JP6754205B2 - 笠木の連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、笠木の連結装置に関するものである。
フェンスの上縁部分や手摺りにおいては、笠木を傾斜継手やコーナー継手を用いて連結することにより、設置場所の形状に沿って笠木を配設するようにしている。例えば、水平な床面から坂や階段等のように傾斜した床面に続く場所においては、傾斜継手を適用することにより、水平に延在した笠木と床面の傾斜に沿って延在した笠木との間を連結することが可能となる。また、曲がった通路においては、コーナー継手を適用することにより、長手に沿った鉛直面が互いに交差するように延在する2本の笠木の間を連結することが可能となる。
ここで、笠木を設置する場所としては、例えば踊り場のように、曲がった先の通路の床面が傾斜している等々、笠木の交差と傾斜とがほぼ同位置となる状況もある。こうした状況に対応すべく従来においては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているような専用の連結装置も提供されている。
特開2005−188114号公報 特開2011−149252号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された連結装置は、構成が複雑であり、製造コストが増大するのは否めない。また、笠木の設置場所に応じて専用の連結装置を用意した場合には、取り扱い部品点数が増大することに起因して種々の問題を招来するおそれもある。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストが増大したり、取り扱い部品点数が増大する事態を招来することなく、交差と傾斜とがほぼ同位置となる状況においても笠木を連結することのできる装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る笠木の連結装置は、水平面との成す角度が互いに異なる状態で延在する2本の笠木を相互に連結可能な傾斜継手と、平面視において互いに異なる方向に延在する2本の笠木を相互に連結可能なコーナー継手とを備えた笠木の連結装置であって、前記笠木のそれぞれは、長手に直交する端面において下方部に支持台部を有するとともに、上方部に前記支持台部よりも幅の広い手摺り部を有し、左右が対称形状となるように構成したものであり、前記傾斜継手は、前記笠木の長手に直交する方向に沿った接続ピン部材を介して相互に傾動可能に接続した2つの笠木保持部材を備えたものであり、少なくとも前記笠木保持部材の一方に前記笠木の端部を収容した状態で当該笠木に接続する収容接続部を有し、かつ前記接続ピン部材が前記笠木の手摺り部に対応する高さ位置に設けられ、一方の端部に前記コーナー継手を接続した笠木の他方の端部に、前記収容接続部を介して接続した前記傾斜継手を備えることを特徴とする。
この発明によれば、笠木によって傾斜継手とコーナー継手とを連結することにより、交差と傾斜とがほぼ同位置となる状況であっても新たな継手を用意することなく笠木を配設することが可能となる。しかも、傾斜継手として収容接続部を有したものを適用しているため、傾斜継手とコーナー継手とを最短距離で連結することができ、手摺りとしての使い勝手や外観品質が損なわれるおそれもない。
また本発明は、上述した笠木の連結装置において、前記傾斜継手は、前記2つの笠木保持部材にそれぞれ前記収容接続部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、笠木保持部材の傾動角度を変更することにより、傾斜角度が異なる笠木を連結することが可能となる。
また本発明は、上述した笠木の連結装置において、前記笠木は、両端面が開口した中空状を成すものであり、前記コーナー継手は、2本の笠木を90°の交差角度となるように連結するものであり、前記笠木を接続する部分のそれぞれに前記笠木の端面から中空部分に挿入可能となる挿入支持部を有したことを特徴とする。
この発明によれば、コーナー継手に設けた挿入支持部を傾斜継手の収容接続部に配置することが可能となり、コーナー継手と傾斜継手との連結強度を向上することができる。
