JP2013226683A - 液体吐出装置、記録装置および液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置、記録装置および液体吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出電極と対向電極との位置関係に制限されず、吐出電極からの液体の吐出方向を広い範囲で制御する。
【解決手段】駆動電圧発生部84が各対向電極21に電圧を印加して吐出電極5との間で電位差を与え、これによって吐出電極5と対向電極21との間で静電気力が発生し、当該静電気力により吐出電極5から帯電した液体が吐出させられる。しかも、各対向電極21に印加する電圧は制御部10により制御され、吐出方向を制御している。このように、対向電極21への電圧印加によって、単に吐出電極5から液体が吐出されるだけでなく、その吐出方向も制御される。したがって、吐出電極5からの液体の吐出方向を吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、広範囲で制御可能となっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、吐出電極と対向電極との間に電位差を与えることで静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極から対向電極に向けて液体を吐出させる液体吐出技術および当該液体吐出技術を用いた記録装置に関するものである。
特許文献1には、静電気力を用いて液体を吐出させる、いわゆる静電吐出方式の液体吐出装置が記載されている。この液体吐出装置では、液滴吐出ノズルが傾斜配置されるとともに、その先端開口に対してニードル形状の接地電極の先端が一定のギャップで対峙している。そして、液滴吐出ノズルの外周面に形成したノズル側電極に高圧パルスを印加することで静電吸引力を発生させ、当該静電吸引力により液滴吐出ノズルの先端開口から微小液滴が吐出される。
特開2010−64359号公報(図1)
特許文献1に記載の装置では、液滴吐出ノズルを傾斜配置し、液滴吐出ノズルの先端開口の直下位置に接地電極としてニードル電極が配置されて電界を集中させている。このため、液滴の吐出方向は、液滴吐出ノズルとニードル電極との位置関係で決まってしまい、当該技術の適用範囲が大幅に制限されてしまう。例えば当該装置では、液滴吐出ノズルの先端開口から吐出される微小液滴は、当該先端開口と対峙するニードル電極に向かってしか吐出せず、着弾位置も液滴吐出ノズルの先端開口の直下位置に制限される。したがって、多数の微小液滴により高解像度の画像を形成するためには、液滴吐出ノズルおよびニードル電極を微小ピッチで配置する必要があるが、それには物理的に一定の限定がある。また、ニードル電極の配列ピッチ以上の解像度で液滴を吐出させ、基板や紙などの被記録体に高解像度で着弾させて記録させることは不可能であった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、吐出電極と対向電極との位置関係に制限されず、吐出電極からの液体の吐出方向を広い範囲で制御することができる液体吐出装置および液体吐出方法、ならびに当該液体吐出装置を装備して高品質および微細な記録を可能とする記録装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる液体吐出装置は、吐出電極と、吐出電極から離間して配置される複数の対向電極と、吐出電極と対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極から帯電した液体を吐出させる電源部と、電源部から各対向電極に印加する電圧を制御して吐出電極からの液体の吐出方向を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
また、この発明にかかる液体吐出方法は、複数の対向電極を吐出電極から離間して配置する第1工程と、吐出電極と対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極から帯電した液体を吐出させる第2工程とを備え、第2工程では、各対向電極に印加する電圧を制御して吐出電極からの液体の吐出方向を制御することを特徴としている。
このように構成された発明では、複数の対向電極が吐出電極から離間して配置されている。そして、電源部が各対向電極に電圧を印加して吐出電極との間で電位差を与え、静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極から帯電した液体を吐出させる。しかも、各対向電極に印加する電圧は制御部により制御され、これによって吐出方向が制御される。このように、対向電極への電圧印加によって、単に吐出電極から液体が吐出されるだけでなく、その吐出方向も制御される。したがって、吐出電極からの液体の吐出方向は吐出電極と複数の対向電極との位置関係に制限されず、広範囲で制御可能となっている。
