JP2016194192A - 外壁部材の防水部材 - Google Patents

外壁部材の防水部材 Download PDF

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Abstract

【課題】防水性をより一層向上することができる外壁部材の防水部材を提供すること。【解決手段】本体部12と、シール部22と、から防水部材1を構成する。本体部12は、長尺状のばね鋼鋼材(SUP材)を折曲加工することによって、基板部13と、傾斜した一対の弾性部14と、一対のフランジ部15と、からなる長手方向に垂直な方向の断面形状がハット形に構成される。シール部22は、一対のフランジ部15に取り付けられる。そして、基板部13の取付面13aから一対のシール部22の当接面22aまでの寸法(高さh)が、胴縁52と外壁パネル32および出隅材34との間の寸法(隙間CL)よりも若干大きくなるように設定する。これにより、外壁パネル32および出隅材34を胴縁52に留め付けた際に、一対の弾性部14が弾性変形を生じ、当該弾性変形による復元力によって一対のシール部22が外壁パネル32および出隅材34の裏面に付勢される。【選択図】図4

Description

本発明は、外壁部材同士の接合部から浸入する水が、建物の構造躯体に縦材と接触することを防止するための外壁部材の防水部材に関する。
特許文献1には、外壁部材同士の接合部のうち鉛直方向に沿う接合部から浸入した水が当該外壁部材を支持する主柱や間柱、隅柱、胴縁などの下地部材に接触することを防止するように構成された外壁部材の防水部材が記載されている。当該防水部材は、下地部材に取り付け固定される基板部と、基板部に取り付けられた防水材と、から構成されている。防水材は、基板部が下地部材に取り付け固定された際に、接合部を挟んで左右両側の外壁部材の裏面に当接するように構成されている。
当該防水部材によれば、コーキング材を用いることなく接合部から浸入した水の下地部材への接触を防止することができる。これにより、経年劣化したコーキング材の補修や更新等が不要となる。
特開2003−328529号公報
ところで、上述した防水部材では、防水材が外壁部材の裏面に当接する構成であるため、露出するコーキング材に比べて経年劣化が生じ難いものの、長期間使用されることによって当該防水材にも少なからず経年劣化が生じる。このため、上述した防水部材においても、防水性という点において、なお改良の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、防水性をより一層向上することができ、接合部から浸入した水が外壁部材の内側に配設される部材に接することを良好に防止することを目的の一つとする。
本発明の外壁部材の防水部材は、上述の目的を達成するために以下の手段を採用した。
本発明に係る外壁部材の防水部材の好ましい形態によれば、長尺状に構成されると共に隣接する外壁部材の接合部に長手方向が沿うように外壁部材の内側に配設される部材に取り付けられるように構成された基板部と、接合部を構成する二つの外壁部材の各裏面に当接するように構成された当接部と、基板部と当接部とを接続すると共に当接部部を外壁部材の裏面に弾性的に付勢する弾性部と、を備えている。ここで、本発明における「外壁部材の内側に配設される部材」とは、典型的には、主柱や間柱、隅柱が該当するが、主柱や間柱、隅柱に取り付け固定された胴縁を含む概念である。
本発明によれば、当接部が弾性部によって弾性的に付勢された状態で外壁部材の裏面に当接される構成であるため、当接部に経年劣化が生じても当接部の外壁部材への当接を良好に維持することができる。これにより、外壁部材の接合部における防水性をより一層向上することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、基板部は、外壁部材の内側に配設される部材に取り付けられる取付部を有している。弾性部は、基板部から延びる両側端部を基板部に対して傾斜状に同じ方向に折り曲げ加工することにより構成されている。そして、基板部から当接部が外壁部材の裏面と当接する部分までの寸法が、外壁部材の内側に配設される部材と外壁部材の裏面との間の寸法よりも大きくなるように設定されている。ここで、本発明における「基板部から延びる両側端部」とは、基板部の長手方向に沿う両側端部が該当する。また、本発明における「折り曲げ加工する」態様としては、基板部から延びる両側端部を互いに近づく方向に折り曲げ加工する態様や、互いに遠ざかる方向に折り曲げ加工する態様が考えられる。