また本発明は、上述した笠木の連結装置において、前記コーナー継手は、前記挿入支持部の周囲となる部位に前記笠木の端部を収容する収容凹部を有したことを特徴とする。
この発明によれば、傾斜継手とコーナー継手との間を連結する笠木を収容接続部及び収容凹部に収容させることで笠木の外部への露出を減らすことができる。
この発明によれば、笠木が左右対称形状であるため、傾斜継手及びコーナー継手をそれぞれ1種類用意すれば、笠木の両端部に共通して適用することが可能となる。
本発明によれば、笠木によって傾斜継手とコーナー継手とを連結することにより、交差と傾斜とがほぼ同位置となる状況であっても新たな継手を用意することなく笠木を配設することが可能となる。しかも、傾斜継手として収容接続部を有したものを適用しているため、傾斜継手とコーナー継手とを最短距離で連結することができ、手摺りとしての使い勝手や外観品質が損なわれるおそれもない。
図1は、本発明の実施の形態である笠木の連結装置を適用した手摺りの要部を示す斜視図である。 図2は、図1に示した手摺りの分解斜視図である。 図3は、図1に示した手摺りの側面一部破断図である。 図4は、図1に示した手摺りの平面図である。 図5は、図1に示した手摺りに適用する笠木の拡大端面図である。 図6は、図1に示した手摺りの要部を示す拡大断面図である。 図7は、図1に示した手摺りの要部を示す拡大分解平面図である。 図8は、図1に示した手摺りに適用する傾斜継手の分解斜視図である。 図9は、図8に示した傾斜継手の収容接続部を示す拡大端面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る笠木の連結装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の実施の形態である笠木の連結装置を適用して構成した手摺りを示したものである。ここで例示する手摺りは、低所の水平部分から斜め上方に傾斜(15°程度)した後、水平となった状態で奥方に向けて90°曲がるように笠木10を配設したものである。
笠木10は、アルミニウム合金等の金属によって成形した中空状の押し出し形材であり、長手方向の全長にわたってほぼ一様な断面形状を有している。ここで、笠木10の長手とは、図3及び図4中の矢印Aで示すように、成形時の押し出し方向に一致する方向である。なお、笠木10の切断長さによっては、長手に直交する方向の寸法が長手の寸法よりも大きくなる場合があるが、寸法の長短に関わらず押し出しに沿った方向を常に長手とする。
本実施の形態では、図5に示すように、長手に直交する端面において、下方部に支持台部10Aを有するとともに、上方部に手摺り部10Bを有し、左右が対称形状となるように構成した笠木10を例示している。
支持台部10Aは、下方底壁部10A1と、下方底壁部10A1の両側からそれぞれ上方に延在した下方側壁部10A2とを有したものである。下方底壁部10A1の下端面中央部には、係合用溝10A3が設けてある。係合用溝10A3は、下方に向けて開口する凹所であり、両側内壁面の互いに対向する部位に係合突条10A4を有している。係合突条10A4は、平坦な薄板状部分であり、互いの先端面間に隙間を確保した状態で下方底壁部10A1とほぼ平行となるように突設してある。この係合用溝10A3には、図3に示すように、ナットプレート20を介して柱用ブラケット21を取り付けることが可能である。図には明示していないが、柱用ブラケット21及びナットプレート20は、それぞれ2つの係合突条10A4の間にわたる幅を有したものである。これら柱用ブラケット21及びナットプレート20は、互いの間に係合突条10A4を挟持した状態で、柱用ブラケット21のネジ挿通孔21aを介してナットプレート20のネジ孔20aに取付ネジ22を螺合することにより、笠木10の長手に沿った任意の位置に固定することができる。柱用ブラケット21の下端部には、床面から立設した支持柱23の上端部を傾動可能に接続することが可能である。
手摺り部10Bは、図5に示すように、下方側壁部10A2の延在端部からそれぞれ互いに離反する方向に延在した上方底壁部10B1と、個々の上方底壁部10B1の延在端部からそれぞれ上方に延在した上方側壁部10B2と、上方側壁部10B2の延在端部を互いに連結するように設けた上壁部10B3とを有したものである。上方底壁部10B1は、下方底壁部10A1とほぼ平行となるように延在し、上方側壁部10B2は、下方側壁部10A2とほぼ平行となるように延在している。上壁部10B3は、上方に向けて凸となるようにわずかに湾曲している。