さらに、本発明にかかる記録装置は、吐出電極と、吐出電極から離間して配置される複数の対向電極と、吐出電極と対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極から帯電した液体を吐出させる電源部と、電源部から各対向電極に印加する電圧を制御することで吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を制御して吐出電極と対向電極との間に配置される被記録体に液体を着弾させて記録する制御部とを備えることを特徴としている。
この記録装置は、上記した液体吐出装置を装備するものであり、吐出電極と複数の対向電極との位置関係に制限されず、吐出電極からの液体の吐出方向が広範囲で制御され、それによって着弾位置を高精度および微細に制御することが可能となっている。その結果、高品質および微細な記録を可能となっている。
ここで、微細で高解像度の記録を達成するためのアプローチとして種々の方式がある。例えば、複数の対向電極および被記録体に対して吐出電極を相対的に移動させる移動機構をさらに設け、制御部が、移動機構による吐出電極の相対移動により吐出電極と複数の対向電極との位置関係が変化するのに応じて電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を一定に維持するように構成してもよい。
また、複数の対向電極および被記録体に対して吐出電極を相対的にステップ移動させる移動機構をさらに設け、制御部が、移動機構により吐出電極を相対的にステップ移動させる毎に、ステップ移動後における吐出電極と複数の対向電極との位置関係を維持しながら電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を多段階に偏向するように構成してもよい。
また、制御部が、吐出電極と複数の対向電極との位置関係を維持しながら電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を多段階に偏向するように構成してもよい。
さらに、制御部は各対向電極に印加する電圧を設定して液体を被記録体上の目標位置に着弾させるが、高品質な記録を得るために、次の着弾位置補正を行うように構成してもよい。すなわち、吐出電極からの液体の吐出により各対向電極に流れる誘導電流を検知する検知部をさらに設け、制御部が、検知部により検知された誘導電流に基づいて液体の着弾位置を求め、当該着弾位置と目標位置との誤差に基づいて電源部から各対向電極に印加する電圧を補正するように構成してもよい。このように、各対向電極への印加電圧を補正することで上記誤差が小さくなり、より高品質な記録が得られる。
本発明にかかる液体吐出装置の第1実施形態を装備した記録装置を示す図。 図1に示す記録装置の部分拡大図。 本発明にかかる液体吐出装置の第2実施形態を装備した記録装置の部分拡大図。 本発明にかかる液体吐出装置の第3実施形態を装備した記録装置を示す図。 図4に示す記録装置の部分拡大図。 図4に示す記録装置で実行される印加電圧補正処理を示すフローチャート。 本発明にかかる液体吐出装置の第4実施形態を装備した記録装置を示す図。 本発明にかかる液体吐出装置の第5実施形態を装備した記録装置を示す図。 図8に示す記録装置の部分拡大図。 本発明にかかる液体吐出装置の第6実施形態を装備した記録装置を示す図。 図10に示す記録装置の部分拡大図。 本発明にかかる液体吐出装置の第7実施形態を装備した記録装置を示す図。 本発明にかかる液体吐出装置の第7実施形態の変形例を示す図。
<第1実施形態>
図1は本発明にかかる液体吐出装置の第1実施形態を装備した記録装置を示す図である。また、図2は図1に示す記録装置の部分拡大図である。この記録装置1は、被記録体送り機構(図示省略)により対向電極ブロック2と液体噴射ヘッド3との間に送られてくる用紙や基板などの被記録体4に対して液体の液滴LD(図2)を、液体噴射ヘッド3に内蔵された吐出電極5から静電気力を利用して対向電極ブロック2に向けて吐出して所定の画像やパターンなどを記録する装置である。なお、各図には方向関係を明確にするため、Z軸を鉛直方向とし、XY平面を水平面とする座標系を適宜付している。
液体噴射ヘッド3はキャリッジ6の下面に取り付けられており、キャリッジ移動機構7によりキャリッジ6とともに被記録体4の搬送方向(副走査方向Y)と交差する方向となる幅方向(主走査方向)に往復移動される。この液体噴射ヘッド3の内部には、図2に示すように、複数の吐出電極5がX方向に所定ピッチP(本実施形態では、200[μm])で列状に配置されている。