本形態によれば、基板部から延びる両側端部を折り曲げ加工して、基板部から当接部が外壁部材の裏面と当接するまでの寸法が外壁部材の内側に配設される部材と外壁部材の裏面との間の寸法よりも大きくなるように設定するのみの構成であるため、当接部を外壁部材の裏面に弾性的に当接する構成を簡易に確保することができる。また、弾性部によって当接部と外壁部材の裏面との距離を小さくすることができるため、例えば、当接部にシール部を設ける構成の場合に、当該シール部の薄型化を図ることができる。これにより、比較的コストが高い防水材の使用量を抑えることができ、コスト低減に寄与することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、弾性部は、基板部の長手方向に垂直な断面における断面形状が略V字状となるように基板部の両側端部を折り曲げ加工することにより構成されている。本形態によれば、基板部を略V字状に折り曲げるのみであるため、より一層簡易に弾性部を確保することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、弾性部は、基板部の両側端部を基板部に対して傾斜状に複数回折り曲げ加工することにより構成されている。
本形態によれば、外壁部材が当接部に当接した状態で外壁部材の内側に配設される部材に取り付けられた際に、弾性部が複数個所で弾性変形する。即ち、複数個所の弾性変形による復元力が当接部に作用する。これにより、弾性部の折り曲げ部のいずれかにおいて経年劣化が生じても残りの折り曲げ部の復元力を当接部に作用させることができる。この結果、外壁部材の接合部における防水性をより一層向上することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、当接部は、裏面に面接触可能に構成されている。
本形態によれば、当接部を外壁部材の裏面に対して確実に面接触で当接させることができる。これにより、防水性をより向上することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、当接部には、弾性体により構成されたシール部が設けられている。本形態によれば、弾性部の弾性力に加えて、シール部自体の弾性力によっても当接部の外壁部材の裏面への当接を維持することができる。これにより、外壁部材の接合部における防水性をより一層向上することができる。
本発明に係る外壁部材の防水部材の更なる形態によれば、基板部に対して弾性部の折り曲げ方向と同方向に突出して設けられ、隣接する外壁部材間に挟み込まれるように構成された突出部をさらに備えている。そして、接合部を構成する二つの外壁部材の各側面部と、突出部と、によってシール材を充填するための領域が構成される。
本形態によれば、シール材による防水効果に加えて、外壁部材の裏面への当接部の当接による防水効果の両方を享受することができる。
本発明によれば、防水性をより一層向上することができ、接合部から浸入した水が外壁部材の内側に配設される部材に接することを良好に防止することができる。
本発明の実施の形態に係る防水部材1の構成の概略を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る防水部材1を上方から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係る防水部材1によって接合部Jが防水施工された状態で外壁パネル32および出隅材34が胴縁52に取り付けられた様子を示す説明図である。 外壁パネル32および出隅材34を胴縁52に取り付けた際の防水部材1の様子を示す断面図である。 変形例の防水部材101を上方から見た平面図である。 変形例の防水部材201を上方から見た平面図である。 変形例の防水部材301を用いた防水施工の様子を示す説明図である。 変形例の防水部材401を上方から見た平面図である。 変形例の防水部材501を上方から見た平面図である。 変形例の防水部材601を上方から見た平面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る防水部材1は、図1に示すように、本体部12と、当該本体部12に取り付けられた防水材からなる一対のシール部22と、を備えている。本体部12は、長尺状の樹脂や鋼板、好ましくは長尺状のばね鋼鋼材(SUP材)などを折曲加工することにより構成されている。
また、本体部12は、図1および図2に示すように、基板部13と、当該基板部13の両側(図1および図2の左右方向)に傾斜状に設けられた一対の弾性部14と、当該一対の弾性部14の一端に設けられた一対のフランジ部15と、を備え、長手方向に垂直な方向の断面形状がハット形に構成されている。基板部13は、平板状に構成されており、当該基板部13と一対の弾性部14とによって凹状部12aが構成されている。基板部13を構成する平面のうち一対の弾性部14が延在する側とは反対側(凹状部12aとは反対側)の平面が後述する胴縁52に取り付けられる取付面13aとされている。一対のフランジ部15は、凹状部12aを挟んで長手方向に対して垂直な方向に張り出すように、即ち、互いに遠ざかる方向に延在するように構成されている。なお、一対のフランジ部15は、基板部13に対して平行となるように構成されている。一対のフランジ部15は、「当接部」の一例である。
