55、テンションローラー58、及び従動ローラー57の外側を、前側(紙面手前側)から見て時計方向に周回移動されるようになっている。また、用紙Pは、支持台54の支持面54a上にある場合、図示しない吸引手段によって搬送ベルト59越しに支持台54側に吸引され、搬送方向の上流側である左側から下流側である右側に向かって搬送されるようになっている。
また、従動ローラー57の左斜め上側には、未印刷の複数の用紙Pを1枚ずつ順次搬送ベルト59上に給送するための上下1対の給紙ローラー60が設けられている。一方、駆動ローラー55の右斜め上側には、印刷後の用紙Pを1枚ずつ搬送ベルト59上から排出するための上下1対の排紙ローラー61が設けられている。
図10及び図11に示すように、液体噴射ヘッド53には、複数個(本実施形態では5個)の単位ヘッド62(62A〜62E)が、用紙Pの幅方向(前後方向)に亘って並ぶように、支持板63に支持されている。単位ヘッド62は、図11に示すように、左右方向に2列であって、互いに前後方向に位置がずれた所謂千鳥状の配置態様となっている。そして、各単位ヘッド62の下面となるノズル形成面62aには、複数のノズル30により前後方向に沿う複数列(本実施形態では4列)のノズル列31が左右方向に所定間隔をおいて規則的に形成されている。
これらの各ノズル列31には、それぞれ異なる色のインクが供給され、各ノズル列31のノズル30から用紙Pに向けて噴射されるようになっている。例えば、右側から順に、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクが供給されるようになっている。そして、液体噴射ヘッド53は固定状態のままで、その下方を搬送方向に搬送される用紙Pに対して、各単位ヘッド62のノズル30からインクがインク滴として吐出されることにより用紙Pに画像が形成される。以上のことから、本実施形態におけるプリンター51は、搬送方向に移動する用紙Pに対して固定状態に配置された液体噴射ヘッド53からインク滴を吐出する方式である所謂ラインヘッド方式のプリンター(液滴吐出装置)であるといえる。
また、本実施形態では、各単位ヘッド62を支持した支持板63が、各単位ヘッド62のノズル形成面62aと支持台14の支持面14aとが対向する上下方向において移動自在とされ、距離調整部として機能するモーター(図示略)の駆動に伴い、液体噴射ヘッド53と支持台54との対向距離PG1,PG2を調整可能とされている。さらに、本実施形態では、搬送ユニット52の駆動ローラー55を回転駆動する駆動モーター56が、用紙Pと液体噴射ヘッド53とを相対的に移動させるときに駆動される移動駆動部として機能する。そして、本実施形態においても第1実施形態のプリンター11の場合と同様に、制御部は、圧電素子に対する印加電圧を制御することにより、液体噴射ヘッド53のノズル30から吐出されるインク滴の吐出速度を調整可能であり、圧電素子はノズル30からインクをインク滴にして吐出させるときに駆動される吐出駆動部として機能する。
次に、上記のように構成されたプリンター51の作用に関し、特に液体噴射ヘッド53(具体的には各単位ヘッド62)の傾きの有無を検出するために、ノズル30からテストデータに基づいたインク滴を吐出させる際の作用に着目して、以下説明する。
まず、図12に示すように、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62が支持板63に対してX方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合について説明する。
さて、このような場合に、単位ヘッド62から用紙Pに対して画像データに基づいてインク滴を吐出させて用紙P上に印刷画像を形成させる第1処理を実行した後に続けて、単位ヘッド62の傾きの有無判断のために用紙P上へのインク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを形成させる際には、次のような第2処理が実行される。
すなわち、制御部40が距離調整部として機能するモーターを駆動制御し、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62と支持台54との対向距離が、第1処理時における最短距離の対向距離よりも長い対向距離とされる。また、制御部40が駆動モーター56を駆動制御し、単位ヘッド62に対する用紙Pの相対的な移動速度が、第1処理時の移動速度よりも速くされる。更に、制御部40が圧電素子を駆動制御し、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62から用紙Pに向けたインク滴の吐出速度が、第1処理時の吐出速度よりも遅くされる。そして、複数(図12では、一例として4つ)のノズル列31の各ノズル30から用紙P上にテストデータに基づくインク滴の吐出が行われる。すると、用紙P上にはインク滴を吐出したノズル列31の列数に対応した数のテストパターンが所定間隔をおいて並列に形成される。
ここで、図13(a)に示すように、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62と支持台54との対向距離PGが画像印刷のための第1処理時における最短距離の対向距離のままである比較例の場合におけるテストパターンTP1は、単位ヘッド62が傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L1が微細である。そのため、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP1との位置ずれの有無が目視によっては判断し難いものとなる。
これに対し、本実施形態では、テストデータに基づいたインク滴を吐出させる場合に、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62と支持台54との対向距離PGが画像印刷のための第1処理時の対向距離である最短距離の対向距離よりも長い対向距離とされる。そして、第1処理時の用紙Pの移動速度よりも速い移動速度で図12に白抜き矢印で示す搬送方向へ用紙Pを移動させつつ、第1処理時におけるノズル30からの吐出速度よりも遅い吐出速度で、単位ヘッド62から用紙P上にインク滴Drが吐出される。
