JP7020856B2 - 外壁構造、外壁構造の施工方法及びこれらに用いられる規制部材 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態の外壁構造1を示す斜視図である。図1に示すように、外壁構造1は、サイディング2と、キャップ部材3と、出隅部4と、規制部材5と、シーリング材6と、を有する。
サイディング2は、略長方形に形成され、所定厚みを有する。サイディング2は、その外表面2aに上下方向に延びる凹部21及び凸部22を有し、凹部21及び凸部22は、サイディング2の幅方向に沿って交互に並んで配置される。
サイディング2は、例えば、外表面2aはガリバリウム鋼板で、裏面2bはアルミ材で形成され、外表面2a及び裏面2bの間にウレタンが配置されている。
図3は、キャップ部材3の分解断面図である。図2及び図3に示すように、キャップ部材3は、一対の延出部31と、固定部32と、を有する。
係合部313の遠位端側には、頂部310から第一延出部311及び第二延出部312それぞれの折り返した端部までの長さの半分程度の位置から、さらに外側に向かうように屈曲する屈曲部310aが設けられる。
中央部322aと延出部係合部322bの間、中央部322aと延出部係合部322cの間それぞれに、延出部31の係合部313が挿入されて係合する。詳細には、係合部313は、一枚の金属製の板を折り返して形成されているため、係合部313の先端には外側に開こうとする力がかかっており、係合部が中央部322aと延出部係合部322b、322cの間に挿入されることで、延出部係合部322b、322cの内面を押圧するようにして係合する。延出部係合部322b、322cの先端に凸部323が形成されているので、滑って外れることが防止されるようになっている。
取付部51は、規制部材5を構成する板状の部材を所定幅重ね合わせるように折り畳んだ部分である。取付部51は、板状の部材を折り畳むことによって形成される開口51aと、開口51aと反対側の屈曲端51bとを有する。取付部51は、開口51aの間に、規制部材係合部322d、322eそれぞれを挟んで係合させることでキャップ部材3の固定部32に取り付けられる。
まず、上下方向に延びる凹部21及び凸部22が交互に並んで配置される複数のサイディング2を、建物の外壁に沿って並べ、配置する(配置工程S1)。そして、サイディング2を釘等で固定して取り付けていく。サイディング2が建物の角まで到達したら、出隅部4に接するサイディング2の端部を出隅部4の位置に合わせ、余った部分を切断する(切断工程S2)。
本実施形態では、外表面2aにおいて上下方向にそれぞれ延びる凹部21及び凸部22が交互に並んで配置される複数のサイディング2と、2つの前記サイディングの外表面2aが出合うことで形成される出隅部4を覆うキャップ部材3と、を備える外壁構造1を、キャップ部材3が、キャップ部材3を外壁に固定するための固定部32と、固定部32から2つのサイディング2の外表面2aに沿って延出する一対の延出部31と、を含むように構成した。また、出隅部4を構成する両方又は一方のサイディング2の端部には凹部21を配置した。また、出隅部4における凹部21を覆う延出部31と凹部21との間に、延出部31が凹部21側に変形移動するのを規制する規制部材5を設けた。
これにより、出隅部4におけるサイディング2の端部に、凹部21が位置した場合に、キャップ部材3が、凹部21側に傾こうとしても、規制部材5の規制面53に規制されるため、傾きにくい。よって、キャップ部材3の延出部31が、出隅部4におけるサイディング2の一方及び他方に均等に延出し、キャップ部材3の設置された姿勢を維持することができる。また、キャップ部材3がサイディング2の凹部21にかかっても、傾きにくくすることができるため、キャップ部材3の見付け方向の寸法を短くすることが可能になり、キャップ部材3が目立ちにくく、外壁構造1の意匠性が向上する。
これにより、上記と同様の効果を奏することができる。また、切断工程S2の後で、サイディング2の切断部の形状に応じて、必要な場合に規制部材5を取り付けることができるので、効率的にキャップ部材3の傾きを防止することができ、作業性が向上する。
例えば、上記実施形態では、サイディング2は、金属サイディングであるが、これに限られない。外表面2aに凹部21及び凸部22が並んで配置されるものであれば、窯業サイディングであってもよく、その他のパネルであってもよい。
2 サイディング
2a 外表面
3 キャップ部材
4 出隅部
5 規制部材
21 凹部
22 凸部
31 延出部
32 固定部
51 取付部
53 規制面
Claims (6)
- 外表面において上下方向にそれぞれ延びる凹部及び凸部が交互に並んで配置される複数のサイディングと、
2つの前記サイディングの外表面が出合うことで形成される出隅部を覆うキャップ部材と、を備える外壁構造であって、
前記キャップ部材は、該キャップ部材を外壁に固定するための固定部と、該固定部から前記2つのサイディングの外表面に沿って延出する一対の延出部と、を有し、
前記出隅部を構成する両方又は一方の前記サイディングの端部には前記凹部が配置され、
前記出隅部における前記凹部を覆う前記延出部と該凹部との間には、該延出部が該凹部側に変形移動するのを規制する規制部材が設けられる外壁構造。 - 前記規制部材は、先端側に向かうほど外側に傾斜している請求項1に記載の外壁構造。
- 前記出隅部を構成する一方の前記サイディングの端部には前記凹部が配置され、前記出隅部を構成する他方の前記サイディングの端部には前記凸部が配置される請求項1又は2に記載の外壁構造。
- 外表面において上下方向にそれぞれ延びる凹部及び凸部が交互に並んで配置される複数のサイディングと、2つの前記サイディングの外表面が出合うことで形成される出隅部を覆うキャップ部材と、を備える外壁構造の施工方法であって、
前記キャップ部材は、該キャップ部材を建物の外壁に固定するための固定部及び前記2つのサイディングの前記外表面に沿って延出する一対の延出部を有し、
前記複数のサイディングを前記外壁に沿って配置する配置工程と、
前記出隅部に接するサイディングの端部を、前記出隅部の位置に合わせて切断する切断工程と、
前記固定部を、前記2つのサイディングと前記外壁との間に配置して固定する固定工程と、
前記切断工程の後、前記出隅部を構成する両方又は一方のサイディングの端部に前記凹部が配置された場合に、前記キャップ部材の前記延出部が前記凹部側に変形移動するのを規制する規制部材を、前記固定部に取り付ける規制部材取付工程と、を有する、外壁構造の施工方法。 - 前記規制部材は、
2つのサイディングの外表面が出合うことで形成される出隅部を覆うキャップ部材の変形移動を規制し、
前記キャップ部材における前記出隅部を覆うように延出する一対の延出部の内側面に当接可能に延びる規制面を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の外壁構造。 - 前記規制面は、先端側に向かうほど外側に傾斜し、
前記キャップ部材に取り付けられる取付部と、
前記取付部から延びて前記規制面及び前記取付部を接続する取付延出部と、をさらに備える請求項5に記載の外壁構造。
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