JP2020033800A - 縁切部材および目地防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】横目地と縦目地との接続部の防水性を高める。【解決手段】縁切部材(1)は、縦目地(M1)と横目地(M2)との接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネル(14)の下端と横目地(M2)に縦目地(M1)が接続する縦目地(M1)の下端とに接するように配置される第1部位(8)と、下側に位置する左右の外装パネル(14)の上端と横目地(M2)に縦目地(M1)が接続する縦目地(M1)の上端とに接するように配置される第2部位(6)と、第1部位(8)および第2部位(6)のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部(5)と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、建築物における複数の外装パネルの間に形成される縦目地と横目地との接続部に配設される縁切部材、および該縁切部材が上記接続部に配設された目地防水構造に関する。
外装パネルを複数枚並べ、建物の壁部分に取り付けると、外装パネル間に目地と呼ばれる隙間が発生する。この隙間は放置しておくと、その部位から水が侵入し、悪影響を及ぼす。
特許文献1には、建築物の外壁材(外装パネル)と裏地材との間の密封材挿入空間に密封材を嵌め込んで、この目地部をその背面側からシールする密封材が開示されている。この密封材は、弾性変形可能な材質で成形され、変形による復元力により上記裏地材の前面に弾接される密封材本体と、密封材本体の前面に一体に設けられる圧縮変形可能なシール体から構成されている。また、上記密封材は、密封材本体の変形に起因する復元力によりシール体を圧縮させて横方向に隣接する外壁材の隣接部の背面に密着させて、外壁材の縦目地部をその背面側からシールしている。
特開平9−88196号公報(1997年3月31日公開)
しかしながら、上記特許文献1の密封材は、外壁材と裏地材との間の密封材挿入空間に配設されるものであり、複数の外装材の間に形成される縦目地と横目地との接続部に配設されるものではない。したがって、上記特許文献1の密封材は、縦目地部分の防水性を高める観点については考慮されているものの、縦目地と横目地との接続部の防水性を高める観点については何も考慮されていないという問題点がある。この縦目地と横目地との接続部は、目地に侵入した水が集まりやすい箇所であるため、従来からその防水性が問題となってきた。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、縦目地と横目地との接続部の防水性を高めることができる縁切部材などを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る縁切部材は、建築物における複数の外装パネルの間に形成される縦目地と横目地との接続部に配設される縁切部材であって、上記接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネルの下端と横目地に縦目地が接続する縦目地の下端とに接するように配置される第1部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端と横目地に縦目地が接続する縦目地の上端とに接するように配置される第2部位と、上記第1部位および上記第2部位のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部と、を備えている構成である。
上記構成によれば、弾性部の弾性力により、第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間を密接させることができる。また、第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間を密接させることができる。また、上記構成によれば、弾性部の弾性力により、複数の外装パネルの配置位置のばらつきに追従して第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間、および第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間を密接させることができる。このため、縦目地と横目地との接続部の防水性を高めることができる。
本発明の一態様に係る縁切部材は、上記第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間をシールする第1シール部材が、上記第1部位に設けられていることが好ましい。上記構成によれば、第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間の防水性を高めることができる。
本発明の一態様に係る縁切部材は、上記第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間をシールする第2シール部材が、上記第2部位に設けられていることが好ましい。上記構成によれば、第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間の防水性を高めることができる。
本発明の一態様に係る縁切部材は、上記第1シール部材に、室外側に水を排出するための溝が形成されていることが好ましい。上記構成によれば、縦目地を流れて接続部に達した水を室外に排出させることができるため、室内側への水漏れを抑制することができる。
