JP5651997B2 - メンテナンス装置及び流体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メンテナンス装置及び流体噴射装置に関する。
媒体に対して流体を噴射する流体噴射装置として、インクジェット式プリンターが広く知られている。このプリンターは、流体噴射ヘッドに形成されたノズルからインク(流体)を噴射することで、媒体に印刷を施すようになっている。
こうしたプリンターにおいては、ノズルに目詰まりが生じたり気泡が混入したりすると、インクが適切に噴射されず、印刷した画像にドット抜けが生じることがあった。そのため、従来、ドット抜けを予防したり解消したりするためのメンテナンス動作として、増粘したインクや気泡をノズル開口から排出するクリーニングを行うプリンターがあった(例えば、特許文献1)。
そして、特許文献1のプリンターは、流体噴射ヘッドに当接することで、複数のノズル開口の外側に吸引のための空間を囲み形成するキャップ部材を備え、ノズル内のインクを吸引する吸引クリーニングを行うようにしていた。
特開平11−170562号公報
ところで、ドット抜けを確実に予防するためには、全てのノズルに対してクリーニングを行っておくのが好ましい。しかし、ドット抜けの要因によっては、ノズル毎に発生頻度が異なるし、実際にドット抜けが生じるのは、多数のノズルのうちの一部であることが多かった。
また、クリーニングでは、本来印刷に用いるべきインクが消費されてしまう。そのため、ドット抜けが生じやすいノズルや、実際にドット抜けが生じたノズルのみをメンテナンスの対象とする方が、インク消費量を抑制することができる。しかし、キャップ部材を用いて吸引クリーニングを行うと、キャップ部材に覆われた全てのノズルからインクが排出されてしまっていた。
こうしたクリーニングにおいてインクの消費量を抑制するには、全てのノズルを覆うことができる従来のキャップ部材に加えて、一部のノズルのみを覆うことができる小型のキャップ部材を備えるという方法も考えられる。しかし、複数のキャップ部材を備えると、装置の構成が複雑になってしまう。また、小型のキャップ部材しか備えない場合には、全てのノズルをメンテナンスするには何度もクリーニングを行わなければならないため、時間がかかって好ましくない。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成でメンテナンス対象とするノズルの数を変更することができるメンテナンス装置及び流体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のメンテナンス装置は、流体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルのノズル開口を閉塞するように前記流体噴射ヘッドに当接する当接部及び開口部を有する当接部材を備え、前記複数のノズルは、ノズル列方向に延びるノズル列を形成し、前記当接部材は、前記ノズル列方向と交差する相対移動方向に相対移動可能であって、前記ノズル列方向に並ぶように配置された前記当接部及び前記開口部からなる第1領域と、該第1領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記開口部からなる第2領域と、前記第1領域又は前記第2領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記当接部からなる第3領域と、を有し、前記流体噴射ヘッドの前記ノズル列に対応する位置に配置される領域が、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域の間で変化するように前記当接部材が相対移動することで、前記当接部によって閉塞する前記ノズル開口の数を変化させる。
この構成によれば、当接部材は、当接部で閉塞するノズル開口の数を変化させることができるので、例えばメンテナンスの必要がないノズルのノズル開口を当接部で閉塞することで、メンテナンス対象とするノズルの数を減らすことができる。また、メンテナンス対象とするノズルの数は、当接部材と流体噴射ヘッドとの相対移動によって変化させることができるので、簡易な構成でメンテナンス対象とするノズルの数を変更することができる。
例えば、当接部材の第1領域をノズル列に対応する位置に配置することで、開口部と対応する位置にあるノズルのみをメンテナンス対象にすることができる。一方、当接部材の第2領域をノズル列に対応する位置に配置することで、全てのノズルをメンテナンス対象にすることができる。
また、当接部材の第3領域をノズル列に対応する位置に配置することで、全てのノズル開口を閉塞することができる。これにより、ノズル開口を通じて流体の溶媒成分が蒸発するのを抑制することができる。
本発明のメンテナンス装置において、前記ノズル列は前記相対移動方向に沿って複数列設けられるとともに、前記当接部は、平面視において前記相対移動方向と角度θを有して交差するように傾斜する直線状の境界線で前記開口部と区画されるとともに、前記ノズル列の前記ノズル列方向の長さをLn、前記ノズル列の前記相対移動方向における列間隔をGnとしたときに、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つ。