各吐出電極5は、XZ断面で倒立台形形状を有する導電性材料で構成されており、その内部でインクや導電性ペースト等の液体を貯留しながら鉛直方向Zの下方先端部に設けられた吐出口51から液滴LDを吐出可能となっている。このように本実施形態では、図示を省略する液体供給機構により供給される液体を比較的広い貯留空間を有する吐出電極5の内部で貯留する一方、吐出電極5の吐出先端部を細径に絞った形状となっている。このため、対向電極ブロック2に設けられる対向電極21と吐出電極5との間で電界が発生していない状態では液体は表面張力によって吐出電極5の内部に止まっている。一方、電界発生により吐出電極5から液体が液滴状に吐出されるが、その液滴径は小さくなり、高精細な記録が可能となっている。このように、吐出電極5はノズル構造を有している。
また、各吐出電極5は吐出側電源部81の吐出側電源82の正極と接続されている。これにより、吐出電極5の内部に貯留される液体が帯電されるとともに、後で説明するように構成される対向電極ブロック2との間で発生する電界によって帯電した液体が液滴状に吐出される。したがって、次に説明するように構成されたキャリッジ移動機構7による主走査方向Xへのキャリッジ6の移動と同期して液滴LDが吐出電極5から吐出されると、各液滴LDが被記録体4の上面に着弾してライン状の画像が形成される。また、当該ライン画像形成を副走査方向Yへの被記録体4のピッチ送りに同期させることで被記録体4に2次元画像が記録される。
キャリッジ移動機構7は、主走査方向Xに架設されたガイド軸71と、主走査方向Xの一方側(図1の右側)に配設されたキャリッジ移動モーター72と、このキャリッジ移動モーター72の回転軸に接続され、キャリッジ移動モーター72によって回転駆動される駆動プーリー73と、駆動プーリー73とは反対側の主走査方向X他側に配設された遊転プーリー74と、駆動プーリー73と遊転プーリー74との間に掛け渡され、キャリッジ6に接続されたタイミングベルト75とから構成される。キャリッジ移動モーター72は、キャリッジ移動機構7における駆動源として機能し、例えば、パルスモーターやDCモーターが用いられる。このキャリッジ移動モーター72は、装置全体を制御する制御部10により、その回転速度や回転方向等が制御される。そして、キャリッジ移動モーター72が回転すると、駆動プーリー73及びタイミングベルト75が回転し、キャリッジ6がガイド軸71に沿って被記録体4の幅方向Xに移動する。つまり、キャリッジ6は、制御部10による制御の下で主走査方向Xに往復移動される。
一方、対向電極ブロック2は、図2に示すように、液体噴射ヘッド3に設けられる吐出電極5から鉛直方向Zの下方に所定距離だけ離間して固定配置されている。対向電極ブロック2は被記録体4の幅(主走査方向Xにおける長さ)よりも長く、主走査方向Xに延設されている。この対向電極ブロック2では、被記録体4の幅と同一あるいは若干長い範囲にわたってX方向に複数の対向電極21が設けられている。各対向電極21は、先端が針状形状に仕上げられた導電性材料で構成されており、吐出電極5の配列ピッチPに対して半分のピッチL(=P/2)でX方向に配列されている。なお、対向電極21の形状、寸法や配列ピッチLについては任意であり、例えば記録装置1に要求される解像度などに応じて設定すればよい。
対向電極ブロック2は対向側電源部83と電気的に接続されている。より詳しくは、対向電極ブロック2の対向電極21は駆動電圧発生部84を介して対向側電源85の負電極と接続されている。駆動電圧発生部84は対向電極21と1対1で接続されており、制御部10の制御の下でCPU(Central Processing Unit)11により決定された負電位を対応する対向電極21に与える。
制御部10は、図1に示すように、種々の演算処理を行うCPU11と、装置各部を制御するためのプログラムや各種データ等を記憶するメモリ12と、キャリッジ移動機構7に対して種々の動作指令を与えてキャリッジ6の移動動作を制御するキャリッジ移動制御部13と、被記録体送り機構に対して種々の動作指令を与えて被記録体4の送り動作を制御する被記録体送り制御部14とを備えている。
メモリ12には、液滴の吐出動作を制御する吐出制御プログラムが予め記憶されており、当該吐出制御プログラムにしたがってCPU11が装置各部を次のように制御して画像データに対応する画像を被記録体4に形成する。すなわち、CPU11は装置1に与えられる画像データを解析して被記録体4に液滴LDを着弾させる目標位置のデータ(以下「着弾位置データ」という)を取得してメモリ12に一時的に記憶し、着弾位置データ取得部111として機能する。そして、被記録体送り制御部14により被記録体4を副走査方向Yに送り、印字先頭位置が対向電極ブロック2と液体噴射ヘッド3との間に送り込まれると、キャリッジ移動制御部13により液体噴射ヘッド3が主走査方向Xに移動される。この液体噴射ヘッド3の移動動作と同期してCPU11は各対向電極21に印加すべき電位を決定し、当該決定情報を各駆動電圧発生部84に与える。これにより、各駆動電圧発生部84は決定情報に対応する電位を対向電極21に印加し、吐出電極5と対向電極21との間に電位差を与えることで静電気力を発生させ、当該静電気力により吐出電極5から対向電極ブロック2に向けて帯電した液体を液滴状に吐出させて被記録体4に着弾させる。ここでは、図2を参照しつつ、一の吐出電極5(以下「吐出電極5A」という)から液体が被記録体4に吐出されて着弾位置データで示される目標位置に着弾される動作に絞って説明し本実施形態の特徴を明らかにする。
