JP2005035210A - 帯電制御式インクジェットプリンタ - Google Patents

帯電制御式インクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005035210A
JP2005035210A JP2003275989A JP2003275989A JP2005035210A JP 2005035210 A JP2005035210 A JP 2005035210A JP 2003275989 A JP2003275989 A JP 2003275989A JP 2003275989 A JP2003275989 A JP 2003275989A JP 2005035210 A JP2005035210 A JP 2005035210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink particles
charged
landable
charging
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003275989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3780270B2 (ja
Inventor
Masahiro Uenishi
昌洋 上西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kishu Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kishu Giken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kishu Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Kishu Giken Kogyo Co Ltd
Priority to JP2003275989A priority Critical patent/JP3780270B2/ja
Publication of JP2005035210A publication Critical patent/JP2005035210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3780270B2 publication Critical patent/JP3780270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】より正確かつ高速に帯電インク粒子の帯電量を補正してきれいな印刷状態を安定して得ることができる帯電制御式インクジェットプリンタを提供することを目的としている。
【解決手段】着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子を噴射する直前までに噴射され、前記帯電対象インク粒子から設定基準個数内の着弾可能インク粒子のうちから、帯電される着弾可能インク粒子Aの個数aと、帯電対象インク粒子およびこの帯電対象インク粒子の直前で帯電される着弾可能インク粒子Aとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Bの個数bとを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、帯電対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された前記個数aおよび個数bに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、帯電制御式インクジェットプリンタに関する。
帯電制御式インクジェットプリンタは、たとえば、図8に示すように、ガン101とノズル102とを備える粒子発生手段100と、帯電手段としての帯電電極200,200と、偏向手段としての偏向電極300,300と、ガター400とを備え、印刷対象面に所定のドットパターンを形成するようになっている。
粒子発生手段100は、ノズル102の先端から噴射されるインク流にピエゾ素子等を用いて一定周波数の脈動を与えることによって噴射後に所定の粒径のインク粒子を発生させ、このインク粒子500をガター400方向に飛行させるようになっている。
このようにして飛行するインク粒子500の中には、帯電させることによって所定のドット着弾位置に着弾する着弾可能インク粒子が少なくとも含まれ、後述する間引きインク粒子も必要に応じて含まれている。
帯電電極200,200は、発生したインク粒子のうち着弾可能インク粒子が、2つの帯電電極200,200の間を通過する間に、予め記憶手段に記憶された印刷情報の各着弾可能インク粒子毎の帯電情報に従った帯電量に帯電させた帯電インク粒子を形成するようになっている。
偏向電極300,300は、帯電電極200,200間で帯電した帯電インク粒子を対面して設けられた偏向電極300,300間を通る間に偏向電極300,300間に形成された静電場によって帯電量に対応した偏向度合いで偏向させるようになっている。すなわち、偏向度合いを変えることによって、帯電インク粒子を印刷対象面の対応する着弾位置に着弾させて印刷対象面に所定のドットパターンを形成するようになっている。
ガター400は、印刷に必要がないため、帯電電極200,200間で帯電されることがない着弾可能インク粒子および間引きインク粒子が受けられるようになっている。
また、ガター400によって受けられたインクは、図示していないが、回収ポンプ(図示せず)によって回収されて再び印刷に用いられるようになっている。
なお、間引きインク粒子とは、帯電インク粒子間で相互に働くクーロン力や、印刷対象面に向って前を飛ぶ帯電インク粒子の疎密による空気抵抗の差を減少させて印刷の品位を向上させるため、着弾可能インク粒子と着弾可能インク粒子との間に設けられるインク粒子である。また、図8中、600は検知電極であって、帯電電極200,200間で帯電された帯電インク粒子の電荷を検知して帯電が正常に行われているか、インク粒子の生成が正常に行われているかを検査するようになっている。