この構成によれば、当接部材において、Ln/tanθ=Gn、すなわちtanθ=Ln/Gnの関係が成り立つ部分では、当接部は平面視において相対移動方向と角度θを有して交差するように傾斜する直線状の境界線で開口部と区画されるので、これを一のノズル列に対応する第1領域とすることができる。また、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つ部分を同じく一のノズル列に対応する第3領域とすることで、他のノズル列に対応する開口部を隣接する位置に配置する場合にも、第3領域の当接部を確実に確保することができる。
上記目的を達成するために、本発明のメンテナンス装置は、流体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルのノズル開口を閉塞するように前記流体噴射ヘッドに当接する当接部及び開口部を有する当接部材を備え、前記複数のノズルは、ノズル列方向に延びるノズル列を形成し、前記当接部材は、前記ノズル列方向と交差する相対移動方向に相対移動可能であって、前記ノズル列方向に並ぶように配置された前記当接部及び前記開口部からなる第1領域と、該第1領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記開口部からなる第2領域とを有し、前記第1領域の前記当接部と前記第1領域の前記開口部とが、前記ノズル列方向における両端側から中央に向けて前記第2領域に突出するように傾斜する境界線で区画され、前記流体噴射ヘッドの前記ノズル列に対応する位置に配置される領域が、前記第1領域と前記第2領域を含む領域の中で変化するように前記当接部材が相対移動することで、前記当接部によって閉塞する前記ノズル開口の数を変化させる。
この構成によれば、当接部材は、当接部で閉塞するノズル開口の数を変化させることができるので、例えばメンテナンスの必要がないノズルのノズル開口を当接部で閉塞することで、メンテナンス対象とするノズルの数を減らすことができる。また、メンテナンス対象とするノズルの数は、当接部材と流体噴射ヘッドとの相対移動によって変化させることができるので、簡易な構成でメンテナンス対象とするノズルの数を変更することができる。例えば、当接部材の第1領域をノズル列に対応する位置に配置することで、開口部と対応する位置にあるノズルのみをメンテナンス対象にすることができる。一方、当接部材の第2領域をノズル列に対応する位置に配置することで、全てのノズルをメンテナンス対象にすることができる。
本発明のメンテナンス装置において、前記当接部材は、前記第1領域又は前記第2領域と前記相対移動方向に隣接する位置に配置された前記当接部からなる第3領域を有する。
この構成によれば、当接部材の第3領域をノズル列に対応する位置に配置することで、全てのノズル開口を閉塞することができる。これにより、ノズル開口を通じて流体の溶媒成分が蒸発するのを抑制することができる。
本発明のメンテナンス装置は、前記当接部によって開口の一部が覆蓋されるとともに前記開口部を通じて内部空間が外部と連通する凹部を有するキャップ部材と、前記凹部内を吸引する吸引機構と、をさらに備える。
この構成によれば、当接部材は、当接部と隣接する位置に設けられた開口部を有するので、当接部で一部のノズル開口を閉塞しつつ、当接部でノズル開口が閉塞されていないノズルを、キャップ部材の凹部によって囲み形成される空間に開口部を通じて連通させることができる。そして、この状態で吸引機構が凹部内を吸引することで、ノズル開口が閉塞されていないノズルのみを吸引クリーニングの対象とすることができる。また、当接部材は、キャップ部材の開口を覆蓋する態様で設けられるので、複数のキャップ部材を備えることなく、簡易な構成で吸引クリーニングにおける流体の消費量を抑制することができる。
本発明のメンテナンス装置は、複数のノズルが設けられた流体噴射ヘッドと、上記メンテナンス装置と、を備える。
この構成によれば、上記メンテナンス装置と同様の作用効果を得ることができる。
第1実施形態におけるプリンターの概略構成を示す断面図。 流体噴射ヘッド及びキャップの構成を模式的に示す断面図。 流体噴射ヘッド及びキャップの斜視図。 (a)〜(c)は、キャップの構成及び作用を説明するための断面図。 第2実施形態におけるキャップの構成及び作用を説明するための断面図で、(a)は吸引キャッピング時の状態を示し、(b)は密着キャッピング時の状態を示す。 図5のキャップの作用を説明するための断面図で、(a)及び(b)は分割キャッピング時の状態を示す。 第3実施形態におけるキャップの構成及び作用を説明するための断面図で、(a)〜(c)はキャップによってノズル開口が閉塞されるノズル列の列数が変化する様子を示す。 キャップの変形例を示す斜視図。
(第1実施形態)
以下、本発明を流体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という)に具体化した第1実施形態を図1〜図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は各図中に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、流体噴射装置としてのプリンター11は、本体ケース12と、本体ケース12内に収容された記録部13と、メンテナンス装置14とを備えている。また、本体ケース12内には、左右方向に延びる棒状のガイド軸15と、媒体となる用紙Pを支持するプラテン16とが収容されている。
