JP2010228300A - 流体噴射装置およびクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単な構成で、メンテナンス処理と記録処理とを迅速に切り換えることができ、非記録状態となる時間をできるだけ短くすることが可能な流体噴射装置およびクリーニング方法を提供する。
【解決手段】本発明のインクジェットプリンターは、記録ヘッド4と、搬送される記録紙12を記録ヘッド4に対向する位置で支持するプラテン6と、記録ヘッド4に対向しプラテン6よりも下方に配置されるキャップ部材51と、を備え、プラテン6は、記録紙12の搬送方向以外の方向に移動可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体噴射装置およびクリーニング方法に関するものである。
媒体に流体を噴射する流体噴射装置として、例えばインクジェット型の記録装置が知られている。このような記録装置のうち、例えば、紙葉類を支持する無端ベルトと、該無端ベルトを回転駆動する駆動ローラとを備えた搬送装置により、紙葉類が無端ベルトに接触した状態にて、無端ベルトを回転駆動することによって紙葉類を搬送する構成が知られている。
ところが、無端状のベルトはそのつなぎ目の強度の確保が難しく、小さい角度で湾曲することができないため、搬送用ローラの直径が大きくなる。すると、無端ベルトの下方に配置されたメンテナンスユニットが記録ヘッドから離れてしまう。この状態で記録ヘッドのキャッピングやワイピングは困難なので、メンテナンスユニットを上昇させる必要がある。また、このメンテナンスユニットを用いてフラッシングをする場合は、記録ヘッドとの距離が離れているとキャップ部材以外の領域に噴霧されてしまうこともあることから、やはりメンテナンスユニットを上昇させる必要がある。
そこで、インクジェットヘッドに対向する搬送ベルトを移動させた後にメンテナンスユニットを上昇させて、インクジェットヘッドに対するメンテナンス動作を行う構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−321239号公報
しかしながら、上述したようなメンテナンスユニットの昇降および下降動作には時間がかかるとともに、それ以前に無端ベルトを移動させるため、その間は記録紙(媒体)を搬送できないという不具合が生じてしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、より簡単な構成で、メンテナンス処理と記録処理とを迅速に切り換えることができ、非記録状態となる時間をできるだけ短くすることが可能な流体噴射装置およびクリーニング方法を提供することを目的としている。
本発明の流体噴射装置は、上記課題を解決するために、流体を噴射する流体噴射ヘッドと、搬送される媒体を前記流体噴射ヘッドと対向する位置で支持する略板形状の媒体支持部材と、前記媒体支持部材を前記流体噴射ヘッドと対向する位置から前記媒体の搬送方向以外の方向に移動させる移動機構と、前記媒体支持部材を介して前記流体噴射ヘッドと対向配置され、前記媒体支持部材を移動することで、前記流体噴射ヘッドから前記流体を受けることが可能な流体受け部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、対向する流体噴射ヘッドと流体受け部材との間に配置された媒体支持部材を、媒体の搬送方向以外の方向に移動させることにより、媒体支持部材の下方にある流体受け部材が露出し、流体噴射ヘッドと流体受け部材とを直接対向させることができる。また、媒体支持部材は略板形状であるので流体噴射ヘッドと流体受け部材との距離を狭くすることができる。つまり、本発明の構成であれば、流体噴射ヘッドと流体受け部材とを、媒体の搬送が可能であるとともに媒体支持部材の移動が可能な程度に近づけることが可能である。
これにより、流体噴射ヘッドから流体受け部材へのフラッシング時に流体受け部材を上昇させる必要がなくなり、また、流体噴射ヘッドに流体受け部材を当接させて流体噴射ヘッドから流体が蒸発するのを抑制したり、流体噴射ヘッドから流体を吸引する際に、流体受け部材を移動する距離が短くなるので、短時間でメンテナンス処理を実行することができる。また、装置全体の小型化を図ることができる。
また、前記流体噴射ヘッドと前記流体受け部材と前記媒体支持部材とを有する噴射ユニットを複数備え、前記複数の噴射ユニットが前記媒体の搬送方向に沿って配置されていることが好ましい。
本発明によれば、複数の噴射ユニットが媒体の搬送方向に沿って配置されていることから、複数ある記録ヘッドを交互に用いて媒体に対して記録することが可能である。また、媒体の搬送方向に沿って配置された複数の媒体支持部材を介して媒体が搬送されることになる。そのため、非印刷状態の記録ヘッドに対向する媒体支持部材から順に移動させることができる。これにより、噴射ユニットが一つの場合、例えばメンテナンスにより媒体支持部材を移動させている間は媒体に対する記録が行えなくなってしまうが、噴射ユニットを複数備えることによりメンテナンス対象以外の噴射ユニットによって、媒体に対する記録を実施することが可能となる。これにより、非記録時間を短くすることができる。
また、隣り合う前記媒体支持部材の対向端部同士が、少なくとも初期位置において接触していることが好ましい。
本発明によれば、隣り合う噴射ユニットにおける媒体支持部材の対向端部同士が、少なくとも初期位置において接触していることにより、搬送される媒体が隣り合う媒体支持部材同士の隙間に引っ掛かることが防止され、記録中に媒体の搬送が滞ってしまうような不具合をなくすことができる。
また、前記流体受け部材と前記媒体支持部材とが当接可能に構成されていることが好ましい。
本発明によれば、流体受け部材と媒体支持部材とが当接可能に構成されていることから、流体受け部材を媒体支持部材によって被覆することができる。これにより、流体受け部材内を保湿することができ、ノズル内の流体の蒸発を抑制することができる。よって、流体受け部材内で流体が増粘、固化することを回避でき、流体を変質させることなく保持できる。
また、前記媒体支持部材は、移動位置で前記流体受け部材を露出させる窓部を有することが好ましい。
本発明によれば、媒体支持部材は、移動位置で前記流体受け部材を露出させる窓部を有することから、媒体支持部材を移動させることで流体受け部材および流体噴射ヘッドに対する窓部の位置関係を変化させ、窓部から流体受け部材を露出させることができる。これにより、媒体支持部材を流体受け部材上から全て退避させなくても少ない移動距離で流体噴射ヘッドと流体受け部材とを直接対向させることができるので、メンテナンス処理を実行することが可能になる。