CPU11は、着弾位置データにしたがって吐出電極5Aから液滴LDを鉛直下方に吐出するのであるが、この吐出タイミングにおける吐出電極5Aと各対向電極21との距離(後で説明するL1、L2)を導出する。このようにCPU11は距離導出部112としての機能を有している。そして、例えば図2(a)に示すように、目標位置が対向電極21Aの直上であり、吐出電極5Aの鉛直下方に対向電極21Aが位置する場合、CPU11は当該対向電極21Aのみにパルス電圧を印加し、吐出電極5Aから対向電極21Aに向けて、つまり鉛直下方に向けて液滴LDを吐出させて被記録体4の表面に着弾させる。
一方、図2(b)に示すように、目標位置が対向電極21の直上でなく、吐出電極5Aが2つの対向電極21A、21Bの間に位置する場合、CPU11は、着弾位置データに基づいて対向電極21Aから吐出電極5Aの鉛直下方までの距離Laを導出し、さらに比(La:L−La)から対向電極21Aと吐出電極5Aとの距離L1および対向電極21Bと吐出電極5Aとの距離L2を導出する。そして、CPU11は、比(L1:L2)から対向電極21Aに印加する電圧VAと対向電極21Bに印加する電圧VBとを決定する。このようにCPU11は印加電圧決定部113として機能する。CPU11は対向電極21A、21Bにパルス電圧VA、VBをそれぞれ印加し、吐出電極5Aから吐出した液滴LDが鉛直下方で、かつ対向電極21A、21Bの間に向かって吐出させる。
ここで、対向電極21のピッチLの半分で液滴LDのドット列を被記録体4に形成するためには、次のように制御すればよい。つまり、対向電極21Aの直上に位置する被記録体4の表面位置に液滴LDのドットを形成した後、液体噴射ヘッド3が主走査方向Xにハーフピッチ(=L/2)だけ移動した時点で同一の電圧VA、VBを対向電極21A、21Bに印加すればよい。
以上のように、第1実施形態によれば、対向側電源部83の駆動電圧発生部84が各対向電極21に電圧を印加して吐出電極5との間で電位差を与えている。これによって、吐出電極5と対向電極21との間で静電気力が発生し、当該静電気力により吐出電極5から帯電した液体が吐出させられる。しかも、各対向電極21に印加する電圧は制御部10により制御され、吐出方向を制御している。このように構成された液体吐出技術を装備しており、対向電極21への電圧印加によって、単に吐出電極5から液体が吐出されるだけでなく、その吐出方向も制御することが可能となっている。したがって、吐出電極5からの液体の吐出方向を吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、広範囲で制御可能となっている。
また、第1実施形態では、このような技術的特徴を有する液体吐出技術を利用しているため、次のような作用効果が得られる。キャリッジ移動機構7により吐出電極5を主走査方向Xに移動させているため、吐出電極5と対向電極21との位置関係が変化する。しかしながら、第1実施形態では、各位置関係に基づいて対向側電源部83から各対向電極21に印加する電圧を変更して吐出電極5から吐出される液滴LDの吐出方向を鉛直下方に維持している。そして、液体噴射ヘッド3が対向電極21のピッチLの半分の距離を移動する毎に液滴LDを吐出させているので、高解像度の画像を記録することが可能となっている。つまり、対向電極21への印加電圧を制御しながら吐出電極5から鉛直直下に液滴LDを吐出して着弾させる方式(以下「ヘッド直下方式」という)により主走査方向Xに液滴LDを高解像度で着弾させている。なお、液滴LDの吐出タイミングを変更することで種々の解像度でドット列を形成することが可能となっており、解像度を柔軟に変更することが可能であるという作用効果も併せて有している。
さらに、ヘッド直下方式を採用して吐出電極5から吐出される液滴LDの吐出方向を鉛直下方に維持しているので、被記録体4の種類が異なり、仮に被記録体4の厚みが変動したとしても、着弾位置は一定である。したがって、被記録体4の種類を問わず高品質な記録が可能となっている。
このように、第1実施形態では、吐出側電源部81および対向側電源部83が本発明の「電源部」に相当している。また、キャリッジ移動機構7が本発明の「移動機構」として機能している。
<第2実施形態>
図3は本発明にかかる液体吐出装置の第2実施形態を装備した記録装置の部分拡大図である。この第2実施形態が第1実施形態と相違する点は、吐出電極5と対向電極21との位置関係に応じて液滴LDの吐出方向を異ならせている点である。つまり、第1実施形態では、液体噴射ヘッド3の移動によりハーフピッチ(=L/2)でドットを形成しているのに対し、第2実施形態では吐出方向の偏向によってハーフピッチ(=L/2)でドットを形成している。なお、その他の構成は基本的に同一である。そこで、相違点を中心に説明し、同一構成については、同一符号を付して構成説明を省略する。