記録部13は、ガイド軸15に左右方向への往復移動可能な状態で支持されたキャリッジ17と、キャリッジ17の下面側に支持された流体噴射ヘッド18とを備える。キャリッジ17は、図示しない駆動機構により、左右方向に往復移動するようになっている。なお、本実施形態においては、本体ケース12内の右端側をホームポジション側とするとともに、ホームポジション側から印刷領域となる左側に向かう左方向を移動方向Xとして図示している。
キャリッジ17には、流体としてのインクを収容したインクカートリッジ19が着脱可能に装着されるとともに、流体噴射ヘッド18側となる下流側に向けてインクを供給する流体供給流路としてのインク供給路20が設けられている。インクカートリッジ19及びインク供給路20は、インクの色数等(本実施形態では4色)に対応して複数設けられている。
また、キャリッジ17には加圧ポンプ(図示略)が設けられている。そして、加圧ポンプの駆動により、インクカートリッジ19に収容されたインクがインク供給路20を通じて下流側に供給されるようになっている。なお、加圧ポンプは、複数のインクカートリッジ19に対して加圧力を供給するように構成してもよい。
流体噴射ヘッド18には、各インク供給路20を通じて供給されたインクを噴射する複数のノズル23が設けられているとともに、流体噴射ヘッド18の下面側からなるノズル形成面24には、ノズル23のノズル開口25が形成されている。また、プラテン16上には、図示しない搬送機構によって後方から前方に向けて用紙Pが搬送される。そして、キャリッジ17が移動方向Xに沿って直線移動(走査)しながら、ノズル23からプラテン16上の用紙Pにインク滴を噴射することにより、印刷(記録)が行われるようになっている。
なお、流体噴射ヘッド18においては、各色に対応するノズル23が移動方向Xに沿って配置されるとともに、同一色のインクを噴射する複数のノズル23が用紙Pの搬送方向と一致するノズル列方向Yに沿って延びるノズル列N(図2参照)を形成している。すなわち、流体噴射ヘッド18には、複数のノズル23からなるノズル列Nが複数列設けられている。そして、キャリッジ17の走査毎にノズル列Nの長さに対応する幅の印刷が行われるとともに、間欠的に用紙Pが搬送されるようになっている。
次に、流体噴射ヘッド18の構成について詳述する。
図1の一部拡大断面図に示すように、流体噴射ヘッド18は、上下方向に積層された流路形成部材40、振動板41、流路形成部材42及びノズルプレート43を備えている。
流路形成部材40には貯留部としてのリザーバー44と、収容室45とが形成されている。また、流路形成部材40には、リザーバー44内にインクを流入させるための流入孔46が形成されている。また、振動板41には、リザーバー44内のインクを各ノズル23に向けて供給する複数の流出孔47が設けられている。
図2に示すように、リザーバー44は、インクを一時貯留するために一方向(ノズル列方向Y)に沿って延びるように設けられている。そして、流入孔46は、リザーバー44のノズル列方向Yにおける中央付近に設けられているとともに、複数の流出孔47はノズル列方向Yに沿って並ぶように配置されている。なお、図2以降の各図中においては、簡略化のため、それぞれノズル列Nを構成するノズル23及び流出孔47の数を省略して図示している。
図1に示すように、流路形成部材42には、流出孔47を通じてリザーバー44と連通するキャビティ48が形成されている。また、収容室45内において振動板41の上面側には、キャビティ48の上方となる位置に圧電素子49が配設されている。
ノズルプレート43にはキャビティ48と連通するノズル23が貫通形成されている。また、流体噴射ヘッド18のノズル形成面24はノズルプレート43の下面(底面)によって構成されている。すなわち、複数のノズル23のノズル開口25は、一平面としてのノズル形成面24上に並ぶように配置されている。
振動板41は上下方向に振動可能に貼り付けられているとともに、圧電素子49は駆動信号を受けて伸縮することで、振動板41を上下方向に振動させるようになっている。また、振動板41が上下方向に振動すると、キャビティ48の容積が拡縮するようになっている。そして、キャビティ48の容積が縮小されると、キャビティ48内のインクがノズル23からインク滴として噴射されるようになっている。
なお、ノズル23からインク滴が噴射されると、ノズル23内にはキャビティ48内から毛管力によってインクが補充される。すなわち、各インクカートリッジ19からインク供給路20を通じて流体噴射ヘッド18に供給されたインクはリザーバー44に一時貯留され、リザーバー44から流出孔47及びキャビティ48を通じて各ノズル23に供給されるようになっている。本実施形態において、流入孔46、リザーバー44、流出孔47及びキャビティ48は、インク供給路20の一部を構成する。
次に、メンテナンス装置14について説明する。
図1に示すように、メンテナンス装置14は、キャップ50と、キャップ50を移動させるための移動機構51と、廃液タンク52と、廃液チューブ53aと、吸引機構としての吸引ポンプ53と、ワイパー部材54とを備えている。キャップ50は、移動機構51によって上下方向及び相対移動方向となる移動方向Xに沿って移動されるようになっている。廃液チューブ53aはキャップ50と廃液タンク52とを接続するとともに、その途中位置には吸引ポンプ53が設けられている。