また、媒体支持部材に窓部を設けておくことにより、少ない移動距離で流体受け部材の全体を露出させることが可能となる。よって、移動にかかる時間が短くなってメンテナンス動作および記録動作の切り替えを迅速に行える。
さらに、前記流体噴射ヘッドは、前記流体を噴射する複数のノズルが設けられた噴射面を有し、前記媒体支持部材は、前記噴射面より小さい開口面積を備える第2窓部を有し、前記移動機構を駆動して前記第2窓部を、前記噴射面と対向可能な位置の間を移動させながら、前記第2窓部と対向している前記噴射面の領域にある前記ノズルから前記流体を噴射させる制御装置を有するという構成を採用する。
この構成により、フラッシング動作時に必要な媒体支持部材の移動距離を短くすることができ、さらに、開口が小さくなるので媒体の搬送安定性が高まる。加えて、フラッシングを受ける流体受け部材から舞い上がるミストの媒体支持部材の搬送面への付着を抑制することができる。
また、前記媒体支持部材には、移動方向後方の端部から延在するとともに少なくとも前記流体受け部材の平面視における大きさを有する溝が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、前記媒体支持部材には、少なくとも流体受け部材の平面視における大きさを有することから、この溝内に流体受け部材を挿入させることにより、流体受け部材を流体噴射ヘッドにより近づけることが可能となる。また、溝が、媒体支持部材の移動方向後方の端部から延在することから、溝内に流体受け部材が挿入された状態であっても媒体支持部材の移動が可能である。
本発明の流体噴射装置のクリーニング方法は、先に記載の流体噴射装置のクリーニング方法であって、媒体を支持する媒体支持部材を前記流体噴射ヘッドと対向する位置から前記媒体の搬送方向以外の方向に移動させる支持部材移動工程と、前記流体噴射ヘッドから前記流体受け部材へ前記流体を噴射させるフラッシング動作を含むクリーニング工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、媒体を支持する媒体支持部材を流体噴射ヘッドと対向する位置から媒体の搬送方向以外の方向に移動させることにより、媒体支持部材の下方にある流体受け部材を露出させることができる。これにより、流体噴射ヘッドと流体受け部材とが直接対向することになるので、流体噴射ヘッドから流体受け部材へと流体を噴射させるフラッシング動作を含むクリーニング処理が実行可能になる。従来に比べて流体噴射ヘッドと流体受け部材とを近づけた構成となっていることから、記録ヘッドから噴射された流体を流体受け部材以外の場所へ飛散させることなくメンテナンス処理を実行することができる。また、フラッシング動作時に、流体噴射ヘッドに対して流体受け部材を移動(上昇または下降)させる必要がなくなることから、ヘッドクリーニングを迅速に行える。
また、前記支持部材移動工程において、前記流体噴射ヘッドと、該流体噴射ヘッドに対向配置される流体受け部材と、前記流体噴射ヘッドおよび前記流体受け部材との間に介在する前記媒体支持部材と、を有する噴射ユニットを複数備え、前記複数の噴射ユニットが前記媒体の搬送方向に沿って配置されている場合、複数の前記噴射ユニットのクリーニング動作を順次実行することが好ましい。
本発明によれば、媒体の搬送方向に沿って配置された複数の前記噴射ユニットのクリーニング動作を順次実行することによって、メンテナンス対象以外の噴射ユニットによって、媒体に対する記録を実施することが可能となり、非記録時間を短縮することができる。
第1実施形態のインクジェットプリンターの電気的な構成を示すブロック図。 第1実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す断面図。 第1実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 ノズル列Lの一実施例を示す平面図。 記録ヘッドの一部を示す断面図。 フラッシングの動作フロー図。 インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図。 インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図。 インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図。 インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図。 インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図。 プラテンの変形例を示す平面図。 第2実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 第2実施形態のプラテンの動作を示す平面図。 第3実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 第4実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 第5実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 第5実施形態のプラテンの動作を示す平面図。 第6実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図。 第6実施形態のプラテンの動作を示す平面図。
以下、本発明に係る流体噴射装置の各実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態では、本発明に係る流体噴射装置として、インクジェット式プリンターを例示する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のインクジェット式プリンター(以下、インクジェットプリンター100と称す)の電気的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、インクジェットプリンター100(流体噴射装置)は、全体の動作を制御する制御装置58を備えている。制御装置58には、インクジェットプリンター100の動作に関する各種情報を入力する入力装置59と、インクジェットプリンター100の動作に関する各種情報を記憶する記憶装置60とが接続されている。
また、インクジェットプリンター100は、インク(流体)により記録紙(媒体)に対する記録を実行する複数の記録ヘッド4(流体噴射ヘッド)を備えており、各記録ヘッド4(4A,4B)の圧電素子25に入力する駆動信号を発生する駆動信号発生器62が制御装置58に接続されている。