この第2実施形態では、CPU11は吐出電極5Aと対向電極21A、21Bとの位置関係を導出し、その導出結果および着弾位置データに基づいて対向電極21A、21Bに印加する電圧を制御する。例えば図3(a)に示すように、吐出電極5Aの鉛直下方に対向電極21Aが位置する場合であっても、CPU11は、着弾位置データに基づき対向電極21Aから目標位置までの距離Lbを導出する。そして、CPU11は、対向電極21A、21Bの間の着弾位置の比(Lb:L−Lb)、ならびに対向電極21Aと吐出電極5Aとの距離L1および対向電極21Bと吐出電極5Aとの距離L2の比(L1:L2)から対向電極21A、21Bに対向電極21Aに印加する電圧VAと対向電極21Bに印加する電圧VBとを決定する。そして、CPU11は対向電極21A、21Bにパルス電圧VA、VBをそれぞれ印加し、吐出電極5Aから吐出した液滴LDの吐出方向を偏向させ、これによって液滴LDを対向電極21Aから(−X)方向に距離Lbだけ離れた被記録体4の表面に着弾させる。
また、図3(b)に示すように、吐出電極5Aの鉛直下方に対向電極21が位置しない、つまり吐出電極5Aが2つの対向電極21A、21Bの間に位置する場合、CPU11は、距離Lbを導出するとともに、吐出電極5Aと対向電極21A、21Bとの位置関係に基づいて距離L1、L2を導出する。そして、CPU11は、図3(a)の場合と同様に、電圧VA、VBとを決定し、対向電極21A、21Bにパルス電圧VA、VBをそれぞれ印加する。これによって、吐出電極5Aから吐出した液滴LDの吐出方向を偏向させ、これによって液滴LDを対向電極21Aから(−X)方向に距離Lbだけ離れた被記録体4の表面に着弾させる。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、各対向電極21に印加する電圧を制御部10により制御することで、吐出方向を制御しているので、吐出電極5からの液体の吐出方向を吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、広範囲で制御可能となっている。また、このような液体吐出技術を利用して第1実施形態と異なる方式で液滴LDの着弾位置を制御している。つまり、第2実施形態では、対向電極21への印加電圧を制御することで吐出方向を偏向して着弾させる方式(以下「偏向制御方式」という)を採用している。これによって、吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、優れた精度で液滴LDを被記録体4に着弾させることができる。しかも、対向電極21のピッチLの半分の解像度で画像を記録することが可能となっている。なお、偏向制御方式を採用した第2実施形態は、液滴LDの偏向方向を変更することで種々の解像度でドット列を形成することが可能となっており、解像度を柔軟に変更することが可能であるという作用効果も併せて有している。
<第3実施形態>
図4は本発明にかかる液体吐出装置の第3実施形態を装備した記録装置を示す図である。また、図5は図4に示す記録装置の部分拡大図である。この第3実施形態にかかる記録装置1は、第1実施形態の記録装置に印加電圧の補正機能を付加したものである。すなわち、図5に示すように各対向電極21と対向側電源85との間に誘導電流検知器86がそれぞれ介挿され、対向電極21毎に誘導電流を検知可能となっている。各誘導電流検知器86で検知される誘導電流の値を示す信号は制御部10に与えられる。そして、CPU11はメモリ12に予め記憶されている印加電圧の補正プログラムを読み出し、図6に示す印加電圧補正処理を実行する。なお、その他の構成は第1実施形態の各部と同一であるため、ここでは同一符号を付して構成説明を省略する。
図6は図4に示す記録装置で実行される印加電圧補正処理を示すフローチャートである。この記録装置1では、画像データが与えられると、CPU11が画像データを解析し、着弾位置データを取得してメモリ12に一時的に記憶するとともに、上記第1実施形態と同様にして対向電極21に電圧を印加して液滴LDの吐出方向を制御しながら液滴LDの吐出を開始する(ステップS1)。
液滴LDが被記録体4の表面に着弾すると、各対向電極21に誘導電流が流れる。各誘導電流検知器86は誘導電流を検知し、その値を示す信号を制御部10に伝送する(ステップS2)。これらの誘導電流値に基づきCPU11は着弾位置を算出する(ステップS3)。そして、CPU11は、メモリ12から着弾位置データを読み出し、当該着弾位置データで示される目標位置と着弾位置との誤差を求める。それに続いて、その誤差が一定未満であり、「誤差無」とCPU11が判定すると、印加電圧補正処理を終了する。一方、上記誤差が一定以上であり、「誤差有」と判定すると、誤差分だけ印加電圧を補正した(ステップS5)後、ステップS2に戻る。このように誤差が存在している間、ステップS2〜S5が繰り返されて着弾位置が目標位置に補正され、より高品質な画像が被記録体4に形成される。