本発明の一態様に係る縁切部材は、上記第1部位、上記第2部位および上記弾性部は、金属材料で形成されていることが好ましい。上記構成によれば、第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間および第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間の密接状態を長期間維持することができる。このため、長期間に亘って縦目地と横目地との接続部の防水性を高めることができる。
本発明の一態様に係る縁切部材は、上記第1部位、上記第2部位および上記弾性部で構成される部位の断面形状が略Z字形状を為していることが好ましい。この略Z字形状の構造は、例えば、平板形状の材料を2回折り返すことにより作成することができる。このため、縁切部材の作成が容易となる。
本発明の一態様に係る目地防水構造は、建築物における複数の外装パネルの間に形成される横目地と縦目地との接続部に配設される縁切部材が、上記接続部に配設された目地防水構造であって、上記縁切部材は、上記接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネルの下端と横目地に縦目地が接続する縦目地の下端とに接するように配置される第1部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端と横目地に縦目地が接続する縦目地の上端とに接するように配置される第2部位と、上記第1部位および上記第2部位のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部と、を備えている構成である。上記構成によれば、縦目地と横目地との接続部の防水性を高めることができる目地防水構造を実現することができる。
本発明の一態様によれば、縦目地と横目地との接続部の防水性を高めることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る縁切部材の構成を示す斜視図である。 (a)は、外装パネルの上側に上記縁切部材を取付けたときの状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す上記縁切部材の矢視断面図である。 上記縁切部材に関し、第1部位の上側に別の外装パネルを載置したときの状態を示す斜視図である。 上記縁切部材による排水の流れを示す斜視図である。 (a)は、弾性部の変形例の断面構造を示す図であり、(b)は、弾性部の別の変形例の断面構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
〔縁切部材の構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る縁切部材1の構成を示す斜視図である。なお、説明の便宜上、紙面に向かって鉛直上方向を上方向、鉛直下方向を下方向とする。縁切部材1は、住宅などの建築物の外壁をなす複数の外装パネルの縦目地と横目地との接続部(L字型、十字型および逆字型などの目地の接続部)に配設されることにより、当該接続部における防水性を向上させるものである。
図1に示すように、本実施形態の縁切部材1は、第1部位8、第2部位6、弾性部5、直立部20、掛止部2、第1シール部材3および第2シール部材7を備える。第1部位8、第2部位6、弾性部5、直立部20および掛止部2のそれぞれは、ステンレスなどの金属材料で構成されている。第1部位8、第2部位6、弾性部5および直立部20のそれぞれは平板形状を為している。
第1部位8は、後述する縦目地M1と横目地M2との接続部の一部を構成する水平領域(横目地M2)の上端側に配置される(図3参照)。より具体的には、第1部位8は、縦目地M1と横目地M2との接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネル14の下端と横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端とに接するように配置される。
また、第2部位6は、上記水平領域の下端側に配置される。より具体的には、第2部位6は、下側に位置する左右の外装パネル14の上端と横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端とに接するように配置される。
第1部位8の室内側の端部には、後述する外装パネル受け11の側壁部12に当接させられる直立部20が連結されている〔図2の(a)参照〕。また、直立部20の上側には、外装パネル受け11の側壁部12の上端に引掛けられる掛止部2が形成されている。
なお、上述した第1部位8、第2部位6、弾性部5、直立部20および掛止部2のそれぞれの構成材料は、金属材料に限定されず、硬質の樹脂材料などを用いることもできる。硬質の樹脂材料としては、例えば、硬質PVC(ポリ塩化ビニル)を挙示することができる。
弾性部5の室外側の端部5aは、第1部位8の室外側の端部と連結されている。一方、弾性部5の室内側の端部5bは、第2部位6の室内側の端部と連結されている。これにより、第1部位8、第2部位6および弾性部5で構成される部位の断面形状は略Z字形状を為している。この略Z字形状の構造は、平板形状の金属材料を端部5aおよび端部5bで2回折り返すことにより作成することができる。このため、縁切部材1の作成が容易となる。弾性部5は、第1部位8および第2部位6のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する機能を有している。
また、上記構成によれば、第1部位8、第2部位6および弾性部5のそれぞれが金属材料で構成されているため、縁切部材1を縦目地M1と横目地M2の接続部に配設した際に、第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間、ならびに第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間の密接状態を長期間維持することができる。このため、長期間に亘って縦目地M1と横目地M2との接続部の防水性を高めることができる。