制御装置58には、さらに記録紙を搬送する記録紙搬送機構3、記録ヘッド4A,4Bを移動するヘッド移動機構41、記録紙を支持するプラテン(媒体支持部材)を移動するプラテン移動機構61、記録ヘッド4A,4Bのメンテナンスを実行するメンテナンス装置13等が接続されている。メンテナンス装置13は、キャッピング装置14とワイピング装置15とを備える。
図2は、本実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、記録紙12の搬送方向をX方向と、搬送方向と直交する高さ方向(上下方向)をY方向と、搬送方向及び高さ方向と直交する幅方向(搬送路の幅方向)をZ軸方向と称して説明することがある。
図2に示すように、インクジェットプリンター100は、複数のプリンターユニット70(噴射ユニット)を備えている。プリンターユニット70は、記録紙12に対してインクを噴射する記録ヘッド4と、インクが噴射される記録紙12を支持するプラテン6と、記録ヘッド4のノズル形成面(噴射面)21Aをキャッピングするキャッピング装置14とを有するプリンターユニット70を含む。本実施形態では、2つのプリンターユニット70が記録紙12の搬送方向(X方向)に沿って配置されている。
記録ヘッド4A,4Bは、複数のノズル17が形成されたノズル形成面21Aがキャッピング装置14,14と対向配置されている。
プラテン6A,6Bは、対向する記録ヘッド4A,4Bとキャッピング装置14,14との間に配置されており、隣り合うプラテン6A,6Bの端部同士を密着させた状態で記録紙12を支持する。プラテン6A,6Bの端部同士を当接させて隙間をなくすことにより、紙詰まりが防止されて記録紙12がプラテン6,6上をスムーズに通過する。
キャッピング装置14は、ヘッド移動機構41(図1)によって上下方向に移動可能とされている。具体的には、下降位置と上昇位置との間において矢印で示す方向(図2中Y方向)に移動可能となっている。キャッピング装置14は、キャップ部材(流体受け部材)51と、キャップ部材51内に配置されるインク吸収体57と、キャップ部材51の底部に接続される排出チューブ54と、排出チューブ54上に配置される吸引ポンプ40とを備えており、記録ヘッド4から排出されたインクを廃インクタンク39へと排出する。
なお、キャップ部材51は、記録ヘッド4になるべく近づけて配置しておくことが好ましく、これによって、キャッピング時におけるキャップ部材51の上下方向(Y方向)の移動距離が小さくてすむ。
図3は、本実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。
図3に示すように、プラテン6(6A,6B)は、記録ヘッド4のノズル形成面21Aよりも面積の大きい平面視矩形状を呈する板状部材から構成されている。プラテン6A、6Bは記録紙12を支えるだけなので薄い板状でよいが、支持部がリブ状になっていたり、補強のためのリブや溝があってもよく、本願ではそれらも含めて略板形状と呼ぶ。プラテン6A,6Bは、プラテン移動機構61(図1参照)によって、水平方向における記録紙12の搬送方向(X方向)以外の方向に移動可能とされている。プラテン6A,6Bの移動方向は、面方向(XZ方向)において記録紙12の搬送方向以外の方向であれば特に問わず、互いに同じ方向あるいは逆方向であってもよい。但し、上下方向(Y方向)へのプラテン6A,6Bの移動は除く。
また、その移動距離は、プラテン6A,6Bの移動によって、少なくとも下方に配置されたキャップ部材51A,51B(図2)を露出できればよい。
本実施形態では、プラテン移動機構61により、各プラテン6A,6Bがそれぞれ個別に移動されるようになっている。
記録ヘッド4は、インクジェットプリンター100が対象とする最大サイズの記録紙12の少なくとも一辺を越える長さ(最大記録紙幅W)に亘ってノズル17(図2)が多数配列された、所謂ラインヘッド型の記録ヘッドである。本実施形態においては、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K1)、顔料ブラック(K2)に対応した5つの印刷部5Y,5M,5C,5K1,5K2を備えている。印刷部5Y,5M,5C,5K1,5K2は、記録紙12の搬送方向に沿って順に配置されている。
図4は、ノズル列Lの一実施例を示す平面図であり、ノズル17による複数列のラインを示している。同図は、記録ヘッド4のノズル形成面21A側から見た様子である。
図4に示すように、各印刷部5Y,5M,5C,5K1,5K2は、インク滴を噴射するためのノズル17を多数整列配置してなるノズル列Lをそれぞれ有しており、各ノズル列Lの形成された領域が図3に示すノズル形成領域21Bとなっている。
なお、ノズル形成領域21Bは、ノズル形成面21Aに形成されたすべてのノズル17のうち、最外周に配置されたノズル17の外端を結んだ領域により規定される。
ノズル列Lは、ノズル17による1列のライン又はノズル17による複数列のラインであって、ノズル17の数やラインの数は適宜設定される。ライン数を増やすことにより、一度に広範囲の記録が可能になるとともに、画像の解像度も高まる。
なお、同じ記録紙12に対して両記録ヘッド4A,4Bを用いて印刷を行う場合、記録ヘッド4Aと記録ヘッド4Bとのノズル17同士が半ピッチだけ記録ヘッド4の長手方向にずれていてもよい。これにより、記録紙12に対する印刷の解像度を向上させることができる。
図5は、記録ヘッド4の一部を示す断面図である。
図5に示すように、記録ヘッド4(4A,4B)は、ヘッド本体18と、ヘッド本体18に接続された流路形成ユニット22とを備えている。流路形成ユニット22は、振動板19と、流路基板20と、ノズル基板21とを備えている。ノズル基板21には複数のノズル17が形成されており、ノズル基板21の下面が、複数のノズル17が形成された領域(ノズル形成領域21B)を含むノズル形成面21Aとなっている。
ヘッド本体18は、合成樹脂からなる箱形の部材である。ヘッド本体18には、駆動ユニット24を収容する収容空間23と、外部から供給されたインクを流路形成ユニット22に案内する内部流路28とが形成されている。
収容空間23内に配置された駆動ユニット24は、複数の圧電素子25と、複数の圧電素子25の上端を支持する固定部材26と、駆動信号を圧電素子25に供給する柔軟なケーブル27とを備えている。圧電素子25は、複数のノズル17のそれぞれに対応して設けられている。
内部流路28は、ヘッド本体18を図5の上下方向に貫通して形成されており、図示上側から供給されるインクを流通させ、図示下端側の開口端を介して流路形成ユニット22に供給する。
流路形成ユニット22は、振動板19、流路基板20、及びノズル基板21を積層し、接着剤等で接合一体化したものである。流路形成ユニット22には、ヘッド本体18の内部流路28と接続された共通インク室29と、共通インク室29と接続されたインク供給口30と、インク供給口30と接続された圧力室31とを備えている。圧力室31は、各々のノズル17に対応して設けられており、各々の圧力室31は、共通インク室29と反対側の端部においてノズル17に接続されている。