このように、第3実施形態では、誘導電流検知器86が本発明の「検知部」に相当しており、CPU11が誘導電流検知器86により検知された誘導電流に基づいて液滴LDの着弾位置を求め、当該着弾位置と目標位置との誤差に基づいて各対向電極21に印加する電圧を補正する印加電圧補正部114として機能している。なお、上記した印加電圧補正技術については、第2実施形態や以下に説明する実施形態に対しても適用可能である。
<第4実施形態>
上記第1実施形態では、液体噴射ヘッド3の幅(主走査方向Xにおける長さ)は被記録体4の幅に対して短く、キャリッジ移動機構7により大きく主走査方向Xに往復移動させる必要がある。これに対し、液体噴射ヘッド3の幅を増大させることで往復移動距離を短縮することができる。例えば図7に示すように、被記録体4と同程度の幅を有する液体噴射ヘッド3を設けることで、液体噴射ヘッド3の往復移動距離を抑えることができる。以下、第4実施形態について、図7を参照しつつ説明する。
図7は本発明にかかる液体吐出装置の第4実施形態を装備した記録装置を示す図である。この第4実施形態では、液体噴射ヘッド3は被記録体4と同程度の幅を有しており、同図への図示を省略しているが、当該幅全体にわたって吐出電極が所定ピッチで一列に配置されている。この液体噴射ヘッド3は主走査方向Xに移動自在となっており、例えば図2(a)に示すように吐出電極5の鉛直下方に対向電極21が位置している状態をセンターポジションとしている。また、ヘッド移動制御部15により移動機構76が作動すると、対向電極21の配列ピッチLの半分の単位で、センターポジションから(+X)方向および(−X)方向に往復移動可能となっている。つまり、液体噴射ヘッド3はハーフピッチ(=L/2)単位で移動し、(+X)ポジション(図2(b)参照)、センターポジション(図2(a)参照)および(−X)ポジションに位置決めされる。
液体噴射ヘッド3が各ポジションに位置決めされた状態で第1実施形態と同様にヘッド直下方式で液滴LDが吐出されて被記録体4の表面に着弾される。このため、優れた精度で液滴LDを被記録体4に着弾させることができ、対向電極21のピッチLの半分の解像度で画像を記録することが可能となっている。また、各位置関係に基づいて対向側電源部83から各対向電極21に印加する電圧を変更して吐出電極5から吐出される液滴LDの吐出方向を鉛直下方に維持しているので、被記録体4の厚みを問わず高品質な記録が可能となっている。
<第5実施形態>
図8は本発明にかかる液体吐出装置の第5実施形態を装備した記録装置を示す図である。また、図9は、図8に示す記録装置の部分拡大図である。この第5実施形態が第4実施形態と大きく相違する点は、偏向制御方式で液体吐出を行っている、つまり液体噴射ヘッド3をセンターポジションに固定したまま、第2実施形態と同様に対向電極21への印加電圧を制御することで液滴LDの吐出方向を5方向に切り替えてハーフピッチでドット形成を行っている点である。なお、その他の構成は第4実施形態と同一であるため、同一符号を付して構成説明を省略する。
このように第5実施形態では、各対向電極21に印加する電圧を制御部10により制御することで、吐出方向を制御しているので、吐出電極5からの液体の吐出方向を吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、広範囲で制御可能となっている。また、このような液体吐出技術を記録装置1に適用しているため、吐出電極5と対向電極21との位置関係に制限されず、優れた精度で液滴LDを被記録体4に着弾させることができる。しかも、対向電極21のピッチLの半分の解像度で画像を記録することが可能となっている。
<第6実施形態>
上記第1実施形態(図2)および第4実施形態(図7)では、ヘッド直下方式により主走査方向Xに液滴を高解像度で着弾させている。また、上記第2実施形態(図3)およい第5実施形態(図9)では、偏向制御方式により主走査方向Xに液滴を高解像度で着弾させている。このような方式を用いて副走査方向Yについても液滴を高解像度で着弾させることが可能である。
図10は本発明にかかる液体吐出装置の第6実施形態を装備した記録装置を示す図である。また、図11は図10に示す記録装置の部分拡大図である。この第6実施形態では、対向電極ブロック2は被記録体4よりも大きな平面サイズを有する平板形状を有しており、被記録体4を水平姿勢で支持可能となっている。この対向電極ブロック2には、複数の対向電極21が所定のピッチLでXY方向に2次元的に配置されている。
この対向電極ブロック2の上方位置で、第4実施形態や第5実施形態と同様に、被記録体4と同程度の幅を有する液体噴射ヘッド3が副走査方向Yに移動自在に配置されている。液体噴射ヘッド3には副走査移動機構77が接続されており、ヘッド移動制御部15からの指令を受けて液体噴射ヘッド3を副走査方向Yに移動させる。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるため、同一構成については同一符号を付して構成説明を省略する。