しかし、上記のように間引きインク粒子によって帯電インク粒子間で相互に働くクーロン力や、印刷対象面に向って前を飛ぶ帯電インク粒子の疎密による空気抵抗の差を緩和する方法の場合、十分な効果を発揮させるためには、帯電インク粒子と帯電インク粒子との間にできるだけ多くの間引きインク粒子を介在させるようにすればよいのであるが、間引きインク粒子の数が増えると、それだけ印字にようする時間がかかり、印刷スピードの点で問題が発生する。
したがって、印刷スピードを考慮すると、印字パターンによっては、帯電インク粒子が目標からずれて印刷対象面に着弾し、きれいに印字できない場合もあった。
たとえば、図9に示す、従来の帯電制御式インクジェットプリンタで、まず縦3行の文字を32ドットで印字したのち、途中で縦2行の文字を16ドットで印字するようにした印字例を参考にして説明すると、この例では、図9中、矢印X部分の「0」の文字を構成するドットのうち、下側の「K」の文字の縦棒の直上に位置するドットの位置が、横のドットより下側にずれ、矢印Y部分の「D」の左端の縦棒部分の最下端のドットが下側にずれている。
上記「0」の文字のずれの原因は、「0」の文字の下側に「K」の文字が印字されているためである。すなわち、印字は、図10(a)に示すように、「K」の文字の縦棒部分を下側のD1〜D7のドット順で印刷したのち、「0」の文字の縦棒部分の直上のドットD8を印刷するようになっている。したがって、D8を印刷する帯電インク粒子の前方に、D1〜D7を印刷する7個の帯電インク粒子が印刷対象面に向かって飛行しており、これらの帯電インク粒子によってD8のドットを印刷する帯電インク粒子にかかる空気抵抗が少なくなり、その結果、D8のドットを印刷する帯電インク粒子の空気抵抗による速度低下が少なく、結果として基準設定速度より飛行速度が速くなり、偏向が十分になされない状態で印刷対象面に着弾するためである。
一方、「D」の文字のずれの原因は、図10(b)に示すように、「D」の縦棒部分は、D1〜D7順に印刷されるので、D1のドットを印刷する帯電インク粒子の後方からD2〜D7のドットを印刷する帯電インク粒子が印刷対象面に向かってつぎつぎに飛行してくるため、後方にならぶ帯電インク粒子から受けるクーロン力によって、D1のドットを印刷する帯電インク粒子が印刷対象面方向に押されその飛行速度が速くなり、偏向が十分になされない状態で印刷対象面に着弾するためである。
また、縦ドット数や文字高さが変更になった場合においても、前後を飛行する帯電インク粒子間の間隔が異なることによって帯電インク粒子にかかるクーロン力や空気抵抗も変化し、着弾位置がずれるという不具合が発生する。
そこで、上記対象とする着弾可能インク粒子の前後を飛行する着弾可能インク粒子の帯電量(非帯電状態を含む)から着弾可能インク粒子に印加する電圧を補正してできるだけ、予定着弾位置からすれないようにする方法が既に提案されている(たとえば、特許文献1等参照)。
しかし、上記方法を用いた場合、前後を飛行する多数の帯電インクの帯電量をサーチして補正帯電量を演算しなければ、正確な補正帯電量を得ることができない。
すなわち、正確な補正帯電量を得るには、多数の帯電インク粒子のデータ演算を行わなければならず、演算に時間がかかりすぎるという問題がある。
特開平10−86384号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、より正確かつ高速に帯電インク粒子の帯電量を補正してきれいな印刷状態を安定して得ることができる帯電制御式インクジェットプリンタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタは、帯電させることによって所定のドット着弾位置に着弾する着弾可能インク粒子を少なくとも含むインク粒子を連続的に噴射する粒子発生手段と、粒子発生手段から噴射された着弾可能インク粒子を、予め記憶手段に記憶された印刷情報の各着弾可能インク粒子毎の帯電情報に従った帯電量に帯電させる帯電手段と、帯電された帯電インク粒子を偏向させる偏向手段とを備え、印刷対象面に所定のドットパターンを形成するインクジェットプリンタにおいて、前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子を噴射する直前までに噴射され、前記帯電対象インク粒子から設定基準個数内の着弾可能インク粒子のうちから、帯電される着弾可能インク粒子Aの個数aと、帯電対象インク粒子およびこの帯電対象インク粒子の直前で帯電される着弾可能インク粒子Aとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Bの個数bとを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、帯電対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された前記個数aおよび個数bに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていること、
あるいは、前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子を噴射した直後に噴射される前記帯電対象インク粒子から設定基準個数内の着弾可能インク粒子のうちから、帯電される着弾可能インク粒子Cの個数cと、前記帯電対象インク粒子およびこの帯電対象インク粒子の直後に帯電される着弾可能インク粒子Cの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Dの個数dとを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、帯電対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された個数cおよび個数dに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていること、