本実施形態の第1部位8、第2部位6および弾性部5で構成される部位は、平板形状の金属材料が2回折り返された略Z字形状を為している。このため、弾性部5の弾性力により、第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間を密接させることができる。また、第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間を密接させることができる。また、上記構成によれば、弾性部5の弾性力により、複数の外装パネルの配置位置のばらつきに追従して、第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間、ならびに第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間を密接させることができる。このため、縦目地M1と横目地M2との接続部の防水性を高めることができる。
第1部位8の上面には、横目地(水平領域)M2の上端側との間をシールする第1シール部材3が設けられている。より具体的には、第1部位8の上面には、第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間をシールする第1シール部材3が設けられている。上記構成によれば、第1部位8と横目地M2の上端との間、すなわち第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間の防水性を高めることができる。
第2部位6の下面には、横目地(水平領域)M2の下端側との間をシールする第2シール部材7が設けられている。より具体的には、第2部位6の下面には、第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間をシールする第2シール部材7が設けられている。上記構成によれば、第2部位6と横目地M2の下端との間、すなわち第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間の防水性を高めることができる。
本実施形態の第1シール部材3および第2シール部材7のそれぞれの構成材料は、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)連泡スポンジであるが、これに限定されず、例えば、ポリウレタンを用いることができる。
第1シール部材3の室外側には、室外側に水を排出するための排水溝(溝)10が形成されている。上記構成によれば、縦目地M1を流れて接続部に達した水を室外に排出させることができるため、室内側への水漏れを抑制することができる。なお、本実施形態の排水溝10は、室外側に開いた略コの字状であるが、排水溝10の形状は、室外側に開いた略V字状や略U字状などであっても良い。
〔縁切部材の取付け方法〕
次に、縁切部材1の建物に対する取付方法について説明する。図2の(a)は、外装パネル14の上方に縁切部材1を取付けたときの状態を示す斜視図である。同図に示すように、外装パネル受け11は、側壁部12と底板部13とを備える。縁切部材1の第1部位8は、外装パネル受け11の底板部13の上面に配置される。
縁切部材1の第2部位6は、外装パネル14の上端面15に配置される。また、縁切部材1の直立部20を、側壁部12に当接させることによって、縁切部材1の位置決めが可能となる。また、掛止部2を側壁部12の上端に引掛けることで、直立部20と側壁部12との当接状態が解除されることを抑制することができる。
図2の(b)は、図2の(a)に示す縁切部材1の矢視断面図である。同図に示すように、第1部位8、第2部位6および弾性部5を構成する部位の断面形状が略Z字形状を為していることにより、第1部位8および第2部位6のそれぞれには上下方向の弾性力が働く。このため、第1部位8の底面は、底板部13に対して斜め上方に浮いた状態となっている。また、第2シール部材7の下面は、外装パネル14の上端面15に対して斜め上方に浮いた状態となっている。
次に、外装パネル受け11に取付けた縁切部材1に対して、第1部位8(第1シール部材3)の上面に外装パネル19を載置したときの状態を図3に示す。外装パネル19を縁切部材1の第1シール部材3の上面に載置したとき、外装パネル19の底面と第1シール部材3の上面とが当接する。
このとき、外装パネル19の自重により、図2の(b)に示すように少し浮いていた第1部位8の下面は、外装パネル受け11の底板部13の上面に押し付けられ、第1部位8の下面は、底板部13の上面に当接する。また、図2の(b)に示すように少し浮いていた第2シール部材7の下面は、外装パネル14の上端面15に押しつけられ、第2シール部材7の下面は、上端面15と当接する。
これにより、これにより、弾性部5の弾性力により外装パネル19の配置位置のばらつきに追従して第1部位8と横目地M2の上端との間および第2部位6と横目地M2の下端との間を密接させることができる。より具体的には、弾性部5の弾性力により外装パネル19の配置位置のばらつきに追従して第1部位8と、上側に位置する左右の外装パネル14の下端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の下端と、の間、ならびに第2部位6と、下側に位置する左右の外装パネル14の上端、および横目地M2に縦目地M1が接続する縦目地M1の上端と、の間を密接させることができる。また、上記の取付方法により、縁切部材1が、縦目地M1と横目地M2との接続部に配設された目地防水構造100を実現できる。
〔縁切部材による排水〕
次に、図4に示すように、外装パネル19の左側の側面には、シール材26が設けられている。このシール材26を上から下に流れる水は、第1シール部材3に形成された排水溝10まで達し、排水溝10により室外へ排出される(白抜きの矢印参照)。