一対のシール部22は、本実施の形態では、例えば、EPDMスポンジや塩化ビニール系などの弾性発泡樹脂から構成されている。シール部22は、図1に示すように、略直方体に構成されており、図1および図2に示すように、一対のフランジ部15それぞれに取り付け固定される。なお、シール部22を構成する平面のうちフランジ部15に当接する側の平面とは反対側(フランジ部15に当接する側の平面に対向する側)の平面が、後述する外壁パネル32および出隅材34に当接する一対の当接面22aとされている。
こうして構成された防水部材1は、図2に示すように、基板部13の取付面13aから一対のシール部22の当接面22aまでの距離(以下、「高さh」という)が、外壁パネル32および出隅材34と胴縁52との間に構成される所定寸法の隙間CL(図4参照)よりも若干大きくなるように設定されている。
次に、こうして構成された防水部材1を用いた外壁部材30同士の接合部における防水施工について説明する。なお、本実施の形態では、外壁部材30同士の接合部として外壁パネル32と出隅材34との接合部のうち鉛直方向に沿って構成される接合部Jにおける防水施工について説明する。なお、出隅材34は、外壁部材30同士が所定の角度(例えば、90度)をもって交わることによって形成された隅(角)部をカバーする部材として構成されており、略L字型の断面形状を有している。また、外壁パネル32および出隅材34の接合部Jを構成する小口面部32a,34aの屋外側角部には、図4に示すように、面取り加工が施されている。当該面取り加工を施すことにより、外壁パネル32および出隅材34を胴縁52に留め付けた際の外観意匠性が向上する。以下、説明の便宜上、図3の紙面上方向を「上方」ないし「上側」として規定し、図3の紙面下方向を「下方」ないし「下側」として規定する。
まず、建物の角隅部に配置された隅柱72の前面側(屋外側)に取り付け固定された胴縁52に防水部材1を取り付け固定する。ここで、防水部材1は、図3に示すように、防水部材1の長手方向が胴縁52の長手方向に沿うように取り付け固定される。より具体的には、防水部材1は、図4に示すように、基板部13の取付面13aが胴縁52に当接され、一対のシール部22のうち一方のシール部22の当接面22aが外壁パネル32の裏面(屋内側面)に当接されると共に、他方のシール部22の当接面22a が出隅材34の裏面(屋内側面)に当接されるように取り付けられる。即ち、防水部材1は、外壁パネル32と出隅材34との接合部Jに対向する位置に基板部13が配置され、一対のシール部22が接合部Jを挟んで両側に配置されるように胴縁52に取り付け固定される。このとき、凹状部12a、一対のフランジ部15、一対のシール部22および外壁パネル32と出隅材34の裏面によって、接合部Jから浸入した水を下方に流すための排水溝40が構成される。なお、防水部材1の胴縁52への取り付けは、例えば、接着剤や両面テープ、あるいは、釘などを用いることにより行われる。胴縁52は、「外壁部材の内側に配設される部材」の一例である。
そして、図3に示すように、支持金具62,64を用いて適宜な方法により外壁パネル32および出隅材34を胴縁52を介して隅柱72に留め付ける。なお、外壁パネル32および出隅材34は、図4に示すように、胴縁52との間に所定寸法の隙間CLが設けられるように取り付けられる。当該隙間CLは、外壁パネル32および出隅材34と胴縁52との間の通気性および排水性を確保するために設けられる。
ここで、防水部材1は、高さhが隙間CLよりも若干大きい値となるように設定されているため、外壁パネル32および出隅材34が一対のシール部22に当接した状態で胴縁52に取り付けられた際に、凹状部12aが若干開いた状態、即ち、一対の弾性部14が倒れ方向に弾性変形される(図4の二点鎖線から実線)。これにより、一対の弾性部14の弾性変形による復元力が生じ、当該復元力によって一対のシール部22が外壁パネル32および出隅材34の裏面に弾性的に付勢される。このため、シール部22に経年劣化が生じたとしてもシール部22の外壁パネル32や出隅材34の裏面(屋内画面)への当接を良好に維持することができる。この結果、接合部Jにおける防水性がより一層向上する。
また、一対のフランジ部15が基板部13に対して平行となるように構成されているため、一対のシール部22の当接面22aと外壁パネル32および出隅材34とを確実に面接触させることができる。これにより、接合部Jにおける防水性がより向上する。このように、接合部Jにおける防水性がより一層向上するため、接合部Jにコーキング材を充填する工程を省略することも可能となる。なお、一対のシール部22自体も弾性を有しているため、一対のシール部22が外壁パネル32および出隅材34の裏面に当接した際に、一対のシール部22が圧縮変形して当該圧縮変形による復元力によっても一対のシール部22の外壁パネル32および出隅材34の裏面(屋内側面)への密着性が向上される。なお、接合部Jから浸入した水は排水溝40に沿って下方に流れ外部に排出される。したがって、接合部Jから浸入した水が胴縁52等の外壁パネル32および出隅材34の内側に配設された部材に接することを良好に防止することができる。