図3、図4、図6、図7に示すように、上述の手摺りにおいて、2本の笠木10を90°の交差角度で連結する部分にはコーナー継手30が設けてあり、傾斜して延在する笠木10の両端部にはそれぞれ傾斜継手40が設けてある。
コーナー継手30は、断面が矩形の柱状を成すもので、樹脂によって成形してある。このコーナー継手30には、隣接する2つの側面にそれぞれ収容凹部31及び挿入支持部32が設けてある。収容凹部31は、コーナー継手30の側面にそれぞれ笠木10の上壁部10B3、上方側壁部10B2、上方底壁部10B1及び下方側壁部10A2を覆うように連続した周壁31aを設けることによって構成した凹所である。収容凹部31の下面は開放した状態にある。挿入支持部32は、収容凹部31に笠木10の端部を収容させた場合に笠木10の端面からその中空部分に挿入される部分である。この挿入支持部32は、笠木10の上壁部10B3、上方側壁部10B2、上方底壁部10B1、下方側壁部10A2及び下方底壁部10A1の内壁面に同時に当接することができるように形状及び寸法が設定してある。図からも明らかなように、挿入支持部32の突出寸法は、収容凹部31を構成する周壁31aの突出寸法に比較して大きく設定してある。
コーナー継手30の底面には、支持プレート50を介してコーナー支持柱51が取り付けてある。コーナー支持柱51は、断面が正方形の角筒状を成すもので、笠木10と同様、アルミニウム合金等の金属によって押し出し成形してある。コーナー支持柱51の一辺の寸法は、コーナー継手30の一辺よりも短い長さに形成してある。
支持プレート50は、コーナー継手30をコーナー支持柱51に固定するとともに、笠木10をコーナー継手30に固定するための機能を有したもので、ステンレス等の金属によって成形してある。本実施の形態では、平板状を成す基板部50aと、基板部50aから下方に屈曲した2つの連結板部50bとを一体に成形した支持プレート50を例示している。
基板部50aは、図2及び図4に示すように、2つの固定プレート部50a1が互いに直角となる方向に向けて延在した平面視L字状の平板状部材である。この基板部50aは、それぞれの固定プレート部50a1の先端部が挿入支持部32の突出端面からわずかずつ突出した状態でコーナー継手30の底面にネジ止めしてある。固定プレート部50a1において挿入支持部32の下面に対向する部位には、ネジ挿通孔50cが設けてある。ネジ挿通孔50cは、挿入支持部32に笠木10を挿通させた場合に、下方底壁部10A1に対応した2カ所に形成してある。
連結板部50bは、基板部50aにおいて出隅となる部分の外側縁部2カ所からそれぞれ下方に向けて突出するように屈曲した部分である。それぞれの連結板部50bには、先端にネジ孔50dが設けてある。これら連結板部50bは、基板部50aの基端部分をコーナー支持柱51の上端面に当接して上端開口を閉塞した場合にそれぞれコーナー支持柱51の筒内部に挿入されて2つの内壁面に当接することが可能である。従って、コーナー支持柱51に設けたネジ挿通孔51aを介して連結板部50bのネジ孔50dに取付ネジ52を螺合すれば、支持プレート50を介してコーナー継手30をコーナー支持柱51の上端に取り付けることが可能である。
上記のように構成したコーナー継手30では、挿入支持部32を中空部分に挿入する状態で笠木10の端部を収容凹部31に挿入させれば、挿入支持部32が笠木10の上壁部10B3、上方側壁部10B2、上方底壁部10B1、下方側壁部10A2及び下方底壁部10A1の内壁面に同時に当接するとともに、収容凹部31の周壁31aが笠木10の上壁部10B3、上方側壁部10B2、上方底壁部10B1及び下方側壁部10A2に当接することになる。またこのとき、コーナー継手30の下面に設けた支持プレート50は、固定プレート部50a1の上面が笠木10の下方底壁部10A1に当接した状態となる。従って、この状態からネジ挿通孔50cを介して笠木10に連結ネジ53を螺合させれば、コーナー継手30に対して笠木10をガタ付くことなく接続することが可能となる。