次に、弾性部5と第2部位6との間に形成される間隙には、シーリング材29が嵌合される。シーリング材29は、シーリングバッカー30を介して上記間隙へ嵌合される。シーリング材29により、外装パネル14の上端面15と外装パネル19の下端面との間の間隙(横目地M2)がシールされる。
また、図4に示すように、第1シール部材3の上面から上方向へ向けて直立する気密材28を外装パネル19の左側の側面に設けても良い。この気密材28により、外装パネル19と、外装パネル19の左側に隣接して配置される外装パネル(不図示)と、の間の気密性を高めて、水を排水溝10へ案内する効果をより高めることができる。
上述したように、縁切部材1は、建築物における複数の外装パネルの間に形成される縦目地M1と横目地M2との接続部に配設される。また、縁切部材1は、横目地M2の上端側に配置される第1部位8と、横目地M2の下端側に配置される第2部位6と、第1部位8および第2部位6のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部5と、を備えている。このため、弾性部5の弾性力により第1部位8と横目地M2の上端との間を密接させることができる。また、同時に第2部位6と第2部位6の下端との間を密接させることができる。また、上記構成によれば、弾性部5の弾性力により複数の外装パネルの配置位置のばらつきに追従して第1部位8と横目地M2の上端との間および第2部位6と横目地M2の下端との間を密接させることができる。このため、縦目地M1と横目地M2との接続部の防水性を高めることができる。
〔弾性部の変形例〕
上述した形態では、第1部位8、第2部位6および弾性部5を構成する部位の断面形状が略Z字形状をなす形態について説明したが、第1部位8、第2部位6および弾性部5を構成する部位の断面形状は、これに限定されない。図5の(a)は、弾性部5の変形例の断面構造を示す図である。図5の(b)は、弾性部5の別の変形例の断面構造を示す図である。
第1部位8、第2部位6および弾性部5を構成する部位は、外装パネル19を第1シール部材3の上面へ載置したときにおいて、弾性部5により第1部位8および第2部位6のそれぞれに対して上下方向の弾性力が付与される構造を有していればよい。また、弾性部5は、複数回の折り返しを有する構造であってもよい。
弾性部5の形状は、図5の(a)および図5の(b)に示すように折り返し回数が3回の略W字形状を為していても良い。なお、図5の(a)では、折り返し部分の形状が曲面状に湾曲している形態を示しているが、図5の(b)では、折り返し部分が鋭角的に屈曲している形態を示している。以上の構成によれば、平板形状の金属材料を複数回折り返すことで、縁切部材1を作成できるため、縁切部材1の作成が容易となる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 縁切部材 3 第1シール部材 5 弾性部 6 第2部位
7 第2シール部材 8 第1部位 10 排水溝(溝)
14 外装パネル 19 外装パネル M1 縦目地 M2 横目地
100 目地防水構造

Claims (7)

  1. 建築物における複数の外装パネルの間に形成される縦目地と横目地との接続部に配設される縁切部材であって、
    上記接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネルの下端と横目地に縦目地が接続する縦目地の下端とに接するように配置される第1部位と、
    下側に位置する左右の外装パネルの上端と横目地に縦目地が接続する縦目地の上端とに接するように配置される第2部位と、
    上記第1部位および上記第2部位のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部と、を備えていることを特徴とする縁切部材。
  2. 上記第1部位と、上側に位置する左右の外装パネルの下端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の下端と、の間をシールする第1シール部材が、上記第1部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の縁切部材。
  3. 上記第2部位と、下側に位置する左右の外装パネルの上端、および横目地に縦目地が接続する縦目地の上端と、の間をシールする第2シール部材が、上記第2部位に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の縁切部材。
  4. 上記第1シール部材に、室外側に水を排出するための溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の縁切部材。
  5. 上記第1部位、上記第2部位および上記弾性部は、金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の縁切部材。
  6. 上記第1部位、上記第2部位および上記弾性部で構成される部位の断面形状が略Z字形状を為していることを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の縁切部材。
  7. 建築物における複数の外装パネルの間に形成される横目地と縦目地との接続部に配設される縁切部材が、上記接続部に配設された目地防水構造であって、
    上記縁切部材は、
    上記接続部の一部を構成する上側に位置する左右の外装パネルの下端と横目地に縦目地が接続する縦目地の下端とに接するように配置される第1部位と、
    下側に位置する左右の外装パネルの上端と横目地に縦目地が接続する縦目地の上端とに接するように配置される第2部位と、
    上記第1部位および上記第2部位のそれぞれに対して上下方向の弾性力を付与する弾性部と、を備えていることを特徴とする目地防水構造。
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