振動板19は、例えばステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工したものである。振動板19の圧力室31に対応する部分には、エッチングなどにより支持板を環状に除去することで、圧電素子25の下端と接合される島部32が形成されている。島部32はダイヤフラム部として機能する。すなわち、振動板19は、圧力室31上において、島部32の周囲の弾性フィルムの部分が圧電素子25の駆動に応じて弾性変形し、島部32が上下動するようになっている。また、振動板19と内部流路28の下端近傍との間にも、支持板の一部を除去して弾性フィルムのみとした部分が設けられており、この部分が共通インク室29内の圧力変動を吸収するコンプライアンス部33となっている。
流路基板20は、内部流路28の下端とノズル17とを接続する共通インク室29、インク供給口30、及び圧力室31それぞれの空間を形成するための凹部を有する。これらの凹部は、流路基板20の基材となるシリコン単結晶基板を異方性エッチングすることで形成されている。
ノズル基板21は、所定方向に所定間隔(ピッチ)で形成された複数のノズル17を有する。本実施形態のノズル基板21は、例えばステンレス鋼等の金属で形成された板状の部材である。ノズル基板21の外面がノズル形成面21Aである。(尚、上述のようにノズル形成面21Aは、ノズル基板21の下面によって形成されている。)
そして、ケーブル27を介して圧電素子25に駆動信号が入力されると、圧電素子25が伸縮する。これにより、振動板19がキャビティに接近する方向及び離れる方向に変形(移動)する。これにより、圧力室31の容積が変化し、インクを収容した圧力室31の圧力が変動する。この圧力の変動によって、ノズル17から、インクが噴射される。
このように、本実施形態の圧電素子25は、ノズル17よりインクを噴射するために、入力される駆動信号に基づいて、ノズル17に接続された圧力室31の圧力を変動させる。そして、ノズル17から噴射されたインクによって記録紙12に所望の画像が形成される。
以下、インクジェットプリンターの動作の一例としてメンテナンス動作を中心に説明する。図6は、フラッシング動作のフローを示す。図7〜図11は、インクジェットプリンターの動作を説明するための斜視図である。
まず、記録ヘッド4Aのフラッシング動作について述べる。本実施形態における制御装置58は、所定の駆動時間毎あるいは印刷ページ数(例えば5〜10ページ)毎に、記録ヘッド4A,4Bに対してフラッシング動作を交互に実施する。
図7(a)に示すように、プラテン6,6上に搬送された記録紙12に向けて記録ヘッド4A,4Bからインクを噴射することにより、記録紙12に対して印刷を実行する(ステップS1)。
図7(b)に示すように、記録紙12の搬送方向上流側のプラテン6A上の記録紙12に対する印刷が終了し、プラテン6A上から記録紙12が移動すると、制御装置58は、プラテン移動機構61によって記録ヘッド4Aに対向するプラテン6Aを記録紙12の搬送経路上から退避させるように移動させる(ステップS2)。ここでは、プラテン6Aを搬送方向(X方向)に交差する方向(Z方向手前側)に移動させ、プラテン6Aの下方にあるキャップ部材51Aを露出させる。
図8(a)に示すように、プラテン6Aを移動させたことでキャップ部材51Aと記録ヘッド4Aとが直接対向した状態となる。このように、プラテン6Aがキャップ部材51A上から完全に退避した状態で、制御装置58は、記録ヘッド4Aからキャップ部材51Aへインクを吐出するフラッシング動作を実行する(ステップS3)。記録ヘッド4Aは、使用時間によってノズル17内のインク増粘、或いはノズル開口近傍へのゴミの付着によって吐出不良が生じてくるおそれがある。そのため、非印刷時にノズル17からインクを予備噴射させて増粘したインクやゴミ等を排出させるフラッシング動作を行うことで、記録ヘッド4Aの噴射特性を維持或いは回復させる。
また、制御装置58は、記録ヘッド4Aに対するフラッシング動作を実施している間、記録ヘッド4Bによって記録紙12に対する印刷を行なう。
図8(b)に示すように、制御装置58は、記録ヘッド4Aのフラッシング動作が終了するとプラテン6Aを初期位置に戻す(ステップS4)。実際には、フラッシング処理は僅かな時間で行われるため、プラテン6B上に記録紙12がある状態でプラテン6Aが初期位置に復帰することになる。プラテン6Aが初期位置に戻ることにより給紙が可能となる。
次に、記録ヘッド4Bのフラッシング動作について述べる。
図8(b)に示すように、プラテン6B上から記録紙12が排出された後、制御装置58は、プラテン移動機構61を動作させて今度は記録ヘッド4Bに対向するプラテン6Bを記録紙12の搬送方向(X方向)に交差する方向(Z方向手前側)に移動させる(ステップS5)。ここでは、プラテン6Bをプラテン6Aと同じ方向に移動させたが、プラテン6Aの移動方向とは逆の方向(Z方向奥側)に移動させても良い。上述したように、プラテン6A,6Bの移動方向は、水平面内(XZ平面)において記録紙12の搬送方向以外の方向であれば良い。
図9(a)に示すように、プラテン6Bを移動させたことでキャップ部材51Bと記録ヘッド4Bとが直接対向した状態となる。このように、プラテン6Bがキャップ部材51B上から完全に退避した状態で、制御装置58は、記録ヘッド4Bのフラッシング動作を実行する(ステップS6)。
この記録ヘッド4Bのフラッシング動作を実行している間に、記録紙搬送機構3により記録紙12をプラテン6A上に給紙してもよい。そして、記録ヘッド4Aにより記録紙12に対する印刷を実行してもよい。
図9(b)に示すように、制御装置58は、記録ヘッド4Bのフラッシング動作が終了するとプラテン6Bを初期位置に戻す(ステップS7)。そして、記録ヘッド4Aによって印刷が終了した記録紙12を支持して搬送する。また、記録ヘッド4Aにより記録紙12に対する印刷を実行してもよい。
ここで、記録紙12をプラテン6B上に供給するタイミングは、記録ヘッド4Bのフラッシング処理時間に応じて適宜設定する。
また、図10に示すように、印刷時にはプラテン6A,6Bを移動させることはないため、プラテン6A,6Bの裏面側にキャップ部材51A,51Bを当接させてキャップ部材51A,51Bの開口を被覆することが好ましい。こうすることで、キャップ部材51A,51B内のインクの蒸発を防いでインク吸収体57内でインクが固化するのを防ぐことができる。
次に、記録ヘッド4A,4Bに対する吸引動作(クリーニング動作)について述べる。