傾斜継手40は、図1、図2、図6、図8、図9に示すように、接続ピン部材45を介して相互に傾動可能に接続した2つの笠木保持部材41を備えたものである。2つの笠木保持部材41は、同一の形状を有したものである。本実施の形態では、例えばアルミニウム合金を材料としたダイカスト成形により、継手主部41A及び傾動連結部41Bを一体成形した笠木保持部材41を適用している。
継手主部41Aは、笠木10よりも一回り大きな外形形状を有したブロック部材であり、一方の端面に収容接続部42を有している。収容接続部42は、上周壁部42a、上方側周壁部42b、上方底周壁部42c、下方側周壁部42d及び下方底周壁部42eによって囲まれた凹状部分である。図9に示すように、収容接続部42を構成する上周壁部42a、上方側周壁部42b、上方底周壁部42c、下方側周壁部42d及び下方底周壁部42eは、笠木10の上壁部10B3、上方側壁部10B2、上方底壁部10B1、下方側壁部10A2及び下方底壁部10A1に対応して構成したものであり、笠木10の端部を嵌合した状態で収容することが可能である。収容接続部42の奥行き深さは、コーナー継手30において挿入支持部32の突出寸法とほぼ同じとなるように設定してある。収容接続部42の下方底周壁部42eには、笠木10の下方底壁部10A1に対応した2カ所にネジ挿通孔42fが形成してある。
傾動連結部41Bは、継手主部41Aの他方の端面から突出した円柱状部分である。この傾動連結部41Bは、円柱の軸芯が、収容接続部42に笠木10の端部を収容した状態において笠木10の長手に直交し、かつ手摺り部10Bに対応する高さ位置において下方底周壁部42eとほぼ平行に延在するように設けてある。傾動連結部41Bの位置は、笠木10を左右に二等分する鉛直面よりも一方側、本実施の形態では収容接続部42の開口から見て右側に偏って設けてある。傾動連結部41Bの軸芯部分には、ピン挿通孔43が貫設してある。ピン挿通孔43の端部は、接続ピン部材45の頭部45a及びナット部材46を収容するために六角形状に構成してある。
上述の構成を有した笠木保持部材41は、他方の端面を対向させて2つの継手主部41Aの配置した場合に、図4及び図7に示すように、傾動連結部41Bのピン挿通孔43が互いに同一の軸芯上に配置されることになる。従って、これらのピン挿通孔43に接続ピン部材45を貫通させて接続ピン部材45の貫通端部にナット部材46を螺合させれば、接続ピン部材45の軸芯を中心として互いに傾動可能となる2つの笠木保持部材41を備えた傾斜継手40を構成することができる。
上述のコーナー継手30及び傾斜継手40を適用して図3及び図4に示すような手摺りを構成するには、まず、連結用の笠木(以下、連結笠木10Cという)を用意し、連結笠木10Cを介してコーナー継手30と傾斜継手40とを互いに連結する。連結笠木10Cは、中空部分にコーナー継手30の挿入支持部32を挿通させ、かつ一方の端部を収容凹部31に収容させた場合に、他方の端面が支持プレート50における基板部50aの先端面とほぼ同じ位置となるように長手の寸法を設定したものである。
従って、上述の状態から連結笠木10Cを傾斜継手40の収容接続部42に挿入した場合には、連結笠木10Cの全長にわたる部分が収容接続部42に収容されることになる。この状態において下方底周壁部42eのネジ挿通孔42f及び支持プレート50の固定プレート部50a1に設けたネジ挿通孔50cを通じて連結笠木10Cに連結ネジ53を螺合させれば、コーナー継手30と傾斜継手40とを互いに連結することができる。つまり、コーナー継手30に設けた収容凹部31の周壁31aと傾斜継手40に設けた収容接続部42の端面とが互いに当接した状態でコーナー継手30及び傾斜継手40を互いに連結することが可能となる。
その後、コーナー継手30の他方の挿入支持部32には、所望の長さを有した笠木10を挿通させて接続する。コーナー継手30に連結した傾斜継手40の他方の収容接続部42には、所望の長さを有した笠木10を接続し、さらにこの笠木10の端部に傾斜継手40を介して笠木10を接続すれば、低所の水平部分から斜め上方に傾斜した後、水平となった状態で奥方に向けて90°曲がるように笠木10を配設することが可能となる。