ワイパー部材54は、移動機構51によってノズル形成面24に当接するワイピング位置まで上昇移動することが可能となっている。そして、ワイパー部材54をワイピング位置に移動させた状態でキャリッジ17を移動させることで、流体噴射ヘッド18のノズル形成面24をワイピング(払拭)するようになっている。
図2及び図3に示すように、キャップ50は、内底部に廃液チューブ53aの上流端が開口する有底箱状のキャップ部材50aと、キャップ部材50aの開口を覆うようにキャップ部材50aの上端側に固定された当接部材55とを備えている。
当接部材55には、ノズル23のノズル開口25を閉塞するように流体噴射ヘッド18に当接する複数の当接部56と、各当接部56と隣接する位置に設けられた複数の開口部57とが形成されている。当接部56及び開口部57は、同色のインクを噴射する各ノズル列Nに対応するように、ノズル列方向Yに沿って延びるとともに、移動方向Xに沿って並ぶように配置されている。
図2に示すように、キャップ部材50aには、当接部56によって開口の一部が覆蓋されるとともに開口部57を通じて内部空間が外部と連通する凹部59が形成されている。キャップ50は、流体噴射ヘッド18のノズル形成面24に当接することで、凹部59によって空間RSを囲み形成する。このとき、当接部材55は、流体噴射ヘッド18とキャップ部材50aとの間に配置される態様となる。
また、ノズル開口25の下方に開口部57が配置されると、ノズル23は開口部57を通じて空間RSに連通する態様となる。そして、吸引ポンプ53が廃液チューブ53aを通じて凹部59内を吸引することで、ノズル23内のインクが排出される吸引クリーニングが行われる。
図4(a)に示すように、当接部材55には、ノズル列方向Yに並ぶように配置された当接部56及び開口部57からなる第1領域としての領域D1が設けられている。また、当接部材55には、領域D1と移動方向Xにおける両側に隣接する位置に配置された開口部57のみからなる第2領域としての領域D2及び当接部56のみからなる第3領域としての領域D3が設けられている。
なお、図4〜図7においては、開口部57を通じてキャップ50内の空間RSに連通するノズル23(ノズル開口25)を黒丸で図示する一方、当接部56によって閉塞されたノズル開口25(ノズル23)を白丸で図示している。また、図3及び図4(b),(c)では、図4(a)に二点鎖線で示す領域D1〜D3の境界線の図示を省略している。
開口部57は、同色のインクを噴射するノズル列N毎に設けられている。そして、領域D1と領域D2の開口部57は一体的に形成されているとともに、領域D1と領域D3の当接部56は一体的に形成されている。
なお、移動方向Xにおける開口部57の両側には領域D3が配置されている。これにより、ノズル23が領域D1又は領域D2の開口部57を通じて空間RSに連通する状態から、キャップ50を左右何れの方向に移動させても、速やかに全てのノズル開口25を閉塞することができるようになっている。
領域D1において、当接部56はノズル列方向Yにおける中央付近に設けられている一方、開口部57はノズル列方向Yにおける両端付近に設けられている。なお、領域D1において、中央付近の当接部56と両端付近の開口部57とがそれぞれカバーするノズル23の数は、任意に変更することができる。
次に、メンテナンス装置14によるメンテナンス動作について説明する。
キャリッジ17は、印刷が終了すると、プラテン16上の印刷領域から右方に移動して、メンテナンス装置14の上方となるホームポジションに停止する。そして、メンテナンス動作として、キャッピング、クリーニング及びワイピングなどが行われる。
キャッピングは、ホームポジションに停止されたキャリッジ17の流体噴射ヘッド18に向かって、移動機構51がキャップ50を上昇移動させることで行われる。このとき、図4(a)に示すように、領域D2がノズル列Nの下方に配置された状態でキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接すると、全てのノズル23が開口部57を通じて空間RS内に連通した状態でキャッピングが行われる。以下、このようなキャッピングを「吸引キャッピング」という。
一方、図4(b)に示すように、領域D3がノズル列Nの下方に配置された状態でキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接すると、当接部56によって全ノズル23のノズル開口25が閉塞された状態でキャッピングが行われる。以下、このようなキャッピングを「密着キャッピング」という。
密着キャッピングは、印刷待機時や電源オフ時などに、ノズル開口25からのインク溶媒の蒸発を抑制するために行われる。蒸発の抑制という点ではノズル23の内部に残る空気の量が少ない方が好ましいし、ノズル23が空間RSに連通していると、廃液チューブ53aからの透過やその下端側の開口を通じて気体が出入りするため、密閉状態にするのが難しいためである。
これに対して、吸引キャッピングは、吸引クリーニングの際に行われる。例えば、インクカートリッジ19の交換時や電源ON時などに、全てのノズル23を空間RSに連通させて吸引を行うことで、ドット抜けの要因となる気泡や増粘インクを排出する。