そのため、図13(b)に示すように、この場合におけるテストパターンTP2は、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62が支持板63に対して傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L2が大きく誇張されたものになる。その結果、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP2との位置ずれの有無が目視によっても判断し易くなる。
次に、図14に示すように、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62が支持板63に対してY方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合について説明する。
さて、この場合にも、単位ヘッド62から用紙Pに対して画像データに基づいてインク滴を吐出させて用紙P上に印刷画像を形成させる第1処理を実行した後に続けて、液体噴射ヘッド21の傾きの有無判断のために用紙P上へのインク滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを形成させる際には、次のような第2処理が実行される。
すなわち、図12,図13において説明した単位ヘッド62が支持板63に対してX方向軸回りで微細な傾きを有するように搭載されている場合と同様に、単位ヘッド62と支持台54との対向距離が、第1処理時における最短距離の対向距離よりも長い対向距離とされる。また、単位ヘッド62に対する用紙Pの相対的な移動速度が、第1処理時の移動速度よりも速くされ、単位ヘッド62から用紙Pに向けたインク滴の吐出速度が、第1処理時の吐出速度よりも遅くされる。そして、各単位ヘッド62の全ノズル列31のノズル30から用紙P上にテストデータに基づくインク滴の吐出が行われる。すると、用紙P上にはインク滴を吐出したノズル列31の列数に対応した数のテストパターンが所定間隔をおいて並列に形成される。
ここで、図15(a)に示すように、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62と支持台54との対向距離PGが画像印刷のための第1処理時における最短距離の対向距離のままである比較例の場合におけるテストパターンTP1は、単位ヘッド62が傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L1が微細である。そのため、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP1との位置ずれの有無が目視によっては判断し難いものとなる。
これに対し、図15(b)に示すように、本実施形態における場合のテストパターンTP2は、液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62が支持板63に対して傾くことなく正常な姿勢で装着されている場合の想定パターンSPとの位置ずれ量L2が大きく誇張されたものになる。その結果、インク滴Drの付着位置ずれ、すなわち、想定パターンSPとテストパターンTP2との位置ずれの有無が目視によっても判断し易くなる。
上記第2実施形態のプリンター51によれば、上記第1実施形態のプリンター11における上記(1)〜(5)と略同一の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。すなわち、搬送方向に移動する用紙Pに対して固定状態に配置された液体噴射ヘッド53の単位ヘッド62からインク滴を吐出する方式である所謂ラインヘッド方式のプリンター51において、用紙Pの移動速度を調整することにより、テストパターンTP2におけるインク滴の付着位置ずれの誇張状態を容易に調整することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、テストデータに基づき用紙P上に形成されたテストパターンTP2と想定パターンSPとの対比は、目視によらずに、イメージスキャナセンサーなどで読み取り、その読取りデータと想定パターンSPのデータとを制御部40にて対比することにより位置ずれの度合を判断するようにしてもよい。この場合も、位置ずれ度合が誇張されたテストパターンTP2によれば、位置ずれの有無の判断が容易になる。
・上記各実施形態において、第2処理を実行する場合に、(A)液体噴射ヘッド21,53と支持台14,54との対向距離PGを、距離調整部による調整が可能な距離範囲内における最短距離の対向距離PG1よりも長い対向距離PG2に調整すること、(B)液体噴射ヘッド21,53からのインク滴の吐出速度を、第1処理時の吐出速度より遅くすること、(C)用紙Pと液体噴射ヘッド21,53との相対移動速度を、第1処理時の相対移動速度より速くすること、のうち、いずれか1つのみを行なう構成であってもよい。また、いずれか2つのみを行なう構成であってもよい。すなわち、上記の(A)〜(C)のうち、少なくとも1つのことが行なわれていれば、テストパターンTP2におけるインク滴の付着位置ずれの状態は誇張される。
・上記各実施形態において、液滴吐出装置は、媒体(用紙)と吐出部(液体噴射ヘッド)とを相対的に移動させない液滴吐出装置であってもよい。例えば、媒体(用紙)及び吐出部(液体噴射ヘッド)が、同じ速度で同じ方向に移動する構成や、媒体及び吐出部が、全く移動しない構成であってもよい。
・上記各実施形態において、第2処理を実行する場合に、液体噴射ヘッド21,53と支持台14,54との対向距離PGは、必ずしも第1処理時の対向距離より長くなくてよい。
・上記各実施形態において、液体噴射ヘッド21,53と支持台14,54との対向距離PGは、支持台14,54の方を液体噴射ヘッド21,53に対して接近及び離れるように移動させてもよい。あるいは、液体噴射ヘッド21,53と支持台14,54との双方を互いに接近及び離れるように移動させてもよい。