ここで、上述したように、この連結装置では、それぞれ単独で用いることが可能なコーナー継手30と傾斜継手40とを互いに連結することで、斜め上方に傾斜した後、水平となった状態で奥方に向けて90°曲がるように笠木10を配設することが可能となる。従って、新たに専用の継手を要しないため、製造コストが増大したり、取り扱い部品点数が増大する事態を招来することがない。特に、本実施の形態では、左右が対称形状となる笠木10を連結対象とし、かつ同一の形状を有した笠木保持部材41を接続ピン部材45によって連結して傾斜継手40を構成しているため、部品の共用化によって部品点数をさらに削減することが可能である。
しかも、傾斜継手40として収容接続部42を有したものを適用しているため、傾斜継手40とコーナー継手30とを直接当接させた状態で連結することができる。これにより、笠木10の交差と傾斜とがほぼ同位置となる状況にも対応することが可能となり、手摺りとしての使い勝手が損なわれることはない。また、傾斜継手40とコーナー継手30との間に連結笠木10Cが外部に現れることがないため、外観品質が損なわれることもない。
なお、上述した実施の形態で記載した笠木10の配置はあくまでも例示のためであって、その他の形状となるように笠木10を配置してももちろん良い。また、適用する笠木10の形状も本実施のものに限らず、左右対称形状である必要もない。さらに、支持柱51,23の上端部に架設するように笠木10を配設した手摺りを例示しているが、例えば支持柱51,23の間に横桟を設けることでフェンスを構成するようにしても良い。またさらに、笠木10は必ずしも支持柱51,23に架設する必要はなく、例えば壁面から支持ブラケットを複数突設し、これら支持ブラケットの間に架設するように笠木を配設するようにしても構わない。
また、上述した実施の形態では、挿入支持部32を備えたコーナー継手30を例示し、挿入支持部32を介して傾斜継手40との間を連結するようにしているため、笠木10との接続強度の点で有利となるが、コーナー継手30としては収容凹部31があれば必ずしも挿入支持部32を設ける必要はない。
10 笠木、10A 支持台部、10B 手摺り部、10C 連結笠木、30 コーナー継手、31 収容凹部、32 挿入支持部、40 傾斜継手、41 笠木保持部材、42 収容接続部、45 接続ピン部材

Claims (4)

  1. 水平面との成す角度が互いに異なる状態で延在する2本の笠木を相互に連結可能な傾斜継手と、平面視において互いに異なる方向に延在する2本の笠木を相互に連結可能なコーナー継手とを備えた笠木の連結装置であって、
    前記笠木のそれぞれは、長手に直交する端面において下方部に支持台部を有するとともに、上方部に前記支持台部よりも幅の広い手摺り部を有し、左右が対称形状となるように構成したものであり、
    前記傾斜継手は、前記笠木の長手に直交する方向に沿った接続ピン部材を介して相互に傾動可能に接続した2つの笠木保持部材を備えたものであり、少なくとも前記笠木保持部材の一方に前記笠木の端部を収容した状態で当該笠木に接続する収容接続部を有し、かつ前記接続ピン部材が前記笠木の手摺り部に対応する高さ位置に設けられ、
    一方の端部に前記コーナー継手を接続した笠木の他方の端部に、前記収容接続部を介して接続した前記傾斜継手を備えることを特徴とする笠木の連結装置。
  2. 前記傾斜継手は、前記2つの笠木保持部材にそれぞれ前記収容接続部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の笠木の連結装置。
  3. 前記笠木は、両端面が開口した中空状を成すものであり、
    前記コーナー継手は、2本の笠木を90°の交差角度となるように連結するものであり、前記笠木を接続する部分のそれぞれに前記笠木の端面から中空部分に挿入可能となる挿入支持部を有したことを特徴とする請求項1に記載の笠木の連結装置。
  4. 前記コーナー継手は、前記挿入支持部の周囲となる部位に前記笠木の端部を収容する収容凹部を有したことを特徴とする請求項3に記載の笠木の連結装置。
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