ここで、流入孔46、リザーバー44及び各流出孔47の位置関係から、インクカートリッジ19から各ノズル23に至る流路毎の長さは、流入孔46から流出孔47までの距離に応じて異なる。すなわち、インクカートリッジ19から各ノズル23に至る流路毎の圧力損失(流路抵抗値)の大きさは、流入孔46から流出孔47までの距離に応じて変化することになる。そのため、ノズル列方向Yにおいて、流入孔46からの距離が短い流出孔47を通じてインクが供給される中央付近のノズル23に比べて、流入孔46からの距離が長い流出孔47を通じてインクが供給される両端付近のノズル23は、流路における圧力損失が大きく、インクが流れ難い。
その結果、ノズル列方向Yにおいて両端付近のノズル23は、全てのノズル23を対象とした吸引クリーニングによっては気泡等が排出され難く、ドット抜けが生じる可能性が高くなる虞がある。なお、吸引時に限らず、インクの噴射に伴ってインクが消費される際にも、リザーバー44の端部付近はインクの流速が低下して気泡等が滞留し易いため、ドット抜けが生じる可能性が高いともいえる。
そこで、本実施形態では、全ノズル23を対象としたクリーニングに加えて、インクカートリッジ19から各ノズル23に至る流路毎の圧力損失の大きさに応じて、該圧力損失が相対的に大きい流路を通じてインクが供給される一部のノズル23のみを対象としたクリーニングを行う。具体的には、図4(c)に示すように、領域D1がノズル列Nの下方に配置されるようにキャップ50を流体噴射ヘッド18に当接させて、吸引クリーニングを行う。領域D1の当接部56は、流入孔46からの距離が短い流出孔47を通じてインクが供給されるノズル23、すなわち圧力損失が相対的に小さい流路を通じてインクが供給されるノズル23のノズル開口25を閉塞するようになっているためである。
以下、全てのノズル23を対象としたクリーニングを「全体クリーニング」といい、ノズル列Nを構成する複数のノズル23のうち、一部のノズル23のみを対象として行うクリーニングを「分割クリーニング」という。また、領域D1をノズル列Nに対応する位置に配置し、一部のノズル開口25を閉塞した状態を「分割キャッピング」という。このように、当接部材55は流体噴射ヘッド18と相対移動することで、当接部56によって閉塞するノズル開口25の数を変化させる。
こうした分割クリーニングは、必要に応じて全体クリーニングと使い分けることができる。例えば、インクカートリッジ19の交換時や電源ON時には、全てのノズル23でドット抜けが生じる可能性があるために全体クリーニングを行う。一方、中央付近のノズル23を使用して高画質の印刷を行った後などには、使用されていない両端付近のノズル23を対象として分割クリーニングを行う。
また、全体クリーニングの前後何れかに、圧力損失の差を補うために、分割クリーニングを行うようにしてもよい。この場合には、移動機構51によって、キャップ50をノズル形成面24に摺接させつつスライド移動させることで、キャップ50と流体噴射ヘッド18とを移動方向Xに沿って相対移動させるようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)当接部56で閉塞するノズル開口25の数を変化させることができるので、メンテナンスの必要がないノズル23のノズル開口25を当接部56で閉塞することで、メンテナンス対象とするノズル23の数を減らすことができる。また、メンテナンス対象とするノズル23の数は、当接部材55と流体噴射ヘッド18との相対移動によって変化させることができるので、簡易な構成でメンテナンス対象とするノズル23の数を変更することができる。
(2)当接部材55は、当接部56と隣接する位置に設けられた開口部57を有するので、当接部56で一部のノズル開口25を閉塞しつつ、当接部56でノズル開口25が閉塞されていないノズル23を、キャップ部材50aの凹部59によって囲み形成される空間RSに開口部57を通じて連通させることができる。そして、この状態で吸引ポンプ53が凹部59内を吸引することで、ノズル開口25が閉塞されていないノズル23のみを吸引クリーニングの対象とすることができる。また、当接部材55は、キャップ部材50aの開口を覆蓋する態様で設けられるので、複数のキャップ部材50aを備えることなく、簡易な構成で吸引クリーニングにおけるインクの消費量を抑制することができる。
(3)当接部材55の領域D1をノズル列Nに対応する位置に配置することで、開口部57と対応する位置にあるノズル23のみをメンテナンス対象にすることができる。一方、当接部材55の領域D2をノズル列Nに対応する位置に配置することで、全てのノズル23をメンテナンス対象にすることができる。
(4)当接部材55の領域D3をノズル列Nに対応する位置に配置することで、全てのノズル開口25を閉塞することができる。これにより、ノズル開口25を通じてインクの溶媒成分が蒸発するのを抑制することができる。
(5)当接部材55の領域D1をノズル列Nに対応する位置に配置することで、ノズル列方向Yにおける中央付近のノズル開口25を閉塞して、ノズル列方向Yにおける両端付近にあるノズル23のみをメンテナンス対象にすることができる。
(6)当接部材55はキャップ部材50aに固定されているので、簡易な構成でノズル開口25の閉塞とノズル23内の吸引クリーニングとを行うことができる。
(7)互いに隣接する領域D1と領域D2の開口部57が一体的に形成されるとともに、互いに隣接する領域D1と領域D3の当接部56が一体的に形成されるので、当接部材55の形状を単純化することができる。