図11に示すように、まず、制御装置58は、非印刷時にプラテン移動機構61(図1)を動作させ、水平面内において記録紙12の搬送方向とは異なる方向にプラテン6A,6Bを同時に移動させる。キャップ部材51A,51B上からプラテン6A,6Bを退避させた後、制御装置58は、キャッピング装置14によって記録ヘッド4A,4Bの吸引動作を実行する。
具体的には、キャップ部材51Aを記録ヘッド4Aのノズル形成面21Aに密着させるとともに、キャップ部材51Bを記録ヘッド4Bのノズル形成面21Aに密着させる。そして、各キャップ部材51A,51Bに接続された吸引ポンプ34,34により、各ノズル形成面21A,21Aとキャップ部材51A,51Bとの間に形成された内部空間を減圧し、ノズル形成面21A,21Aのノズル17からインクを吸引する。この吸引動作により、ノズル17に目詰まりを生じさせているインクを強制的に排出させて、記録ヘッド4A,4Bの噴射特性を維持または回復させる。
以上述べたように、本実施形態のインクジェットプリンター100によれば、対向する記録ヘッド4とキャップ部材51との間に配置されたプラテン6を、記録紙12の搬送方向以外の方向に移動させることにより、プラテン6の下方にあるキャップ部材51を露出させ、記録ヘッド4とキャップ部材51とを直接対向させることができる。記録ヘッド4とキャップ部材51との配置間隔は、記録紙12の搬送およびプラテン6の移動が可能な程度あればよく、プラテン6は略板形状であることから、無端ベルトおよびローラを有する搬送装置を備えた従来のプリンターに比べて、記録ヘッド3に対するキャップ部材51の距離を狭くすることができ、双方をより近づけることが可能である。そのため、フラッシング動作時にキャップ部材51を上昇させる必要がなくなり、短時間で処理を実行することができ、且つ、フラッシング時のミストの発生も防止できる。また、プリンター全体の小型化を図ることができる。
本実施形態では、複数のプリンターユニット70が記録紙12の搬送方向に沿って配置されていることから、メンテナンス時には、複数のプラテン6は独立して移動可能なので、印字が終了した上流側の記録ヘッド4に対向するプラテン6から順に移動させて、フラッシング動作を実施することができる。これにより、プリンターユニット70が一つの場合、例えばメンテナンスによりプラテンを移動させている間は記録紙12に対する印刷が行えなくなってしまうが、プリンターユニット70を複数備えることによりメンテナンス対象外の記録ヘッド4によって記録紙12に対する印刷を実施することが可能となる。これにより、非印刷時間を短くすることができる。
また、隣り合うプリンターユニット70におけるプラテン6の対向端部同士が接触していることにより、搬送される記録紙12がプラテン6同士の間の隙間に引っ掛かることなく通過する。よって、記録中に紙詰まりが生じるのを防止できる。
また、本実施形態では、プラテン6に対してキャップ部材51が当接可能に構成されていることから、キャップ部材51をプラテン6によって被覆することができる。これにより、印刷中、キャップ部材51内のインクの蒸発を抑制することができ、キャップ部材51内でインクが増粘、固化することが防止され、十分な量のインクを吸収し保持できる。
また、キャップ部材51内に紙粉やごみなども入りにくくなる。
また、記録ヘッド4A,4Bを交互に用いて印刷を行っても良い。たとえば、所定の印刷ページ数毎に記録ヘッド4A,4Bの動作を切り換えるようにし、噴射を再開する記録ヘッド4に対してフラッシング動作などを適宜実施するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、プリンターユニット70を2つ備えた構成について述べたが、プリンターユニット70を3つ以上備えても構わない。このとき、プラテン6も3つ以上となるが、搬送方向以外(搬送方向と垂直方向)に移動するので、3つ以上のプラテン6がぶつかりあうこともない。
また、例えば、異なる種類のインクを吐出する記録ヘッド4をそれぞれ備えた複数のプリンターユニット70を記録紙12の搬送方向に並べて配置してもよい。
図12は、プラテンの変形例を示す平面図である。
第1実施形態では、プラテン6A、6Bの平面形状を矩形状としたがこれに限らず、例えば、図12に示すように、平面視において台形を呈し互いに面対象とされた(鏡像関係にある)プラテン6A,6B同士を組み合わせてもよい。プラテン6A,6Bは、それぞれの端面6e,6fが記録紙12の搬送方向に対して傾斜する傾斜面となっており、これら互いの端面6e、6fを対向させた状態で配置される。移動時には、図中の矢印で示すように記録紙12の搬送方向に対して斜め方向(端面6e,6fの延在方向)に移動し、プラテン6A,6Bの移動方向は互いに逆方向となる。
以下に示す各実施形態のインクジェットプリンターの基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、プラテンの構成がそれぞれ異なっている。よって、以下の説明では、プラテンの構成について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図5と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のインクジェットプリンターについて図13を用いて説明する。図13は、第2実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。
本実施形態は、プラテン16に窓部6a,6bが設けられている点において先の実施形態と異なる。
図13に示すように、本実施形態のプラテン16A(16B)には、キャップ部材51A(51B)に対応した大きさと形状の窓部6a(6b)が設けられている。
初期位置にあるプラテン16A,16Bは、互いの対向端部同士を接触させて配置されている。プラテン16Aには、プラテン16B側の一方の角部q1寄りに窓部6aが設けられている。一方、プラテン16Bには、プラテン16A側の角部q2寄りに窓部6bが設けられている。
図14は、本実施形態のプラテン16A,16Bの動作を示す平面図である。
図14(a)に示すように、プラテン16A,16Bは、初期位置においてキャップ部材51A,51Bが窓部6a,6b以外の領域に対向するように配置される。具体的には、プラテン16Aの角部q3寄りにキャップ部材51Aが位置し、プラテン16Bの角部q4側にキャップ部材51Bが位置している。
図14(b)に示すように、プラテン16Aを移動させる際には、記録紙12の搬送方向以外の方向(図中の矢印で示す斜め方向)に移動させて、窓部6a内からプラテン16Aの下方にあるキャップ部材51Aを露出させる。
図14(c)に示すように、プラテン16Bを移動させる際には、記録紙12の搬送方向以外の方向(図中の矢印で示す方向)に移動させて、窓部6b内からプラテン16Bの下方にあるキャップ部材51Bを露出させる。