あるいは、前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる対象インク粒子が印字しようとする文字の縦ドット数および文字高さを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された文字の縦ドット数および文字高さに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることを特徴としている。
また、本発明の帯電制御式インクジェットプリンタにおいては、インク粒子が、着弾可能インク粒子と、その前後に噴射される着弾可能インク粒子との間に存在する間引きインク粒子とからなり、間引きインク粒子の個数に応じて記憶手段に予め記憶された補正データに基づいて帯電インク粒子の帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることが好ましい。
本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタは、以上のように構成されているので、より正確かつ高速に帯電インク粒子の帯電量を補正してきれいな印刷状態を安定して得ることができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、この帯電制御式インクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とのみ記す)1aは、従来のプリンタと同様に、ガン21およびノズル22からなるインク粒子発生手段2と、帯電手段としての帯電電極3,3と、検知電極4,4と、偏向電極5,5とからなる印字ヘッド機構6と、制御部7とを備えている。
制御部7は、メインメモリ71と、メインCPU(中央演算処理装置)72と、印刷制御CPU73と、デジタル−アナログ変換部74と、増幅部75とを備えている。
そして、メインCPU72は、メインメモリ71に記憶された印字データと、この印字データの縦ドット数データ、間引き数データおよび文字高さ設定データ等の印刷情報を読み出し、読み出された印刷情報から、図2に示すように、着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子Pを噴射する直前までに噴射され、帯電対象インク粒子Pから設定基準個数(この実施形態では8個であるが、少なくとも3個以上であればよい)の着弾可能インク粒子A,Bのうちから、帯電される着弾可能インク粒子Aの個数a(図2(a)の場合は3個、図2(b)の場合は2個)と、帯電対象インク粒子Pおよびこの帯電対象インク粒子Pの直前で帯電される着弾可能インク粒子Aとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Bの個数b(図2(a)の場合は0個、図2(b)の場合は2個)とを検出する。
一方、印刷制御CPU73では、予め経験的に求められ、印刷制御CPU73に予め記憶された帯電電圧補正テーブルT1に基づいて、図2(a)の場合であれば、a=3,b=0に対応する帯電電圧補正値、図2(b)の場合であれば、a=2,b=2に対応する帯電電圧補正値を決定し、帯電対象インク粒子Pが帯電電極3,3間を通過する間に帯電電圧補正値通り補正した電圧をかけて補正された帯電量を有する帯電インク粒子とするようになっている。
なお、帯電電圧補正テーブルT1は、具体的には、補正が偏向量不足を補正するようになっているから、基準帯電電圧に対し、帯電対象インク粒子と着弾可能インク粒子Aとの間の着弾可能インク粒子Bの個数bが少ない、すなわち、帯電対象インク粒子と着弾可能インク粒子Aとの間隔が少ない程、帯電電圧を高くする。また、個数aが多い程帯電電圧を高くするように、増加させる比率を2次元のテーブルで作成される。
以上のように、このプリンタ1aは、個数aと個数bの2つのパラメータに基づいて予め定められた帯電電圧補正テーブルT1を用いて帯電インク粒子の帯電量を補正するようにしたので、着弾可能インク粒子を所定の着弾ドット位置に着弾するように、より正確にかつ高速に補正することができる。
図3は、本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第2の実施の形態をあらわしている。
図3に示すように、この帯電制御式インクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とのみ記す)1bは、以下の構成以外は、上記プリンタ1aと同様になっている。
すなわち、このプリンタ1bは、メインCPU72が、メインメモリ71に記憶された印字データと、この印字データの縦ドット数データ、間引き数データおよび文字高さ設定データ等の印刷情報を読み出し、読み出された印刷情報から、図4に示すように、着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子Pが噴射された直後から噴射される設定基準個数(この実施形態では8個であるが、少なくとも3個以上であればよい)の着弾可能インク粒子C,Dのうちから、帯電される着弾可能インク粒子Cの個数c(図4(a)の場合は7個,図4(b)の場合は2個)と、帯電対象インク粒子Pおよびこの帯電対象インク粒子Pの直後に帯電される着弾可能インク粒子Cとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Dの個数d(図4(a)の場合は0個、図4(b)の場合は3個)とを検出する。
そして、印刷制御CPU73では、予め経験的に求められ、印刷制御CPU73に予め記憶された帯電電圧補正テーブルT2に基づいて、図4(a)の場合であれば、c=7,d=0に対応する帯電電圧補正値、図4(b)の場合であれば、c=2,d=3に対応する帯電電圧補正値を決定し、帯電対象インク粒子Pが帯電電極3,3間を通過する間に帯電電圧補正値通り補正した電圧をかけて補正された帯電量を有する帯電インク粒子Pとするようになっている。