(8)当接部材55が流体噴射ヘッド18のノズル形成面24に取り付けられているとワイピングの妨げとなるが、当接部材55はキャップ部材50aとともに移動するので、ワイパー部材54によるワイピングを妨げることがない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。なお、第2実施形態は、メンテナンス装置14の構成の一部が第1実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図5に示すように、本実施形態のメンテナンス装置14のキャップ50は、キャップ部材50aの上端側に固定された当接部材55Aと、図示しないノズル検査装置とを備えている。ノズル検査装置は、適切にインク滴が噴射されないノズル23(以下、これを「不良ノズル」という)を検出するためのもので、噴射の有無を自動的に検出する構成としてもよいし、テスト印字の結果を目視にて確認する構成としてもよい。
当接部材55Aにおいて、領域D2の左右両側にはそれぞれ領域D1(D1L,D1R)が配置されている。また、領域D1Lの左側とD1Rの右側には、それぞれ領域D3が配置されている。
平面視において、当接部56は互いに平行をなす境界線BLで開口部57と区画されるとともに、開口部57は平行四辺形状に形成されている。また、当接部56の開口部57との境界線BLは、平面視において移動方向Xと角度θを有して交差するように傾斜する直線状をなしている。
ここで、各ノズル列Nのノズル列方向Yの長さをLn、ノズル列Nの移動方向Xにおける列間隔をGnとすると、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つようになっている。そして、当接部材55Aにおいて、Ln/tanθ=Gn、すなわちtanθ=Ln/Gnの関係が成り立つ部分が領域D1の当接部56となっているとともに、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つ部分が隣接する領域D3の当接部56となっている。
本実施形態においては、図5(a)に示すように、領域D2がノズル列Nの下方に位置するようにキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接することで、吸引キャッピングが行われる。また、図5(b)に示すように、領域D3がノズル列Nの下方に配置されるようにキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接することで、密着キャッピングが行われる。
さらに、図6(a)に示すように、領域D1Rがノズル列Nの下方に位置するようにキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接すると、後側半分のノズル開口25が閉塞される分割キャッピングが行われる。また、図6(b)に示すように、領域D1Lがノズル列Nの下方に位置するようにキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接すると、前側半分のノズル開口25が閉塞される分割キャッピングが行われる。
本実施形態のプリンター11では、ノズル検査装置を用いてノズル検査を行い、不良ノズルが一部のみで検出された場合には、その不良な(ドット抜けが生じた)ノズル23が空間RSに連通するように分割キャッピングを行って分割クリーニングを行う。これにより、クリーニングに伴うインクの消費量を抑制することができるとともに、ドット抜けが生じたノズル23を集中的に吸引し、効率よくクリーニングを行うことができる。また、ノズル列方向Yにおける何れか一方側の一部のノズル23を使用して高画質の印刷を行った後などには、使用されていない他方側のノズル23を対象として分割クリーニングを行う。
一方、ノズル検査の結果、広範囲に複数の不良ノズルが検出された場合には、全体クリーニングを行う。これにより、全てのノズル23に対して、速やかにクリーニングを行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、上記(1)〜(4),(6)〜(8)と同様の作用効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(9)当接部材55において、Ln/tanθ=Gn、すなわちtanθ=Ln/Gnの関係が成り立つ部分では、当接部56は平面視において移動方向Xと角度θを有して交差するように傾斜する直線状の境界線BLで開口部57と区画されるので、これを一のノズル列Nに対応する領域D1とすることができる。また、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つ部分を同じく一のノズル列Nに対応する領域D3とすることで、他のノズル列Nに対応する開口部57を隣接する位置に配置する場合にも、領域D3の当接部56を確実に確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第3実施形態は、メンテナンス装置14の構成の一部が第1実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図7に示すように、本実施形態のメンテナンス装置14のキャップ50は、キャップ部材50aの上端側に固定された当接部材55Bと、図示しないノズル検査装置とを備えている。なお、ノズル検査装置は、第2実施形態と同様に構成することができる。