本実施形態によれば、プラテン16A,16Bに、厚さ方向に貫通する窓部6a,6bが形成されていることから、プラテン16A,16Bを移動させることでキャップ部材51A,51Bに対する窓部6a,6bの位置関係を変化させ、窓部6a,6bから対応するそれぞれのキャップ部材51A,51Bを露出させることができる。これにより、記録ヘッド4A,4Bとキャップ部材51A,51Bとを直接対向させることができるのでフラッシング動作を含むクリーニング処理を実行することが可能になる。
また、プラテン16A,16Bに窓部6a,6bを設けておくことで、プラテン16A,16B全体をキャップ部材51上から退避させる必要がなくなる。これにより、少ない移動距離でキャップ部材51A,51Bの全体を露出させることが可能となる。よって、移動にかかる時間が短くなってメンテナンス動作から印刷動作への移行を迅速且つスムーズに行える。
なお、印刷中は、図14(a)に示すように、キャップ部材51A,51B上がプラテン16A,16Bによって覆われているので、記録紙12の搬送時に、窓部6a,6bから紙粉がキャップ部材51A,51B内に入り込むことが防止される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態のインクジェットプリンターについて図15を用いて説明する。図15は、第3実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。
本実施形態は、プラテン46が複数の支持体47,47からなる点において先の実施形態と異なっている。図15(a)に示すように、本実施形態におけるプラテン46は、その長手方向に並設された一対の支持体47,47から構成されている。支持体47,47は、図15(b)に示すように、記録紙12の搬送方向に交差するとともに、互いに相反する方向(矢印で示す方向)へそれぞれ移動可能となっている。
本実施形態によれば、支持体47,47を同時に移動させることにより、プラテン46全体を移動させるよりも短時間でキャップ部材51を露出させることができる。これにより、印刷動作とメンテナンス動作とを迅速に行うことが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態のインクジェットプリンターについて図16を用いて説明する。図16は、第4実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。
本実施形態は、図16(a),(b)に示すように、プラテン56の裏面側(キャップ部材51に対向する面側)に、少なくともキャップ部材51の平面視における大きさに対応した溝6Cを設け、該溝6C内にキャップ部材51を挿入させて配置してもよい。溝6Cは、プラテン56の少なくとも一辺6d側から延在している。溝6Cを、プラテン56の移動方向後方となる一辺6d側に開口していることで、溝6C内にキャップ部材51が挿入された状態であっても図中の矢印で示す方向へのプラテン56の移動が可能である。
これにより、プラテン56の機械的強度を確保しつつ、記録ヘッド4に対してキャップ部材51をより近づけて配置することができる。フラッシング動作は、記録ヘッド4からキャップ部材51に向けてインクが噴射されることから、キャップ部材51以外の場所にインクが飛散するのを防止するために、記録ヘッド4とキャップ部材51とはなるべく近い方が好ましい。本実施形態によれば、記録紙12の搬送およびプラテン56の移動が可能な程度に、プラテン56とキャップ部材51とを近づけて配置ことができる。よって、フラッシング処理において記録ヘッド4から噴射されたインクがキャップ部材51以外の場所に飛散することなく、良好な処理が行える。また、吸引動作時に記録ヘッド4をキャップ部材51でキャッピングする際に、キャップ部材51の移動距離が小さくなる。
なお、本実施形態は、他の実施形態でも適用可能な場合がある。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態のインクジェットプリンターについて図17及び図18を用いて説明する。図17は、第5実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。図18は、第5実施形態のプラテンの動作を示す平面図である。
図17に示すように、記録ヘッド4は、搬送路の幅方向(Z方向)に沿って複数設けられて、記録ヘッド4a1、4a2の列と、記録ヘッド4b1、4b2の列の計2列を構成する。この複数の記録ヘッド4は幅方向に沿って互い違いに配置される千鳥配列となっている。すなわち、Z方向に沿って、記録ヘッド4b1、記録ヘッド4a1、記録ヘッド4b2、記録ヘッド4a2が順次配置される。また、不図示であるが各記録ヘッド4に対応するように、キャップ部材がそれらと対向して複数設けられる構成となっている。
各記録ヘッド4と各キャップ部材との間には、プラテン移動機構61によりZ方向に移動自在なプラテン6が設けられている。このプラテン6には、記録ヘッド4及びキャップ部材の設置数と同じ数だけ、Y方向に貫通して略矩形に開口する窓部(第2窓部)6fが複数設けられている。窓部6fは、Y方向において記録ヘッド4とキャップ部材とを一部だけ対向、露出させる開口面積を有している。本実施形態では、窓部6fは、Y方向における記録ヘッド4のヘッド面積(より詳しくはノズル形成面21Aの面積)の略半分の開口面積を有する。すなわち、窓部6fの開口面積は、記録ヘッド4のヘッド面積より小さい。
また、プラテン6が初期位置に位置するとき、各窓部6fは、それぞれ対応する記録ヘッド4及びキャップ部材のZ方向奥側略半分の領域のみを互いに対向させる位置に位置する構成となっている。さらに、プラテン6が初期位置に位置するとき、各窓部6fは、記録紙12の幅方向両端部を落ち込ませない位置、すなわち、搬送時における記録紙12の幅方向両端部に対応する位置を避けた位置に位置する構成となっている。
次に、図18を参照して上記構成のインクジェットプリンター100の記録ヘッド4のフラッシング動作について説明する。
図18(a)に示すように、プラテン6上を記録紙12が通過した後、制御装置58は、プラテン6を初期位置で待機させ、窓部6fにより記録ヘッド4とキャップ部材とが直接対向している領域の記録ヘッド4のフラッシング動作を実行する。
すなわち、制御装置58は、Z方向奥側略半分の領域にある記録ヘッド4のノズル17からのフラッシング動作を実行する。このフラッシング動作により、記録ヘッド4の略半分のノズル17からのフラッシング動作が終了する。