なお、帯電電圧補正テーブルT2は、具体的には、補正が偏向量不足を補正するようになっているから、基準帯電電圧に対し、帯電対象インク粒子と着弾可能インク粒子Cとの間の着弾可能インク粒子Dの個数dが少ない、すなわち、帯電対象インク粒子と着弾可能インク粒子Cとの間隔が少ない程、帯電電圧を高くする。また、個数cが多い程帯電電圧を高くするように、増加させる比率を2次元のテーブルで作成される。
以上のように、このプリンタ1bは、個数cと個数dの2つのパラメータに基づいて予め定められた帯電電圧補正テーブルT2を用いて帯電インク粒子の帯電量を補正するよう.にしたので、着弾可能インク粒子を所定の着弾ドット位置に着弾するように、より正確にかつ高速に補正することができる。
図5は、本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第3の実施の形態をあらわしている。
図5に示すように、この帯電制御式インクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とのみ記す)1cは、以下の構成以外は、上記プリンタ1aと同様になっている。
すなわち、このプリンタ1cは、メインCPU72が、メインメモリ71に記憶された印字データと、この印字データの縦ドット数データと、文字高さ設定データ等の印刷情報を読み出す。
そして、印刷制御CPU73では、印刷制御CPU73に予め記憶された縦ドット数および文字高さに応じて予め経験的に求められた帯電電圧補正テーブルT3に基づいて、各文字の各ドットに対応する帯電インク粒子毎の帯電電圧補正値を決定し、帯電対象インク粒子Pが帯電電極3,3間を通過する間に帯電電圧補正値通り補正した電圧をかけて補正された帯電量を有する帯電インク粒子とするようになっている。
なお、帯電電圧補正テーブルT3は、具体的には、空気抵抗やクーロン力に対する補正量を、縦ドット数が多いほど大きくし、文字高さが高い程小さくするように多次元化して作成されるようになっている。
以上のように、このプリンタ1cは、縦ドット数および文字高さ設定によって予め経験的に求められた帯電電圧補正テーブルT3に基づいて各帯電インク粒子の帯電量を決定するようになっているので、より適切な補正で印字品位を向上させることができる。
図6は、本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第4の実施の形態をあらわしている。
図6に示すように、この帯電制御式インクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とのみ記す)1dは、以下の構成以外は、上記プリンタ1aと同様になっている。
すなわち、このプリンタ1dは、メインCPU72が、メインメモリ71に記憶された印字データと、この印字データの縦ドット数データ、間引き数データおよび文字高さ設定データ等の印刷情報を読み出し、読み出された印刷情報から、図2に示すように、着弾可能インク粒子のうちの帯電させる帯電対象インク粒子Pを噴射する直前までに噴射され、帯電対象インク粒子Pから設定基準個数(この実施形態では8個であるが、少なくとも3個以上であればよい)の着弾可能インク粒子A,Bのうちから、帯電される着弾可能インク粒子Aの個数a(図2(a)の場合は3個、図2(b)の場合は2個)と、帯電対象インク粒子Pおよびこの帯電対象インク粒子Pの直前で帯電される着弾可能インク粒子Aとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Bの個数b(図2(a)の場合は0個、図2(b)の場合は2個)とを検出するとともに、図7に示すように、各着弾可能インク粒子A(B)間に間引きインク粒子Eの個数eを検出する。
そして、印刷制御CPU73では、予め経験的に求められ、印刷制御CPU73に予め記憶された帯電電圧補正テーブルT4に基づいて、個数aと個数bと個数eとに対応する帯電電圧補正値を決定し、帯電対象インク粒子Pが帯電電極3,3間を通過する間に帯電電圧補正値通り補正した電圧をかけて補正された帯電量を有する帯電インク粒子とするようになっている。
なお、帯電電圧補正テーブルT4は、間引きインク粒子Eの数が多くなるほど空気抵抗やクーロン力に対する補正量を小さくするように多次元化して作成される。
以上のように、このプリンタ1dは、個数a,個数bの2つのパラメータに、間引きインク粒子Eの個数eをパラメータとして加えた帯電電圧補正テーブルT4を予め作成し、この帯電電圧補正テーブルT4を用いて対応する帯電インク粒子の帯電量を補正するようにしたので、帯電インク粒子をより正確に目的とする着弾位置に着弾させてずれのないきれいな印刷状態を得ることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、すべてパラメータを組み合わせで多次元テーブルを作成するようにしても構わない。
また、上記の実施の形態では、帯電量の補正を印刷制御CPUによってソフト的に処理しているが、一部あるいはすべてをハードウェアで行うようにしても構わない。
本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第1の実施の形態を模式的にあらわす模式図である。 図1のプリンタを用いた着弾可能インク粒子の偏向電極部分での飛行パターンの1例を模式的にあらわす模式図である。 本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第2の実施の形態を模式的にあらわす模式図である。 図3のプリンタを用いた着弾可能インク粒子の偏向電極部分での飛行パターンの1例を模式的にあらわす模式図である。 本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第3の実施の形態を模式的にあらわす模式図である。 本発明にかかる帯電制御式インクジェットプリンタの第4の実施の形態を模式的にあらわす模式図である。 間引きインク粒子の飛行パターンの1例を模式的にあらわす模式図である。 従来の帯電制御式インクジェットプリンタの1例を模式的にあらわす模式図である。 従来の帯電制御式インクジェットプリンタの印字パターンの1例をあらわす図である。 図9の印字パターンのドットのずれを説明する図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d 帯電制御式インクジェットプリンタ