図7(a)に示すように、当接部材55Bは、領域D1を備えず、開口部57(57a,57b,57c,57d)からなる領域D2と、当接部56(56a,56b,56c,56d,56e)からなる領域D3とが、左右方向に交互に配置される態様となっている。また、流体噴射ヘッド18のノズル列Nは等間隔に配置されているのに対して、当接部56a〜56e及び開口部57a〜57dは、左右方向の幅が異なっている。
そして、キャップ50が移動方向Xに沿って移動することで、図7(a)〜(c)に示すように、キャッピングの対象となるノズル列Nの数が変化するようになっている。すなわち、当接部材55Bは、流体噴射ヘッド18と相対移動することで、ノズル開口25を閉塞するノズル列Nの列数を変化させるようになっている。
具体的には、図7(a)に示すように、各ノズル列Nの下方に領域D2が位置するようにキャップ50が流体噴射ヘッド18に当接することで、吸引キャッピングが行われる。そして、この位置からキャップ50が右方に移動するにつれて、図7(b)及び図7(c)に示すように、1列ずつノズル開口25が閉塞されるノズル列Nが増える一方、メンテナンス対象となるノズル列Nが減っていく。
なお、このように一部のノズル列Nを対象として行うキャッピングを「選択キャッピング」といい、選択キャッピングにより一部のノズル列Nを構成するノズル23を空間RSに連通させて行うクリーニングを「選択クリーニング」という。そして、本実施形態のプリンター11では、ノズル検査装置を用いてノズル検査を行い、ドット抜けが生じたノズル23を含むノズル列Nが空間RSに連通するように選択キャッピングを行って選択クリーニングを行う。
また、使用頻度やインクの特性によって目詰まりし易いノズル列Nがある場合には、そのノズル列Nが空間RSに連通する一方、目詰まりし難いノズル列Nのノズル開口25が閉塞されるように選択キャッピングを行って選択クリーニングを行う。これにより、クリーニングに伴うインクの消費量を抑制することができるとともに、一部のノズル列Nを集中的に吸引し、効率よくクリーニングを行うことができる。
なお、当接部材55Bにおいて、開口部57dの左方には当接部56eが設けられている。そのため、図7(c)に示す状態から当接部材55Bをさらに右方に移動させることで、密着キャッピングを行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、上記(1),(2),(4),(6),(8)と同様の作用効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(10)当接部材55は、当接部56でノズル開口25を閉塞するノズル列Nの列数を変化させることができるので、例えばメンテナンスの必要がないノズル列Nのノズル開口25を当接部56で閉塞することで、メンテナンス対象とするノズル列Nの列数を減らすことができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・例えば図8に示すように、領域D1における当接部56及び開口部57の形状が異なる当接部材55Cを採用してもよい。すなわち、領域D1において、当接部56がノズル列方向における両端側から中央に向けて、左方側に突設するように傾斜する境界線BLで開口部57と区画されるようにする。この構成によれば、分割キャッピングを行うノズル23の数を任意に変更することができる。
・リザーバー44の形状や流入孔46及び流出孔47の配置に起因して生じる圧力損失の差に限らず、インク供給路20全体の圧力損失やドット抜けの発生頻度等に応じて、開口部57の形状や配置を変更してもよい。
・第1実施形態のプリンター11にノズル検査装置を備えてもよい。この場合には、ノズル検査の結果、ノズル列方向Yにおける両端側で不良ノズルが検出された場合に分割クリーニングを行い、広範囲に複数の不良ノズルが検出された場合に全体クリーニングを行うようにすればよい。
・第3実施形態の当接部材55Bに領域D1を備えるようにしてもよい。
・領域D1〜D3は互いに離間していてもよいし、その並び順を変更してもよい。
・開口部57の左右何れか一方側にのみ領域D3を設けるようにしてもよいし、領域D3を設けなくてもよい。
・吸引クリーニングに限らず、例えば加圧ポンプの加圧力でインク供給路20及びノズル23内のインクを排出させる加圧クリーニング等において、当接部材を用いた分割クリーニングや選択クリーニングを行ってもよい。この場合には、キャップ部材50aや吸引ポンプ53を備えなくてもよい。
・当接部材とキャップ部材50aとを固定せず、当接部材をキャップ部材50a及び流体噴射ヘッド18と相対移動させるようにしてもよい。この場合には、当接部材を移動方向Xに移動可能な構成とする一方、キャップ部材50aは上下方向に移動可能な構成とすればよい。
・キャップ50に対して、キャリッジ17を左右方向に移動させるようにしてもよい。この場合には、キャップ50を左右方向に移動させるための移動機構を備える必要がない。すなわち、キャップ50と流体噴射ヘッド18とが相対移動可能な構成であればよい。
・キャップ50又は当接部材が回転することで閉塞するノズル開口25の数を変化させるようにしてもよい。