次に、制御装置58は、残り略半分のノズル17からのフラッシング動作を実行させるべく、プラテン移動機構61を動作させて、プラテン6をZ方向手前側に移動させる。プラテン6は、プラテン移動機構61により、図18(b)に示す移動位置に移動する。
プラテン6が移動位置に位置するとき、各窓部6fは、それぞれ対応する記録ヘッド4及びキャップ部材のZ方向手前側略半分の領域のみを互いに対向させる位置に位置する。
プラテン6が図18(b)に示す移動位置に移動した後、制御装置58は、窓部6fにより記録ヘッド4とキャップ部材とが直接対向している領域の記録ヘッド4のフラッシング動作を実行する。
すなわち、制御装置58は、Z方向手前側略半分の領域にある記録ヘッド4のノズル17からのフラッシング動作を実行する。このフラッシング動作により、記録ヘッド4の残り略半分のノズル17からのフラッシング動作が終了する。
以上の記録ヘッド4のフラッシング動作が終了したら、制御装置58は、プラテン移動機構61を動作させて、プラテン6をZ方向奥側に移動させて図18(a)に示す初期位置に位置させ、次の記録紙12の搬送に対応させる。
したがって、上述した第5実施形態によれば、窓部6fは、記録ヘッド4とキャップ部材とを一部だけ対向させる開口面積を有し、該開口面積は記録ヘッド4のヘッド面積より小さく、且つ、窓部6fを記録ヘッド4と対向可能な位置の間を移動させるようにプラテン移動機構61の駆動を制御する制御装置58を有するという構成を採用することによって、フラッシング動作時に必要なプラテン6の移動距離を短くすることができる。このため、プラテン6の移動後スペースの省スペース化を図ることができ、プリンター全体の小型化を図ることができる。さらに、プラテン6に対する窓部6fの設置面積を小さく抑えることが可能となるため、記録紙12の端部等の特に支持したい部分に窓部6fがかかる割合が低くなり、記録紙12の搬送安定性が高まる。加えて、窓部6fの開口面積が小さいため、フラッシングを受けたキャップ部材から窓部6fを介して舞い上がってくるインクミストが、プラテン6の搬送面に付着して記録紙12を汚してしまうことを抑制することができる。また、窓部6fの開口面積が小さいため、プラテン6の強度を損なうこともない。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態のインクジェットプリンターについて図19及び図20を用いて説明する。図19は、第6実施形態のインクジェットプリンターの要部構成を示す平面図である。図20は、第6実施形態のプラテンの動作を示す平面図である。
図19に示すように、記録ヘッド4は、搬送路の幅方向(Z方向)に沿って複数設けられて、記録ヘッド4a1、4a2の列と、記録ヘッド4b1、4b2の列の計2列を構成する。この複数の記録ヘッド4は幅方向に沿って互い違いに配置される千鳥配列となっている。すなわち、Z方向に沿って、記録ヘッド4b1、記録ヘッド4a1、記録ヘッド4b2、記録ヘッド4a2が順次配置される。また、不図示であるが各記録ヘッド4に対応するように、キャップ部材がそれらと対向して複数設けられる構成となっている。
各記録ヘッド4と各キャップ部材との間には、プラテン移動機構61によりZ方向に移動自在なプラテン6が設けられている。このプラテン6には、Y方向に貫通して略矩形に開口する窓部6gが、記録ヘッド4の各列に対応して複数設けられている。本実施形態では、窓部6gは計2つ設けられ、記録ヘッド4の設置数より少ない。
窓部6gは、Y方向において記録ヘッド4とキャップ部材とを対向、露出させる開口面積を有している。本実施形態では、窓部6gは、Y方向における記録ヘッド4のヘッド面積(より詳しくはノズル形成面21Aの面積)と略同一の開口面積を有する。
また、プラテン6が初期位置に位置するとき、各窓部6gは、対応する記録ヘッド4の列の方向(Z方向)において、記録ヘッド4a1及び記録ヘッド4a2の間、記録ヘッド4b1及び記録ヘッド4b2の間にそれぞれ位置する。すなわち、各窓部6gの相対位置の関係は、千鳥配置された記録ヘッド4の相対位置の関係(例えば記録ヘッド4a1と記録ヘッド4b1との相対位置関係)と略同一となっている。さらに、プラテン6が初期位置に位置するとき、各窓部6gは、記録紙12の幅方向両端部を落ち込ませない位置、すなわち、搬送時における記録紙12の幅方向両端部に対応する位置を避けた位置に位置する構成となっている。
次に、図20を参照して上記構成のインクジェットプリンター100の記録ヘッド4のフラッシング動作について説明する。
プラテン6上を記録紙12が通過した後、制御装置58は、記録ヘッド4a1及び記録ヘッド4b1のフラッシング動作を実行させるべく、プラテン移動機構61を動作させて、プラテン6をZ方向奥側に移動させる。プラテン6は、プラテン移動機構61により、図20(a)に示す第1の移動位置に移動する。
プラテン6が第1の移動位置に位置するとき、窓部6gは、記録ヘッド4a1とキャップ部材とを直接対向させる位置に位置する。さらに、窓部6gは、記録ヘッド4b1とキャップ部材とを直接対向させる位置に位置する。
プラテン6が図20(a)に示す第1の移動位置に移動した後、制御装置58は、窓部6gによりキャップ部材と直接対向している記録ヘッド4a1及び記録ヘッド4b1のフラッシング動作を実行する。
このフラッシング動作により、記録ヘッド4a1及び記録ヘッド4b1のフラッシング動作が終了したら、次に、制御装置58は、残りの記録ヘッド4a2及び記録ヘッド4b2のフラッシング動作を実行させるべく、プラテン移動機構61を動作させて、プラテン6をZ方向手前側に移動させる。プラテン6は、プラテン移動機構61により、図20(b)に示す第2の移動位置に移動する。
プラテン6が第2の移動位置に位置するとき、窓部6gは、記録ヘッド4a2とキャップ部材とを直接対向させる位置に位置する。さらに、窓部6gは、記録ヘッド4b2とキャップ部材とを直接対向させる位置に位置する。
プラテン6が図20(b)に示す第2の移動位置に移動した後、制御装置58は、窓部6gによりキャップ部材と直接対向している記録ヘッド4a2及び記録ヘッド4b2のフラッシング動作を実行する。
以上の記録ヘッド4のフラッシング動作が終了したら、制御装置58は、プラテン移動機構61を動作させて、プラテン6をZ方向奥側に移動させて図19に示す初期位置に位置させ、次の記録紙12の搬送に対応させる。