第6実施形態では、図11(a)に示すように、ヘッド直下方式により副走査方向Yに液滴を着弾させている。すなわち、液体噴射ヘッド3を副走査方向Yに移動させながらも、吐出電極5と対向電極21との位置関係に基づいて対向側電源部83から各対向電極21に印加する電圧を変更して吐出電極5から吐出される液滴LDの吐出方向を鉛直下方に維持している。そして、液体噴射ヘッド3が副走査方向Yに一定ピッチ(同図(a)では、対向電極21のピッチLの半分)だけ移動する毎に、液滴LDを吐出させて被記録体4の表面に着弾させている。その結果、副走査方向Yにおいても高い解像度(対向電極21のピッチLの半分の解像度)で画像を記録することが可能となっている。
また、ヘッド直下方式の代わりに、偏向制御方式を用いてもよい。例えば図11(b)に示すように、液体噴射ヘッド3を一定ピッチP6で移動させる毎に、第2実施形態と同様に対向電極21への印加電圧を制御することで液滴LDの吐出方向を多段階(同図では3方向)に切り替えて被記録体4の表面に狭ピッチで着弾させている。その結果、副走査方向Yにおいても高い解像度で画像を記録することが可能となっている。
<第7実施形態>
上記した第6実施形態では、液体噴射ヘッド3を副走査方向Yに移動させながらヘッド直下方式または偏向制御方式により副走査方向Yに液滴を高解像度で着弾させているが、液体噴射ヘッド3を固定配置するとともに被記録体4を副走査方向Yに送り込んで副走査方向Yに液滴を高解像度で着弾させるように構成してもよい。
図12は本発明にかかる液体吐出装置の第7実施形態を装備した記録装置を示す図である。この記録装置1の対向電極ブロック2では、同図に示すように複数の対向電極21が副走査方向YにピッチLで配列されている。この点を除き、記録装置1の全体構成は第5実施形態(図8)と同一である。したがって、同一構成については同一符号を付して構成説明を省略する。
第7実施形態では、図12(a)に示すように、ヘッド直下方式により副走査方向Yに液滴を着弾させている。すなわち、被記録体送り制御部14により被記録体4を副走査方向Yに一定ピッチ(同図では対向電極21のピッチLの半分)だけ送り込む毎に、液滴LDを吐出させて被記録体4の表面に着弾させている。その結果、副走査方向Yにおいても高い解像度(対向電極21のピッチLの半分の解像度)で画像を記録することが可能となっている。
また、ヘッド直下方式の代わりに、偏向制御方式を用いてもよい。例えば図12(b)に示すように、被記録体送り制御部14により被記録体4を副走査方向Yに一定ピッチだけ送り込む毎に、第2実施形態と同様に対向電極21への印加電圧を制御することで液滴LDの吐出方向を多段階(同図では3方向)に切り替えて被記録体4の表面に狭ピッチで着弾させている。その結果、副走査方向Yにおいても高い解像度で画像を記録することが可能となっている。
なお、図12(a)、(b)に示す実施形態では直方体形状の対向電極ブロック2に複数の対向電極21を設けているが、この対向電極ブロック2の代わりに、図13に示すように対向電極ローラー20を設けてもよい。この対向電極ローラー20では、回転軸を中心に対向電極21が一定の回転角ピッチで放射状に配置されている。また、対向電極ローラー20に対し、被記録体4が巻き掛けられるとともに、書き掛け部分の上流側および下流側で押さえローラー22、22により対向電極ローラー20に押さ付けられている。そして、被記録体送り制御部14による被記録体4の送り込みにより対向電極ローラー20が従動回転する。したがって、被記録体4が対向電極ローラー20の表面に密接した状態で着弾処理が行われ、画像の記録をさらに良好に行うことが可能となっている。この対向電極ローラー20については、他の実施形態に対して適用してもよい。
<その他>
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、吐出電極5は内部に液体を貯留するとともに先端部に設けられた吐出口51から液滴LDを吐出するノズル構造を有しているが、吐出電極の構成はこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、先端が針状形状に仕上げられ対向電極21が用いられているが、対向電極21の形状はこれに限定されるものではなく、例えば対向電極21から吐出電極5に延びる曲面形状、例えば半球体面を複数個一体化したものを用いてもよい。これらの場合、対向電極21の頂部に電界が集中し、吐出方向をさらに精密に制御することができ、その結果、被記録体4への液滴LDの着弾位置精度をさらに向上させることができる。
また、上記実施形態では、対向電極21を露出させているが、対向電極21を絶縁膜で覆ってもよい。