・流体噴射ヘッド18やノズル23の数、ノズル列Nの列数などは任意に設定することができる。また、同色のインク(同種の流体)に対応するノズル列Nが隣接するように複数列設けられる場合には、該複数列のノズル列に対応するように開口部を設けてもよい。
・メンテナンス装置14は、ワイパー部材54を備えなくてもよい。
・ノズル23は、ノズルプレート43に貫通形成されるものに限らず、流体噴射ヘッド18から突設される円筒状の細い管によって形成されてもよい。
・インクカートリッジ19に代えて、着脱式でないインクタンクを採用してもよい。
・プリンターは、長尺の流体噴射ヘッドを備えるフルラインタイプのラインヘッド式プリンターや、ラテラル式プリンターとして実現してもよい。この場合には、用紙Pの端部付近のノズル開口25は紙粉の付着による目詰まりが生じやすいことがあるので、用紙Pの端部付近のノズル23が空間RSに連通する態様で分割クリーニングを行うことができるように、開口部57を形成してもよい。
・上記実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化したが、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
11…流体噴射装置としてのプリンター、14…メンテナンス装置、18…流体噴射ヘッド、23…ノズル、25…ノズル開口、50a…キャップ部材、53…吸引機構としての吸引ポンプ、55,55A,55B,55C…当接部材、56,56a〜56e…当接部、57,57a〜57d…開口部、59…凹部、BL…境界線、D1…第1領域としての領域、D2…第2領域としての領域、D3…第3領域としての領域、Gn…列間隔、Ln…ノズル列の長さ、N…ノズル列、RS…空間、X…相対移動方向としての移動方向、Y…ノズル列方向、θ…角度。

Claims (6)

  1. 流体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルのノズル開口を閉塞するように前記流体噴射ヘッドに当接する当接部及び開口部を有する当接部材を備え
    前記複数のノズルは、ノズル列方向に延びるノズル列を形成し、
    前記当接部材は、前記ノズル列方向と交差する相対移動方向に相対移動可能であって、前記ノズル列方向に並ぶように配置された前記当接部及び前記開口部からなる第1領域と、該第1領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記開口部からなる第2領域と、前記第1領域又は前記第2領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記当接部からなる第3領域と、を有し、
    前記流体噴射ヘッドの前記ノズル列に対応する位置に配置される領域が、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域の間で変化するように前記当接部材が相対移動することで、前記当接部によって閉塞する前記ノズル開口の数を変化させることを特徴とするメンテナンス装置。
  2. 前記ノズル列は前記相対移動方向に沿って複数列設けられるとともに、
    前記当接部は、平面視において前記相対移動方向と角度θを有して交差するように傾斜する直線状の境界線で前記開口部と区画されるとともに、前記ノズル列の前記ノズル列方向の長さをLn、前記ノズル列の前記相対移動方向における列間隔をGnとしたときに、Ln/tanθ<Gnの関係が成り立つことを特徴とする請求項に記載のメンテナンス装置。
  3. 流体噴射ヘッドに設けられた複数のノズルのノズル開口を閉塞するように前記流体噴射ヘッドに当接する当接部及び開口部を有する当接部材を備え、
    前記複数のノズルは、ノズル列方向に延びるノズル列を形成し、
    前記当接部材は、前記ノズル列方向と交差する相対移動方向に相対移動可能であって、前記ノズル列方向に並ぶように配置された前記当接部及び前記開口部からなる第1領域と、該第1領域と前記相対移動方向に隣り合う位置に配置された前記開口部からなる第2領域とを有し、
    記第1領域の前記当接部と前記第1領域の前記開口部とが、前記ノズル列方向における両端側から中央に向けて前記第2領域に突出するように傾斜する境界線で区画され、
    前記流体噴射ヘッドの前記ノズル列に対応する位置に配置される領域が、前記第1領域と前記第2領域を含む領域の中で変化するように前記当接部材が相対移動することで、前記当接部によって閉塞する前記ノズル開口の数を変化させることを特徴とするメンテナンス装置。
  4. 前記当接部材は、前記第1領域又は前記第2領域と前記相対移動方向に隣接する位置に配置された前記当接部からなる第3領域を有することを特徴とする請求項3に記載のメンテナンス装置。
  5. 前記当接部によって開口の一部が覆蓋されるとともに前記開口部を通じて内部空間が外部と連通する凹部を有するキャップ部材と、
    前記凹部内を吸引する吸引機構と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のメンテナンス装置。
  6. 複数のノズルが設けられた流体噴射ヘッドと、
    請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載のメンテナンス装置と、を備えることを特徴とする流体噴射装置。
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