本実施の形態では、一対のフランジ部15が基板部13に対して平行となるように構成したが、これに限らない。例えば、図5の変形例の防水部材101に例示するように、一対の弾性部114と基板部113とにより構成される夾角αよりも一対のフランジ部115の仮想延長線VL1と基板部113の仮想延長線VL2とにより構成される夾角βの方が大きくなるように一対のフランジ部115を基板部13に対して傾斜状に構成しても良い。
当該構成によれば、外壁パネル32および出隅材34が胴縁52に取り付けられた際に、一対の弾性部114および一対のフランジ部115の両方の夾角α,βが大きくなる方向に一対の弾性部114および一対のフランジ部115が弾性変形する。即ち、一対の弾性部114および一対のフランジ部115の両方の弾性変形による復元力が一対のシール部122に作用する。これにより、一対の弾性部114および一対のフランジ部115のいずれか一方が経年劣化によってへたっても一対の弾性部114および一対のフランジ部115の他方の復元力を一対のシール部122に作用させることができる。この結果、外壁パネル32および出隅材34の縦接合部Jにおける防水性をより一層向上することができる。
本実施の形態および上述した変形例では、本体部12,112が基板部13,113、一対の弾性部14,114および一対のフランジ部15,115を有する構成としたが、図6の変形例の防水部材201に例示するように、本体部212は基板部213および一対の弾性部214のみを有する構成、即ち、本体部212の長手方向に垂直な方向の断面形状が略V字状となる構成としても良い。当該構成によれば、鋼板を略V字状に折り曲げるのみであるため、防水部材201をより一層簡易に構成することができる
本実施の形態および上述した変形例では、外壁パネル32および出隅材34を衝接させる態様の外壁部材30間の防水施工に適用したが、これに限らない。例えば、外壁パネル32および出隅材34の接合部Jにコーキング材を充填する態様の外壁部材30間の防水施工に適用しても良い。この場合、図7に例示する変形例の防水部材301を用いることができる。変形例の防水部材301は、突出部316を有する点を除いて本実施の形態の防水部材1と同一の構成をしている。即ち、変形例の防水部材301では、図7に示すように、基板部313の中央部に基板部313に対して垂直方向に突出する突出部316が設けられている。
こうして構成された防水部材301を胴縁52に取り付けると共に、外壁パネル32および出隅材34の裏面(屋内側面)が防水部材301の一対のシール部322に当接するように、外壁パネル32および出隅材34を胴縁52に留め付ける。このとき、外壁パネル32および出隅材34の小口面部32a,34aによって防水部材301の突出部316を挟み付けるように留め付ける。これにより、外壁パネル32および出隅材34の小口面部32a,34aと突出部316とによって目地溝90が構成される。当該目地溝90にコーキング材92を充填することにより外壁パネル32および出隅材34の接合部Jがシールされる。小口面部32a,34aは、「外壁部材の各側面部」の一例である。また、目地溝90は、「シール材を充填するための領域」の一例であり、コーキング材92は、「シール材」の一例である。
当該構成においても、防水部材301の高さhが隙間CLよりも若干大きい値となるように設定することにより、一対の弾性部314の弾性変形による復元力によって一対のシール部322が外壁パネル32および出隅材34の裏面に弾性的に付勢することができる。このため、コーキング材92に経年劣化が生じたとしても、接合部Jから浸入した水が胴縁52に接触することを良好に防止することができる。また、仮にシール部322に経年劣化が生じたとしてもシール部322の外壁パネル32や出隅材34の裏面(屋内画面)への当接を良好に維持することができるため、接合部Jにおける防水性のより一層の向上を図ることができる。
本実施の形態および上述した変形例では、一対の弾性部14,114,214,314を互いに遠ざかる方向となる傾斜角をもって折り曲げ加工したが、図8(a)の変形例の防水部材401に例示すように、一対の弾性部14,114,214,314を互いに近づく方向となる傾斜角をもって折り曲げ加工しても良い。なお、図8(b)に示すように、一対のフランジ部415はなくても良い。この場合、一対のシール部422は一対の弾性部414に取り付けられる。
本実施の形態および上述した変形例では、一対のフランジ部15,115,315,415を互いに遠ざかる方向に延在するように構成したが、図9の変形例の防水部材501に例示するように、一対のフランジ部515を互いに近づく方向に延在するように構成しても良い。