・上記各実施形態において、第2処理を実行する場合に、液体噴射ヘッド21,53と支持台14,54との対向距離PGは、第1処理時の対向距離と同じ距離又はそれよりも短い距離であってもよい。例えば、第1処理時の対向距離PGが厚い用紙Pやディスク等への印刷のために最短距離よりも長い距離とされている場合には、その第1処理時の対向距離と同じ又はそれより短い距離であっても、調整可能範囲内の最短距離より長い距離であればよい。
・上記各実施形態において、吐出部(液体噴射ヘッド)が媒体(用紙)に対して傾いていることに起因する液滴(インク滴)の付着位置ずれを例に挙げて説明したが、付着位置ずれの原因はこれに限られない。例えば、液滴の飛翔曲がりによる付着位置ずれが起きる場合に、本発明を適用してもよい。本発明は、種々の要因による付着位置ずれを誇張したい場合に適用可能である。本発明を適用すれば、いずれの要因による付着位置ずれであっても誇張することができ、目視により容易に位置ずれの有無を判断することができるようになる。
・上記実施形態において、液滴吐出装置は、インク以外の他の液体を吐出する液滴吐出装置であってもよい。なお、液滴吐出装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液滴吐出装置から吐出させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液滴吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を液滴にして吐出する液滴吐出装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液滴吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液滴吐出装置等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液滴吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液滴吐出装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液滴吐出装置であってもよい。
11,51…プリンター(液滴吐出装置の一例)、14,54…支持台(支持部材の一例)、19…キャリッジモーター(移動駆動部の一例)、21,53…液体噴射ヘッド(吐出部の一例)、30…ノズル(吐出口の一例)、33…距離調整モーター(距離調整部の一例)、40…制御部、44…圧電素子(吐出駆動部の一例)、56…駆動モーター(移動駆動部の一例)、Dr…インク滴(液滴の一例)、PG,PG1,PG2…対向距離、TP1,TP2…テストパターン。

Claims (6)

  1. 液体を液滴にして吐出可能な吐出口を有する吐出部と、
    前記吐出口から吐出された液滴を付着させる媒体を支持可能な支持部材と、
    制御部であって、
    画像データに基づいて前記吐出部から液滴を吐出させて、画像を前記媒体に形成させる第1処理と、
    テストデータに基づいて液滴を吐出させて、液滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを前記媒体に形成させる第2処理と、を実行可能な制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2処理を実行する場合に、前記吐出口からの液滴の吐出速度を、前記第1処理を実行する場合における前記吐出口からの液滴の吐出速度よりも遅くすることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出装置であって、
    前記制御部は、前記吐出部を移動させることにより、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させることを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項1に記載の液滴吐出装置であって、
    前記制御部は、前記媒体を移動させることにより、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させることを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項1〜3のうち何れか一項に記載の液滴吐出装置であって、
    前記吐出部と前記支持部材との対向距離を調整可能な距離調整部を備え、
    前記制御部は、前記対向距離が、前記距離調整部による調整が可能な距離範囲内における最短距離よりも長い状態において、前記第2処理を実行することを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一項に記載の液滴吐出装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1処理、前記第2処理を実行する際、前記媒体と前記吐出部とを相対的に移動させ、
    前記第2処理を実行する場合に、前記媒体と前記吐出部との相対的な移動速度を、前記第1処理を実行する場合における前記媒体と前記吐出部との相対的な移動速度よりも速くすることを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 液体を液滴にして吐出可能な吐出口を有する吐出部と、前記吐出口から吐出された液滴を付着させる媒体を支持可能な支持部材と、を備えた液滴吐出装置で実行される液滴吐出方法であって、
    画像データに基づいて前記吐出部から液滴を吐出させて、前記媒体に画像を形成させる第1処理と、
    テストデータに基づいて液滴を吐出させて、液滴の付着位置ずれ判断用のテストパターンを前記媒体に形成させる第2処理と、
    を実行可能であり、
    前記第2処理における前記吐出口からの液滴の吐出速度を、前記第1処理における前記吐出口からの液滴の吐出速度よりも遅くすることを特徴とする液滴吐出方法。
JP2013223987A 2013-10-29 2013-10-29 液滴吐出装置及び液滴吐出方法 Pending JP2015085552A (ja)

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