2 粒子発生手段
3 帯電電極(帯電手段)
5 偏向電極(偏向手段)
7 制御部
A,C 帯電される着弾可能インク粒子
B,D 非帯電の着弾可能インク粒子
P 帯電対象インク粒子

Claims (4)

  1. 帯電させることによって所定のドット着弾位置に着弾する着弾可能インク粒子を少なくとも含むインク粒子を連続的に噴射する粒子発生手段と、粒子発生手段から噴射された着弾可能インク粒子を、予め記憶手段に記憶された印刷情報の各着弾可能インク粒子毎の帯電情報に従った帯電量に帯電させる帯電手段と、帯電された帯電インク粒子を偏向させる偏向手段とを備え、印刷対象面に所定のドットパターンを形成するインクジェットプリンタにおいて、
    前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる対象インク粒子を噴射する直前までに噴射され、前記対象インク粒子から設定基準個数内の着弾可能インク粒子のうちから、帯電される着弾可能インク粒子Aの個数aと、帯電対象インク粒子およびこの対象インク粒子の直前で帯電される着弾可能インク粒子Aとの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Bの個数bとを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された前記個数aおよび個数bに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることを特徴とする帯電制御式インクジェットプリンタ。
  2. 帯電させることによって所定のドット着弾位置に着弾する着弾可能インク粒子を少なくとも含むインク粒子を連続的に噴射する粒子発生手段と、粒子発生手段から噴射された着弾可能インク粒子を、予め記憶手段に記憶された印刷情報の各着弾可能インク粒子毎の帯電情報に従った帯電量に帯電させる帯電手段と、帯電された帯電インク粒子を偏向させる偏向手段とを備え、印刷対象面に所定のドットパターンを形成するインクジェットプリンタにおいて、
    前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる対象インク粒子を噴射した直後に噴射される前記対象インク粒子から設定基準個数内の着弾可能インク粒子のうちから、帯電される着弾可能インク粒子Cの個数cと、前記対象インク粒子およびこの対象インク粒子の直後に帯電される着弾可能インク粒子Cの間に存在する帯電されない非帯電の着弾可能インク粒子Dの個数dとを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された個数cおよび個数dに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることを特徴とする帯電制御式インクジェットプリンタ。
  3. 帯電させることによって所定のドット着弾位置に着弾する着弾可能インク粒子を少なくとも含むインク粒子を連続的に噴射する粒子発生手段と、粒子発生手段から噴射された着弾可能インク粒子を、予め記憶手段に記憶された印刷情報の各着弾可能インク粒子毎の帯電情報に従った帯電量に帯電させる帯電手段と、帯電された帯電インク粒子を偏向させる偏向手段とを備え、印刷対象面に所定のドットパターンを形成するインクジェットプリンタにおいて、
    前記着弾可能インク粒子のうちの帯電させる対象インク粒子が印字しようとする文字の縦ドット数および文字高さを、記憶手段に記憶された印刷情報から読み取り、対象インク粒子の帯電情報を記憶手段に予め記憶された文字の縦ドット数および文字高さに対応した補正データに基づいて帯電量を補正する帯電量補正手段を備えていることを特徴とする帯電制御式インクジェットプリンタ。
  4. インク粒子が、着弾可能インク粒子と、その前後に噴射される着弾可能インク粒子との間に存在する間引きインク粒子とからなり、間引きインク粒子の個数に応じて記憶手段に予め記憶された補正データに基づいて帯電インク粒子の帯電量を補正する帯電量補正手段を備えている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の帯電制御式インクジェットプリンタ。
JP2003275989A 2003-07-17 2003-07-17 帯電制御式インクジェットプリンタ Expired - Lifetime JP3780270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275989A JP3780270B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 帯電制御式インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275989A JP3780270B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 帯電制御式インクジェットプリンタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000481A Division JP2006111024A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 帯電制御式インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005035210A true JP2005035210A (ja) 2005-02-10