本実施の形態および上述した変形例では、シール部22,122,222,322,422,522を有する構成としたが、シール部22,122,222,322,422,522はなくても良い。この場合、一対のフランジ部15,115,315,415,515ないし一対の弾性部14,114,214,314,414,515の少なくとも一部を外壁パネル32および出隅材34の裏面(屋内側面)に当接させればよい。なお、一対のフランジ部15,115,315,415,515ないし一対の弾性部14,114,214,314,414,515は、外壁パネル32および出隅材34の裏面(屋内側面)に面接触することができるように構成すること望ましい。
本実施の形態および上述した変形例では、本体部12を折り曲げ加工することにより、シール部22に弾性力を付勢する構成としたが、図10の変形例の防水部材601に例示するように、平板状に構成された本体部612に一対のバネ部材80を介して一対のシール部622を取り付ける構成としても良い。なお、バネ部材80としては、板バネを用いることができる。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1,101,201,301,401,501,601 防水部材(防水部材)
12,112,212,312,412,512,612 本体部
12a,112a,512a 凹状部
13,113,213,313,413,513 基板部(基板部)
13a,113a,213a,313a,413a,513a 取付面(取付部)
14,114,214,414,514 弾性部(弾性部)
15,115,315,415,515 フランジ部(当接部)
22,122,222,322,422,522,622 シール部(シール部)
22a 当接面
30 外壁部材(外壁部材)
32 外壁パネル(外壁部材)
34 出隅材(外壁部材)
32a 小口面部(外壁部材の各側面部)
34a 小口面部(外壁部材の各側面部)
40 排水溝
52 胴縁(外壁部材の内側に配設される部材)
62 支持金具
64 支持金具
72 隅柱
80 バネ部材(弾性部)
90 目地溝(シール材を充填するための領域)
92 コーキング材(シール材)
316 突出部(突出部)
h 高さ(取付面から当接面までの寸法)
CL 壁パネル32および出隅材34と胴縁52との間に構成される所定寸法の隙間(縦材と裏面との間の寸法)
J 接合部(接合部)
VL1 一対のフランジ部15の仮想延長線
VL2 基板部13の仮想延長線
















Claims (7)

  1. 長尺状に構成されると共に隣接する外壁部材の接合部に長手方向が沿うよう前記外壁部材の内側に配設される部材に取り付けられるよう構成された基板部と、
    前記接合部を構成する二つの前記外壁部材の各裏面に当接するよう構成された当接部と、
    前記基板部と前記当接部とを接続すると共に前記当接部を前記裏面に弾性的に付勢する弾性部と、
    を備える外壁部材の防水部材。
  2. 前記基板部は、前記外壁部材の内側に配設される部材に取り付けられる取付部を有しており、
    前記弾性部は、前記基板部から延びる両側端部を該基板部に対して傾斜状に同じ方向に折り曲げ加工することにより構成されており、
    前記基板部から前記当接部が前記裏面と当接する部分までの寸法が、前記外壁部材の内側に配設される部材と前記裏面との間の寸法よりも大きくなるよう設定されている
    請求項1に記載の外壁部材の防水部材。
  3. 前記弾性部は、前記基板部の長手方向に垂直な断面における断面形状が略V字状となるよう前記基板部の前記両側端部を折り曲げ加工することにより構成されている
    請求項2に記載の外壁部材の防水部材。
  4. 前記弾性部は、前記基板部の前記両側端部を前記基板部に対して傾斜状に複数回折り曲げ加工することにより構成されている
    請求項2に記載の外壁部材の防水部材。
  5. 前記当接部は、前記裏面に面接触可能に構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の外壁部材の防水部材。
  6. 前記当接部には、弾性体により構成されたシール部が設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の外壁部材の防水部材。
  7. 前記基板部に対して前記弾性部の折り曲げ方向と同方向に突出して設けられ、隣接する前記外壁部材間に挟み込まれるよう構成された突出部をさらに備え、
    前記接合部を構成する二つの前記外壁部材の各側面部と、前記突出部と、によってシール材を充填するための領域が構成される
    請求項2ないし6のいずれか1項に記載の外壁部材の防水部材。
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