さらに、上記実施形態では本発明にかかる液体吐出装置を記録装置1に適用しているが本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、例えば接着剤や潤滑剤等を高精度で塗布する装置、三次元立体造形装置、細胞配列を行う装置、人工臓器などを製造する装置などにも本発明を適用することができる。
1…記録装置、 2…対向電極ブロック、 3…液体噴射ヘッド、 4…被記録体、 5、5A…吐出電極、 10…制御部、 20…対向電極ローラー、 21、21A、21B…対向電極、 81…吐出側電源部、 83…対向側電源部、 84…駆動電圧発生部、 86…誘導電流検知器(検知部)

Claims (7)

  1. 吐出電極と、
    前記吐出電極から離間して配置される複数の対向電極と、
    前記吐出電極と前記対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により前記吐出電極から帯電した液体を吐出させる電源部と、
    前記電源部から各対向電極に印加する電圧を制御して前記吐出電極からの液体の吐出方向を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 複数の対向電極を吐出電極から離間して配置する第1工程と、
    前記吐出電極と前記対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により前記吐出電極から帯電した液体を吐出させる第2工程とを備え、
    前記第2工程では、各対向電極に印加する電圧を制御して前記吐出電極からの液体の吐出方向を制御することを特徴とする液体吐出方法。
  3. 吐出電極と、
    前記吐出電極から離間して配置される複数の対向電極と、
    前記吐出電極と前記対向電極との間に電位差を与えて静電気力を発生させ、当該静電気力により前記吐出電極から帯電した液体を吐出させる電源部と、
    前記電源部から各対向電極に印加する電圧を制御することで前記吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を制御して前記吐出電極と前記対向電極との間に配置される被記録体に前記液体を着弾させて記録する制御部と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  4. 前記複数の対向電極および前記被記録体に対して前記吐出電極を相対的に移動させる移動機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記移動機構による前記吐出電極の相対移動により前記吐出電極と前記複数の対向電極との位置関係が変化するのに応じて前記位置関係に基づいて前記電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して前記吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を一定に維持する請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記複数の対向電極および前記被記録体に対して前記吐出電極を相対的にステップ移動させる移動機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記移動機構により前記吐出電極を相対的にステップ移動させる毎に、ステップ移動後における前記吐出電極と前記複数の対向電極との位置関係を維持しながら前記電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して前記吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を多段階に偏向する請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記制御部は、前記吐出電極と前記複数の対向電極との位置関係を維持しながら前記電源部から各対向電極に印加する電圧を変更して前記吐出電極から吐出される帯電した液体の吐出方向を多段階に偏向する請求項3に記載の記録装置。
  7. 前記制御部は各対向電極に印加する電圧を設定して液体を前記被記録体上の目標位置に着弾させる請求項3ないし6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記吐出電極からの前記液体の吐出により各対向電極に流れる誘導電流を検知する検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記検知部により検知された誘導電流に基づいて前記液体の着弾位置を求め、当該着弾位置と前記目標位置との誤差に基づいて前記電源部から各対向電極に印加する電圧を補正する記録装置。
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