JP3780270B2 JP3780270B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=34212452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275989A Expired - Lifetime JP3780270B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 帯電制御式インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3780270B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014014010A1 (ja) 2012-07-20 2014-01-23 大塚製薬株式会社 表面にインクの乾燥皮膜を有する錠剤、及びインクジェットプリンタ用インク
US8819780B2 (en) 2007-08-23 2014-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing system, information processing apparatus, and information processing method
JP2019123117A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8819780B2 (en) 2007-08-23 2014-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing system, information processing apparatus, and information processing method
WO2014014010A1 (ja) 2012-07-20 2014-01-23 大塚製薬株式会社 表面にインクの乾燥皮膜を有する錠剤、及びインクジェットプリンタ用インク
JP2019123117A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置
JP7154766B2 (ja) 2018-01-15 2022-10-18 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3780270B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8740359B2 (en) Continuous inkjet printing system and method for producing selective deflection of droplets formed from two different break off lengths
JP2008074105A (ja) 可変の滴容量でインキ滴を形成する方法および装置
US8919934B2 (en) Inkjet recording apparatus
CN102470669B (zh) 喷墨记录装置和打印头
JP2015523929A (ja) 可変液滴体積連続液体噴流印刷
JP2005515918A (ja) 収束軸線を有するツインノズルを具備するプリントヘッド及びこのプリントヘッドを装備したプリンタ
JP6058938B2 (ja) インクジェット記録装置及び印字制御方法
JPS5842468A (ja) インクジエツト装置
US8646883B2 (en) Drop placement error reduction in electrostatic printer
JP3780270B2 (ja) 帯電制御式インクジェットプリンタ
JP2003291373A (ja) インクジェット記録装置
KR101616654B1 (ko) 잉크젯 장치를 위한 균질한 잉크를 얻는 방법 및 장치
JP2006111024A (ja) 帯電制御式インクジェットプリンタ
US6702418B2 (en) Ink jet recording device capable of detecting defective nozzle with high signal-to-noise ratio
US6508537B2 (en) Ink jet recording device capable of controlling impact positions of ink droplets in electrical manner
JP4553391B2 (ja) 連続式インクジェットプリンタ
JP2012162036A (ja) インクジェット記録装置
JP6117175B2 (ja) 画像およびプリントヘッドの制御
JP7058157B6 (ja) インクジェット記録装置
WO2022168421A1 (ja) インクジェット記録装置
US20060055747A1 (en) Method and apparatus for forming and charging fluid droplets
JP2000233503A (ja) インクジェット記録装置
US8646882B2 (en) Drop placement error reduction in electrostatic printer
JP2024011238A (ja) インクジェット記録装置
JPH05193139A (ja) インクジェット印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3780270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term