したがって、上述した第6実施形態によれば、複数の記録ヘッド4が搬送方向以外の方向(ここでは幅方向)に沿って列を成すように設けられて、窓部6gは、該記録ヘッド4より少数であり、該窓部6gを上記幅方向に沿って各記録ヘッド4とそれぞれ対向可能な位置の間を移動させるようにプラテン移動機構61の駆動を制御する制御装置58を有するという構成を採用することによって、窓部6gを共有させて複数の記録ヘッド4のフラッシング動作を実行させることが可能となる。したがって、プラテン6に対する窓部6gの設置面積を小さく抑えることで、記録紙12の端部等の特に支持したい部分に窓部6gがかかる割合が低くなり、記録紙12の搬送安定性が高まる。また、フラッシング動作時に必要なプラテン6の移動距離を短くすることができる。このため、プラテン6の移動後スペースの省スペース化を図ることができ、プリンター全体の小型化を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上述においては、固定された記録ヘッド4に対してキャップ部材51を移動可能な構成としたが、逆に、キャップ部材51を固定して、記録ヘッド4を移動可能な構成としてもよいし、キャップ部材51と記録ヘッド4をそれぞれ移動してもよい。また、各記録ヘッド4A、4Bに対して個別に吸引動作を実施しても良い。
また、プラテンおよび窓部の大きさや形状、プラテン上での窓部の位置などは上述したものに限らず適宜変更が可能である。
さらに、ラインヘッドに限らず、記録ヘッドを主走査方向(記録紙の幅方向)に移動させながらインクを吐出する主走査方向の移動動作と、記録紙を副走査方向に移動する動作とを組み合せて印刷を行う所謂シリアルヘッド型プリンターに、ヘッド回動機構を適用することも可能である。
上記実施形態は、インクジェット式のプリンターと、インクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置と、その流体を収容した流体容器を採用しても良い。
微小量の液滴を吐出させる流体噴射ヘッド等を備える各種の流体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記流体噴射装置から吐出される流体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう流体とは、流体噴射装置が噴射させることができるような材料であれ良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての流体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。
また、流体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種流体組成物を包含するものとする。
流体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む流体を噴射する流体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および流体容器に本発明を適用することができる。
100…インクジェットプリンター(流体噴射装置)、17…ノズル、4,4A,4B,4a1,4a2,4b1,4b2…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、12…記録紙(媒体)、6,6A,6B,16A,16B,36,46…プラテン(媒体支持部材)、21A…ノズル形成面(噴射面)、51A,51B…キャップ部材(流体受け部材)、70…プリンターユニット(噴射ユニット)、58…制御装置、6a,6b,6g…窓部、6f…窓部(第2窓部)、6C…溝、41…ヘッド移動機構、61…プラテン移動機構

Claims (10)

  1. 流体を噴射する流体噴射ヘッドと、
    搬送される媒体を前記流体噴射ヘッドと対向する位置で支持する略板形状の媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材を前記流体噴射ヘッドと対向する位置から前記媒体の搬送方向以外の方向に移動させる移動機構と、
    前記媒体支持部材を介して前記流体噴射ヘッドと対向配置され、前記媒体支持部材を移動することで、前記流体噴射ヘッドから前記流体を受けることが可能な流体受け部材と、
    を備えている
    ことを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記流体噴射ヘッドと前記流体受け部材と前記媒体支持部材とを有する噴射ユニットを複数備え、
    前記複数の噴射ユニットが前記媒体の搬送方向に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  3. 隣り合う前記媒体支持部材の対向端部同士が、少なくとも初期位置において接触している
    ことを特徴とする請求項2記載の流体噴射装置。
  4. 前記流体受け部材と前記媒体支持部材とが当接可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  5. 前記媒体支持部材は、移動位置で前記流体受け部材を露出させる窓部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 前記流体噴射ヘッドは、前記流体を噴射する複数のノズルが設けられた噴射面を有し、
    前記媒体支持部材は、前記噴射面より小さい開口面積を備える第2窓部を有し、
    前記移動機構を駆動して前記第2窓部を、前記噴射面と対向可能な位置の間を移動させながら、前記第2窓部と対向している前記噴射面の領域にある前記ノズルから前記流体を噴射させる制御装置を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  7. 前記媒体支持部材には、移動方向後方の端部から延在するとともに少なくとも前記流体受け部材の平面視における大きさを有する溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の流体噴射装置のクリーニング方法であって、
    媒体を支持する媒体支持部材を前記流体噴射ヘッドと対向する位置から前記媒体の搬送方向以外の方向に移動させる支持部材移動工程と、
    前記流体噴射ヘッドから前記流体受け部材へ前記流体を噴射させるフラッシング動作を含むクリーニング工程と、を有する
    ことを特徴とする流体噴射装置のクリーニング方法。
  9. 前記媒体支持部材と前記流体受け部材とが対向した状態において、
    前記媒体支持部材により前記流体受け部材を被覆する
    ことを特徴とする請求項8記載の流体噴射装置のクリーニング方法。
  10. 前記流体噴射ヘッドと前記流体受け部材と前記媒体支持部材とを有する噴射ユニットを複数備え、前記複数の噴射ユニットが前記媒体の搬送方向に沿って配置されている場合に、複数の前記噴射ユニットのクリーニング動作を順次実行する
    ことを特徴とする請求項8記載の流体噴射装置のクリーニング方法。
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